2007年08月29日

8/27 カルテット・スピリタス at ミューザ川崎

MUZAランチタイムコンサート 2007    第5回
サクソフォーン四重奏 『 カルテット・スピリタス 』

日時 : 2007年8月27日(月)   11:30 開場      12:10 開演 
会場 : ミューザ川崎シンフォニーホール
料金 : ¥500.-  当日券有り。
出演 : カルテット・スピリタス
      ソプラノ sax  - 松原孝政 、  アルト sax ー 波多江史朗 、
      テナー sax - 松井宏幸 、  バリトン sax - 東 涼太
演目 : モーツァルト / 「 フィガロの結婚 」 序曲
      ビゼー ( 編曲/伊藤康英 編 ) / カルメン幻想曲
      バッハ / G線上のアリア
      ショルティーノ / 異教徒の踊り
      サティ / ジュトゥヴ
      浅利 真 / ラテンメドレー

      アンコール : プッチーニ / 歌劇「トゥーランドット」 より 「 誰も寝てはならぬ 」

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10:55に MUZAの入り口付近に到着。
まずはベンチに座ってアイスコーヒーでも飲みながら、誰かが並んだら二へドンも並ぼうと監視体制
を敷く。 するとクラシックファンらしからぬ、出演者の縁故関係にも見えない、何故この会場に来た
のかよく分からない様な親父3人組が11:00きっかりに並んだ!!
親父~! 早いよ~!! リーダー格の親父が他の2人に仕切りにラゾーナ川崎に行けと勧め
2人は荷物を置いて行ってしまった。 二へドンは1人残った親父の後ろに並び始めた。
ベンチに座ってた方が、ブログ原稿の下書きが出来たのだが・・・・・。 特攻隊長の哀しい性で
並ばずにはいられない・・・・・。

高校生の娘さんとお母さんらしき2人連れがやって来た。 ギターか何か音楽をやっているらしい
20歳前後の男2人連れがやって来た。 背の低い方が、布袋寅泰の暴力事件について熱弁を
揮っている。 「 ロックをやっている連中なんか暴力沙汰はしょっちゅうだよ。 誰も驚きゃしないよ。
ああいうのに いちいちマスコミが介入するのが 可笑しいよ。」 話は布袋さんの元妻・山下久美子
の事にも及んで行く。 チビ男曰く 「 子供がいなかったから、いくら離婚してもいいんだよ。
もし子供がいたら、子供が可哀想だから離婚はまずいだろう。」 こんな調子で開演までの30分
チビ男が1人で延々と喋り続けたのでした。二へドンは、彼の隣に立って開場を待ちながら、
人生経験に乏しい青い男の熱弁を聞き、にやける顔を見られない様に下を向いていたのでした。
ふと後ろを見ると4列の列がエスカレーター付近まで延びていました!!他のランチタイムコンサート
でもこんなに並ぶのかは不明ですが、やるじゃないか、スピリタス!!
ランチタイムコンサートとナイトタイムコンサートと両方聞いたナオさん情報では、ランチタイムには
約650人入ったそうです。 ほ~!!

MUZA恒例の手回しオルガンの演奏が始まりました。 はい、開場です。
はい、 K席中央ゲット致しました。 MUZAは大ホールなのに4つの譜面台は随分くっついて
中央に ちんまり置かれている。 5週間前の津田ホールでのスピリタス・デビューコンサートの時
より ちんまりまとまっているぞ。

いよいよ開演です。 会場の照明が全部落ち、ホール内は漆黒の闇に包まれる。
ステージのライトがパッと点く。
普通こう言う場合、ライトが点いた時は演奏者がステージ上の立ち位置に立っているものなのですが
・・・・。 「 あれ? 」 10秒位空っぽのステージを見つめ パチパチ瞬きをすると、 どこからか
サックスの音が聞こえて来る。 「 ン? どこ? 何処? 」 どこから音が聞こえてくるのか
分からない。 後方をぐるぐる見渡すと、他のお客さん達の視線の先に いましたよ!
スピリタスのメンバー4人が! 2階席にいました。 チンドン屋の音楽の様な、ちょっと情け無い
行進曲風のメロディーを奏でながら、
( ナオさん、あれはちゃんとした曲だったの? それともスピリタスのオリジナルだったの? )
1列になって行進しながら1階席に下りて来ます。
途中客席の1人をメンバー4人で取り囲み演奏。 生贄となった客の目の前でサックスの轟音を
吹き鳴らす。 次の生贄は小学生の男の子。 目の前で4人の男達 ( 小学生から見たらオジさん
達 ) がサックスを吹きまくる。 丁度二へドンの席から身をよじると男の子の顔を正面から見る事
が出来て、キラキラ光る男の子の瞳が可愛い事、可愛い事。
 
スピリタスの生贄への洗礼(?)が終わると、松井さんが両手で大きく ○とか×とかを頭の上で
形作る。 後で松井さんが語った所によると、生贄は特に意図があった訳では無く思いつきで
たまたま選ばれたそうで、 ○とか×にも意味は全く無く、成り行きでしてみただけだそうです。
ステージ際まで下りてくると、最前列の席の前を通り、下手側でさらに生贄を2人屠り、ステージの
上に上がると、いきなり1曲目の 「 フィガロの結婚 」 序曲に突入!! 
「 では1曲目です。」 と気持ちを入れ替えず、そのままなだれ込む演出に 二へドンは妙に
たまげてしまいました。 こういうのってクラシックの人達はあまりやらないよね。
はい、第1楽章終わりました。 はい、第2楽章終わりました。 と、切れ目はしっかりつけるよね。
今日は第1曲目から全員 「 立ち 」 で演奏してくれました。

ただねえ、「 フィガ序 」 の出来自体は、津田ホールの方が良かった。 デビューコンサートの
印象が鮮烈だっただけに、比べる気は無いつもりだったのに、無意識に比べちゃった!!
何が駄目って・・・・う~ん・・・・・基本的には良いんだ。 フレーズ感とか、強弱のつけ方とか。
でも全体的にちょっと浮ついた感じだったかな? 何しろデビューコンサートの時は完璧な演奏だった
からね。 テンポも気持ち速過ぎた様な・・・・・。
やっぱり行進しながらお茶目な事して テンション上がり過ぎたのかも。 1回音楽を止めて
一呼吸置いてから 「 フィガ序 」 を始めれば良かったと思うよ。
あのさあ、昨夜、松原さんのブログを読んじゃったんだ。 そうしたらスピリタスの4人が軽井沢の
コテージで 初めて個室じゃなく一緒に夜を過ごしたんだって。 そこで大騒ぎしている記事が出て
たの。 面白いから必読なんだけど、まさかあの馬鹿騒ぎの延長に今日の浮ついた演奏があるんだ
としたら、 罰に1週間は禁酒だな。
おまけに二へドンは前日に神奈川フィルの完璧な 「 フィガ序 」 を聞いちゃった所だったから。
いくらスピリタスを応援したくても妥協はしてあげないのだ。
プロの世界は厳すい~!!

1曲目が終わって松井さんがMC & 波多江さんが合いの手。 最初にメンバー紹介。
マイクはちゃんと4本用意されていて、デビューコンサートでは一言も口を開かなかった東さんと
松原さんも今日は各自自己紹介。 名前を言うだけの簡単なものだたのですが、松井さんは自分
の事を 「 サックス界の朝青龍と言われる事もある。」 と紹介。 波多江さんは自分のアルト・
サックスを 「 サックスの中で一番カッコイイ 。」 と自画自賛。 負けずに松原さんも 自分の
ソプラノ・サックスを 「 真っ直ぐで一番カッコイイ。」 と切り返す。
松井さんが 「 よく家族全員医者とかのエリートの家ってあるじゃないですか。 東の家は、お父さん
もお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも本人も全員東京藝大を出ているんですよ。」
おお~!! 会場からはどよめきが上がる。
そこへ松井さんの追い討ち。 「 日本一食えない家族です。 」 
息子が、将来絵描きになりたいなんて言っている二へドンの胸にグサッ!!

2曲目は 「 カルメン幻想曲 」。 馴染みのあるフレーズを情熱的に演奏してくれる。
ピアノやヴァイオリンの演奏に気持ちを込めるって、楽器経験の無い人にも容易にイメージできると
思いますが、サックス・カルテットで、ここまで妖艶な音を出せるって不思議。
スピリタスの演奏も段々落ち着きを取り戻して来て、いい感じ。
次の 「 G線上のアリア 」 で、すっかり二へドンの機嫌は最高潮。 これこれ、こういう演奏を
してくれたら、二へドンもわざわざ来た甲斐があったというもの。
ああ、美しい~。 癒される~。 余りの滑らかな響きに、ヴァイオリンより良いかも・・・・と思って
しまった。 ランチタイムは時間が無いと言いつつ、喋る松井さん。
波多江さんの突っ込み 「 松井君はかつらをつけたらバッハに似てる? 」 「 似てるってね! 」
そして自分のリーゼントヘアを撫でながら 「 これは本物です。 」 ( 笑 )

最初の3曲はサックス用に編曲されたものでしたが、次の 「 異教徒の踊り 」は最初からサックス
の為に作曲されているので、サックスの持ち味が生かされた曲だとの事。 確かに、そうなんだけど、
曲全体からそれ程 「 異教徒 」 的なニュアンスを受けなかったのが残念。 これは作曲者の
責任か。

5曲目は 「 ジュトゥヴ 」。 「 ジュトゥヴ ってどう言う意味 ? 波多江さんは8年間フランスに
留学していたから、今でもフランス語ペラペラなんだよね。 」 と松井さん。
「 そう。 それは 『 お前が欲しい 』 と言う意味です。 」 「 波多江さんも使った事ある? 」
「 うん、たまに。」 !!

最後は 「 ラテンメドレー 」。 これが楽しくて馬鹿受け。 サックスの演奏の合間に 「 ウッ!」
だの 「 テキーラ! 」 だの掛け声がかかり、スピリタスの4人も楽しそう。
「 テキーラ 」 の時は、ずっとポーカーフェースで吹いていた松原さんも、何だか嬉しそうに破顔
する一幕も有り、盛り上がりました。 今日の 「 よく出来ました 」 シールは、「 G線上のアリア」
と、 「 ラテンメドレー 」 に差し上げまあす!! 演奏中、松井さんが出て来て、ジャケットの裾
をピラピラめくって 「 お色気 」 をアピール。

アンコールは 「 誰も寝てはならぬ 」。 いよ!待ってました、 マツバウアー!!
演奏は良かったけれど、 イナバウアーをしている時間がデビューコンサートの時より短かった!
駄目じゃん! 次回はもっと頑張って下さいね。
もう演奏中ずーっとイナバウアーし続けて、ギネスに載っちゃうっていうのは如何でしょうか?

ああ、でも楽しかった。 カルテット・スピリタスの今後に期待大です!!

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この記事へのコメント
ワンコインであのプログラムが聴けるなんて、かなりお得ですよね。
私は初スピリタスだったんですが、マチネもソワレも良かったです。
松井さんはとっても可愛らしかったですし(笑)、松原さんもすごく上手くなってましたね。

登場の曲、私も気になります…。
ソワレでは登場から見れる席に座ったのに、普通の登場だったので少しガックリでした^-^;
Posted by ナオ at 2007年08月29日 13:21
> ナオさん。

   月曜のスピリタスのマチネ、ソワレ、火曜日のデュオ・シルフィードと 3連発 お疲れ様でした。
   スピリタスの怖い所は、気がついたら松井さんのお茶目さに
   心温まっている事じゃないですか? このまま本気にならない様に心して聞きたいと思います。
   二へドンのダーリンは石田泰尚様だけです!!

   昨年の東京・丸の内 OAZOでのスピリタスの無料コンサートも軽やかなクリスマス・メドレーが聞けて良かったんですよ。スピリタスはお得なコンサートが多いので、これからもチェックが欠かせません。 でも駆けつけるファン ( 友人、知人、生徒、その親等)
が多いので、並ぶ覚悟は必要ですね。
Posted by 二へドン at 2007年08月29日 19:39
こんばんは♪

個人的にはピアノや弦楽器、ギターなどなかなか気持ちを込めて演奏することが出来ませんでした。

逆に、管楽器(リードもブラスも)の方が感情が入り易かったです。

感覚がおかしいのかな???
Posted by バック at 2007年08月30日 00:06
>  バックさん。

   いえいえ、個人的な相性ってありますよ。
   楽器も結婚相手と同じですよ。

   感覚が普通だったら、もっとマシな相手と結婚できたのかな?
   なんてね!!
Posted by 二へドン at 2007年08月30日 00:25
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