ドンドン日記

東洋羽毛工業の工場見学シリーズ
「 敷布団について 」
講師は東洋羽毛工業の阿久根さん。

「 敷布団は固い方がいいよ、とはよく言われる事です。
では、どの位、固いのがいいか？
そんなに固いのがいいなら、布団を使わずに畳の上で寝れば、どうでしょうか
？」
ええ～！？ それ、やった事有るけど、朝起きた時、身体の節々が痛んで大変よ。
「 やはり、ある程度クッション性の有る布団が必要です。
布団にこだわるポイントが各自有って、布団に磁気が入っていたり、トルマリ
ンが入っていたりする人が、たまにいます。
でも、布団は是非、寝心地にこだわって欲しい！」
なかなか説得力の有るお話です。

我々ブロガー達の前には、簡易ベッドが据え付けられ、その上に畳とシートが置
かれています。
実はこれ、体圧を測定する機械なのです。
人がベッドの上に横たわると、センサーが圧力を感知し、スクリーンに色で映し
出してくれるのです。
赤い色の部分が、圧力が強く掛かっている場所です。

人間の体圧のパターンには大きく分けて3種類有ります。
A ： フラットタイプ ー 男性や、よく運動する人のタイプ。
自分の筋肉で支えてしまうので、スクリーンに赤い部分
は殆ど出ません。
固い布団でも大丈夫なタイプ。
B ： やや中央集中タイプ ー 女性の典型。尾てい骨部分に圧力が掛かるタイプ。
C ： 中央集中タイプ ー 細身の女性に多い筋肉が柔らかいタイプ。
スクリーン上では赤い部分が多い。

BタイプやCタイプは、固い布団が合わないそうです。
では、ニヘドンが実験台になって寝そべった結果が有りますのでご覧下さい。


意外な結果になりました。
ハートみたいな形の所が旨の部分で、赤い色の付いている所が腰の部分です。

ニヘドンは、10年以上体操教室で有酸素運動や筋トレを続けているので、他の婦
女子に比べると、筋肉が育っていると思っていたのです。
よく歩くし。
だからAタイプになるのではないかと…。
そうしたら、講師の阿久根さんに、ニヘドンはCタイプだと言われました。
え！？ Bタイプでもなくって！？
見事に尾てい骨部分が赤くなっているので、てっきりBタイプだと思いましたよ。



阿久根さんに質問されました。
「 普段は、どんな寝具で寝ていますか？」
「 え…と、あのあの、畳の上に羊毛布団を敷いています。」
すると、阿久根さんのアドバイスは、
Cタイプの貴女は、もう1枚マットレスを使った方が良い、との事。
布団が固いと、身体は横向きに逃げようとする。
すると腰骨が当たるので、更に逃げようとする。
その結果、寝返りの回数が多くなり、熟睡出来ない事になるそうです！！
う、うぎゃあ～。
固い布団は安眠妨害だったのかあ～！
やっぱり、ニヘドン姫は、ふかふかのお布団でないと駄目なのね。
Cタイプですからね。
「 細身 」の女性の特徴ですからね。
するってぇと、ニヘドンは細身の女性！！
うっひょひょひょ。

ニヘドンの後、5人が、この体圧測定を試してみました。
面白い！
大抵の人がBタイプかCタイプなのですが、色の分布が見事に違うのです。

皆さんは、学校時代に身長測定や体重測定、視力測定等は毎年受けて来たと思います。
が、体圧測定は受けた事は無いでしょう？
人は毎日寝るものだけれども、その時にどの様な体圧が掛かっているのか知る事は
とっても得難い体験です。
この東洋羽毛工業の工場見学会を、PTAの研修会の行事として訪れている学校も
沢山有ります。
工場の壁に、過去の工場見学をした団体の記念写真がずらりと貼られていました。
皆さんも、よろしかったら東洋羽毛工業の工場見学会を企画してみては如何でしょうか？

＊＊＊＊＊　「　敷布団について　～　二へドンの体圧・大公開！　」　・　完　＊＊＊＊＊