2011年02月15日

フォーレの「 シチリアーノ 」

2011年02月15日(火)
02月04日(金)に
ヴァイオリンのレッスンがありました。
今まで練習していた「パッヘルベルのカノン 」が
一応終了しました。
新しくフォーレの「 シチリアーノ 」に入りました。
先生がざっと指番号を読み上げるのを、
生徒5名が必死こいて書き写し、
皆でざっと弾いてみました。
もう全然弾けなくて、あたふたして、
結局先生も諦めて最初のフレーズで中断。
各自、家で練習をして来る事に。

02月11日(金)は、ヴァイオリンの
レッスンは有りませんでした。
ヴァイオリンのレッスンは、
1ヶ月に3回と決まっているのです。
こういう時は、魔が差す要注意の2週間となります。
「 まだ時間はたっぷりあるから、
  練習は又後で・・・・・、。」
二へドンに時間がたっぷり有った試しが無いのに、
何と無謀な思考をしてしまうのでしょうか!!

しかも、新しい曲に入った時は、更に要注意です。
二へドンは譜読みが苦手です。
付点が付いている音符が苦手なんです。
自分で正しいリズムを、8分音符を基準に計算してみる
なんていう作業が面倒臭い。
1度やってしまえば、どうって事無いのだろうけれども、
とにかく楽譜を読み解くのが面倒臭い。
二へドンは何をやるにも感覚で済ませてしまいたい人なのです。

結局、10日位、ヴァイオリンの練習をしなかった!!
次のヴァイオリンのレッスンまで、水曜日、木曜日、金曜日・・・・。
うわああ! 後3日だ!!
何が何でも今日、練習してラフでも最後まで弾ける様にしておかないと!!
焦って弾いてみました。
2時間位、弾きましたかね。
まともに「 シチリアーノ 」を練習するのは今日が初めてなのに、何とかなりましたよ。
少なくとも、弓のアップダウンとポジションさえスムーズに出来る様に
しておけば、何とかレッスンにはついて行ける筈です。

後は、レッスンの中で、音程やリズムや音の強弱等、細かい部分は
先生がアドバイスをしてくれるので、そこまで自分で完成してしまっては
レッスンを受ける意味合いが無くなってしまいますからね。

「 シチリアーノ 」は、物悲しい曲だと思っている人が多いみたいですけど、
今日二へドンが弾いてみた感じでは、そこまで悲しく弾く必要は無いように思います。
自分で楽器を弾くって、そこが面白い所なんです。
曲に対する感じ方が、全然違って感じられるんです。

同じ曲でも、他人の演奏を聴く場合と、自分で弾く場合で、
全然違う曲に聞こえてしまうのです。
皆さんは、そういう経験って有りませんか?
楽譜を見ながら、自分で弾いてみると、その曲との対話が出来る様な気がします。
曲に対するアプローチが異なって来る。
相手は同じ曲なのに。 自分は同じ人間なのに。
相手は同じ曲、こちらも同じ人間。
なのに聞くのと弾くのは大違い。

楽器の演奏って、だからやらないよりやった方が断然面白いですよ。
作品への対話の手段が増えるんです。
本を黙読するのと音読するのの違いと同じだと思います。
確かに、黙読の方が読むスピードは速いでしょう。
でも、音読する事で、リズムや、描写されている気持ちや世界が
深く理解出来る様になる。
すっと黙読した時には気付かなかった事に気付く事が多々有る。

今日、二へドンが「 シチリアーノ 」と対話して感じたのは、
明るく弾いてもいいんだって事。
殊更に、眉間に皺寄せて弾かなくてもいい。
今日はとても良く二へドンの両腕から力が抜けて弾けたので、
さり気なく、気持ち良く弾けました。
ペシミスティックには全く弾かずに、その代わり音を響かせる事に集中しました。

8分休符を意識して、ダラダラ音を伸ばさないようにして。
臨時記号の嵐だから、半音上がる所と半音下がる所に注意して。
二へドンの苦手はシの♭が充分に下がり切らない所なので、
シの♭のヶ所を重点的に練習して。

レッスンでいつも先生に注意される所は決まっているので、
家での練習も、そこのミスを繰り返さない様にすればOKな訳で。
段々、自分のヴァイオリンの駄目な所が分かって来て、
自分の弾き方の癖も分かって来て、
家での練習が深くなって来たよなあ。
自分にはまだ弾けないと思っていた「 シチリアーノ 」が、
1日で何とかなった事は嬉しいなあ。
やはりヴァイオリンの教室の5年生にもなると、上達するよなあ。
( 上達しない人もいるみたいだけど、そんな子はお尻ペンペンだよ!)

よし! 明日、明後日も「 シチリアーノ 」を練習して
更に弾き込んでみせるぞ!!

二へドンの今の課題は、ヴァイオリンの練習を2時間続けると疲れちゃうのを克服する事。
3時間位練習が続くと、更に上達が進むと思うのだけれどもねえ。
やっぱり上手い人の話を聞いてみると、
朝から晩まで弾いている事が有るって言ってたもの。
石田泰尚様も、1日に4時間は練習するって。
弾かないと、どんどん弾けなくなっちゃうんだって。
石田様クラスでもそうなんだよ。
二へドンなんか、子供時代に全く弾いていないんだから、
もっともっと弾いておかなくちゃ駄目なのに。
如何にして、この2時間の壁を破るかなんだよねえ。

「 シチリアーノ 」で 「 アル・パチーノ 」を思い出したんです。
だじゃれっすか?

***** 「 フォーレの「 シチリアーノ 」」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 20:53Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2011年02月07日

生涯の伴侶を置き忘れた女。

2011年02月04日(金)
磯子スポーツセンターで、「 ビューティー・エクササイズ 」の受講を終え、更衣室のロッカーから荷物を取り出しました。
丁度2つの体育館のプログラムが入れ替わる時間帯なので、更衣室は超混みでした。
更衣室に4つだけ有る高さの有るロッカーにヴァイオリンの泰次郎( やすじろう )君を入れていたニヘドンは、先ず泰次郎君をロッカーから取り出しました。
ロッカーの列と列の間に置かれたベンチは、おばちゃんで鈴生りでした。
変な所に泰次郎君を置いて、重量級のおばちゃんに踏みつけられたら大変です。
ロッカーの上に乗せました。
コートを着て、貴重品の入ったショルダーバッグを斜かいに首から掛け、取材ノートで膨れ上がったエコ・バッグを右手に持ち、ヴァイオリンの楽譜やエアロビ・シューズを詰めた紙袋を左手に持ち、JR 杉田駅へ向かいました。
スポーツセンターから杉田駅までは10分程掛かります。
改札を抜けて、ホームへ上がるエスカレーターに一歩足を乗せた時です。
(・ω・;)或る事にニヘドンは気が付きました。(;・ω・)

「 ヴァイオリンの泰次郎君を、ロッカーの上に乗せたままだ! 」

仕方が有りません。
こういう時に取る行動は1つしか有りません。
取りに戻ります。
ヴァイオリン無しで、どうやってヴァイオリンのレッスンを受けるのでつか?
エアヴァイオリンでつか?
泰次郎君を取りに戻るしかないでしょう。

再び改札を通ろうとすると、「 ブブー! 」と言う不愉快なブザー音と共にゲートが閉まってしまいました。

ちぇっ! 思いっ切り舌打ちしてしまいました。
スピリチュアル・カウンセラーの先生に
「 舌打ちは絶対にしては駄目。
呪われる隙を作る事になるよ。」と言われたので、しない様に気を付けているのですが、こういう時は緊急事態だから許しておくれよ〜。

有人改札へ回り、
「 忘れ物をしたので一旦外へ出たいのですがぁ…。」と言いました。
職員室の先生に何か言い訳をしに行った気分を味わいました。
┐('〜`;)┌

「 すると電車に乗るのをお止めになると言う事ですね。」と駅員さんに言われ、Suica の記録を書き変えてもらって外に出ました。
はい。又スポーツセンターまで10分間歩きますよ!
今度の歩行は、本来なら、しなくても良い全く無駄な用事で戻る訳ですから、足取りは重く、いつもより余計に時間が掛かった様な気がします。

泰次郎君は、ちゃんと更衣室のロッカーの上で、じっとしていてくれました。
また、10分掛けて駅まで向かいます。
1往復半に掛けた総時間は30分!

ひー!!
心無しか、背中に背負った泰次郎君が、むっつりと押し黙って機嫌が悪そうです。
ごめんねー。
置き去りにしちゃって、ごめんよー。
ニヘドンが死ぬ時に、枕元に置いておくのは泰次郎君と決めているのに、その生涯の伴侶の泰次郎君を忘れるって……
もう愛が薄れちゃったのかしら?
くすん。

泰次郎君、ごめん。
もう二度と忘れたりしないから。
皆さんも、自分の楽器は置き忘れない様にね!!

m(_ _)m

***** 「 生涯の伴侶を置き忘れた女。」 ・ 完 *****

  


Posted by ニヘドン at 09:49Comments(3)ヴァイオリンレッスン

2010年11月09日

ヴァイオリン・アニマルと化す。

写真はニヘドン愛用のヴァイオリンの泰次郎君です。
泰次郎君は今年で満5歳。
そうです。
二へドンがヴァイオリンを習い始めて、
今年の10月で5年目に突入したのです!!

二へドンは、つれない男にやきもきする事を
キッパリ止め、その分浮いた時間を、
ヴァイオリンの練習に費やしています。

大人になってから始めたヴァイオリンって、
5年目になると、どうよ!?
ますますクレイジーになって行きますね。
ヴァイオリンの弾き方のコツが身体で分かって来るので、
もうヴァイオリンを弾く事が楽しくて楽しくて仕方が有りません。

暇さえ有れば、ヴァイオリンのケースを開けて、ヴァイオリンを構えてしまいます。
今朝も、息子を学校に送り出した後、うっかりとヴァイオリンを弾き始めてしまったので、
磯子スポーツセンターでの「 ヘルシースポーツ 」教室を15分も遅刻してしまいました。
  

Posted by ニヘドン at 21:14Comments(6)ヴァイオリンレッスン

2010年10月11日

二へドンのヴァイオリンの発表会が有るよ~!!

子供の頃より、強烈な晴れ女パワーを持つ二へドンですが、
今日は横浜上空は雲1つ無い快晴です。
何故かと言うと、今日は二へドンのヴァイオリンの発表会が行なわれるのですー。
入場無料なので、是非是非皆様いらして下さいね!

Strings Concert

(ヤマハ横浜店音楽教室 ヴァイオリン課・チェロ課コース在籍生の発表会)

日時 : 2010年10月11日(月・祝)
      15:00 開場    15:30 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール 小ホール
料金 : 入場無料

***************************

演奏曲目は
・ シチリアーノ
・ You Raise Me Up
・ モルダウ
・ ニュー・シネマ・パラダイス
・ チャルダッシュ
・ ムーン・リバー
・ カヴァレリア・ルスティカーナ
・ ジュピター

等、クラシックからポピュラーまで。

****************************

二へドンが出るのは、第1部終了時の大アンサンブル「 カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲 」。
( 時間は17:00頃でしょうか? )
そして、トリの「 You raise me up 」 と 「 ハンガリー舞曲第5番 」です。
こちらは19:00頃になるのでしょうかね?

今回は、ただ楽譜の音符をなぞるだけじゃなくて、曲全体に色を付けられたかな?みたいな感じです。
聴いていただけると嬉しいです。

ではでは、これからリハーサルに行って参ります!!


***** 「 二へドンのヴァイオリンの発表会が有るよ~!!」 ・ 完

  


Posted by ニヘドン at 09:24Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2010年02月21日

痛い話 〜 杉劇アンサンブル 練習5回目

2010年02月21日(日)

写真は楽譜を製本テープで留め、
本にしてみましたよの図。
帰宅後、古いカレンダーを使って
表紙を付けてみました。

今朝は、07:00に目覚ましをかけて
おいたのに、目を開けたり閉じたり
愚図愚図愚図愚図してしまいました。
漸く身体を起こしたのは07:50です。

「 遅刻やんか!!」

今日は日曜日なもんだから、
戸籍上のダーリンと、息子ちゃんの2人は
我関せずに寝まくっています。

「 朝ごはんは外だな。」
ヴァイオリンの泰次郎君を背中に背負い、
楽譜を鞄に突っ込むと、玄関から外に飛び出しました。

こういう場合、二へドンの朝ごはんは、
歩きながら「 肉まん 」です。
駅までの道すがらに、コンビニが数軒有りますが、
ここ数週間の二へドンのお気に入りはサンクスなんです。
ところが! 肉まんの保温機は「 準備中 」の札が掛かっていました。
虚しい・・・・・・・。
仕方が無いので、お赤飯のおにぎりを買いました。
( うわあ。 お赤飯なんて何年振りだろう。)
そうですよ。二へドンがママにお赤飯を炊いてもらったのは、もう太古の昔ですから。( 笑 )

遅刻だと思うと却って足が速く動くらしく、杉田の駅に着いたのは
いつもより早くなっていました。
同じ電車に、同じ杉劇アンサンブルの唯一のチェロ娘がいました。
本当は一緒に杉田劇場まで行きたかったのですが、
ごめん! この姉さん、カフェイン中毒なもので、朝一杯のコーヒーが無いと手が震えるのです。
「 ごめん! コーヒー買って行くから、先に行ってて! 」
そして二へドンはマクドナルドでホット・コーヒーのSサイズ ¥120.-を買います。
最近のマクドナルドは、どこの店舗でも
「 お砂糖とミルクはお1つずつでいいですか? 」と聞いて来るんですよね。
「 いいえ。10個ずつ下さい。」って言ったら、くれるのでしょうか?
以前、ナゲットソースのお替わりを要求したら断られたけどね。
二へドンが20年前に、マクドナルド銀座店でバイトをしていた頃は、
( 藤田田さんが社長の頃だったけど。)
「 お客様がハンバーガーを食べて、最後の一口を落として、
  『 落としたので取り替えて下さい。』 と言って来たら、 例えそれが最後の1かけらで
  あっても、新しいハンバーガーを無料でお出しして差し上げて下さい。」
と教えられたものです。 時代は変わったよな・・・・・・。
名前は一緒でも、もう中身は全然別会社になっちゃったよな。

さて、杉田劇場に到着。 ありゃ、今日は他の皆さんの出足が遅く、
集合場所の「 コスモス 」はしーんと静まり返っていました。
何とヴィオラの先生が高熱を出し、今日は欠席です。

我らセカンド・ヴァイオリン・チームは練習室Cに向かいました。
まずは、先生が持って来てくれた製本テープ( マスキングテープ )で楽譜を製本する方法を
教えてもらいながらテープで留めて行きます。
二へドンは今まで楽譜はセロテープで留めていました。
でも、セロテープは劣化して、パリパリ剥がれて来る事が有るので、マスキングテープが最適と言う事でした。
しかも、マスキングテープは、上に文字を書く事が出来るのです。 おお!
このテープは、薬局でも売っていると教えてもらいました。
あ、そうだ。 ガーゼの上に貼るテープと同じだよ。 ほほ~。
これから愛用したいと思います。

セカンド・ヴァイオリン・チームは合計4名の選抜メンバーから成り立っています。
名門プロオケのヴァイオリニスト・・・・・・・ コードネームは Amapola。
名門女子校Fの小学生 1名 ・・・・・・・・ コードネームは Marguerite。
名門女子校Sの中学生 1名 ・・・・・・・・ コードネームは Violetta。
迷門旧家の自称専業主婦 1名 ・・・・・・ コードネームは   

Posted by ニヘドン at 18:10Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2010年02月14日

ヴァイオリンに3日間、漬け込んでみました。

写真は、杉田劇場が用意してくれた
鍋に入ったお湯。
何に使うかって!?
バレンタインのチョコレート作りじゃないの!
かじかんだ指をお湯に浸けて温めるのです。
この様な心遣いをしてくれたのは、ニヘドンの人生においては杉田劇場が初めてです。
( 感涙 ) (ToT)
指だけではなく、心もほっこり温まりました。

さて、二へドンは02月12日(金)に乱れた脳波で
 mixi にこんな日記を書きました。

********************

では本日のレシピをば。

用意する物 : 自称専業主婦 1人。
調味料   : 
  02月12日(金) ヤマハ大人のヴァイオリン教室
             13:00~14:00
  02月13日(土) ヤマハアンサンブルフェスティバルの練習
             13:30~15:45
  02月14日(日) 杉劇アンサンブルの練習
             09:30~12:00

3日間ヴァイオリンに漬けて、様子を見てみましょう。
どんな料理が出来上がるでしょうか?

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二へドンがヴァイオリンで如何なる窮地に追い込まれていたかと申しますと、
2010年01月16日(土)に「 ヴァイオリン・クライシス!! うぎゃあ~!!」に
詳細を書いていますので、そちらをお読み下さい。
→ http://nihedon.hama1.jp/e812817.html

では、今日は3日間のヴァイオリン漬けで、どんなお料理が出来上がったか見て行きましょう。
この3日間が、二へドンのヴァイオリン・クライシスの最大の山場だった訳ですから。

2010年02月12日(金) ヤマハの大人の音楽教室へ。
いつもレッスン開始の時間が来て、先生が「 どうぞ。」 と仰ってくれるまで、ロビーで待ちます。
この日は雨も降っており、精神的にも余裕が無かったので、午前中の体操教室はサボりました。

  

Posted by ニヘドン at 19:08Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2010年02月05日

ヴァイオリンの臨界期をぶっ飛ばせ!!

写真はニヘドンがヴァイオリンのレッスンを受けている教室のディスプレイ。
季節毎に変わるのが楽しみ♪

ション・ボリコさんからのコメントに、又々熱く回答したくなったので、ご紹介します。

***************

そうですかっ。反省している!?
様子でしたかっ。
それはそれは喜ばしい光景ですね。
次回石田りんに会うのが楽しみになりました。
ところでニヘドンさんにヴァイオリンの事について
一つ質問があります。
ヴァイオリンを演奏する多くのアマチュアプレーヤーに
見受けられるのですが、
あのギーコギーコ音はヴァイオリンを習い始めて
どれくらいの期間で解消されるのでしょうか?
ヴァイオリンを六年習った私の友人が中学二年の時に皆の前で演奏。
そこでもギーコギーコ音が!
父の友人も長年ヴァイオリンを弾いているにも関わらず
ここでもギーコギーコ音がしていた!というのです。
というのも私も溢れ出る石田様への想いをヴァイオリンの音色に乗せてその旋律に酔いしれたい!。。。要するにヴァイオリンを習ってみたい(-_-;)のですが長年習ってあのギーコギーコ音に苛まれるのであれば少し考えるところあり、なのです。私はピアノをやっていた経験もあり習うのであればどちらにすべきか頭を悩ませていたところでありました。ニヘドンさんは三年目にしてアンサンブルにも挑戦されているんですよね。私もアンサンブルで音色を重ねてみたい!ちなみにヴァイオリンは消音機能はついていますか?音を出して練習されているのでしょうか? ション・ボリコ


******************************

ション・ボリコさんへのお返事として、今日はニヘドンの体験を踏まえて、語ってみたいと思います。

「 人間は大人になってからヴァイオリンを習い始めて、弾けるようになるのか!? 」

結論から言って、「 弾けるようになります! 」よ。
但し、子供が進む様にではなく、又全然別の過程を経てですけど。
しかも、インド悠久の歴史や、中国5000年の歴史もビックリの時間が掛かりますけど。

よく「 臨界期 」と言う言葉が使われます。
語学でも音楽でも、その他の分野においても、ある年齢までに学習を始めないと、ものにならないと言う事です。
ヴァイオリンの場合、研究者に寄って幅が有るのですが、大体 9歳〜 12歳までに始めないと駄目だと言われています。
でもこの「 臨界期 」と言う事には大きな落とし穴が有ります。
日本人に有りがちなブランド思考がね。
「 一流幼稚園に入れば、一流小学校に入れる。」
「 一流小学校に入れば一流中学に入れる。」
「 一流中学に入って一貫校で高校卒業して、一流大学に入れる。」
「 一流大学を卒業すれば一流企業に入れる。」
「 官僚になれたら、小細工でお金貯めて、退職金と年金で、悠々自適。」

世の中、そういうもんじゃ焼きじゃないだろう!
( そう言えば最近、全然もんじゃ焼きを食べていない。ニヘドン、焼き肉でも、お好み焼きでも、突然「 姫 」になるから、誰か姫の為に焼いてくれる人がいないと駄目な訳よ。)

一流の学校を出て、自殺する人もいれば、逆に人を殺めて死刑宣告を受ける人もいます。
心を育てなかったばかりに、配偶者に恵まれない人もいます。
学校や勤務先が「 一流 」と言うブランドである事と、その人の人生が充実感に満ちて幸福であるかどうかは全く別問題なのに、人は 「 一流 = 他人に対して見栄が張れる、とっても幸福な状態 」だと信じてしまう、深い深い思考の落とし穴に落ち込んでしまいます。

「 臨界期 」信仰も同じ様な物です。
ニヘドンは44歳で生まれて初めてヴァイオリンと云う楽器に触れました。
そして言わせて頂ければ、
「 臨界期? だから何? 」
「 それで? 」
「 それって何か役に立つの? 」

確かに、「 臨界期 」に関するデータは興味深いものが有ります。
しかし、臨界期までに練習を始めた人が全員一流の演奏家になる訳では有りません。
臨界期前にヴァイオリンを始めたのに、数年後に止めてしまう子供達は、掃いて捨てる程、存在します。
途中で止めてしまう場合、臨界期もへったくれも無いじゃないですか。
臨界期の学説には、人間の 「 好き 」と云う感情が欠落していると思います。
だから、臨界期前の子供が親に無理強いされて嫌々練習するのと、大人が自分がやりたくて、一生懸命練習するのと、どちらが理想の姿か、言わずもがなですよ。

大人は、子供に比べると一般的に進歩が遅いです。
喩えると、車のブレーキとアクセルを踏み間違える様なものです。
違う事は分かっていた筈なのに、間違えちゃったの。
で、子供は間違えちゃったら瞬間的に態勢を立て直す瞬発力が有るの。
大人は、間違えてアクセルを踏んだ事に気付いた瞬間、もう1回アクセルを踏んじゃったりする訳ですよ。
頭では分かっていた筈なのに、身体に神経が繋がってないみたいな感じ。
大人のヴァイオリン学習は、いつもブレーキとアクセルを踏み間違えている様なものです。

長年ヴァイオリンを習っているのに、ギコギコ音がするのは、ブレーキとアクセルを踏み間違えて
いるんですね。
弾いている本人達は、事故った後に反省する訳ですが、間違えちゃったものは仕方が無いだろー。
これがちょい苦しい。
教えている先生はもっと苦しい筈です。
先生に迷惑を掛けない様に一生懸命練習します。
これが大人の利点ですね。
子供なんか先生の気持ちなんかまるで気にしませんからね!

ただ、二へドンと、クラスメート達は、ギコギコいいません。
それはギコギコ言った時に、すかさず先生がその原因を指摘し、じゃあどうしたらいいのか的確に
アドヴァイスをしてくれるからです。
あんまり長くギコギコ言う場合は、演奏者の練習不足とか努力不足とか言うよりも、
先生が、生徒の未熟な部分を野放しにしてしまったからではないかと想像します。
恐らく、先生が 「 素人なんてこんなものよ。」 と注意する事をしなかったのでは?
そうしたら生徒だって、こんなものでいいのだと思ってしまうかもしれませんよね。

ギコギコ言うのは、複数の原因が考えられますが、大抵は、弓のスピード配分を間違えた時、
移弦する時に圧力の掛け方を間違えた時、移弦した時に弓の角度を間違えた時・・・・等々です。
原因は1つではないので、その都度その都度、先生が原因と対処法を教えてくれるのは
本当に助かっています。
やっぱり、生徒を見れば、その先生の手腕も分かろうというものです。
上手に弾く人と同じ先生に習うというのも、早く上達するコツかもしれません。

大人は、時間は掛かりますが、自分の目標を明確に持っているので、単調な反復練習に耐えられます。
ヴァイオリンを習うには遅過ぎるスタートだと云う事は本人が1番良く分かっているので、兎に角努力します。
ニヘドンのヴァイオリン仲間の中には、勤務先に毎日ヴァイオリンを持って行って、お昼休みに練習すると云う人もいますよ!
同僚が、「 上手くなったね。」と言ってくれるのが凄い励みになると言っていました。
その人は男性なんですけど、熱い気持ちはニヘドンと一緒です。
スタートが遅いからこそ、進歩が遅いからこそ、其処まで頑張れると云うのも、大人の利点かな?

子供にはこれからの長い人生が有るから、今日の練習がどれだけかけがえの無い貴重な瞬間か、分かりゃしないでしょう。
ニヘドン達は、もう人生の折り返し地点を越しちゃってる訳ですよ。
今、練習しなければ、もう時間が無いですよ!!

こういう切実なる想いに取り憑かれた人々は長いですよ。
ニヘドンの周囲にはヴァイオリン歴10年以上の人がざらです。
ニヘドンなんかまだまだひよっ子。
いや、まだ卵の殻にヒビが入った程度かな?

大人から始める、もう1つの利点は、他人の演奏を聴く経験が豊富と云う事も有るでしょう。
初めて楽譜を見た時、その曲を聞いた事が無い場合、自分1人で楽譜を読み解く作業って結構大変じゃないですか。
でも、知っている曲だったら、不思議にスラスラ読めちゃうんですよ。
これを逆手に取れば、3歳の子供が、一体どれだけ本物の音楽を知っていると言うのだ!?
まだコンサートホールにも入れないでしょ?
大人には、反射神経が乏しい反面、今までの経験から来る理解力が有ります。

先日のレッスンで、先生が言い得て妙な教えを授けてくれたのですよ。
テヌートの練習をしている時に、
「 お饅頭に、ヘラであんこを詰め込むように、べったり、べったり弾いて下さい。」って。
この一言で、ニヘドン達は一発でコツが分かって、いきなりテヌート上手になっちゃったですよ。
今時のお子ちゃまには、この「 あんこ詰め込む 」は分からないでしょう。
もしかしたら男性にも、ちょっと理解し難いかな?
この場合は、先生も生徒達も既婚者で台所に立つから、共通理解出来るものが効を奏したのでしょう。


もう1つ、臨界期を打ち破るとっておきの武器が有ります。
それは「 下心 」です。
ニヘドンの下心は、ダーリンとのデュオ演奏です。
( 恥ずかしいからダーリンの名前は伏せておきます。
ば…バレバレだけど……。)

ニヘドンのヴァイオリンが上手になったら、2人で演奏会。
デュオの名前も、もう考えて有ります。
「 若頭 & ドン 」。( 一体どこの組の者やん? )  (^。^;)

そして演奏後、2人でシャワー付き楽屋に行き、
「 お疲れ様♪ シャワー浴びる? 」
「 お先にどうぞ。」
「 あら、貴方からどうぞ。」
「 じゃ、一緒に入ろうか? 」

みたいな!  みたいなっ!!  みたいなああああ〜!!

はっはっはっ…。
うう〜。 この熱い妄想が、今日もニヘドンをヴァイオリンの練習に駆り立てるぅぅ…。
どうです?
大人には大人の上達方法が有るでしょう?


だから、大人になってから始めるのは遅いと決め付けずに、是非とも今からヴァイオリンを始めて下さい。

そしてもし貴方に、
・ 音楽が好き!と云う心
・ コンサートやCDを聴く経験
・ 憧れのダーリン
が揃っていたら、成功するのは間違い無し!!

迷うんだったら、始めてみて。
初心者には20万円位のヴァイオリンを勧める楽器屋さんが多いけど、ニヘドンみたいに8万円のヴァイオリンで十分ですよ。
でもネット通販の中国製の1万円のヴァイオリンは止めてって先生に言われました。


最後に練習の音の事ですが、ニヘドンは気にせず、ガンガン弾いてます。
思ったより、外からは気にならないみたいです。
最初、何度も家族や訪問客に外に立って聞いて貰ったけれど、弾いているのには気付くけれど、うるさいとは思わないと云う事でした。

二へドンのヴァイオリンのクラスメートは、マンション住まいなので、最初はサイレント・ヴァイオリンを
買いました。 そうしたら、1年後に壊れちゃったのです!
やっぱり「 電機製品 」 は壊れちゃうのよね。 
で、修理代を見積もってもらったら、5~6万円かかると言われ、彼女は凄く怒ってました。
結局彼女は生のヴァイオリンを買い、現在に至っています。
生のヴァイオリンは、弦や弓毛の張替えなどのメンテナンスは必要ですが、本体そのものは、
叩き壊さない限り一生ものですもの。

二へドンは消音器も嫌いで絶対につ使いません。
ヴァイオリンは響かせて何ぼの楽器なのに、消音器を付けてどうするの?
あれは、猿轡をかまされている様なものです。
或いは、靴下を履いたまま、ビーチサンダルを履く様な違和感が有るのです。
ヴァイオリンは、音の強弱や曲のニュアンスを出す為に、弓の使い方や、弦の押さえ方に
微妙な微妙なコントロールを要します。
消音器は、そういう微細なコントロールが使えないので、厭ですねー。

古い木造家屋なら音の心配は有るかもしれませんが、最近の密閉度の高い家なら、
雨戸やカーテンを閉めるという位で、そんなに神経質にならなくても良いのではないでしょうか?
ピアノ騒音殺人というのは過去に有りましたが、ヴァイオリン騒音殺人は聞いた事が無いし。
カラオケボックスに行ったり、地区センターの練習室を借りるとか、公園で練習するとか、
自宅以外にも色々出来るし。

ション・ボリコさん、頑張ってやってみて下さいね!!

***** 「 ヴァイオリンの臨界期をぶっ飛ばせ!! 」 ・ 完 *********



  


Posted by ニヘドン at 18:44Comments(1)ヴァイオリンレッスン

2010年01月31日

杉劇アンサンブル 第2日目

写真は、練習会場で配布された
「 杉田劇場開館5周年記念特別企画
〜 はじめまして、オーケストラピットさん! の巻 〜 」のコピーです。

いよいよ「 イソゴのハテナ 〜 海と梅と、これから物語り 〜 」の本番まで、後1ヶ月を切りました。
この音楽劇の目玉の1つに、「 杉田劇場開館5年間の歴史で初めて、オーケストラピットを使用する 」と云う物が有ります。
杉田劇場には折角オーケストラピットの設備が有るのに、今まで5年間も封印されて来たのは何故か?
まあ、オーケストラなりアンサンブルの生演奏をする演し物が企画されなかったと云う事も有るでしょう。
もう1つの理由は、オケピを準備するのに所要時間は4時間〜6時間!!
客席の前から3列 ( A、B、C 列 )を取り外し、床を90cm 下げます。
これが、ボタン1つで下がってくれないんですよ。
エレベーターじゃないんですから。
床を下げるのには、人間がハンドルを回します。
何しろ人力ですからね。
1ミリ単位で少しずつ少しずつ下がって行くんです。
こう云うのって、プロレスのリングもそうなんですよ。
下っ端レスラー達が、ハンドルをグルグル回して、リングをピンと張って行くのです。
「 20世紀少年 第3章 」のエキストラ出演をした時に、リングを張る現場を見て、たまげた事を思い出しました。

オケピを下げると、舞台の床から180cm も低くなるんです。
身長 154cm のニヘドンなんか、沈み込んで全く見えないでしょう。
もし、ニヘドンの頭が舞台の床より飛び出して見えたら、それはニヘドンが空中浮遊をしていると云う事ですから、お見逃しなく!!( ・ _ ・ )エッ..?

オケピを片付けて元に戻すのに、更に4時間〜6時間掛かります。
大変な作業なんです。
この内容は、壁新聞みたいに杉田劇場に貼られていますから、杉田劇場に行かれた方は是非読んでみて下さい。

さて、今朝はニヘドンは朝なかなか起きられませんでした。
朝5時頃起きて練習しようなんて、チラリと思ったのですが、もう全然無理!
08:15 にやっとこさ家を出る事が出来ました。
杉田駅のマクドナルドで朝のホットコーヒーを買い、いざ杉田劇場へ。
09:30に杉田劇場リハーサル室の「 コスモス 」に集合です。
09:05に到着してしまってので、ロビーでコーヒーを飲んで心を落ち着かせます。
第1回目の初見演奏大会で、自分には本当に練習が必要だと感じた割には、
譜読みが遅れに遅れ、結局ろくな練習が出来なかったので、かなり心には漣が立っていたのです。

コスモスで挨拶をし、出欠を取り、早速パート練習の為、それぞれの部屋に散って行きます。
1st Violin ・・・・・・ コスモス ( 担当講師 : 青木るね先生 )
2nd Violin ・・・・・ 練習室C ( 担当講師 : 有馬千恵先生 )
Viola ・・・・・・・・・・ コスモス控え室 ( 担当講師 : 高野香子先生 )
Cello ・・・・・・・・・・ 練習室A ( 担当講師 : 久武麻子先生 )

01月09日(土)の第1回練習の時に楽譜を9曲分貰い、全然消化出来なかったのに、
今日更に5曲の楽譜が追加されました。
しかも、1曲は楽譜が差し替えられました。
更に、もしかしたら序曲が加えられるかもしれないと・・・・・・・・。 たら~り。
蝦蟇の油なら薬になるかもしれないけど、二へドンの油は・・・・・・・・・・・・・。

この間、小学校での読み聞かせの時、久し振りにQUEENに会い、杉劇アンサンブルの話をしました。
「 14曲も演るんだよ! 今までの発表会はMAX2曲だったから、二へドンの脳の引き出しには
  2曲しか入らないんだよ!! 」 と訴えました。
QUEENも 「 そりゃプロじゃん。」 と宣まった程。

でも、自宅で1人で練習している時には、全く埒が明かなかったのに、有馬先生にアドヴァイスをして
もらうと、何だか出来る様な気がして来ました。
やっぱり、プロのオーケストラの現役の方は、説得力が違います。
楽譜の読み方( 例えば4分音符を4分音符で弾いてしまうと遅れるから、8分音符で弾くとか。)を
色々教えて頂きました。
1つ1つの音符に惑わされないで、基本の音をしっかりと掴む事。
メトロノームを使って、ゆっくり練習し、1つずつ目盛りを上げて行く練習をする様に薦められました。
兎に角、途中で何があっても、外してはならない箇所を外さなければ、アンサンブルは成り立つという
極意も分かった様な気がします。
今まで如何に自分が、楽譜の1つ1つの音符の呪縛に捕らわれていたのか実感出来ました。
「 全体 」を見失っていたら、1つ1つの音符なんて意味が無いんですよね。

何か、アンサンブルの醍醐味の扉を開かれてしまったみたい。
今まで丸3年間ヤマハの教室の1クラスだけで練習をして来て、漸く今、外の風に当たって、
本当の音楽ってどういう風に演奏するのか、やっと1歩を踏み出したって所かな?
沢山の楽譜を渡された時には、「 何て厄介な事に顔を突っ込んでしまったのだろうか。」とビビリましたが、
今では、新しい事にチャレンジして、実りが多いという風に感じられます。
2月は、練習に頑張ろうと思います。

毎回練習の様子がレポートされた「 ハテナ通信 」が配布されました。
アンサンブル その1   と   クワイア その5~8です。

さこれからの予定
02月07日(日) 9:30~12:00 パート練習。
02月14日(日) 9:30~12:00 合奏。( 杉劇クワイアとの合わせ )
02月21日(日) 9:30~12:00 パート練習。
 ↓
本番 磯子区民文化センター 杉田劇場 開館5周年記念事業
    区民参加音楽劇 「 イソゴのハテナ ~ 海と梅と、これから物語 ~ 」
 2010年02月27日(土) 15:00~
 2010年02月28日(日) 11:00~ / 15:00~
 会場 : 磯子区民文化センター杉田劇場ホール
 チケット : [ 全席指定 ] 
        4歳~中学生以下 1,000円  高校生以上 2,000円

***** 「 杉劇アンサンブル 第2日目 」 ・ 完 ***************  


Posted by ニヘドン at 16:59Comments(2)ヴァイオリンレッスン

2010年01月16日

ヴァイオリン・クライシス!!   うぎゃあ〜!!

クライシス
三省堂 New Crown 英和辞典より
crisis [ kraisis ] 名詞
  複数形 crises 
  危機、重大時局、非常時、
  病気のとうげ、生死の分かれ目、
  危険期。

二ヘドンは今、
追い詰められています。
練習しなければならないヴァイオリンの曲が
余りにも多いからです。
杉田劇場5周年記念の区民参加の音楽劇
「 イソゴのハテナ 」に
アンサンブルのメンバーとして
参加するのです。
オーディションも何も無い、
ただ申し込み用紙を提出するだけの
簡単な応募方法だったので書類を出しました。
定員以上の応募が有った場合は抽選になると云う事でしたので
「 駄目で元々 」の気持ちで応募しました。
応募者はとてもとても少なく、「 一緒に演ろうよ。」と誘った fu-chan もニヘドンも共々、参加する事に相成りました。

全く経験の無い連中って恐ろしいですねぇ。
約90分の音楽劇のオケピに入ると云う事がどう言う事なのか、まるで分かっていなかったのです。
01月09日(土)に杉劇アンサンブルのメンバーの初顔合わせが有りました。
そこで楽譜を渡されたのですが、8曲有りました。
次の月末の練習の時に残りの5曲の楽譜を渡すと言われました。
げっ! ゲツ!! GE!!! の鬼太郎!?
全部で13曲ですか!?
後2ヶ月で本番で、ド素人に13曲も弾かせるのですか?

初見演奏大会が行われましたが二へドンはほとんど弾けませんでした。
だって弓のアップ、ダウンの記号も、指番号も、ポジションの番号も何も書いていない楽譜で
二へドンが弾ける訳無いじゃありませんか。
指番号を書かせる事に反対する先生もいますね。
いつまで経っても指番号に頼り、自分で楽譜が読めるようにならないからって。
そりゃあ、これからお育ちになるお子様なら、そうでしょう。
でも二へドンがヴァイオリンのレッスンを受けるに当たってのポリシーは
「 どうせ今更プロになる訳じゃなし。 」ですからね。 ( 笑 )

曲は皆、難しいのです。
D Major の曲が有ります。 E♭ Major の曲も有ります。
G Major から E Major に転調している曲が有ります。
C Major から A Major に転調している曲も有ります。
曲毎に調が違うのは、初心者にはかなり大変なんですけど・・・・・・。
作曲した人は、アンサンブルには初心者も入るって分かって作ったのかなあ?

この試練にぶつかって、二へドンは1つ気がついた事が有ります。
YAMAHA のテキストは素晴らしい!!
初心者が無理なく弾ける曲だけを厳選してテキストに載せているのね。 それがよく分かった。
YAMAHAのテキストは、ピツィカートの前後には必ず休符がたっぷり有るもん。
休符が8分休符だけとか、全然休符が無い部分も凄く多いの。 うえ~ん。
もう二へドン弓をぶん投げちゃうかもしれない。

01月15日のYAMAHAのヴァイオリンのレッスンの時に、先生から
「 これ、アンサンブルの楽譜です。」って楽譜を渡されました。
「 ? 何これ? 」・・・・・・・・・・・・・・・
あ! 思い出しました。 04月10日にYAMAHAの大人の教室に通う生徒達による
「 アンサンブル フェスティバル 」が すみだトリフォニーホールで行われるので
11月に申し込んでおいたのでした。
駄目元で。 と言いますのも、これって毎回参加希望者が殺到して、大激戦なんだそうです。
いつも「 とにかく先にお金を払って下さい。」のYAMAHAさんが( 笑 )
「 お金は後でいい。 参加が確定してから。」と言い出す程の激戦イベントらしいのです。
参加確定は12月中旬で、参加の連絡を受けてから参加費の納入と言う事だったので、
連絡を待っていました。
ところが参加費の納入期限を過ぎても何も言って来ないので、駄目だったと思っていました。
駄目なら駄目だったって、一言連絡が欲しいよね。
レッスンの時に、受付に確認しても良かったのですが、イベントのタイトルを失念し、
後で募集要項が出て来たら確認しよう・・・・なんて有耶無耶になっていたのでした。
YAMAHAみたいに組織が大きいと、「 イベント 」とか「 ヴァイオリンの 」とかだけじゃあ、
分からないんだよね。
支店独自のイベントも有るし、本部主催のイベントも有るし。
募集要項どっか行っちゃった二へドンも、かなりボケボケなのでござんした。

もう落選したのだろうと記憶から消えかかっていたアンサンブルの楽譜が来てしまったと言う事は、
練習をしなければならないと言う事だにゃ。
曲は2曲。
J.S.バッハの 「 ブランデンブルク協奏曲第3番より 第1楽章 」。
         長いなあ。 136小節有りますよ・・・・・・・。
V.ウィリアムズの 「 グリーンスリーブスによる幻想曲 」。
         む・・・・・難! ♭を4つ付けるなっつうの!!
         これまだレッスンでスケール練習してないから、甚だ心元無いっすよ!
アンサンブル・フェスティバルの練習は3回設定されており、最初の練習は02月13日(土)。
おい~!! かぶるよ!! かぶるよ!! 杉劇アンサンブルの練習と同時進行しろと!?

ヴァイオリンのレッスンでも、先週から ベートーヴェンの 「 ICH LIEBE DICH ( 君を愛す )」に
入りました。 楽譜だけ見るととてもシンプル。 簡単に弾ける筈だったのに、む! 難しい!!
何でよー! こんなのピアノで右手だけで弾いたら二へドンでも初見で十分に弾けるでしょー?
いやはや、いやはや、ヴァイオリンを弾くのは難しいわ。
「 ミーレドド 」 の所とか、「 ファーミレレ 」 の所みたいに同じ音が続く所を うまくドルチェに
弾いてやらないと、二へドンは行進曲みたいだって先生に言われた。 ぎゃぼ~ん。

という事はですよ。 二へドンは今月、杉劇アンサンブルの8曲と、
YAMAHA アンサンブル・フェスティバルの2曲と、 通常のレッスンで練習する曲と、
11曲目鼻をつけないといけない訳ですね?
うごごごごご・・・・・・・・これって人生最大の試練かも。
子供の頃からヴァイオリンを習っている人はいいよ。 これ位はへの河童でしょう。
でも全ての音符に指番号と、弓のアップ、ダウンの記号と、ポジションの色分けが必要な二へドンに
1度に11曲は拷問ですな。

04月24日(土)には息子ちゃんのエレクトーンの発表会に二へドンもヴァイオリンでゲスト出演するらしい。
らしいって・・・・・もう出るって返事しちゃったんだけど。
これはもうレッスンで練習したエルガーの「 愛の挨拶 」を演るつもりなので、復習で済むけど。

10月11日(月・祝)はうちらのヴァイオリン教室の発表会だってよ。
それが終わると又クッキング・アンサンブルがあって・・・・・・・・・・。

たまたま今朝イギリスの大衆紙 The Sun をネットで読んでいて、
スーザン・ボイル( Susan Boyles )の記事を見つけちゃったよ。
SuBo ったら、ロンドンのヒースロー空港でモップをマイクに仕立てて歌い踊ったらしい。
Mop idol とか bizarre performance とか書かれていたけれど、
SuBo と二へドンはほとんど同い年だから、分かるような気がする。
年齢的に疲れが溜まり易いお年頃かも。
二へドンはブログで発散するんだけれども、SuBo はネットはやらなさそうだよね? やるの?
SuBo はシカゴにオプラ・ウィンフリー( Oprah Winfrey )ショーに出演に行く前だったのだけど、
アメリカでは静かに過ごしたのでしょうか?
二へドンがどこかのホールでモップ持って歌い踊っていたら、ああ、二へドンはヴァイオリンの練習の
し過ぎなんだなと、哀れんでやって下さい。
二へドンがどこかのホールでモップ持って掃除をしていたら、ああ、二へドンは今度そういうバイトを
始めたんだなと、思ってやって下さい。

しかし、毎日ヴァイオリンの練習が気になって気になって、おちおち映画も見られないんですよ。 ふー。


***** 「 ヴァイオリン・クライシス!!   うぎゃあ〜!! 」 ・ 完 *********

[ お知らせ 」

2009年07月14日にアップした記事
「 後半・『 横浜から世界の音楽を 』 カジュアルコンサート 」を完成させました。
是非お読み下さいませ。 → http://nihedon.hama1.jp/e113483.html  


Posted by ニヘドン at 00:03Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年12月19日

2009年最後のヴァイオリン・レッスン

2009年12月18日(金)

ヴァイオリン・レッスン

先ずは1人ずつ調弦を先生に見て頂きます。
ここ数ヶ月、ニヘドンのヴァイオリンの泰次郎君は、
音が大きく狂う事が無く、非常に安定しています。
「 この人は自分で調弦出来ない人だから。」と、
泰次郎君が気を使ってくれているのでしょうか?
それとも1日の練習時間が増えたので、
泰次郎君のコンディションが良いのでしょうか?
( 人の身体でも、道具でも、長らく使わないと
  調子悪くなりますものね。)

YAMAHA ヴァイオリン・テキスト 3

・ P.9 6番と7番のポジション移動の練習。( 写真参照 )
  今までのポジション移動の練習は 1の指を基点に行なって来たので、
  2の指や3の指を基点にするのはとても難しかったです。
  思わず先生も笑ってしまうしかない出来映えでしたよん。
  ただ、ポジション移動そのものは、自分の1年前と比べると
  とてもスムーズに行く様になったと思います。
  以前は、ターゲットに狙いを定めて、
  「 お前が欲しいんだ、ベイベー! 」 ガバーッ!!!って感じで移動していました。
  今は、横浜ベイブリッジの夜景を見下ろすバーラウンジで、
  「 アタシは女の子だからカンパリソーダにしておく。」みたいな意味の無い事を言いつつ
  運ばれて来たカンパリソーダを一口飲み、隣に座っている男の首筋を指先で撫でるみたいな感じで、
  弦の上を滑る様に移動出来る様になりました。
  この滑走感は、弦楽器ならではの味わいです。
  弦の上を途切れ無く、滑走する事が出来るのですから。  

Posted by ニヘドン at 22:56Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年11月07日

メノモソモソ !?

2009年11月06日(金)

久し振りにヴァイオリンのレッスンについて書きます♪
ヴァイオリンのレッスンについて書かなかったからと言って、サボっていたとか止めちゃったとか、そんな事は無いです。
忙しい主婦ブロガーの振りをしつつ、実は密かに自宅でヴァイオリンの特訓に励んでいたのでした。
お父さんは寄る年波に勝てずに禿げんでいたのでした。

10月から新しいテキストに入りました。
ヤマハの「 大人の音楽教室 」のヴァイオリン・テキストが改訂されたので、ニヘドン達は3冊目のテキストから新バージョンを使っています。
新しいテキストは使いにくいです。
前は、テキストの前のページから順番に進んで行くので、レッスンを休んでも、次はどの辺か目安がつけやすかったのです。
新しい本は項目毎の構成なのでレッスンの始めは、いきなり41ページから入ります。
「 EXTENSIONS 」の Warming Up の6番から練習です。
これは僅か4小節の練習ですが、「 オクターブの響き 」が課題で、もう3回レッスンで取り組んでいますが、まだ合格に至っていません。
楽譜に書かれている音( 4番線と3番線 )だけではなく、3番線と2番線に移動して弾いたり、更に2番線と1番線に移動したりして、どんどん応用を展開していきます。
今まではファースト・ポジションのオクターブ練習でしたが今日はサード・ポジションで練習しました。
後半2小節は重音( じゅうおん ) = 和音でダウンで弾いてアップで返します。
毎回この重音が駄目なんですよ。
ニヘドンの場合、特に1番線を使う重音がヘタクソなんです。
「 弓を立てて! 」先生からのアドバイスです。
よく先生から注意されるのは、 「 重音を弾く時は、弓を持つ手の力を抜け 」という事です。
でも完全に脱力しようとすると、弓が、1本の弦にしか乗っていないという事態になりかねません。
弓を2本の弦に乗せつつ、尚且つ力を抜いて、弓を上下させろ・・・・・と。
なかなか腕がこの微妙なバランスを覚えてくれないんですよね。

次にテキストの10ページを開けます。 D Major スケールの練習です。
今まではファースト・ポジションからサード・ポジションに移動して弾いていましたが、
今日は全てをサード・ポジションで弾きます。
スタートの音「 レ 」の楽譜には指番号が2つ印刷されています。
音符の上に印刷されている 「 0 」は、ファースト・ポジションの場合の指番号。
音符の下に印刷されている 「 2 」は、サード・ポジションの場合の指番号です。
サード・ポジションが「 2 」 の指から始まるのは、印刷されているから明らかなのですが、
じゃあ、その「 2 」の指をどの弦の上に乗せるのさ? これが瞬間的に分からなくて、
弦の上を指がさまよっていたら、すかさず先生が 「 4番線です! 」と助け舟を出してくれました。
あちゃー。 これじゃあ、まだ全然サード・ポジションが弾ける事にならないよねー。( 汗 )

D Major Scale はもう散々練習して来たと思っていたら、全部サード・ポジションで弾こうとすると
滅茶苦茶になっちゃいました。
しかも楽譜に誤まった書き込みをしていた事に気が付いてしまいました。
スケールの下降型の時に、本来は 「 レ 」 と 「 ド 」 が半音関係なのに、
「 ド 」 と 「 シ 」が半音関係のマークを書き込んでしまっていたのです。
今まで気が付かなかったって、どういう事!? 汗・・・・汗・・・・・・汗・・・・・汗・・・・・・。  

Posted by ニヘドン at 07:52Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年07月18日

雨にぬれても練習しろ!!

2009年07月17日(金)

ヴァイオリン・レッスン

いつも通り1人1人の調弦を先生がみてくれます。
二へドンが自力で調弦すると時間がかかり過ぎるので、
先生が糸巻きを回してくれちゃいます。
楽ち~ん!!
( だからいつまで経っても自分で出来ないのね!)

B♭Major のセカンド・ポジションでスケールをします。
・ 1つの音を3拍ずつ伸ばして。
  このスケールをレッスンの中で練習するのはこれで4回目。
  かなり慣れて来たと思いきや、今日も先生からの駄目出し有り。
  右腕の動きについて。
  腕の上の筋肉を意識しちゃっているので、下の筋肉を意識しろと。
  下の筋肉を土台にして動かせば、安定した音が出るらしい。
  これが難しいのよ。 例えばご飯を食べるときに、箸を持つ手の
  どこの筋肉を使っているか考えながらご飯を食べる人いる?
  普通、自分の身体のどこを使っているかなんて分からないよ。 
  筋肉の使い方なんて、親も学校の先生も何も教えてくれなかったもの。
・ 2つずつスラー。
・ 4つずつスラー。
  スラーの時、二へドンは運指に夢中で、1つ1つの音がわざとらしく
  バラバラに聞こえるので、指から指への重心移動を滑らかにするよう
  先生から注意されました。
  電車の中でもエア運指をして鍛えているつもりなのですが、
  まだまだ結果が伴いません。( 泣 )  

Posted by ニヘドン at 23:26Comments(2)ヴァイオリンレッスン

2009年05月30日

「 残念でしたねぇ。」

2009年05月29日(金)

ヴァイオリン・レッスン

ニヘドンが受けているヴァイオリン・レッスンは月に3回 有ります。
毎月、第1金曜日とか第2金曜日とか決まっているのではなく、その月その月の先生のご都合で
レッスン日が指定されます。
なので、金曜日のマチネのコンサートが有る時は、「 この日は休みになりますように。」と
祈ったりなんかして。( 笑 )

新日本フィルが金曜日の午後2時の演奏会をシリーズで演るんですよ。
写真がそのコンサートのパンフレットの表紙です。
土曜日も同じプログラムを演るんですが、金曜日の方が料金が滅茶苦茶に安いんです。
ニヘドン的には、セット券を買いに走りたい所なんですが( ただでさえ安いのに、さらに10% 引きですよ! )
ヴァイオリンのレッスンと重ならない日が一体何回有るだろうか?
ヴァイオリン・レッスンは1回当たりのレッスン料が 3,500円だから、よっぽどの事が無いと休みたくないし。
因みにニヘドンはこの2年8ヵ月の間、レッスンの欠席は無しです。
( レストランに行って30分遅刻した事はあるけど! (^。^;) )

でも来週は金曜日にイベント取材が入るかもしれなくて、初めてヴァイオリン・レッスンを欠席する危機かも!?
先生にその旨を伝えたら
「 あなたがお休みするなんて珍しいわね。」と言われてしまいました。
先生、すみません。
レッスンよりイベントを選んでしまって! ( 汗 )


先週はレッスンは有りませんでした。
これがねぇ、練習を怠けてしまう大きな要因なんですねぇ。

「 練習期間が2週間も有るから、余裕でしょ−。」と、日々の練習内容が甘くなってしまうのです。
特に今回はヴァイオリンに全く触らない日が3日も続いたりなんかして…。
いかんなぁ…。
3年近くやってると中だるみが来るのかなぁ…。

では言い訳でもしておこう。
何故ニヘドンがヴァイオリンのレッスンをする暇が無かったか。

05月15日(金) ヴァイオリン・レッスン
        試写会 「 重力ピエロ 」
05月16日(土) シュナイト音楽堂
        ブリリア・ショートショート・シアター Z プログラム
05月17日(日) ドリーム・オブ・ハーモニー練習
        はまぎんヴィアマーレ 青島氏&神奈川フィルのコンサート
05月18日(月) みなとみらいクラシッククルーズ vol.2
       午後 〜 夜 仕事 3本
05月19日(火) 体操教室
       仕事 1本
       試写会 「 スタートレック 」
05月20日(水) 映画 「 シリアの花嫁 」
        夕刻 〜 仕事 3本
05月21日(木) 仕事 4本
05月22日(金) 体操教室
             映画 「 エレジー 」
       映画 「 バンクジョブ 」
05月23日(土) 東フィル 子ども定期演奏会
       KAMOME ライブ
05月24日(日) ドリーム・オブ・ハーモニー 練習
       新日本フィル 午後2時のコンサート
      KAMOME ライブ
05月25日(月) 中央図書館
      夕刻 〜 仕事 3本
05月26日(火) 仕事 4本
05月27日(水) マミ・フラワー 花展
      石田様リサイタル( 横浜みなとみらいホール 小ホール )
05月28日(木) フラワーアレンジ・レッスン
      はまっこ お話会
      試写会 「 真夏のオリオン 」
05月29日(金) 体操教室
      ヴァイオリン教室
       石田様リサイタル ( 川崎・宮前市民館 )


んね? この合間を縫ってヴァイオリンの練習をするのだから大したものでしょ?

  

Posted by ニヘドン at 19:32Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年05月07日

「 蘇州夜曲 」

05月01日(金)のヴァイオリンのレッスンから、「 蘇州夜曲 」の練習に入りました。

それまで練習していた サミー・フェイン作曲の 「 慕情 」を仕上げるのだとばかり思っていたのです。
「 慕情 」は見てもらえなかったので、「 慕情 」一筋に家で練習して来たニヘドンは拍子抜けしてしまいました。
レッスンの後、クラスメート の f-chan にその事を訴えたら、「 私もですよ。」 と言っておりました。

で、いきなりの「 蘇州夜曲 」に面食らってしまいました。
先生が非情にも次々に口頭で指番号を読み上げるのを、生徒達は必死に楽譜に書き写して行きます。
ふー、やれやれ。 セカンド・ポジションから始まる曲ですよ。
これが曖昧なポジションなんですよ。 初心者泣かせのポジションですね。
ファースト・ポジションは、糸巻きの方を基準にするから分かります。
サード・ポジションは、左手の小指の側を、ヴァイオリンのボディに触れて位置の確認が出来るので、
まあ分かります。
セカンドは、ファーストとサードの中間なので、音がずれやすいの何のって!!

セカンドから始まり、3小節目の途中でセカンドに移動。 7小節目からファーストに戻り、
11小節目の途中で再びセカンドへ。
13小節目の終わりでファーストに戻り、17小節目の終わりでサード・ポジションへ。
18小節目の終わりにファーストに戻り、25小節目の途中でサードに上がり、
26小節目の終わりで、ファーストへ。
29小節目の途中でサードに上がり、30小節目でファーストに下りて、そのままフィニッシュ!
忙しいなあ。 ボッとしていられない曲ですね。

「 伴奏君 」の素敵な伴奏で、1回全員で弾いてみます。
指板の上に左手を置いて確かめるだけでも良いし、いきなり弾いちゃっても良いのです。
個人個人のやりたい様にやらせてくれる、自由度の高いレッスンです。
二へドンは、 「 実際に音を出してみないと分からない 」派なので、弾ける弾けないはともかく、
実際に弓を弦に当てながら左指を確認していきます。
この曲は、とてもゆっくりで、楽譜には 「 Slow ( ♪=75 ) 」 と印刷されています。
かなり遅いテンポです。 ・・・・・・・・・ 
でも、だからと言って二へドンが初見で弾けるという意味では全然有りません。
孤軍奮闘したのですが、結局先生のソロ演奏と同じだった・・・・・・・・・・・・・・。

家に帰って弾いてみたら、出来ませんねえ・・・・・・。
やはり曲はどんどん難しくなっていると言う事ですか・・・・・・・。
こうなったら、1小節ずつ出来る様にして行くしかありません。
しかし、現実は・・・・・・・・・・・
05月01日(金) ヴァイオリン・レッスンの後、LFJ 前夜祭スペシャルコンサートへ。
05月02日(土) ブリリア・ショートショート・シアターで短編映画を楽しむ。
05月03日(日) ラ・フォル・ジュルネ( LFJ )08:30 ~ 23:00
05月04日(月) LFJ 08:30 ~ 22:00
05月05日(火) LFJ 09:30 ~ 21:00
05月06日(水) 川崎・はいさいFESTA 、 映画 「 Red Cliff Part Ⅱ 」を見る。

こんなお出かけ三昧のゴールデン・ウィークだったので、ヴァイオリンの練習はいまいち・・・・。
そこで今日、05月07日に、みっちりと「 蘇州夜曲 」を練習しました。

二へドンが新しく練習する曲を始めるには、念入りに準備をする必要があります。
1. 指番号を書く。
2. ポジションを書く。( 二へドンの場合、ミスを防ぐ為にマーカーで色分けをします。)
3. 弓のアップ、ダウン ( 弓を上げるか、下げるか )の記号を書く。
   これを書いておかないと、途中から演奏を始める時に、どっちから始めるか分からないのです。
4. スラーの部分を○で囲む。 ( これも見落とすと弓のアップ、ダウンが逆になっちゃうからね。)
5. 半音関係の音同士を線で結びます。
   これを記入しておく事で、指をくっつけるのか、開くのかが瞬時に分かります。
   ( 楽譜を見ただけで、瞬時に判断出来ない私なのです。)

ヴァイオリンを弾くには、上記の5つの作業をしておかないと、二へドンはヴァイオリンが弾けないのです。
今日は朝、昼、夜と3回練習して ( トータル2時間位 ) 全く弾けないレベルから、
まあこれなら次のレッスンで先生を必要以上に困らせなくていいぞ。。。。というレベルまで
進むことが出来ました。
まだ曲の雰囲気を出す事が全然出来ないのですけれど。

二へドンは、ヴァイオリンを練習する時、ヴァイオリンのインスピレーションが沸く程には
ヴァイオリンが身体に沁みていないので、曲についての情報をゲットするようにしています。
幼児から始めた学習者との違いは、大人の方が、情報量が多いという事です。
大量の情報から、自分で構築できるイメージは、3才児よりは鮮明でくっきりしているはずです。

「 蘇州夜曲 」 服部 良一 ・ 作曲      西条 八十 ・ 作詞
Youtube で、李香蘭が歌っている動画を見てみました。


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Posted by ニヘドン at 23:16Comments(2)ヴァイオリンレッスン

2009年04月24日

「サミー・フェイン暗殺計画」 未遂に終わる。

2009.04.24(金) 12:50

エレベーターの扉が開いた。
中に乗っていた女が、エレベーターホールの左右に素早く視線を走らせる。
エレベーターホールには誰もいない。
ふー。 女は溜め息を漏らした。 極度の緊張の為か、額にうっすらと汗をかいている。
女は腰まで届く長い髪を振り乱していた。
女の背中には、長さ80センチ程のケースが背負われていた。
自動小銃でも入っているのだろうか。
女はロビーの中を真っ直ぐに進む。 1番奥のカウンターの椅子に腰を下ろす。
女は目だけで、絶えずロビーの隅々を見やっていた。

女の背後で軽い足音がした。 ロン毛女はビクッと背中を緊張させ、振り返る。
「 こんにちは。」 ショートカットの女がロン毛女に声をかけた。
ショート女も、長さ80センチ程のケースを手に持っていた。
2人の女達は意味ありげに目配せをすると、互いに押し黙って何かを待っている。

数分後、3人目の女が現われた。 彼女はセミロング・ヘアーだ。
彼女もやはり他の2人と同じ様にケースを持っている。
ごくり。 女達はつばを呑み込む。
いよいよ 決行の時が来た。 失敗は許されない。

*************************************

時は遡る。
2009.02.27(金) 13:40

3人の女達は、レパートリー集の34ページを開くように先生から指示された。
「 右から2番目の星 」の楽譜であった。 今日からこの曲を練習する事になるらしい。
前奏4小節を含め、40小節の曲である。
先生が指番号を教えてくれるのを、各自楽譜に記入して行く。
約32小節を 初心者が泣いて喜ぶファースト・ポジションで弾く。
「 ふっ。 ポジション移動で苦しまなくて良い曲じゃん。 」
舐め舐めの態度を丸出しにするロン毛女だった。
先生と一緒に、ざっと弾いてみる。
ロン毛女は全くついていけなかった。
「 ちぇっ! 家で特訓だな。 」
しかしこの日は 新しく E♭ Major のスケール練習に入り、この練習もしなければならない。
ブラームスの交響曲第1番 第4楽章のテーマ部分も、納得の行く出来ではなかったので、
これもさらに練習をしたい。
E♭ Major のアルペジオも何とかしなければならない。
スウィング・ジャズ調の8小節のエクササイズも決着を付けなければならない。
この時、ロン毛の女の心に 「 右から2番目の星 」の作曲者であるサミー・フェインに対する
憎悪の小さな火種が芽生えた。

2009.03.06(金) 13:45

「 右から2番目の星 」のレッスンが始まった。
1週間自宅で練習した割には、成果が上がっていないようだ。
セミロング女が言った。 「 ポジション移動もそんなに無いのに、どうして難しいんでしょうね? 」
分からん。
ただロン毛女の場合、前奏でテンポが揺れるの弱点なのだ。
この女は、テンポを揺らされると、もう着いて行けない体質なのだ。
日本に稲作が伝来して以来、女の先祖一族はずっと稲作に従事して来た。
田植えをする時のリズムは、「 1,2。 1,2。 」 なのである。
テンポを揺らしてしまったら、稲を等間隔に植える事が出来なくなるではないか。
テンポは揺らしてはいかん。 DNAがそうなっているのである。
「 右から2番目の星 」は、楽譜に Moderato と書かれている。 中位の速さだ。
それが2小節目accel. と書かれている。 アッチェルランド。 段々速くなのだ。
もう2小節目で段々速くですか? だったら最初から速くしておくっていうのは駄目なんですか?
3小節目で rit. と書かれている。 リタルダンド。 段々遅くである。
むむむむ・・・・・・・・。 1小節毎にテンポを変えなければならない?
ここは前奏なので、ヴァイオリンは弾かなくて良いのであるが、しかしめまぐるしく変わるテンポを
聴いているだけで、自分のパートのテンポが維持出来ない体たらく。

21小節目には、こう書かれている。
poco piu mosso ( ポコ ピュウ モッソ ) 少しさらに動きを持って。
つまり少し速くという事だ。
28小節目には、こんな言葉が出て来る。
poco rit. ちょっとゆっくり。
ちょっとって、どんだけなんだ? 
29小節目は、こうだ。 Andante rubato ( アンダンテ・ルバート )。
自由な速さで。 自由ってどんだけ? 先生の指示ではモデラートよりゆっくりで良いとの事。
34小節目で、rit. 
35小節目で、 a tempo ( アテンポ )。 元の速さで。
つまりモデラートに戻る。
38小節目rit. 
「 あのさ。 そんな風に態度をコロコロ変えられたら、付き合うの難しいよ。 
  もっと、自分のポリシーを貫いたら? 」
ロン毛女は、ルロイ・アンダーソンの「 踊る子猫 」もまだマスターしていない。
理由は同じく、頻繁にテンポが揺れるからだ。  

Posted by ニヘドン at 20:42Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年04月03日

正体不明の何物かに襲われる日々

2009年04月03日(金)

キャー!!
女は思わず悲鳴を上げてしまった。
鎌の様に湾曲した刃で襲われたのだ。
サクッと皮膚に線が刻まれる。
細い赤い線が重なる。
赤い線はそのまま盛り上がるかに見えたが、重力に引っ張られて、つつつ…と皮膚の上を流れ始めた。
「 痛い!」
女は美しい顔をしかめる。
女はOL時代によくコピー取りでコピー用紙で指を切った。
大した傷ではないのに、妙に痛かった事を思い出していた。

今、女を襲っているのは刃渡りは大した物ではない。
ドールハウスのミニチュア位の小ささなのである。
カッターナイフの刃よりも、もっともっと薄いもの。
しかし、それが無数に無数に襲って来る。
女は言い様の無い恐怖に襲われた。
こんなに小さな傷だって、こんなに僅かの出血だって、何千何万と云う傷を負ったら、失血死してしまうかもしれない。

何故こんな状況に追い込まれたのか、女は分かっていない。
気がついたら襲われていたのである。

「 一体、アタシが何をしたって言うのよ!? 」
理由なんかもうどうでもいい。
一刻も早くこの状況から逃れなければ!
女はよろける足元をとにかく前へ前へと進めた。

湾曲した刃物は尾いて来る。
まるで目が見える様に正確に女を目掛けて真っ直ぐに向かって来る。
女は更に悲鳴を上げた。
今度は黒い球の様な物が無数にぶつかって来たのだ。
黒い球は小さく重量は無い。
しかしこれも無数に襲って来るのだから堪ったものでは無い。
ひょうが当たるかの様な感触だが、これも休み無く当たり続けたら身体はどうなってしまう事か。
女は黒い球を両手で払う。
払っても払っても、黒い球の攻撃は止まない。
湾曲した鎌の攻撃も止まない。
女はよろよろと、その場から逃れ様と虚しく歩を進めるだけ。
手で払っても効果は無し。
足で蹴っても効果は無し。
叫んでみても攻撃は変化無しだ。

その内に、耳も不愉快な状態に置かれていた事に気付いた。
刃物と黒い球を追い払う事に夢中で今まで意識上に上って来なかったが、そう言えば先程から嫌な音がずっと耳の皷膜を刺激していたのだ。
黒板にチョークを立ててつつつ…と音を引き摺る様な耐え難い音。
女は激しく頭を振ったが、神経を逆撫でにする音は止まない。

心身共にヘトヘトになった女はそれでもノロノロと歩みを進めた。
ここで足を止めてしまったら、また新たな敵が襲って来る様な気がして、それが底無しの沼に引き摺り込まれる様に怖かった。


…………。
1週間が経った。
女が置かれた状況は変わっていなかった。
女は連日の様に湾曲した鎌の様な刃に襲われ続けた。
小さな黒い球も相変わらず女を襲い続けた。
耳を覆いたくなる不愉快な音も、ずっと皷膜の内側までをも震えさせていた。

前方に建物が見えて来た。
女は目を疑った。
あの建物の中に入れば、ずっと自分を襲い続けている攻撃から逃れられるかもしれない。
建物の中には、化け物がいるのかもしれない。
でも取り敢えず、今自分を襲っている、この敵からは何とかして逃げたい。

女は意を決して扉を開けた。
「 こんにちは。」 明るい声が女を迎えた。
部屋に居たのは、ショートカットの女性であった。

「 時間になったので調弦を始めましょうか? 」
「 はい。先生。宜しくお願いします。」

部屋にいた女性はヴァイオリン講師。
逃げ回ってヘトヘトになっていた女はヴァイオリンを習っているニヘドンだったのだ。

ニヘドンは全てを理解した。
私を襲っていた物の正体を。
小さな黒い球は音符で、湾曲した鎌の刃は音符の旗だったのだ。
道理で耳の底には、ゾッとする不協和音がこびり付いている訳だ。
自分がヴァイオリンで出していた音だったのだ。

そう、いつしかニヘドンは深いヴァイオリンの森の中で、音符に襲われる様になっていたのです。
練習しても練習しても新たな敵( 曲 )がやって来るのです。

今日もヴァイオリンのレッスンが有ったのです。
02月20日より E♭ Major の練習に入りました。
第1ポジションでレッスンで練習したり、第3ポジションで練習したり、
リズム・バリエーションをつけたり、様々な練習を行いました。
今日もてっきり、引き続き E♭ Major の練習をするかと思いきや、
いきなり G minor に入ってしまいました!!

ヴァイオリンでG minor を弾いたら、初心者は死ぬるわ!!
上行形 ( じょうこうけい )の指の形が、弦毎に違うんです。
1番線 0-12-3-4
2番線 01-2-3-4
3番線 0-1-23-4
4番線 0-12-3-4

数字がくっついている所は、半音関係の所なので指と指とをくっつけます。
音が1度ずつ上がって行くスケールの練習ですら、楽譜とにらめっこしなければ弾けないのに
実際の曲の楽譜なんて、音が飛んでいるから、もう訳分かりませんって!!
ボン!! 頭爆発ですよ。
「 短調の6番目の音は上行形の時だけ半音高くなる 」なんて、誰が決めたんだよ!!

これだけでゼーゼー言ってしまうのに、また新にエクササイズの曲もやりました。
これが、楽譜を一目見ただけで、気持ちが萎える曲でした。
オクターブの練習なんですよ。
「 ソソラソ シソソソ ドソレソ ミソドソ・・・・・ 」 これ、やめて欲しいんですけど!!
1音ずつ弦を移動すると、隣の弦を触っちゃって、余計な音をいっぱい出しちゃうんですけど!!
ピアノで弾くのは、そんなに不都合は感じないのですが、ヴァイオリンは死ぬわ。

レッスンは、それだけでは終わりませんでした。
02月の27日から練習を始めた サミー・フェインの 「 右から2番目の星 」 をやっと先週
終了しました。 これがねえ、楽譜を見ると、一見簡単そうなんですよ。
テンポも遅いですしね。  ポジション移動も、そんなにしません。
なのに難しいんですよ!! これは発表会で弾く訳でも無いのに、しゃかりきに練習しましたよ。
そして今日、新しい曲に入りました。 またサミー・フェインですよ!!
「 慕情 」です。 1955年にアカデミー歌曲賞を受賞したあの名曲ですよ。
先生から指番号を教えて頂きましたが、それだけではいきなりは弾けませんでした。
どこの弦なのか、右往左往して思いっきり変な音を出しまくりました。
サミー・フェインよ、これ以上二へドンを苦しめないでおくれ~!!
「 慕情 」もテンポは遅めです。 だから弾けると思ったら大間違いだぞよ。

03月27日から練習し始めたクリーゲルのメヌエット ( ♪ソミド ラー、ファレシ ソー って奴 )
を次回仕上げるとか先生言ってるし。
ちょっと待って下さいよ! 次のレッスンの04月10日までに
スケール、コード、エクササイズ、メヌエット、慕情の5曲を練習せいって事ですか!?
04月05日から 横浜開港祭の合唱隊 ドリーム・オブ・ハーモニーの練習も始まるのですが・・・・・。

また、逃げ惑う夢をみてしまうのでしょうか・・・・・・・。
やっぱ、ヴァイオリンを平然と弾いてしまう石田~リンは、ただものではないわ。


***** 「 正体不明の何物かに襲われる日々 」 ・ 完 ************

  


Posted by ニヘドン at 23:25Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年03月05日

2009年2月27日(金)のヴァイオリン・レッスン

2009年02月27日(金)

ヴァイオリン・レッスン

ヴィヴァルディの「 春 」の演奏会が終わってから
E♭Major ( イーフラットメジャー )のスケール練習に入りました。
第1回目は第1ポジションからスタートし、
1番線( E線 )で第3ポジションに移動しました。

今日は全部第3ポジションで弾きます。
最初の弦が4番線 ( G線 )で、指が3の指 (薬指 )なので音が出しにくいのなんのって。
2つ目の音は小指で押さえるんですよ!
一番太い弦を、左手の薬指と小指で押さえるって、箸より重い物を持った事の無い深窓の令嬢育ちのニヘドンには、結構きつい物がありました。
家で必死に練習したら左腕が痙攣してしまった!
f^_^;

でも、E♭Major スケールは、比較的、音程が取り易いのです。
C Major のスケールは見事に5ヶ月間練習させられたからねえ・・・・・。
ピアノの初心者は、絶対にC Major ( ハ長調 )から練習するけれども、
ヴァイオリンは A Major ( イ長調 )なんです。 A Major 簡単!
ヴァイオリンの C Major スケールは難しかったんよ。
E♭ Major は♭が3つもついているので、ピアノで弾く時はビビるけれども、
ヴァイオリンならOKです。

スケールでリズム・アレンジをつけて練習したり、2つスラー、4つスラーで練習しました。
その後、E♭ のコード練習です。 
ミ♭、ソ、シ♭、ミ♭、ソ、シ♭、シ♭、ソ、ミ♭、シ♭、ソ、ミ♭
と音が飛んで行くので、慣れるまで音程の狂いが半端無いっす。

そして、写真にアップした、恐怖のエクササイズに入りました。
1番のエクササイズは、自宅で予習をしようとして、ポジションをどこで弾くのか今一つ
自信が無くて、たった8小節の短い曲の予習を断念した曰く付きのエクササイズです。

レッスンで、先生にポジションと指番号を教えていただき、早速楽譜にメモメモ。
たった8小節に、第3ポジション → 第2ポジション → 第3ポジション 
→ 第1ポジション → 第2ポジション → 第1ポジション と移動しまくります。
楽譜を見て、瞬間的に指の判断が出来ないので、「 ソラ♭ 」 「 レミ♭ 」とメモします。
つまり、ソとラ♭が半音関係、レとミ♭が半音関係という事を書き留めて置かないと、
正しい音程が出せないのです。

まずは、「 伴奏君 」を聞いて、左指だけを指板に乗せながら指の位置を確認します。
この時、弾けそうな人は弓を持って音を出しても良いのですが、
さっぱり分かりません。 
今までだったら、1回左手だけで指の位置を確認したら、2回目の繰り返しは弓を持って
音を出してみるのですが、今日はばかりは生徒3人共、2回目も弓は持てませんでした。
次に先生が1小節弾いた後に、生徒達がリピートしていくのですが、
全然ついていけませんでした。

家に帰ってから、死に物狂いで練習しました。
「 ミソシ レシソ ミー 」 を何十回も繰り返して、やっと何とか出来る様になりました。
次の 「 ファラド ミレド レー 」は、何十回やっても突っかかってしまいます。
こんなにヴァイオリンの練習が辛いのも初めての経験かもしれません。
3小節目の 「 ソシレ ミレミ ソー 」に至っては、
もう演奏不可能かもしれないと思ってしまいました。

このレッスンの後、今までで1番ヴァイオリンを練習したかもしれません。
1週間で何とか形にしてやる!!って、本当に5分でも時間が有れば
ヴァイオリンを弾いていました。
1小節ずつ練習してみたのですが、全部通すと、小節ごとが繋がらない。 やれやれ。
嫌でも何でも練習を続けるしか有りません。
3日目の月曜日ですかね? 何と無く繋がる様になって来たのは?
火曜日、水曜日とブラッシュ・アップを重ね、木曜日に何とかなって来ました。
多分次のレッスンでは合格はもらえないけれども、自分で納得が出来る範囲には
たどり着きました。
うん、良く頑張った、自分!!

レッスンでは、引き続きエクササイズの2番に入りました。
この曲を最初に演ったのは02月20日ですので、レッスンでは2回目の練習です。
自分では出来る様になったつもりだったのですが、重大な指摘を受けてしまいました。
先生曰く 「 楽譜を見て。 Swing って書いてあるでしょ?
        これはポップスだから、音の余韻を残さないで弓を止めて。 」
うは。 曲によって、弓の使い方が違うんだよねー。
大体、Swing って印刷されているのに気が付かない私って、一体・・・・・・!?
そして、休符の間に弓を弦の上に乗せてから、音を出し始める様に注意されました。
急発進は変な音が出ちゃうから駄目なのよね。
ヴァイオリンの演奏って、何から何まで 「 準備 」「 準備 」です。
行き当たりバッタリな性格の血液型O型人間の二へドンにはちょい、きつい!?
  

Posted by ニヘドン at 21:34Comments(4)ヴァイオリンレッスン

2009年02月20日

ニヘドン、ついにカミングアウトする。

2009年02月20日(金)

ヴァイオリン・レッスン

ヴィヴァルディの四季「 春 」の演奏会が終わった翌週は、ヴァイオリン・レッスンは休講でした。
2週間振りに今日、レッスンがありました。
前回のレッスン終了の時に、先生から
「 次はテキストの25ページをやりたいと思います。」
と言われていました。
そのページの写真をアップしてみました。
ブラームスの交響曲 1番の第4楽章のテーマです。

ニヘドンは演奏会の後、10年選手と自分との余りにも、かけ離れた実力の差位に愕然とし、ちょっと練習時間を増やしてみたりしたのでした。
ブラームスの交響曲も予習するつもりでした。
ところが!
どこでポジション移動するのかよく分かりません。
テキストブックは、ポジション移動する箇所では指番号が印刷されています。
それで分かる筈なのですが、どうも音が違うのです。
指を開くのか、くっつけるのか1つ1つの音符を確認しようとしてニヘドンは更に奈落の底に突き落とされました。
「 調が分からねえよ。」

ニヘドンは幼稚園の年中からヤマハ音楽教室に入りました。
小学校入学と同時にピアノの個人の先生について、小学校卒業まで続けました。
小学校卒業の時に、
「 よし、これで私は音楽の道を極めた! 」と思ったのか、先生に才能を見限られたのか、親の懐具合のせいだったのか、ピアノも卒業しました。
つまりニヘドンは8年間、鍵盤楽器を習っていたのですよ!
で、楽譜を見て調が分からない!?
でもね、言い訳をさせて下さい。
ピアノは、調が分からなくても楽譜が有れば弾けるんです。
ピアノは白鍵と黒鍵があるじゃないですか。
だからドの音符が書いてあればドの鍵盤を弾けばよいし、ソの音符が書いてあればソの鍵盤を弾けば良いのですよ。
シャープの所は半音上がった黒鍵を弾けば良いのです。
フラットの所は半音下がった黒鍵を弾けば良いのです。
調が分からなくても音符を辿っていけば弾けるのです。
ところがヴァイオリンは、白鍵と黒鍵に分かれていません。
1本の弦の上を、全音は指を開く、半音は指をくっつける事で音程を作って行きます。
ところがピアノの様に、ドの音を出す所は1箇所ではないのです。
ポジション移動する事によって同じ音を出すスポットが複数存在します。
だから、自分が今どの弦のどのポジションでどの調を弾くのか理解していないと正しい音が出せないのです。
3歳からヴァイオリンを習っている高校生に1度教えを乞うた事が有ります。
彼女の答えは
「 私は感覚的に弾いちゃってるから言葉では教えられない。」でした。
ガビ〜ン!!
ニヘドンは感覚的に弾けないから、楽譜が命!!
なのに、その命の楽譜すら読み取れない!!

思い余ったニヘドンは、今日のヴァイオリンのレッスンの時に、とうとうカミングアウトしてしまったのでした。
調弦の前に楽譜を見ても調が分からない事を白状し、
「 調が分かる様になる為には、どんな勉強をしたら良いですか?
良いテキストがあったら教えて下さい。」と頼みました。

すると、いきなり先生の楽典講義が始まったのでした。
そもそもニヘドンの感覚では、シャープが付くのは長調で、フラットが付くのが短調と言う体たらくなんですね。
シャープ1つがついていても、それがト長調なのかホ短調なのかパッと分からない。
テキストには、各調のスケール練習が有ります。
そもそもスケール練習は主音から始まっているから、最初の音で調が分かります。
後は明るい感じか寂しい感じかで長調か短調か判断してました。
( 理論の裏付けが無い所が凄いですね。)

でも実際の楽譜は主音から始まっているとは限らないし、音が飛んでいるのでスケールみたいに単純じゃないんです。
ニヘドンがヴァイオリンの楽譜を予習しようとすると、飛んでいる音符の間にスケールを埋めて判断して、全音と半音を確認して楽譜に書き込む作業が必要です。
気が遠くなる様な時間が掛かります。
これからどんどん曲が長くなるのだから、こんなに時間をかけていられない。
もっとパッと見て分かるようになりたい!!

そして今日、目からウロコのヒントを教えてもらいました。
長調の場合は、1番上の♯の付いた音を「 シ 」と考える。
その1つ上の音が「 ド 」になるので、その音を主音と考える。
ファに♯が付いていたら、ソが主音なので、 ト長調 ( G Major )となる。
へー。 へー。 へー。
♭の場合は、1個前の♭が主音になる。
例えば E♭ Major の場合、3つ♭がついているので、1つ前 ミの♭が主音になる。
へー。 へー。 へー。

何だか二へドンでも調が分かって来そうな気がして来ました。
よし! 今日から楽典を勉強するぞ!!
別にね、楽典が分かるからって、税金が免除になる訳でもないし、
お買い物が半額に値引きされるという得典が有る訳でも無いのです。
でも、でも、やっぱり分からないのは悔しい。 分かる様になりたい。
くそー! 途中で転調したかったら転調してみやがれぃ!!
その挑戦、受けて立とうじゃないの!!

小学校でも中学校でも高校でも音楽の授業は有ったのに。
どうして誰も楽典を教えてくれなかったのだろうか?
小学校でリコーダーを練習したって、通知表で音楽が5だって、
調が分からないまま、大人になってしまったぞい!!
よく調査で、シンプルな分数の計算が出来ない大学生が何パーセントいるとか、
宮崎県の場所がわからない人が何パーセントいたとか、
結果が新聞等で発表される事がありますが、もう二へドンはそういう分からない人たちの事を
笑う資格が有りません。
後、ついでに告白しておくと、二へドンはコードも分からないんだよ!!
A7って何だよ? 007なら知っているが・・・・・・?
Am7onGって何だよ? A♭dimって何だよ?
ちゃんと5線譜に音符で書いてくれよ。 そしたら分かるのにぃ・・・・・・・。
別の人から 「 音大を卒業してもコードが分からない人はいるから。」と慰めてもらった事も
有りますが、でも、そのままでは悔しいから、覚える!!

2ヶ月間練習をしたC Major スケールの練習を終え、
今日から新しく E♭ Major の練習を始めました。
これは第1ポジションの所は 1-2-34 の指使いで弾けるので、
初めて音を出してみたにしては、かなり良く弾けました。
何度か練習した後、リズム・バリエーションをつけて練習。
2つスラー、4つスラーで練習しました。

そして8小節のエクササイズも初めて取り組みました。
全ての小節で、半音関係の箇所が出て来る、集中力欠けると弾けない曲です。

最後にブラームスの交響曲 1番第4楽章のテーマに入りました。
まずは先生から指番号とポジションを指示されるのを楽譜に記入します。
「 伴奏君 」に合わせて、試しに通して弾いてみます。
その後、先生が1フレーズずつ弾いてくれる後について弾いてみます。
ほとんど4番線を使います。 深い音色を出すのが課題です。

Allegro non troppo ma con brio と書かれています。
Allegro = 快活に
non   = no
troppo = 速い
ma   = しかし
con   = with
brio   = 生き生きと
全部合わせると、「 快活に だけど速過ぎないで しかし 生き生きと 」。
くどいなー。( 笑 )

8分音符を遅れない様に注意されたので、週末はヴァイオリンの自主練習に励もうと
思います。


***** 「 ニヘドン、ついにカミングアウトする。」 ・ 完 ************

  


Posted by ニヘドン at 18:28Comments(0)ヴァイオリンレッスン

2009年02月07日

イ・無理ッチ合奏団  Ensemble Concert

うは。終わったなあ。今日のヴァイオリン演奏会。

では、本日の流れを書き綴って行きましょう。
11:06 に自宅近くのバス停から横浜駅へ向かうバスに乗りました。
バスは超混みで、ヴァイオリンケースを置く場所も無く、自分の顔の前に抱えていました。
お陰でブログ記事の打ち込みをする事が出来ませんでした。
(-o-;)

貴重な30分の時間を…。

横浜駅に着いたら早速ご飯です。
今日は La Pausa で「 本日のパスタ・ランチ 」を食べました。
今日のパスタは、スモークチキンとオニオンのスパゲティです。
La Pausa のスパゲティは細い麺でアルデンテで、値段の割に凄く茹で方の上手い店で気に入っています。

パスタ1皿とドリンク付きで 600円ですよ!
パスタを食べ終わった後、思わずデザートも追加注文してしまいました。
デザートは残念ながらランチ価格の設定ではなく、399円でしたが、ランチセット 600円と足しても 1,000円で済んじゃいました。
嬉しい。
こう云う庶民の味方の店は大事にしたいですよ。
ランチタイムで混む時間帯なのに、ニヘドン1人に、4人掛けのテーブルに案内してくれました。
ヴァイオリンの泰次郎君の安置場所が確保出来るのは大変嬉しいです。
感謝です!

さて、集合時間は13:10 でしたが12:40には会場のYAMAHAに到着しました。
でも10周年選手のお姉様2人が早くも来ていました。
流石に皆さん、心がけが違いますねえ。
会場の隣の部屋を控え室に使えるようになったので、
早速中に入り、二へドンは練習を始めました。

先生に調弦をして頂き、13:10に本番を演る会場で「 春 」第2楽章のリハーサルです。
第2楽章の第2ヴァイオリンの楽譜は、最初から最後まで( 84小節 ~ 122小節 )
全部 pp ( ピアニッシモ )で弾きます。
が、少し色をつける為に、微妙に < ( クレシェンド = 段々強く )する所や、
dim. ( ディミヌエンド = 段々弱く ) する所を先生が指示を出してくれました。

合同練習の時に指定されたプルトに若干変更が有り、二へドンのお隣は
敏腕マネージャーから、幹事長補佐役になりました。
いつも練習の時は譜面を1人で独占しているので、問題は無いのですが、
本番で2人で譜面台を共有するのって、かなり楽譜が見難いのです。
二へドンはもしかしたら、眼鏡が必要なのかもしれません。
譜面が見難いせいか、はたまた二へドンの練習不足のせいか、
後半のポジション移動が訳分からなくなり、ミス連発です。ふにゅ~ん・・・・・・・。

13:50にチェロ精鋭部隊4名と石黒先生が合流しました。
チェロの支度が終わったら14:00から第3楽章のリハーサルです。
チェンバロ担当の穂積先生も加わって下さり、いつもヴァイオリンだけの
アンサンブルが多いので、それに比べると感動のアンサンブルになりました。
チェロとチェンバロが加わると、CDで聴くのと同じ様に聞こえます。

第2楽章は、全部pp で弾かなければならず、これがとても難しいのですね。
10人のヴァイオリンの音を合わせると、かなり大きい音になってしまいますので、
10人分まとめてもピアニッシモになるように弾かなければならないのです。
「 人数多過ぎだよ。 」
「 誰か1人でやれよ。」
「 ミュート無しで全部ピアニッシモって、どんだけなんですかね?」
「 ミュートつけちゃえば?」
控え室では皆、第2楽章の事をボロくそに言っておりました。( 笑 )
先生から、第2楽章の「 もやもや 」は、木の葉がカサコソ云う音なのだと
説明を受け、それ以後は木の葉になった気持ちで弾くようにしましたが、
森の中の日の当たらない湿った葉っぱの黴臭いようなイメージになってしまったりして。

その後の第3楽章ですから、第3楽章は好きでしたね。
やっと、はっちゃける事が出来たみたいで。
f ( フォルテ )を出してもいいんですよ!!♪
でも二へドンったら、170小節のソロが終わって「 ソソソ ソソソ ソソソ ソソソ・・・」
の入りを思いっきりしくじりました。
二へドンはこの箇所大好きなんですよ。
弾いていてトランス出来ると言うか・・・・・・。
入りさえ間違えなければね。

第3楽章の練習の後、先生がなかなか策士な所を見せたのですよ。
10周年の人々を、「合わせの練習を控え室でやって」と言葉巧みに連れ出したのです。
10周年の人々がいなくなったので、私達は サプライズの
「 トランペット・ボランタリー 」の練習を心置きなく練習する事が出来ました。
「 春 」の演奏後、先生から10周年選手達に賞状と記念品の授与が予定されています。
その時にサプライズで後輩達から音楽のプレゼントをしようと言う訳です。
10周年選手のメンバーが1人でもいる前では練習が出来なかったのです。
バレてしまったら、サプライズになりませんからね。

このサプライズにはチェロ軍団も一緒に参加してくれます。
初めてチェロと、この曲を合わせましたが、なかなか良かったと思います。
石黒先生も演奏に参加して下さるので、最初の音頭取りと、終わる時の合図を
石黒先生が指示してくれます。
賞状授与にどれだけ時間がかかるか分からないので、
24小節の部分を延々とリピートする手筈になっています。
「 トランペット・ボランタリー 」の練習はサクサク進みました。

10分程休憩時間が取れました。 二へドンはコーヒー・マシンに走りました。
うう・・・・・カフェインが切れた・・・・・・。 ぶるぶるぶるぶる・・・・・・・。
何と、10年選手からチョコレートの差し入れが有るという事で、
早速1つ頂きました。 ありがとうございました!!
チョコとコーヒー。 二へドンのエネルギーの源ですねー。

14:45 から、全員が集まって、通し練習をしました。
第1楽章の間は、第2・第3楽章チームは、観客席側に座ります。
今日、第1楽章を聞くのは、これが最初です。
「 コンマ, す 」氏と、石黒先生が笑いまくっているのが印象的でした。
第1楽章が終わると、第1楽章チームと第2・第3楽章チームが座席を入れ替わります。
お辞儀をするだの、しないだのと、細かい指示が出されました。
ベテランチームの人々は、第1~第3楽章まで、通しで弾きます。

入れ替わり、第1楽章グループが観客席に。
二へドン達第2・第3楽章グループがプルトに入ります。
二へドンは1つ分かった事がありました。
「 駄目だ。 二へドンは全然練習が足りてない!!」

二へドン達の演奏を聴いていた第1楽章グループの人たちから言われました。
「 第2楽章、苦しそうに弾いていたねえ。」
ははははは・・・・・・・。 「 春 」なのに、苦しそう・・・・・・・・。
「 僕達も、第1楽章は小川のせせらぎなのに、濁流になっちゃってるんだよねえ。」
さすが、「 イ! 無理ッチ合奏団 」は、ヴィヴァルディの解釈が違います。

第1楽章 春が来た。
      小鳥達は、おどおどと目礼を交わし。
      小川は先生の注意にも関わらず濁流のまま流れゆく。
      空が一転掻き曇ったかとみるうちに、早、雷様のご到来!
      でも雷様は言っている。
      もっと練習を積めば、再び小鳥達がやって来て、
      心地よい歌を聞かせてくれると。
第2楽章 花は黴臭く匂い、木の葉が苦しそうにうめく野辺に、
       羊飼いは冷や汗をかきながら真昼の悪夢にうなされる。
       忠実な番犬をかたわらに。
       ( おい、どこで犬が吠えたんだ? )
第3楽章 やけのやんぱちの野辺の調べに合わせ、
      10周年選手達と、万年初心者達が踊り狂う。
      演奏会の後の打ち上げをこよなく待ちつつ。

おお・・・・・素晴らしいね。 
ヴィヴァルディの新解釈。 ← 嘘ー! 嘘ー! うぷぷぷぷぷ・・・・・・。

通し練習の後、第1楽章グループだけのリハーサルになったので、
二へドンはもう速攻で控え室に入って、練習しましたよ。
今更やって、間に合うのか?って感じなんですけど、
もう藁にもすがる気持ちでしたよ。
( 「藁しべ」さんにはすがりたくないけれど・・・・・。 爆!)

15:45 に開場時間になりました。
リハーサルの時より、若干観客席の椅子の数が増えていたので、
びっくりしました。
お客さんなんて、いるの?
あ、いた・・・・・・・・。 2名いらっしゃいました。
その内、また1人来て、また1人来て・・・・・・。
今年のお客様はトータル4名でございました。

荒井先生の始めの挨拶からスタートしましたが、録音し損ねて、
再度荒井先生に挨拶をやり直してもらいました。
演奏の方は、テンポの番狂わせもなく、大きなハプニングも無く
恙無く( つつがなく )進行して行きました。

ハプニングが有ったのは、この後ですね。
いよいよ、10周年選手達に賞状授与をする時間になりました。
リハーサルの時には、10年選手達が立ち上がった後の席に
観客席にいた第1楽章グループの人々が移って、皆で
「 トランペット・ボランタリー 」を演奏する段取りになっていたのです。
ところが、二へドンの席からは、事情が見えずに訳が分からなかったのですが、
第1楽章グループの皆が移動して来たものの、ずっと立って椅子に座らないのです。
「 ちょっとー、何やってるのよー。 もう賞状授与始まっちゃってるよー。」
弾き始めの合図を出す石黒先生も立ち上がって、
最初から椅子に座っている人々は早く弾きたくてうずうずしていました。
やっとの事で、見切り発車的に演奏がスタートしました。

一体何が起こったと思います?
リハーサルの時には、10年選手達を控え室に誘い出して、
10年選手達不在で行なったので全く気が付かなかったのですが、
本番の時、10年選手達は賞状を受け取る為に、ヴァイオリンを椅子の上に置いて
行ってしまったので、第1楽章グループの人たちが座れなくなっていたのです!!
あっちゃー。
そういう事も、事前に想定しておかなければならないのですね。
同じ様な企画を持っている方は、こういう所にも注意しておいて下さいね。

演奏会終了後、ヤマハのビルの隣の 「 月 」という素敵なお店で打ち上げをしました。
盛り上がった事は言うまでもありません。

二次会は、横断歩道を渡ったビルにあるカラオケ店に行きました。
そこで、「 コンマ,す 」 氏と、「 女王 」様の2人に再度ソロ・パートを弾いてもらったのですが、
余りの美しい響きに、その他の人々は愕然としてしまいました。
この2人は、こんなに綺麗な音を出していたんだ。
じゃあ・・・・・・じゃあ・・・・・・ヴィヴァルディを新解釈で弾いてしまったのは、
万年初心者軍団だったんだ・・・・・!!!!!!
万年初心者軍団が、上手な方々の足を引っ張って、転ばせてしまったんだ!!

「 最初から、10年選手達だけで、弾けば良かったんだよ・・・・・・・。 」
空しい心持ちを抱えて家に帰り、憤然と練習した二へドン。
エンジンかけるの、遅かったかしら?

10年選手の皆さん、足を引っ張ってしまって本当に申し訳ございませんでした。
でも、皆さんのお陰で、こんなに早ヴィヴァルディに挑戦する機会を頂けて、
感謝しています。
次の皆さんの15周年の時には、もうちょっとマシなお手伝いが出来る様に
頑張って練習します!!
またよろしくお願い致します。

最後になりましたが、改めて
「 10年選手の皆さん、おめでとうございます!!
  先生も、ヤマハで教え始めて10周年なんですよね。 おめでとうございます。
  また今後共、どうぞよろしくお願い致します。 」

***** 「 イ・無理ッチ合奏団  Ensemble Concert 」 ・ 完 *********  


Posted by ニヘドン at 22:22Comments(7)ヴァイオリンレッスン

2009年02月07日

「 イ! 無理ッチ 合奏団 」演奏会のお知らせ

何と恐ろしい事に、本日、「 イ! 無理ッチ合奏団 」の本番が行なわれます。

二へドンは勝手に 「 イ! 無理ッチ合奏団 」と呼んでいます。
ライバルは イ・ムジチ合奏団だから。 ← 大法螺吹き。

正式には
「 荒井講師 ・ 石黒講師 クラス 合同演奏会 」 かな?

荒井講師の生徒さんの中に、ヴァイオリンを習い始めて10周年という大先輩方が5名
いらっしゃるのですねえ。
その大御所達の10周年記念のクラス・コンサートという意味合いで行なわれるものです。
YAMAHAの練習室の片隅に折りたたみイスを並べる形式なので、
ホールでの演奏会とは全然違う、素人の香りプンプンの演奏会です。

2年前のクラスコンサートでは来てくれたお客様は2人!! という状態でした。( 笑 )
30分でとっとと終わりますので、横浜駅周辺にお買い物の予定でもある方は
覗いてみて下さい。

特に、大人になってから楽器を始めた方、これから何か楽器を始めてみたいけれど、
今一つ自信が無い方には、励みになる事、請け合いです。
素人だって、何かが出来る! 音楽が好きなんだ! 効いているだけではもういられない!
という方々、是非是非覗いてみて下さいませ。

あの、人気のチェロの石黒 豪様先生も参加するのです。 ( いいだろう♪ )

日時 : 2009年02月07日(土)
      開場 15:45    開演 16:00   終演 16:30
会場 : ヤマハ横浜店 3階 E部屋 
      〒220-0005 横浜市西区南幸2-5-9 ( ヤマハビル )
出演 : ヴァイオリン・レッスン10周年 栄光の5人衆
      石黒講師率いるチェロ精鋭部隊
      荒井講師が教えるのに悪戦苦闘しているその他有象無象の人々
演目 : ヴィヴァルディ / 「 四季 」 より 春 第1楽章~第3楽章
料金 : 無料 ( おひねり大歓迎! 演奏会の後、飲みに行くぞ!)

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この日の前日もヴァイオリンのレッスン日だったのですよ。
先生曰く 「 雰囲気は出て来たので、後は音程ですね。 」

爆死!! 先生、音楽は音程命じゃないですか!!
音程の話を持ち出されたんじゃ、まるで基礎がなってないって事じゃないですか!!
本番は明日ですぜい!?
わなわなわなわなわなわなわなわなわなわな・・・・・・・・・・・・・。

じゃあ、これから、ちょっくら出かけて来るわい。
それでは、皆さん、健闘を祈ってやってつかあさい。
行って来ま~す。
    

Posted by ニヘドン at 10:39Comments(0)ヴァイオリンレッスン