ドンドン日記

孤高のロック・ミュージシャンの高井つよしさんは毎晩寝る前に納豆を食べるそうである。　脳梗塞予防の為に。その話を聞いて、二へドンは言った。
「　納豆に砂糖を入れてみて下さい。
　　健康効果が高まりますから！」
高井つよしさんは、目をすぼめて
二へドンを奇人変人を見る様に
見詰めた。
彼の目は、こう語っていた。
「　こいつ、前から少しオカシイとは
　　思っていたが、どうやら本当に
　　イカレてるんだな。」

いや、高井つよしさんだけではない。
二へドンのマイミク達はすべからず二へドンが変だと断定した。

そこで、二へドンは、左の地図を探し出して来たのだ。
残念ながら、資料元のニッケイ　net には、既にこの記事を閲覧する事が出来なくなってしまっている。が、しかし、自分が納豆に砂糖をかけなくとも、世の中には砂糖をかけて食べる人々が存在するのである。そういう人達の、「　納豆に砂糖を掛けて食べる権利　」を二へドンは守ろうと思う！！

新潟　　25.9%
北海道　22.2%
山形　　16.7%
秋田　　13.3%
宮城　　10.0%
沖縄　　16.7%
東京　　　2.1%

ふっ。　どうよ、これは一体！！　新潟県人は４人に１人が砂糖をかけているじゃんよ！
北海道がそれに続いている。
冬の寒さの厳しい場所の人々は、納豆に砂糖をかけるのか・・・・・・・・。

二へドンの父は会津人だ。　
母親は釜山生まれの日本人だ。　（　父方は新潟、母方は静岡県山北　）。
そして二へドンは東京で生まれて、埼玉、愛知で育った。
幼少の頃より、成人するまでは、納豆には、ねぎ、辛子、醤油、生卵などを入れて食べていたが、
砂糖は決して入れなかった。
そういう食べ方が有ると言う事すら知らなかった。

ところが、大人になって、或る日TVを見ていた。
番組名も、アナウンサー名もまるで覚えていないのだが、
女子アナが、「　私は納豆に砂糖を掛けて食べますよ。　うちの田舎では皆、そういう
食べ方が普通ですよ。　健康にいいんですから。　やってみて下さいよ！！　」と言っていた。

二へドンもそれを聞いた時は、「　え？　嘘！？　」と思った。
女子アナによると、砂糖を入れてかきまぜると、ネバネバが沢山出来て、
それが健康に良いとの説明だった。

二へドンも早速実験してみた。
市販の納豆１パックに、ペットシュガー１袋をかけて食べてみた。
砂糖は直ぐに溶けてしまって、黙っていれば、砂糖が入っているとは気がつかないかもしれない。
ふむ。　美味しいじゃん。　基本的に、砂糖を入れ過ぎなければ、味に取り立てて変化は無い。
むしろ、葱やマスタードの味の方が強烈だから、砂糖を加える事によって、よりマイルドな味になると思った。
それ以来、二へドンは家では必ず、納豆に砂糖を入れるのだ。

１９８７年にナットウキナーゼ（　血栓溶解酵素　）が発見された。
納豆が発酵する過程で生成されるタンパク質分解酵素の一種だそうだ。
納豆のネバネバに含まれる酵素で、血液の流れを妨げる血栓を溶かす作用が有る。
納豆菌は生きているので、食べ物を必要とするが、納豆菌の好む餌は、何と砂糖！！
納豆に砂糖をかける食習慣は、先人達が体験から身に付けた知恵と言っても過言ではあるまい。

なるほど。　女子アナの、ネバネバが増して健康に良いと言う説は的を得ていたのだ。
女子アナの説明を信じて、１０年以上納豆に砂糖をかけて食べて来た二へドンは、
かなり自分の健康を良い方向に導いて来たのだ。

新潟、北海道に、納豆に砂糖をかける人の割合が多いのも頷ける。
寒い地域は、家の内と外の温度差で、脳梗塞を発症する人が多かったのだろう。
納豆に砂糖をかけて食べる食習慣のある人は、脳梗塞になりにくいと言う事を体験的に知っていたのだろう。

砂糖は、摂り過ぎは良くないが、ある程度は必用なのだ。
乳酸菌飲料だって、塩麹だって、皆、健康に良いとされるものは甘いではないか。
砂糖だけが悪者扱いされるのは可哀相ではないか。
二へドンはPCの前に座ってブログを書く時間が長いので、脳の血糖値がよく下がる。
締め切りが迫っていて、手っ取り早く血糖値を上げたい時は、やはり砂糖が脳にはよく作用する。
これからも砂糖は、摂り過ぎに気をつけつつ、上手に食べて行きたいと思うぞ。

因みに、昔、二へドンの父親はトマトに砂糖をかけて食べていた。
３５年前、二へドンがアメリカのコロラド州デンバーにホームステイした時、
ホストファミリーのCzech　（　チェック　）一家は、桃に砂糖をかけて食べていた。
いいじゃないか。　それで本人達が美味しく頂けるのであれば、いいじゃないか。
たかが砂糖。　されど砂糖。　二へドンの本名は佐藤。　（　失礼致しました！）

＊＊＊＊＊　「　納豆に砂糖をかけて食べる！！　」　・　完　＊＊＊＊＊＊＊