ドンドン日記

２０１４年１０月１５日（水）
グルメ大魔王様と一緒に札幌の街を
徘徊しました。
ホテルがすすき野の東急INN
だったものですから、
チェックイン前に荷物をホテルに
預けて、ランチのお店を物色するべく
すすき野の大通りを歩きました。
１軒１軒店の門構えやメニューを
チェックして歩きます。
二へドンもグルメ大魔王も、
ネットのグルメ評価は、ほんの少しの参考にはしますが、信じてはいません。
美味しいかどうかは、自分の足と舌で判断すべし！！
そんな訳で、あてども無く歩いている内に、
「　これは！　」と云うフレンチのお店に辿り着いたのです。
徘徊グルメ歴が長いと、お店の扉の前に立っただけで、
その店の良し悪しが、第六感でピンと来るのです。
「　このお店、良さげじゃないですか！」
二へドンもグルメ大魔王も共にそんな予感を感じ取ったので入ってみました。
「　BON　CHANCE　　（　ボンシャンス　）」と云うレストランです。

初めてのお店に入る時は、１番値段の安いメニューを頼め！
これが、お店の実力を測る１つのバロメーターです。
安いから手を抜く店なのか。　安くても手を抜かない店なのか、判断する事が出来ます。
BON CHANCEの１番安いランチはAランチ　￥１，８００．－でした。

先ずは写真のスープが運ばれて来ました。
「　本日のアミューズ　温か野菜のスープ　」です。
デミグラスカップに入ったコーンスープでした。
こういう時、北海道はズルいと思うのです。
だって地元で、どんだけとうもろこしが採れると思っているの？
地場野菜の最たる物ではないですか！！
その土地の物を、その土地で味わう。　これが美味しい食事の基本でんがな。
例えば、東京の高級レストランで、どんなに美味しいコーンスープを飲んだって、
そのとうもろこしが東京産で無い限り、その土地の発する「　気　」とは俱わないのです。
その俱わない感じを気の所為だと無理に思いつつ食べるのは、
二へドンの好きな食べ方では無いのです。
東京の一流シェフの作る「　余所者　」の素材を使った料理よりも、
その土地で採れた食材を使って、その土地で無名の料理人が作る料理を二へドンは好むのです。
そういう意味で、このコーンスープは大満足でした。
わざわざ札幌まで来た甲斐が有ったと言うものです。
お次はオードブルです。
真鯛、サーモン、帆立のカルパッチョです。
ガラスのお皿の下の
麻のテーブルマットが
透けて見えるのが何ともお洒落です。
皿の縁に見える黄色い物はマスタードに見えますが、
実はかぼちゃソースです。
またしても、北海道の農業の実力を
まざまざと見せ付けてくれました！
平成２１年度の農林水産省のデータに
拠りますと、かぼちゃ生産高
No.1　は北海道。　実に４４．８％！
No.2　は鹿児島県。（　７．３％　）
No.3　は茨城県。　（　４．６％　）
かぼちゃ生産高は日本屈指と言っても良い北海道なのです。
ソースにかぼちゃですよ。　は～ん
付け合せの野菜は、サラダ菜、黄色パプリカ、酢漬けの人参、　酢漬けの玉葱です。

お次のお皿は
「　シーフード　トマトパスタ　」です。
画像では分かりにくいと思いますが、
海老、はまぐり、烏賊、唐辛子が
入っています。
麺はフェトチーネで、もっちもち。
何！？　
この弾力の有る嚙み応えは！？
トマトソースは、ブイヤベースの様に蟹出汁たっぷり。
ただ乾麺を茹でて、出来合いのソースを絡めただけの「なんちゃってパスタ」とは格段の差です。
美味しい！　これぞ料理！　うーん。　唸る。
そして次のお皿が写真の
「　スズキの海藻ソース　」です。
海藻ソースと云うオリジナリティーが
流石！　北海道です！！
添えの野菜はさつま芋、
グリルした茄子、椎茸、ブロッコリー、
黄色いプチトマト、赤パプリカ。
添えの野菜がみんな美味～い！！

この後、デザートが出ましたが、
デザートの画像は
「　ドンドン村のお菓子な部屋　」に
乗せますね。
店内は４人掛けのテーブルが５卓、２人掛けテーブルが１卓、
L字型カウンターには７脚の椅子が並べて有りました。
BGMはインストゥルメンタル・ジャズ。
カウンター周囲の雰囲気はフレンチレストランと云うよりは高級バーです。
シックな内装は大人の素敵な時間にピッタリです。
予約無しの飛び込みで、素敵なランチが頂ける、
また絶対に行きたいレストランです。
ワイン￥８００．－のを１杯と、￥１，１００．－位のワインを１杯頼み、
この日のお会計は２人で合計￥５，５００．－でした。
もうちょっと安いランチワインが有ると、もっと嬉しいけれども、
二へドンのお気に入りレストランに登録決定でございます。
お勧め！！　（　本当は他人には教えたくないレストランです。）

＊＊＊＊＊　「　札幌　BON　CHANCE　のランチコース　」　・　完　＊＊＊＊＊