2008年12月31日

今年も1年間、お世話になりました。

2008年12月31日(水)

写真は歌舞伎町 いや違った!
歌舞伎座です。
歌舞伎座を建て替える計画だそうですので、記念撮影をしました。
皆、考える事は同じらしく、大勢の人が写真を撮っていました。

今日は、歌舞伎座に映画を見に来ました。
え? 歌舞伎座で映画!?

はい。
「 メトロポリタン歌劇場創立125周年記念
オープニング・ガラ 」の上映会が行われたのです。

凄いガラ・コンサートでした。
ルネ・フレミング、
ラモン・ヴァルガス、
トーマス・ハンプソンの3人が、3つのオペラを1幕ずつ演じるのです。

・ ヴェルディ 《 椿姫 》 第2幕
・ マスネ 《 マノン 》第3幕
・ R.シュトラウス 《 カプリッチョ 》 最終場面

出演者達のパフォーマンスは非の打ち所が有りません。
衣装の素晴らしさは、ファッション雑誌を100冊眺めるよりも、溜め息が出ます。

特に 《 カプリッチョ 》ではルネ・フレミングの独唱は、たっぷりたっぷり味わう事が出来ました。

ニヘドンは2008年も、
いっぱい いっぱい映画を見て、
いっぱい いっぱい、コンサートに足を運びました。

その最後の締め括りに、ルネ・フレミングの、ただ美しいだけじゃない、存在感の有る歌声を聞く事が出来て良かったです。
自分は、つくづく幸福な人生だと、ルネ・フレミングが感じさせてくれました。

「 オープニング・ガラ 」については、もう少し詳しく別の記事に書きたいと思っています。
これからトリオ・リベルタのコンサートに行くので、少し早いですが、年末の挨拶をさせて頂きます。

皆様、1年間「 ドンドン日記 」にお付き合い下さり、有難うございました。
「 読んでるよ。」と言う、ありがたい言葉に励まされて、書き続けて来ました。
ブログを始めて、2回目の年越しです。

もうすぐ来る新しい年が、
皆様にとって素晴らしいハッピーな年になりますように心よりお祈りしています。

乙女達よ。もう失恋するなよ。
失恋体質はニヘドン1人で充分だよ。

そしてそして、ニヘドンの父上様。
いつも好き勝手やってるお馬鹿な娘を黙認してくれて有り難うございます。
母の分も、100歳まで( それ以上も可 ) 生きちゃって下さいね。

そしてそして、ザ・姑の友子さん。
「 嫁は元気で留守がいい 」を実践しているアホ嫁が映画館やコンサートホールをハシゴしている間に、息子ちゃんに餌付けをして下さり有り難うございます。

ニヘドンは皆様の好意に甘えて、ブログ人生を送っております。

ありがとうございました。
せめて、ニヘドンに出来るただ1つの事、
「 皆様の幸福を祈る 」事をさせて下さい。

人間に生まれて良かったな。
映画のある時代に生まれて良かったな。
クラシック音楽が大衆のものになってから生まれて良かったな。

この1年、色々な事が有りました。
振り返ってみれば、ニヘドンはとても幸福でした。
ブログにコメントをくれた皆様、ありがとうございました。
コメントが、辛い時に1人じゃないって思えるニヘドンの心のカンフル剤でした。

どうぞ、どうぞ、
良いお年をお迎え下さいませ。

ありがとうございました。

  

Posted by ニヘドン at 19:03Comments(5)

2008年12月31日

Room 24 ( 24号室 )

2008年12月14日(月)

Brillia Shortshorts Theater プログラムO より

英題 : Room 24
邦題 : 24号室
仏題 : chambre 24
監督 : Andrew Katumba
上映時間 : 13:45
ジャンル  : ロマンス
制作国   : スイス
制作年   : 2006年

白黒の映画。 英語の歌詞の甘ったるい曲が流れる中、
男がタクシーを下り、ホテルにやって来ます。
フロント係りの高齢のお婆さんは、彼の事なんか無視した不遜な態度を取ります。
男は咳払いをして、自分が客である事をアピールします。
お婆さんは無言で、宿帳を叩いて、「 ここに記帳しろ 」 と威圧的に指示します。
ヨーロッパでは時々、こういう態度をみせる人々に出会います。
親切にしないのが、最高のもてなしだとでも言わんばかりなのです。
「 マジックアワー 」 のホテルのフロントのお姉さんも、はすっぱな感じではありましたが、
人情味はあったよねえ。 やっぱりアジアの人の方が、優しいかも。

男は、神経質な気質らしく、ホテルの壁にかかっている日めくりカレンダーが古い日付けのままだったので、
自分で破り取ったり、曲がっている絵を直したりします。
この日めくりカレンダーが重要な意味を持っていますから、しっかりと見ておいて下さいね。

男がフロントのお婆に指定された部屋は24号室。
部屋に入った男は自分のスーツケースからワイン、ペール、ワイングラス、花を取り出します。
( 全部持参って言うのが笑っちゃうけれど。 )
準備万端整った男は、1通の手紙を取り出します。
そこにはこう書いてあります。
「 4月17日 フュイットホテルで会いましょう。 」
昔の恋人イベットからの手紙でした。
( これだけ準備万端整えちゃうって事は、又ヨリを戻そうって気なんでしょうね。
  いいなあ。 二へドンも手紙書いてみようかな? 
  てな訳で、ブリリア・ショートショート・シアターで、ヴァレンタイン・デー用のお手紙を募集していたので1通書いて箱に投函して来ましたよ。 どうせ本人は読まないと思って安心して書いちゃったよ。笑 )

一方、イベットもホテルに到着しました。
フロントのベルを鳴らします。
背後からフロントのお婆が煙草を吸いながら、かったるそうにやって来ました。
「 イベット・フルーリで予約してるわ。
  デュターンさん来てる? 」
相も変わらず横柄な対応をしていたお婆は、来てないと答えるんです。 え!?
女は、お婆に、デュターン氏の隣の部屋の25号室に案内されます。
え? 何で隣の部屋?
お婆が、2人の中を裂こうとして、何か画策してるの?

イベットが部屋のドアを開け、中に入り、ドアを閉めた途端に、デュターン氏が部屋のドアを開けて
廊下に姿を現します。
会えない・・・・・・んです・・・・・・・。
( え~! 嫌だこういうシチュエーション。 切な過ぎる。 
  お気楽にさっさと結ばれてハッピーエンドになろうよ。 )

イベットはベランダに出ています。
デュターン氏がベランダに出ようとした瞬間、イベットは部屋の中に戻ります。
( 嫌だー。 すれ違いで空しい思いをするのは二へドン1人で充分だよ。 ギャー!! )

デュターン氏が腕時計を見ると18:25。
イベットは部屋の備品の旧式なラジオで音楽を聞きます。
デュターン氏も自分の部屋でラジオをかけます。
イベットが聞いているのと同じ音楽が流れて来ます。
 

  

Posted by ニヘドン at 02:57Comments(0)映画

2008年12月30日

「Crush・運命の恋」

2008年12月14日(月)

Brillia SHORTSHORTS THEATER で「 プログラム O 」を見ました。
ブリリア・シアターでは2週間毎にプログラムが新しくなり、通しのアルファベットが付けられます。
だからこの週は「 O 」なのです。
「 クリスマス・スペシャル
世界のラブショート特集 」です。
欧米の5本のショート・フィルムが集められています。
これから1本ずつ紹介していきますね。
今日は最初の1本から。

英題 : Crush
邦題 : 運命の恋
監督 : A.J.Garces
上映時間 : 04:49
ジャンル : ロマンス
制作国 : アメリカ
制作年 : 2006年

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ブリリア・ショートショート・シアターでは、内外の著名人が、ショート・フィルムに対する応援メッセージをしているのを撮って上映前にスクリーンで流します。
中村獅童さんとか、なかなか有名所が出ています。
1番ニヘドンの心を掴んだコメントをしているのが番組のナビゲーターをしている望月理恵さん。
「 私も仕事柄、短い言葉で気持ちを伝える事の大切さを感じています。
ぶれないメッセージ、それがショートショート。
Movie is short.
Life is long. 」
そうそう、そうそう。
「 ぶれないメッセージ 」!!
これなんですよ!これ!
ニヘドンがショート・フィルムに嵌まってしまい、ショート・ショート・シアターの年間パスポートまで買ってしまったのは、
この 「 ぶれないメッセージ 」の魅力を知ってしまったからなんですね。
ロードショー上映する為に、無理無理に2時間に引き伸ばした映画より、よっぽど見る価値ありまっせ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


さあ、では映画のストーリーを語りましょう。
これは白黒映画です。
オフィスビルのエレベーターに、OLさんが乗り込みます。
そこへ男が乗り込んで来ます。
エレベーターの扉が閉まり、ゆっくりと上に上がって行きます。
男と女は、お互いを意識して、時々チラ見をします。
その内、男が女に話し掛けます。
「 17階だよね? 」
「 いいえ、18階よ。」
「 18階のオフィスなら、マークって知ってる? 」
「 ええ、あの役立たず。」
「 He's my brother.」
「 Oh, Gosh.」
「 冗談だよ。冗談。」
こんなやり取りが有り、すっかり打ち溶けた2人。
エレベーターを下りる時、女は自分の名刺を男に渡す。

男は女に電話をかける。
楽しそうに電話で話しながら笑い声を立てる2人。
次第に会う様になり、デートの回数は頻繁になり、
一緒に料理をしたりする。

ああ…いいなあ…。
この2人が絶好調に盛り上がっているの、すごく良く分かるよ。
こう言う幸福を1度でも味わっちゃうと、もう恋愛は止められなくなっちゃうんだよね〜。
ニヘドンにだって、こんな2人の様に甘い甘いラブラブな経験が有ったんだぞー。

現在の事は聞くなってば!! (-“-;)

さて、映画の中では2人のラブラブ度は、止まる所を知りません。
うひゃあ〜。
男がレストランで婚約指輪を贈ってしまいましたよ!!
キャーキャー!!
これって、世界中の女性の夢だよねー!
キャーキャー! 羨ましい〜!

「 SEX AND THE CITY 」みたいな結婚式直前に、男が逃げるみたいな話しにはなりませんよ。
2人は無事に結婚式を挙げますよ。
ウェディングドレスを着て、幸福そうに笑顔全開!!
これも宇宙全ての女性の夢だよねー!
夢の様に順調。
こんな人生を送りたいですよねー。

直に女は妊娠します。
2人は新しく一軒家を購入します。
2人は娘を2人授かります。
家の芝生の庭で、夫婦と娘2人と過ごす団欒のひと時…。
絵に描いた様な幸福。

ピンポーン。


ん? 何? え? エレベーターが目的階に到着した音……?

あ……。
あの、めくるめく幸福な日々は、女の妄想だったのね。

はははは…。
男がエレベーターを下り様としたので、女は慌てて名刺を渡します。

おお…。
ここから、女の妄想が、実現するのかな?
女の妄想は、正夢ならぬ「 正妄想 」!?

エレベーターの扉が完全に開くと、エレベーターホールに1人の男が立っていて、エレベーターを下りた男と、ガッチリ包容。
ブッチュリ、口づけ。
人前で男性同士の濃厚なキスをしても、ホモ呼ばわりされないのはホーネッカーさんだけだろう。
他の男共のキスは、そりゃあ、ホモだろう〜。

女の妄想は一瞬にして CRUSH !!

エンドロールの時に、ピンポーンの音が数回聞こえて来る。
分かった。 分かりました。 もう夢から覚めました。 はいはい。
現実の世界に戻りますってば。

虚しい。その虚しさ、分かるよ。
現在のニヘドンが毎日味わっている気持ちだ。
妄想している間は天国なのである。
現実を思い知らされた後は……。

CRUSH …… 。
これはニヘドンの為に作られたショート・フィルムですかな?

***** 「 Crush・運命の恋」 ・ 完 **************
  


Posted by ニヘドン at 22:31Comments(0)映画

2008年12月30日

映画館、コンサートホールで、ちょっと嫌な事。

2008年12月30日(火)

映画館やコンサートホールの座席に座っていると、ちょっとムッと来る事が有ります。
その「 ムッ 」を新年に持ち越さない為に、ここで毒を吐いて身を清めておきたいと思います。

何と言っても、「 騒音 」が駄目です。
最近、富に騒音を立てて平気な人が増えて来た様に思います。

特にこの年代の人がうるさいと言うのは、ありません。
老いも若きも、うるさい人はうるさいです。
男女にも差は有りません。
が、うるさい子供を放置する母親は全くもって理解出来ません。
うっかりニヘドンが注意でもしようものなら、
「 怖いオバサンがいるから気をつけなさい。」と言われるのがオチなので、母親の顔を見て良識が有りそうか判断します。
でも良識の有る母親なら、うるさい子供を黙らせようとしますから、もう「 触らね神に祟り無し 」です。

映画や演奏の最中に喋べる輩が最近増えて来たのは一体どうした事でしょう。
先週、シネマ・ジャック&ベティで映画を見ていたら、後10分で映画が終わるって頃に、爺さんと婆さんのカップルが入って来たんですよ。
これにもムッと来ましたね。
いくら入れ替え無しの2本立てでも、上映途中の出入りは遠慮してくれないかな?
映画館サイドも、中に入れないように気を使って欲しいですよ。
挙げ句の果てにニヘドンの真後ろに座って、喋べるんですぜ?

儒教の教えでは、年配者は敬えと?
あ、無理です。
上映中に喋べる人に対しては尊敬も敬意も何も有りません。

神奈川フィルの第九コンサートの時は、ニヘドンと、事もあろうに試写会の女王が並んで座っている席の前の30代前半位の男が落ち着きが無かったのです。
背後が気になるタイプらしく、演奏中に右後ろを仰ぎ見たり、左後ろを振り返って見たり、全くうざいったらありゃしない。
第1楽章の間中、周囲をキョロキョロ、キョロキョロして挙動不審。
余り首の運動をしてお疲れになったのか、第2楽章で寝てやんの。( 爆 )
小さい子供じゃないんだから、じっとしていようよ。オッサン!

その男の隣には彼女らしき人が座っていましたが、ああ云う落ち着きの無さが彼女は気にならないのかしら?

「 ミーアキャット 」の試写会でも、概ね静かな客席で映画は進行していたのですが、後10分程で映画が終わると言う所で、ニヘドンと試写会の女王の後ろの席の男が、突然チーンと鼻をかみました。
もう後ちょっとで映画終わるから、ティッシュで鼻を押さえる位では駄目だったのでしょうかね?
と思ったら、同じ人物が紙袋をガサガサガサガサガサガサガサガサ音を立てました。
「 おい、お前は何がしたいねん?」
今まで良い子にしていたのに、何でもう後ちょっとと言う所で、そう云う悪さをするんや!
大人のくせに、もうそんな悪い子は、明日のおやつは有りませんからね。

映画の本編の最中に喋べるのはもっての他ですが、予告編の中も喋べらないで欲しいんですよ。
予告編に関係有る事ならまだしも、映画とは全く関係ない事をベチャベチャ喋べる人、多いんですよ。
ニヘドンは予告編を見るのが好きなんです。
予告編で、次の映画情報を知る事が出来ますし、予告編にも数バージョン作られる事が多く、「 ほー、今度はそう来たか。」と云う驚きも有りますしね。
映画本編より、予告編の方が秀逸だった事も、まま有りますしね。( 笑 )
そして、予告編の重要な働きは、日常生活から隔離された映画館の中で、映画を見るモードに自分の脳を切り替えて行く大事な儀式だと思うのです。

予告編をないがしろにする事は、前戯の無いSEX と同じですって。
それでいいの、皆さん?
大分前にシネ・スイッチ銀座で、ニヘドンの隣に座ったオバサン2人がさ、1人は髪がベタついていて、もう1人は歯茎を剥き出して喋べるオバサンだったんだけど、予告編の最中に大きな声で井戸端会議していてさあ。
やれやれだったですよ。

二へドンは日雇い労働者なので、1日の時間は結構融通が利きます。
だから映画なども、土・日の混む時間帯は避け、ガラ空きの映画館で貸切気分で見る事が出来ます。
そんな二へドンのお気に入りの席は、勿論、エグゼクティブ・シートです。
連れがいる時には、連れの希望に任せます。
1人の時に、最近よくリクエストするのが、2列目か3列目で、直前が車椅子用のスペースになっている席です。
二へドンの経験では、この車椅子用のスペースに車椅子の人が座っていた例がありません。
つまり実質、前に障害物が無いんです。
109シネマズの横浜MM や 川崎は、この造りになっているシアターによく出くわすので、愛用しています。

普通の人は、最前列の席はスクリーンが見難いと思い込んでいますから、まず二へドンと同じ列に座る人はいません。
横1列全部独占出来るのは、いい気分ですよ。
両サイドの席に荷物を置いちゃったりしてますよ。

なのに、先月109シネマズ川崎で、二へドンが2列目の席で、これから始まる映画を楽しみに待っていたら、
ジャック・ブラック張りに太った男がやって来たのです。
髪型も「 トロピック・サンダー 」で、FATTIES の役のジャック・ブラックの鬘と同じなの。
( 何だよ、こいつ。 ジャック・ブラック・マニアか!? ) なんて思ってしまった二へドンです。
が、しか~し!!
その男が、ズンズンズンズン、二へドンに接近して来て、二へドンが隣の席に置いておいた鞄をどかす様にジェスチャーをするのです。
二へドンは呆れて言葉も出ませんでした。 
館内はガラガラなんですよ。
そういう場合、自分が取った席番とは少しズレても、他の人とは距離を置いて座りたいのが普通の人間の心理ではないでしょうか?
二へドンだったら、1列後ろに下がってでも、逃げますね。
でもその時は、既に二へドンが座っていて、しかも上映まで後1分という微妙なタイミングだったので、大規模なお引越しは
しませんでした。
男は、二へドンの鞄を移動させ、二へドンの真横の席に座りました。
有り得ないっつうの。
ジョー・アンダーソンや、ジョージ・クルーニーだったら、二へドンのおひざの上に乗って来てもOKだけど、
FATTIESの男は駄目。
10秒程、ほとんど誰もいないシネマで二へドンとFATTIESは並んで座っていたんだけれど、
もう、駄目!!
二へドンは吐き気が込み上げて来て、1つ左の席に逃げました。
二へドンが先に来てたんだから、移動するのは、そっちじゃないの!?
大体シネコンのスタッフも、そういう所、気を使って発券して欲しいのよね。
座席の埋まり具合なんて、端末画面で一発で分かるでしょう。
「 男女7歳にして席を同じうにせず 」って、今時の若いコは分からないんだろうなあ・・・・・・。

いつから日本人は、こんなに無神経になってしまったの!?

そうそう、ジョージ・クルーニーで思い出したけれど、今、シネコンで、
ジョージ・クルーニーが出ている コーヒーのNespresso のCMが流されているの。
すっごくハイ・センスで大好き!!
あと、30年位流し続けて欲しい、ヨダレ物のCMです!!
  

Posted by ニヘドン at 14:25Comments(4)徒然

2008年12月29日

「 モンテーニュ通りのカフェ 」・ 前半

2008年12月24日(水)

フランス映画「 モンテーニュ通りのカフェ」の感想を、ストーリーをなぞりながら書いていきますね。

「 私は宝石が好き。
やっと見つけた仕事が、ホテル・リッツの掃除係。」

パリの夜景を画面に写し出しながら、おばあちゃんの語る声が聞こえて来る。
画面にはエッフェル塔が写る。
何だか「 花の都・パリ 」にしては、しょぼくれた感じに見えるのは気のせい?

品の良い高齢のマダムの話し相手になっているのが、まだ少女と言っても許される位キュートなジェシカ。
ジェシカ役にはセシール・ド・フランス。
映画のチラシによると、セシール・ド・フランスは
「 フランス版『 ELLE』で読者が選ぶ 『 友達になりたい女優1位 』になった」とか。
ええ〜!? 友達って言うのが、また微妙じゃな〜い?
若い女優さんなんだから、『 恋人 』って言って欲しいんじゃないかな?

まあ、それは置いておいて。
セシール・ド・フランスはツィッギーみたいに( 喩えが古くてスミマセン。他にパッと思い浮かばなかった!)
スリム。
ベリーショートの金髪がピョンピョン跳ねていて、おきゃん。

そんなセシール紛するジェシカは求職中。
おばあちゃんに勇気づけられて、単身パリに職探しに出て来ます。
何軒も断られ、実在のカフェ「 カフェ・ド・テアトル 」にやって来ます。
「 エロいお坊ちゃんみたいな髪型 」のマネージャーに働きたい旨を伝えます。
しかしマネージャー曰わく
「 女は雇っていない。」
何故? と言う問いに
「 慣わしだ。」

ふーん。そうなんですかね?
そう言われてみれば、ニヘドンの乏しい経験では有りますが、パリのカフェではギャルソンは男性ばかりだったような…。
でもそれ、フランスには男女雇用機会均等法みたいな法律は無いんでしょうか?
ボーイッシュな女の子や、佐伯チヅさんみたいなおば様がギャルソンでも格好イイと思うんですけど…。
「 宝塚カフェ 」とか言って、給仕が皆、「 男役 」だったら、ニヘドン毎日通うべ。( 笑 )

さて、ホテルでは、丁度同じ日の同じ時間に劇場での演劇と、大きなオークションが予定されています。
カフェは超満員が予測され、マネージャーはジェシカを雇う事にします。

劇場ではオーケストラのリハーサル風景が繰り広げられます。
わお! 二へドン、こういうの大好き。
映画の中で演奏風景が出て来ると、胸がキュンキュンしてしまいます。
オーケストラをバックにピアノを弾く中年の男はジャン=フランソワ。
アルベール・デュポンテルが演じています。
半袖Tシャツで腕の筋肉モリモリです。
普通、男性ピアニストは本番では半袖でステージに現れる事はまず無いので、
「 へー。 こんな筋肉ムキムキなんだ。。。。。。」 とちょっと驚いてしまいましたよ。

この映画の原題は、「 Fauteuils d'orchestre 」( オーケストラ・シート )なんですよ。
「 モンテーニュ通りのカフェ 」は、ちょっとストーリーの伏線を現わしてないような、
でも日本人には受けるタイトルの様な・・・・・・・。
二へドンとしては、「 オーケストラ 」という言葉を使って欲しかったですけれどね。
ジャン=フランソワのマネージャーが奥さんという、
世にも恐ろしい、ピアニストに取っては逃げ場の無いシチュエーションなのであります!
「 6月はカーネギーホールだわ。」 なんて奥様マネージャーは、
ジャン=フランソワの気持ちも知らないで、自分の夫でもあり、商品(!)でもあるピアニストを
こき使おうとマネージメント業に精を出すのです。
どこの国も同じなんだねえ。 
音楽家は、働かせて何ぼ・・・・・だと思われてしまうのだねえ・・・・・・・・。

一方、舞台の練習をしている女優のカトリーヌ( ヴァレリー・ルメルシエ )のシーンに移ります。
夫役の俳優の台詞 「 裸で歩き回るな。 」
( 一体、何の劇なんだか。)
カトリーヌは、自分のキャリアに満足出来ないでいます。 
もっと大きな仕事がしたいと思うジレンマから現在の劇が納得行かず、元夫の演出家に文句タラタラです。
「 こんな鳥みたいな帽子を被れと? 」 と見る物聞く物、全てがクレームの対象物。

カトリーヌは、カフェ・テアトルにやって来ます。
コンサートとオークションが同じ時刻にあると言うので、カフェは今から大わらわです。
カトリーヌは、TVの昼メロに出演依頼が来ており、1話で30万ユーロと結構な金額のギャラがもらえるのですが、
「 ドラマは降りる。 昼メロが嫌なの。 」 とゴネます。
ジェシカは、カトリーヌに話し掛けます。
「 大ファンなんです。 」
ところが、カフェのマネージャーであるマルセルに叱られてしまいます。
「 客と話すな。 デザートを勧めるのも駄目だ。 」

へえー。 カフェって、客に商品を勧めたらいけないのー?
二へドンが25年前に銀座のマクドナルドでバイトをしていた時は、
「 ご一緒にポテトは如何ですか? 」 って言わないと怒られたよ。
今でも回転寿司のバイトでも、お客に上手に勧められないと、「 あいつは駄目だ。」って言われちゃうんですけど。
パリのカフェ業界は、それでもちゃんと経営が成り立っているのでしょうか?
世界的な不況の風がじわじわと生活を脅かして来た今日この頃、二へドンは、他人事ながら、
一見、殿様商売に見えるパリのカフェの経営方針が大丈夫なのか、心配になって来ちゃいますよー。

ピアニストのジャン=フランソワ・ルフォールが特別室でピアノを練習している所に
ジェシカが出前を届ける。
「 クラシックなんて分からない。」 と言うジェシカに、ジャン=フランソワは
「 きらきら星 」を弾いてみせる。
ジェシカとジャン=フランソワは、「 きらきら光る~」 と一緒に歌う。
ジャン=フランソワは、この曲はモーツァルトの作曲だと教える。
ジャン=フランソワ「 君は若くて歌も歌えるのに、コンサートに行かない。
             君が給仕を辞めると言っても誰も止めない。
             でもピアニストは辞めさせてもらえない。」

カトリーヌがオークション会場にやって来る。
そしてオークションのグランベール氏の所へ行き、カフェで待っている人が居ると伝える。
女優カトリーヌの携帯の着メロは Saturday Night Fever。( 笑 )

ジョギングをするジャン=フランソワ。 東京からの客を待たせておけ、と言い捨てる。
ジャン=フランソワは、息子のフレデリックとの確執が有る。
タクシーの運転手から始めたキャリアの持ち主。
息子のフレデリックは、ヴァレリーが財産を毟り取ると心配している。

ジェシカは1部屋540ユーロの部屋探しをする。
高級店の帽子は1つで504ユーロ。
椅子に忘れられた本を、持ち主のフレデリックに届けるジェシカ。

「 好きな動物。 孔雀。 とてもキレイ。 とてもバカ。」
と、ルフォールが日本語で何度も繰り返す所が、超笑える。
ルフォールは入浴しながらオークションの話をするが、妻は真剣に聞いてくれない。

ジェシカは夜の広場に座り込む。 まだアパートが見つからないんだ。
ジェシカは劇場のピアニストのルフォールの部屋に潜り込んで寝てしまう。
すると管理人が外から鍵を掛けてしまう。
ジェシカは小窓から外に出るが、出口もロックされている。
1つだけ開いていた扉は、屋根の上へ通じていた。
ジェシカはパリの景色を眺めながら、屋根の上へ出る。

癌患者の治療室で治療を受ける男。
彼は「 コンサートを聞きに行きたい。」 と言う。
雨が降り出し、泣きながらカフェを見やる。

ルフォールは、ピアノの周りの聴衆の為にピアノを弾く。
病院で行われたコンサートだった。
掃除人が来て、出口を開ける。

ソピンスキーがマガリと一緒にカフェに来た。
慌てる女優のカトリーヌ。
カトリーヌはマガリ達に話し掛ける。
「 『 タクシー・ドライバー 』は素晴らしい。」
「 マーティン・スコセッシですよね。」

劇場管理人のクローディはカトリーヌのドラマを見てシモーヌ・ボーヴォワール役に考える。

オークションのグランベール氏の彼女のヴァレリーと息子が一緒に居る。
テーブルにジェシカが座って話を聞いている。
息子 「 妻とは別れた。」
実は、この息子は3年前、ヴァレリーと関係が有った。
ヴァレリーが去った後、息子はジェシカに「 聞いてたんだろ? 」と言って、カフェの代金を払おうとする。

****「 モンテーニュ通りのカフェ 」・ 前半 」 ・ 完 *****

後半の記事は、http://cinemamusicgroumet.hama1.jp/e988854.html です。


  


Posted by ニヘドン at 23:49Comments(0)映画

2008年12月29日

清塚信也 「弾-DAN-」 第3夜 ピアノ・リサイタル 前半

2008年12月25日(木)

クリスマスを1人で過ごすなんて嫌〜!!
そこでピアニストの清塚信也さんにデートをしてもらいました。
いや、ただ彼のリサイタルに出掛けただけなんですけど。
ニヘドン流に言うと、これは立派な「 デート 」なんです!

清塚信也 「弾-DAN-」
 第3夜 ピアノ・リサイタル

日時 : 2008年12月25日(木)
      開場  18:30 / 開演 19:00
会場 : 紀尾井ホール
料金 : ¥4,500.-( 税込み・全席指定 )
出演 : 清塚信也 / ピアノ
      山本祥平 / 1st ヴァイオリン
      清塚美耶 / 2nd ヴァイオリン
      横溝耕一 / ヴィオラ
      磯野太佑 / チェロ
      白尾祐介 / コントラバス

演目 : ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調  作品27-2 「 月光 」
      ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「 悲愴 」
      リスト / 愛の夢 第3番
      ショパン /
      ショパン
      清塚信也 / 劇音楽 「 テンペスト 」
      ベートーヴェン/ ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
      武満徹  /   閉じた眼
                小さな空 ( with Violin )
                島へ ( with Violin )
                さようなら ( with Violin )
            Violon: 山本翔平

 〔休憩15分〕

      清塚信也 / わたしが死んでも世界は動く
      清塚信也 / 星の夜に
      渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より メインテーマ”闇につつまれて”
      渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より”光につつまれて”
      渡辺俊幸 / NHK「にっぽん 家族の肖像」より”メインテーマ”
      ショパン  / ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21(with Strings)

             1st Violon : 山本翔平
             2nd Violon : 清塚美耶
             Viola : 横溝耕一
              Cello : 磯野太佑
             Contrabass : 白尾祐介
〔アンコール〕

     清塚信也 / オリジナル
     モンティー / チャールダッシュ
     清塚信也編曲 / クリスマスメドレー

*******************************

クリスマスに一緒に過ごしてくれる彼氏がいないと言う冷酷な事実に気がついたのは
12月の22日(月)だったと思います。
慌てて横浜ルミネの中にあるチケットぴあにチケットを買いに走りました。
たまたま二へドンの家の積み上げてある雑誌、パンフレット、その他諸々の物が
地滑りを起こし、崩れ去った跡から、清塚さんの12月25日のリサイタルのチラシが出て来たのです。
狙いは清塚さんのリサイタル。
でも公演日が近いので、もうぴあでの販売は終了したと言われ、ガックシ。
ついでに他のチケットを大人買いし、帰宅後、リサイタルの主催者であるザックコーポレーションに電話をしました。

もう完売したと言われたら、眩暈がしてクラクラ倒れ伏す所でしたが、まだチケット有るって!!
きゃおーん。 嬉しい~♪ 
勿論、席なんて選べませんよ。1番端っこでした。
席番号が1番ですから、清塚さんの背中しか見えませんね。
でもクリスマスを1人で過ごすなんて、絶対に嫌ー!!
背中でも清塚さんと一緒に過ごせるなら、万々歳ですよ!!

紀尾井ホールは好きです。
気負いが無いから。 なんちって。 なんちって。 嘘嘘。
小ぢんまりとした感じが、とてもいいと思います。
ホールの規模に比して天井が高いのです。
改めて今日はシャンデリアに見入ってしまいました。

清塚信也さんがステージの上に現れて、開口一番トークです。
「 皆さん、えー、メリークリスマス!
  クリスマスの夜にお越し頂き、ありがとうございます。
  『 弾 』 最後の夜です。
  今日のピアノは3回、仕様が違ったんです。 同じヤマハなんですけど。
  今日のピアノは、僕の人生の中でも素敵な音を出すんです。 聞いてみて下さい。」

清塚信也さんの衣装は王子様スタイル。
胸の前に白い巨大なリボン。
牡丹の花柄のグリーンの王子様ジャケット。 下は黒いズボン。
ああ、CDジャケットの写真と同じ衣装ね。
髪は、いつもより短めかな。

1曲目は、ベートーヴェン / 
      ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調  作品27-2 「 月光 」
冒頭は、頼り無い位のタッチで、ゆっくりと弾き始める。
この曲、日本人ピアニストは、冒頭から情熱たっぷりに弾く人が多いですが、
それもいいですが、こんな風に素っ気無く弾かれると、
銀色の月の光が、無言で自分に降りかかって来るみたいで、ゾクゾク。
人間じゃない何者かから音が発されている様に聞こえる。
来て良かった。 いきなり1曲目から、そう思った。
クリスマスに王子からロマンチックな気分にさせて貰うなんて、
何て凄いクリスマスなんだ!!

2曲目は、ベートーヴェン / 
      ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「 悲愴 」
清塚信也。 彼は決して鍵盤を叩かない。
それで強弱をしっかりつけて来て、クライマックスか?と思わせる所で
ストンと音量を下げてみせる。
瞬間、こちらのハートも、ストンと清塚マジックの罠に落ちる。
や・・・・・・やられた!!

3曲目はリスト / 愛の夢 第3番

きよりんは、この曲も静かに淡々と弾いて行きます。
彼がピアノの音で紡いで見せてくれるのは、日常生活では決して現れない天上の美しい物。

4曲目はショパン。
 きよりんも、ピアノの美しい音を味わって弾いてます。
 演奏が終わると立ち上がって右手で前髪をかき上げて一礼をしました。

5曲目もショパン。
 曲の出だしは情熱的に。
 中間部は優し~く、空気を丸くする様な演奏でした。

ここで清塚さんのトークです。
「 ありがと~。 楽しいな、ピアノ弾くって。
  身体も温まって来ましたので、テンペストを演りたいと思います。
  『 テンペスト 』はシェイクスピアの最後の劇です。
  プロスペローと言う魔法が使えるご老体なんですが、自分を島流しにした
  宿敵を赦す物語です。
  僕も、まだまだ赦すって事は出来ませんが音楽監督に呼ばれて
  僕が作曲した『 テンペスト 』をお聞き下さい。
  ベートーヴェンのピアノソナタが『 テンペスト 』 と言うタイトルで有りますが
  それとは全く違う、僕のオリジナル曲です。 」

そして6曲目が清塚信也 / 劇音楽 「 テンペスト 」の演奏です。
  先程までの5曲はウォーミングアップであったと言わざるを得ない、
  うって変わって力強い演奏です。
  重厚でドラマチックで、ピアノ1台だけで弾いているとは思えない音の膨らみ。
  優しい春風を感じさせる優しい曲調に変化して行きます。
  そして又、ドラマチックに。
  そして静かに。
  清塚信也が表現した「 テンペスト 」は、怒りや嵐や復讐では無く、
  「 赦し 」の部分だと思いました。
  最後は目茶目茶に盛り上がって、彼の作曲のセンスに驚かされました。
  きよりんは、客席が何を聞きたがっているのか、ちゃんと分かって、
  それを聞かせてくれるピアニストなんです。
  凄い! 拍手です!!

7曲目はベートーヴェン/ ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」。
  ふーん。 曲のタイトルが同じ「 テンペスト 」でも、こうも違うのね。
  ベートーヴェンのこのソナタにテンペストと言う名が付いているのは、
  ベートーヴェンの弟子のアントン・シンドラーが、この曲の解釈をベートーヴェンに尋ねたら
  「 シェークスピアのテンペストを読め。」と言われたエピソードから来ているそうです。
  アントン君は、そう言われて、本当にテンペストを読んだのかしら?
  そして読んで、「 ああ、そうか!」と納得出来たのかしら?
  実は二へドン、この年令になってもまだテンペストは読んでいないので、
  近々ちゃんと読まないといけないなあ。

  しかし、清塚さんの弾くベートーヴェン、いいじゃな~い!!
  きよりんって、ベートーヴェンの事も凄くよく分かって弾いていますね。
  ベートーヴェンのソナタ「 テンペスト 」は、きよりんの作曲した「 テンペスト 」よりも
  音の重なりがシンプルなんだけど、凄みが有ります。

  きよりんは、「 ピアノを弾くなんてお手の物さ!!」と言う感じでこなれた手つきで
  最後迄弾き切りました。

演奏後は、きよりんのトークです。
「 ありがとうございます。 なかなか緊張感の有る曲でしたね。
  ベートーヴェンは、1770年から1827年まで生きたドイツの作曲家ですが、」
ここで清塚さんは、カタンと音をさせて巻物を落としました。
「 バッハやハイドンやモーツァルトが、こぢんまりとした曲をやっている時、
  ベートーヴェンは、今で言う現代音楽で、誰も受け入れられない。
  当時は頭のおかしい人扱いですよ。
  僕、今日は貴族の格好なんですよ。 
  出て来る時、もっと笑ってくれるかなと思ったんだけど、駄目か。

  ムソルグスキーの『 展覧会の絵 』も亡くなってから40年も経って人気が出た。
  ラヴェルは、掘り起こして、それから知られるようになった。
  現代音楽を聴いてもらおうと思ったら、楽譜がバラバラになっちゃったんですが、
  武満さんは、最初、日本では売れなかった。
  武満さんは、最初批評家から、あいつは駄目だと言われると映画館へ行った。
  彼が有名になると、手のひらを返すように『 やっぱ武満凄いよな。』
  現代音楽ですからね。 ブーイングとかしないで下さいね。」
  
8曲目は武満徹  / 閉じた眼です。
  いいじゃないですか! きよりんの武満徹のピアノ曲!! 滅茶ハマる!!
演奏後、きよりんのトークが有りました。
「 ありがとうございます。
  武満徹は、こんな曲を書いたんですけど、どうですか? 
  皆さん、こんな曲お好きですか?
  こんな感じだったんです。 ベートーヴェンの曲は。
  もしかしたら、この曲、200年後には、あら、いい曲ねって言われているかもしれません。
  とても親しみ易い曲も書いています。
  本当は合唱曲なんですけれど、ヴァイオリンとピアノでアレンジしてみました。」

ヴァイオリンの山本翔平君が黒いシャツ&黒いズボンと言ういでたちで登場しました。
清塚「 こんな怖い顔をしてますけど、本当はいい奴なんですよ。」

9曲目は武満徹 / 小さな空 ( with Violin ) です。
  ピアノのイントロから始まります。
  ヴァイオリンが懐かしい音色を出して行きます。人肌の温もりの有る音なんです。
  きよりんのピアノ伴奏は最高です!!

10曲目は武満徹 / 島へ ( with Violin )。 
  凄くいいです!! 
  いつまでも聞いていたい。 つっかかりの無い滑らかな演奏です。
  いえ、「 つっかかり 」と言うのは、ミスタッチの事ではなく、
  滑らかに弾いている様でも、心に何か引っ掛かりを感じる演奏をする
  ピアニストさんが、たまにいるのですよ。
  聞いている人の心に何の邪魔もしない滑らかな演奏と言う意味です。

11曲目は武満徹 /  さようなら ( with Violin 
  タイトルだけを読むと悲しい曲なのかしらと思いましたが、
  清塚さんの演奏には別れの悲しみのニュアンスは全く無く、
  また直ぐに会える事を前提にした幸福感に満ちた「 さようなら 」でした。

20:19に第1部が終了。
この後、15分間の休憩に入ります。
休憩の間に二へドンが考えた事。
「 二へドンは英語が出来る。 英語が出来ない人は、英語が出来る人は
  翻訳も通訳も日常会話も全て何でも出来ると考え勝ちだが、
  実は全てが出来る訳ではない。
  ピアノだって、弾けるからって、全ての演奏が出来る訳ではない。
  清塚さんの場合は、演奏もトークも映画の演奏の吹き替えも作曲もアレンジも
  何でも出来る。
  凄い才能だと思う。 」

***** 「 清塚信也 「弾-DAN-」 第3夜 ピアノ・リサイタル 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 14:05Comments(0)コンサート

2008年12月28日

「パリ、恋人たちの2日間」・前半

2008年12月24日(水)

クリスマス・イブだと言うのに、一緒に過ごしてくれる彼氏のいないニヘドンは、横浜のシネマ・ ジャック&ベティの「 フランス・ラブストーリー 2本立て 」なるものを見に行きました。
ここでは、その内の1本である 「 パリ、恋人たちの2日間」について感想を書きます。

ニヘドンは、ジュリー・デルピーの映画を見るのは初めてです。
と言う言い方をすると、「 ジュリー・デルピーが何をした映画か具体的に言わないと分かりません! 」とお叱りを受けてしまいそうです。
だって、この映画は、ジュリー・デルピーが
監督、脚本、製作、主演、音楽、編集を1人でやっちゃっているのです。
だから、「 ジュリー・デルピーの映画は初めて 」じゃ分からないですね。
「 ジュリー・デルピーが主演の映画 」なのか、
「 ジュリー・デルピー監督の映画 」なのか、ハッキリ言わないとね。
全部です。全部。
ジュリー・デルピーが絡んでいる映画は、全く見ていなかったのです。
フランスを舞台にしたアメリカ映画は見るのですが、フランス映画は、余り見ていなかったのですよ。
フランスの俳優の名前を挙げろって言われると、今だにアラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴだもの。( 爆 )

まず、寝台車のシーンから始まります。
フランス女性( 職業 : 写真家 ) マリオンをジュリー・デルピーが演じます。
マリオンの彼氏・ジャック ( 職業 : インテリア・デザイナー )をアダム・ゴールドバーグが演じます。
2人は、ニューヨークに住んでいて、付き合いは2年。
マリオンとジャックは夏のバカンスで、ヨーロッパを旅します。
ドイツから、イタリアのベネチアへ。
マリオンが飼っている猫を、旅行中パリのマリオンの実家に預けます。
ニューヨークに戻る前に、預けた猫を受け取る為にマリオンの実家に行く訳です。
それが英語のタイトル 「 2 DAYS in Paris 」 と言う訳。

二へドンは、フランス語が苦手です。
今後、二へドンの息子が成人したら、またツアーコンダクターの仕事に復帰したいと思っています。
ツアーコンダクターの所謂「 資格 」は、一般旅程管理資格者試験で、試験科目に英語が有ります。
でも、実際、売れっ子ツアーコンダクターは、英語1ヶ国語だけでは駄目なんです。
英語とフランス語とか、英語プラスアルファが出来て当たり前なんです。
大分以前から、フランス語を何とかしなければ、フランス語をやっつけてやらなければ
と思っていました。
が、なかなかフランス語の学習が捗らないんですよねー。

言い訳にしか過ぎないのですが、フランス語は駄目だと思い込んでしまう1つの理由に、
フランス人がフランス語を余りにも大事にし過ぎる事もあると思うのです。
それって、外国人には敷居が高いですよね。
フランス国営放送で、外来語を使っては駄目だと聞いた事が有ります。
二へドンは数年前、少しでもフランス語学習の足しになればと思い
サン・テグジュペリの「 星の王子様 」のフランス語の朗読CDを毎日のBGMに
流していました。 
その中に「 ビジネスマン 」って、言葉が出て来るのですよ。
ビジネスマンって、英語やんけ!?
英語使ってるやん。 と、ちょっと騙された気分を味わいました。

「 パリ、恋人たちの2日間 」は、アメリカ人とフランス人のカップルの話なので、
英語とフランス語の台詞が両方出て来ます。
マリオンはフランス語と英語が堪能です。
( 台詞の中では4ヶ国語出来ると言ってました。 あと2つはどこ? )
ジャックは英語オンリーで、映画の中では怪しいフランス語を話そうとして笑いを取ります。
マリオンのママとパパはジャック相手に怪しい英語を喋ります。
つまり、この英語の中では英語、フランス語、ブロークン・イングリッシュ、ブロークン・フレンチ
の4つを楽しむ(?)事が出来るのです。

映画の中で、マリオンがフランス語の台詞の中で「 ファーストフード 」という言葉を使います。
おおおお! 「 ファーストフード 」という言葉はフランス語の中で認知されてしまったのか!?
英語使ってるじゃんよ。

この映画はね、台詞に、ものすごく深い意味が含まれているので、
シナリオを入手して、1文1文噛み締めたい程ですよ。
二へドンが大学入試の試験問題を作る委員だったら、このシナリオから抜粋して
読解問題を出題したいです。

マリオンが言います。
「 この私の性格を作ったのはママだ。 ママは口うるさくてイラつく。 」
うぷぷぷ・・・・・・。 古今東西、母親と言うのはそういう捉え方をされてしまうのね。
子供の為だと思って言ってあげてるというのが、母親側の理論なんだけど。

小さい頃のマリオンの回想シーンが出て来ます。
「 子供の頃、私は変わっていた。
  自分の世界に嵌まり、動けない。
  医者の薬の代わりにポラロイドカメラを母がくれ、何でも撮った。 」
映画を見ていて、「 子供の頃、自分は変わっていた。」
「 周囲に溶け込めなかった。 」 という台詞をよく聞きます。
二へドンが今年見た映画の中では、例えば 「 オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密 」。
或いは 「 ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて 」。
楽器をやっている人からみたら、有名オーケストラの団員になれるって、それだけでステイタスなのに、
映画の中で複数の団員達が、子供の頃の 「 孤独感 」「 疎外感 」を口々に訴えるのです。
これが、アジア諸国の人たちの発言なら分かります。
でも、「 個 」を重んじるはずの欧米諸国の人々が、「 個 」を主張出来ていない。
自分が変わっている事に自信が持てないって、何これ?
二へドンも、小さい時から、よく他人から 「 変わってるね。」 と言われて来ました。
でも、そこまで自分を卑下しなかったけどなあ・・・・・・・・・。
人間社会の中で、「 個 」を大事にしながら、周囲との調和を保ちながら生きるって、大変な事なのね。

マリオンが実家に預けた猫は、ジャン・リュックという名前が付いています。
実は、マリオンの実家のパパとママは、ジュリー・デルピーの実の両親なんです。
パパが俳優のアルベール・デルピー。 
ママも同じく女優のマリー・ピレ。
親子3人で共演って、凄いですよね。
もしかしたら、ジャン・リュックも、本当にジュリー・デルピーが飼っている猫なのかしら?

名前が付いているって、もうそれを 「 命有るもの 」として認める事になるのですよ。
ただの小道具ではなくなっちゃうんです。
だから映画を見る時も、小説を読む時も、名前が付いているかどうか見極める事は作品解釈に役に立つと思います。
「 ブタがいた教室 」でも、飼うブタに、名前を付けるかどうかという時、
「 食べてしまうブタに名前を付ける事 」に抵抗を見せた人々がいます。
それは当然ですよね。 
「 ミーアキャット 」の中でも、ミーアキャットは大勢出演しているのに、名前が付いているのは主人公のコロちゃんだけなんです。2番目によく出て来るのは、世話役のお兄ちゃんなんですが、あれだけ家族の為に貢献するお兄ちゃんが、名無しなんですよ。 その事を試写会の女王に指摘されたので、二へドンはこう回答しました。
「 お兄ちゃんに名前を付けると、感情移入してしまい、お兄ちゃんが
  ゴマバラワシに攫われて命を落とした時に、観客がショックを受けちゃうから、
  名前を付けなかったんですよ。 」
試写会の女王は納得してくれました。
だからね、ジャン・リュックという猫の名前をわざわざ映画の台詞の中で出すって、
ジュリー・デルピーにとっては意味の有る事だったのかなと思いました。

では、ここからは映画の進行に従って、荒筋を書いて行きます。
ママ 「 Do Do Do Do you do a good voyage? 」
( ブロークン・イングリッシュのフレンチ・ママの英語って可愛いったら、ありゃしない!!好き!)
マリオンとジャックは階段を上がりながら話をする。
マリオン「 強い男性に運んでもらいたいの。」
ジャック「 君は自立した女性じゃなかったのか? 」
マリオン「 配管工はフランスには居ない。」
ジャックは浴室のカビを見てビビる。
マリオン「 100年前は寄生虫だらけでも、アレルギーは無い。」
ジャック「 だからフランスでは体温計を口に咥える。」
マリオン「 フランスでは口では測らないわ。 お尻で測る。」
ジャック「 コンドーム、いつ買ったの?」
ジャックは洗面所の戸棚を見て言う。
マリオン「 1月。」
ジャック「 浮気する為に? 」
マリオンは上を見て呆れ顔。
ジャック 「 これ本当にコンドーム? イタリアのより小さいぞ。
       子供サイズ? 子供も使うのか? 」
そこへママが入って来る。

マリオンのママとパパのジャノとジャックでラパン( うさぎの肉 )料理を食べる。
ジャックは、かなり無理してる感じ。
「 昔飼ってたウサギ、耳だけ残して犬に食われた。」
ジャノとジャックは、お互いの知識をひけらかす為に(?)芸術家の名前を出し合う。
列挙すると
☆ ブルース・ケルナー( Bruce Kellner )・・・元ミラズヴィル大学教授。
☆ ジョージ・スティーヴン・モリソン( 1919 - 2008 )
  ・・・ アメリカ海軍提督。
☆ ウィリアム・カスバート・フォークナー( William Cuthbert Faulkner )
  ・・・ アメリカの小説家。
     代表作に「 ヨクナパトーファ・サーガ 」が有る。
     ミシシッピ州の架空の土地ヨクナパトーファ郡ジェファソンを舞台にしている。
     1897 - 1962 年没。 ( あら、二へドンと入れ代わり。)
☆ ヘンリー・ミラー ( Henry Valentine  Miller )
  ・・・ 作家。 晩年の妻は日本人ジャズ歌手のホキ徳田。
☆ アルチュール・ランボー ( Jean Nicolas Arthur Rimbaud )
  ・・・ 19世紀のフランスの詩人。
      1854 年10月20日 - 1891年11月10日
☆ シャルル・ボードレール ( Charles - Pierre Baudelaire )
      1821年04月09日 - 1867年08月31日
      フランスの批評家、詩人。
☆ モリエール ( Moliere )
      1622年01月05日 - 1673年02月17日
       17世紀のフランスの劇作家。 古典主義の三大作家の一人。

パパ 「 オーギュスト・ルノワールはライターか? 」
ジャック 「 画家だ。」
パパ 「 今までの男よりマシだな。 顔が悪い分、頭がいいな。」
ジャックが、ジム・モリソンの墓を見たいと言うと、固まる家族。

※ Jim Morrison → アメリカのロックバンド「 ドアーズ 」のボーカル。
             1971年07月03日パリのアパートのバスタブで死んでいるのが発見された。
             ドラッグ服用、ステージで自慰行為を行なって逮捕等、
             反社会的存在と見做された。

ジャックとマリオンはタクシーに乗り、車中で色々と会話を交わす。
マリオン 「 妹は学習障害児に教えている。 痴呆老人にじゃないわ。」
タクシーの中で鼻を鳴らして笑うマリオンに、ジャックは「 鼻を鳴らすな。」と抗議。
ジャックの「 ジュ“ ル ” テーム 」の発音に顔をしかめるマリオン。
マリオンは「 スモール・ワールド・ネットワーク 」について言及する。
これは、地球の裏側で知っている人に出会う可能性についての話。

マリオンは、花屋の前でマニュと言う男性に出会う。
マリオン 「 何年も前にちょっとね、彼にフェラしたの。 気を悪くした? 
        Pretty minor event. ( つまらない事よ。)
        前に別れた人達とは友達よ。」
ジャック 「 別れたら、わざわざ会わないよ。」
マリオン 「 フランスでは元恋人と付き合うのよ。」

橋を渡る時、ジャックが言う。「 ラスト・タンゴ・イン・パリ 」。
マリオン 「 マーロン・ブランドに似ている。」
サングラス2つで、「 どっちがゴダール風? 」とジャックに訊くマリオン。
ジャック 「 眼鏡の無い方がキレイだ。」

***** 「 「パリ、恋人たちの2日間」・前半 」 ・ 完 *****

続きは、「 パリ、恋人たちの2日間 」・後半でお読み下さい。
→ http://cinemamusicgroumet.hama1.jp/e971068.html  


Posted by ニヘドン at 22:35Comments(2)映画

2008年12月28日

女流作家

2008年12月28日(日)

目が覚めました。
時計を見ると、09:35 でした。
「 あちゃー、凄い寝坊した! 」
自分が目を覚ましたと自覚した瞬間、それまでに脳が思考作業をしていたのに、知覚しなかったのであろう事柄が、どっと洪水の様に押し寄せて来ました。
恐らく、夢の中で見ていた事なんでしょう。
作家 「 森村 桂 」( もりむら かつら )の事でした。

彼女にまつわる思い出が、どっと脳の海馬からほと走り出て来てビックリしました。
今日は午前中の予定は特に無かったので、そのまま布団の中に滞在する事にしました。
そして考えました。
「 今、何故、森村桂なのか? 」

「 ドンドン日記 」には毎日種々雑多な検索ワードで辿り着く方々がいますが、多分 「 森村 桂 」で検索して来た方はいないのではないでしょうか?
まあ、毎日チェックしている訳ではないので断言は出来ませんが…。
言っちゃ悪いけど、森村桂は、もう過去の人ですよね。
今、森村桂を読むんだったら、それよりは石田依良じゃないですか?
「 何で今、唐突に森村桂を思い出したのだろう? 」

森村桂は30年も昔に売れた小説家さんです。
1番話題になった小説は、ニューカレドニアに単身乗り込んで行った滞在記の 「 天国に一番近い島 」です。
当時はインターネットが無かった時代だったけれど、彼女の小説のスタイルは非常にブログっぽい物です。
旅に出て、書く。
学生時代の思い出を書く。
結婚相手の事を書く。
でもエッセイストでは無くて、小説家なんだよね。
もし今彼女が生きていて、ネットに同じ事を書いたら、きっと「 ブロガー 」と呼ばれたんだろうなあ…。

森村桂を思い出した次いでに、「 小野不由美 」と 「 岩井志麻子 」の事を芋吊る式に頭に浮かべたので、時間の空いた時に
「 ニヘドンが愛読した3人の女流作家達 」について語りたいと、布団の中で思いました。

そこで、まずは第1弾として、森村桂を熱く語るのです!

でも何で今、森村桂なんだろう?
ふと、思い当たる事が有りました。
もしかして記憶の倉庫の引き出しを開けたのは、飯島愛ちゃん?
いえね、ニヘドンは飯島愛ちゃんが好きだったのですよ。
ああ言う、自分のスタイルを持っている人が大好きだから。
その彼女の突然の死には本当に驚きました。
病気だとは聞いていましたが、まさかこんなに早く彼女の死が来るとは想像だにしていませんでした。

36歳ですよ! モーツァルトの死んだ年齢と、いいとこ勝負なんですよ!

そうなんです。飯島愛と森村桂の間には、何の関係も無さそうですが、飯島愛死亡のニュースが流れた当初、
自殺の可能性も囁かれましたよね。
森村桂も64歳で亡くなった後、一部週刊誌に自殺説の記事が書かれました。
森村桂の自殺説の記事は単発で終わり、その後、誰も何も言わなくなりました。
遺族に対する配慮だったのか、ただ単に森村桂が過去の人だったから週刊誌の売り上げに貢献しなかったのかは定かでは有りませんが。

何だか森村桂を愛読していたと言う割には、彼女に対して冷たい言い方をしている様に聞こえますか?

いいんですよ。
ニヘドンは日本国内で発売された彼女の文庫本は全部書いましたからね。
当時、中学生・高校生だったニヘドンがバイトもしておらず、限られたお小遣いで森村桂コレクションをするのは大変だったんだから。
ニヘドンは彼女の印税生活に貢献したのだから、ちょっと位、言っても許されるべ?

ニヘドンが人生において初めて森村桂を知ったのは、中学時代の親友がニヘドンに勧めた事です。

この親友のあだ名をUFO と言います。
おっと、これからバイトなので続きは又!

  

Posted by ニヘドン at 17:39Comments(2)

2008年12月27日

nirvana Spice Cafe ( ニルヴァーナ )

2008年12月22日(月)

ひょんな事から、横浜駅のルミネ 6階のレストラン・フロアにインド料理店が新しく入ったのに気が付きました。
「 おおお! これは行かねば! 」です〜。
お店の名前は 「 nirvana Spice Cafe 」( ニルヴァーナ・スパイス・カフェ ) です。
「 カフェ 」と銘打っているだけあって、店内のインテリアにエスニック色は有りません。
黒い木製のシンプルなデザインのテーブルに、虹色ストライプのカラフルな椅子です。
4人用テーブルが3卓と、2人用テーブルが13卓、配置されています。
厨房の中ではインド人コックさんが1人と、日本人コックさんが1人働いています。
ホールのスタッフは、女性が1人に男性が2人、何れも日本人です。
コックさん達は白いユニフォーム姿ですが、ホール・スタッフ達は男女共にロイヤル・ブルーの長袖シャツに黒いズボン姿です。
その上に丈の長い黒いカフェ・エプロンをしています。

席に着くと、女性スタッフがメニューの説明をしてくれました。
ランチタイムなのに、店内はガラガラで、3組しか客がいませんでした。
こういう空いている時は、メニューの説明も出来るだろうけれど、満席状態だったら大変だろうと思ってしまいました。
「 ここのお店は、いつ出来たの? 」
「 今年の7月です。」
「 ええ〜!? そんな前? 気が付かなかったわ〜! 」

店内に置いてあったリーフレットにも、確かに7月30日 OPEN と印刷されていました。

「 12月1日 → 12月31日 期間限定 」 の文字に心を奪われました。
おお、これは食べてみなければ!!
「 南インド オーリヤ地方のベジタブル・カレー・セット 」 ¥950.-です。

1口、食べてみた感想は、「 お、タイのカレーに似ている! 」でした。
ココナッツをベースにしたホワイト・カレーで、ココナッツの実のフレークが、
噛むと「 しゃみ しゃみ 」とした食感を与えてくれて、美味しい~。
二へドンは、このココナッツの「 しゃみしゃみ感 」が大好きだったんですよー。
あれは大昔、まだ日本人が普通はココナッツなんて食べなかった時代、
ハワイで、食後のデザートにケーキを食べました。
ケーキの上にかけられている白くて、しゃみしゃみした物が美味しくて美味しくて、
「 ハワイには何手美味しい物があるんだー!! 」 と大感激したものです。
当時はそれがココナッツであると知らなかったのですが、
今では日本でもすっかりお馴染みになりましたよね。
ココナッツの、時としてくどい程の甘さは、お母さんによく似ていると思います。

ホワイト・カレーの具は、マッシュルーム、ブロッコリー、蕪、赤パプリカ、緑ピーマン、
カリフラワー、蓮根です。
最近のレストランは、野菜中心のヘルシー傾向のメニューによくお目にかかれるので、
野菜大好き二へドンにとっては嬉しい限りです。

カレーが入った器に添えられているのが3種類!!
・ ライス 白いインディカ米です。 やっぱりカレーにはインディカ米ですよね。
       欲を言えばサフランライスが好みだったのですが・・・・・。
・ パロタ 最近、これ、日本国内のインド料理でよく見かける様になりましたよね。
       精白した小麦粉から作ります。 焼き上げた生地に透明感が有り、
       もちもちしているので、生まれて初めて二へドンがパロタを食べた時、
       お米の粉から作ったパンかと思ってしまいました。
       幾層にも折り目が出来る様に生地を伸ばして丸めて焼きます。
       手で1口サイズに千切るのが、なかなか難しいです。
       今度、インドの人がどの様にパロタを千切るのか、観察してみようっと。
・ パパド。 これは、豆の粉で作った、おせんべいみたいな物。
        塩と胡椒の香りがプーンと鼻先に漂って来て、パリパリした食感が美味しい。

このセット、最初テーブルに置かれた時は、
「 ゲ! 量が少ない!! 」 と思ってしまいましたが、
ライス、パパド、パロタ、と、でんぷん質の物が多いので、食べ終わってみれば、
結構お腹に溜まっています。

珍しい南インドの料理に満足しました。
二へドンは、ニューデリー、ジャイプール、アグラしか行った事が無いので、
( インド初心者向け、黄金の三角観光地帯だけで、恥ずかしい限りですが。)
南インドは憧れの地なんですよー。

カレーを平らげてみたら、やっぱり〆のお茶が欲しくなって、
「 マサラチャイ 」 300円を頼みました。
値段は高いですが、( ランチセットで100円プラス位にして欲しいよね。)
スパイスがくっきり際立つ美味しいマサラチャイでした。

[ SHOP DATA ]
nirvana Spice Cafe ( ニルヴァーナ )
電話 : 045-308-7055
* 1970年~2002年 ニューヨークの人気店 Nirvana が惜しまれつつも閉店。
  2007年に東京ミッドタウンに Nirvana が復活。
  2008年07月に、その姉妹店としてオープンしたのが、ここ 
  nirvana Spice Cafe ( ニルヴァーナ ) です。

***** 「 nirvana Spice Cafe ( ニルヴァーナ ) 」 ・ 完 *****
         


Posted by ニヘドン at 22:47Comments(0)グルメ

2008年12月27日

「ミーアキャット」

2008年12月26日(金)

試写会で「 ミーアキャット 」を見て来ました。
その前日にPCで「 ミーアキャット 」の予告編を見ました。
ミーアキャットが草原で後ろ足2本で立つ可愛い動物と言う認識しか有りませんでしたが、予告編を見てミーアキャットの魅力に取りつかれました。
予告編では、日本語のナレーションで、「 貧血で倒れるものも。」と言っていました。
パタンと横倒しに倒れてしまうミーアキャットの可愛い事可愛い事。

予告編を見ると、今までミーアキャットなんかには興味が無かった人でも、ちょっとこの映画を見たくなりますよ。

さあ、本編が始まりますよ。
空中からアフリカのカラハリ砂漠の大地をカメラが舐める様に映し出していきます。
アリゾナ州の様に赤い大地です。
同じ「 砂漠 」と言う言葉を使っても、「 アラビアのロレンス 」に出てくる砂の砂漠の風景とは全然違います。
カラハリ砂漠には木や草もちゃんと生えています。
ナレーションが始まりました。
「 ええ〜!?」
思わずニヘドンの隣に座っていた試写会の女王と顔を見合わせました。
ショックの余り、膝が小刻みに震えました。
ポール・ニューマンじゃない!!
キャ〜 !!!! ポール・ニューマンじゃなあいいいいい〜!!

試写会は字幕だと思い込んでいました。
ポール・ニューマンはどこへ行ったの〜!?

ポール・ニューマンは言わずと知れたハリウッドの名スターで、2008年09月に83歳で天国へ旅立ちました。
つまり、「 ミーアキャット 」のナレーションが、彼の映画の遺作であるのです。
日本語のナレーションは映画監督の三谷幸喜が担当しています。
三谷幸喜のナレーションは、上手いです。
今時の局アナより数段上手く、全く作品の邪魔をしていません。
発音も綺麗で聞きやすいです。
でもね!!
ポール・ニューマンが亡くなって、まだ3ヵ月しか経っていないこの時期に、普通は追悼の意味を込めてポール・ニューマンの英語バージョンで上映するんじゃないですか?
普通は!?

ニヘドンが担当者だったら日本語吹き替え版を用意していたにしても、ポール・ニューマンが亡くなった以上、字幕版に切り替えますよ。
何か最初の2分で、映画を見る気力が萎え萎えになってしまいました。
ニヘドンは今年でこんな事が2回目です。
夏に「 カンフーパンダ 」を見に行きました。
アニメが見たかったのではありません。
主役パンダの「 ポー 」の声をジャック・ブラックがやっていたので、ジャック・ブラックの声を聞きに行ったのです。
台詞が始まって日本語だったので、悔し涙にくれました。
山口達也君も上手でしたよ。
でも、山口君の声はテレビのバラエティー番組でも聞けるじゃないですか。
ニヘドンはジャック・ブラックの声を聞きに、わざわざ時間とお金を使って行ったんです。
声も、役者の大事な資質だから、勝手に変えないで欲しいんだよね。
だってさ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画をさ、レオ様の顔を木村拓哉にスゲ変えて上映したら、皆さんブーイングの嵐でしょ?
声なら変えていいの?
嫌だね。ニヘドンはブーイングするね。
映画業界の方にお願いします。
もちっと映画の声も、作品の一部としてオリジナルを尊重して下さい。
今年はニヘドンは「 ポール 」と 「 ポー 」にダブルで振られたんですよ。クスン。

おっと、では「 ミーアキャット 」に話を戻しましょう。
ミーアキャットはイメージしているよりずっと小さいのです。
大人でも体長 30cm です。
30cm 物差しと同じ長さですから、ミーアキャットをランドセルに入れたら、頭がちょこんとランドセルの蓋から出る位ですよ!
すごーく痩せているのです。
殆ど皮下脂肪が有りません。
全身密度の粗い毛に覆われています。
春にミーアキャットの赤ちゃんが生まれます。
主人公のコロちゃんも生まれます。
ミーアキャットの赤ちゃんの小さい事!
可愛い事!!
もうニヘドンをミーアキャットをペットとして一緒に暮らしたいですよ。
赤ちゃんの体毛は大人より更にまばらに生えていて、これは「 うぶ毛 」と呼ぶべきなんでしょうか?
赤ちゃんのウブ毛の生え方が、ニヘドンの父親の頭のてっぺんに酷似しています。
もうとても他人とは思えません。
ショボショボした目も、どうも人間臭いのです。
誰かに似ています。
似ている人をいっぱい見つけられます。
まず、ニヘドンの父親でしょう。
あと、立ち姿は、「 ハリー・ポッター 」に出てくる 「 屋敷しもべ妖精 」にくりそつです。

ミーアキャットは家族単位で暮らします。
大家族制度です。
家族を率いるのはお母さんですって。
( 動物も人間も一緒なのね。)
コロちゃん達ベイビーは、生まれた時は3週間もずっと巣穴で過ごします。
ミーアキャットは、地面の下に、迷路の様に曲がりくねった巣穴を作り、その中で寝ます。
3週間後、巣穴から出て来たベイビー達は、初めて他の家族達と対面します。

ベイビー達のご養育係は1年前に生まれたお兄さん。
ミーアキャットは僅か1年で大人の身体に成長します。( まあ、30cm ですけど…。 )

ミーアキャットの天敵は、アフリカ最強のワシと言われている 「 ゴマバラワシ 」です。
翼を広げれば 2m と言う事です。
30 cm 対 2m って不公平過ぎませんか?
でも厳しい大自然の中では、不公平もへったくれも無いのです。
強い者が生き残る。
大自然の中には、仁義も基本的人権もございません。
ナレーションも言っておりました。
「 大人になるのは命掛け 」。
日本の甘ったれたお坊ちゃま達全員に聞かせてあげたいです。
コロちゃんは、ムレの中では 「 変わり者 」です。
好奇心が旺盛で、ムレから外れてしまう事もしばしば。
コロちゃんが、ジリスの近くに寄るシーンが有るのですが、コロちゃんと来たら、リスよりもサイズが小さいの〜!!
きゃ〜、可愛い!

ミーアキャットのメスは、一生に約70匹の子供を生むんですって!
生み過ぎ?
いえいえ、それでも3分の1は病気や天敵にやられて、死んでしまうとか。

ニヘドンね、ミーアキャットって、2本足で立つのだとばかり思っていました。
でも映画を見て分かりました。
ミーアキャットは、2本足と、しっぽを使って立つのです。
ミーアキャットは長〜いしっぽを持っています。
4つ足で地面を歩く時には、長いしっぽをピンと真上に上げます。
だから草ムラの中を歩いて、身体が見えなくても、しっぽだけが見えます。

気温 38℃。
鳴き喚く犬。「 ワンワンワンワン!」
色々な動物の様子が次々に映し出される。
或いは猿。「 ホッホッホッ。」
ミーアキャットの小さい兄弟達の面倒を見るのは兄の役目。 子守と餌取りと。
ライオンが来た! みんな固まる。
ケープコブラも恐ろしい。

兄さんは餌探しで手いっぱい。
ニンゲンを10人殺せる猛毒を持っている蛇がベイビー達を襲うが、
兄が助けに行き、巣穴の外に出た蛇に一発喰らわせる。
そして蛇を威嚇し、巣穴の中に逃げるが、蛇は再び巣穴の中に入って来る。
この辺りは、自然界のリアルな展開なので、今後どうなるかハラハラドキドキ。

マングースの仲間が出て来た理、ミーアキャットは他のムレとの縄張り争いをし、
お互いの餌を分けてはくれない。

そして、とんでも無い事件が持ち上がる!
兄さんが、鷲に攫われてしまったのだ!! えええええええ~!?
まさか!? だって兄さんは、コロちゃんに次ぐ、準主役のミーアキャット。
えええええ~!? 余りの展開に、心の底から悲鳴を上げてしまいました。

入道雲の映像。 「 表面は100万倍のパワーを秘めている。」とナレーション。
縄張り争いで追われたコロちゃんは、1人ぼっちになってしまう。
穴に入ると、ミツアナグマに追われてしまう。
夜、コロちゃんは、たった1匹で穴に潜る。
外では寒そうな風の音・・・・・・・・・・・・・・。

とにかく、兄さんが攫われて以降は、ショックが激し過ぎて、もうストーリーなんて
どうでもよくなってしまったのです。
あんまり、はっきりとはストーリーを覚えておらず、
何とも歯痒い感じで、このレビューは終わるのである。

************************

映画の後で、試写会の女王と話をしました。
女王「 コロちゃんは名前がついているのに、お兄ちゃんは名前が無いんだね。」
二へ「 うん。 きっと、名前を付けると、友達に対するのと同等の感情移入してしまって
     鷲に攫われた時に耐えられなくなる程悲しくなるからだよ。
     あくまでもお兄さんは「 もの 」であって、だから攫われてもそんなに
     悲しくないって構図なんじゃない?」
いや、それにしたって、二へドンは、お兄ちゃんが攫われたショックは激しかったですけどね。
英語版では、お兄ちゃんは、どういう呼び名になっていたのだろうか?

***** 「 「ミーアキャット」 」・ 完 ***************  


Posted by ニヘドン at 17:40Comments(2)映画

2008年12月26日

トラットリア 「 イルサッジオ 」のボンジョルノ セット

2008年12月26日(金)

ヴァイオリン教室のクラスメート達と、レッスン前に「 忘年会ランチ 」をします。
言い出しっぺはニヘドンです。

ところがこの幹事さん、毎日毎日、今日は映画だ〜、今日はコンサートだ〜と飛び歩いているので予約の電話をする事が出来ませんでした。
(・o・)ノ

11:30 開店なのですが10:45 には崎陽軒 本店に着きました。
崎陽軒 本店の2階のレストランです。

扉を開けて女性スタッフに3名の旨を伝え、ウェイティング・リストに名前を入れてもらいました。
ところが!!
それは同じフロアに有る中国料理 「 嘉宮 」であったと後で気が付き、慌てて 「 嘉宮 」をキャンセル。
改めて「 イルサッジオ 」に名前を入れてもらいました。
クリスマスも終わったと言うのに、予約リストには名前がギッシリです。

今日の私達の狙いは、1日50食限定の 「 ボンジョルノ・セット 」です。
コースメニューで 2,480円 ( 税込み・サ別 ) で、お得感バッチリです。
余りの盛況振りに、
「 ボンジョルノ・セットは終了致しました。」と言われるのが怖かったので、入り口付近にいた女性スタッフを掴まえて、「 ボンジョルノ! ボンジョルノです! ボンジョルノ・セットをお願いしたいんです!」
と必死の形相でアピールしました。
「 まだございますので大丈夫ですよ。」との言葉を貰って、やっと安心したのでした。
最初の写真が
「 冬の味わい アンティパスト 3種の盛り合わせ 」です。
  Antipasto Misto
・ 冬野菜のバーニャ・カウダ
所謂「 野菜スティック 」です。
味噌ベースのソースを付けていただきます。
でも野菜が皆、甘いので、何も付けなくても大丈夫です。
野菜の種類は、キュウリ、人参、赤パプリカ、赤ダイコン、チコリです。

・ モルタデッラとインカ芋のサラダ
所謂 「 ポテトサラダ 」です。
マッシュされたインカ芋が、ほっこりと甘くて、ジューシーです。

・ スモークサーモンとモッツァレラ
モッツァレラチーズを土台に、キウイ・フルーツのスライスを乗せ、一番上にスモークサーモンを乗せてあります。
ニヘドンが好きな物ばかりを集めています。
堪能しました。
これだけで、来て良かったと思ってしまいました。


次が 「 サルシッチャと三浦大根のポルチーニソース 」

    Salsiccia e Rapa ai Funghi Porcini

「 [ 熱々をどうぞ ] ブロードでじっくり煮た大根とソーセージの網焼きをポルチーニ茸の香りでお召し上がり下さい。」
とメニューに書かれています。
大根が、おでんの大根より柔らかく火が通っていて、ソースにはポルチーニ茸の微塵切りがタップリ入っています。
「 ボンジョルノ・セット 」は、中高年者には嬉しい、野菜中心のメニューですが、サルシッチャ( 平たく言えばソーセージ ) が肉の存在感を主張していました。

・ カリフラワーのスープ サフラン風味
    Zuppa di Cavolflore allo Zefferano
「 [ 栄養満点 ] 旬のカリフラワーを香味野菜と一緒に丁寧に仕上げました。」
スープは汁、或いは液体だと思っている人は、このこってり感は想像出来ないと思います。
油のこってり感ではなく、野菜を凝縮した、エキスの結晶です。
これを作る為に、一体どれだけの量の野菜を使ったのか考えると、気が遠くなりそうです。

・ 「 旬の鮮魚と冬野菜の網焼き バルサミコソース 」


   Pesce e Verdure alla Griglia con Salsa al Balsamico
   魚はスズキ。野菜は、カブと長ネギをそれぞれグリルしてあります。
野菜が美味しい!
カブが、めちゃ旨!!

・ 「 新玉ネギとベーコンのトマトソース和え ペンネ 」
   Penne con Cipolla e Pancetta al Pomodoro
「 [ 素朴で懐かしい味わい ] 新玉ネギの甘味と、ベーコンの旨味、トマトの酸味を、ペン先型のショートパスタに合わせました。」
酸味はさして感じられず、ただただ美味しい。

・ 季節のおすすめデザートとお飲み物
   Dolce e Caffe
・ チョコのパンナコッタ
チョコが濃厚でチョコ好きには堪えられないはず。
・ アメリカンチェリーのタルト
わあお。アメリカンチェリーなんて久しぶりです。
   フルーティーな香りはそのままに、ケーキの中に閉じ込めましたって感じ。
・ ヨーグルトのシャーベット
軽い食感のシャーベット。
冷やし過ぎてないのが良いです。
飲み物はホットコーヒーを頼みました。

全部で6つのお皿が出て来ました。
単純計算すると、2500÷6=416.66666・・・・・・
1皿¥420.-ですよ!! 居酒屋並ではないですか!!
こんなお得なセット、食べなきゃ勿体無いですよ。
野菜たっぷりなのが、本当に嬉しいです。
年末年始は野菜の値段も高いじゃないですか。 
冬の野菜不足を、ここで解消です。

フォカッチャも、コックさんが竈の前で、生地をこねているなあと思ったら、
焼き立てを出してくれるのです。
このお店も、バターではなくオリーブオイルを出してくれます。

すごく大当たりのお店でした。
でも、最初に、「 あまり時間が無いので、早め早めに料理を出して下さい。」と
言って、12:40には出たいと伝えたのに、結局13:00までかかってしまったのです。
13:00からヴァイオリンのレッスンが始まるのにですよ!
生徒が3人揃って、30分遅刻という前代未聞の椿事を惹き起こしてしまいました。

お付き合いさせちゃったクラスメートの皆様、二へドンの食い意地に呆れないで下さいね。
これに懲りず、またヴァイオリンの練習も、お食事会も、両方共これからも
宜しくお願い致します。

「 イルサッジオ 」 良いです。 是非また行きたいです。

***** 「 トラットリア 「 イルサッジオ 」のボンジョルノ セット 」 ・ 完 *****

イル・サッジオ 崎陽軒本店 (IL SAGGIO) (イタリアン / 横浜、新高島)
★★★★★ 4.5



SHOP DATA :
トラットリア 「 イルサッジオ 」
住所 : 横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒 本店 2F
電話 : 045-441-3331
営業時間 : 平日 11:30 ~ 22:30
        土日祝 11:00 ~ 22:00 ( LO 21:00 )
  


Posted by ニヘドン at 23:38Comments(0)グルメ

2008年12月26日

絵本「ぼくのチョパンドス」

2008年12月04日(木)

小学校で「朝の読書タイム」に絵本の読み聞かせをしました。
今日、読むのは、
「 ぼくのチョパンドス 」。

トルキスタンが舞台です。
日本の子供達には、余り馴染みの無い国の文化が描かれているので、子供達の反応が心配でしたが、自分達と同じ年頃の少年が主人公であり、彼らの若い好奇心は初めて聞く事も、スンナリ受け入れたみたいです。
子供達が身体中を耳にしてシーンと静かに聞いている様子は、感動的でした。
本の選択では大成功でした。

少年コアが住むトルキスタンでは、「 ブズカシ 」と云うものが行われます。
これは、毛を剥いだ羊の身体に詰め物をし、馬に乗った人々が、この羊を奪い合う競技です。
言うなれば「 騎馬戦 」ですね。
ブズカシのチャンピオンは「 チョパンドス 」と呼ばれ、英雄視されます。
少年コアのお父さんは有名なチョパンドスでした。
でも事故で足を失い、それ以後、お父さんは木工の仕事で生計を立てます。
お父さんの仕事振りは丁寧で、評判は上々でした。
お父さんは、ある物を作り始めますが、それが何なのかはコアには決して教えてくれません。

村人達は、もう馬には乗れなくなったお父さんを忘れず、名馬をプレゼントします。
その馬の名前は「 シュグファ 」でした。

或る日、少年コアの兄のアリがブズカシの競技に出場する事になりました。
兄は懸命に練習に励み、本番に臨みます。
が、兄は落馬し、頭から血を流して倒れてしまいます。
他の馬達が入り乱れる中、シュグファの上に乗った騎手が羊を奪います。
それは兄ではなく、お父さんでした。
お父さんには失ったはずの足が有りました。
結局お父さんが優勝し、観客は狂喜します。
お父さんが密かに作っていたのは、木の義足だったのです。
お父さんは賞金で、前から欲しかった日本製のラジカセを買います。
競技場所から家に帰る長い道すがら、少年コアはお父さんに
「 いつか日本と言う国に行ってみたい。」と言います。
お父さんは答えます。
「 いつだって、ここが世界の中心なんだよ。」と。

この記事にイラストを載せられないのが残念ですが、叙情的な絵柄がノスタルジーを誘います。
ブズカシの描写も真に迫り、子供が読んでも大人が読んでも楽しめると思います。

ニヘドンはこのブズカシの迫力の有るシーンと、映画 「 アラビアのロレンス 」のラクダや馬の背に乗って砂漠を走らせるシーンがダブって想い起こされ、無性に冒険の旅に出たくなるのです。

DATA :
「 ぼくのチョパンドス 」
作 : 小林 豊 ( こばやし ゆたか )
発行 : 光村教育図書
価格 : 1,400円 ( 税別 )
ISBN 4-89572-619-3
  

Posted by ニヘドン at 17:41Comments(0)

2008年12月25日

トラットリア・Yoursの「ホリデー・ランチ」

2008年12月23日(火)

渋谷に向かう前に、
横浜駅でランチを取ります。
目指すは、最近ご無沙汰だった
タイ料理店
「 エラワン・タイ 」です。
横浜駅からは少し離れているのですが、
線路沿いに有り、
大きな象さんの看板が壁に有り、
電車の中からも良くみえました。
あの象さんを見た事のある人は多いと思います。
行ってみたら………。
更地になっていました!!
( ・ _ ・ )エッ..?

また1つ、ニヘドンのお気に入りのレストランが消えた………。
ガックシ。
( いえ、後日確認しましたら、まだ営業してました!)

仕方が有りません。
周囲を闇雲に歩き周ります。
こう云うパターンはニヘドンに有りがちなので、「 又か。」って感じですよね。

周囲は風俗色の強い雑居ビルばかり。
居酒屋だらけ。
クリスマスが近いんだから、もうちょっと気の効いた所でランチしたいですよ。
それにここは横浜なんだし!
横浜の人は、クリスマス・ウィークにダサいランチを食べては駄目だ。
ニヘドンが今、勝手に条例を作りました。

20分位ほっつき歩いていい加減絶望的になった頃、居酒屋街に突然派手な赤と白のストライプの日除けターフの有る店が有りました!!
壁にはイタリアの国旗が数本、風にはためいています。
「 イタリアン・レストランだあ!! 」
こんな所にイタリアン・レストランが有るなんて、奇跡としか思えません。
それが「 トラットリア・Yours 」でした。
このお店、有名だよね?
だってニヘドン、この名前をどこかで度々聞いた事あるもん。

店の前に掲出されている写真入りメニューで料金を確認します。
ホリデー・ランチの1番安いのが 1,300円です。
よし! 日雇い労働者のニヘドンでも入れる金額です。

お店は地下にあります。
階段の上部から既にカンツォーネが聞こえて来て、イタリアンな雰囲気を盛り上げています。

とってん、とってん。
と、階段を下りて行きます。
階段を下り切ると、真っ直ぐな通路が有るので、真っ直ぐ進みます。
通路は壁に突き当たり、右に折れています。
ニヘドンが、いくらゴーイング・マイ・ウェイの人でも、真っ直ぐに進み続ければ壁にぶち当たってしまうので、通路に従って右に曲がります。
右に曲がったと云うのに、まだ少し通路は続き、奥にやっと入り口の扉を発見しました。
この構造は、敵が攻めにくい様に考えて作られているのだろうか?
だとしたら、何処と敵対しているんだろうか?
何だったら、石田組の若頭を貸そうか?
凄いヴァイオリンが上手いんだよ。( 爆 )

扉を開けると、中は薄暗くてバーカウンターがドドーンと鎮座ましましています。

お店に入ったのが13:06 だったのですが、店内は閑散としています。
カウンターで帳簿を広げていた男性スタッフが顔を上げ、応対に出て来ました。

1人だと言うと、カウンターを勧められました。
( え? こんなに空いているのに? )
ニヘドンは内心不満でしたが、その後、考え方を変えます。
カウンターの1番右端に座りました。

Aランチ 1,300円をオーダーしました。
前菜、メイン ( パスタ系2品の中から1品を選びます。 )、ドルチェ、ドリンクが付いています。

ニヘドンはバー・カウンターに通されたので、メチャメチャ、バーの雰囲気に包まれます。
目の前の色々な形の酒瓶を眺めていると、お酒が好きな人だったら、思わず1杯頼んでしまうでしょうね。

向こう側に、テーブル席が有るらしいのですが、仕切られていて様子は分かりません。
ニヘドンの居るカウンターだけ見ると、完璧なバーで、レストランとは思えないです。
仕切り壁は天井までは達しておらず、壁の向こう側に大きなシャンデリアが下がっているのが見えます。
シャンデリアは、キラキラ耀き( かがやき )、こちらから姿は見えないけれども、人々の笑いさんざめく声が聞こえて来ます。

前菜は、トップの写真に出ている 「 生ハムと野菜チップのサラダ 」 です。
蓮根チップス、さつまいもチップス、サラダ菜、オリーブオイル、粉チーズという
内容です。

メイン料理は「 リガトー二・アマトリチャーナ 」です。 写真はこちら ↓


リガトーニは太いマカロニを想像してもらえば、その様なものです。
マカロニの外側に縦に筋が入っています。
アマトリチャーナは「 アマトリーチェ風の 」 という意味です。
ラツィオ州エーティ県の Amatrice ( アマトリーチェ )という町が名前の由来だと言われて
います。
トマトソースをベースにして、パンチェッタ( 豚のバラ肉 )、玉葱等を加えたパスタソースです。
食器は前菜からデザートまで全て白色に統一されていました。

味はまあ、普通なんだけれども、
店内はそんなに混んでいるとは思えない状態なのに、あんまりお客に配慮してくれないんだわ。
ナプキンが無いんですよー。 二へドンの席にはナプキンを持って来てくれないんですよー。
二へドンが腰掛けているカウンター席の端では、スタッフのお兄さんが沢山の布ナプキンを
畳んでいるのに!!
パンにもバターが付いていなくて、パンを食べ始めてから
「 パンにお付け下さい。」 ってバージンオイルの瓶が運ばれて来ました。
遅いって。
では、セットに組み込まれているドルチェとドリンクは、
「 ドンドン村のお菓子な部屋 」の方に記事をアップしますねー。
こちら → http://yasunaolove.hama1.jp/e870485.html

***** 「 トラットリア・Yoursの「ホリデー・ランチ」 」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 23:21Comments(0)グルメ

2008年12月25日

自分へのご褒美は 「 LocoRoco 2 」(ロコロコ)

MERRY CHRISTMAS !!
クリスマスですねー。

MERRY CHRISTMAS, Mr. Lawrence. 
あ、これでは「 戦場のメリー・クリスマス 」になってしまうわ。

皆さん、クリスマス・プレゼントはもらいましたか?
あげる一方ではなかったですか?
普段、行き来していない、あんまり仲の良くない親戚の皆さんが、この時期
お子ちゃまを連れて遊びに来るって、どういう事よー!?
そんな思いに一抹の寂しさを感じた貴女。 お財布の中身も寂しくなったってかー?

そんな不景気な事を考えても仕方が無いので、自分で自分にご褒美をあげてみませんか?
でもさ、最近の日本女性は、何でも持っているのよね。
ブランドバッグも、化粧品も、アクセサリーも、お小遣いも。パワーも。地位も? 名誉も?
じゃあ、一体自分に何をプレゼントしたらいいのお?

はい、本日二へドンがお勧めするのが、
新発売された 「 プレイステーション・ポータブル 」の 「 LocoRoco 2 」のソフトです。

何、言ってるのよ。 大人の女はPSPなんてやらないわ・・・・・・・・?
ううん。 ううん。 それは大きな考え違いですよ。
二へドンがお勧めするんだから、ちょっと待って!!

これは、とにかく操作が簡単なの。
PSPのL ボタン と、R ボタンを使って左右に大地を傾け、まぁるい不思議な生き物
“ ロコロコ ” を転がし、弾ませ、悪者から平和な世界を守るゲームです。

操作が簡単。 「 簡単ケータイ 」 ならぬ 「 簡単PSP 」。

そして、ここからが大事!!
何と言っても、キャラクターが可愛いの!!
二へドンは直線が好きじゃないの。 中学の数学が苦手だったから、
直線を見るとベクトルの問題で、今でも夢にうなされちゃうから。
ロコロコのキャラクターは、みんな輪郭が丸いの。 ふわふわなの。 ころころなの。
恋をしている乙女のハートみたいに丸くてふわふわ。

色がカラフル!! ピンクあり。黄色あり。水色あり。赤あり。ブルーあり。オレンジあり。
きれいな色を見ていると、それだけでカラーセラピー効果が期待できちゃいそうですよ。

ロコロコって、楽しい歌を歌う不思議な生き物なんです。
やっつける敵もね、ポンムーチョ率いるモジャ軍団が、みんなの元気を奪う歌を覚えて
やって来るという設定です。
「 ドンドン日記 」を訪問してくれる常連さんの中には、音楽を愛する人が多いから
このゲームはぴったりだと思うのです。
歌を歌う敵キャラですよ!?
画面にも音符が飛び交ってます。
背景には緑の木や花たちです。
これも、フラワーアレンジをやっている二へドンとしては、放っておけない要素ですね。

北欧のアニメや絵本が大好きな人なら、絶対にこのキャラを好きになりますよ。
キャラクター・デザインがここまでハイ・センスになるなんて、夢にも思いませんでした。
ムーミン・カフェのスクリーンで流しても違和感が無い程ですよ。
既存のゲームの 「 モンスター 」 というよりは、 「 北欧のトロール 」 達ですね。
可愛い。 可愛い。
「 小さいお子さんから大人まで 」 が対象らしいけれど、
こんなにデザイン的に完成された物を子供には勿体無い。
子供が寝た後、こっそり楽しみたいゲームですね。

そして。そして。 音楽が最高なんだ!!
ホームページによると、「 キャッチーで独特な音楽 」 と言う事なんだけれども、
二へドンに言わせると、「 クラブ系テクノポップ 」 ですなあ。
実は二へドン、クリスマス・イブの日にバイトをして、店長に嫌味を言われて、
「 今日でやめさせてもらいます! 」という言葉を飲み下して帰宅したんです。
で、 LocoRoco のホームページで プロモーション・ビデオを見て、
すっかりご機嫌になりました。

ゲームの音楽とキャラクターと色で和める、二へドン・テイストなゲームを是非!
まずは、プロモーション・ビデオをご覧下さい。

http://www.jp.playstation.com/scej/title/locoroco2/

このプロモーション・ビデオのサイトの運営は
Sony Computer Entertainment ( ソニー・コンピューター・エンタテイメント )さん。

ゲームの操作がシンプルと言ったけど、もちろん、バリバリのゲーマーの皆さんにも
楽しんでもらえる仕掛けがいっぱいなのも、ミソ。
ロコロコが繰り広げるムービーがタップリだから、映画好きにも good !!
歌遊びや、BGMの変化が楽しめるから、音楽好きにも マニフィーク!!
隠しゲームがあるから、ゲーマーさんにもね。

二へドンをご機嫌にさせたゲームを是非皆さんもお試しあれ!

DATA :
    ジャンル : アクション
    価格 : UMD R 版 希望小売価格 ¥4,980.-( 税込み )
          ダウンロード版 販売価格  ¥3,800.- ( 税込み )
    対応フォーマット : PSP R 「 プレイステーション・ポータブル 」
    ダウンロード版の必要メモリースティック容量 : 153GB

***** 「 自分へのご褒美は 「 LocoRoco 2 」(ロコロコ) 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 01:05Comments(0)ブログスカウト

2008年12月24日

デザート・カフェ「アルファ・カーメル」

2008年12月23日(火)

テアトル・タイムズスクエアで
映画 「 アラビアのロレンス 」を見ます。
映画の上映時間が約4時間ですから、
映画の前に腹拵えをします。
( 又、腹拵えですよ。
ニヘドンは一体1年に何度この腹拵えとやらをするのでしょうか?
恐ろしくて数えられません。)

テアトル・タイムズスクエアが存るタカシマヤ・タイムズスクエアの12階のレストラン・フロアを物色します。
クリスマスが近い祝日だからでしょうか?
どの店も外の通路に列が出来ています。
通路の両サイドのお店を物色しながら通路をどんどん歩いて行きます。
テアトルとは正反対のビルの端に、いいお店を見つけちゃいました。
「 Dessert Cafe α CARMEL 」
( デザート・カフェ アルファ・カーメル )です。

お店の名前に デザート・カフェと銘打ってある位ですから、ショーケースには多種類のケーキ達が宝石の様な輝きを放って、お買い上げされるのを待っています。
ニヘドンは自分の事をマリー・アントワネットの末えいだと固く信じているので、こんなケーキ達を見たら無性にケーキの大人買いをしたくてしたくて、ブルブル震えてしまいました。
今上映中の 「 アラビアのロレンス 」に因んでテント型のスイーツも有るんですよ!

でも今日は我慢です。
何しろ今日の映画は、上映時間が4時間ですからね。
映画を見終わったら23:00 ですよ。
終電を逃さない様に駅まで急ぎましから、映画の後にお食事をしている暇はありません。
今、しっかりご飯を食べておかなければね!!
そう云う訳で、今日はデザートはお預けです。

チキンピラフのオムライスセット ¥840.-。
ドリンクセット ¥210.-。
合計 ¥1,050.-。

店内は満席だったので、通路のオープン・スペースへ。
テーブルが低くて、食べるのには不向きだよー!!
オムライスは、深さの有る白い舟型のプレートに、ボリュームの有るオムライスが鎮座ましましております。
軽い酸味の有るトマトソースがとろ~り。
ライスに、しっかりとバターの風味が絡んでいて美味しい!!
二へドンも、こんな風にベッタリとダーリンに絡んでみた~い~!!
オムライスの大きさは big なんだけど、なかなかチキンに巡り会えないのはご愛嬌!?
小さい小さい、鶏挽き肉のミートボールが2つだけ、二へドンが振り下ろすスプーンによって
発掘されました。
挽き肉には殆ど味付けがされておらず、全体的にとてもシンプルなヘルシー感覚のオムライスでした。

タカシマヤ・タイムズスクエアという、お値段お高いレストラン・フロアにあって、
このボリュームは嬉しいです。
腹空かしっぺさんで、オムライスでもOKの方なら、お勧めのお店です。
女の子には、スイーツを狙って欲しいです。
何たって、Dessert Cafe なんですから。

***** 「 デザート・カフェ「アルファ・カーメル」 」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 22:33Comments(0)グルメ

2008年12月24日

アンドリュー・ワイエス展[その1]

2008年12月10日(水)

がびーん!!
ニヘドンはこのアンドリュー・ワイエス展に2回足を運びました。
なのに! なのに!
全部見る事が出来なかったのですー!!
ニヘドンね、絵を見ると、そこに描かれている物達と立ち話をしてしまうので、なかなか次の絵に進めないのです。
こんなニヘドンがルーブル美術館の収蔵品を全部見ようなんて気を起こしたら、見終わるよりずっと早く、天国からお迎えが来ちゃうに違い有りません。

では、ニヘドンが絵達とどの様なお喋りをしたのかを綴って行きたいと思います。

本当は1枚1枚の絵の写真を載せてその絵に合わせてニヘドンの毒にも薬にもならない思考の断片を買いて行きたいのですが、
著作権云々と云う物が有って無理なので、
この展覧会をご覧になった方は思い出しながら、
何故か知らんが、図説をお持ちの方は、そのページをめくりながらお読み頂ければ、
ニヘドンの思考の流れも、分かり易いと思います。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

Emotion and Creation
アンドリュー・ワイエス展
創造への道程(みち)

会期 : 2008年11月08日(土) 〜 12月23日(火)
開催期間中 無休
時間 10:00 〜 19:00 ( 入館は18:30まで )
毎週金・土曜日は21:00まで ( 入館は20:30まで )
会場 : Bunkamura ザ・ミュージアム
( 東京都渋谷 )
料金 : 一般 1,400円
大学・高校生 1,000円
中学・小学生 700円

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
[ 始めに ]
アンドリュー・ワイエスは、アメリカのペンシルベニア州出身の画家です。
ペンシルベニア州と云えば、州都はフィラデルフィア。
フィラデルフィアと云えば、クリームチーズ!?
早速、脱線してスミマセン。
ニヘドンはチーズケーキが大好きなものですから。

さて、ワイエスは挿し絵画家の父の下、9才で水彩画を描き始めました。
毎年、家族でメイン州で夏を過ごしていました。
今回の展覧会は、メイン州で描いた絵のコレクションと、ペンシルベニア州で描いた絵のコレクションの2つのセクションに分かれていました。
ニヘドンはペンシルベニア州のコレクションはまるで見られなかったのですー!
(T_T)

なので、メイン州のコレクションについて、展示順に行きますね。
ワイエスは少年時代は病弱で学校に通わず、家庭教師に学びました。
でも子供の頃病弱だった子が、大人になったら嘘の様に元気になるのは、よくある話。
ワイエスも現在91才です!!
館内にはワイエスの写真も掲示されています。
俳優さんみたいなクールな雰囲気に包まれています。
彼の言葉も幾つか解説に引用されています。
ニヘドンの心に残ったのは、
「 フェンシングで相手に向かう様な気持ちで画面に向かう。 」
「 出来る事なら私は自分の存在を消してしまって絵を描きたい。― 存るのは私の手だけ、と云う具合に。」
画業に打ち込むワイエスの姿勢が覗く、いい言葉ですね。

ニヘドンも 「 フェンシングで相手に向かう様にヴァイオリンを弾きたいものです。
そして、
「 出来る事なら私は自分の存在を消してしまって石田様をストーキングしたい。 ― あるのは私の愛だけ、と云う具合に。」
ですよね―。むほほほ。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆☆

これから記入する番号は、展覧会の作品番号です。
番号が前後するのは、展示が必ずしも作品番号順ではないからです。
1. 《 自画像 》習作 Study for Self-Portrait 1938年 鉛筆、紙。
Tシャツを着て眉間に縦じわを寄せ、不機嫌な顔を見せる若者のポートレイト。
ニヘドンの息子ちゃんも、よくこんな不機嫌な顔を作って見せるので、何だか微笑ましくて笑っちゃいました。

2. 自画像 Self-Portrait 1938年 テンペラ、パネル。
[ 1 ] と同じモチーフで、彩色してある。
息子を育てた事のある人なら、「 難しいお年頃 」の男の子の不機嫌振りは万国共通だと共感できる筈。
妙に放っておけない絵です。
展覧会の最初にこの絵を持って来るのも頷けます。

3. 《 自画像 》 Study for Self-Portrait 1944-45年 水彩、紙。
ニヘドンは人物画や仏像を見る時、直ぐに「 誰か似てる人 」を探してしまうのです。
いましたよ。この自画像に似ている人が。
「 ミッドナイト・イーグル 」に出ていたシャイア・ラブーフ。 でしょ?

4. 《 自画像 》 習作 Study for Self-Portrait 1944-45年 水彩、紙。
異教徒に破壊された仏像の様に、目から頬にかけて絵の具で塗りつぶしてあります。
背景の木立も暗く、乱雑なタッチです。
小脇に抱えているのはスケッチブックです。
彼に取って、「 絵を描く 」事は本当に日常の行為だったのだなあと思います。

5. 自画像 Self-Portrait 1944-45年 テンペラ、パネル。
ニヘドンは常々、絵には大きく分けて2種類あると感じています。
賑やかな音がする絵と、全く音のしない無音の世界にぽっかりと浮かんでいる絵です。
ワイエスの描く絵からも、全く音が聞こえて来ません。
相対的に館内の空調の音が、苛つく程、大きく聞こえて来ます。
この絵は[ 3 ]と [ 4 ]の習作の完成品ですが、背景の植物の筆致が落ち着きを見せています。
心の奥底の希望を、見せかけの絶望で懸命に取り繕うとしている感じに見えます。

次からメイン州時代の絵が並びます。
カナダ国境に位置するメイン州にはニヘドンは行った事が無く、ワイエスの描く風景から想像するしか有りません。
ワイエス自身は、こんな風に語っています。
「 北のメインでは、全てがカラカラに乾燥した骨や、干からびた肉体の様な物に感じられる。」
ふーん。 アリゾナの乾燥具合とはまだ違った荒涼の様なんでしょうかね?


6. オルソンの家 Olson House 1939年 水彩、紙。
オルソンと云うのはワイエス一家が毎年夏に訪れるメイン州の高台に存る旧家に住む高齢の姉と弟の事。
姉は生まれつき両足が不自由なクリスティーナ。
弟は頑固で寡黙なアルヴァロ。
ワイエスは紹介を受けて、この姉弟と、その家を集中的にスケッチしたのです。

このオルソンの家の絵は、輪郭をハッキリとは描かずに、小さな色の固まりをボテボテっとまとめて、尚且つスッキリと仕上げています。
何かイイ感じ。
いつまでもずっと眺めていたい絵です。

8. ブルーベリーを収穫するアルヴァロたち Alvaro and Others, Raking Blueberries 1942年 水彩、紙。
実はこの展覧会に行った前の週に、MET ライブ・ビューイングで オペラ 「 ドクター・アトミック 」を見ていたのです。
広島・長崎に投下した原子爆弾を開発する科学者達の苦悩がテーマでした。
ワイエスが描いた「 ブルーベリーを収穫するアルヴァロたち 」は 1942年です。
第2次世界大戦終結の3年前です。
戦争終結の年が、敗戦国の戦況が最悪だったとするなら、1942年と云う年は、まだ一般庶民の生活は、殊にアメリカでは脅かされていなかったのかもしれません。
それでも、第2次世界大戦で、多くの命が散っているさ中に、ブルーベリーを摘む風景と云うのが、非現実的に感じられてしまいます。
アルヴァロの生活の糧は、このブルーベリーの収穫がメインだったので、趣味のガーデニングでブルーベリーを栽培していた訳では無いのですけれどもね。
又、脱線させて下さい。
最近見た映画の中で、これも又、不思議な連鎖と言わざるを得ないのですが、
第2次世界大戦でガレキの山となった映像を多く見ました。
「 ザ・フー アメイジング・ジャーニー 」の中で、メンバーの生立ちが語られる際、ロンドンの街がガレキになった写真が出て来ます。
大抵、敗戦国の被害写真が使われますよね。
連合国に楯突くと、こう云う痛い目に遭うぞと云う見せしめなんでしょうか?
ですから改めて、戦勝国のイギリスも、あんな無残な被害を被っていたのだとビックリしました。
「 帝国オーケストラ 」では、爆撃を受けたベルリン市街地の映像は沢山出て来ます。
音楽家が音楽をしただけなのに、ナチスの協力者と見倣される苦悩もよく分かりました。
「 ドクター・アトミック 」では、原爆を開発した科学者達も苦悩があった事が分かります。
「 LAST GAME 〜 最後の早慶戦 」では、戦時中も野球への情熱を失わなかった人達が描かれ、
「 私は貝になりたい 」で、無実で戦犯として処刑された男が描かれています。
「 パリ、恋人たちの2日間 」で、ネットワークに関する台詞が有ります。
曰わく皆が何かしら繋がっていて複雑なネットワークを形作っていると。
その理論を適用すると、ニヘドンがただ映画が好きと云うだけで無差別に映画を見ていくと、気がついたらそこには「 戦争を考える 」と云うリンクが出来上がっていたのですねぇ。

あ、長くなりました。
続きはパート2で!
  

Posted by ニヘドン at 17:51Comments(1)

2008年12月23日

完全版 「 アラビアのロレンス 」

2008年12月23日(火)

テアトル新宿タイムズスクエアで
「 アラビアのロレンス 」を見ました。
ニュー・プリントバージョンの完全版で、
上映時間約4時間!
でも、全然長いと思わなかったのです。
砂漠の風景は刻々と表情を変えるし、
名優達の演技には引き込まれるし、
音楽は無駄なくぴったりと映像に身を寄せているし。
後、2時間位あてもOKっすよ。
途中、5分間の休憩が入ります。

良かった。スッゴく良かった。
4時間かかる訳ですよ。
ロレンスがどうして
「 砂漠の英雄 」になったのか、
丁寧に丁寧に語られていきます。
話しの展開に無理が無いし、
各国、陣営の複雑な思惑も、きちんと分かる様にストーリーの中に組み込まれているし。

映画はこう作れ!って云うお手本ですよ、これは。
シネコンで上映するのに2時間前後が丁度良いからと云って、
中身の無いストーリーを無理無理に引き伸ばしたり、
長い映画を短くはしょり過ぎて説明不足な映画になってしまったりという弊害が有るのも事実ですからね。
全部がそうではないけれど、映画はやっぱり、上映時間の制約を物ともしない、
長編か短編のどちらかに秀逸なものが多いですよ。

この映画は1963年に公開されました。
( 資料によっては1962年となっているものも有りますが。)
1962年にしろ、1963年にしろ、もう二へドンはこの世に生まれているって、
そりゃスゴイ事です。
二へドンは「 アラビアのロレンス 」の映画と共に生きて来た!?
スピルバーグ監督が、この映画を見て、映画監督になる事を決意したという曰く付きの
作品ですよ。
スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシ達の働きかけで
1988年に「 完全版 」 が作られました。
今回テアトル・タイムズスクエアで公開されているのは、この 「 完全版 」 です。
おや? ここでも又、時差がありますね。
タイムズ・スクエアに置かれている映画のチラシには
「 1989年/イギリス映画 」 と書いてあるわん。

スピルバーグが感動するのも致し方有りません。
二へドンも感動しました。 
「 私は貝になりたい 」の感想を 「 ドンドン日記 」に載せた時、
二へドンは 「 映画は愚直に作れ 」 と書きました。
その究極の作品が、これですよ。 
真面目に映画を作ると、こんなに良い作品になるって見本ですよ。
45~6年前の映画なのに、全然古臭くないんです。

CGを駆使した割には、つまらない映画の皆さんは、
「 アラビアのロレンス 」に謝ってほしいです。
壮大な砂漠の風景を、タイムズスクエアの巨大なスクリーンで見られたのは
大成功でしたね。
砂漠の地平線が、目の前にうわーっと広がるのは、自分が本当に砂漠の中に
迷い込んだ様な錯覚を覚えました。
空も太陽も、砂すらも、何もかも美しく感じられる映画です。
もうこの映画を見たら、二へドンは後はいつ死んでも良いって感じです。
駄作の映画を100本見るなら、「 アラビアのロレンス 」 1本だけで良し! でしょう。

この映画を見ている最中、ふと、昔見た映画 「 インドへの道 」を思い出しました。
それもそのはず。
「 インドへの道 」も 「 アラビアのロレンス 」も、両方とも監督はデヴィッド・リーンでした。
ここで脱線してしまいますけれど、( ロレンスが爆破させたのか!? 笑 )
「 インドへの道 」 を思い出したついでに、二へドンが今までに見た映画の中で
ふっと思い出せる印象深い ( 時間が経っても忘れない )映画ベスト10を
リストアップしておきますね。 ( 順不同 )

・ ジーザス・クライスト・スーパースター ( うっほ、やっぱり、そう来ちゃうの?)
・ レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ   ( ああー。これを外す訳には行きません。)
・ トミー ( 二へドンからロック魂を取ったら、何も残らないのよん。)
・ ヘアー ( オリジナルの方ですよ、もちろん。 でも新しいのも見たい。)
・ イントレランス ( これ、見たのは二へドンのすっごい自慢。
             だってサイレント映画だもん。
             弁士がいないと楽しめないんだもん。 )
・ インドへの道 ( この映画は、各シーンが今でも目に浮かぶもん。)
・ ブリキの太鼓 ( これも見た時、大ショックでした。 
             二へドンに取ってはほとんどホラーと同義語でした。)
・ ホテル・ニューハンプシャー ( 破天荒なストーリーとジョディ・フォスターと
             ナターシャー・キンスキーの共演ですから、
             凄かったですよ。 熊の着ぐるみのN・キンスキーは
             ヌードより衝撃だったかも? )
・ ジーザス ( 2004年のメル・ギブソン監督の「 パッション 」ではなく、
          1979年に作られたけど、日本公開は2002年だった
          ジョン・ヘイマン監督のキリストの生涯の映画ね。 )
・ アラビアのロレンス ( 見事にベスト10入りです。
          って言うか、映画の質ではNo.1ですよね、文句無しに。
          文句が有るなら、あんたも砂漠の中に街のセット作って
          自分で映画を作ってみろっちゅうの!! )
アンジェイ・ワイダ監督作品も捨て難いし、
( 実は二へドンが20代前半の頃、旧社会主義国の映画を集中的に見ていました。
  きっかけは、ロシア文学が好きだったから。 
  「 チェブラーシュカ 」をまだ見てないのは、我ながらけしからんと思う。)
「 コットン・クラブ 」もふっと思い出したし。 
ヴィスコンティやベルトリッチを外しちゃいけないよね。
B級映画や、ウェスタンだって、なかなか良いんだぞ。

あ、いかん! この記事は「 アラビアのロレンスの話だった。 戻します!






アラビアのロレンス 完全版 - goo 映画



  

Posted by ニヘドン at 23:56Comments(2)映画

2008年12月23日

妻家房(さいかぼう) の「 ダッカルビ 」。

2008年12月13日(土)

「 ラゾーナ川崎に入っている飲食店を
全部制覇する! 」
と云う野望を持った、
さすらいの食いしん坊ニヘドンは、
今日は ラゾーナ川崎4階にある韓国料理店
「 妻家房 」( さいかぼう )に
やって来ました。
え? 妻の家?
石田〜リンの妻ニヘドンの家って事ですか?
ち…違いますね。ははは。
嫌だなあ。違いますよ、そんなあ…。

( 石田〜リンの妻ニヘドン…ぽわ〜ん。。。)
只今ブログ管理人、激しく妄想中ですので、暫くお待ち下さい。

……………………

あ、いかん!
ささ、お店に入りましょう。

クリスマスが近い土曜日ですからね、店内は満席ですよ。
ニヘドンが待たずに席につけたのは奇跡ですよ。
「 ソバンチャ 」が韓国で婦女子達の心をワシ掴みにしていた時代より、
度々韓国を旅し、日本で韓流ブームが起こった時に、
「 ちっちっちっちっ。
君達、今更韓国の魅力に気付いても遅いって。」
と先輩風を吹かせたニヘドンでありんす。
今更、韓国料理店で 「 ぴびんぱっ 」← 発音も本格的にね♪
や、「 かるび 」← rの音じゃなくて、lの音で発音してね!
は、余りにも 韓流初心者っぽくて芸が有りません。
通振ってみたいニヘドンが選んだのは、
「 ダッカルビ定食 」1,150円 です。
サラダ、キムチ、わかめスープがセットになった定食です。

まず、サラダとスープ、キムチが運ばれて来ました。

サラダは、レタス、人参、水菜、プチトマト2分の1 が盛られています。
スープは白ゴマが浮いたわかめスープです。
サラダとスープは、何れも、お義理に付けてみましたと云う、愛情の薄い盛り付けでした。残念!

お客はね、意外と繊細に色々感じるものなのよ。
盛り付け1つにも愛情を感じたり、感じられなかったりするんです。
食材の高級さでは決して無いんです。
下町の定食屋さんなんか、キャビアやフォアグラなんか絶対に使わないでしょう。
コロッケや、アジのフライでも、おばちゃんの豪快な愛情で、
器の外側にご飯粒が付いていても、美味しいじゃないですか!
飲食店のスタッフの皆さんは、この辺の事を考えて、日々仕事をして欲しいな。

キムチは、オーソドックスな白菜キムチです。
日本のスーパーで売られているキムチより、唐辛子の赤味が鮮やかな気がしました。
辛さは普通ですが、スーパーで売られているキムチの様な
水っぽさが無いのが嬉しかったです。

メインの 「 ダッカルビ 」は、熱々の鉄板に乗せられて来ました。
一口サイズに切った鶏肉の上に、椎茸、長ネギ、玉ネギ、キャベツ、が
コチュジャンと肉団戦を繰り広げています。
1番上には小ネギの小口切りがパラパラとまかれています。
野菜チーム、鶏肉チーム、コチュジャンチームが三巴の闘いをしています。
野菜とコチュジャンをよく鶏肉に絡めて、
( ニヘドンもダーリンに絡みたい! )
口に投入します。

あちあち、あちあち。
ひー! か…辛い!!
か…か…か…辛い!!
ぎゃー!! ま…まさか、ここまで本格的に韓国の味とは思わなかったあ〜!!
ひー、ひー。
ぽふっ。

ステンレスの箸とスプーンで頂きました。
冷たい麦茶が嬉しいです。 
でも欲を言えば、とうもろこしのお茶だともっと嬉しかった。
ウェイトレスさん達は、昔の銀行員の制服みたいなグレーのジャンパースカート姿です。
その上に桃色のチョゴリを着ています。
スタッフの皆さんは、ちょっと日本語が怪しい韓国の人々でありました。
「 妻家房 」の味は好きなんだけど、ちょっと値段が高いんだよね。 (><)

***** 「 妻家房(さいかぼう) の「 ダッカルビ 」。 」 ・ 完 *****


  


Posted by ニヘドン at 19:06Comments(0)グルメ

2008年12月22日

神奈川フィル「第九」&「合唱幻想曲」2008

2008年12月21日(日)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 特別演奏会
ベートーヴェン 「 第九 」 & 「 合唱幻想曲 」


日時 : 2008年12月21日(日)
   開場 14:30 開演 15:00
会場 : 神奈川県民ホール 大ホール
料金 : S席 ¥6,000.-
      A席 ¥4,500.-
      B席 ¥3,000.-
      学生 ¥1,000.-
      税込み・全席指定
出演 : 指揮 / 現田 茂夫 
            ( げんだ しげお )
      ピアノ / 仲道 郁代 
            ( なかみち いくよ )
      ソプラノ / 佐々木 典子 ( ささき のりこ )
      ソプラノ / 翠 千賀 ( みどり ちか )・・・ 合唱幻想曲
      メゾ・ソプラノ / 谷口 睦美 ( たにぐち むつみ )
      テノール / 持木 弘 ( もちき ひろし )
      テノール / 谷川 佳幸 ( たにがわ よしゆき )・・・ 合唱幻想曲
      バリトン / 牧野 正人 ( まきの まさと )
      合唱 / 神奈川フィル合唱団
      管弦楽 / 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 
              ( コンマスは、もちろん石田 泰尚様 icon06





********************************

お知らせ : 
2008年12月10日(水)に書き始めた
「 1月20日トリオBEE 大和高田さざんかホール レポ・後半 」の記事は
2008年12月26日(金)に完成致しました。

http://nihedon.hama1.jp/e.75985.html

でどうぞ。

2008年04月06日(日)に書き始めた
「 石川祐支 チェロリサイタル ( 2008.04.06 ) 前半 」の記事は
2008年12月27日(土)に完成しました。

http://nihedon.hama1.jp/e42768.html でどうぞ。

2008年10月15日(水)に書き始めた
「 仙台短編映画祭 2008・後編 」 の記事は
2008年12月27日(土)に完成しました。

http://nihedon.hama1.jp/e68525.html でどうぞ。  


Posted by ニヘドン at 21:31Comments(3)コンサート

2008年12月22日

横浜初上陸!スープカレーのお店「RAMAI」( ラマイ )

2008年12月21日(日)

この日は、神奈川県民ホールで神奈川フィルの第九を聞きに行きます。
勿論、コンマスは石田様。
きゃー。石田〜リン、待っててねー。
ニヘドン、ちょいと腹拵えして行くからねー。
「 市庁前 」でバスを下りたニヘドンは、ある場所を目指していました。
数ヶ月位前に、横浜スタジアム周辺を歩いている時に、通りにチラシの束が下げられていたのです。
「 横浜初上陸! スープカレーのお店 」とチラシには書かれていました。
ニヘドンは仙台で 「 Kanako のスープカレー屋さん 」に巡り合い、その旨さにビリビリ痺れ、
「 何で横浜にスープカレーの店が無いんだ? 」と常々思っていたのです。
ニヘドンと同じ思いを抱いている人は多かったらしく、今、カレーのチェーン店の Coco でも、期間限定でスープカレーを出していますね。
お店の名前すら覚えていないウロ覚え状態で、以前チラシが下がっていた辺りを目指したのです。
そうしたら、直ぐに見つかりました。
YMCA の並びに存るビルの地下です。
歩道に大きな看板が出ていたので、直ぐに分かったと云う次第です。

バリ島の木掘りの黒いレリーフが壁に掛けられ、ちょっと怪しい雰囲気です。
地下まで階段を下りきると、小さな四角いパテオみたいな空間が有ります。
それを横目で見ながら、レストランへの扉を開けます。

扉を開けると、すぐにバリの民族衣装を身にまとったウェイトレスさんが応対に出てくれました。
店内は、奥に深くなっている感じです。
厨房に面して5人位掛けられるカウンター席が有り、その他のテーブル席は、布で仕切られたり、
様々なインテリアで、個室っぽい造りになっています。
ここなら、ダーリンとお忍びで来ても、人目をはばからずに いちゃいちゃできるかも!!
二へドンは、この時1人だったので、いちゃいちゃもへったくれも無かったのですが、
案内されたのは、2つの椅子が横に並ぶネットカフェの個室みたいな席でした。
前方は黒塗りの板壁で、両サイドも壁があり、椅子は籐で、背もたれの高い物ですから、
すっかり取り囲まれている感じで気分は個室です。

席に着くと、水の入った大きなポットを持って来てくれます。
店内のBGMはエレキギターを使ったエスニック調で宇宙的な曲です。

勉強机みたいな、面積の広いテーブルは、実に様々な物が置かれています。
紙エプロン、( 何しろスープカレーですから、滴を垂らす可能性大ですからね。 )
ティッシュペーパーの箱、( 何しろ辛いのを食べた日には、鼻水垂れますからね。)
カトラリーボックス、( 民族調の布で包まれ、中にはスプーンと割り箸がぎっしりと入っています。)
爪楊枝淹れの蓋付きの木製の箱、
カイエンペッパーの壷、 ( 「 辛さが足りない場合にお使い下さい 」 と書かれています。
                蓋を開けて覗いたら、毒々しい赤い粉が入っていました。)
素焼きのゴツゴツした灰皿、です。
髪を結ぶ髪留めもスタッフに言えば貸してくれると張り紙がしてありました。
とにかくこの店は、恐らくお客が欲しがるであろう物は、全て用意してくれちゃっています。
すごい!!

基本的にカレーだけのお店ですが、カレーの種類は沢山有ります。
しかし、二へドンの目を引いたものは、やっぱり「 限定品 」でした。
「 フィッシュフライ ( 1日10食限定 ) ¥980.- 」。 はい、もうこれを頼むしかありません。
出て来たお皿を見てビックリたまげーしょん!!
ジャンボなフィッシュ・フライが、何と2枚!! くどい程のボリュームです。
とてもじゃないけれども、1人でこんなに大きいフィッシュ・フライを2枚平らげる事が出来ず、
1枚はお持ち帰りにしました。
2人以上で来た時に、皆で分けっこして食べるのが正解の様です。

おかずがフィッシュ・フライだけなら、食べられない事も無いのでしょうが、
カレーには最初から、かぼちゃ、人参、ピーマン、ナスが各1pce. レンコンが2枚、
アスパラが2本、茹で卵がトッピングされているのですよ。
凄いボリュームです。

ここのお店の、壁に貼って有る表示が面白かったので、転記しておきますね。
① スープカレーとスープ・サピ・プダス( ビーフのみ )のどちらかを選ぶ。
   ヤサイ、チキン、ポーク、
   ブヒッ ( 豚しゃぶ肉 )、
   ウダン ( エビ天 )、
   タンゴレン ( 揚げ出し豆腐 )
   ビーフ、 フィッシュ・フライ

② 辛さ マニス   お子様向け すこぶる甘い
       1     マイルド
       3     大人の辛さに突入 ( 中辛程度 ) 二へドンはこれを注文。 
                                   汗は出て来なかったです。
       7     常識的な辛党なら、この辺りから
       10
   生唐辛子は有料です。
   デヴィ    ¥100.- 神レベル
   デヴィフジン ¥100.- 神をも恐れぬこの辛さ! デヴィの1.5倍

二へドンはこういうユーモア精神が大好きなんです。
ユーモアが分からないなんて、所詮余裕の無いツマラナイ人々ですよ。
付き合うだけ、時間の無駄!?

先程も書きましたが、スープカレーの中には、既に野菜が入っているのですが、
更にお好みでトッピングを乗せる事が出来ます。
トッピングは別料金で12種類有ります。
詳しくはお店のメニューでチェック!!

ライスは2種類。
・ イエローライス ・・・ スパイスをベースにしたココナツ風味。
・ ブシクーニン 

ライスの量は4種類。
・ S  ・・・・・ 150g ( ハーフライス位ですかね。)
・ M ・・・・・・ 300g (  二へドンが出産後の病院のご飯が300gでした。丼の分量です。)
・ L ・・・・・・ 450g ( これは、普通の人は食べきれないでしょう?)
・ キンタマーニ 800g +200円。 ( これは是非アイルビユアミラさんに平らげて頂きましょう!)

食後の珈琲を頼むかどうか、ずっと迷っていたのですが、カレーを食べ終わってみたら、
やっぱり珈琲が欲しくてたまらなくなったので、追加注文をしました。
「 バリコーヒー 」 です。
バリコーヒーは、エスプレッソの様に細かく挽いた粉を直接カップに入れ、
お湯を注ぎ、粉がカップの底に沈みこむのを待って飲むスタイルのコーヒーです。
えぐい程、濃いのが特徴ですが、このお店のバリ・コーヒーは少々粉っぽかったです。
ペットシュガー2本と、コーヒークリームが1個付いて来ました。
こういうエスニックなコーヒーは、うんと甘くして飲むのが通だと思うのですが、
ペットシュガー2本では普通の甘さでした。
今度は3本で行ってみようかな?

[ SHOP DATA ]

スープカレーのお店「 RAMAI 」( ラマイ )
営業時間 : 11:30~22:00 ( ラストオーダー 21:30 )
電話 : 045-633-2228

***** 「 横浜初上陸!スープカレーのお店「RAMAI」( ラマイ )」 ・ 完 *****


       
   




  


Posted by ニヘドン at 15:29Comments(0)グルメ