2007年04月28日

ちょっとだけ石田様 at 乾杯式

2007年4月27日(金)第235回神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会の後、
横浜みなとみらいホール 1階席ホワイエにおいて、楽員と定期会員による 乾杯式が行われました。
時間は21:40~22:00の20分間だけ。演奏会のアンコールが終わり、ステージが完全に捌けたのは21:30に近かったですから、かなり忙しいセレモニーでした。


二へドンは、これ、昨年は逃げました。だって恥ずかしいですもの。
今年は二へドンの追っかけ振りが さらにパワーアップしているから、楽員や事務局の人達と顔を合わせるのは、非常な苦痛となるのですが、でも どんな様子だったか、皆さんも知りたいでしょ?
コンサートのレポをブログに書く人は多いですが、乾杯式の件を書く人は ほとんど居なかったと
思うので、二へドン 乾杯式のレポを書く為に、1週間前から 勇気を振り絞っておりましたのよ。

演奏会が終わったら、左の方から視線を感じたので、二へドンもそちらの方に視線を向けると、
昨年の夏に、神奈川フィルがらみの 仕事で知り合ったK氏と 目が合いました。
彼も神奈川フィルの定期会員である事は知っていました。が、昨年、二へドンの仕事の不手際で
K氏に怒鳴られた事があったので、プライベートで特に自分から話し掛け様とは思わなかった相手
です。
今日は違います! 今日は、乾杯式で1人俯いてモジモジなんかしていたくないので、溺れる者は
藁をも掴む!! 帰ろうとしている人混みを 掻き分け掻き分け、ようやっとK氏の所まで辿り着き
ました。
「 あ~、Kさん! お久し振りです。ご無沙汰してました!! お元気ですか?」
にこやかに K氏に話し掛ける二へドン。 下心のある女は怖いね~!!ちょっと雑談をして、
「 これから、乾杯式行かれます? 私、知っている人もいないし、どうしようかと思っていたんですけ   ど、Kさんが行かれるなら、私もKさんに くっついて行こう!! 」
掴んだ獲物は離さないぞ~!!
二へドンの作戦は大成功!! 楽員や事務局の人達が、二へドンの前をどんどん通過して行きますが、いつもなら 汚らわしいストーカーでも見る様な視線を投げかけてくるのに、今日はあのK氏の
連れだという認識だから、視線が痛くない!! K氏と神奈川フィルとはお付き合いが長いらしく、
彼はスタッフ全員( 楽員+事務局員 )の顔と名前が一致するらしい。皆が私達の前を通過する
度に、K氏との間で挨拶が交わされる。その横でニコニコしている二へドン。
あ、こりゃ、いいわ。 持つべき物は、パーティ会場で間が持てる相手ですね!
今年もさらに人脈を広げる様に頑張ろう!! 皆様も、自分を怒鳴りつけて来た様な人でも、大事に
した方が良いですよ~。 どこで役に立つか、分からない!!

セレモニーは、いきなり始まりました。理事長、事務局長の挨拶の後、各自テーブルの上の飲み物を
手に取って乾杯!! 飲み物とは言っても、アルコールは缶ビールのミニサイズに、缶チュウハイだけ。後はペットボトルのお茶とトロピカーナのジュースです。
4月に神奈川フィルの音楽監督に就任したシュナイトさんも挨拶を強要(!)されますが、手を振って
「何で私が!」みたいに辞退するシュナイトさん。日本人っぽ過ぎですけど、シュナイトさん!
数人に背中を押され、腕を取られて、正面まで拉致(!)されるシュナイトさん。簡単なドイツ語の
挨拶。 事務局長曰く「今日は通訳の方がいませんので、私がまとめて言わせていただくと、
『ワタシハ ハマッコ!』」 これは、神奈川フィルの定期演奏会のプログラム「そのりて」に、
シュナイトさんの「新シーズンにむけて」という直筆のメッセージが載っているのです。
その中に 「 Watashiwa HAMA-KO 」 という 決め台詞があります。 今日のスピーチの中
でも、シュナイトさんの肉声で、「 ワタシハ ハマッコ 」 を披露してくれました。

現田っちょの挨拶の後、石田様にバトンが振られようとしたが、石田様がいない! 「 今、メイク中
ですので。」 という事務局長のフォローで、現田氏の指名でホルンの大橋晃一氏が挨拶。
彼は、5月5日(土)のみなとみらいホールでの神奈川フィルの「 こどもの日コンサート 」 の編曲を
担当しているそうです。 まだ石田様が現れないので、またもや現田っちょの指名で、フルートの山田
恵美子嬢が挨拶。 ギャラリーの反応の無さに、 「 あら、ご存知無い? 神奈川では、ちょっと
知られているんですけれど・・・・。 老体に鞭打って、頑張ります! 」
二へドンの背後からは、「恵美子ちゃんが老体だったら、私達はどうなるの?」の声が。
ハハ、年齢の話はお互い無しと いう事で・・・・・。

やっとの事で、石田様登場! 二へドンの前を通ってくれちゃって、全くもう!! この二へドンの
ポジション、とてもいいから、来年もここをキープしよう!! 大半の出演者が私服に着替えていたのに、石田様だけ まだ燕尾。 一度脱いだのを、また着て来たのかしら? だとすると、今日の私服は
かなり過激なのか!? み、見たいな~。 見たかったなあ~!! 石田様の私服!!
セレモニーに着て来られない私服って一体何? 短パンにタンクトップ!? HG!? およよ・・・。
さて、石田様の挨拶はと言えば、「え~~~~~~~~~~・・・・・。」
クスクスクスクス。 ほらね、やっぱり これだけで 会場から笑いが巻き起こる。
「え~~~~~~~~~~~~~~~。エ~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」
今日は「え~~」を3回引っ張りました。
「 お疲れ様でした! 」 ドハハハハ!! これだけで、会場の人はおなかがよじれています。
「 もう 頑張るしかないですよね。 これからも どうぞ 聞きにいらして 下さい。」
すっごい 短い お言葉でしたが、 二へドンは目がキラキラ星になってしまいました。
だって 「 これからも どうぞ 聞きにいらして下さい。 」って、事は、二へドンが これからも
石田様を追いかけてもいいって、 本人から お許しが出たって事じゃないですか!!
分かりました。 二へドン、これからも、石田様を聞きにいらします。 
またもや 日本語が怪しくなった 意識朦朧状態の二へドンの前を再び石田様が通過!!
良かった。 うううう・・・・・うれし泣き! 石田様と接近遭遇できて、良かった。 来た甲斐があった!!

丁度二へドンの前が通路になっていて、二へドンの後ろが楽員達。正面がシュナイトさん、林隆三さん、三船優子さん。凄すぎる事になっております。林隆三さん、三船優子さんの挨拶もあり、興味深い
エピソードも語られました。まず、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番は、現田っちょは振るのは
初めてだったとか。へえ~。そうなんだ。そして、三船優子さんも、この曲を弾くのは初めてなんだそうです。 へ~。へ~。 協奏曲としては、短いので、滅多に演奏されない曲なんだそうです。
じゃあ、すごいレアな曲を生で聴けて、良かったわ~!!
 林隆三さんは、先週上海に行っており、そこでパスポートを盗まれてしまい、帰国が数日遅れて
しまったそうです。そこで現田っちょがナレーションを録音して、上海に送ったのに、ろくに聞かなかったとか、ぼやいていましたよ。 なのに、本番は見事!! 素人は、練習しても、練習しても、本番で
噛んで当たり前なのに、林さんは、ほとんど噛まなかった。1度ひやりとした部分があったけれど、
完全に噛んだ訳では無く、1歩手前で踏み留まった。 さすが、プロフェッショナル!!

事務局長は、楽員と会員の歓談のひと時を持ちたかったみたいなのですが、現田っちょが早く
帰りたかったのか、いきなり締め。 現田っちょの音頭で三本締め。
いやはや、短い時間でしたが、なごやかな いいセレモニーでございました。

クローク前には、林隆三さんに2つ、三船優子さんに1つ花輪が出ていて、いつもよりも
華やかな会場の雰囲気でした。

とてもとても満足致しましたが、現田っちょも 事務局の人も言っておりましたが、空席が目立った
のよね~。何とかしなければ、と誰もが思ったので、次回からは皆様お誘い合わせの上、どうぞ!
  

Posted by ニヘドン at 15:28Comments(6)

2007年04月28日

4/27 神奈川フィル第235回定期演奏会

日中の天気はスッキリ晴れ渡って洗濯日和だったものの、風がひんやりしていた今日。
2度寝の為、公開練習に行きそびれた二へドンは、今日の定期演奏会の聴き所は 何か、掴めぬまま会場へ。 定期演奏会が土・日は昼間行われていた昨年度までは、開場時間が開演40分前だったのに、今年度は30分前に。 カフェイン中毒の二へドンは、開演前に、ホールでお高いコーヒーを
飲んでから席に着くのを無上の喜びとしている。今日も、混んでいる1階のラウンジを避け、2階の
ラウンジでパシフィコ横浜の夜景を見ながらコーヒーをいただく。

あらあら、「マエストロ現田っちょ」 のプレトークが始まってしまった。
開演30分前開場で忙しないのに、プレトークするんだ。 実は二へドン、カフェイン中毒の割には、
コーヒー1杯飲み干すのに、結構時間がかかってしまう人なんです。5分以内には絶対飲めません。
外まで現田っちょの声は聞こえてくるものの、やはり 洩れてくる声って、内容が摑み難い。
「 ちぇ~、ブログ用にメモ取りたかったなあ・・・・・。 」 意気消沈しながら 席に着いた時には
現田っちょのトークは終わる所であった。 
「 こんな事言うのもどうかと思いますが、今日はアンコールも用意しておりますので・・・。」
おおおおお! お正月以外は、あんまりアンコールに応えてくれない現田っちょにしては、破格の
サービスでは、ありませんか!! やはり、今日が2007年度第1回目の定期演奏会だから?
楽しみ。楽しみ。

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「 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第235回定期演奏会 」

日時 : 2007年4月27日(金)   開場 18:30    開演 19:00
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮 : 現田 茂夫 ( げんだ しげお )
ピアノ : 三船 優子 ( みふね ゆうこ ) 御免なさい。「ふね」は本当は舟に公と書く漢字です。
ナレーション : 林 隆三 ( はやし りゅうぞう )
ソロ・コンサートマスター : 石田 泰尚様 ( いしだ やすなお ) ぽっ!今日も好きです。

演目 : 團 伊玖麿 ( だん いくま ) / 管弦楽のための「夜」 ( 18分 )
     ショスタコーヴィチ / ピアノ協奏曲第2番へ長調 作品102
                   Ⅰ. Allegro Ⅱ. Andante Ⅲ. Allegro ( 19分 )
     ( 休憩 15分 )
     グリーグ / 劇付随音楽 「 ペール・ギュント 」 作品23 ( ハイライト ) ( 58分 )
             ( 構成・台本 : 新井鴎子 )
     アンコール : ショスタコーヴィチ / 馬あぶ より 「 ロマンス 」

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まず第1曲目は、神奈川フィルの桂冠芸術顧問の團伊玖麿氏の「管弦楽のための『夜』」。
この曲は、京都市交響楽団の委嘱で書かれた1982年の曲。アジアの夜をイメージしているはず
なのだが、二へドンがイメージするアジアの夜と随分違った。一口にアジアと言っても、南アジアと
中央アジアでは全然雰囲気違うから、團さんが、どの辺りを想定して作曲したのか、ご存知の方は
教えてちょうだいな。團氏といえば、中央アジアに数ヶ月程滞在して、民族音楽の取材、研究をした
エピソードが有名だから、二へドンは勝手に中央アジアを想像しながら聞いたら、全然イメージ
違っちゃったのよね。二へドンが中国で一番西まで行ったのが、敦煌の手前の酒泉というシルクロード沿いの小さな町。ここのバザールでは、顔は東洋人なのに、瞳の色がブルーやグリーンの不思議な人々に出会えます。東西の接点だなあ、と思いました。町の周囲は砂漠でさ。
二へドンの経験からいくと、アジア(中央~西アジア)の夜は、とにかく静か。人間なんかほとんど住んでいないから、人間が立てる音なんて無くて、星空が立てるチェレスタの様な音のイメージとか、
地球が核から立てる、バリバリっ!という音とか、キーンという宇宙っぽい音。
なのに、なのに、團さんの曲は音がいっぱいで、明るく、賑やかで、これじゃ、昼間の曲だよ。
香港辺りを想定しているのなら、賑やかさは分かるとしても、東南アジア特有の、ねっとりした空気が
感じられなかった。おまけに現田っちょのタクトが早い、早い。前回の4月14日のシュナイトさんの
テンポがまだ頭に残っていたから、現田っちょのスピードには たまげた。だから余計に活動的な
昼間に聞こえたんだよ。 今度はこの曲、まったりのんびりしたテンポで聴き直してみたいです。

この曲は「夜」にこだわらなければ、非常に面白い曲です。それぞれの楽器に面白い事させてるから、管弦楽入門にも使えると思いました。4トップの美しい調べも堪できるし、弦楽器のあらゆる
ボウイングが見られるので、初学者にはいい勉強になるし。もうこれは、石田様が二へドンの勉強の為にわざわざ演奏してくれたのかと思ってしまいましたよ!

次が、ショスタコーヴィチの「 ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 」。
ピアノは、ジルヴェスターコンサートで、クラシックとジャズの2曲を弾きこなして、二へドンを狂喜乱舞させた三船優子お姉たま。4月24日の昼時クラシックで、二へドンを痺れさせた歌手の三橋千鶴お姉たまと同じタイプの豪快姉さんです。二へドン、こういうタイプのお姉たまに弱いの。
優子お姉たまは、ジルヴェスターの時、「 クラシックとジャズは使う筋肉が全然違うから、連続で
弾くのは結構大変でした!」 なんて仰っておりましたが、何の何の。出来映えは完璧でしたよ。

第1楽章は、白石美雪さんは、プログラムノートで「 おもちゃの兵隊が行進しているような印象」と
述べています。確かに、おもちゃ箱をひっくり返した賑やかさと楽しさもあるし、冒頭で二へドンが
感じたのは、カラフルなジェリービーンズ。ショスタコーヴィチが苦手という方が多いのも事実ですが、
現田っちょはショスタコ振らせたら巧いわ。 ショスタコの良い部分だけを、うま~く引き出してくれるの。二へドン、いつも現田っちょの指揮でショスタコを聞いているから、ショスタコが好きって言えるの
かもしれない。こんな、明るくて甘さを感じられるショスタコなら、皆が受け入れられるよね?

優子お姉たまのピアノは、今日も冴えわたっていた。好きだわ!! 彼女のピアノ、いいわ!!
存在感あるし、確かなテクニックに裏打ちされた安定感があるし。ピアニッシモの部分でも、音は弱いのに、音の存在感は、そのまま! スゴイ! 白石美雪さん曰く 「 独奏ピアノのパートもそれ程
演奏は難しくない。」 二へドン、彼女の言葉を鵜呑みにして、じゃ、今度の息子の発表会の曲は
これかな?なんて思いながら聞き始めたら、息子のレベルなんかじゃ太刀打ちできない事が判明。
白石美雪さん、世間の皆がピアノ上手な訳じゃ無いんだから、あんな事書かないで!

二へドンの席は2階のRA席なんですが、二へドンの視線の先には、格好良いピアニスト優子お姉たま、格好良いマエストロ現田っちょ、そして、そして、このお方を忘れてはなりませぬ、超格好良い
ヴァイオリニスト石田泰尚様の3名がいらっしゃるのでありますよ!! この黄金トリオが三つ巴に
なって二へドンの視界に!! なんて素晴らしいのでございましょう!! うっとり。
心の中では、キャーキャー叫んでおりました。
もちろん石田様は1曲目から大爆発されておりましたよ。 凄いわ、石田様。
新年度だから、張り切っているの? 二へドンの為に張り切っているの?どちらにしても、凄いわ。

今日、会場に来られなかった方は、地団駄踏んで悔しがって下さいませ。
今日の神奈川フィル弦楽チームは大変な事になってしまったのだから!! これを見なかったなんて! 数年前はさ、石田様が 取り付かれた様にオーバーアクションで演奏していても、「 ああ、あの人は、いつもあんな感じ。私達とは違うから・・・・・」 みたいな、一線を画すみたいな所も見受けられたのですが、最近富に一体感が増して来て、揺るぎ無い物になってますよね。
今日は、石田様が孫悟空よろしく分身の術を使って、楽員皆に乗移ってしまったかの如しでしたよ。
全員が感情表現派手派手! こんな神奈川フィル見た事無い!!

ヴァイオリン集まって、曲を弾いてみます・・・・・って感じじゃ無いの。全員で1つの大きな楽器を
力を合わせて弾いてますって感じで、彼らの集中力と音に打ち込む力に圧倒されまくり!
「 渾身 」 という言葉が具象化されたステージでしたよ。
いつも興味深く感じるのは、楽員の人達って、ゲスト奏者のソロ演奏の時、皆が身を乗り出して
真剣に耳を傾けているの。 田舎から出て来た人が、生まれて初めてコンサートを聴きましたみたいなノリだから、ちょっと微笑ましい。 自分達の練習に時間を取られて、他のコンサートにあまり行かれないから? この時、石田様が二へドンの方を見て、目が合っちゃったんだけど、いつもだったら咄嗟に目をそらす二へドンが、段々大胆不敵になって、じっと見つめちゃったわよ! きゃう~ん!!

しかし、この協奏曲は短かった! 大好きな優子お姉たまの演奏をもっともっと聞いていたかった!
たった20分の出番って、悲しくない? でも、100%満足できた20分だったので、今日はピアノの
お口直しは要らない。4月6日のロマンティック・コンチェルトは最悪だったけどね。
( まだ読んでない人は過去ログ読んでみて。同じオケで、こうも違うかって、愕然とするよ。)

15分の休憩の後、お次はグリーグの「ペール・ギュント」。この曲は、小・中学校の音楽の名曲鑑賞
の時間に聞く定番の物ですね。「何を今更、ペール・ギュント?」 と思ってしまった方もいると思います。3月26日の青島さんの時にも演奏されました。ところが、ところが、この泥にまみれた様な通俗的なポピュラリティーの曲をですね、神奈川フィルが演奏すると、まああああああ、素晴らしい!!
4月14日の「四季」と同じですよ。 余りの感動で、涙、涙、また涙ですよ。
子供達が聞く、「ペール・ギュント」は、あれは偽物ですね。神奈川フィルの「ペール・ギュント」が
本物なんですよ。だから、今日、演奏を聞かなかった人は、まだ本物の「ペール・ギュント」を知らない
という事になりますね。 いやあ、良いものを聴かせて頂きました。
特に、林 隆三さんのナレーションは良かったですよ。二へドン、絵本の読み聞かせをやっているから、音楽&ナレーションは本当に勉強になりました。図書ボランティアの人達も聞きにくれば良かった
のに! 良いチャンスを 又逃したわよ!!

林さんの「読み」は、ナレーションと言うよりは、演劇。最初から派手な身振り手振りで、絶叫調。
ハバネロ・スタイルに近かった。中央図書館司書達が身を引きそうなヤツね。 ( 笑 )
最初、声がマイクにしっかり入ってなくて、聞き取り難かった事と、声色を変えてないから、ペールの
台詞なのか、母親の台詞なのか、分かり難かった所があるが、気持ちの入れ方は、さすがプロ!
もうお客さん達、演劇の世界に引きずり込まれていたもの。後半の30分なんて、客席は身じろぎも
しないで、固唾を呑むという感じ。2階のRA席は、1階席のお客の様子を観察できちゃうから、
間違いございません!

曲と曲の合間に、ナレーションが入る事が多いのですが、石田様のソロ演奏をバックに、ナレーション
が入る所があって、もう痺れちゃいますよ!! いいなあ~。二へドンも石田様の生演奏をバックに
本読みをしてみたいよ。 緊張で心臓止まっちゃうかもしれないけど。

アンコールは、ショスタコーヴィチの「馬あぶ」から「ロマンス」。この曲はよくフィギュアスケートに
使われるので、クラシックファンでなくても、絶対どこかで聞いているはず。弦楽チームの演奏でしたが、石田様以外の人は全員、延々とピチカートでしたから、要するに石田様のソロ演奏だったのですね。甘~い!! ああん、もう 石田~リンったら、二へドンを喜ばせようと、あの手この手で、もう!
今日は全曲、石田様のソロ・パートがあり、それだけでも大満足なのに、アンコールでトドメをさして
くれて、どうもありがとうございました。

ペール・ギュントの時、客席から嗚咽が聞こえてきてビックリしたよ。やっぱり泣けるよね。
泣けるよ。神奈川フィルは、皆がよく知っている曲で泣かせに来るから、用心した方がいいよ。
不意打ちを喰らっても良い様に、いつでも吸水性の高いタオルハンカチを用意しておくべきだね。
涙腺の弱い人は、バスタオル持って来るべきだね。コンサート終了後、「万葉の湯」に入れば
バスタオルをダブルで活用できるって訳よ。
終演後、二へドンの席の近くのおば様達が大興奮!
「 良かったわ~!石田さん!! もう惚れ直しちゃったわ! 」 本当です。誰でもそう思います。
今日は、石田様のお披露目デーでしたね。

この後、楽員と定期会員の乾杯会があるのですが、その模様は後日アップしますので、
また読んでね! オヤスミナサイませ~!! 石田~リンも、ぐっすり寝ているかしら?  

Posted by ニヘドン at 03:17Comments(2)コンサート

2007年04月27日

ピーナッツコロちゃん

ダイエット! ダイエット! と叫び続けて、幾星霜。
目新しい食品を見ると、ついつい手を出してしまう二へドンのジャンク・フード・レビュー!!

その1. 「 大阪末広 スナック SUEHIRO ピーナッツコロちゃん

      購入先不明。我が家には、よく、誰が何の目的で持ち込んだのか よく分からない食品が
      転がっている。 ストーカーまがいの追っかけを阻止しようと企む地下組織 「 石田様を
      ピュアに保つ全国連合」 とか、「 クラシックコンサートで涎を垂らす女を追放する良き音楽
      ファン評議会」 とかから、二へドンを亡き者にしようと毒入り菓子がエサとして置かれた物
      かもしれませんが! とりあえず、据え膳はいただく主義の二へドンは、見たら食う。

      てな訳で 「 ピーナッツコロちゃん 」 いただきます。
      A6サイズの袋に、上部が黄色。それも 可愛らしい黄色ではなく、安いカレーライス屋の
      看板によく使われる様な、マスタード系の黄色。文字は茶色。「 コロ 」 の文字だけ赤!
      袋だけ見ていると、ALWAYS 3丁目の夕日の世界にタイムスリップしてしまいそう。

      肝心の中身は、1センチ角のミニあられ。最初の1口2口は ガッカリ。だって期待した
      ピーナッツの味が ほとんどしないんだもん。そのせいか、「 後もうちょっと食べてみよう
      かな?」 「 もう少しでピーナッツに邂逅できるかも?」 ・・・・・・ カッパえびせんの様に
      やめられない、止まらない状態。 二へドン1人で1袋完食!!
      ダイエットの敵ですな。

      これは、大阪市生野区の株式会社末広製菓の商品です。袋に印刷されているPRでは、
      「 大阪末広のコロちゃんは最高級の原料(小麦粉)と純良油を使用し弊社独特の製法に
        より製造された風味豊かなスナックです。お子様からお年寄りに至るまで、広く御愛食         いただいております。大阪末広のコロちゃんとご指名の上、お買い上げ下さい。」

      指名料は要るのでしょうか? あのパッケージの色は、カレー味のスナックに使って欲しか       ったですよ。

その2. 「 キットカット抹茶みるく 」

      ご存知! ネスレのキットカット。 今頃食べちゃ、遅い? 二へドン、居留地の山手の深窓
      の暮らしをしているものですから、なかなか下々の文化が伝わって来ないのよね。ほほ。

      アルミの袋を破ると、ホワイトチョコの白と黄緑色がマーブル状になっていて、まあ、爽やか
      な色味。お菓子って、毒々しい色味の物が多いから、この爽やかさは、秀逸!!
      抹茶の味もちゃんとして、OKじゃないですか!!
      ただ 1つ残念なのは、二へドンはホワイトチョコの風味が あまり好きでは無いので、
      ホワイトチョコの安っぽい香りが鼻に抜けるのが・・・・・・・。
      「 お濃い茶 」 バージョンなんてのに、期待したいですね。

その3. 「 KIRIN LEMON BLACK レモンジンジャー 」
      バックさんのブログで、ちょっと話題になった BLACKに やっと挑戦!!
      二へドンは Dr.Pepper とか ルートビア なんか大好きな人なので、これには
      大いに期待しちゃったのですが・・・・・・・・・ BU-BUUUUUUUU!! Boooooh !!
      Lemon &ginger refresh with sparkling unforgettable flavor と書かれて
      いるのは、大嘘ですな。
     
      まず、レモンの味も ジンジャーの味も全くしません。 無果汁なんだから、合成香料で
      何とかなるだろう!! スパークリングもしていません。 炭酸弱いんだから!!
      忘れられない風味というのは、事実。 こんな 味が成立していない物を よく商品として
      大きいメーカーが出すよね。 腹立たしい、憤りを感じる、「 金返せ! 」という事で、
      確かに、忘れられない一品です。
      「 パイレーツ オブ カリビアン ワールド・エンド 」 とタイ・アップしているなんて、
      信じられない!! 全然味にパンチが無いじゃん。
      石田様の演奏の様に、ガツン! と来るものが無きゃ駄目よ!!
      ジャック・スパロウの顔に惹かれて買っちゃ駄目よ!!
      こんなのに お金を出すなら、まだ マクドナルドの¥100.-コーヒーの方がマシ。
      二へドン、消費者センターに苦情を持ち込もうと思った位、がっかりしました。

もう、食料品は、二へドンを喜ばせてはくれないのか・・・・・。 石田様でなければ駄目か・・・・・。
ダイエットしろと 言う事か・・・・・・・・・。
        

Posted by ニヘドン at 14:27Comments(2)グルメ

2007年04月27日

リバーシブルのデザイン

2007年4月26日(木) フラワーアレンジメント

リバーシブルのデザイン - 花を両面から見るデザイン。2枚の写真がありますが、1つの作品を
                   表から撮ったものと、裏から撮ったものです。




製作 : 二へドン
鏡に写して楽しむ事もできます。
足元には、1/2 にカットした ハランを 2つ折りにし、器に詰めてあります。
真横から見た時に、表と裏の花の高さが 揃う様に生けるのがポイントです。

花材 : ハラン、ガーべラ、ミニバラ、スターチス、スカピオサ。

色のコンビネーションを、ありきたりにならない様に、常套でない組み合わせにしてみました。
  

Posted by ニヘドン at 00:28Comments(5)フラワーアレンジ

2007年04月25日

期待大!! THE 5 BROWNS コンサート

すっごく 面白そうな コンサートのお知らせがあるので、アップします!!

「 THE 5 BROWNS ~ ザ・ファイヴ・ブラウンズ 
  5台 PIANO ( スタインウェイ ) の スペクタクル・コンサート 」

彼らの名前にピンと来ない方も、アメリカに兄弟5人全員ジュリアード音楽院に進学したという
エピソードを聞いた事があると 思います。 二へドンも昨年、何気にTVをつけて、彼らの紹介を
見た事があります。確か、親は音楽家でも何でもなくて、お金持ちでもなくて、5人の子供を
ジュリアードに進学させるのに、どの様に経済的に工面したかとか、そんな話をしていたと思います。
その時には、彼らがこんなに早く日本ツアーを実現させると思わなかったから、真剣に番組を見て
いなかった! お母さんは、典型的な おデブなアメリカの母さんって感じだったし。
彼らの日本ツアーの前に、もう1度詳しい子育てのドキュメントを2時間スペシャルかなんかで
やって欲しいよ。兄弟5人がジュリアードって、スゴイよね。兄弟が3人以上いる家庭ならよく分かる
と思うけれど、兄弟と言っても、それぞれ個性が違うから、同じ道に進む確率は極めて低いよね?
奇跡だね。この奇跡を生む土壌が、アメリカって国には あるんだよね。 
日本ではあり得ない? いやいや、石田様の存在は十分奇跡ではありますが・・・・・・。
5人全員、ジュリアード行くとなると、家にピアノは1人1台ずつあったの?
1台のピアノを5人で順番に使うとなると、1人の練習時間は短くなっちゃうよね?
気になって眠れなくなっちゃうから、誰か詳しく教えて~!!

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日時 : 2007年9月14日(金)   開場 18:20   開演 19:00
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : 全席指定 ¥5,000.-
      ( どの席から観ても、スペクタクル! どの席を選びますか? )とチラシに書いてある。 
      「 The 5 Audience 」スペシャルチケット = チケットを5枚まとめて購入すると1割引!
      Y席 ( 学生、65才以上、障碍のある方) 各席種50%割引。 5月20日発売開始。
一般発売日 : 2007年5月26日( 土 )

出演 : ブラウン家の5人姉弟ピアニスト
      ( デザレー、デオンドラ、グレゴリー、メロディー、ライアン )
演目 : 演奏順不同。
      ピアノ・ソロ  リーバーマン / ゴルゴイユ Op。29より Ⅲアレグロ・モデラート、
                          Ⅳプレスト・フェローチェ
               ヒナステラ / アルゼンチン舞曲集 Op.2 Ⅰ老羊飼いの踊り、Ⅱ愛嬌娘
                        の踊り、 Ⅲ手管のある牧夫の踊り
               サン=サーンス / 「 白鳥 」
               ケルニス / スーパースター・エチュード 第1番
               リスト / ハンガリー狂詩曲 第6番
      ピアノ・デュオ  レクオーナ / アンダルシア組曲より「マラゲーニャ」
                 ラヴェル / スペイン狂詩曲より 「祭り」
               ルトスワフスキー / パガニーニの主題による変奏曲
      ピアノ・トリオ ドビュッシー / 「月の光」
      ピアノ・クインテット  ガーシュウィン / ラプソディー・イン・ブルー
                    ラフマニノフ / パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏曲
               ヴォーン=ウィリアムズ / 「富める人とラザロ」幻想曲
               ストラヴィンスキー / 火の鳥 ( 1911年版より )

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どうです? 演目もユニークでしょ?
二へドン、行きたくて、ムズムズしています。

お問い合わせ・チケット取り扱い

横浜みなとみらいホールチケットセンター  ℡ 045-682-2000
( クイーンズスクエア横浜1階奥 )     電話予約 10:00~18:00/ 窓口 10:00~19:00

チケットぴあ     0570-02-9990  http://pia.jp/t
e+ (イープラス) http://eplus.jp/
ローソンチケット   0570-000-407  

Posted by ニヘドン at 14:25Comments(16)チケット販売

2007年04月25日

4/24 第70回 昼時クラシック

月に1回の「昼時クラシック」とオ「ルガン1ドルコンサート」は、よっぽどの用事が無い限り、行く事に
している。15:00からの仕事の前に短くても、コンサートが楽しめるのは、幸せである。
この様な企画の無い地域に住んでいる方の事を考えたら、行くのが、もう、義務でしょう!!

行く事を義務にしている二へドンは、演目なんぞお構い無し。今日、出演が二期会マイスタージンガー
である事を、当日券を買ってから知りました。 
( およよ。器楽演奏の方が良かったかも・・・。)

昼時クラシックの良い所は、今まで知らなかった演奏家の演奏を、¥800.-~¥1,000.-の
チケットで、お試し視聴ができる事ですね。 評論家とか、薀蓄オヤジの言う事を鵜呑みにしたくない
二へドンとしては、自分で体感できる機会は、多ければ多い程、嬉しいのでございます。


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「第70回 昼時クラシック 」  1回目

日時 : 2007年4月24日(火)  開場 11:30    開演 12:10
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : 全席指定 ¥800.-
出演 : 二期会マイスタージンガー
      ソプラノ    浅野 美帆子 ( あさの みほこ )
               田上 知穂  ( たがみ ちほ )
      メゾ・ソプラノ 三橋 千鶴 ( みつはし ちずる )
               長谷川 忍 ( はせがわ しのぶ )
      テノール    岡本 泰寛 ( おかもと やすひろ )
               高田 正人 ( たかだ まさと )
      バリトン    松本 宰二 ( まつもと さいじ )
               浅井 隆仁 ( あさい たかひと )

      ピアノ伴奏  山田 武彦 ( やまだ たけひこ )

演目 : フニクリフニクラ / デンツァ
      浜辺の歌 / 成田為三
      おお、スザンナ / フォスター
      「キャッツ」より『 メモリー 』 / ロイド・ウェーバー
ソーラン節 / 北海道民謡
      ねむの木の子守唄 / 山本正美
      ボルガの舟歌 / ロシア民謡
      待ちぼうけ / 山田耕筰
      アメージング / 賛美歌
      島歌 / 宮本和史

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8人のメンバーがステージに登場。 女性4人は、それぞれの色のドレスを身にまとい、黒一色の
オーケストラを見慣れた目には、まあ、艶やか 艶やか!! 今は昼の真っ最中のはずだが、
みなとみらいホールの中はキャバレーよろしく、夜のクラブの華やかな世界に・・・・・。
男性陣は燕尾であるが、今、ひっそりと流行中のバトラー( 執事 ) カフェの給仕の様に見えて 
しまう。ホステスとバトラー達に お出迎えされて、二へドンは何だか いい気分に・・・・。
( さっき、「 器楽演奏の方が・・・」と思った事実は消去、消去! )

そう言えば 昔、息子が通っていたヤマハ音楽教室のクリスマスコンサートが関内ホールで行われた
時、入り口から階段に至るまで、先生方がドレスアップ&ディープ・メイキャップで、ずらりと並んで
生徒達をお迎えしてくれて、 「 うわわわああああ、まるで、キャバレー『 赤いバラ 』 みたいだ~」
と 思ってしまった事があります。
私が大昔、銀座でOLをしていた時ね、近くに 「 キャバレー白いバラ 」 があったのよ。
「 あなたの郷里の子を呼んでやって下さい 」 って看板を毎日見ていたんだなあ。
思わず、郷里の先生を呼んじゃおうかと思いましたよ。

マイスタージンガーの女性達は、皆、美人揃い。身長まで揃えたのではないかと思う位、揃ってました。 最近の声楽家は、美しくなったよね。昔はね・・・・・・・・・ いろいろあったのよね・・・・・・・。
因みに二へドンは高校の頃、コーラス部に1年だけ所属していて、担当の先生が声楽家って振れ込
みだったんだけど、生徒達は陰で、「豚まん」って呼んでいた。

25年程前、生まれて初めて見たオペラが、ソ連のモスクワのボリショイ劇場で、「ウェルテル」だったの。 ゲーテの「若きウェルテルの悩み」が原作のヤツね。当時、外国人の自由旅行は制限されていたから、演目も好きなのは選べず、ソ連国営旅行社インツーリストに指定された物を、大人しく見なければならなかったの。で、日本を出発する前に、演目は知らされていました。ロシア語での
上演だと言うので、ロシア語はチンプンカンプンの二へドンは、予習にゲーテの原作を読んで行きました。 いよいよロマンチックな雪のモスクワの大劇場で、生まれて初めての二へドンの人生に刻まれる
はずのオペラを見ます!!
最初、ヘナヘナした男が出て来て、コーラス部の顧問の先生「 豚まん 」を3人束ねた様な巨デブ女
が出て来て歌っているの。二へドンが予習した原作では、若きウェルテルが、人妻に恋し、自分の恋が適わぬと知るとピストル自殺をすると言う、まあ、韓流ドラマの方が見る価値あるという様なストーリーです。人妻のシャルロッテは、人気者なんです。それ程、魅力ある人妻なんでしょうが、舞台に出て
来ないんです。おっかしいなあ・・・・。もう幕が上がってから30分以上は経っているのに、なんで
肝心のシャルロッテが出て来ないんだろうなあ?
舞台の上では、豚まん3束が歌い続けています。 もういい加減、二へドンが痺れを切らした時、
へナへナ男が、豚まん3束の足元に座り込み、歌い始めました。
「 ・・・・・・・・・シャルロッテ!・・・・・・・・・・・シャルロッテ!・・・・・・・・・・・」   !!!!!!!
お、お前の正体は、シャルロッテか? 妖怪でも怪獣でも無く、人気の人妻のシャルロッテのつもり
なのか? おおおお・・・・・・・恐ろしい事です。 俳優だったら、原作の雰囲気に近いタイプの人が
選ばれるよね!? おおおおおお・・・・・オペラは、声さえ美しければ、容姿不問なんだね。
オペラ初体験の二へドンは、余りのオペラの現実に、愕然としてしまいました。

そして、二へドンは怒りを禁じ得ませんでした。当時、ソ連の社会主義体制の下で、ソ連市民の経済
は逼迫し、配給切符を貰えても、店に商品が無かったのです。どこもかしこも商品を入手する為の
行列が出来ていたのです。「 あの豚まん3束が引退すれば、あの巨デブ3人分のドレスの布で、
一体どれだけの市民の服が作れると思っているんだ!? 」
オペラは、美しい人に美しい声で歌ってもらいたいと 思い込んでいた二へドンに取って、このオペラ
初体験は、かなりトラウマになりました。 だって普通のデブじゃないんですもん!!
あまりの事に、作曲者はマスネだったとか、フランス・オペラのくせに、妙にワーグナーっぽいとか、
そんな事は もうぶっ飛んでしまいました。

脱線が長くなってしまいましたが、こんなオペラ原体験を持っている二へドンの目から見ると、
マイスタージンガーのお姉様達の美しい事、美しい事・・・・・・・。

1曲目の「フ二クリフニクラ」は、テノール高田のソロで美しく始まり、8人のアンサンブルで感動の
盛り上がりでした。今まで、この歌は、ヒョウキンな歌だというイメージがあったんですが、8人で
「 歌い上げる 」 と、こんな感動を呼ぶ1曲に仕上がるのだと知りました。
ただね、今日の演奏全体に言えるのだけれど、日本語で歌うのはやめてほしい。何か変。
二へドンは原語主義だから。言葉には言霊が宿っているのだから、翻訳しちゃうと、原作の言霊が
死んじゃうの!! 外国語が分からない人にも、声で内容を伝えるのが、歌手の仕事だと思うよ。
安易に日本語って考えないで欲しいな。

それに対し「 浜辺の歌 」 は最初から日本語で作られているから、全然問題ありませんでした。
キャッツの「メモリー」 は、田上知穂嬢のソロでしたが、う~ん・・・・ミュージカルの歌い方に耳が
馴染んでしまっているので、微妙~!! きれいに歌うよりは、いかにメッセージを聴衆に伝えるかと
いう歌だと思うので、まあ、厳しい様ですが、二へドンは気に入らなかった。

「 ソーラン節 」 もね、民謡は民謡の歌い方があるので、それを踏襲して欲しかった。
基本的に民謡は、労働の辛さ、苦しさを忘れる為に歌われたものが 多いじゃないですか。
黒人霊歌もね。 だから、そういう 魂の叫びみたいな物があった方が、聞き手は単純に感動できるのですが・・・・・・。「 こういう風に歌いなさい。」と先生に教えられて歌っているみたいで、労働から出た
歌い方じゃなかった。
石田様もヴァイオリンで、ソーラン節を弾いた事があるのですが、石田様のスゴイ所は、その曲の
あるべき姿をきちんとヴァイオリンの音で表現してしまう所なんですね。石田様が、上っつらだけの
演奏をしている所なんて聴いた事が無い。

途中で、自己紹介兼一言メッセージ。お題は「 春 」。
田上嬢は、京都へ夜行バスで¥3,900.-で行き、京都タワーの地下の銭湯が朝7時から開いて
いるので、そこで疲れを取ったという話を披露してくれました。あんなきれいなソプラノ歌手が夜行バス
で、朝から銭湯!? もしかしたら、銭湯で、あなたの隣に入っている人は、歌手かもしれない?
二へドンかもしれない、トド体型だったら。
浅野嬢は、ずっと伸ばしていた髪を短く切った。理由を今日発表しますが、14:30からの回でね、
と肩すかしを喰らいました。

三橋千鶴嬢が、二へドンの大変気に入りました。長い黒髪がセクシーで、めちゃ存在感有り。
自己紹介の後、アンサンブルで 「ねむの木の子守歌 」 「 ボルガの舟歌 」 「 待ちぼうけ 」 と次々に歌い、
次に 三橋嬢が ソロで 「 アメージング 」 を歌うのです。
この歌がジャズっぽくて、痺れました!! 聴かせてくれますわ!!
「 お姉様! 」 と目がハートになってしまいましたわ。 
( 本当は、二へドンの方が年上なんでしょうが、「 お姉様 」 でいいわよね。 )

最後に「 島歌 」で盛り上がっちゃいました!! 美しい!!

すごく楽しめました。予想以上です。メンバーの実力はピカいちですし、立ち位置や演出もセンスあるし、大人の鑑賞に耐えられるアンサンブルグループです。
全員しゃべりも上手いし。 コミカルな演技も上手いし。
次回、彼らの公演があったら、迷わずに行く事をお勧めします。

二へドンのお姉様、三橋嬢は、春に長野に住んでいる友人宅に泊まったそうです。彼女は東京生まれ
の東京育ちで、友人宅の庭につくしが生えているのに、ビックリしたそうです。つくしを取って料理して
食べたそうです。長野の人は、ペンペン草も食べるそうですね。

皆、よく喋るので、少し時間が無くなって来てしまい、男性陣の自己紹介は後に回されました。
男性陣の中で二へドンが気に入ったのが、テノール・高田。なかなか美男でございます。
彼の話が興味深くて、深夜のTVショッピングを何度も見ている内に、その気になって、
「 ロデオボーイ 」 を購入したそうです。ただ乗っているのは退屈なので、乗りながら楽譜を見て
暗譜したそうです。1週間経っても、体重は変わらず、2週間経っても、変わらず、とうとう友達に売ったそうです。 体重は変わらなかったけれども、揺れながら楽譜を見ていたので目が悪くなった
そうです。

この話を受けて、バリトン・浅井が、「 僕もロデオ・ボーイを買った 」って言うの。 え~!!
TVショッピングを見ていて、「ああいうのって誰が買うのだろう」って思った事あるけれど、声楽家が
買っているんだ!!ロデオ・ボーイは、意外と場所を取るし、効果が無かったので、友人に売った
と、どこかで聞いた様な話。

最後に特筆すべき事。ピアノ伴奏の山田武彦氏です。 声楽家のお供をして幾星霜という感じ。
伴奏の鑑!! イントロ部分でバーン!と自己主張して、歌が始まると邪魔をしないように抑えて。
音を自在にコントロールできる優秀な伴奏者です。音に艶と張りがあるの。
「 アメージング 」 の時は、三橋お姉様のジャジーな歌い方に合わせて、伴奏もジャズピアノに
なってたし。偉い!! 何よりも、楽しそうに弾いているのが良かったです。
自己紹介の時も、コメントは「 眠い 」の一言だけでしたが、それをピアノで表現すると言って、
童謡「春が来た」を弾き始め、あれあれと思う間も無く、「子守唄」になっていました。
本当にピアノが好きな人なんだなあ。

40分という短いステージでしたが、プロフェッショナル達の心意気を堪能できて、大満足でした。



    

Posted by ニヘドン at 03:02Comments(7)コンサート

2007年04月23日

「かなっくホールで、みんなで歌おう! 2007」参加者

二へドンも参加する下記の企画に ご一緒にいかがですか?

「 夏休みに、かなっくホールで、みんなで歌おう! 2007 」

ワークショップ : 2007年7月14日(土) 10:00~12:00   かなっくホール音楽ルーム
            2007年7月21日(土) 10:00~12:00   かなっくホール音楽ルーム
            2007年7月28日(土) 10:00~12:00   ~ ” ~  ( リハーサル )
発表会      : 2007年7月29日(日) 2回発表予定     かなっくホール

参加費      : 無料

会場       : 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール
            ( JR 東神奈川駅、 京急 仲木戸駅から 連絡橋徒歩1分 ) 

講師       : 講師 塚田けい子先生 ( 声楽家 )
応募対象    : 小学生高学年以上の方。 
            ( 昨年は9歳~82歳までの参加有り )
応募方法    : 募集チラシ裏面の申し込み必要事項に記入の上、
            かなっくホールに直接持参 or FAX or 郵送
応募開始    : 2007年4月1日 ( 日 ) から。 定員30名になったら終了とさせて頂きます。

お問い合わせ・応募先 : 横浜市神奈川区民文化センター「 かなっくホール 」
                 〒 221-0044 横浜市神奈川区東神奈川1-10-1
                 ℡ 045-440-1211    Fax 045-440-1139
                 URL  htp://www.kanack-hall.jp/index.html

かなっくホールよりメッセージ : 合唱経験が無い方も、ステージで歌えるチャンス!
                     今年も夏休みに家族で参加できる、合唱ワークショップを開催
                     します。 ( 全3回 )。 良い発声の仕方や、良い表情の作り方 
                     などを体験しながら、みんなで楽しく歌いましょう。締めくくりは
                     7月29日(日)の かなっくホール祭りでの、ステージ発表です。
                     もちろん、お一人からのご参加もOK。ぜひお気軽にどうぞ!

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もちろん神奈川区民でなくてもOKです。
二へドンと、佐藤隆介が参加予定。ワークショップに参加しない方も、29日に遊びに来て下さい!

余談になりますが、この かなっくホールで、昨年二へドンは珍事を引き起こしてしまったのです!
昨年、かなっくホールで神奈川区民ミュージカルが行われ、佐藤隆介君が出演するので、見に
来ました。 連絡橋と繋がるフロアにトイレが2つあるのですが、どちらも身体障碍者・オストメイト対応
になっています。 二へドンがいつも使う方は、「 閉 」 のボタンを押すと、自動ロックされる物なんですよ。で、ある日、いつもの方が使用中だったので、別の方に入ったら、用を足している最中に
ドアがスルスル・・・・と開いて、爺様が立ちはだかったのです。
二へドンはあられも無い姿で必死でドアを手で閉めようとしました。
「 何で開けるのよ!! 」 二へドンは絶叫しました。
「 お前が鍵を閉めなかったんだろう! 」 爺様は逆ギレして 怒鳴りました。
必死で「 閉 」 ボタンを押して ドアを閉めた後、二へドンは暫し だだっ広い障碍者対応トイレの
個室の中で、放心状態。 こんな情けない思いを、人生の中でするなんて・・・。
石田様にだって見せた事の無い、あんな恥ずかしい姿を・・・・・・・・。 他所の爺様に・・・・・・。

受付のお姉さんに、「 トイレが外から開けられちゃうんだけど! 」 と訴えに行きました。
お姉さんは、困った様な顔をして、「 ミュージカルにいらした方でしたら、どうぞホール内のトイレを
ご使用下さい。」 と言い、問題の現場を見に行ってくれました。

後で、このトイレ珍事の一件を佐藤隆介君に披露すると、
「 馬鹿だな。自動ロックの方と、手動ロックの方と2つのトイレがあるんだよ。オレなんか、そんなの
  前から知ってたし・・・・! 」
う・・・・嘘! じ、じゃあ、ただ単に二へドンが 馬鹿丸出しに、お尻丸出しだっただけ?
もう、石田様の所にお嫁に行けない・・・・・?

もう1つ余談ですが、杉田劇場が入っているビルの2階のトイレの1室だけ、内鍵が 緩いんです。
で、和式なんですけど、二へドンが気持ち良く用をたしていたら、二へドンの背後で小さな悲鳴が
上がったので、振り向くと、個室のドアが開いていたんです。音も無く開くなんて、失礼なドアです。
今、そのトイレには、「 鍵はしっかり掛けましょう 」 という張り紙があります。
恐らく、二へドンが原因なんでしょう。 
横浜市内の公共施設に出没する露出狂の女って、もしかして、・・・・二・・・・・・ヘド・・・・・・・ン・・・?

皆さん、トイレの鍵にご用心ですわよ!!

                     
   

Posted by ニヘドン at 14:23Comments(4)合唱・歌

2007年04月23日

クァルテット・スピリタス コンサートのお知らせ

この お知らせは、サックスを習いたいと言っていた 「 ぴぃきち 」 さんの為に アップします。

「 サクソフォン四重奏の新世紀
          Quartet SPIRITUS クァルテット・スピリタス 」

日時 : 2007年7月20日 (金)  19:00 開演 
会場 : 津田ホール ( JR千駄ヶ谷駅前 ・ 都営大江戸線 国立競技場駅 A4出口 )
料金 : 一般 ¥4,000.- 全席指定   学生 ¥2,000.- ( 学生券のみ当日座席指定 )

プログラム : モーツァルト / オペラ 「 フィガロの結婚 」 序曲
          J・リヴィエ  / グラーヴェとプレスト
          A・デザンクロ / サクソフォン四重奏曲
          C・ロバ    / ルフレ
         中島ノブユキ / フラグメンツ#1-ショパンの旋律が変容する 〔委嘱初演〕  他。
お問い合わせ : 津田ホール ℡ 03-3402-1851
チケット取り扱い : 津田ホール ℡ 03-3402-1851 Fax 03-3402-7901
                      〒151-0053 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
                      e-mail ticket@tsudahall.c               インターネット・チケットオーダーフォーム http://tsudahall.com/ticket/ticketorder.htm

        ・ ミリオンコンサート協会    ℡ 03-3501-5638
         ・ チケットぴあ           ℡ 0570-02-9990
         ・ チケットぴあPコード専用ダイヤル ℡ 0570-02-9966 
                             ( Pコード 256-146 )
         ・ CNプレイガイド         ℡ 0570-08-9990
         ・ 東京文化会館チケットサービス  ℡ 03-5815-5452


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ぴぃきちさん。

どう? 最近は旅行ばかりして、全然コンサートには行ってないでしょ?
このグループは、昨年12月に わざわざ東京まで聴きに行って、すごく良かったの。
重そうな楽器からは 考えられない軽くて 柔らかい 音を出すグループです。
二へドンは結構、アマチュア・バンドも細めにチェックを入れているんだけど、中・高校生の
ブラバンを何度か聞いた後に、このグループを聞くと、「 え?嘘でしょう!!」と絶叫したくなる
素晴らしさです。 メンバーがサラブレッド達なので、ブラバンと比較する所が既に不敬罪ですが。

12月だったから、クリスマス関係の曲が多く、「 ホワイト・クリスマス 」 と ルロイ・アンダーソン
の「 そりすべり 」 が良かったの。 これに影響されて、その後 ピアノで 「 そりすべり 」 をやって、二へドンが 大コケにコケたのよね。

4人のメンバーがユニークなのよ。
松原孝政 ( まつばら たかまさ ) 言わずと知れた、トリオ・リベルタで、二へドンの心の恋人・
                        石田泰尚様と組んでいる。
波多江史朗 ( はたえ しろう )   9年間フランスに住んでいたムッシュ。
松井宏幸 ( まつい ひろゆき )  埼玉栄高校出身だから、私達と同郷の人かも?
東 涼太 ( ひがし りょうた )   家族全員が東京芸術大学を出ている。
                       佐藤隆介君が3月3日の「はまみっくす」 で共演した
                       トロンボーンの今込 治氏は、この東氏と「チャンチキトルネエ
                       ド」で、組んでいる。 佐藤君と微妙な遠い関係。

ぴぃきちさん。 良かったら、チケットを2枚買って、二へドンをご招待してくれても、全然OKよ!!
二へドンは もう 石田様で手いっぱいだから。  

Posted by ニヘドン at 02:26Comments(1)チケット販売

2007年04月22日

ヴァイオリンの友

4月20日のトリオ・リベルタの演奏会で、石田様の弾く 「 サマータイム 」 に 身も心も
とろかされてしまった 二へドンは、翌日 DREAM OF HARMONY の練習が西公会堂だったので、近くの ヤマハで、 「 サマータイム 」 のヴァイオリン譜を 探す。

いいのを発見しました!!

「 今日からヴァイオリン  ~ 入門から中級まで ~ 」 著・演奏 村川千尋
レパートリー曲の模範演奏・カラオケのCD付きで ¥2,300.-は悪くない!
発行元は、 株式会社ヤマハミュージックメディアです。

1冊の本に、10曲のレパートリー曲の譜が掲載されています。
アメイジング・グレイス / バッハのメヌエット / イエスタデイ・ワンス・モア / ロンドンデリー・エア
主よ、人の望みの喜びよ / サマー・タイム / 星に願いを / イパネマの娘 / エトピリカ /
愛のあいさつ

そして、この本が初心者に対して秀逸なのは、40ページに渡る レクチャーのページが充実
しているのです。 教室に通っていても、レッスン時間は実技で めいっぱいで、付属的な知識って
個人的に本でも読まなければ 駄目ですよね? それが、タメ語で、( ! ) 分かり易く書かれて
いるの。 ヴァイオリンの歴史、楽器の構え方、チューニング、基本のポジション 等等。
かゆい所に手の届く内容ですので、ヴァイオリン初心者の家庭に ぜひ1冊は常備しておきたい
本です。

もっと前に読んでおけば良かった~!! と後悔したのが、「 上手なヴァイオリンの買い方 」の
ページ。 どのヴァイオリンを買うか迷ったら、ぜひ この本を参考にして欲しい。
一部を引用すると、 「 ヴァイオリンの値段が高くなればなるほど 『 より良い音 』 の存在確率は
高くなりますが、 値段の高いヴァイオリンの中に 『 悪い音 』 もあれば、 安いヴァイオリンの中に 『 より良い音 』もまた存在します。 」

安いヴァイオリンを買ってしまった二へドンとしては、自分の「泰次郎君」が、安くても、「 より良い音」
だと信じ込むしか無い!! 二へドンのテクニックで、安いヴァイオリンを弾きこなしてみせる!!
あ、はずみで スゴイ事を 口走ってしまった!!
だって、この間のレッスンで、「 だいぶ左手が安定してきましたね。」 て先生から褒められちまったんだも~ん。 この事を息子に言ったら、 「 へ~、それが自慢? 」 と冷たいお言葉。 しょぼ・・・。

ついでに、オンキョウ バイオリン ピース 「 四季より『夏』 / ヴィヴァルディ 」 を買いました。
まだまだ 二へドンには弾けないけれど、 いつか弾く事になるであろう日に備えて CDを聴きながら
譜読みして 予習しておくわ。春、夏、秋、冬全部買うと、¥4,000.-かかっちゃうから、
この間の石田様のソロで煌めいていた 「 夏 」を 取り敢えずね!
石田様て、全然 「 夏男 」 って感じじゃないけど、たまたま今月は石田様の演奏で二へドンの
心にビリビリ来ちゃったのが、 四季の「夏」と、「 サマー・タイム」。 夏つながりなのよね。

これから、サマー・タイム練習します!!
アートホールの噴水の前で、気だるく ヴァイオリンで 「 サマー・タイム 」 を弾いている女が
いたら、それが 二へドンだから! 石なんか投げないでね!!
できたら、「 石田様 」 を投げてくれる? キャッチしたら 2度と離さないから!!

《本日のおまけ》
今、息子が二へドンの隣で 任天堂DSで 「動物の森」をプレイしている。
「 イシダイを 釣り上げた! 」 「 え?石田様??????」 違いましたね・・・・・・・。  

Posted by ニヘドン at 02:22Comments(6)ヴァイオリンレッスン

2007年04月21日

トリオ・リベルタ 盛岡コンサートのご案内

「 1000円コンサート Vol.2 
  ト リ オ ・ リ ベ ル タ   コ ン サ ー ト 」


日時 : 2007年9月12日(水)  開場 18:30   開演 19:00  終演予定 21:00
会場 : 盛岡市民文化ホール 大ホール ( 収容人員 1510席 )
      盛岡市盛岡駅西通2丁目9-1 マリオス内 
      ( 盛岡駅 西口自由通路経由 徒歩3分 ) 
      電話 : 019-621-5100
料金 : ¥1,000.- 全席指定
チケット発売日 : 2007年6月14日(木)
演目 : ピアソラ / リベルタンゴ、 ブエノスアイレスの冬、 アディオス・ノニーノ、
      成田 勤 / グレンミラー・ファンタジー
      ガーシュウィン / ラプソディー・イン・ブルー     他。

****************************************

リベルタのチケットが¥1,000.-!!!
でも横浜からの交通費が!!!!!!!!!!!!!! 絶叫!!!!!!!  

Posted by ニヘドン at 14:21Comments(10)チケット販売

2007年04月21日

4/20 トリオ・リベルタ・コンサート

トリオ・リベルタ コンサート ~ 魅惑のピアソラ & ガーシュウィン

日時 : 2007年4月20日(金)     開場 18:30   開演 19:00
会場 : 横浜栄区民文化センター リリスホール
出演 : トリオ・リベルタ
      ( 中岡太志 - ピアノ / 石田泰尚様 - ヴァイオリン / 松原孝政 - サックス )
料金 : ¥3,500.- 全席指定    
      ¥3,000.- 栄区民、18歳以下、60歳以上、障碍者

リリスホールでの石田様関係のコンサートは 2006年5月19日(金)のコンサート(伴奏は中岡氏)
以来2回目です。 2008年2月11日(金)には、トリオBeeの演奏会も決まっているので、年に1回
は リリスホールで、というのが定着しそうですね。 地元横浜でのコンサートは大歓迎ですが、
ホールの座席数が少ないので、チケット発売日に用事があると、ちと苦しいぞ・・・・・。
2006年の演奏会は、リリスホールの「 クラシックに夢中 」 というシリーズの1つでしたが、
今期のシリーズは 「 Neo Classic Crisis ( ネオ クラシック クライシス )」と言うシリーズ
です。 チラシには、こう書かれています。
 「 クラッシクの演奏家たちは、クラシックの枠にとらわれず、果敢に新しいチャレンジを続けています。新時代のクラシックのために格闘するアーティストが その過程で生み出す、ジャンルにとらわれない、今しか聴けない優れた旬の演奏・華麗な跳躍を紹介していきます。 」
ちょっと、ちょっと、これ!! まるで石田様だけの為に書かれた様な文章では ないですか!!
「 今しか聴けない 」 っていう殺し文句に 二へドン悩殺されました!
では、これから、音楽界の歴史の1ページに立ち会いましょう!!

第1部

成田 勤 ( なりた つとむ ) /  グレンミラー・ファンタジー
G・ガーシュウィン / サマータイム オペラ 「 ポーギーとべス 」 より
              リアルト・リップルズ ( ラグ )
              3つの前奏曲 ( ハイフェッツ編 )
              ラプソディー・イン・ブルー ( 成田 勤 編 )

休 憩 ( 1 5 分 )

第2部

A.ピアソラ / アディオス・ノニーノ
          ブエノスアイレスの春
          悪魔のロマンス
          鮫
          孤独
          ストリート・タンゴ
          リベルタンゴ

アンコール / 1. ミロンガ・ピカレスク ( A.ピアソラ )
         2. ミケランジェロ ( A.ピアソラ )
         3. サマータイム ( G.ガーシュウィン )

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リリスホールに行く為、JR 京浜東北線に乗っていた。今宵のコンサートの事を思うと、窓ガラスに
写る自分の顔が ニヤついていて、かなり怪しい。 あー、胸がドキドキしてきた!!
つい 1週間前の土曜日に、石田様の「四季」にノックアウトされたばかりだと言うのに、何だか
随分長い事 石田様に会っていない気がする。
リベルタは2月5日の湘南信金ニューイヤーコンサート以来、10週間振りか。この間に、Beeを
4回聴いてしまったので、リベルタも かなり久し振りの様な気がする。

佐藤隆介君をスケートリンクに送って行ってからリリスに行ったので、到着したのは開演15分前!
純正石田様ファンとしては、やってはいけない事をしてしまった!
開場前にドアの前に並んで、「指定席だから、別に並ばなくても・・・・」 と係りの人をビビらせるのが
純正石田様ファンのあるべき姿でしょう!!

本日の二へドンのお席は C列の 14番!前2列は敬遠しました。下から見上げる席だと、譜面台で
石田様の一部が隠れてしまう事があるから。 お陰で石田様の全てを 舐める様に拝見させて
頂きました!!

19:00。 なかなかメンバーが出て来ない。 いつもの様に 二へドンの 「 石田様に何が何でも
今すぐ会いたい症候群 」 が悪化。 イライラが 身体中を支配する。 この イライラは、
カルシウムを摂取しても、石田様に会えない限り 消せない症状なのである。
5分待つ。 会場の明りが やっと落ちる。 舞台袖から 石田様の調弦の音が聞こえて来る。
ホッとした。

松原さん、石田様、中岡さんの順に登場!! 3人とも白いシャツに黒いズボン。
松原さんと中岡さんは オフホワイトのシンプルなシャツ。 中岡さんのシャツは襟がシャープな
印象で とっても おしゃれ。 石田~リンはと 言えば、パールホワイトの ひらひらフリルがついた
王子様スタイル! 

今日はちょっと プログラムに変更があり、1部の最後の予定だった 「 グレンミラー・ファンタジー」
が、第1曲目。 誰もが1度は聞いた事のある、「茶色の小瓶」などがメドレーになっている。
はあ~。 こういう事はよくあるから、覚悟しておくべきだったのに、馬鹿な二へドンは 余りにも
無防備に聴き始めてしまったので、もうノックアウト! 1曲目から ガツン!と来るのは、石田様なら
当たり前と思ってないと・・・・・・。
心構えが なっていなかった二へドンは、「 石田様脳症 」 を起こし、加速度的に妄想モードに
ギア・イン! 松原さんのサックスが格段に進歩しているの!! 巧い! 甘い! ムーディー!
今回のコンサートのキーワードは 「 ムーディー 」 に 決まり!!

本当に凄いの!! 「 音色 」 とは 良く言ったもので、本当に音から色が出ているの!!
Bee3大協奏曲でも チェロの 石川さんの充実振りに底無しの成長を感じたものですが、今日は
松原さんに 痺れてしまいました!! どっちのトリオも、年少組の成長著しいですね~!!
お互いが、お互いに刺激を与え合って、切磋琢磨しているんでしょうね。 素晴らしい!!

1曲目から、あまりの ムードに、二へドンと石田様のチークタイムが始まっちゃったんだから!
石田様の身体の向きと、二へドンの身体の向きが きれいに平行だったから、気分はチークダンス
だよね。 見詰め合う目と目。はあ~。 ( いや、二へドンが がん飛ばしてた訳ではありませんよ)
絡み合う指と指。はあ~。 ( いや、二へドンが、指つめろと 脅していた訳ではありませんよ。)
寄せ合う頬と頬。 いや~ん。二へドン生まれ変わったら石田様のヴァイオリンの 「あごあて」 に
なりた~い!! 毎日、密着。 ひ~、ひ~、考えただけで ひきつけそうです!!
二へドンと石田様の愛のチークタイムを松原さんのサックスと中岡さんのピアノが嫌がおうにも盛り上げてくれる。 中岡さんのピアノも進化している。 中岡さんのピアノは以前から 「爽やか系」
でしたが、それだけではない、ピアノから匂い立つ様な魅力を、身体全体で表現する様になりましたね。 

肝心の石田様のヴァイオリンの演奏はと言うと、もうパーフェクト!! 今日の石田様のヴァイオリン
は、いつもと同じ Enrico Politi 君でありますが、演奏中はヴァイオリンでは無く、フィドルと
化しておりました。 曲に合わせて、きちんと弾き分ける事ができる石田様は、さすがカリスマと
言われるだけの事はある。 地震には、縦揺れと横揺れがありますが、今日の石田様は横揺れに
スイングしておりました。 ( おいおい、地震に例えないだろう、普通。 笑 )

1部・2部通して、石田様が弾く事を とても楽しみにしている事が彼の身体全体から、ひしひしと
感じられました。 すごく 嬉しそう。 りべルタの活動が とても性に合っているのでしょうね。

2曲目は「 サマータイム 」。 まだたった2曲目なのに、聴衆のほとんどはノックアウトされ、
ロシアの劇場占拠事件の時の様に、石田様ファンの乙女たちの倒れた身体が、累々と山になった、
そんな状況でした。 あの会場で、まだ正気を保っていた人がいるなんて、信じられない。
「 大人のムード」 満点の演奏でしたよ。 今日のコンサートに来られなかった方々には、申し訳
無いけれど、石田様と聴衆は、美空ひばり張りの真っ赤な太陽に焼かれ、爛れた関係になって
しまったのですよ。 もう、後戻りは出来ない! 大人だけに許された愛のひと時ですね。
会場には、小学生も ちらほら見受けられましたが、彼らはこの曲をどの様に聴いたのか、インタビューしてみたいですね。
石田様が 思いっきり熱く甘く 弾くんだもの。 石田様の二へドンへの愛が他の人にばれてしまうのではないかと、冷や冷やしましたよ! ダーリン、貴方の気持ちは良く分かったわ。
有難く受け取らせて頂きます。
もう この2曲だけで、来た甲斐があったと言うものです。

この後、中岡さんの短いMCがありました。 「 クラシック奏者としてのアプローチ 」 を聞いて
欲しいとの事。 次は中岡さんのピアノ・ソロで 「 リアルト・リップルズ」。 
中岡さんは、「さらり」と 弾くタイプですが、最近富に味が出て来て、いい感じ。
ピアノに向かう姿勢が誠実なのも 二へドンが彼を好きな所。 決して冒険はしないけれども、
いいピアニストですよね。 二へドンは中岡さんのソロ・リサイタルを聞いた事が無いので、もっともっと
中岡さんのソロを聞いていたかったけれども、この曲は短か過ぎでした。

お次は中岡さんと、石田様の2人で 「 3つの前奏曲 」。オリジナルはピアノの独奏曲なのですが、
ピアノとヴァイオリン用に編曲したものです。
二へドンはこの曲は初めてでしたが、3曲まとめて、石田様の魅力を満喫できます。
定番曲にして欲しいと思いました。
第1番のジャズ・フィーリングの曲は、石田様の透明な音を堪能出来ます。
第2番のブルース調の曲は、和音を奏でる石田様のテクニックに注目です。鍵盤楽器と違って、
弦楽器は和音を出しにくいのよ。違う弦を2本、3本同時に弾くって聞いただけで、何だかすごそうでしょう? 上級者は4本同時に弾く事もあるって・・・・。 はあ? 二へドンに取っては未知の世界ですな。 その難しい和音を、石田様は全然ぶれずに弾き続ける。 和音だって気がつかない人もいたのでは? あまりのテクニックに ため息です。
第3番は、ラテン風。これに やられちゃった方も多いでしょう? カッコ良い!カッコ良い!

そして、お次が松原さんも交えて「 ラプソディー・イン・ブルー 」。プログラムには、こう書いてある。
「 世界で最も小さな管弦楽団による『 ラプソディー・イン・ブルー 』 が今ここに。」
正に、その通り。 たった3人で、オーケストラに負けない 厚みのある音の世界を構築している。
特筆すべきは、この曲に限らず、全般に言えるのですが、石田様と松原さんの音がピッタリ合って
いるの。 あの息の合い方は、尋常ではないでしょう。 2人は一線を越えてしまったのでは!?と
勘繰りたくなる程の合い方です。 前からこんなに、ピッタリだったっけ?

19:59に第1部終了。ううん、短か過ぎる!! まだ足らない!!
心の中で贅沢な要求をしつつ、二へドンは座席から立つ事が出来ない。あまりの素晴らしさに、
1秒でも ここにこのままこうして 余韻に浸っていたい。

二へドンの後ろの席のオヤジの声が聞こえて来た。 「 上手だね~。」
( !! )
二へドン、これを聞いて、雷に打たれた様になりました。 そうだよ! 石田様はヴァイオリンが上手
なんだよ!!!! どんな美辞麗句を連ねても、言い尽くされない思いが、このオヤジ様の朴訥な
一言に凝縮されていると思いました。「 ヴァイオリンが上手 」 ! 
こんな当たり前の言葉が、追っかけている間、一度も思いつかなかったのには、悔やまれます。
知識をヒケラかす様な、薀蓄垂れるオヤジより、「 上手だね~。 」 と単純明快に言った方が、
よっぽど、石田様の演奏を理解していると思いました。
このオヤジ様は、心から石田様の演奏を楽しんでくれたと確信します。
休憩の間中、二へドンは椅子から立ち上がる事が出来ずに、「 上手だね~。 」 「 上手だね~。」
「 上手だね~。 」 この一言を反芻しておりました。

いよいよ第2部。 今度は3人とも上下黒。 中岡さんは左胸に花の刺繍があるゴージャス系。
石田様は光沢のあるブラウス。 松原さんは相変わらずシンプル・イズ・ベスト系。
第2部は照明も凝っていました。ステージ全体が赤く染まり、スポットライトを浴びた中岡さんの
ピアノのソロ・パートが始まります。 壁の上部には、中岡さんのピアノを弾く手元が ぼんやり
映し出されて、凝った演出に感動! 側で立っている石田様はどう見てもヤクザチックなんですが。
若頭に張り付いているチンピラ2号みたいな。 ( 笑 )。 中岡さんに当たっているライトの一部が
石田様の眼鏡に反射して、凄みが増した様に見えるチンピラ2号君。 ( 爆 )
ああ、そうそう、第2部最初の曲は、「 アディオス・ノニーノ 」。 
この3人の演奏は、いつも安定しているので、安心して曲の世界に没入できますね。

曲が終わると中岡さんのMC。その間、ライトの色は青色に。
リベルタ結成6年目である事、躍る為のタンゴを聴くタンゴに変えたピアソラの功績などを話しました。
「 前半は真面目に演奏しましたが、後半はぐだぐだな所も僕達の持ち味と思って聴いて下さい。」
だって。 全然ぐだぐだなんかじゃ無いよ。 もうカッコ良いとしか言葉が出て来ないよ。

次の曲は 「 ブエノスアイレスの春 」。 ライトは薄紫色に、花びらの乱舞映し出される。
この曲の見所は、何度も出て来るグリッサンドの所。 「 2つの音の間にある音を全て弾く 」と言う
奏法なんですが、 石田様の場合、余りにもセクシーな指さばきに、見ていると背中が ゾワゾワ
してしまいます。 ここは、聴かないで、目で見て味わってね!

次の 「 悪魔のロマンス 」 の前に、石田様は厭に念入りに調弦をしていました。
中岡さんが 笑いながら 2度程石田様の顔を見ておりました。
二へドンが勝手に台詞にすると、 「 何やってんだよ、なげ~よ~! 」。
曲ごとに変わるライティングに、石田様も1曲ごとにチェック入れてました。石田様が一番興味深く
見ていたのが、中岡さんの手元が映るもの。
二へドンが勝手に台詞にすると、 「 おお! 結構すげえ!」。この曲のライティングは、ブルーの
地に、白い雲とピンクの雲を重ね合わせたデザイン。
この曲は石田様のCDにも収録されているけれども、やっぱり生演奏が最高よ!!
堪能させていただきました。 リベルタもどんどん深みが増しているからね。

ライトでステージが赤く染まり、白い雲が壁面いっぱいに広がると、「 鮫 」 の演奏が始まりました。
石田様の演奏はドンドン白熱してきており、聴衆の婦女子達は、期待以上の感動に、胸をときめかせ
過ぎて、そろそろ胸が苦しくなっていたと思いますよ。 正しく二へドンがその症状でしたもの。

「 鮫 」 が終わった所で、中岡さんが 半強制的に マイクを石田様に持たせる。
待ってました! 石田様のトークタイム!!
「 こんばんは! え~~~~~~~~~。え~~~~~~~~~~。え~~~~~~~。」
やっぱり お決まりのパターンで 笑いを取る石田様。
「 メンバーを紹介します。 」 おお、今日はそう来たか。
弓を持った手を真っ直ぐ松原さんに向けて伸ばし、「サックスの松原・・・・・・・・・・・・孝政。」
やっぱり、ヴァイオリンの弓で中岡さんを指しながら、 「 ピアノの中岡太志。」
最後に 「 石田でございます。」 それだけで、会場から どよめきの様な笑いが・・・・・。

次の演奏曲目「孤独」に因んで、中岡さんが 「 孤独を感じるのは、どんな時? 」 とお題を
振りました。 中岡さん曰く 「 孤独を感じる事は、余り無いなあ。 孤独が好きだし。 飲み会に
誘われなかったら、孤独かな? 」 石田様の答えは、「 オーケストラで コンマスをやる時が
孤独です。指揮者と同じ位。 たまには良い事言うでしょう?」
松原さんの答えは、「 今、考えているけど、思いつかないなあ。あ、僕、楽器たくさん持って来て
いるじゃないですか。 打ち上げの後で、1時間半位かけて、これ持って1人で帰るのが孤独。」
中岡さん曰く 「 ピアソラは、そういう孤独を念頭に置いては、この曲作ってないよね! 」。
中岡さん、ナイス突っ込みです。
中岡さんは、さらに石田様を喋らせ様とします。「 石田さん、雑誌に出たんだって? 皆さん、
読みました? 」 会場から拍手が起こる。 松原さんは読んでいないそうです。
石田様曰く 「 AERAという毎週出ている雑誌なんだけど、え~、今、旬の若手実力の・・・・・・・。」
会場から拍手。 「 それに出ました! 」 そして、 「 孤独 」 の演奏に。
こうして、石田様の熱演を見つめている間は、二へドン孤独なんか全然感じないわ!
幸せしか感じないわ・・・・!

今度は、ブルーの地に白い雲が浮かんで、「 ストリート・タンゴ 」。
ステージが真っ赤になって、 「 リベルタンゴ 」。
二へドンの今日の一押しは、この2曲です。 石田様の熱演に目頭が熱くなりました。
何だってまた、あんなに狂おしい程に情熱的に弾くのかな?
凄過ぎて、凄過ぎて、凄過ぎる。 二へドン、今まで石田様が好きだと思っていたけれど、今日程
石田様を好きだと思った事は無い。 本当に好き。 好きで好きでたまらない。

最後のリベルタンゴの演奏中、後ろの誰かが、息をのむ気配がしたので、「 何だ?」 と思った
のですが、石田様の弓の毛が切れて、バサバサになったのでした。 いつもの事だよね。
アンコールの「 ミロンガ・ピカレスク 」も カッコ良さ全開!! 石田様も弾きたくて弾きたくて
仕方無いという感じ。次の、「 ミケランジェロ 」 も情熱200%。
アンコール3曲目の 「 サマータイム 」 で、二へドンは完全に とろけてしまったのでした。
分かりました。 冒頭でも 言ったけど、石田様の二へドンへの思いは、よ~く分かりました。
大人の愛を、これからも貫いて行きましょうね。
アンコールの最中に 弓の毛はさらに バサバサに・・・・・・。 よくあれで弾き続けられるよね。
アンコールが終了したのが、21:20。 後1~2曲演ってくれても、全然良かったのにね~!!

石田様、本日の演奏会、お疲れ様でした。
エネルギッシュなステージの感動と、二へドンに対する愛を、ありがとうございました!
また来週は定期演奏会ですね。 頑張って下さい!!
チラシに載っていた 「 ラ・クンパルシータ 」 が演奏されなかったのは、残念でしたが、
今度個人的に演奏してくれると言うことで、理解しておきます。
おやすみなさ~い!!
  

Posted by ニヘドン at 04:53Comments(13)コンサート

2007年04月20日

テレビ朝日「ホテリアー」第1話を見た!

以前から楽しみにしていたTV朝日 木曜21:00~ 「 ホテリアー 」 を見た。
丁度仕事が途切れる時間なので、見る事が出来た。 ラッキー!!

でも やっぱり 韓流の 「 濃ゆい 」 ドラマの方が 好きだ。
人間関係のどろどろ感が、日本人がやる事によって 水増しされ過ぎたウィスキーの水割り みたいに 味気無いものに なってしまった。 元のウィスキーに罪は無いのに・・・・。

ドラマ全体が薄っぺらな感じ。 まあ、大抵のドラマは、第1話は こんな感じで、 段々面白くなって
いくか・・・・・・? 上戸彩ちゃんの可愛らしさが救い。 こんなお嬢さんが二へドンのタイプよ。
息子の彼女になって欲しいタイプ。

及川ミッチー王子も なかなか。 でも日本のドラマに有り勝ちな、「 悪役なんだけど、でも心は
優しい人だった 」 みたいな パターンは 嫌だな。 これから どうなるんだか。
ジャッキー・チェンの映画 「 The Myth ~ 神話 」 に出てきた ニコラス・ツェーみたいに、
徹頭徹尾妥協の無い 悪役振りを 発揮してもらいたいものです。

ほんの ちょっぴりの ヨン様の出演シーンに メロメロ。 やっぱり イイわ、 ヨン様!!
何がいいって、目力(めぢから) があるのよ。 目だけで演技できる内面が備わっているのよ。
今回、日本人の俳優達と共演するのを見て、日本人に足らないものが よく分かった。
日本の俳優さん達、どこかで無意識に「エエ格好」 しちゃって、自分を捨て切れてないよ。

後半は、お風呂から上がって来た 中1の息子も一緒に見たのですが、 上戸彩ちゃんが韓国語を
話すのを聞いて、とっても びっくりしていました。 「 韓国語を練習したのかな? 」。
はい、そうですよ~。 芸能人も、馬鹿では出来ない仕事ですよ~。 君も上戸彩ちゃんを見習って
精進したまえ~!! ミッチー王子をさして、「 あの人、何の役?」 と聞くので、「 買収屋 」と
答えたら、 目茶目茶ウケテました。
今日の番組を見終わった息子の感想 「ホテルの人も いろいろ大変だねえ。」 ( 笑 )
TVドラマを 素直に そのまま受け取る君の心が とっても 可愛いよ!!

因みに 二へドンが好きだった TVドラマは ダントツが 昼の連ドラ!!
「 温泉に行こう!」 と 「 真珠婦人 」 は、TV見たさに 外出先から帰宅する程!!
夜ドラは あまり見ないけど、「 のだめカンタービレ 」 は8割方 見たな。 アニメ版は3回しか
見ていない。 「 女王の教室 」 は、息子が夢中になって見ていたので、一緒に見てたかな。

今更ながら、「 ホテリアー 」 なんて、何の事だか、全く知らないという人の為に、あらすじなぞ。
舞台は「東京オーシャンホテル」。従業員約1200人を擁する名門ホテル。 ( でも画面には
20~30人位しか出て来ないんだよ。 笑) 35周年記念パーティをする所から幕が開くが、ホテルは
不況の影響を受け、経営悪化。 社長はパーティ会場で心臓発作で倒れてしまい、入院するものの
力つきて他界。 上戸彩が扮する杏子が、数年前陰謀でホテルを辞めた緒方を韓国まで呼び寄せに
行く。ホテルは買収の危機にも直面。 陰謀と恋愛模様を描く 韓国ドラマのリメイク。
原作は カン・ウンギョン。

ヨン様が出る度に 二へドンが 「 きゃ~! ヨン様! ヨン様! 」 と騒いだので、 息子に
「 ウルサイ! 」 と 怒られてしまいました。 しょぼぼ~ん。
だって 18日に石田様に会えなかったんだもん。 ヨン様とヨリを戻すんだもん!!
でも 20日はトリオ・リベルタのコンサートだから 石田様に会えるんだもん!!

石田泰尚様、あなたが 本命よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! がるるる。  

Posted by ニヘドン at 02:53Comments(6)テレビ / ラジオ

2007年04月19日

Bee 2007年度後期 演奏会予定 速報!

しばらく Beeの演奏会が無い~! とお嘆きの方々へ。

2007年9月以降の Bee の演奏会の予定が決まりました! 
ただし、まだ ほとんどの会場で、料金設定も チケット販売開始日も未定の状態です。
会場に電話をしても、無駄手間になってしまうので、もう少し良い子に待っていましょう。
詳細が分かり次第 この「ドンドン日記」でも アップしていきますので、お楽しみに!!

2007年9月24日 ( 月・祝 ) 15:00~  大阪松原市文化会館   072-336-5755

2007年9月26日 ( 水 )            仙台登米祝祭劇場    0220-22-0111

2007年9月28日 ( 金 )            熊本県立劇場コンサートホール
                                    オフィスムジカ 096-355-7315

2007年9月30日 ( 日 )            愛知県御津町文化会館ハートフルホール
                                              0533-76-3720
             発売日 7月29日 大人¥3,000.-  高校生以下¥1,000.-

2007年10月27日( 土 )          栃木県小山市立文化センター  0285-22-9552

2007年10月28日( 日 )   14:00~   東京オペラシティコンサートホール
                                  チケットスペース 03-3234-9999
           一般発売日 5月27日  S席¥5,000.-  A席¥4,000.-

2008年1月19日 ( 土 )   14:00~   千葉県文化会館     043-222-0201

2008年2月11日 (祝・金)   横浜市栄区民文化センター リリスホール 045-896-2000


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まあ、Beeの皆さん 頑張りますね~。 公演が8本ですか!!
「ドンドン日記」の常連さんなら 10月28日分は既に最優先予約済みだとは思いますが、まだ
お求めでない方の為に 一緒に書いておきました。

さあ、皆さん、追っかけるわよ~!!  

Posted by ニヘドン at 14:19Comments(4)チケット販売

2007年04月19日

DREAM GIRLS ~ おいどんは歌手になるでごわす

悶ぺ。さんに遅れる事3ヶ月、やっとの事で 映画 「 DREAM GIRLS 」を見て来ました。
109シネマズMM21 での上映が今週いっぱいだったので、危機一発でした。
公開から時間が経った映画って、レディーズ・デーでも お客さんガラガラだったり するのですが、
前3列が空いていた他は ほぼ満席状態でした。

良かったよ!! むっちゃ 良かった!! 先週見た「 STEP UP 」とダブルで、もう 最高!!

もう初っ端から ド迫力の歌唱シーン。 2時間以上、息つく暇も無い程 歌、歌、また 歌。
長編の映画は、2~3度は集中力が切れる部分が あるのですが、この DREAM GIRLSに至っては 引き付ける、引き付ける。 
最初、予告編でこの映画の事を知った時、てっきり 歌唱力と容姿に恵まれたディーナのサクセス・
ストーリーだと思ったのです。でも 映画を見たら、主役はエフィでしたね。

ハリウッド映画はネタ切れで、日本映画のリメイクばかり 作っているって言われてるけど、
何の何の! やっぱり アメリカン・ドリームはアメリカ映画でなくちゃ!!
カメラワークも凝っていて芸術的だし、使い古されたストーリーなんだけど、陳腐さが無いから
新鮮に感じる。

“ One Night Only ” は圧巻ですう。。。。。!
映画館を出る時、このメロディが頭の中を渦巻いてました。 先週の石田様の「四季」もまだ
渦巻いているから、二へドンの頭の中は とんでもない事に!!

エフィの9歳の娘役の子役が、余りにも巧いので、参った。 ほとんど台詞が無く、客席から
ステージ上の母親を見つめる顔がアップになるんだけど、顔の表情だけで演技するのって大人の
役者だって難しいと思うのよ。 何で子供が あんな すごい演技するの? 日本の子役の中には
あの演技ができる子は 居ないでしょう。 小学生で既に人生とは何か分かっている様な表情を
見せるのよね。 この映画に興味の無い方も、あの子の表情だけは 見ておいた方がいいよ!

主役達が言い合いをしているシーンで、横っちょから “ Silent Night ” を演奏しているのが
チラッと聞こえてくるの。 これが また そそるのよ。 日本人が普通に歌う「 きよしこの夜 」 では
なくて、ソウルフルな やつ。 二へドン、昨年のクリスマス前に 1回だけ ハバネロクイーンに
誘われて ゴスペルのレッスンを受けたのね。 その時に練習したのが “ Silent Night ” なの。
はまったのよ、ゴスペルに! 二へドンみたいに 素面でテンション高い人には ピッタリなのね。
今でも、時期ハズレだけど、家で、習った “ Silent Night ” 歌っちゃうもん。
もうゴスペルやったら、「 き~よ~し~ こ~のよ~る~ 」 なんて 馬鹿らしくて歌えないよ。
だから、映画の中で 端役の様に 聞こえてきたのに、ぐっと来ました。

クライマックスに、解散コンサートで、メンバーから脱退したエフィも含めて4人で“ One Night Only ” を歌うの。 これで 二へドン号泣よ!! 1人で見に行ってこういう状態になると ヤバイ。
誰もフォローしてくれないんだもん。 韓流映画なら 他の人も大多数が泣くから、二へドンが泣いてもお互い様なんだけど、今日は二へドン たった1人で泣いたので、もうどうする事も出来なかった。
終演後トイレで鏡を見たら、やっぱり顔が真っ赤だった。 むむむむ・・・・・。
石田様コンサートでなくても、こんなになってしまうのか!!

この映画を見て、二へドンはやっぱりアメリカ人の考え方が性に合ってると思った。
彼らは夢を実現させる為に生きているんだよね。 それに対して日本人は、まず安定と安全を求める。
安定した収入が一番優先。 だから簡単に夢を諦めるし、そもそも夢なんか無いと思い込む。
二へドン、イヤだな。 そういうの。 やっぱ 石田様の追っかけを最後まで貫き通そう!
二へドンには、石田様と抜き差しならない、ただならぬ関係になるという大きな夢( 妄想 )があるんだもん!

映画の中で、登場人物達は、売れない事、容姿の事、恋愛の事、と様々な悩みを持つのですが、
「 歌が下手だ 」 と悩んでいる人が1人もいない!! 二へドンの生活をベースに考えるとそれは
あり得ない!! 皆、歌唱力有り過ぎ!!!
二へドンもエフィやディーナみたいに 思いっきり歌いたいでごわす。
そうだ! 二へドンもゴスペルや合唱を本格的にやろうかしら?
「 おいどんは歌手になるでごわす。」
ヴァイオリンを弾きながら 自分で歌います! 踊りも踊ります!!
どこの大道芸人なんでしょうか?

後ね、気に入ったのが、ディーナが “ One Night Only ” を歌う時、バックダンサー達が
むくつけき 男どもなのね。 黒皮のレイザー・ラモンみたいな衣装で大人数で踊るのよ。
それで、普通に見れてしまうのだから、アメリカっていいよね。 同じ事を日本人がやったら、
ま~ず 気持ちが悪いし、「 HG! ハードゲイ! 」 とか言って、笑いを取るのがオチだよね。

ただ1つだけこの映画に注文をつけるとしたら、折角ソウルフルなミュージシャンがたくさん出演して
いるのだから、サックスとかベースの演奏シーンをもっとアップでたくさん映して欲しかった!!

今月は当たりの映画に巡り会えて、嬉しいです。
今日、4月19日(木)21:00~ はTVで 「 ホテリアー 」 を見たいと思っております。
ふふ。 ヨン様とデート!!
  

Posted by ニヘドン at 04:19Comments(3)映画

2007年04月18日

トヨタクラウンクラシックコンサート

え~、誠に恐れ入りますが、二へドンは このコンサートに行きそびれました。
よって、この 記事は、コメントを提供していただいた方の お志によってのみ、存在し得る事になります。 行かれた方の、感動冷め遣らぬ 熱いレポは 勿論、 行かれなかった方の恨みつらみ等、
何でも 結構です。 男性からの 二へドンへの愛の告白も ついでに受け付けちゃいます!

では、どうぞ~!!   ( すごいね~。こんな丸投げブログは初めて見たよ~!)  

Posted by ニヘドン at 19:20Comments(4)コンサート

2007年04月18日

海のトリビア 解答&ミニ解説

さ、4月7日に出題致しました 「 海のトリビア 」 解答とミニ解説でございます。

1. 船が出港する時に行う「紙テープ投げ」の発案者はイギリス人である。
   答えは ×!  1915年サンフランシスコ万博で余った5色テープを船から投げたのは日本     人。それが欧米人に受け、広まった。

 2. 世界最大の客船は横浜ベイブリッジの下を通る事が出来ない。
    答えは○!  ベイブリッジの高さは約50メートル。 それに対し フリーダム・オブ・ザ・シー
    号の高さは63メートル。 因みに同船の全長は399メートル、幅39メートル。
    総トン数158,000t. ( 普通乗用車の8万台分 )

 3. ファンネル(船の煙突)のデザインは会社ごとに違う。
    答えは○!

 4. とんかつソース専用のタンカーがある。
    答えは×!  小豆島から神戸への醤油専用タンカー、北海道から関東への牛乳専用
    タンカーはある。
    
 5. 海にも 「 クワガタ 」 は居る。
    答えは○!  「 ウミクワガタ 」 という生物がいる。 体長6ミリ。 団子虫と同じ仲間で、昆虫    では無い。

 6. 海上保安庁への緊急通報番号は 「 118 」番である。
    答えは○!
    
 7. 日本の太平洋岸に捨てられたゴミは、カナダに流れ着く。
    答えは×!  黒潮に乗ってハワイへ流れ着く。

 8. 英語でも黒潮は、「 KUROSHIO 」 と言う。
    答えは○!  親潮も英語で OYASHIO.

 9. 太平洋は大西洋よりも塩辛い。
    答えは○!
   
10. 体長4mに達しないクジラを 「 イルカ 」 と呼ぶ。
    答えは○!  マッコウクジラ等「 ハクジラ 」 の仲間で、4メートルに達しないクジラを 「 イ    ルカ 」 と呼ぶ。

11. 氷山は海水から出来ている。
    答えは×!  氷山は真水から出来ている。

12. 逆立ちする船がある。
    答えは○!  アメリカの調査船に逆立ちする船がある。

13. 最も深い海は、10,000m以上もある。
    答えは○!  フィリピン沖のマリアナ海溝。有人調査船「 深海 」は6500メートル潜れる。
    無人調査船 「 海溝 」 は10,000メートル潜れる。

14. 地球上の陸地を削り、海に埋めると、丁度全体が海抜0mになる。
    答えは×!  地球上の陸地を削ると、地球全体が水深3,000メートルの海だけになって
    しまう。

15. マグロは時速80kmのスピードで泳ぐ。
    答えは○!

16. 関東地方で一番食べられているのは、「 マグロ 」。二番目は 「 鮭 」 である。
    答えは×!  関東地方で一番食べられているのは、「マグロ」。二番目は「 イカ 」。

17. MS にっぽん丸(帆船ではありません)には翼がある。
    答えは○!  横揺れ防止装置のフィン・スタビライザーの事です。

18. 船にも本籍がある。
    答えは○!  

19. にっぽん丸のお風呂の水は飲める。
    答えは×!  海水から作っている真水なので、飲まない方がベター。

20. LNG (液化天然ガス) の温度は-160℃で タンカーで運ばれている。
    答えは○!   

21. 上海ガニは、ヨーロッパにもいる。
    答えは○!  バラストを捨てる時に、上海蟹の卵が混じっており繁殖。生態系を壊すので、
    今では 広い海域でバラストの水を入れ替える様にしている。

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さあ、結果成績はいかがでしたか?

正解数 : 18~21個の人・・・・・・・・素晴らしい。もう横浜親善大使に応募しなさい。
       10~17個の人・・・・・・・・ちょっとだけ良く出来ました。横浜検定でも受けてみる?
        5~ 9個の人・・・・・・・・ 大人としてはイマイチ。クラシック音楽でも聴いてみる?
        1~ 4個の人・・・・・・・・ 毎日新聞読もうね!! 石田様のコンサート行こうね!
            0個の人・・・・・・・ もう二へドンの奴隷!!

皆さんの結果を正直に申告して下さいね!! もちろんコメント欄に。  

Posted by ニヘドン at 14:18Comments(3)

2007年04月18日

ヴィトウィンさんが楽しめたもの

佐藤隆介君のミュージカル仲間、ヴィトウィンさんから メールが来ました。
そっくり丸ごと、そのまんまここに 載せてしまいます。

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  「とても楽しめましたので」

どうもです。 先日は案内メール出させて頂いてありがとうございました。
今日は「 お芝居好き、楽しい事好き 」 だと思われる方を、独断と偏見で選ばせて頂き  
( 怒られなそうな優しい方を 笑 ) メールしています。

先週の水曜日、知り合いのお芝居を見に行ったら、ものすごーく楽しめるコメディー芝居だったので
( ひいき目を差し引いてもgoo ) ご興味ある方は、是非!
ちと、 いや結構高いのがネックなのですが、 それでも 「 得したな~」 と満足できたので。

テアトルエコー
「 エリック & ノーマン 」 爆笑上演中!

会場は、〒150-0011 東京都渋谷区東3-18-3 の エコー劇場。
4月22日(日)まで やってます。
4月18日(水)・20日(金) 19:00~
4月19日(木)・21日(土)・22日(日)  14:00~

一般 ¥5,000.-  学生 ¥3,000.- です。
ネットショップの販売は終了したそうです。
当日券は開演の1時間前より劇場にて販売してるとの事。枚数に変動がありますので、
エコーチケット 電話 03-5466-3321 までご確認下さい。

連絡くれれば知り合いに聞いてみます。

自分達の芝居「7」 ( 二へドンの過去ログ4月11日「スタジオソルト『本公演』のお知らせ」参照 )も 本格的に創り込みが始まりました。
とても心に残る作品になると思います。後、ホントに役者の力量だけって感じですかね。

楽しんで、いや心が動いてもらえる様に一所懸命やります。
よろしかったら是非!

東享司 こと 奥津 こと 弁太

p.s.
土曜の指定席、結構埋まって来ました。 そこに行っても良いかな?と思ってる方がいらっしゃい
ましたらお早めに連絡もらえると嬉しいです。


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ヴィトウィンさんへ。

4月11日の記事「スタジオソルト『本公演』のお知らせ」 への アクセス数は今日の段階で
48 打です。 微力ですが、お手伝いできれば 嬉しいです。

そこで、チケット即日完売になる秘策を練ってみましたので、ご参考になさって下さい。
秘策その1. 石田泰尚様の生演奏付きの舞台にする。
秘策その2. 来場先着10名様に、石田泰尚様特製大型ポスターをプレゼントする。
秘策その3. 石田泰尚様のコンサートチケットと抱き合わせでチケットを割引価格で販売する。
秘策その4. 石田泰尚様に観劇する様依頼し、「 石田様の隣で一緒に観劇しよう」と宣伝する。
秘策その5. 会場で、石田泰尚様のコンサートチケットの最優先予約を行う。

この 「 ドンドン日記 」 の 1日平均アクセス数は 262.22077 打なんですが、
内訳は ( 二へドンの想像では ) 84.70%が 石田様ファン、10%が二へドンの個人的な
知り合い・友人、 残り5.3% がたまたま何かの検索ワードでヒットして、迷い込んでしまった人々
だと思います。 石田様をからめると、84.70%の石田様ファンが動くはずです。
え? この数字の根拠? ソ・・・・・それは・・・・・・・
「 や・す・な・お 」 を 数字に当てはめたら 「 8・4・7・0 」 だから・・・・・・・・。
あれ? こんなん駄目ですか?

ついでに、この場をお借りして、謝罪をしておきます。
外山啓介ファンの皆様、大地真央ファンの皆様、金聖響ファンの皆様、河村隆一ファンの皆様、
姿月あさとファンの皆様、折角ヒットしたのに、こんなブログで御免なさいませ。
でも よろしかったら、今度は 石田泰尚様のコンサートにも足を運んで下さいね。
石田様のソロ・コンサートはチケット完売の可能性が高いのですが、神奈川フィルの定期演奏会
だったら、当日券あると思うの。多分・・・・・・・。

石田様は いいよ~!!  あ、あれ? 演劇の告知だったのでは・・・・・・?
はははは! これが 「 ドンドン日記 」 だという事をお忘れか?  はははは。  

Posted by ニヘドン at 04:18Comments(0)演劇 / ミュージカル

2007年04月17日

偶然の出会い エピソード集 その1

二へドンは ちっとも 家に居ない。 どうやら 24時間家に滞在していると、死んでしまう体質らしい。
以前は、船舶仲介業の事務所でメッセンジャー・ガールから二へドンの社会人生活をスタートさせた。
丸の内界隈の船会社の事務所に、世界各国からテレックス( 若い子は知らないだろう ) で届いた
情報を編集してコピーした物を 配る仕事だった。 毎日毎日歩いて配るのが仕事だから、丸の内、銀座周辺のタウン情報に俄然詳しくなった。インターネットの無かった時代だから、そんな仕事が存在
し得たんだね。もう今は無いよね?

その後、OLを経て、30歳からやってる仕事と言えば、ツアーコンダクター、 新幹線のグリーン
アテンダント、 青年交流事業のコーディネーターで、「泊まり」 が伴う仕事ばかり。
現在は 「 追っかけ 」 として、コンサートホールを渡り歩いている。 ( 笑 )

現在こそ、子供がいるので、泊まりを伴う仕事は 休止中だが、何しろ 24時間 家に居られない
ので、1日に5つ位予定を入れちゃって、横浜市内を中心に ほっつき歩いている。
外を歩いていると、知っている人に会う。 いろいろな世界に顔をつっ込んでいるので、「 知っている
人 」 の数が半端では無い。
町内会の人、仕事関係の人、追っかけ関係の人、英語の生徒とその親、家主の知人、息子の病院
時代の仲間、幼稚園で一緒だった子供とその親、小学校で一緒だった子供とその親、スポーツセンターのインストラクターと一緒にやってる仲間、フラワーアレンジメントの先生と生徒達、ヴァイオリン教室の先生と生徒達、息子の幼児教室時代の生徒とその親、キャンプで出会った人々、子ども会連合会の人々、まだまだあるが、読者が飽きるので この辺でやめておく。

つまり、家に居られない人が、知人・顔見知りの多い世間に飛び出していくので、知っている人に
出会う確率は妙に高い。 1日平均20人位の人に出会ってしまう。
いつもの顔振れだったり、すごい久し振りだったり、様々ではあるが・・・・。
お互い出会って、「 こんにちは 」と言える場合は どうって事は無い。
しかし、ちょっと嫌なのは、後から 「 見たわよ~! あの時 ○○に いたでしょ~! 」 と
言われてしまう事。 あの時? あの時って、二へドン何をしていた? 見られる事に無防備の時って
かなり自分に自信が無い。困る・・・・・・。まさか石田様を想って 二へラ、二へラしていなかったよね? バスの中で口開けて寝てなかったよね? どこかのホールで石田様のコンサートチラシを
ごっそり持って行こうとしていなかったよね?
メールで 「 見たぞ~ 」 と送信されるのが一番怖い。
そんな訳で 今日は毎日の出会いの中で、びっくりしちまった物を ピックアップしてみます。

episode 1.   「 裸のおやじ 」
二へドンは、朝、顔を洗う時にお風呂の残り湯を使うのが好きである。何しろ夜中の2時とか3時に
入浴するので、朝でも温かさが残っている。 給湯器のお湯は硬くて嫌だ。 皆の不純物が混じって
軟らかくなっている残り湯が好きだ。今朝も朝起きて、いつもの様に残り湯で顔を洗おうとお風呂場
のドアを開けた。すると、視界に、いつもは無い物が入った。
キャァァァァァァァァァァああァァァァァァァァァァアァあ !!!!!!!!!  叫んだ。
裸の男が湯船に入っていた。
あううう、びっくりして心臓が縮まった。 配偶者だった。 滅多に遭遇出来ない天然記念物に、こんな
所で出会ってしまった・・・・・・・・。 何でこんな朝っぱらから風呂に入っているんだよ~。

episode 2.  「 トイレのおやじ 」
息子と一緒に横浜の東急ハンズに買い物に行った。息子がトイレに行きたいと言うので、男子トイレ前で 「 ママはここで待っているから。」 と息子だけ中に入って行った。3秒後、息子が出て来た。
40センチ以上も背が伸びていた。( !! ) 息子と同じ顔をしている配偶者だった。
滅多に遭遇出来ない天然記念物に、こんな所で出会ってしまった・・・・・・・・・・。依りによって同じ
時間に同じ階のトイレに入るとは!!

episode 3.  「 屋台のおやじ 」
毎年山下公園で行われる「 ワールドフェスタ 」に、息子も二へドンも足を運ぶ。あちこちのブースで
買い食いをしていると、台湾のブースで、売り子の若い小姐に話しかけて離れない男がいた。
小姐は明らかに厭そうな素振りを見せている。相手が厭がっているの、分からないかな?ああいう
しつこい男って イヤだな。 男の背後から冷ややかに睨んだら、男が突然振り向いた。( ! )
配偶者だった。 滅多に遭遇出来ない天然記念物に、こんな所で出会ってしまった・・・・・・・・・・。

以上「おやじ」3部作完結。

episode 4.  「 弁当を売る 」
二へドンが東海道新幹線のグリーンアテンダントだった頃、たまにお弁当の車内販売をする事があった。 それは本来ワゴン販売専門のバイトの子がやる仕事だったが、暇な時はグリーン車に乗って
いない芸能人を探したいので、志願しては やっていた。ある車両で、通路側に座っている女性と
目があった。 ( ! ) 二へドンが5年間通ったECC外語学院のクラスメートだった!
この時の再会がきっかけで、彼女が二へドンに青年交流コーディーネーターの仕事をくれる様に
なるのである。

episode 5.  「 コーヒーを売る 」
二へドンが東海道新幹線のグリーンアテンダントだった頃、グリーン個室に おしぼりを持って行く
仕事があった。 グリーン個室を利用する有名人、芸能人は多いので、個室のお客様の顔は必ず
チェックする様にしていた。 太った女性が1人用個室に入って行った。その顔を見て驚いた。
中国・敦煌へ行くツアーで一緒だったお姉様だった。そのツアーで大きなトラブルがあり、その結果、
ツアー客が一致団結して、帰国後も年に1回会う程親しくなったグループの1人だった。おしぼりを持って行くだけでは、久々の再会にふさわしく無いと思い、差し入れのコーヒーを持って行った。
彼女はトレーを持って現れた二へドンを見ると、「 頼んでないよ!」 と言いたげに 手を しっしと
振った。 それを無視して個室に乱入すると、敦煌ツアーで一緒だった旨を伝えた。彼女もびっくり
していた。 彼女は京都の正倉院展を見に行く所だった。

episode.6  「 約束もしないのに 」

息子と母と二へドンで、八景島シーパラダイスに行った。夜もすっかり更け、帰宅の為にシーサイド
ラインに乗った。電車が来たので、ドアから乗り込む。空席があるので、疲れた身体が喜ぶ。
ドサッと椅子に身を投げ出す様に座ると、隣に座っていた女性と目が合った。 ( ! )
母の姉である伯母さんだった。彼女は物凄い方向音痴で、駅で待ち合わせをしても会えたためしが
無い人だった。
 
以上「乗り物」 3部作完結。
後、1本電車が違っていたら、後1両車両が前後していたら、会わなかったかもしれない出会い。
これを 「 偶然 」 の一言で片付けてしまっていいの?
私が一昨年の野外コンサートで石田様に出会ってしまったのも、ただの偶然なんですか?
本当は吉原まりさんの公演を聞きに行く予定だったのよ。当日券があるかどうか電話で確認しよう
電話で確認しようとしているうちに、ぐずぐずして、時間が無くなり、諦めて野外コンサートにしたのよ。

どうせ、出会うなら、裸おやじより、イケメンが良いよね!
世界中のイケメン諸君、待っていなさい。 二へドンが出会いに行ってあげるから!!
かくして、二へドンは今日もせっせと 家を空ける。  

Posted by ニヘドン at 18:44Comments(0)徒然

2007年04月16日

石田様のお陰でヴィヴァルディ三昧

4月14日の石田様のヴィヴァルディ「四季」が あまりにも衝撃的だったので、あれからずっと
メロディが頭の中を グルグル駆け巡っている。 高校生の時に毎日カセットと共に眺めていた
スコアも、多分数度の引越しで存在の有無すら分からない。

全部を暗譜している訳では無いので、もう一度聞いてみたい、確認してみたい部分がある。
たまたま 家に 「 クラシック名曲集 3 バロック音楽をあなたに 」 という CDが転がっていた。
よく駅の構内とかで販売されている 安いCDの類だと 思う。
中に ヴィヴァルディ「四季」の「春 1楽章」 のみ収録されていたので、早速聞いてみた。



反吐が出た。CDにはオーケストラの名前すら記されていない。ひどいもんです。
こんな物が巷に出回っているなんて! こりゃあもう 石田様の演奏CDを、14日のライブ盤を、
リリースしてもらわなければ!!

もっとよく探すと、通信販売のフェリシモの福袋に入っていたCDが 転がり出て来た。
「 New Tradition in Classical Music Collection
volume 1 Morning Suite 」 という タイトルで、ヴィヴァルディの「四季」全曲が入って
いた。 後は、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ 第2楽章、 バッハ 組曲 第2番よりロンドー、
グリーグ ペールギュントより 夜明け 等等、なかなか面白い選曲である。

ただ許せないのは、オーケストラ名が皆無。何故? 二へドンはオケの名前だけでなく、演奏者の
名前だって知りたいのに。映画のタイトルバックなんて、アシスタントクラスのスタッフの名前すら
読めない位の細かい文字で出てくるじゃないですか。 音楽家をなめとるとですか?

演奏はテンポ早すぎ。 自然の移ろいを音で表現しているのだから、四季折々のテンポってものが
あるでしょうよ! 春なのに、速い!!
14日の演奏が二へドンの音楽を聞く時の全ての指標になりそうです。ああ、あの演奏をもう1度聴きたい!!
あの、演奏を超えられるのは、石田様ご本人のみでございます。

CD付属のライナーノーツに、ディディエル・C・ドイッチェ ( Didier C. Deutsch )という人の
解説が載っている。 一体、この、いかにもドイツ人でござ~いと言う名前の方は、どなたなんです?
肩書きや所属が一切記されてない。 評論家なの?学者なの?誰か知っていたら教えて!!
どうも、音楽業界は情報開示をしない世界なんでしょうかね?
二へドン、オーケストラのメンバーの楽器のメーカー名だって、何だって知りたいと思っているのに。

ドイッチェさんの解説に面白い事を発見したの。引用します。
「 ヴィヴァルディは、どちらかと言えば、作曲家としてよりもヴァイオリン奏者として知られていたが
  周囲からは 『 虚栄心が強く、才能を鼻にかけているが、批評される事を嫌い、金に取り付かれた
  』 変人として、いぶかしがられていた様である。 」

は・・・・? 変人はベートーヴェンだけではないんですね。こういう話をしてくれる先生って居なかった
からな。 学校にもピアノ教室にも。 神経病んだり、子沢山だったり、毒殺疑惑があったり、
作曲家も なかなか 大変ですね。 それで、後世の人々までをも感動させる作品を創り上げるのですから、 平凡なサラリーマンとどちらが良いか、悩む所です。

ヴィヴァルディが、その生涯に作曲した曲は、20のオペラ、500の協奏曲、その他膨大な数の
宗教音楽等だそうです。

「 ヴィヴァルディは 『 ピエタ 』 という女子孤児院にヴァイオリン教師として迎え入れられた。
  1723年、同院の理事により 『 職員は、毎月二つの協奏曲を書き、生徒はその曲を演奏すべし」
  との内規が定められた。その結果、ヴィヴァルディは、 早い ~ ゆっくり ~ 早い という
  3楽章の公式を用い、考え得る全ての組み合わせを駆使して、協奏曲を書き上げねばならなかっ  た。 」

あの、有名な「四季」が、ノルマによって 作曲されたなんて、驚きです!!
これからは、仕事の報告書を書かなければならない ノルマがある時に、BGMに使いたいと思います
 。  

Posted by ニヘドン at 23:39Comments(2)

2007年04月16日

石田泰尚様「四季」シュナイト音楽堂シリーズ 続き

4月15日(日)にアップした記事 「 シュナイト音楽堂シリーズ Vol. Ⅵ 」 の続きです。 

「 春 」 の一楽章は、まあ、常識的な演奏でしたね。 いきなり 石田節は出てきませんでしたね。
Bee の メンデルスゾーンの時みたいな 物足らなさも無かったし。
実は 一昨年の湘南DANコンサートの時、石田様と他のメンバーが全員「立ち」で「春」だけ演奏してるのです。 石田様が演奏しながら指揮もするという 変り種でした。
その時の 湘南信金理事長の言葉は、「 夏以降は つまらんから 春だけ。」でした。
これには 二へドン、大いに 反感を持ってしまったのですが・・・・。
この時の演奏も、もちろん 素敵でしたが、ソリスト以外も全員「立ち」というスタイルにびっくりしている
間に、( 何か 音の聞こえ方が いつもと違うという様な 気がしてならなかったのです。)
あっという間に終わってしまったのです。

今日の「春」は、二へドンに取っては、2回目の石田様の演奏だったのですが、やはり、DANコンサートの時と全然違う。 「 春 」 だけ切り取って演奏するのと、 全曲全楽章を弾くのでは、違いますよね。 プロなら当然、曲全体の構成やバランスや、演奏家の聞かせ所や、その他もろもろの要素を
考え抜いて本番に臨むでしょう? 「 つまらんから省略 」 なんて考え方は、演奏家が「 腕にヨリ
をかけて曲を料理する 」 場を 奪ってしまっていると 二へドンは思います。
石田様程の実力の持ち主に対して、失礼千万だと思います!!

なのでなので、今日は二へドンの願い通り、「 四季 」 の全曲演奏です! 冒頭の一楽章が、
全曲の中で、どの様な位置付けになるのか、最後まで聞いてみなければ分かりません!!
1st ヴァイオリンが増長し過ぎ!と思った瞬間がありましたが、すかさずシュナイトさんが、まるでハエでも追う様な仕種で「シッ!」「シッ!」と腕を払いましたならば、何事も無かった様に平然と曲は続いていきました。1つ早くも結論付けた事があります。 
「 石田様のヴァイオリンの音色は、『 美しい 』 『 ピュア 』 『 透明感 』 そんな言葉では
  表現し切れない 別の色彩を帯び始めた、という事です。これは多分他の方々も同意して
  頂けると思うのですが・・・・・。 二へドンの好きなジプシー楽団の様な、哀愁も悲しみも
  ふてぶてしさも 欺瞞すら内包する様々な色彩ですね。 いい事ばかりではなく、でもだからこそ
  人間の感情を映す鏡となって、聴衆に共感される、そんな音色です。
  石田様の内面が、良い意味で複雑に深化して、それを ストレートに演奏で表現しているの
  でしょうね。 」
1楽章で早くも、上記の様な結論に達した二へドンは、もうこれ以上考える必要もないので、
後は、どっぷり 石田様ワールドに身を浸すあるのみ!!

2楽章で、石田様のヴァイオリンの音色の美しさと甘さが「 今なら50%増量キャンペーン! 」に
なり、 3楽章で 二へドンの呼吸が困難になり、余りの演奏の素晴らしさに ぽーっと気絶する
直前の気持ち良さを感じて、頭がフワッと 後ろに倒れる様な 錯覚を覚え、「 春 」 が終わった
時は、 今まで出来なかった呼吸を 一気に吐き出して、ようやく 体内の細胞が酸素の おこぼれに
預かれたのです。 他の人達は、曲間にしきりに咳払いをしたりして、次の「夏」を聞く準備態勢を
整える。 二へドンはと言うと、弱まった肺活量で、ため息を繰り返しながら、潤んで弱まった視力で
ステージ上の石田様を見つめるだけ。 楽譜をめくる石田様。 ヴァイオリンを脇に抱える石田様。
石田様。石田様。石田様。石田様。石田様。石田様。石田様。石田様。何が何でも石田様。石田様。

「 夏 」 。 来た!来た!来た! 来ちゃったんです!!
石田様と弦楽器チームに 火が付いちゃったんです!!
ステージから 渦巻きが ウワーンと立ち昇って来て、客席の人々が抗い様も無く、次々に渦の中に
飲み込まれてしまいました。 その渦巻きは、ゴオオオオ!!と 凄いスピードながらも、
飲み込まれた人々は、ふんわり、気持ちの良さを感じているのです。
もちろん 二へドンも飲み込まれました。
渦の中心は石田様。 飲み込まれながら、らせん状に宙を漂っている人々の中で、一人
まっしぐらに 渦の中心にぶつかりそうに接近した 奴がおりました。
ま、あえて 名前は申しませんが、例の、追っかけの、あ・の・人・ですよ! ふふ。
シュナイトさんの存在が 少し薄くなりましたね。
オケを指揮していたのは、シュナイトさんでしたが、客席をコントロールしていたのは、紛れも無く
石田泰尚様。 あんな風に、演奏家の思うツボにはまってしまった客席って、未だかつて あった
でしょうか?

大興奮のるつぼの内に 「 夏 」 も終了。石田様は額にびっしょり汗をかいている。
シュナイトさんに、「 大丈夫か? 」 みたいに言われ、「ええ。」 と頷く石田様。

「 秋 」 はもう、客席はやられっ放しです。ここで 二へドンの心に触れたのは、ヴィオラの音です。
最近、神奈川フィルを聞くと、たまに この現象が 起こるのです。
ヴィオラ・・・・・・ ぐっと来る。
二へドンと石田様の愛の逢瀬に ぴったりの音を震わせてくれるのですわ。 はあ~。

「 冬 」 ももう、やられっ放しです。
でも、1つ 謝っておかなければなりません。 「 4月12日(木)の石田泰尚様 」 の記事の中で
聴き所は シュナイトさんのチェンバロだと 申し上げましたが、本番では チェンバロの響きが
イマイチでしたね。 アートホールで聴いた時は、もっと心を震わせる 師匠と弟子の愛のデュエット
だったのですよ~!! あれを聴けたのは、アートホールに足を運んだ者のみの特権!?
代わりに、聴き所となったのは、チェロの香り高い音色でしたね。
ヴァイオリンも、チェロもヴィオラも、もちろんコントラバスも、役者揃いでしたねええええええ。
最後のクライマックスの盛り上げ方と言ったら!!!
二へドンが こういう風に演奏して欲しいって 思う通りの演奏をしてくれました!!

演奏後、シュナイトさんが石田様に何か話しかけました。その声は二へドンの席には届かなかった
けれど、妄想的翻訳をすると、
シュナイト氏 「 石田君、君、やったじゃないの!!」
石田様 「 はい。 僕、やっちゃいました。 」
てな 感じでしょう!!
シュナイトさんの顔、真っ赤でしたね。 彼の、この演奏会にかける意気込みが痛い程分かりました。

二へドン、きっかけは何だったか、覚えていないのですが、( 多分音楽の授業の名曲鑑賞? )
高校生の頃、ヴィヴァルディの「四季」に夢中になり、オケ用スコアを買い求め、毎日スコアを眺めながらカセットを聴いていました。 ( ごめんね。当時CDなんて無かった!存在しなかった!)
小学6年でピアノを辞め、以来何の楽器もやっていなかった二へドンが、何で高校の時、
何でヴィヴァルディなのか、何でスコアなのか 分らかないのです。 今から 思えば、
二へドンが 石田様を追っかけ、ヴァイオリンを習う事への 伏線だったのかしら?
そして、石田様の「四季」を聴く 伏線だったのでしょうか?
やっぱり 個人の人生なんて、自分の力で変えられると思うのは錯覚で、本当は決められているのかも。 その決められた方向に流されていくのが、人生なのかもね?
だったら、この先、二へドンの人生に待っている未来は、愛する石田様と、ただならぬ関係になる事?

因みに本日の二へドンのお席は、1階16列の23番でした。
音を聴くには 良い席でした。 石田様の正面から全身見えるし! 
最近、ちょっと 後ろ好きになっている 二へドンでした~!

漫画家で 音楽エッセイストの砂川しげひさ氏の著作に載っていたエピソードだったと思うのですが、
巨匠と呼ばれるあるピアニストが、「 乙女の祈り 」 を弾く仕事を引き受けた。
でも、 「 ふん、何で今更 オレ様が こんな曲を弾かな あかんねん! 」 という態度見え見えの
演奏だったそうです。 砂川氏曰く、「 演奏者のレベルにあった曲というものが存在する」。
砂川氏の言いたい事も分かりますが、石田様の凄いところは、どんな曲でも、
巨匠の様に 驕り高ぶる事をせず、 「 おれが この曲を 格好良く 弾きこなしてみせる! 」
という 意気込みで、結果 本当に カッコイイ~ 演奏になる所ですね。

「 パルティータ 」 の記事で、木管チームではなく、弦楽器チームに1票を投じると書きましたが
これは 木管チームの責任では無く、「 パルティータ 」 の後、僅か15分後に
天下無敵の石田泰尚様率いる弦楽チームをぶつけて来る神奈川フィル事務局の責任だと思います
よ!
もし、ヴィヴァルディ本人が、この石田様の演奏を聴いたなら、彼のコメントは、
「 おひょ! 僕の作った曲って、こんなに 格好良かったっけ? か~な~り、イケテルじゃん!」
だった事でしょう。

さて、皆様は 「四季」の中で、どの季節がお好きですか?
二へドンは 「 夏 」 がお気に入りです。 石田様が弾く事を前提条件にするなら、石田様の格好
良さが際立つ 「 冬 」 でしょうか?
皆様のコメントをお待ちしております。  

Posted by ニヘドン at 03:22Comments(6)コンサート