2010年09月05日
「 キャタピラー 」
邦題 : キャタピラー監督 : 若松孝ニ
出演 : 寺島しのぶ、
大西信満、
篠原勝之、
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
上映時間 : 87分
フライヤーの解説より : 戦場から帰ってきたシゲ子の夫・久蔵は、顔面が焼けただれ、四しを失った無残な姿。それでもなお衰えない久蔵の食欲と性欲に、戸惑いつつも尽くすシゲ子だが…。
『 実録・連合赤軍 』から2年。静かな田園風景の中で、1組の夫婦を通して戦争の愚かと悲しみを描く、若松孝ニ監督の新境地。
寺島しのぶは本作で、第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
芥川龍之介の「 芋虫 」を読んだのは、ニヘドンが何歳の時の事だったのか…。
時期はまるで覚えていないのだが、そのおどろおどろしい世界はずっと記憶に残っている。
短編だったが、自分が今まで考えた事も無い設定に、身の毛もよだつ思いがしたものだった。
今回、映画「 キャタピラー 」は、新潟の美しい田園風景の中で撮影が行われている。
昔ながらの茅ぶきの木造の日本家屋が郷愁を誘う。
この田園風景の四季の移ろいも、ちゃんと描かれているのは流石。
鳥の鳴き声や、蝉の鳴き声など、音の演出もバッチリ。
風景の映像だけ取り出せば、平和の雰囲気に満ち満ちている。
日本映画で、四季折々の美しさを取り込んだ作品は多い。
ニヘドンが今年見た作品で印象に残っているのは、「 Flowers 」と 「 剣岳 〜 点の記 」。
でも、映画の中に四季の美を取り込む巧みさは、「 キャタピラー 」に軍配。
「 キャタピラー 」には田んぼで働く人々の躍動感までもが取り込まれている。
それはまるで、ベートーヴェンが音で現した田園風景を、そのまま映像に置き換えたかの様だ。
恐らく、この映画を見た人々は、ストーリーのショッキングさに心を奪われたかと思う。
でもニヘドンは、芥川龍之介の「 芋虫 」を何十年も自分の中に温めて持っていたので、むしろ「 キャタピラー 」が見せてくれた田園風景に心が慰められた。
Posted by ニヘドン at 16:43│Comments(0)│TrackBack(1)
この記事へのトラックバックURL
http://nihedon.hama1.jp/t868073
この記事へのトラックバック
横浜市鶴見区エージェント:本日も貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載しました。訪問をお待ちしています。なお本日はトラックバック重複チェックを...
ケノーベルからリンクのご案内(2010/09/06 09:23)【ケノーベル エージェント】at 2010年09月06日 09:25
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません









