2008年01月31日

コンサートの後で ~ 出町柳の女 ~ その2

出町柳の女シリーズ大2弾!

2008年01月30日(水) 東京文化会館 木村大君のコンサートの後

木村大君のサイン会がある事は、開演前から告知されていました。
石田様は? 今日は急いで移動ではないから、石田様のサイン会があっても良さそうなのに。
場所が東京の割には、いつもの石田様ファンが少ないぞ~。
会場に姿を現した、いつもの人々も、今日は全体的に席が後ろ。 
多分、木村君のファンクラブが、前の席を押さえちゃったのよね。

「 こんなに、いつものメンバーがいなくて、後ろの席だと、アウェーの様な気分です。」
隣の席の「ルナ汚染性」( すごい名前だ!ちょっとこれが、二へドンのツボに嵌まっています!)が、
ポツリと言いました。
「 アウェー 」という表現は絶妙です。 座布団3枚です。
石田~リンも、「 アウェーな気分 」を感じていたのでしょうか? 演奏中、表情が強張っていた様だったけれど。

諜報員Bが、「石田さんのサイン会は無いんですかってつっついたら、今交渉中ですって言われちゃいました。」
諜報員Bの行動力、恐るべし!
二へドンは取り敢えず、木村大君の ツアーのパンフレット 1,000円也を買いました。
思ったより中身が薄くて、(木村大君のアップのカラー写真がいっぱいなので、大君ラブな方は嬉しいのでしょうが)
二へドンは、ストリングスチームのメンバーのプロフィールが欲しかったんだよな。
ルナ汚染性によれば、「 大君を育てる為の投資です。 」と。

おお! ルナ汚染性は偉いよねえ。 音楽の世界全般の事をいつも視野に置いているよね。 器が違うよなあ。
ああしてくれなかった。 こうしてくれなかった。 って、我が儘ばかり言っている二へドンと、全然レベルが違うよなあ。

結局サイン会は大君だけで行われました。
長い列が大君の登場を今か今かと待っていると、大君が白地に黒い模様のシャツで登場。
開口一番、大きな声で、「 ありがとうございます! 」。
偉い! 岩沼でも飽きる程思ったけれど、大君偉い! 
演奏家に必要なのはファンだって、しっかり分かってる。 
ルナ汚染性の 「 大君を育てる為の投資 」は、充分に報われる事でしょう。
大君が、人間的にも音楽的にも、さらにスケールの大きい演奏家になる事は、ルナ汚染性と二へドンが保証しますよ!!

意外とサクサクと列は進み、二へドンの番になりました。
「 お疲れ様でした! 」 と言って、プログラムを大君の前に置きました。
CDの時よりも、プログラムの面積が大きいので、大君は大きめにサインをしてくれました。
「 あの・・・ストリングスのメンバーが違うと、全然違った感じになりますね。 」と話し掛けてみました。
大君は、ひょいと顔を上げて二へドンの顔を見ると、
「 ああ。 今日のメンバーは演り慣れてるんでね・・・・。 」 と言いました。
へえ~。 太田雅音さんと随分仲良しなんだな・・・とステージからも分かったけれどね。
岩沼では、二へドンが喋り過ぎて、握手してもらうの忘れちゃったのだけれども、今回は大君が手を出してくれたので、
ちゃんと握手をする事が出来ました。 滑らかなスベスベの手でした。
大君の握手パワーで、二へドンのヴァイオリンも上達しますように!
そうだよ! いつか大君のストリングスチームに入れてもらえる様に 頑張ろう!!
「 またぜひ来て下さい! 」 大君の爽やかな( これしか表現出来ないよ! )笑顔に送られて、 ルンルン気分でホールを後にしました。 

その後、ルナ汚染性と、事務局長と二へドンの3人で秘密会議をする事になりました。
本当はグルメ道を追求したかったのですが、上野の繁華街までは、ちょっと歩かなければならないので、文化会館から上野駅へ、横断歩道を渡った所にある2階の食堂へ入る事になりました。
「ぶんか亭」というお店です。 ( 東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅構内 電話 03-3842-5891 )
安い大衆食堂かと思いきや、そばを中心とした、なかなかリーズナブルでイケテルメニューがあります。
事務局長は冷やしぶんかそば ¥950.-
ルナ汚染性は温かいぶんかそば ¥950.-
二へドンはまぐろ丼 ¥900.- を注文。 ここのまぐろ丼、結構良いネタ使ってますよ! 回転寿司でバイトしている女が言うのだから、間違い無い! 盛り付けも見目麗しくされていました。 すごく気に入りました。
これから文化会館でのコンサートの後は、必ずここに来ようっと!

最初、コンサート会場で3人が顔を合わせた時、ちょっとある事情が3人に重くのしかかっていたので、いつもより話もはずまず、
沈んだ感じだったのですが、秘密会議で3人とも、はっちゃけた! はっちゃけた!
もう、いいよ。 ダ~リン、許す! 許しちゃいますよ! もう何でもOK!! 
所詮、最後は二へドンの所に帰って来るんでしょ? はいはいはい。 もう許しちゃうからご自由にどうぞ!!
やっぱり、気持ちを立て直すには、「 男 」 よりも 「 女友達 」 だね! 
すごく盛り上がって、まぐろ丼も美味しくて、最高に HAPPY !
で、事務局長が お手洗いはどこ? って言うので、 二へドンとルナ汚染性が、あっちの方向を指さして、「 あっちじゃない?」
「 お何とかって書いてあるよ。」 と適当な事を言った。 ろくでも無い事を言っていると気がついたお店の人が近づいて来たので、トイレどこですか? と聞いた。 まるで180°逆の方向だった。 「 お何とか 」は、実は 「 お座敷 」 と書いてあったのだ! 事務局長、お座敷に乱入!! わはははは。

事務局長は正しいお手洗いに無事入る事が出来た。 戻って来た。
「 ねえねえ。 ○君が来てるのね。 」
肝心の名前が聞き取れなかった。 二へドンがキャッチ出来る名前は「 石田泰尚様 」だけなんです!
それ以外は、山田太郎も山田花子も全部一緒みたいに思える。
「 ん? 」 二へドンだけ話の流れについて行けてない?
「 ん? 誰 ? 」
「 ○君ですよ! 」
「 ん? ん? ん?」 ごめんね。二へドンは今、石田~リンをどうやって許すか、それしか考えられないのよ。
「 大君ですよ! 大君! 大君! 牛ですよ。 牛みたいな柄の服を来ていますよ! 」
おおおおお! やっと理解できましたよ!! 木村大君ね。
「 二へドンもお花を摘みに行って来ます!」
こういう時は行動が早いですよ! おお! 二へドン達のテーブルの2つ後ろに大君がいますよ。
確かに、白地に黒いまだら模様のホルスタイン柄の薄手のシャツを羽織っています。

トイレに行く時、大君達のテーブルをチェ~ック。
マネージャー・ニッシーと、もう1人30歳位の男の人と3人で座っていました。
大君は遅れて来たらしく、メニューを見ていました。
他の2人の前には、既に温かいおそばが運ばれて来ていました。
大君は「ぶんか亭」でも爽やかさを振りまいていました。
椅子に座っている様子も、偉ぶってなく、イ~イ感じです。
ステージを下りても、イイ感じなのは、きっと彼が骨の髄まで好青年だという事なのでしょう。

22:00過ぎ、私たちは店を出ました。 深窓の令嬢達だから、門限が厳しいのよね。 ← ?
レジに向かう時、大君に手を振ろうかとも思いましたが、いつものチキン癖が顔を出し、照れ笑いを浮かべながら
談笑している大君をチラ見しながら帰りましたとさ。

ニッシー。 爽やか大君を、これからも大事に育ててあげてね!!

***** 「 コンサートの後で ~ 出町柳の女 ~ その2 」 ・ 完 *****


  


Posted by ニヘドン at 14:07Comments(2)石田様偏愛倶楽部

2008年01月31日

コンサートの後で ~ 出町柳の女 ~ その1

モンともさんから聞きました。
「 京都に 『 出町柳 』 ( でまちやなぎ )という所があるよ。 」
はい。知ってます。 京都旅行をした時、電車の乗換えで下りた事があります。 
二へドンの為にあるような地名ですね。 てな訳で今日から二へドンは 「 出町柳の女 」。

いえ、ワタクシ、決して出待ちなんぞといふことは、いたしておりませぬ。 ただ、出町柳の女だけです。
駄目ですかね? こういう言い訳?

と、言う訳で、ちょっとコンサートの後、何が起こったのかという話を書いていきたいと思います。

2008年01月26日(土)
岩沼市民会館での木村大君のコンサートの後、木村大君のサイン会がありました。 
コンサート前に木村大君のCDを1枚購入しておいたので、( DAI KIMURA BEST SELECTION ¥1,680.-)
サイン会の長い列の中間に並びました。 石田様のサイン会は無し。 仕方ありません。 明日の三重県青山町のBEEのコンサートのスケジュールが入っている為、石田様はこの後すぐ、仙台空港から中部空港まで飛ばなければならないのです。
まだ列が先に進まない頃、二へドンの見知らぬ女性が二へドンに迫って来ました。
女性はハアハア肩で息をし、「 二へドンさんですか? 」と声を掛けてきました! !? 二へドン、何か悪い事した?

女性は、ネネムさんのお友達で、今、下に石田様が出て来て、サインをしていると言うのです!!
「 もう終わりかけているから、早く! 」女性の切羽詰った声に、一緒に並んでいたA嬢と一緒に、サイン会の列を抜け出し
階段を駆け下りました。 「 こっちです! 」 女性の案内に着いて行くと、おっ!!

嫌だ!! 二へドンのダ~リンがいるじゃない! まだステージ衣装の家紋シャツのまま。
10人位のファンがひしめいています。 二へドンは、サインは数度もらっているので、特に今日絶対に貰わなければ!という
気持ちはありませんでした。 今日の所は、岩沼の皆さんにお譲りしますよ。

でも、石田様の格好良い事。 ステージの上で、スポットライトを浴びていれば、誰でもそれなりに見えるのですが、
石田様はステージの上でなくとも、スポットライトを浴びていなくとも、超カッコイイ スペシャル オーラを発していて、もう頭クラクラです。 だから、ステージを下りた石田様は畏くて直視できないんですよ。 今までにも、金縛りに遭った様にコチコチに固まるか、柱の陰に隠れるか、ただの通りすがりですって顔で通過するか・・・・・・ 情け無い事になっておりやした。
でも、人が群れている場合は、群れの中に入ってしまえば良いのですから、石田様のカッコイイビームを ガンガン浴びながら、群れの中に埋没しましたわ。 サインに固執しない二へドンは、携帯を取り出すと、パパラッチと化したのです!!
ところがですね、石田様サインに忙しいので、下ばかり向いているのですわ。 石田様の頭頂部の写真を撮ってもなあ・・・・。
もし万が一、石田様の頭頂マニアの方がいらしたら、今度別の機会にお撮り致しますが・・・・・?
顔を上げたタイミングを狙ってシャッターを押したはずなのに、左横の女性が前に飛び出して来た! おい!!何て事を!
次のタイミングを辛抱強く待つ。 よし! カチ! シャリ~ン。 ああああああ! 右横の女性が腕を上げた! おい!! 何するだよお~!
3度目の正直か!? よし! カチ! ゴチ! ゴチ? 慌て過ぎた二へドンが勝手に前につんのめりました! 自爆!?
2度ある事は3度あるだったあ~!! 
石田様が喋りました! 「 もう時間がないので、これで。 飛行機の時間があるので! 」 
お付きの女性と楽屋に入るその時、カチ! シャリ~ン。 あああああああおおおおお! 石田様が素早く身体をひねったので、撮れた写メは星座の運行写真の様に見事に流れておりました。

茫然自失。 写真1枚も撮れなかった。 これなら最初から大人しくサインを貰っておけば良かった・・・・・。
悲しみに打ちひしがれながら重い足取りで階段を上る。 木村大君のサイン会の列は、もう終わりかけていた。
何事もなかったかのように木村大君の前にCDを置く。
「 お願いします!」
「 ありがとうございます。 」 いやだ! 大君爽やか~。
「 あの、あの、『 天国への階段 』 良かったです! 」
「 あ、ありがとうございます。 」 ニッコリ笑う大君に、石田様とは違う意味で頭クラクラ。 いや、クラクラの頭の中を爽快な風が吹き抜ける。 
「 それから、それから・・・・あの、 四季が・・・・四季が・・・・ベバル・・・・ボバル・・・・あ・・・ははは・・・・。
  ヴィヴァルディ! ヴィヴァルディの四季の、あの、夏・・・・・・夏が・・・・・すんごい良かったです。 カッコ良かった~。」
「 ああ、そうですか。 ははは。 」 どこまでも爽やかな大君から、カリフォルニアの風が吹いて来ました。
「 もう、すごい良かったから、もう、今度はヴィヴァルディの四季全曲弾いちゃってくださいよ!!」
「 はははは。 まあ、やってみたくなくもないけど、あれ、弾くのすっごい大変なんですよお。」
「 ああ・・・・・。 そ・・・そうですよね。 そうですよね。 ははは。 」
「 ははははは! 」
・・・・・・・ おい、二へドン。 お前何大君と談笑してるの? 石田様にもそれ位の勢いで話し掛けてみれば?・・・・・・・・・

「 今度、東京文化会館にも行きます! 行きますから!」
「 ああ、ありがとうございます。」
「 頑張って下さい!」
「 ありがとうございます。 また、よろしくお願いします!」

大君、大人! 初対面のおばちゃんと、これだけ長く話してくれるなんて、若いのに、偉いね~。 面倒臭がりもせず、偉いね~。 また、マネージャーも大人だった。 普通、サイン会って、スタッフは、いかにスムーズに人を流すかしか考えない。
でも大君のマネージャーさんは、とことんお客の気の済むまで、喋らせてくれる。
マネージャーさんは、大君の背後にいたはずなのに、二へドンはその存在に気がつかなかった。 黒子に徹しているんだね。
二へドンの他のお客さんも、いっぱい話して満足して帰って行きました。
自分もギターを弾くんですよとかね。 大君も、ああ、そうですかで終わらせずに、何弾いてるんですか?とか、ちゃんと
『 会話 』 をしてくれるの。 夫婦の間にも、親子の間にも、会話が稀薄な時代にあって、ファンと会話が出来る大君って、
偉いです。 出来た青年です。 感動!
どうせ、サイン会をやるのなら、こういう和やかな雰囲気で成功させたいですよね。

二へドンは、石田様にはフラレちゃったけれども、大君に心満たされて、岩沼市民会館を出ました。
ところで、二へドンとA嬢は、JR岩沼駅から歩いて来たのですが、駅を背に左側の道を辿って来ました。
そうすると、市民会館の裏口から正面入り口に回りこむ感じで入るんですよ。 つまり帰りも、正面入り口から、裏口へ回り込んで・・・・・・。 う? 裏口!? 出町柳の女は足を止めた。 これが出町柳の女の悲しい習性ですね。
バンが停まっている。 皆様はあれに乗るのだろうか? 
「 仙台フィルの人たちは、仙台周辺に住んでいるだろうから・・・・。 」 A嬢が言う。 ああ、そうね。
石田様はもう空港に行ってしまったのか、それともまだ館内にいるのか、それすらも分からない。
でも、出町柳の女は、その場所から立ち去る事が出来ない。

裏口のドアが勢いよく外側に開いた。 「 ! 」 大きな赤いチェロケースを抱えた男性が出て来た。 続いて仙台フィルのメンバー達が出て来ました。 するとそこへ、石田様が!! やだ、まだ居るじゃない!!
A嬢はドアの彼らの所に向かってダッシュ! うわ! よくやるよ! 二へドンは1人、植え込みの所に取り残される。
二へドン的には、自分はドアから10メートルは離れた所に居るし、植え込みがあるから、よもや彼らに見つかる事は無かろうと・・・。

駄目だった。 仙台フィルの皆様、二へドンの方見てるじゃん。
季節は冬。 植え込みの葉は全て落ちていた。 しかも出町柳の女は、杜の都の寒さに負けじと、ベンチコートを着ていた。
MICHIKO LONDON の真っ赤なベンチコートだった。 か~な~り~目立ってしまった様だ。
仙台フィルの皆様は、怯えている様にも見受けられた。 後でネネムさんに聞いた話。
「 仙台の人は出待ちなんかしません。 」 ええ~! じゃあ、二へドン明らかにストーカーもどきじゃん。
ちょっと、ちよっと、二へドンよりもっと過激な女が、只今そちらに向かって接近中ですよ~。
しかし、彼らには、枯れた植え込みの向こうに立っている赤いベンチコートの女の方が衝撃だったらしい。
もう、このコートは着ませんって。 夜行バスを待っている時でも、スタッフと間違えられて声をかけられるし・・・。
仙台フィルのメンバーがビビる中、A嬢は石田様からサインをゲット。
メンバー達はぞろぞろと帰って行きました。 石田様が1人、外でタバコを吸っております。
チラッ。 あちゃちゃちゃちゃ・・・。 こっちを意識しておるわ。
違う。違う! 旦那、あっしは出町柳の女なんかではございませんって! 枯れ木に咲いた赤い花の精ですってば!
そうこうしている内に、タクシーが来て、石田様とお付きの女性が乗り込みました。
木村大君も出て来て、やっぱりタバコを吸い始めました。
走り出すタクシーに向かって、大君が 「 お疲れ~! また~! 」と手を振りました。
おお! 石田様もタクシーの中から大君に手を振っていますよ! 

タクシーは直ぐに視界から姿を消しましたが、大君はのんびりとタバコを吸っています。
この時の時刻が16:15でした。
何か、ここが大君のお家の様なリラックス振りです。
大君は、サイン会の時から、白地に黒い花模様のプリントシャツを着ています。

石田様は白いニット帽に、白いTシャツに黒い(紺?)ジャージ。
2つチェックするのを忘れました。 白いニット帽は、スケルトンだったのか、麒麟だったのか。
家紋は、何の紋だったのか。

後日、この家紋は 「 葵の紋 」 であると、諜報員Bから聞きました。
しかし、今日、出町柳の女は深い充足感に包まれて、駅まで歩いた。 
心の恋人が車に乗り込む所まで、見届けて、それで本当にコンサートは終わるのさ。

「 お疲れ~! また~! 」 大君の爽やかな声が、いつまでも二へドンの心の中でこだましていた。

***** 「 コンサートの後で ~ 出町柳の女 ~ その1 」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 09:55Comments(2)石田様偏愛倶楽部

2008年01月30日

あの程度の男

ごめんね。
更新遅れてるね。

気に入った木村大君や、華麗な西本智実お姉たまや、ド迫力の佐渡裕さんの第九の記事、全然書いてないじゃんね。

月曜日の朝、大阪からの夜行バスで横浜に戻り、それ以来、気分ふさぎ虫になっています。

こんなクサクサした気分で、音楽聴いても、気分は晴れないよ。 音楽療法なんて嘘だ! 
逆にダメージ食らうよ。
だって、ダメージの元凶がステージの上にいるんだよ!!

最悪のシナリオばかり考えちゃう。 豊島園で遊び過ぎて、練習も疎かになり、音も精彩を失い、気がついたらファンもいなかった・・・・。 豊島園もお引越しし・・・・・。
別にいいよ。 それでも、最後まで最後の1人のファンになるって、ずっと思って来たんだから。
でも、結果だけ考えるのは簡単だけど、その結果まで辿りつく過程が、とても辛いものだと思い知らされました。
年甲斐もなく泣きました。
人を好きになんかならなければ良かったと、本当に思いました。

どれだけ、多くの若い子が泣いて、どれだけ多くの人が首をひねり、どれだけ多くの人が訝しがっているか・・・・。
とても印象に残った言葉があります。
「 気は確かか! 」

いや、確かではないでしょう。 変ですよ。 所詮、あの程度の男だったんですよ。


いつも、ドンドン日記を楽しみにしている、と言って下さる方々の顔が目の前にチラつきます。
ごめんね。 「 あの程度の男 」に恋をしている振りをして書くのは、ちょっと辛い。

1度は、おしおきしてやらねばならないだろう。
どうする? ボイコットする? 神奈川フィルの会員、今からキャンセルできますかね?
「 あの程度の男 」が、ステージに出て来て、客席が空っぽだったら、超可笑しいだろうな。
それでも、弾くんだろうか? 「 あの程度の男 」は? 豊島園の為に弾くんだろうな・・・・・・・・。

悲しみを忘れる為に、ヴァイオリンの練習をしてみた。 いかん。 ヴァイオリンの音は余計悲しくなった。
ピアノだ! ピアノの乱れ弾きだ!! 「 愛の喜び・ラフマニノフ版 」いっちゃう?

「 愛に喜びなんか、ある訳ないだろ! クソ! クソ! クソ!! このクソボケ野郎!! 」
ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン! ガン!
はあはあはあはあ・・・・。
まだ足らない。 あのコントラバスを振り回してやりたい!! ガゴーン!! バキーン!! グシャ!!
あの長い管の奴らも、片っ端から へし折ってやる!
バキッ!! ボキッ!! 「 お前か! 」 「 お前なのか!! 」 切り刻んでやる!!

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あの程度の男に惚れた自分も、その程度の女なのでは、ありますが・・・・。

プロだったら、知っておいた方が良いと思います。
客席の温度冷えてますよ。 大寒波来てます。 いつものメンバーは皆知ってます。
それでも 「 オレの演奏に客が集まる 」という自信があるなら、聞かせて頂きましょう。
お手並み拝見。

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二へドン、只今、ダ~リンと痴話喧嘩中。
ブログ更新の遅さに業を煮やしている方は、「 ドンドン村のお菓子な部屋 」の方を覗いておなかいっぱいになって下さい。


****** 「 あの程度の男 」 ・ 完 ***********  


Posted by ニヘドン at 10:16Comments(16)徒然

2008年01月27日

木村大ギターリサイタル ・ 岩沼レポ ・ 前半

写真は、サイン会でサインをもらった木村大君のCD

けんみん1,000円コンサート
木村大ギターリサイタル
“威風動々”

日時 : 2008年01月26日(土)
開場 13:30
開演 14:00
会場 : 岩沼市民会館 大ホール ( 宮城県 )
料金 : 全席指定 1,000円
出演 : 木村 大 / ギター
石田 泰尚 / ヴァイオリン
仙台フィル弦楽メンバー
宮崎 博 / 1st ヴァイオリン
鈴木 まどか / 2nd ヴァイオリン
佐々木 真史 / ヴィオラ
北村 健 / チェロ
黒江 浩幸 / コントラバス

演目 : エルガー / 威風堂々
アルビノーニ / アダージョ
チャイコフスキー / 弦楽セレナーデ
スコットランド民謡 / アメイジング・グレイス
アンドリュー・ヨーク / ムーンタン
イングランド民謡 / グリーンスリーブス
ディアンス / タンゴ・アン・スカイ

休憩 2 0 分


ロドリーゴ / アランフェス協奏曲より第2楽章
エルトン・ジョン / ユア・ソング
レッド・ツェッペリン / 天国への階段
ヴィラ = ロボス/ エチュード 12番
サルトーリ / タイム・トゥ・セイ・グッバイ
ヴィヴァルディ / 四季より「夏」
アンコール 
1.クライスラー / 美しきロスマリン
2.エルガー / 威風堂々

主催 : 岩沼市
宮城県文化振興財団
TBC東北放送


杜の都仙台からJRで約20分の所に岩沼駅がある。そこから真っ直ぐ20分強歩くと、岩沼市民会館がある。大きな会館である。岩沼駅前には、ラーメン屋、コンビニ、少し離れた所にイタリアン・レストランがある。遠くから追っかけて来る者には、店が有るって、それだけで助かるし、嬉しい。
歩道の雪も溶けており、歩くのに苦労は無かった。

14時に開演。まず、中央のギターの席をぐるりと取り囲む様にストリングスの皆さんが座ります。一番左端は、ニヘドンの心のダ〜リン石田様。あら嫌だ。何で石田様、ニヘドンの真向かいに座るのよ! これは本当に偶然でした。行った事の無いホールで、初めてのメンバー構成の演奏会で、石田様の座り位置がどこになるかなんて、事前に分からないもの! 手間暇かけて知ろうとも思わないしね。だからニヘドンと石田様がお見合いしてしまったので、思いました。「やっぱり2人は赤い糸で結ばれているんだわ〜ん。ぽよよ〜ん。」 ま、相手は絶対に、こちらを見ようとはしないけれどもね。ふん! ホントに照れ屋さんね!!

ストリングスのメンバー達は全員、上も下も黒色の衣装。2nd Vnの鈴木さんのラインストーンが、いっぱい散りばめられた太いベルトがキラキラ光を反射しています。
石田様は黒地の長袖シャツ。右の上腕部に、白抜きの家紋が! おや、背中にも一つ家紋が! 後で聞いたA嬢情報では、このシャツは湘南信金ニューイヤーコンサートで石田様と中岡さんが、お揃いで着ていて、石田ママの手作りだと言う事です。
残念ながら家紋は直径10cm位で、何の模様かは、判別出来ませんでした。
シャツの襟の裏側は、一面和風の模様のプリント布になっており、石田様と襟を全部立てているので、模様が丸見えです。遠目には、スカーフか何かを首に巻いている様に見えます。
ズボンは黒。黒いソックスに黒いローファーのシューズです。
右耳に揺れるゴールドピアス、左耳には青い四角い石のイアカフ、右手の中指には黒いビーズの指輪が輝いています。あの輝きは、きっとスワロフスキーなんだろうなぁ。首には瓢箪型のシルバーヘッドのペンダントをつけています。
右手首にはバンドを2つ重ね付けですが、今まで黒だと見えていたのが、紺色に近い濃い青(ロイヤルブルーと言うべきか?)だったと判明。白いバンドもオフホワイトではなく、やや黄色みがかった白でした。
石田様は無表情です。わざと笑わないみたい。今日は主役じゃないから? でもニヘドンには分かってしまった! 石田様は今日は機嫌が良い!! 笑わないから機嫌が悪いと判断するのは早計ですぞ。 さあ、本日の主役の木村大君が登場です。大君は白い長袖シャツにグレーのベスト。黒いスリムズボンに、魔女の靴みたいに先が上向きの白い靴、細い黒タイをつけています。舞台中央まで自然な感じで歩んで来ると、大きく微笑みました。笑顔が愛嬌があって可愛い。作り笑いをする演奏家は数多く見て来たけれど、こんなキュートな自然な笑顔をいきなり振りまいた演奏家は初めてだなあ。
こんな笑顔を息子が見せたら、母はもう何でも許しちゃうなあ。
ニヘドン早くも陥落モード。

1曲目は「威風堂々」。この今日の編成良いわ〜。落ち着きと品の中に、仄かに漂う哀愁。それも黄昏れた、じじむさい哀愁じゃなくて、明るい前向きな哀愁。決して絶望感には繋がらない、「僕だって、たまにはこんな気分になる事があるさ!」とイキがってみせてる様なヤンチャな哀愁。オーケストラの定番のジャンジャン・ガチャガチャの「威風堂々」とは異なりデリケートな「風格」満点!
うっひょ〜。
実はニヘドン、自分も何か楽器を始めようと考えた時、ギターにするかバイオリンにするか、激しく悩んだのよね。持ち運びに楽だろうと言う事で(!)小さいバイオリンになったのですが。もし石田様との出会いが無ければギターを選んでいたかもしれないのでした。日本人にはギターの名手スッゴく多いし。オーケストラにギターが入ってないのが本当に残念なので、今日の演奏会はニヘドンご機嫌です! 1曲目でデロデロになりました。
あくまでも主役は木村大君とは言え、石田様がヴァイオリンでメロディーの美味しい部分を弾くので、石田様偏愛主義の皆様も、完璧にウットリ出来ます。はあはあはあ…。
ニヘドン早くも危険水域です!
1曲目が終わると、大君は溶ろける様な大きな笑顔を見せました。そしてがマイクを持ちました。
「え〜、皆さん、こんにちは。」
こんにちは!
「え〜、今回、この様な多くの方の前で演奏できると言う事は、プレーヤーとして嬉しく思います。昨年の9月から、『威風堂々』と言うタイトルでツアーを行なっています。新年明けて今日が二回目です。昨日、仙台入りして、初雪を経験しました。昨年も今年も雪を見ていなかったので嬉しかったです。
ツアーを回っていて、生のクラシックギターの音は素晴らしいんだけれども、一番後ろのお客さんにも音を届けたいと言う事から、生の音の素晴らしさと、エレクトリックの融合をする事になりました。」
そうなんです。今日はギターもストリングスも全員、楽器にピンマイクを装着しての演奏です。これはニヘドンも初体験。でも、いつも石田様の生音に慣れ親んでいるニヘドンにも、全く違和感の無い音でした。むしろ生音の時の方が指板に指を置く音とか、よく聞こえると思います。今日は演奏する側がピンマイクを意識してか、そういう音が一切聞こえて来ませんでした。
ここで大君がメンバーの紹介をします。楽器名と演奏家の名前を紹介するだけのシンプルな紹介でしたが、石田様の紹介の時は、「コンマスの石田さん。」と言っておりました。この時ニヘドンの心はザワザワしていました。だって命の石田様がニヘドンの目の前にいるでしょ。大君の実力と笑顔に胸キュンでしょ。そして何と何と、ヴィオラ奏者の佐々木真史氏の事を気に入ってしまったのです。いや、彼も良い音出しますよ! ルックスは三宅さんみたいな地味目なんですが、黒髪と落ち着きが醸し出す大人のクールさにクラクラしてしまったんです!
ニヘドンに取っては、これはクラシックでは無くて、「クラクラシック」ですな。
1度にお気に入りが3人!! 左目で石田様をガン見して、右目で大君をガン見して、もう佐々木さんをガン見する目が無い!とパニくっていました。もしかしたら、あの時、ニヘドンの額には第3の目が出現していたかもしれません。怖い!
どの位、佐々木さんが気に入ったかと申しますと、もう神奈川フィルは捨てて山形交響楽団に寝返ろうかな…と思わない事もないニヘドンが、「いや、ちょっと待てよ。佐々木さんがいるなら仙台フィルにしちゃおうかな?」と思う位ですよ。
ふふふ……。
おっと、まだ大君の話は続きます。
「最初に演奏した曲は『威風堂々』でした。 これからのサウンドを模索していきたいと思います。
 皆さんが拍手で気持ちを伝えてくれたら嬉しいなと思います。 」
会場から拍手が起こると、大君もニッコリ。 キュートだなあ。 何回見ても、素敵な笑顔だよなあ。

2曲目は 「 アルビノー二の『 アダージョ 』 」。
艶~女な二へドンにはぴったりのメロディなんですわね、ほほほほ。 大君の演奏も素敵なんですが、大君が仕切りに石田様の
方を振り向いて、合わせよう合わせようとしている様子が、良いんだわ~。 大君が、石田様のコンマス振りに、心底信頼を置いているんだなあ、と分かりました。 自分の心の夫が、信頼されている様子を見せられて悪い気はしないわよね。
分かった。 その男は、今までは二へドンの男だったけど、今日は特別サービスで、もう大君にあげちゃう!!
いいよ。 自由に使って。 ヴァイオリンを弾く事にかけては、よく働くよ。 
石田様は左足を真っ直ぐ前方に伸ばし、か~な~り~、リラックスした感じ。 ただ、ピンマイクのコードを気にして何度かコードを見ていました。 二へドンは、ヴァイオリンにピンマイクをつけて弾いた事がないので分からないのですが、やっぱり弾きにくいのでしょうね?

次に、タイトルが分からないのですが、( プログラムに載ってないし、大君もタイトルを言ってくれなかったので。 後で聞こうと思って忘れました。 ) 大君のギター・ソロで、とってもスピーディー。 大君のテクニックの凄さを見せ付けられました。
大君ってば、お姉さんも音楽家で、お姉さんの旦那様もドイツの方なのかな? やっぱり音楽家で、音楽ファミリーなのよね。
あまりの大君の超絶技巧に、こちらは口をポカンと開けている内に演奏終了。
曲が終わる度に、ニッコリニッコリする大君が、超可愛い!!
大君のソロの間、椅子に座って待っているストリングスのチームの皆様。 石田様は俯いてじっとしていて、微動だにしない。
1月30日の東京文化会館での木村大君のコンサートでは、石田様ファンの皆も、きっと大君の事、大好きになっちゃうと思うの。
そうしたら、二へドン、石田様の追っかけ隊長は休業して、木村大君の追っかけ隊長になるの!!
今の石田様、虫がついているから、嫌なの。 神奈川フィルの会員も3月末で止めちゃおうかな・・・・。 
大君が1人で退場して行きます。

次は大君無しで、ストリングスの演奏。 石田様( いつもの習慣でそう呼んであげるけど、「 あの程度の男 」はまだ、許して
ないから! ) ヴァイオリンの渦巻きを耳に当てて、調弦。 ゆったりと弦の音が客席をたゆたって行くが、大君のギターの素敵さに耳が慣れてしまうと、何か物足りなさも感じてしまう。 欲張りな自分に反省。 

5曲目は再び大君が登場しました。
「 この曲は皆さん、よくご存知の曲ですが、大島ミチルさんにアレンジをしてもらいました。 NHKのドラマの音楽を担当したりしている方ですが、彼女とたまたま知り合う機会が有り、ギターにアレンジしてもらいました。
  ギターの魅力に触れていただけたら嬉しいです。 」
おお! プログラムには大島ミチルさんの名前は出ていなかったので、大君のMCを聞いてビックリしました。
二へドン、大島ミチルさん、好きです。 結構雑誌のインタビューとか、露出している方だと思うのですが、それにしては知名度が今ひとつ? 作品としては、最近の映画では、「 失楽園 」「 椿三十郎 」「 明日の記憶 」「 ラストラブ 」「 模倣犯 」「 眉山 」 あとは 「 メカゴジラ 」 なんてのもやってましたね。 NHKの朝の連続TV小説「 純情きらり 」「 あすか 」等ですね。 TVの単発のドラマとか CM なんてのも数え上げたら、大変な事になるでしょう。 だって彼女、 国立音大在学中から編曲のお仕事してましたからね。 日本人なら、絶対に、いつかどこかで彼女の作曲やアレンジの曲を耳にしているはずなのに、
やっぱり知名度が今ひとつだよね? ラフなファッションのミチルお姉さんも素敵だけど、肩を露出したドレスを着た、ゴージャスな雰囲気のミチルお姉さんが好きだな! 大君、いいなあ~。 ミチルお姉さんと「 たまたま 」知り合っちゃうなんて。
二へドンも今度、「 たまたま 」知り合いになりたいですよ。

そして演奏するのは 「 アメージング・グレイス 」。 イントロ部分は大君のギター・ソロで始まるのですが、 主旋律を石田様が奏でます。 あちゃ~。 また主役の座を石田様が盗ってしまった!! 石田様は、ほ~ら、気持ち入っていますね~。
でも、ここは一応、大君に主役の座を 譲るのが お兄さんの役目ではないかと・・・・?
曲のアレンジがそうなっちゃってるから仕方無いって言ってもねえ・・・・・。 
でも、せめて気持ちの上だけでも、主役の座を譲っておいてあげないとね・・・・?
石田様ファンのニヘドンと致しましては、石田様の極上の演奏を、うっとりと聞き惚れました。
でも、心の奥底では、木村大君ファンに、ちょっぴり遠慮してしまったのも事実です。

「 アメージング・グレイス 」の演奏が終わり、大君が調弦をします。
その間、石田様は譜面台の楽譜をパラリと音を立てながらめくって、確かめるように見ています。

さ、6曲目は「 ムーンタン 」です。 これは大君のソロ演奏です。
先ほどの「 アメージング・グレイス 」は、石田様に聞き惚れましたが、今度は大君にバトンタッチです。
ソロで、つまりギター1本で、これだけ人々を真剣に耳を傾けさせる、大君の演奏って一体何?
演奏家は皆、一生懸命演奏しているじゃないですか。
なのに、お客さんの反応がこれ程違ってきちゃうというのは、一体何なの?
大君の演奏に魔力が潜んでいるのか、はたまた大君という人間そのものに、
何かが降りて来ちゃうのか・・・・・・・。
今回の「 威風動々 」の演奏会の中で1番心に残ったのが、この演奏だったような気がします。

大君の演奏中、石田様は大君の演奏をじーっと見詰めていました。
石田様って、ステージの上で、自分が弾いてない時って、
服のほこりを叩いたり、指先を見たり、何か余り真剣でないような動作をする人だったのだけれども、
この大君の演奏は、ジーッと見てました。
石田様をも聞き惚れさせる、大君の名演奏って事なのかな?
各自、楽器にピンマイクを付けての演奏ですが、不快な音は一切聞こえてこないのは流石!
演奏する側も、ピンマイクに雑音が入らない様に気をつけてはいるのでしょうが、
ピンマイクを付けていない時の方が、指板に当たる指の音とかよく聞こえるのは何故でしょうか?

演奏が終わると、大君のMCです。
「 この曲は、ムーン・タンと言いまして、僕が17歳の時に、アンディと言うアメリカのギタリストが僕の為に
  書いてくれた曲です。
  当時の僕は、コンクール漬けだった。
  アンディは、『 楽しくギターを演った方が良いんじゃない?』 と言って、
  ジャジーな物を書いてくれました。
  僕が演っているのは、クラシック・ギターなんですが、
  演奏する曲は、ジャズだったり、ボサノバだったり、
  クラシック・ギターと言っても、色々な要素が入っています。
  次に演奏しますのは、敢えて説明が必要無い位、有名な曲です。
  『 グリーンスリーブス 』。 お聞き下さい。 」

そして、7曲目の「 グリーン・スリーブス 」の演奏が始まりました。
ギターとチェロのデュオがイントロです。
そして、ヴァイオリンとギターが入ります。
うわ! 良いわー。 この曲、ストリングスで演奏されると、ゾクゾクする~!!
ストリングスの演奏ってだけでも充分魂を揺さぶられるのに、
そこへ持って来て、石田様ヴァイオリンがメロディーを奏でるのです。
「 来た、来た、来た、来たあ~!! 」
大君がギターでソロパートを弾いている間、
石田様はヴァイオリンを裏返しに左膝の上に置き、最初は背筋をピンと伸ばしていました。

「 グリーン・スリーブス 」の演奏が終わっても、まだまだ余韻を感じていたい二へドンでしたが、大君が次の曲のMCを始めます。
「 次に演奏する曲は 『 タンゴ&スカイ 』 と言う曲で、クラシック・ギターのソロの為に
  書かれた曲です。
  今日はストリングスと一緒に演ります。
  ユニークな曲で、きっと皆さんも好きになってくれると思います。 」

はいはい。 二へドンも、この曲が気に入りましたよ~。
ただ聞くだけの人は楽チンだけど、演奏する方は大変でしょうね。
弦を叩いたり、びよよ~んと引っ張ってみたり、
グリッサンドや、指板を上から下まで飛び跳ねて行ったり、
指の動きを見ているだけで、サーカスを見ている様な楽しさが感じられます。
ユニークな奏法の連続なのですが、奇を衒った訳の分からない曲なんかではありません。

メランコリックな美しい曲ですよ。 
音楽として完成しているので、まだ聞いた事の無い方は必聴の曲です。!!
「 木村 大 ベスト・セレクション 」 のCDに、この
「 タンゴ・アン・スカイ 」 が収録されています。
このベスト・アルバムは本当にお奨めです。
スペイン王立セビリヤ交響楽団とのロドリーゴの「 アランフェス協奏曲 」も入っていて
¥1,680.- って、安い!!
木村大クンの持ち味が良く分かる1枚なんで、1家に1枚の必携盤ですよ。

ここで、第1部は終了。
客席からの拍手を浴びながら、何故か大君が、石田様を見て笑う笑う。
石田様は、じっと動かずポーカーフェースです。

14:44 から、15分間の休憩に入りました。
二へドンの後ろの席のおばちゃんの話が耳に入って来ました。
「 石田さんは、オーケストラでは一目置かれる人でしょ。
  綺麗よね。 音がね。 」
二へドンは、クルリと後ろを振り向いて、おばちゃんに言いたかった。
「 そうでしょ? そう思うでしょ? やっぱり石田~リンは最高よ!!
  おばちゃん、これからも、石田~リンの演奏会に足を運んでね!! 」

・・・・・・・・・・ でも、やめた。 まだ二へドンと石田~リンは婚約発表記者会見をしていないから。

休憩時間は、二へドンがいつもやる、ある事をします。
ロビーに出て、普通の人たちの意見を聞くのです。
ロビーのソファーに座っていると、二へドンの隣に座っていた男女の話に
耳がダンボになってしまいました。 どうやらこのコンサートの関係者達らしいのです。
「 先週の段階で、チケットは650しか売れていなかった。
  私、8枚しか売れなかった。 」
「 いや、それがね、当日券が60枚も出たんだよ。 こんな事は初めてだ。 」

そうか・・・・。 そうだったのか・・・・。
「 満席大好き 」二へドンも、この話を聞いて、我が事の様に嬉しかったですよ。

休憩時間の間に、第1部の演奏を振り返って見ると、
石田様は、いつもとは違うタイプの曲が弾けて、嬉しそうだった。
石田様は、第1部ではステージ上では笑顔を見せてはくれなかったけれど、
実は内心、演奏を非常に喜んでいたと思う。
石田~リンの弓さばきから、ひしひしと、そんなオーラが出ていました。

***** 「 木村大ギターリサイタル・ 岩沼レポ ・ 前半 」 ・ 完 *****

後半の記事へと続く・・・・・・・・・。  


Posted by ニヘドン at 11:16Comments(6)コンサート

2008年01月25日

春色のデザイン

2008年01月24日(木)
フラワーアレンジ・レッスン
レッスンを始めて10年10ヵ月目!

1. 白い細長い皿に、春の萌え出ずる花を凛として優しくデザインする。
2. ハランを2枚、半分ずつオアシスの下に敷き込み、オアシスのカバーリングにする。
ハランは外表になるように注意する。
Uピンで片側2ヶ所ずつ留める。
3. 両サイドからベアグラス等を束ね、スティック・ロープで押さえた物を両サイドに挿す。挿す位置はオアシス側面に。オアシスにかなり大きな穴が開くので、挿し間違いに注意する。
4. ベアグラスの束を、円を描く様に1箇所をラフィア等で留める。ニヘドンは、2箇所をスティック・ロープで留め、ラフィアは使いませんでした。
5. 花は左右の円に沿って挿れてゆく。

花を挿れるポイント
・左右を重点的に埋める。
・円の周囲を高く、真ん中はインパクトの無い花で低く抑える。

花材
・ハラン
・金魚草
・水仙
・菜の花
・チューリップ(黄)
・ベアグラス
・ミスカンサス

ちょっとお遊び
ハランの茎が飛び出しています。左側は、ベアグラスの円周に絡めました。右側の茎は、そのまま飛び出したままにし、カードを刺してみました。
カードに書いた言葉は、「 Spring has come. 」 です。
後でこっそり、「 石田様、 I love you.」に書き替えようと思います。

***** 「 春色のデザイン 」 ・ 完 ***********

お知らせ 

「 9月18日 トリオ・リベルタ KAMOME レポ ・ 前半 」 記事完成致しました。
続きはその完成するでしょう。 ( 希望的観測 )  


Posted by ニヘドン at 23:11Comments(0)フラワーアレンジ

2008年01月24日

王道をゆくピアノ三重奏 レポート

めちゃめちゃ癒やされました! やはりニヘドンが石田様に一番求めているものは、こういう演奏会なんだ!と心から、全身の細胞から喜べた演奏会でした!
石田様が弾く曲は何でも喜ぶのがニヘドンの基本スタンスなのですが、今日のは良かった!! クラシックをたっぷりと1楽章から最終楽章まで。しかもオケではなく、トリオだから、立ちで演奏する石田様を存分にビジュアル的にも堪能させて頂きました!
どの位、癒やされたかと言うと、翌朝気分はハツラツ。昨年からズルズル引きずっていたモヤモヤした悩みもスカッと晴れたんです!もう今日はやる気満々!! 第九もヴィルトゥオーゾも晴らしてくれなかったニヘドンの心のモヤモヤを、石田様の参加するピアノトリオが晴らしてくれたのですから、石田様、流石です!!
( 写真はプログラムのプロフィールのページより )

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「王道をゆくピアノ三重奏」

日時 : 2008年1月23日(水)
開場 18:30
開演 19:00
会場  : 横浜みなとみらいホール 小ホール
料金  : 全席指定3,000円
主催  : アーバン・クラシック
出演  : 石田泰尚様 / ヴァイオリン
   山本裕康 / チェロ
   諸田由里子 / ピアノ

演目 : D.ショスタコーヴィッチ / ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67
第1楽章 Andante-Moderato-Poco piu mosso
第2楽章 Allegro con brio
第3楽章 Largo
第4楽章 Allegretto-Adagio

休憩 20 分

P. チャイコフスキー / ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50 「偉大なる芸術家の生涯」

第1楽章 悲歌的小品 Moderato assai - Allegro giusto
第2楽章 - Ⅰ 主題と変奏
第1変奏 L'istesso tempo
第2変奏 Piu mosso
第3変奏 Allegro moderato
第4変奏 L'istesso tempo ( Allegro moderato )
第5変奏 L'istesso tempo
第6変奏 Tempo di valse
第7変奏 Allegro Moderato
第8変奏 Fuga ( Allegro moderato )
第9変奏 Andante flebe, ma non tanto
第10変奏 Tempo di Mazurka
第11変奏 Moderato
第2楽章 - Ⅱ 変奏終曲とコーダ
変奏終曲 Allegro risoluto e con fuocow
   コーダ Andante con moto - Lugubre

  アンコール  クライスラー / ウィーンの小さな行進曲

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19:00。
上手の袖から山本さんが1人で登場しました。 燕尾を着て、直立不動の姿勢でピアノの前に立ちます。
何だか、泣いた後って、ぐったり疲れるでしょ? あの倦怠感が山本さんの周囲を取り巻いていました。
まずは山本さんの挨拶から始まります。
「 今日は寒い中、また、足元の悪い中、大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございます。
  今、外の気温は0.9度だそうで、僕だったら、行きませんね。 」 客席からはどっと笑いが起こりました。

「 石田君とみなとみらいホールで演るのは、これで2回目なんですが、演ると必ず何かが起こると言う感じで・・・。
  昨年は羽田健太郎さんが亡くなられ、今回は江藤俊哉(えとうとしかず)先生がお亡くなりになりました。
  江藤先生は著名なヴァイオリニストで、 江藤先生には、弦楽器を学ぶ者なら、必ずどこかでお世話になっているという位で、  僕も室内楽の授業でお世話になりました。 ご冥福をお祈りいたします。 」

何だか、山本さんが今にも泣き出してしまうのではないかと思って、こちらもぐぐっと胸にせまる物がありました。
山本さんが一旦退場して、いよいよトリオの登場です。
チェロの山本さんは燕尾。 ヴァイオリンの石田泰尚様は、久しぶりのダブルの組長スーツ。 ネクタイは昨年中岡さんのと2人で演った時の紫の斜めのラインのもの。 ピアスも左胸ポケットの赤いリボンも、いつも通り。
違う所は ( ここ、2~3ヶ月、石田様との逢瀬が出来ていない方々に取って、目新しいものは、)
右手首のバンドの色が黒と白になった事と、右手の中指に黒っぽいビーズリングを嵌めている事ですかね。

今日、特筆したいのが、ピアノの諸田由里子さんのドレスです!上衣はノースリーブで、襟も無く、布があるだけのシンプルな
デザインで、スカート部分がふわっとお姫様スタイル。 ペールオレンジと茶色の組み合わせのフリルが大胆で、上のシンプルさと、下のゴージャス感のバランスが絶妙。 椅子に座ると、フリルの部分が、さらにボリュームが出て、布の花畑に座っている
お姫ですよ、全く。 服のデザインをする 布作家・maco さんにもぜひ見てもらいたかったです。
二へドン、こういうドレスが大好きなの!!
諸田さんも、石田様に負けず劣らずスリムだから、羨ましいです。 どんなドレスでも着こなせる体型ですよね。
二へドンが諸田さんのステージを見るのは、これで5回目なんですが、いつも素敵なドレスにウットリしちゃいますよ。
諸田さんには素敵なスタイリストさんが就いているのでしょうか? 
そう言えば、諸田さんの髪型は肩に届くか届かないかという短めのボブなんですが、maco さんの髪型に似てたかも。
センスの良い人の好む髪型なんでしょうかね?

前半は二へドンの大好きなショスタコの曲。 石田様が切ない音で、二へドンの膝裏をゾクゾクさせます。
クハ~。 いいわ。 いいわ。 石田様のショスタコ、久し振りに聞いたわ。 クハ~。
二へドンは、今、ヴァイオリンのレッスンで、二重音、三重音の練習をしているから、第1楽章で石田様の奏でる重音をたくさん
聞けて、超幸福でした。 なのに、なのに、後で悶ぺ。ちゃんたら、この第1楽章を 『 昭和枯れすすき 』 みたいな曲だって
言うのよ!! 爆!! はっはっはっはっは! 演奏前にこのセリフを聞かなくて良かったよ~。
もし聞いてたら、演奏中に思い出し笑いが止まらなかった事でしょう。

第2楽章でね、二へドンは石田様がお痛わしくて、お痛わしくて、胸が張り裂けそうでしたよ。
肩で息をしているのが分かっちゃって・・・・・。 スケジュール、ハード過ぎるよね。 しも1週間に全部違う曲を演奏しなければならないのだから。 「 はあああああ~。 」 と長~い ため息をつく場面も有り、もう涙無しには聞けませんって。
このため息は、後ろのブロックに座っていた、ナオ先生にまで聞こえたと言う事ですから、参っちまいますよ。

第3楽章では、石田様は泣きそうな表情を浮かべて演奏です。 演奏中、アクションはオーバーでも、顔の表情を変える人では
無かったので、真近で見ていて、ちょっとびっくりしてしまいました。 石田様の額は汗でびっしょりです。
冬場は、よっぽど会場内が暑くない限りは、石田様はそんなに汗をかかないのに、今日は前半で汗ビショですね。
熱演でございます。 妖しい魔王がエメラルド色の宮殿の中でユラユラ踊っているような妖しい映像が二へドンの目の前で展開されました。 

第4楽章では、二へドンが石田様の演奏テクニックの中でも大好きなピチカートの連続で、演奏を楽しみました。

ヴァイオリンとチェロが息ピッタリだったのは、さすが、いつも同じオケで一緒に演奏しているからでしょうか。
石田様と山本さんの音楽の方向性も、同じ向きを向いているのだろうなあ・・・なんて思いながら聞いちゃいました。
諸田さんのピアノも、相変わらず気に入りました。
二へドンの気に入らないピアノは、ガンガン弾いちゃうピアノなので、弦の音を際立たせてくれるピアノ大好きです。
「 主張が無い。 ただの伴奏だ。 」 と言う、厳しい指摘も演奏後、聞かれましたが、いや、 OKです。 OKです。
二へドン的には十分OKですよ! でも今度、諸田さんのソロも、いっぱい聞いてみたいな。
横浜美術館の時の様に、各自のソロがあっても良かったかな?

ショスタコを、さも当たり前の様に美味しく料理してしまう石田様のテクニックに心を熱くしながら休憩時間の20分を過ごす。
お友達と馬鹿話をしつつも、心の中では未だに石田様がショスタコを熱演し続けている。
二へドンも、いつかあの曲を弾く事があるのだろうか? 下手でも良いから弾いてみたい。
やっとセカンド・ポジションを習い始めた二へドンには無謀な夢なのだろうか?
いや、取り敢えず、セカンド・ポジションの練習を頑張ろう!!

後半は3人のお着替えは無しでした。 ( ちょっと残念? )  

Posted by ニヘドン at 13:23Comments(0)コンサート

2008年01月23日

一人串カツ

また大阪に来てしまった。自分はどこに住んでいる人なのか段々分からなくなって来た。

写真はちょっと離れた所から写したビルの谷間から窺い見た通天閣。

今朝は天王寺で夜行バスを下り、天王寺動物園の外周をグルリと回り、「新世界」にやって来た。前回、大阪での課題として残しておいた「24時間オープンの串カツの店」で串カツモーニングを頂くのである。
お店は多数あるが、女一人で一番入り易そうだったのが、通天閣の足元にある「壱番」と言うお店。
カウンターに通され早速注文。
ニヘドンは、
・いか   ¥105.-
・たこ   ¥105.-
・ししとう  ¥84.-
・れんこん  ¥105.-
・チーズ    ¥95.-
・ご飯セット(白飯&味噌汁)   ¥263.-
・ウーロン茶   ¥210.-
を注文。

ご飯が来るのが遅かったので
・海老       ¥263.-
・ささみしそ巻き  ¥158.-
を追加注文しました。
「ええ〜?! 朝も早よから串カツですか? 姉さん、ごっつい胃袋してはりまんなあ。」等と言う声が聞こえて来そうだ。 Non, non!串カツは、衣が薄くて、油も最小限だから、朝からがっつり行けますよお〜。野菜もたくさん摂れるし。
大体、24時間オープンと言う事は、需要があるから経営が成り立つ訳でしょう。ニヘドンの他にもぎょうさんお客がいましたわ。
スーツを着たサラリーマン風の4人組みが、日曜日の朝7時半から生ビールの中ジョッキを飲んでいます。この人達はどう言う人達なんだろう?昨夜からずっと飲み続けている?夜勤明け? 日曜の朝、新世界は不可思議な人々が集うミステリーゾーンと化す。
美味しかった。クセになってしまいそう。もうお腹いっぱいです。今度はぜひ、石田〜リンと一緒に来たいと切実に願いながら、店を後にしました。  二へドンの本日の朝食代 締めて ¥1,388.-也。
万歳、食い倒れの街、大阪!!


「 データ 」  串かつ 壱番       大阪市浪速区恵美須東2-6-1    
                         電話 06-6630-0001

**** 「 一人串カツ 」 ・ 完 ****************
  


Posted by ニヘドン at 14:20Comments(0)グルメ

2008年01月21日

1月20日 トリオBEE 大和高田さざんかホール レポ・前半

写真はポスターを撮影したものなので、写りが悪いのですが、お許しを〜!

大和高田って大阪から近鉄大阪線で約30分だから、予想以上に近かった!

******************************

及川浩治トリオ“ BEE ”
日時 : 2008年01月20日(日)
開場 14:30
開演 15:00
会場 : 大和高田さざんかホール 大ホール
料金 : 全席指定 2500円
出演 : トリオ“BEE” 及川浩治 / ピアノ
石田泰尚 / ヴァイオリン
石川祐支 / チェロ

演目 : ピアソラ / アディオス・ノニーノ
  ピアソラ /  フガータ
  ピアソラ /  リベルタンゴ
    ファリャ /  火祭りの踊り
    ハチャトゥリアン ( ハイフェッツ編曲 ) /  剣の舞
    モーツァルト /  ピアノ三重奏曲 K.496 〜 第1楽章
    メンデルスゾーン /  ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第1楽章

    休憩 20 分
    ベートーヴェン /  ピアノ三重奏曲 第5番 「ゴースト」Op.70-1 〜 第1楽章
    マスネ /  タイスの瞑想曲
    フォーレ /  エレジー
    クライスラー ( ラフマニノフ編曲 ) /  愛の喜び
    ヘンデル ( ハルヴォルセン 編曲 ) /  パッサカリア
    リムスキー=コルサコフ / 熊蜂の飛行
    メンデルスゾーン / ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第4楽章
 
    アンコール
   ・ ピアソラ / 天使の死
   ・ ピアソラ / リベルタンゴ

*************************************

さざんかホールは、地方のホールにしては新しく綺麗で、気持ちの良いホールです。ただ和式トイレが多いのは、地方色なのかな?

客席のライトが消えました。客席もステージ上も真っ暗です。後ろの席からプログラムのカサカサ言う音が合唱しています。「え〜?」これはニヘドンの心の叫び。少しだけ嫌な予感。おまけにニヘドンの後ろの席には小学校1年生位の男の子が座っています。男の子は、仕切りに喋っています。ははは。「1度ある事は2度ある? ははははは。」ニヘドンは心の中で諦めました。2日連続で石田様とデートしようとしたから、罰が当たったに違いありません。はあ〜。
舞台袖からヴァイオリンの音が聞こえて来ました。うふふ。ニヘドンのダ〜リンが、又今日もニヘドンの為にヴァイオリンを熱演しようとしてくれている。今日は舞台袖にはぶ厚い扉が有り、中の様子は全く窺い知る事が出来ない。
トリオ“BEE”の3人が真っ暗闇の中を定位置につきます。よくあんな暗闇の中を歩けるよね。客席で見ている、こちらの方が少し怖く感じてしまう。
暗闇の中で及川さんのピアノのイントロが始まりました。
「あれ?ピ…ピアノの音が……! 」
昨日の千葉と、音が全く違います。音が違うって言うか、このピアノ駄目ぢゃん!! 隣の席のモンともさんも、公演後、やはり同じ様な意見だったのです。ニヘドンは、あまりピアノのコンディションには、つべこべ文句を言わない人なのですが、今日ばかりは見過ごせないぞと言う感じ。
ステージのライトが点きました。
及川さんも弾きにくそうに、やけに両腕に力を入れています。
及川さんは黒いブラウスに黒いズボン。バックルの大きいベルトをしています。ニヘドンいつも不思議なのは、及川さんって、いつもあれだけ激しくピアノを弾くのに、上衣がちゃんと収まっていますよね? 何か秘密があるのでしょうか?社交ダンスの衣装の様に、裾にクラッチボタンが付いているとか?
師匠、この辺の謎解明をよろしくお願いしますね!
石川さんは、黒い、首が隠れる長袖シャツ。黒いズボン。前日の千葉公演で非常に好評だった石川さんの黒髪は、奈良でも大好評でした!今の石川さんの体型に、黒髪がよく似合うの。 コンサートを聞きに行った人の中の数人が、コンサートの感想や、お友達の感想を伝えてくれるのですが、今回100%皆の意見が一致したのは、「 石川さんが格好良い! 」でした。
千葉では、ナチュラルなヘアでしたが、高田では上向きに立ち上げ、セットもバッチリ。 関西マダム達も石川さんにぞっこんでした。 及川さんファンのあの人も「石川さんが素敵!」。 生まれる前から石田様が好きだったとほざくあの人も、「石川さんメチャ萌え~!!」。石川さん、貴方はいつからそんな悪い男になったんだ?
人妻の追っかけ人たちの心をゲッチュしちゃって!! おかげで、夫の事も、追っかけの事も忘れた人々が、石川さんについつい視線を送ってしまったのですよ!

でも、石川さんの格好良い黒髪については、もう少し熱く語らせて!! 石川さん、最近痩せたから、その体型に黒い髪の色調が精悍そうで、とってもカッコイイの! マッチョな時の短髪は、ちょっとふけて見えたし、茶髪は少し幼く見えたし、今が最高に
ピッタリ! 石川さんの素直さ、伸び盛りの元気さ、石川さんの内面の良い所だけをチョイスして表現してみましたって感じ。
皆が皆、石川さんがイイって言うから、お願い!! 今の髪色、長くキープして欲しいな。 流行とかに左右されずに、石川さんの好感度100%の黒髪を大切にして欲しいな。 後、前髪は長い方が素敵です。 とにかく今よりは短くしないでほしいです。
石川さんが格好良いって、頭クラクラさせていた人々の声を、直接石川さん本人に聞かせてあげられないのが残念です。
本当に、皆が『石川さんカッコイイ』の一言だもん。及川さんファン、石田様ファンを惑わしてどうするんだ!
一体、兄貴達は、彼に何を教えちゃってるんでしょうかね? いいけど! いいけど! 凄くいいけど!!

では、石川さんのカッコ良さに、力を入れ過ぎて、本命ダーリンがすねすね虫になるといけないので、石田様にも登場して頂きますよ~。 石田様は黒いブラウスに黒いズボンです。

及川さんのピアノのソロ・パートの間、石田様は客席に横顔を見せ、ヴァイオリンと弓を一緒に右手に持って立っています。
機嫌は良いようです。 

石川さんは左手をチェロの指板に当てて、じっと下を向いている。
及川さんが 「ワン・トゥー・スリー・フォー」とカウントをすると、ヴァイオリンとチェロの演奏の始まり始まり~。
石川さんは、口をギュッと結んで演奏しています。 ( きゃ!駄目だわ。今回は石川さんをたくさん見ちゃったかもしれない!!) どうぞ、本命のダーリンが、すねてヴァイオリンの弓をへし折ったりしませんように。
石田様は、チェロがメロディーを弾いて居いる時には、ヴァイオリンお休みです。 石田様は左つま先を上げて( これって、二へドンも体操教室でやるんだけれども、脛の筋肉をたくさん使うのよ。 何も無い所で、躓いて転びたくない人は、毎日つま先を上げたり下げたりの運動を繰り返しやると良いですよ。 ) 右手でヴァイオリンと弓を提げ持っています。

おお、石田様の演奏再開です。 昨日の千葉公演より、石田様の弓のストロークが長めなんでしょうか? そんな風に感じられました。 ヴァイオリンは昨日より、調子良さそうです。 昨日も好調なヴァイオリンでしたから、今日は絶好調な伸びやかさ!!
再び、及川さんのピアノ・ソロの間、石田様は一瞬あごを天井に向けました。
今日はピアノの音がガンガンだったので、チェロの音が所々聞こえにくかったのです。 
石田様のヴァイオリンの音は全曲バッチリ聞こえたのですがね。 マイクの置き場所が悪かった? 1本、背の低いマイクが、
石川さんの後ろ横に置かれていたのです。 もう、ピアノにマイクは要らないから、チェロの前に置いてあげれば良かったのに。

1曲目の「アディオス・ノニーノ」に関しては、千葉公演はピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオ演奏だったのですが、( 千葉は音のバランス良かったよね。 席が1列目だから、ピアノの音がガンガンって事は無かった。 ) 高田では、ピアノとヴァイオリンのデュオ演奏に聞こえました。 チェロの音が聞こえなくても、石田様は悠然とヴァイオリンの音をホール全体に染み渡らせています。 その余りにも泰然とした演奏の姿に、ちょっと笑ってしまいました。 弟分のピンチを救わないのかっ!! 

及川さんがMCです。 「 え~。 」 おっとっとっと。 石田様が乗り移っっちゃいましたか?
「 奈良の皆さん、こんにちは! 」 客席から、嬉しそうに拍手が起こります。
「 今日は、僕達 BEEのコンサートにお越しいただき、ありがとうございます。 オープニングは、アルゼンチンの作曲家ピアソラ
  の 『 アディオス・ノニーノ 』 をお贈り致しました。 この曲は、何音楽と言うんですかね。 石川君! 」
( ふふ。今年は冒頭のMCから、他のメンバーに話を振る作戦ですかね。) 
石川さんは、ちょっと肩をギクッと、すくめる様な感じで、 「 タンゴ音楽です。 」と答えました。
こういう時の及川さんは、本当に嬉しそうですよね。
及川さんが続けます。 「 石田君は、あれですか。 ピアソラは、よく聞いていると思うんだけども、ピアソラは 好きですか?」
石田様も口の両端で小さく笑いながら、「 はい。 」 
!!!! ???? ひ・・・・・一言?  確かに、質問にはちゃんと答えているけれども、一言でおしまい??
流石の及川さんも、これ以上は突っ込めなかったらしくて、「 ありがとうございます。」
終わっちゃったよ。 石田様の貴重なトークが、「 はい。」 の一言で終わっちゃったよ!
「 ピアソラは僕も大好きなんですが、次はピアソラの曲を2曲続けてお聞き頂きましょう。 『 フガータ 』 そして、ピアソラの曲の中で最も有名な 『 リベルタンゴ 』 です。」 

『 フガータ 』 のピアノのイントロは、いいじゃん。 良い感じじゃん。
石田様は上体を右にカクン、左にカクンと、カクカク小刻みに揺らしています。 ヴァイオリンの音が今日は又、格別です。
石田様は左手を離して、右手だけを駒の外側を弓でギコギコ。 あ、ここ好きなんですよ。 こういう弾き方をする時、楽譜にはどういう風に書かれているのか、今度知りたいんですよ。 二へドンの周囲のコンサート仲間達は、大分二へドンウイルスに感染して来ており、「 及川さんにピアノの個人レッスンを受ける夢を見た。」 とか、「 及川さんがアポ無しで自宅にピアノの練習に来た。 夢の中で・・・・。」 という妄想も末期症状になっておりますが、二へドンも負けずに、石田様にヴァイオリンの愛の個人レッスンを受けたいと思います。 夢の中では無く、現実にね・・・・。 二へドンのヴァイオリン・レッスンは最近テキスト2冊目に入ったばかりなのですが、3冊目のテキストには、リベルタンゴの楽譜が入っているのですよ。3冊目に入るのに、後何年かかるか分かりませんが、リベルタンゴは、大御所石田泰尚先生に個人レッスン受けなきゃならんだろう。 レスッン料は、「 愛 」でお返ししますっよ! 

はあ~。 今日の『 フガータ 』 は、すごく良かった。 3人のまとまりがすごく良かった。 演奏中にちょっと事故があったり、
ハラハラドキドキしちゃうと、二へドンの妄想も中断されちゃう訳ですから、曲が終わるまで最後まで妄想が続いたという事は、
演奏が良かったって事なんです。 良かったよ。 何しろ二へドン、時々欠席する事はあるものの、基本的には本州でのBEEの演奏会は足を運ぶようにしているので、松原での演奏会から、ずっとBEEの成長の軌跡を見守って来た者として、「 フガータ 」のまとまりの良い演奏を聞けるようになったのが、極楽浄土の幸福ですね。

3曲目の「 リベルタンゴ 」では、及川さんのピアノがちょっと マゴついて、ヒヤっとしました。 が、兄貴だから許すよ!
イントロ部分で、石田様がヴァイオリンのボディーを、石川さんがチェロのボディーを手で叩いてリズムを取る場所があります。
皆さん、ここは、絶対に見逃さないで下さいよ! アンコールの時は大抵及川兄貴が、いきなり弾き始めて、まだ楽譜を探している2人が間に合わない事が多々ありますからね。 この 「 ボディーバンバン 」は、お見逃し無く!!

しかし、まあ、石田様が世界に入ってるわあ~。 今日は特にヴァイオリンの音が滑らかで艶やかだからね。
自分の音に酔っているのか、世界に入っているから音の質が上等なのか、どちらなんでしょうかね?
石田様は、熱演の間、右足のつま先を上げ、かと思うと左のつま先を上げ、左右にバランス移動で大忙しです。
そう、3年前、二へドンは石田様の演奏する『 リベルタンゴ 』 のライブを聞いて、雷に打たれ、そこから追っかけの全てが始まったのよね。 石田様が罪を作った原点の曲なのよね。 願わくば、今日の演奏会で、これ以上二へドンの様に道を誤る人が現われません様に!!
思わず、そんな心配をしてしまう様な、迫真の演奏でした。 ふー、何回聞いても、この演奏には、やられてしまうんだよな。
年輩の男のお客さんから、「 はっはっは! 」と笑いが洩れました。 はい、もうあのエキサイティングな演奏には笑うしかありません。
演奏後の及川さんは、満足げな表情を顔いっぱいに浮かべて立ちました。 BEEの3人が揃ってお辞儀をしました。
最近、3人のお辞儀が深く、時間が長くなった気がするのですが・・・・。 今度ストップウォッチで時間を計っちゃいますか?
お辞儀が丁寧になったのは、評価できるのですが、逆に、すごくぶっきらぼうな態度をステージの上でも見せていた頃の石田様の姿を懐かしく思い出したりなんかして・・・・・。
3人が退場して行きました。

4曲目は 『火祭りの踊り』です。 及川さんのピアノと石川さんのチェロのデュオ演奏です。
及川さんが石川さんを覗き込み、石川さんが笑顔で応えて、演奏開始です。
ふふ。 この曲好きだな~。 だって、石田~リンに気兼ね無く、石川さんをガン見できるんだも~ん!!
イメチェンした、黒髪の石川さんって、ギリシャ神話のアドニスみたいだよなあ・・・・ぽわ~ん・・・・・としている内にあっという間に演奏終了。 石川さんがチェロ君を軽々と持って退場します。 お次は言わずと知れた、石田~リンの登場。

及川さんが石田様の方を振り向いて、声を出さずに口だけを動かして何か言いました。 石田様が頷くと、演奏開始です。
5曲目は及川さんのピアノと石田様のヴァイオリンのデュオ。 『 剣の舞 』です。
これは、初めて石田様の演奏を聞いた時から、ダイナミックな演奏に圧倒されまくりでした。 今でも圧倒されるのは同じです。
石田様は今日も絶好調です。 両足でジャンプしちゃってます。
及川さんも負けてはいません。 及川さんの首がカクカク前後に揺れ動いています。 鞭打ち症になんかならないで下さいよ。ちょっと見ていてハラハラしてしまいました。
演奏後、またもやオヤジなお客様から、笑い声が出ました。 普段、こういう熱い演奏を目の辺りにしていないと、大興奮なんでしょうね。
及川さんと石田様が退場して行きます。 

今度は、及川さん、石川さん、石田様の順でステージに登場です。 及川さんがマイクを持ちました。
「 ピアソラに続きまして、歯切れの良いマニュエル・ド・ファリャ と ハチャトゥリアンの曲を演奏しました。
  マニュエル・ド・ファリャ。 マニュエル・ド・ファリャって、どこの国の人ですか? 」
そう言いながら、及川さんがマイクを石川さんの口元に押し当てそうな勢いで迫ります。
「 スペイン人です。 」 と石川さんがソツ無く答えます。 「 ほっほ~。 そういう感じが出ておりましたでしょうか?」
会場からは拍手が起こりました。
「 トゥリアン。 トゥリアンと名前の最後に付くのは、ロシアだと思うんですけど、ハチャトゥリアンは、ロシア人でよろしいんでしょうか、石田君。」 今度は及川さんのターゲットは石田様です。 「 そうでございます。」 石田様もソツ無く答えます。
「 ほー。勉強して来ましたねえ。 」 及川さんが茶化します。
「 ここで、皆様に気持ちをなごんでもらいたいと思いまして、ピアノトリオから2曲続けてお聞き頂きます。
  ピアノトリオと言うジャンルは、ベートーヴェンが、良い曲をたくさん残しておりまして、モーツァルトもたくさんのピアノトリオの曲をたくさん残しております。 最初にモーツァルトのピアノトリオから第1楽章、そしてメンデルスゾーンのピアノトリオの第1番
から第1楽章です。 最初の曲は、可愛らしいメロディーに、モーツァルトの天才性が現われた曲です。」

及川さんがピアノでイントロを奏でている間、チェロの石川祐支君は何だか嬉しそうな表情を見せています。
ヴァイオリンの石田様も、すこぶる機嫌が良さそうです。
石田様のヴァイオリンの音は、「 余裕 」の1言です。
いつにも増して、余裕綽々で弾いています。
「 全てオレに任せてついて来い!! 」みたいな感じです。
ハンメルンの笛吹き男の様です。 女子達がゾロゾロと石田様の後を尾いて行っちゃってます。
石田様の優しい表情と、柔らかな肘と手首の動きで、
最高に noble ( 貴族的な )音を出してくれました。
この柔らかい肘と手首が、ヴァイオリン初学者には、憧れの的なのです。
ヴァイオリン初心者は、どうしても肩や手首や肘に余分な力が入ってしまうので、
如何に力を抜くかが、最大の課題なのです。
石田様の柔らかい手首と肘の動きが見たい一心で、追っかけをしていると言っても過言では無いんですよ。
二へドンの場合。
あー。 今日も石田様の 「 手首 」 と 「 肘 」 を堪能させて頂きました。

次が、第1部最後の演奏曲の メンデルスゾーンのピアノ・トリオ。
石田様は、言わずもがなの、完璧な演奏です。
石川さんも、演奏中に笑顔をいっぱい見せてくれました。
石田様は、自分のヴァイオリン・パートがお休みの間、ヴァイオリンを顎だけで挟み、
左手で弓を下向きに持ち、右手を腰へ。
ピアノ・トリオは良いです。 
トリオBeeには、色々なジャンルの曲を演奏して、私たちを楽しませてもらいたいけれど、
やはり王道はこの、クラシックのピアノ・トリオだと思います。
第1部を完璧に締めて来ました。 ぱちぱちぱちぱち。

演奏後、及川さん、石田~リン、石川さんの順にステージを下りて行きました。

***** 「 1月20日 トリオBEE 大和高田さざんかホール レポ・前半 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 14:24Comments(6)コンサート

2008年01月19日

1月19日トリオBEE千葉公演レポ

写真は千葉県文化会館に隣接しているお城。
「おお!千葉にもお城があったのか!!」
真っ青な快晴の空が beautiful !! でパチリ。
いや、天気が良くてよかったよ。嵐を呼ぶ男が、吹雪を呼ばないか、ちょいと不安だったのです。

しかし千葉って、思った以上に遠かった!
ニヘドンにとって千葉って、市川辺りまでと、ディズニーランドと成田空港だったんで、千葉と言う駅の認識が全く無かった。
路線図で、保土ヶ谷から千葉まで運賃 1250円だと知り、愕然としてしまいました!
おまけに保土ヶ谷駅って、電車の本数は多いと思っていたら、約半数が湘南新宿ラインなので、千葉まで行く電車は15分間隔。乗る予定の電車に乗り遅れたので、待ち合わせに15分遅刻してしまいました! お待たせしてしまった皆様、申し訳ありませんでした!

んじゃ、いつも前置きが長いけど、コンサートレポ行っちゃうよ〜ん!

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究極のトリオ・パフォーマンス“ BEE ”
日時 : 2008年01月19日(土)
開場 13:30
開演 14:00
会場 : 千葉県文化会館
料金 : 全席指定  ¥4,000.-
出演 : トリオBEE
及川浩治 / ピアノ
石田泰尚 / ヴァイオリン
石川祐支 / チェロ

演目 : ピアソラ / アディオス・ノニーノ
  ピアソラ / フガータ
  ピアソラ / リベルタンゴ
  ファリャ / 火祭りの踊り
 ハチャトゥリアン(ハイフェッツ) / 剣の舞
 モーツァルト / ピアノ三重奏曲 K.496 〜 第1楽章
 メンデルスゾーン / ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第1楽章

    休憩 20 分

  ベートーヴェン / ピアノ三重奏曲 第5番 「 ゴースト 」Op.70-1 〜 第1楽章
  マスネ / タイスの瞑想曲
  フォーレ / エレジー
  クライスラー ( ラフマニノフ ) / 愛の喜び
  ヘンデル ( ハルヴォルセン ) / パッサカリア
  R=コルサコフ / 熊蜂の飛行
  メンデルスゾーン / ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第4楽章

    アンコール
     ・ ピアソラ / 天使の死
    ・ ピアソラ / リベルタンゴ

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本日のニヘドンのお席は、1階1列22番。
2階席、3階席は、最初から閉めていた様ですね。当日券の発売はあったものの、心配していたお客さんの入りは、まあまあ。7割弱の入りでしょうか?

このホールは、舞台袖に扉が無いので、ニヘドンの席から袖内の様子が丸見えです。スタッフが2、3人見え隠れし、……… むふふふ。ニヘドンのダ〜リンの姿が見えちゃった。見〜えちゃった。見えちゃった!
石田様はデスクの上に置いた楽譜の上に屈んで、一生懸命楽譜をセットしています。(ああ、ニヘドン、楽譜になりたい!楽譜になって、石田様にセットされたい!)
そしてPETボトルの水( 多分ミネラルウォーター) を一口ゴクリと飲みました。( ああ、ニヘドン、PETボトルになりたい! PETボトルになって石田様に口をつけてもらいたい!)
激しく妄想を膨らませている間に客席のライトが落ち、真っ暗なステージの上に BEE の男達が登場です。
開場からは拍手が無く、ちょっとちょっと…な感じでしたが。
まだ暗いステージのなかで、及川さんが「アディオス・ノニーノ」のイントロをピアノで奏で始めました。
及川さんは黒いシャツに、黒いズボン。髪は従来のヘア・スタイルですが、クリスマス・タイドの時よりも、かなり短めになっています。
石田様はピアノの方を向いて(つまり客席に背中を向けて)じっと動かずに立っています。
石川さんも、やや俯き加減に、半眼を閉じ、チェロを抱えてじっと椅子に座っています。石川さんも黒いシャツに、黒いズボンです。耳のピアスと、右手の人差し指と薬指の指輪がキラキラ光っています。指輪はシルバーなのに、すごい輝き。よく見えないけど、もしかして中指にも指輪している?

 じっと動かない石田様の後ろの襟の折り返しの辺りに、細長い赤い布が見えます。 ネクタイ?
今日は及川さんが、とても丁寧に、ゆっくりとイントロ部分を演奏するので、石田様と石川さんの待ちの時間が長いです。
やがてステージのライトが点けられ、石田様と石川さんも演奏に加わります。
石田様がくるりと客席の方を向きました。

おお!! 石田様の眼鏡がおニューです!! フレームが黒く太くなりました!! 石田様のホームページの動画にもあったサングラスも、結構最近、変えたものだし、眼鏡を2つ新調ですね。 2008年は眼鏡から新しく?!
まさか、いつも1列目に座っている、あの女性を、よく見える様にする為なのか!! ( 激しく妄想! )
石田様は右の身ごろが赤地に黒い薔薇の模様の布、共布で襟口と袖口をあしらっています。左身ごろは、黒。
黒1色の他の2人とは、ちょっと差をつけちゃってますよ!
黒いカマーに黒いズボン。 ピアスとか、シルバーのネックレス( 今日はヘッドが完全に見えてます!)、左手首の数珠ブレス等は、大体今までと同じですが、右手首のバンドは、黒と白の2つ重ね付けになっていましたね。

最近、佐渡さんの第九を2連チャンで聞いたり、西本智実お姉たまに浮気したり、みなとみらいのジルベスターで飯森範親さんのサラサラヘアーに心を乱されたり、念願の生ユンディにサイン貰ったり、少しBEE以外の演奏会に心を奪われていたので、
久し振りのBEEに、ああ、こんな感じだったっけ・・・・ぽわ~ん。。。。。。。
昨年の9月以降、集中的に聞いたBEE の 「 アディオス・ノニーノ 」ですが、飽きたという事は全く無いです。
また、及川さんがテクニシャンでさ!! それはそれは心を込めて弾くんですわ。 プロなら大抵、心は込めるぞと反論しないで下さい。 及川さんの心の込め方は、二へドンの心に響く込め方なんですねえ。 そりゃあ、二へドンだって、過去には、
「 音がバラバラ 」 とか、「 ガンガンし過ぎ 」 とか、色々行ったわさ。 でも、上手とか、下手とかじゃなくて、二へドン
 の心に直球ストレートに来るんですわ、及川さんは。 逆に、微妙に中心外してくる人とか、空振り三振とか、色々なピアニストさんがいるので、とにかく自分の耳で、心で聞いてみないと。
そういう訳で、二へドンは、1曲目をとても懐かしく、新鮮に聞いたのでした。
もちろん、石田様は最高~。 あまりの格好良さにヨダレ出ちゃいそうでした。

ただね、石田様ったら、かたくなに1列目を見ようとしないのよね。 かたくなに見ないと言う事は、逆に妙に意識してるって事じゃないですか!! まあ、仕方無いです。
本日、1列目中央には、某あのブログを書いているあのダイナミックな人、某このブログを書いているドンドンな人、某そのブログを書いている及川さんな人、某あんなブログを書いているカプリな人、ISCの事務局長、カプリな人の御親友、
そして2列目中央には、プロレスラーJana さんと、セコンドの方等、要するにいつもの例のあの連中がひしめいていたのです。
代わりに二へドンがしっかりと石田様をガン見致しました。 あんまりしつこく凝視したから、石田様少し溶けてないと良いのですが・・・。




小出しに続く。
  

Posted by ニヘドン at 19:08Comments(2)コンサート

2008年01月17日

1月16日 ユンディ・リ ピアノリサイタル レポ

写真はプログラムの表紙。¥500.-

日時 : 2008年1月16日(水)
開場 18:30
開演 19:00
会場 : よこはまみなとみらいホール 大ホール
演目 : モーツァルト / ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
第1楽章 アレグロ・モデラート
第2楽章 アンダンテ・カンタービレ
第3楽章 アレグレット
ショパン / 4つのマズルカ Op.33 (第22〜25番)
第1曲 嬰ト短調
第2曲 ニ長調
第3曲 ハ長調
第4曲 ロ短調
ショパン / 夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
シューマン , リスト / 献呈 S.566
ショパン / アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

休憩 20 分

ムソルグスキー / 組曲「展覧会の絵」
《プロムナード》
第1曲  「 グノームス 」
《プロムナード》
第2曲 「 古城 」
《プロムナード》
第3曲 「 テュイルリー 」
第4曲 「 ブイドロ 」
《プロムナード》
第5曲 「 卵の殻をつけたひなどりのバレエ 」
第6曲 「 サムエル・ゴールデンベルクとシュムイル 」
《プロムナード》
第7曲 「 リモージュの市場 」
第8曲 「 カタコンブ - ローマ時代の墓 」
第9曲 「 にわとりの足の上に建っている小屋 ( バーバ・ヤーガ )」
第10曲 「 キエフの大門 」

アンコール 中国民謡 「 サンフラワー(向陽花) 」
        ( 注意: 二へドンのPCは、中文の簡体字が出ないので、日本で使われている漢字で表記しました。)

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Posted by ニヘドン at 22:29Comments(2)コンサート

2008年01月16日

青い屋根のレディース・ランチ

今年初の学年学級委員の定例会は、
外でランチをしながらという事になりました。
お店をどこにするかっていう段階で、
ニヘドンが行き着けの
『青い屋根』をリクエスト。
結構、他のお母さん達も、この店の事知らなくて、
すぐさま決定しました。
予約をした段階で、お店側から
メニューを予め決めて欲しいと言うので、
役員会で協議してもらい
( いや、そんな大袈裟なものではありませんが ・ 笑 )
全員レディース・ランチにしました。

写真がレディース・ランチです。

本日のサラダ、ミニシチュー、ガーリックトースト、コーヒーが付いて、税込み価格800円ですよ!
ニヘドンもレディース・ランチを頼むのは初めてです。
だってメインディッシュがサラダだと、食べ終わった直後は満腹してても、直ぐにお腹空くと思い敬遠していたのよね〜。
でも! 写真をもう1度見て下さい。この山盛りのサラダ!!
今日は、きのこサラダか、シーフードサラダが選べました。ニヘドンを始め、大半の人がシーフードサラダを注文。サラダの上に、小海老やイカのシーフードが散りばめられています。
シチューも、ビーフシチューか、シーフードシチューが選べます。たった一人だけ、シーフードサラダにシーフードシチューの組み合わせを選んだ人がいましたが、後の人は全員ビーフシチューを選びました。
ビーフシチューがメインのセットもあるのですが、こちらは流石の大食漢のニヘドンも全部食べられません。
レディース・ランチのカップに入ったシチューで充分です!
食後は、ブレンド、アメリカン、紅茶、アイスコーヒー、アイスティーが選べます。
やはり一番人数が多かったのが、ニヘドンと同じアメリカン。
ニヘドンってさ、いつも人から変わってるって言われちゃうけど、こうして見ると、食の趣味は一般の人々と同じやんけ。ちょっとほっとしたりして。

結論。 美味い! 満腹じゃ! この店は良い! 電子レンジでチーンの料理ではなく、コックさんが鍋で作ってくれる料理を、800円で堪能できる!
ビーフシチューには、トロトロに柔らかくなった大きなブロック肉が入っています。
シーフードシチューを覗いたら、殻付きの渡り蟹が入っていたり具沢山で、次回はシーフードシチューを頼もうと、固く心に誓ったのでした。

お店データ
所在地:横浜市南区六川
(相鉄ローゼンの近く)
ランチタイム11:00〜15:30(夜の営業はありません。)
電話045-743-2548


現在、ランチが終わってから5時間が経過しているが、全然お腹空いてません。
これから、みなとみらいホールでユンディとデートなんですが、何も食べないで行こうと思います。

そうそう。今日のユンディとのデートに当たっては、多くの方から、「 ニヘドンが浮気してるって石田様に言いつけてやる!」と言うメールを頂きました。ちっちっちっち!
浮気じゃないのよ。ま、言うなれば、情事?!んきゃ〜!!
頑張って来ます!!

  

Posted by ニヘドン at 17:57Comments(0)

2008年01月15日

緊急召集!!  集まれ!! BEEの小牧公演だ!!

ねえ!! どこも皆、冷たいんだけど、何で?
さゆり さんから 救助依頼を受けちゃったから、二へドンまたまた おせっかい広報委員に立候補したよ。

トリオ BEE コンサート

日時 : 2008年02月17日(日) 開演 15:00~
会場 : 小牧市味岡市民センター講堂
      ( 写真で見ると、なかなか綺麗なホールですよ! )
料金 : 全席指定 ¥2,000.-
申し込み方法 : 小牧市内の販売所のみ。 チケットぴあ等での販売は無し。

            遠方でチケットを買いに行かれない方は、現金書留で代金を送って下さい。
         〒485-0006 愛知県小牧市久保新町60番地

         事前に電話をする必要はありません。いきなり現金書留送っちゃって下さい。

         現金書留がホールに到着した段階で、先方から電話が来ますので、
         連絡先の電話番号を忘れずに記入して下さい。
         先方からの電話で、席の指定を受け付けます。
         現金書留到着前の席の予約・取りおきは一切しないとの事。
         チケットは当日、会場で引き取りです。

問い合わせ先 : 小牧味岡市民センター講堂 
           電話 0568-76-7000  FAX 0568-76-7288
           営業 9:00~21:30 月曜日休館

アクセス : ・ 小牧空港から北へ車で20分位。
        ・ 名古屋から名鉄で犬山から小牧線で少し戻る感じ。 
          名古屋からは1時間に3~4本の電車があるので、そんなにローカルではない?!
          乗り換えの時間にもよりますが、名古屋から1時間強見ればOK。
          小牧線味岡駅より西側に徒歩5分。
          大通りに面しているので、分かり易いと思います。

          くれぐれも 「 小牧市市民会館 」と間違えないで下さいよ!

販売状況 : 座席数500のホールで、販売数200。 
         でもどの程度四捨五入したのか不明。 最悪の場合、155?
         1列目中央はもう売れてますが、両端ならまだ1列目あります。

お願い : 皆さん、お願いです!! 行きませんか? 
       書留料節約で、他に行かれる方、一緒に申し込むので、1月25日までに二へドンにご一報下さい!!
       BEE の演奏会を200人ですか? 
       頼むよ、頼むよ。 KAMOME LIVE じゃないんだから!!

**********************************

これはね、ホールの姿勢が悪い!! 数年前から、味岡市民センターを利用した人々から囁かれていた。
チケットを売る気が無いとしか思えない。 チケットぴあに出せば、もっと遠方の人だって気軽にチケット買うのに!!
行かれなくても、取りあえずチケット買う人だっているのに!

二へドンが講堂に電話したら、オヤジのドスの効いた声で「 味岡センター 」の一言だけの応対。 
ちょ・・・・ちょっと、今時、そんな絵に描いた様なお役所対応しないで下さいよ~。
担当者に代わったら、普通だったから良かったんだけど。

このホールでは、過去に、錦織健、本田美奈子、上松美香等、知名度の高いアーティストが公演を行なっている。
が、遠方の人は、事前に現金書留を送って、当日現地でチケット受領のシステムに不安を訴える人もチラホラいました。
高い交通費を使って、万が一手違いで、あなたの名前はリストに無いとか言われたら・・・・と思うと不安だよね。
ま、実際今までは、それで何か手違いがあったという報告は一切聞いてないので、大丈夫だとは思いますが。

本当にやる気無いな・・・・と思うのは、味岡市民センターのホームページに公演情報が無いんだよ。
自分達の懐が傷む訳では無し?

何度もこんなお願いして、どうかとも思うのですが、皆さん、行きましょう!!
名古屋で味噌煮込みきしめんでも食べて来ましょう!
関東の皆さん、名古屋は結構近いであかんわ。
関西の皆さん、名古屋なんて、スープの冷めぬ距離でしょ!? ( 完璧冷めとる! )
行きましょう!行きましょう!行きましょう!お願いします!行きましょう!行きましょう!  


Posted by ニヘドン at 11:39Comments(8)チケット販売

2008年01月14日

9月18日 トリオ・リベルタ KAMOME レポ・前半

写真はKAMOMELIVEMATTERSのハンバーグステーキ。

9月にリベルタのKAMOME LIVE が
3回って訳ですからね!
もう幸福過ぎて、一人で幸福を背負い切れなくて、
胸がドキドキして来ました。
しかも盛岡公演もあり
月に4回リベルタ三昧ですよ!!
ぎゃあ〜お〜!!
18:00に開場。
この日は佐藤君も1年振りにリベルタをご鑑賞。
まずは腹ごしらえをして頂かないと。
佐藤君ハンバーグステーキ(ライス付き)1000円也。
ニヘドンは激辛タイカレーライス700円也。
ナオさんとお友達とニヘドンと佐藤君の4人で、いつものK席をゲット〜!
舌鼓を打ち、さあ、そろそろ開演だぞと言う時に、ピアノの調律をやっていました。中をテープで留めたりして、そんなボロいピアノなんでしょうか?大丈夫でしょうか?
さあ、ピアノの方も何とかなったみたいです。開演ですよ〜!
19時を大分過ぎてから開演しました。さっきまで調律してた訳ですからね。
松原さんは白いオーバーブラウスに黒いズボン。おや、今日はクロスヘッドのネックレスをしているじゃないですか。
石田様は白いい王子様ブラウスに黒いズボンに黒いカマーベルト。右の耳には金色のピアス。左の耳にはブルーの四角い石のイアカフ。右手首にはピンクと白のバンド2つ使い。この前の KAMOME LIVE で、石田様のネックレスヘッドが見えないよ〜!と騒ぎました。おお! 今日はネックレスのヘッドがちゃんと見えますよ。シルバーの、形は何て表現したら良いんだろう。うーむ。難しいので表現不能。言うなれば、こうぐるっと、うにゃっとしたものが……ほとんど意味不明。石田様!今度からネックレスヘッドは、四角とか円とか、単純明快な形にして頂けると、正確な表記が出来るかと……。
中岡さんはシンプルな白いシャツに黒いズボン。白シャツの袖は折っていますよ。しかも3回! うふふふ。悶ぺ。ちゃんがウハウハ喜ぶスタイルじゃないですか!

リベルタの皆さんのファッションは、バッチリ決まっているのですが、一つ気になった事が…。石田様の機嫌が余りよろしくない?!ニヘドンの取り越し苦労なら良いのですが…。
さあ、1曲目は「サマータイム」です。痺れる〜!! いつ聞いても痺れるんですよ!!
この曲を冒頭に持って来られちゃ、聴衆はこれから先、石田様の奴隷になるしかないじゃないですか!? ( ニヘドンは石田様の恋の奴隷ね!)
あちゃー……………。只今ニヘドン、脳が麻痺している最中です。中継再開までしばらくお待ち下さい。…………………………。
おっと!! ニヘドンが正気に戻ったのは、曲が終わった後でした。夢うつつの中で、後半やけに中岡さんが嬉しそう〜に演奏しているのが印象的でした。とにかく、いつも通りの、いや、いつも以上の熱烈格好良い「サマータイム」でした。今思い出しても、頭の芯がジンジンしますよ!
中岡さんがいつものMCのお仕事をします。
「 3回とも来られたコアなファンの方もいらっしゃったようですが」(それってニヘドンの事でつか?)「夏の終わりの一夜を楽しんで行って下さい。」
はあ〜い! 200%楽しみますともさ!!
「次にお贈りする曲は『ニューシネマパラダイス』です。この映画は、好きな映画のランキング上位に必ず入っているものです。」
この曲をリベルタが演ると本当に素敵。やっぱり音楽の世界に浸るには、ある程度の長さが必要ですよね。幅跳びだって高跳びだって助走が必要な様に、音楽にもトランスする時間が必要ですよね。
その意味で、この曲の長さ位有ると、どっぷりとリベルタ・ワールドに浸れるのです。
アルトサックスからソプラノサックスに持ち替え、又アルトサックスに持ち替える松原さん。松原さんは、いつもどちらかと言うと、はにかみながら、所在無げに立っている様子が見受けられるのですが( 物凄く近くの席にオバタリアンが座っているので恐怖におののいているのか?)今日の松原さんは、いつもよりずっとリラックスして余裕の演奏に見えました。中岡さんは、いつもより派手に上体を揺らしながらピアノの演奏をしています。
1曲目の「サマータイム」も、2曲目の「ニュー・シネマ・パラダイス」も、いつもよりテンポがゆっくりだと感じられました。リベルタの3人が、9月に集中した演奏会の、今月最後の演奏を、自分たちも味わいながら演奏しようと思っているかの様でした。
客席の溜め息と共に終わった「ニュー・シネマ・パラダイス」。良かった〜。
中岡さんがマイクを持ちます。
「劇的にする様に、わざと調を変えた所もあります。本当に僕達も好きな曲です。またリベルタで今後もモリコーネの曲を取り上げて行きたいと思っています。」
( 何だろう?次のモリコーネの曲は何をやってくれるのだろう?ワクワク! 2008年のお楽しみだな。)
「次の曲は『シークレットガーデン』と言うグループの曲を演ってみたいと思います。このグループでピアノを担当している、ノルウェー出身のラブランドさんという方が作曲しています。今日は演奏しませんが、ラブランドさんの作曲したもので他に有名な曲は、フィギュアスケートの荒川静香さんが使った『ユー・レイズ・ミー・アップ』があります。今日は、シークレットガーデンの『 Song from a Secret Garden 』 をお聞き下さい。」
中岡さんが喋っている間に、松原さんはペットボトルの水を飲みました。石田様は左指の4本を親指とくっつけて、1本ずつピンピンはじいていました。準備運動ですかね?
演奏が始まりました。うわ! 中岡さん、気持ち入っている〜!
ニヘドン9月のリベルタ4回共全部最前列で聞いたけど、今日が3人の没頭振りが一番凄い! 中岡さん、気持ち入りまくり! そしてこの曲もやっぱり、今までの中で一番テンポがゆっくりでした。ウェルカム! ニヘドンはテンポゆっくり目が好き! 自分の気質に合っているし、それに何よりもゆっくり弾いてくれたら、演奏が終わるまでに時間がかかるじゃないですか!1秒でも長くヴァイオリンを弾く石田様を眺めていたいニヘドンと致しましては、御の字なんですねぇ〜。むふふふ。松原さんのソプラノ・サックスがいい味出してるんだ、これがまた!
石田様の弓を持つ右指を見てギョギョ!です。普通、弓を持つ時は5本の指を弓に添えますが、石田様は人差し指と小指を弓から離しちゃってます。つまり中指、薬指、親指だけで弓を持っているんです! ニヘドンもヴァイオンリンのレッスンで、そういう事します。でも、それは弓のバランスを体感する為の練習であって、演奏中にやるなんて! ただただ感心して見ていました。

今日の前半は、全曲、スローテンポでじっくりと聞かせてくれます。
演奏後、マイクを持つ中岡さんを、じっと観察してしまいました。 だって、二へドン、幼稚園の時から、「 喋ってる人の顔を見て、お話は聞きなさい。」って、ずっと言われて、良い子に言う事を聞いてきたから、大人になっても、ちゃんと喋ってる人の方を見るんだもん! 下心なんて無いんだもん!! 
中岡さん、少し髪が伸びましたね。 ふふ。 実は二へドン、長い髪が好き。 額にかかった髪の毛を、鬱陶しそうに顔を振る仕草が好き!( イケメン限定 )。 ふーん。 中岡さんのベルトのバックル、H の形だけど、何かのブランド物なんでしょうかね?
あんまり、ベルトを凝視すると、「 二へドンが、中岡さんの○○を食い入る様に見詰めていた。」と、あらぬ疑いをかけられちゃうから、すぐに目を逸らしましたが・・・・。

中岡さんの解説です。 「 前半は、クラシカルなものを集めて演奏しています。 次の曲は、“ Hymn to Hope ” です。」
中岡さんが喋っている間、石田様が楽しそうに、何やら松原さんに話し掛けました。 何て言ったんだろう? 気になる所です。
二へドンの妄想的には、
「 僕の彼女、今日も一番前に座ってるけど、気付いた。」
「 あ、ああ・・。」
「 いいだろ、彼女?」
「 ああ。 羨ましいなあ。 」
「 そう言えば、休憩時間中に、君のサックスを舐めてた、コアなファンがいたけど・・・・。 」

・・・・・・・・!! いやだ! 二へドン、その彼女知ってる!! 
ああ、いかん。 妄想と現実が、ごっちゃになって来た・・・・・・・。

演奏は、もう最高!! これで、ウットリ出来ない人は、不感症なんですな。 それか、居眠りしてたか・・・!
特にソプラノサックスで奏でる、松原さんのメロディ・ラインが、いいんだなあ~。
リベルタの音の都会的な雰囲気にはいつも聴いているこちらは骨抜きにされてしまいます。

演奏後、中岡さんが松原さんに話を向けました。
「 次の曲は、『 イーラン 』を演奏したいと思います。この曲、松原はサックスで、イーランパイプの音を意識して吹いているんだよね?」
松原さんが答えます。 「 はい。 」 すごく短い返事ですが、男らしく答える松原さんに好感。
松原さんのこういう所が大好き。 「はい」という返事が素敵な所と、ファンの人にも 「おはようございます。」と挨拶の出来る所。
すごく好印象の家庭で育ったんじゃないかな? って思えちゃう。
中岡さんが続けます。 「 さあ、松原さん、音頭をどうしましょうかね? コーヒー飲んでる場合じゃないのよ。 」
ふふふ。 松原さんがコーヒーショップで自分で買って来た紙コップ入りコーヒーを飲んでいるのを、中岡さんにツッコまれてしまいました。

中岡さんが続けます。 「 KAMOME ライブで 『 イーラン 』の手拍子をお客さんにお願いしたら、 1回目は撃沈してしまいました。 2回目は簡単にしてみたんだよね。 裏拍無しで。 この曲は8分の9拍子で、難しいので、3拍子で演ってみましょう。裏拍は、マーチの簡単な奴で。 今日は大丈夫かな? いや、そりゃあ・・・・大丈夫だ! いつもよりお客さんの年齢層が若い!! ・・・・・・・ 若い・・・・・・気・・・・がする!!  」
おっと~、中岡さんが見切り発車をしようとしている。

「 じゃ、松原君に音頭を取ってもらって。 大丈夫? マイク入ってない? 」
大丈夫ですと答える松原さんにバトンタッチされました。 
「 じゃ、せえの、で、一緒に行きましょう。 」
はいはい。 松原さんの掛け声は、いつも人をやる気にさせてくれるよね。

二へドンは裏拍ですよ。 だって裏拍は若い子が担当するんでしょ? 二へドン若いもん。
ちょっと、ちょっと、佐藤君。 何故、君は心配そうに二へドンを見るのかね?
そういう君も、かなり裏拍をやる気満々だね。

そして演奏が始まりました。 トリオ・リベルタと客席のコラボなんて、滅多に経験出来るものではありません。 
また中岡さんに 『 撃沈 』 とか言われた日には、立つ瀬が無いから必死に頑張りましたよ!
驚いた事に、佐藤君が最後までやり遂げましたよ!
楽譜がろくに読めないくせに、昔からパーカッション系は得意だよね。 和太鼓やジャンベ(アフリカの太鼓)は嬉々として叩くし。
学校でも、クラベスとかウッドブロックを好んで引き受けるらしい。
もう演奏が終わる頃には、身体中が熱くて燃えまくっていましたよ。

中岡さんが 「 3回目でちゃんと出来ました。 」 と言ってくれました。
やった~!! やった~!! 中岡さんから OK が出た~!!
客席は満面の笑みを浮かべた人々でいっぱいだったのに、石田様は無表情だったのが、超印象的でした。
客席の手拍子なんか関係無く、俺様は、俺様の演奏をするってか?
石田~リンらしくて、ぷぷ~。 ぷぷ~。

そして、前半最後の曲です。 中岡さんが話し始めます。
「 ライブなので、何があってもいいじゃないか。 そこで、世界で一番小さな管弦楽団で『 ラプソディー・イン・ブルー 』 を
演奏したいと思います。」

うん。 この、「 世界で一番小さい管弦楽団 」という表現、二へドンはとても気に入っています。
3人しかいなくても、リベルタの音楽ワールドは無限だから、何度もライブに足を運んじゃうのですよね。
出だしの松原さんのアルトサックスがとても良い。 二へドン基本的には弦楽器と波長が合う人なので、その二へドンが
管楽器の音が良いと言ったら、それは本当に良い音なんです。 誰が何と言おうと、そうなんです。
中岡さんのピアノのソロのパートの間、石田様は指先で額の汗をはじきました。
おや、いつの間にか松原さんがテナーサックスに持ち替えてました。
次に石田様の演奏がお休みに入った時、石田様はステージ背面の赤いカーテンに張り付く様で、面白かったです。
何度目かの中岡さんのソロ・パートの間、松原さんは眉根を寄せて、じっと楽譜に見入っていました。
中岡さんが前髪を、ちょろっとはらいました。 3人が3人共、自分の仕草なんか、気がつかないで、演奏に没頭しているのでしょうね。 後半は特に、石田様が右足を宙に上げ、力の入ったボウイングで、魅せてくれます。
ああ、ガーシュウィンは良いねえ。 リベルタの演奏は特に良い。 満足! 満足!

20:10 から、 約20分の休憩に入りました。 
また、男性1名と女性1名で、ピアノの調整を始めました。 
楽屋の中から、手を叩いて大笑いをする声が聞こえて来ます。 ?? 何がそんなに可笑しいのでしょうか?
石田ママが楽屋に入って行きました。
こちらは、中に入って行く訳には行きませんからね。 
後半は別記事に続きます。

***** 「 9月18日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE レポ ・前半 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 22:35Comments(4)コンサート

2008年01月14日

心の故郷



写真は大阪の梅田スカイビル。 
空中庭園に向かうエスカレーターを下から見上げたところ。

追っかけ熱が益々ヒートアップし、
大阪に行く機会が増えた。
大阪の地下鉄や電車に乗っていて
興味深いのは、車内の吊り広告である。
週刊誌の広告などは全国一緒だが、沿線の人々にターゲットを絞った地域色の強い広告にも出会える。
そんなご当地広告を発掘するのが極上の楽しみだ。

地下鉄のなかでオレンジ色の丸と、細長い緑色の物が描かれたポスターを見つけました。
「みかんとキュウリ?」
近寄って眺めてみると、こう書いてある。
「 市営交通でいイヨカン
今年も安全ゴーゴーヤ!」
何と! イヨカンとゴーヤであった!!
どうです? ダジャレとしての出来は?
何か、この程度のダジャレを連発する女が関東にも一人いないか?
ニヘドンだ!!  自分だ!!
ニヘドンは Mixi でダジャレ&オヤジギャグを連発して、マイミク達から「地球温暖化防止に貢献している」と感謝されているが、
「いイヨカン」「ゴーゴーヤ」がコピーとして採用されるなら、ニヘドン、大阪でコピーライターとしてやっていけるのではないか?

中華料理店ワイタンのポスター。
「ワイタンにランチあったん?」
こ…これは〜!?
まさしくニヘドンがいつもマイミク達にお見舞いしているレベルのダジャレだあ〜!!
大阪ならニヘドンのダジャレが商業的に受け入れられるに違いない!!

広告の中央に、大きく犬の写真が出ている!? 今年の干支は子ですが!?
コピー曰く 「 バーゲンなんばワン! 」 。
なんばのショッピングセンターの広告でした。 「 なんばワン 」を言いたいが為に、今年の干支を敢えて無視し、昨年の干支の犬君を登場させるこの ダジャレ魂!! 東京だったら、この感覚は有り得ないな。 東京だったら、馬鹿の一つ覚えで今年の干支しか使わないな・・・・・。

二へドンの心の故郷は、大阪だ!! 大阪なら、いくらダジャレっても、地球温暖化防止に役立つとか言われなくって済むのだ! しかもコピーライターとして食べていけそうである!! 

ちょっと首を傾げてしまったのが、
「 痴漢はあかん。 位置が悪い。 位置が・・・・・。 」 というポスター。 
位置のせいでしょうか? 違いますよ。 これって痴漢冤罪防止を謳っているのでしょうか? 二へドンだったら、
「 痴漢はあかん。 意思が弱い。 意思が・・・・・。 」 にしますが・・・・・・。

大阪名物の 「 指詰め注意! 」の電車のドアのステッカーも今だ健在です。
石田組長。 くれぐれも指詰め注意ですよ! 指を詰めちゃったら、ヴァイオリン弾けなくなりますからね!!

さあ、また今度大阪に行く日が楽しみです!!

***** 「 心の故郷 」 ・ 完 ***************  


Posted by ニヘドン at 10:20Comments(6)徒然

2008年01月12日

1月のヴァイオリン・レッスン

2008年01月11日(金)
ヴァイオリンレッスン46回目。
レッスンを始めて67週目。

年末年始が入ってしまったので、
前回のレッスンから20日振りのレッスン。
教室に通う感覚が薄れ、
「あれ? 今日レッスンあったかな?」って思ってしまう。

まずは一人ずつ調弦を先生に見てもらう。レッスン1年目は、「お願いします。」とヴァイオリンを先生に差し出せば、調弦は全て先生にお任せであった。2年目の今は、「調弦位、てめぇでやりやがれ!」モードに入った。
レッスンが休みの間、乾燥する冬にも関わらず、音は、そう酷くは狂わなかった。そう、うちの泰次郎君は、滅茶乾燥に弱いのである。
音の狂いが少ないけれど、調弦の練習と思って毎日少しずつ弦を自分でいじってみた。一昨日、少しやり過ぎでしまった。どうにも音が合わないのである。合わないと言う事はわかる。でも、じゃあどうしたら良いかが分からない。仕方が無い。後2日で先生に見てもらえると思い、狂った音のまま練習した。
今日、先生の指導を受けて分かった。基本のA線が高かったのである。それで他の線まで悪影響が出てしまったのである。
まずはA線を調整。先生がアジャスターを回せと仰る。回す。まだおっかなびっくり状態で回してしまうので、先生からは「もっと、もっと!」と指示が飛ぶ。余り時間がかかるので、先生がニヘドンの所までやって来てアジャスターを回す。「あら、もういっぱいで、これ以上回らないわね。」そしてニヘドンが弓を引いて音を出している間、先生がA線の糸巻きを動かして正しい音に調整してくれました。それから先は、又「調弦位てめぇでやりやがれ」モードに戻り、先生は言葉で指示を出すだけ。自分で何とかしないといけない。
次のD線は、自分で糸巻きをちょっと動かしただけで先生のOkが出た。ふー。いつもこの位簡単だと良いのに。次に一番太いG線。このG線には毎回泣かされる。G線の糸巻きがすぐ緩んでしまい、ちょっと糸巻きに触れただけで、糸巻きが2回転も3回転も回ってしまい、弦はデロデロに伸びてしまうのである。今日も先生の指示通り糸巻きを回していると、糸巻きの野郎、回転を始めた。すかさず混身の力を左指に込めて糸巻きを押さえ込んだ。ニヘドンのピンチをイチ早く察知した先生がニヘドン救出に乗り出してくれた。こうなったら、後は先生にお任せなのである。ふー。最後のE線はOkだったので、本日のニヘドンの調弦は、これにて終了。
次にもう一人の生徒、最後にもう一人の生徒と順々に先生がみて下さる。
3人全部の調弦が終わるのに掛かった時間は、きっかり10分。お高い月謝のレッスンで失う10分は超辛い。どのみち調弦も覚えなければならないのですが。
因みに今月からクラス名が「アドバンス・クラス」になったら、月謝が 9,450円から 10,500円に値上がりした。一回のレッスン料が3,500円か。石田様の演奏会のチケット並みだな。やれやれ。
テキスト2冊目のレッスン1。 まずはC Major Scale の練習。今までの Scale練習 と違うのは、ドの音からスタートする事。
今まではスタートの音の指は0か1だった。今度は3の指からスタートするので次の音がすぐ隣りのD線に移らなければならない。案の定、先生からの指摘は、「移弦の準備は早めに!」でした。ヴァイオリンは、常に先の事を考えて準備を怠りなくしなければならないので、3歳から習ったら、石田様みたいに几帳面な男の人に育つと思うよ。
今日のイメージトレーニングは、移弦をした時の脇の動き。小手先だけで移弦をするのではなく、脇をどんどん下げて行くのを弓の角度と共に体感する。
次に弓を持ったつもりで右腕を動かしながら左手を背中側に回し、肩甲骨を触る。肩甲骨が動いているのを確認する。今度は逆に左手で弦を押さえているつもりになって指をごにょごにょ動かしながら右手で左の肩甲骨を触る。これも又、肩甲骨が動いているのを確認する。 つまり、腕は腕の付け根から始まるのでは無く、肩甲骨が腕の始まりである事を認識せよとの事。
ヴァイオリンを弾く時は、肩甲骨から動かして弾けと、そういう事なのでありました。

2冊目のテキストでは、新しく Chord のコーナーが出現。 前回のレッスンで行なった Cコードをもう1度練習。
芳しく無い。ミ の音が下がっている。 新しく Fコードも練習する。 これはもう悲惨な事になりました。 それぞれの線で、
2と3の指が交錯するので、ミス連発。 無意識に指が動く様に叩き込まなければなあ・・・・。

Exercise は、家で練習していたのより、メチャ テンポが速く、あせった。 4の指(小指)をうんと遠くに置かなければならない
高いドの音がネックになる。 小指を置く時に、横方向から置こうとすると無理なので、指板の上を通って置く様にしなさいと
注意を受ける。 これが 「 はい、そうですか。 」 と簡単にいくものではないのである。
今日はさらに、主音をはっきり弾くように指示される。 これもね、テンポが速い中で一体どうしたらいいねん?
新しい Exercise の曲も練習した。 これは4小節の短いものだが、 人差し指と中指をくつけ、少し間を空けて薬指と小指をくっつけると言う新しい指のパターンなのである。 妖怪人間ベラにでもなった様な気分です。
これも家で特訓しなければ追いつかないと思う。

そしてハイドンのセレナーデ。 一応先生からは、「 よく弾けています。」 と言うコメントを頂きました。
が!! やはり高いドの音に問題有り。 弓は、長いスラーでも弓を全部使わないように注意された。 
ドイツ物を弾く時の基本なのだそうである。 弓を細かく動かし、弓を弦にしっかり乗せるのが大事だとの事。
「 来週は強弱をつけて演ってみましょう。」 だそうである。

「 レパートリー集 」からは サティの 「 ジュ・トゥ・ヴ 」。 これも一通り全員で通して弾いてみた後、先生の指示を受ける。
サティはフランス物なので、さっきのセレナーデとは異なり、弓は大きく元まで使うんだそうである。 フランス物は、音の中に空気を入れる様に弾くのだとか。 「 え!? 先生!! 音の中に空気って、入るんですか!! 」
いや、喩えだって言う事は分かるのですが・・・・。
この曲の難しい所は、弓のアップとダウンのバランスが不揃いなんですね。 人間にとって、一番楽なのは、2拍アップにしたら、2拍ダウンにしたら、超楽なんですよ。 或いは3拍アップにしたら、3拍ダウンにするとかね。
この曲は4拍ダウンにした所で、2拍でアップしなければならないので、ダウンの時のスピードの倍の速さでアップしなけりゃ
ならないのですよ。 その時には、手だけの力でアップさせようとしないで、手首と肘の中間で押し上げる様にしろとアドバイスを頂きました。 
 C Major から G Major に転調するのも、ミスを誘発させるし、こりゃまた練習だなあ・・・・。
でも家で練習している時よりも、教室で伴奏君の伴奏付きで弾く方が、断然楽しかった。
家に帰ってから、先生の注意に従って、弓を全部使うように弾いたら、すっごく気分が良かった!!
また来週のレッスンも頑張ろう!!


2008年01月18日(金)
ヴァイオリンレッスン47回目。
レッスンを始めて68週目。

レッスンの準備は、1人1人の調弦から始まる。
冬場は乾燥して、ヴァイオリンの木が縮み、糸巻きが緩みやすくなる。
今日も3人の生徒の調弦に、10分強の時間がかかってしまった。
先生からのアドヴァイスは、
「 調弦の時間を短縮するには、弦をはじいて、大体の音の目安を立てる。
  余りにも狂っている時は、糸巻きを目分量で動かしておく。」
と言う事でした。
「 もう良い加減に、調弦位、自分達でパッパッとやりやがれ!!」 と言う
先生の内なる声が聞こえて来る気がした。

まずは、C Major スケールを練習した。

1. 1つの音を3拍ずつ伸ばす。
2. 少しテンポを速めて、1つの音を3拍ずつ。
3. 中弓で、1つの音を3回ずつ弾く。( ドドド、 レレレ、ミミミ・・・という感じ。)
4. 2つずつスラーをつけて。
5. 4つずつスラーをつけて。

今日、二へドンは4つスラーの練習でしくじりまくった。 
しくじりまくって、他の2人の生徒に全然ついていけなかった。( 涙 )
1回躓くと、立ち直りが遅いのが、二へドンの弱点なんですね。
これって、練習で克服できるものなのですかね?
1週間みっちり練習しないと駄目じゃの~。
曲の練習の方が楽しいもので、つい、基本のスケール練習を疎かにしてしまうのだ。

コード練習は、Cコードのみで終わってしまった。 あら? 
先週やったFコードは、今日はやらないのかな?
4つスラーで滑りまくったのに、それでもまだFコードをやりたい二へドンであった・・・・。

新しいテキスト(2巻目)の3ページのエクササイズを行なう。
まずは、①。 12小節で、E線の高いCの音を4の指(小指)で抑える箇所が随所に出て来る。
         音程は必ずしも正確には出来なかったが、先生からの音程の指摘は無かった。
         が、二へドンは、弓の入り方が鋭角的過ぎると、再三の注意を受けてしまった。
         直したいのは山々なのですが、もう1年以上、これで弾いて来てしまっているので、
         なかなかどうして、はい、そうですか・・・・・と言う訳には身体が動いてくれない。
         先生の最後のコメント。 「 スラーも出来ているので、これはもう良いでしょう。」
         ああ・・・・・・また不完全燃焼で終わるのか・・・・・・・・。 ガックシ。

次は、1つ飛ばして③。
         家での練習はOKだと思ったが、フォームの事を細かく指摘された。
         ・ 左手小指を縮めない。
           余分な力が入っているから、小指が縮まる。
           小指がいつもリラックスして、伸びている様に手首から力を抜く様に。

           でも、力を抜こうと手首を意識すると、余計に力が入ってしまったりしません?

         ・ 弓を持つ右の手首も柔らかく脱力して。

         ・ 移弦の角度が急過ぎる。
           隣の弦に移弦する時は、隣の弦の内側を使うように。

           ヴァイオリンは、どこまでも合理的に頭を使わなければならないのですね。
           O型人間の二へドンには、なかなか厳しい世界なんです・・・・・。

新しく、1つ戻って、②の練習に入った。
         これは家では全く予習が出来なかった。
         と言うのも、この曲は重音の練習曲なのである。
         16小節の中に、上げ弓の二重音が4回、下げ弓の二重音が2回、
         6拍伸ばす二重音の中に、弓を下げから上げに返すものが1回、
         そして三重音が1回出て来る。

         重音の弾き方が全く分からなかったので、
         ( 自己流でやって、変な癖をつけたくなかった。)
         家では全く予習が出来なかったのですが、先生の指示通りやってみた。
         まずは、上の音だけを出してみる。 次に下の音だけ出してみる。
         それぞれの単音を確認した後、下の音を出して、そのままちょっと弓の角度を
         動かして2本の弦を弓でこすったら、綺麗な重音が出来た!
         さすが、先生に習うと話は早い!!
         1人で楽譜を見て、理解しようと悪戦苦闘していた自分が馬鹿みたい。
   
         そして、目からウロコだったのが、三重音の弾き方!!
         お恥ずかしながら、二へドンは今まで三重音は、1度に3本の弦をこするんだと思っていたのだ。
         試しに家で1人で試行錯誤をしてみたが、全然出来なかったのだ!!
         先生が仰るには、難曲には四重音も出てくるらしい。 うひょ!!

         先生に言われてしまった。
         「 3本の弦を1度に弾くのは不可能です。 だって弦の高さが、それぞれ違うんですから!!」
         ハハハハ・・・・・・。 ちょっと考えれば、そうですよね。
         でも、二へドンは、その不可能を可能にするのが超絶技巧だと思い込んでおりましたので・・・・。

         では、どうやって、三重音を弾くのか?
         例えば、「 ソ・レ・シ 」 の三重音の場合、まず下の音2つ 「 ソ・レ 」を弾いて、
         まだ下の音が響いている間に素早く上の音 「 レ・シ 」 を弾くんだそうである。
         短い弓幅の間で、素早く移弦するのがコツなんだそうで。
         言うのは簡単だが、行なうのは大変なのであ~る。
         また家で特訓のタネが増えた・・・・・・・・・・・・・・・。

次に、ハイドンの 「 セレナーデ 」をみてもらう。
レッスンで取り上げるのは今日で3回目だが、今日は初めて、音の強弱をつけてみる。
まずは先生から音の強弱の出し方についてレクチャーを受ける。

mf (メゾフォルテ )は、いつも自分が弾いている音量。 指板と駒の真中辺りで、弓をしっかり弦につける。
f ( フォルテ ) は、mf に圧力を足す。 腕全体の重さを弦にいっぱい乗せる。
             力で弾かない事。 力で弾くと、摩擦音が出てしまう。
mp ( メゾピアノ )は、弓の位置は指板側を弾き、弓の指板側の部分の毛を1/2 だけ使う。
             つまり弓を向こう側へ倒すような感じに弾く。

強弱のつけ方。

① 弓のスピードが速い。 → 音が強い。
  弓のスピードが遅い。 → 音が弱い。
  ( 圧力の関係もあるので、一概には言えないが、圧力が同じであったら、の条件下で・・・の意味です。以下、同様。)
② 弓の圧力が強い。 → 音が強い。
  弓の圧力が弱い。 → 音が弱い。
③ 弓の位置が駒に近い。 → 音が強い。
  弓の位置が駒から遠い。 → 音が弱い。
④ 使う弓の毛の量が多い。 → 音が強い。
   使う弓の毛の量が少ない。 → 音が弱い。( 音の質が柔らかくなる。

そして、曲によって、この①~④のコンビネーションで、音の強弱をつけて行く。
これを聞いて二へドンは気が遠くなりそうだった。
またコンビネーションかよ!!
不器用な人間に、試練の道は果てしなく続く・・・・・・・・。

2008年01月25日(金)
ヴァイオリン・レッスン48回目。
レッスンを始めて69週目。

今日はいきなり、A線上のセカンド・ポジションの練習に入る。
今まで1年3ヶ月は、ファースト・ポジションばかりやって来たので、新しいポジ
ションに、ついつい身構えてしまう。
今までは、A線上のドは 2の指 ( 中指 ) で弾いていたが、そのポジションを1の
指 ( 人差し指 ) で押さえ、指板を握る様に押さえている親指の位置も一緒にお
引っ越し。
続いて 2、3、4 の指も、1つずつポジションをずらして行く。
セカンド・ポジションで 「 ド・レ・ミ・ファ 」 「 ファ・ミ・レ・ド 」と数
回練習してみた。
生まれて初めてやってみたにしては、まあ、クラスの皆さん全員、上手く出来た
かな?

続いて E線の 「 ソ・ラ・シ・ド 」 「 ド・シ・ラ・ソ 」も練習。
2つを組み合わせて、「 ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド 」 「 ド・シ・ラ
・ソ・ファ・ミ・レ・ド 」と オクターブで練習。
これは、A線もE線も指のF.D.が 1 - 2 - 3・4 なので、スムーズに行った。
ふー。 出だしがこれ位スムーズだと、ポジション移動も何とか、なりそうな気が
してくる……が…。
まだ、ファースト・ポジションでも、♭( フラット ) の付く曲は未習なんだよな
ぁ…。
全部習った日には、かなり頭の中が混乱するだろうなぁ…。



         
  


Posted by ニヘドン at 22:57Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2008年01月11日

先生からのお年玉

フラワーアレンジの先生から、
毎年1月の最初のレッスンで
お年玉を頂きます。
例年、先生が所属する
マミ・フラワーと言うスクールの売店の品が多いです。
フラワー柄のレターセットとか、
アレンジに使う「しっくい紙」と言う
一般の店には置いてない紙とかでした。

今年は何と!!
ちりめんで作った猫ちゃんがついたポーチでござんした!
嬉し〜い!
ニヘドンは下手の横好きで、
手芸に手を出します。
が、何分不器用なので、手がとても遅いのです。
2年程前、地区センターの「ちりめんで作る雛人形」の教室に参加しました。うさぎの雛人形で、とっても可愛いのです。皆で同じものを同じ工程で同じ説明を先生から受けて作るのですが、何故かニヘドンは大幅に他の人から遅れを取り、とうとう雌雛しか完成しませんでした。
「雄雛は、ほとんど同じだから。」と言われ材料を持ち帰りましたが、未だに完成していません! ニヘドンの家のウサギ雌雛は、ずっと独身を貫いています。
そんなニヘドンに、ちりめんの完成品がプレゼントされた!!
自分で作った時の、費やした時間を考えてご覧なさい!
しかも、この猫ちゃん、超可愛いし。猫ちゃんが手に持っているのは、赤い鯉です。最初見た時はテディベアだと思ってしまいましたが…(笑)
え?鯛? まあ、「目出たい」に引っ掛けたい人は鯛だと思えば良いわね。え?金魚?金魚じゃダジャレにならへんやんか!
ニヘドンは「恋」に引っ掛けたいので鯉です!!
誰に恋かって? あら嫌だ〜!! あなた知らないの〜!? では、新春の特別サービスに、教えて差し上げましょう。 ニヘドンは、石田泰尚様に恋!なんですねぇ〜。

さて、ではこのポーチをどの様に使うか、考えていきたいと思います。旅行用のアクセサリーポーチですかね?
先生、ありがとうございました! 大変気に入りました。これからも宜しくお願い致します。

***** 「 先生からのお年玉 」 ・ 完 ********

お知らせ

「 第2部 11/24 リベルタ KAMOME LIVE レポ 」 やっとの事で完結致しました。
どうぞお読み下さい。
  


Posted by ニヘドン at 17:31Comments(0)徒然

2008年01月11日

石田様のホームページと来たら!!

1月10日に更新された石田泰尚様のホームページ、ご覧になりましたか?
まだ見てない方は、速攻見に行って下さいね!!
New Year Special の動画メッセージですよ!!
じーっと見ていて、涙涙ですよ!! 
本物の石田様は怖くて(畏れ多くて)とても正面からはガン見出来ませんが、( 演奏中は別ですが・・・。)
動画だったら、真正面からガン見ですよ!! 
何度も再生してしまいました。
カメラをじっと見据える石田様の瞳が、メガネの向こうに見えて、もう胸がドキドキしてきちゃいました。
恋人の動画が見れるなんて、素敵!!
さらに、恋の炎がボーボー燃えちゃいました。

おまけに、2007年演奏会のベスト10がコメント付きで出ています!!
こういうのを待っていたのよ! 石田様の個人のホームページなんだから、こういう事を書いて欲しかったのよ!!
素敵! 素敵! 素敵! 素敵! 素敵! 素敵! 二へドンの彼氏って、本当に素敵~!!

ではでは、石田様からのメッセージに応えて、二へドンからのメッセージを!

石田泰尚様。

石田様の演奏会に行く度に、いつも幸福な気持ちになっていますが、今年も精一杯、演奏会に行きますので、
もっともっと二へドンを幸福にしてやって下さい。
演奏会のスケジュールが立て込んでいますね。 くれぐれも健康には気をつけて、素敵な演奏を続けて下さい。

石田様の演奏を聞いているうちに、矢も立ても堪らずに、二へドンもヴァイオリンを習い始めました。
なかなかどうして、順調に2年目を迎えます。 これからポジション移動の練習に入ります。
石田様との愛のデュオを夢見て、これからも頑張ります!! 
石田~リンも頑張ってね!

突然ですが、今年の夏は、アロハシャツを着て下さい。
絶対似合うと思います!! よろしくです!!

                              貴方の心の恋人(無許可・無認可) 二へドンより。


***** 「 石田様のホームページと来たら!! 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 01:08Comments(14)石田様偏愛倶楽部

2008年01月10日

小花を集めて

2008年01月10日(木)
フラワーアレンジメント教室にて作成。

・小花を集めて固まりを作る。
・花は茎を短くして(3cm前後)マス(固まり)に活ける。細いラインで変化をつける。
・花を短くカットしてマスを作る時は、中心、又は隅から、1カ所から花を挿して行く。
下の部分は少し凹ませて、丸い感じにしても良い。

ちょっとヒント!
オアシスと皿の間に新聞紙を入れておくと、オアシスが滑らない。
花材
・クリスマスブッシュ(赤)
・ミニバラ(白)
・マム(白)
・ヒペリカム(赤い実)
作った感想
ヨーロピアンスタイルのアレンジでよく見かけるデザインなのですが、ニヘドンは初めて挑戦。 ただ見るだけだと簡単に見えるが、やってみると完成度の低い作品に成り下がってしまった! こういうデザインは、変に凹凸を出そうとせずに、平面的に
のっぺり作る方が良かったみたい。 ちょっとこのデザインは、もっと練習の必要有りです。

では、真上から見た写真をご覧下さい。 ( 二へドンの両足が写り込んでしまったのは、ご愛嬌!! )

料理を乗せる、普通のお皿を花器に使っているので、どこのご家庭でもチャレンジ出来ます。
花屋さんのサービス花束を2~3種買って来て、毎日の食卓に彩りを添えてみては、如何でしょうか?

***** 「 小花を集めて 」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 15:16Comments(0)フラワーアレンジ

2008年01月09日

座席を移った「とある理由」

2008年01月04日(金)
石田〜リンに会いたい一心で大阪シンフォニーホールまでやって来た。
開場時間に中に入った。
3階席まで、えっちらおっちら階段を上がる。
RRAブロックはまだ誰も座っていなかった。
ニヘドンの席は後列の通路側。
座って、プログラムを読み始めた。
程なく同じ列のお客さんがやって来た。
年配の女性で、反対側の端の席だった。
プレトークが始まる前に4人組みがやって来た。お婆ちゃんとお母さんと3〜4年生位の女の子と、小柄な1年生の男の子。いや、男の子は未就学児だな、絶対。
この4人が、年配の女性とニヘドンの間に席を占めた。
ニヘドンから遠い方から、お婆ちゃん、女の子、男の子、母親の順でした。で、この4人組、まあベチャベチャよく喋る。いくら開演前だからって、そこまで喋るなら、ロビーに出て欲しいよ。まさか演奏中も喋るって事は無いよね?

「好事魔多し」
この言葉を自分にプレゼントです。2008年を石田様の演奏で幸せに始め様としたから、「魔」に見入られた?
彼らの話が嫌でも耳に入って来る。彼らは、今日はお父さんの仕事振りを見に来たようだ。どなたか存じませんが、オケメンの家族なのだ。割と後ろの方を覗き込んでいるので、弦楽器ではなさそうである。
謎は解けた。最初にこの4人を見た時、この席は6,000円だから、4人で 24,000円じゃん。芦屋辺りのセレブ一家か? と思った。
オケメンの家族なら、楽員1人につき少なく見積もっても1〜2枚の招待券は申請できるはずだから、他のメンバーから招待券回して貰えば、無料でご家族ご一行様来られるわね。早くも芦屋のセレブ伝説は消え去った。
ニヘドンの隣に座った母親は、皮のケリーバッグと紙袋を膝の上に乗せていた。で、彼女落ち着きが無くて、もじょもじょ動く。動く度に紙袋がガサガサ音を立てる。
「!」最悪の事態になりそう。
見た所、紙袋には入り口で渡されたチラシの束しか入ってない様に見える。
「その紙袋は、床に置いて欲しいなあ…。」悲しい気持ちで空っぽのオケシートを眺める。
三枝成彰さんのプレトークが始まった。さすがに大人は黙ったが、子供は喋り続ける。母親は丁寧に子供に返事をしてあげる。
カチーン!!
あんた達は、お父さん以外の人には興味が無いかもしれないけど、三枝さんのプレトークを聞きたい人もいるんだから、静かにして欲しいなあ…。
一番ショックだったのは、母親が一度も「静かにしなさい」と子供に言わない事。結果的に静かにしなくても、子供に、演奏会では静かにするもんだと伝える努力をするべきでしょう?!
何、この女?
プロの演奏家の妻子がこれ?! 今までニヘドンは、音楽家の家族は静かに演奏を聞くはずだ、お下品な一般大衆とは一線を画する、そこはかとなく漂う高貴なDNAが受け継がれて行くはずだと盲目的に信じ込んでいた。
見よ、この現実を!!
「うちの主人の演奏会で雑音を立てた客がいた。」って、演奏家の妻が怒っている図は容易に想像できる。でも「演奏家の妻子が演奏会で雑音を立てた。」って一般人が怒る図は、想定外でした。

演奏が始まりました。子供は喋べり続けます。前の列のおじ様が振り返りました。母親は、つんとしています。Bブロックの女性が身を乗り出して、こちらを窺い見ました。母親は恐らく勘違いしていたのではないでしょうか?「あたしが美人だから、皆があたしを見る。」ははははは…。そう言えば、ニヘドンのマイミクの間でよく話題になる勘違いの女王に容姿は似ていましたよ。
ニヘドン、頑張れ!
石田様への集中力が足らないから子供が気になるんだ!頑張れ!
集中だっ!!
集中して集中して石田様に没頭するのだっ!
心頭滅脚すれば、悪童もまた静か…?!

ニヘドンの耳は突発性難聴にはなってくれなかった。浜崎あゆみちゃんなら、子供も気にならなかった? ぐっ! 演奏そのものも楽しめないじゃないの!ニヘドンの耳は、子供の喋り声を一言一句漏らさずキャッチした。石田様達の演奏に熱くなる心のどこかで、焦りと苛立ちが蠢いていた。休憩時間になると、ニヘドンはすっくと立ち上がると扉を開けた。ニヘドンは心の中で大絶叫していた。
「もう耐えられなあ〜い!! 」
扉を2つ出た所で、ダークスーツを着た初老の男性が立っていた。胸に名札を付けている。ホールスタッフだ!ニヘドンは彼の前を通り過ぎる時に囁いた。「横の子供が演奏中ずっと喋るんだけど、何とかならないかしら?」スタッフの人は無言で頷くと襟元に付けていた小型マイクに向かって何やらごにょごにょ囁いた。何とかなるはずが無い。でも少し毒を吐いたニヘドンは、少し心が軽くなった。よし、これでお手洗いで気持ちを切り替えよう!
階段を降りてお手洗いに行くと、案の定長蛇の列。自分の席に戻った時には、開演5分前になっていた。
席に座ろうとして、ニヘドンは愕然とした。母親と男の子の位置が入れ替わっている!
母親が女の子に聞こえよがしに言った。
「休憩時間中は、喋っても良いのよ!」
女の子はヘソを曲げたように、こちらを見る。ははあ…。ニヘドンが想像するに、ニヘドンがお手洗いに行っている間に、スタッフが「お静かに願います」みたいな事を言いに来たんだな。その報復に席替えかい!
ニヘドンが母親なら、悪童は他人様の迷惑にならない様に、壁に近い方に座らせるけど?へ〜。プロの演奏家の奥様って、雑音に閉口している人の隣りにわざわざ子供を座らせるんだ? 凄いショック。音楽家の妻も音楽を愛すると思うのは幻想なの? 自分の子供を溺愛するだけ?

休憩時間の間に気持ちを切り替えたはずなのに、お先真っ暗な気持ちでヘナヘナと自分の座席にヘタリ込む。
その隣では例のお子ちゃまが無邪気に喋りまくっている。 
「 石田様~。 助けて~。 石田様~!! 」 二へドンに出来る事は、心の中で泣き叫ぶだけ。
石田様の座る椅子を呆然と見詰める。
二へドン、お前に忍耐力はあるのか? 大丈夫か? 第2部が始まって、また子供が喋っても、子供の頭を引っ叩かないだけの忍耐力は有るのか? 大丈夫か? 大丈夫なのかあ~?

もう後ちょっとで、第2部が始まると言う時、健康優良児がそのまま大人になりました、みたいな若いスタッフが二へドンの座席の横に屈み込んだ。 「 お客様。 別のお席がご用意できましたが、お移りになられますか? あちらの2階席の正面なんですけど・・・・・。 差額は頂きませんので。 」
その瞬間、石田様の正面向きの顔が、ボワンと目の前に浮かんだ。 石田様と「お見合い」したくて、わざわざシンフォニーホールのチケットセンターに電話して取った席なのである。 正面席に移ったら、もう石田様のお顔を正面から見る事は出来ない。
しかも今日は石田様の席は、第3プルト裏だから、正面席からは、もしかしたら表の奏者に遮られて見えないかもしれない・・。
迷う!! でもゆっくり考えている時間は無い。 スタッフが別のチケットを二へドンの目の前に差し出した。
無意識に身体が立ち上がった。 「 行きます! 」
スタッフに案内されながら、息せき切って新しい席に移った。 遠かった。 スタッフの人は新しいチケットの半券を律儀にもぎった。 ハアハア言いながら、座席に座る。 演奏会終了後、しみじみチケットを眺めると、新しく二へドンに宛がわれた席はS
席だった。 どうやら、2階中央はご招待席だったらしい。 この演奏会には一部上場企業の協賛がいっぱいついているので、
恐らくその関係の人々が占めていたと思う。 演奏会には珍しく、スーツを着た男性ばかりが座っていて、女性ばかりの日本のコンサート会場を見慣れた二へドンは、ちょっと居心地悪かったです。

とまあ、こういう事があったのですよ。
プロの演奏家の皆さん、妻子の教育もよろしくお願いしますね!!
誰の妻子であろうと、演奏会の最中は、お静かに願いますよ!! これ、常識だと思うのですが?
二へドンはダーリンの妻になっても、絶対静かにするから。 子供にも孫にも静かにさせるから。
演奏会の最中、じっと出来る我が息子が天使に見えるよ、全く!!
ここまで来るには、叱ったり、叩いたり、ご褒美で釣ったり、アノ手コノ手で調教したのさ。 皆だって、出来るはずだよ!

「 演 奏 中 は お 静 か に 願 い ま す ! ! 」

****** 「 座席を移った『とある理由』 」 ・ 完 ******


記事更新のお知らせ

「 大阪でフラレた女 」  2008.1.9.完了
「 第2部 ジャパン・ヴィルトゥオーゾ 1月4日大阪公演・レポ 」 2008.1.9 完了  


Posted by ニヘドン at 18:00Comments(9)徒然

2008年01月08日

いわたかずき君が無事保護されました。

先月より行方不明になっていた、いわたかずき君が、本日無事に保護されました。
二へドンが「ドンドン日記」に 「 探して下さい 」 の記事を載せて以来、多くの方々から心配と応援のメッセージを頂きました。
皆様の優しい気持ちが通じた結果だと思っております。 

他人事ではないと人一倍心配してくれた hanaさん。 今日も早速見つかったという情報をキャッチしてメールをくれました。
沿線だからと、探しながら電車に乗ってくれた みけさん。 無事にママの元へ戻れると思うと涙が出ますよ。
激励メールを送ってくれたマーたんさん。 何かしたいという思いは、先方に充分伝わったと思います。
メール及び写真を送ってくれたヴィトウィンさん。 本当に熱い心の持ち主なんだなと、思いました。

かずき君が冬空の下で長い間行方不明になってしまったという事は、大変心の痛む事でしたが、
こうして無事に発見され、多くの善意に溢れた方々の存在を認識できた事は、喜ばしい事だと思います。

この件では、二へドンもまたいろいろ勉強しました。
いろいろ考えさせられました。
またもや 正論を振りかざす人々に辟易しました。 まだ本人の安否も分からない内に正論かよ・・・と、捜索を手伝いたいと
思う気持ちが萎えたのも事実でした。 ( 正論は後にしてくれよ。 )

何はともあれ、心配してくれた皆さん、皆さんの人間だったら当たり前の気持ちだけは、大切に取っておきたいと思います。
ありがとうございました。

かずき君。 お家に帰ったら、もう何も心配しなくても良いから、ママに好きなご飯でもいっぱいリクエストして作ってもらって、
しばらく のんびり過ごして下さい。 
かずき君、お帰りなさい。 やっぱり、自分のお家がいいべ?


***** 「 いわたかずき君が無事保護されました。 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 21:14Comments(8)