2010年09月14日

大阪芸大第16回定期公演「 アレグロ 」

大阪芸術大学舞台芸術学科
第16回定期公演
東京公演

日時 : 2009年09月16日(水)
      18:00 開場 / 18:30 開演
会場 : 東京国際フォーラム( Cホール )
主催 : 大阪芸術大学

******************

昨年、「 私がブログに紹介記事を書きますから!」 と無料招待券を2枚ゲットしたのです。
確か有料だと1枚2,000円位取られたのかな?
なのに、何故、1年間この記事を書かなかったのかと申しますと・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼らのステージが物凄くお粗末だったからです。

はあー。 思い出しても深いため息が出てしまう。
はあー。 やめて、私の幸福が逃げてしまう。
私にもうこれ以上ため息をつかせないで!!

二へドンが習っているフラワーアレンジの教室では、年に1回、
現役で活躍しているプロのフラワー・デザイナーの先生を招いて、
フラワーアレンジのデモンストレーションをやってもらいます。
生徒が全部で100人位はいるので、ホテルなどを借りて、
なかなか豪勢なデモンストレーション・イベントが繰り広げられるのです。

ある年、大阪在住の男性デザイナーが講師としてデモを行いました。
まだ30代で背が高くてハンサムで、勿論デザイン・テクニックも繊細で美麗。
二へドンの先生が、彼にすっかり惚れ込んじまって、
その年はずっと、あの講師の先生が格好良かったという話を聞かされたのでした。

その講師の先生の出身大学が大阪芸術大学だったのです。
「 ああ、やっぱり、センスの有る方は、芸大をお出になられるのですね。」 なんて
クソ丁寧な言葉使いで質問をしましたならば、先生曰く、
「 いえ、芸大と言っても、東京芸大なんかとは全く全然格が違います。
 大阪芸大は、関西で頭が悪くて行く大学が無い人は、全員行ける大学ですから。」

二へドンは、それは絶対に謙遜だと思ったものです。
・・・・・・・・ この舞台を見るまでは・・・・・・・・・・・・・。
あ、やっぱり、講師の先生の言葉は真実だったんだわ。
「 こりゃ、酷い!!」

いえね、二へドンだって、まだプロになってない人々の、これからの成長を阻害する様な
発言を、不用意にしたくはありませんよ。
でもね、「 大学 」でしょう? 一応「 大学 」なんでしょう? これ!?
しかも大学という言葉の前に「 芸術 」って言葉が付いちゃっていますよ。
何だ、それ?  

Posted by ニヘドン at 21:16Comments(0)演劇 / ミュージカル

2010年08月28日

LOVE OF SEVEN DOLLS 〜

何の気なしに見に行く事にしました。
この日の夜、他にする事が無かったから。

日本語でプロが演じるミュージカルは何年振りだろうか。
独身時代は劇団四季ばかり観ていたなあ。
息子が生まれてからは、劇団飛行船とかのマスク・ミュージカルばかり。

或いは「 赤毛のアン 」とか 「 サウンド・オブ・ミュージック 」とかの、良い子の為のミュージカル教室みたいな感じばかり。

その後は息子ちゃんが神奈川区民ミュージカルに出演する様になったので、素人ミュージカルをどっぷりと。

無意識にミュージカルって、そんな物…って思い込んでいたかも。
そんなニヘドンが今日見た「 LOVE OF SEVEN DOLLS 七つの人形の恋物語 」は、衝撃的でした。
テーマが重いのです。
荒筋をざっと書くと、
ヒロインのムーシュは第一次世界大戦で両親を亡くす。自分を育ててくれた祖母をも亡くし、容姿にも恵まれず、都会の場末の仕事をもクビになる。
川で身を投げようとしている所を「 にんじん 」に話し掛けられ助けられる。
にんじんはキャプテン・コックの人形一座の人形の1つ。
人形は全部で7体有り、ムーシュは全員と意気投合。
人形一座と一緒に暮らし始めて興行を始める。
が、キャプテン・コックは自身が子供時代に母親に捨てられた心の傷を持ち、毎晩ムーシュを虐待する。
しかし朝が来るとムーシュは人形達との心の交流を深め、離れられない関係になる。

どうです?
重いでしょ?
皆さんはこのポール・ギャリコ原作のストーリーをご存知でしたか?
ニヘドンは知りませんでした。
ミュージカルって、明るく楽しく歌って踊って、主人公に辛い出来事が起こっても、それはストーリーの起承転結のメリハリを付ける為で、最後は絶対にハッピーエンドさ。
……… と思っている人々には、このミュージカルは辛いわな。
家族連れで来ちゃった人々にも衝撃が大きかったかも?


会場でシアター情報誌 Confetti ( カンフェティ) が配られました。
特別号で、この音楽座ミュージカルの大特集になっています。

この誌面でこんな事が書かれていました。
「 ポール・ギャリコの小説『 七つの人形の恋物語 』は、
心理学の研究には必ずといっていいほど取り上げられる作品です。」
へえ〜、そうなんだ。
そして精神科医の香山リカさんのインタビューも載っている読み応えタップリのフリーペーパーです。
どこかで見掛けたら、絶対に入手するべしの濃い内容です。
有料のパンフレットだって、こんなに中味濃くないよ!?

劇中でムーシュはジプシーの軽業師の青年バロットと恋仲になり、バロットはムーシュにプロポーズ
する。
再び戦火の爪先が伸びて来ており、バロットとジプシー仲間はアメリカに移住する事に。
ムーシュもバロットとアメリカに渡る決心をする。
ムーシュを失った7体の人形達は虚無のどん底に陥り、「 存在を止める 」事にしようと話し合いをする。
別れの挨拶をしに来たムーシュは、爆撃を受け、キャプテン・コックが倒れてしまう。
そして、ムーシュは全てを悟ってしまう。
7体の人形達は、キャプテン・コック、いや人形師としての名前ではなく、ミシェル・ペエロという本名の
男そのものなのであったという事を。
一見、ムーシュに虐待を繰り返している様に見えたミシェルは、実は人形達を通して心を通い合わせて
いた・・・・・・・・・・・。

せ・・・・・せ・・・・・切ない・・・・・・・・・。
あちゃ~。 これさあ、勘弁してくれないかなあ・・・・・。 
二へドン、今丁度、これと似た様な事を体験中なんですけど・・・・・・・。
好きなら「 好き 」って、ハッキリ言おうよ!!
好きって言われたら「 ありがとう 」ってちゃんと受け留めてあげようよ。
そういう簡単な事が出来ない生き物ばかりで、この地球は覆われている様な気がする。
多分、それを邪魔しているのは、「 恥ずかしさ 」「 受け入れられないかもしれない事への恐怖 」
「 世間体 」「 モラル 」「 名誉 」「 自尊心 」・・・・等々。
邪魔する物が多ければ多い人は、もしかしたら、相手の事よりも余計に自分を愛しているのかもしれない。
自分より相手への想いが強かったら、ちゃんと言えるよね? 「 好きだよ。」って。
傷付く事を恐れている内は、やっぱり相手の事より自分の方が大事なんだと思う。

ラテン諸国の男共を見倣えって!!
道行く女の子全てに「 好き 」を連発!! その節操の無さも、どうかと思うけど、
でも、「 好き 」って言われて嫌な気持ちになる人はいない筈なんだよね、本当は。
でも今の日本では、それがどういう訳だか、ストーカー路線になってしまう。
「 好き 」っていう気持ちを素直に受け留めてあげないで、直ぐストーカーという犯罪行為に
結び付けようという方向に意識が働く日本の人々も、かなり病的な精神構造だと思います。

それって、包容力が無いって事なんだろうか。
二へドンなんか、直ぐにブログ上で愛を叫んじゃうから、いつ死んだって悔いは無し。
もうこれからもどんどん愛を叫んじゃうからねー!!  

Posted by ニヘドン at 22:00Comments(0)演劇 / ミュージカル

2010年01月28日

ヤングアメリカンズ 2007 @ 横浜みなとみらいホール

写真は、毎年送られて来る
ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー事務局からのクリスマスカードです。

Young Americans Meet at Yokohama 2007

いよいよヤングアメリカンズと子供達の共演の幕開けとなります。
当初、参加の子供1人につき1枚のチケットが貰え、ゾーン指定の自由席と云う連絡を受けていました。
しかしそれでは近頃の、自分の子供だけが可愛い親馬鹿ママ&パパ&バァバ&ジィジ 達の間で席の取り合いによる血みどろの闘いに発展するやも? と事務局が危惧したのかどうだか、当日17:30より座席指定券との引き換えと云う事になりました。
ニヘドンは仕事を終え、バスにて桜木町駅を目指します。
途中、1回バスを乗り換えなければならないのに爆睡してしまいました!
「 お客さ〜ん。終点ですよー!」とマイクを通して運転手さんに言われ、目を覚ましました。
うわ! 恥ずかしい!
(^。^;)
終点の県庁前まで来てしまったのだ。
虚しく道路を渡り、反対側のバス停で桜木町駅行きのバスを待ちます。
次に来たのは、さっきのバスで私に「 お客さ〜ん、終点ですよー!」と言って起こしてくれた運転手さんのバスでした。
めっちゃ恥ずかしい〜!
爆睡して乗り過ごした挙げ句、戻る所まで目撃されてしまった…。

みなとみらいホールに到着したのは17:40。
本当はもう少し早く、17:00には並んで、押し合いへし合いの現場レポートをお届けしたかったのです。
「 我が子が1番、歌やダンスが上手い! 」
「 我が子の晴れ舞台をかぶりついて見たい! 」
「 『 掃き溜めに鶴 』って、我が子の為にある言葉なのよ! 」
そんな親馬鹿連合・横浜支部の構成員達が黙ってお行儀良く、静かに並ぶ訳が無い!?
「 そら、あの人が横入りした。」
「 ほら、この人がズルした。」
と小競り合いが起こったら…。
それが元で刃傷沙汰になってしまったら…。
格好のブログネタになるじゃあーりませんか!!

( 何かゾッとする程、意地悪な物言いだね。
この文章は、2010年01月28日(木)に「 ドンドン日記 」にアップしますが、実際に書いたのは2007年08月08日なんです。
当時のニヘドンの精神状態は、かように殺伐としていた模様です。笑。
最近のニヘドンは随分と角が取れちゃった様な…。
  年取ったから? いえいえ、今ニヘドンちょっと幸福なんで。てへっヾ(≧∇≦)〃 )

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

本当はもう少し早く会場に着きたかったの。
でも遅れたの。家でヴァイオリンの練習をしちゃったの。
( やれやれ。3年前から、こんな事を繰り返しているんだな。)
でも座席指定券への引き換えカウンター前は誰も並んでおらず拍子抜け。
長蛇の列の熱気ムンムンの人々を見てみたかった様な気もします。
ま、ニヘドンのヴァイオリンの練習も大切だし、バスで爆睡と云うのも身体が必要としていた訳だからね。
やはり出遅れた分、座席は1階席の後方です。
でもド・中央なので、ステージ全体を見渡すには最高の席だったかも。
だって佐藤君の立ち位置はおろか、出番すら知らされていないのだから。
全体に睨みを利かせていないとね…。

「 練習風景 」の記事でも書いたのですが、300人の子供達は年齢によって3つのグループに分けられます。
小学校低学年は黄色いTシャツ、高学年はオレンジ色のTシャツ。
そして12歳以上は赤いTシャツです。
2階バルコニー席の左右に黄色組とオレンジ組が座り、赤組は1階席の1列目から6列目に陣取っています。

第1部はヤングアメリカンズのメンバーのみの出演なので、アウトリーチブログラムの受講生達は観客としてステージを見るのです。
1曲目が始まるとニヘドンは感嘆の余り口をあんぐり開けたまま、口が塞がらなくなってしまいました。
客席の子供達の歓声が凄いのです!!
拍手、口笛、歓声…。
恐らく足踏みをしている子供達も沢山いた事でしょう。
両手を天まで届けと云う位、高く上げての拍手です。
始まったばかりでこのテンション!
やはり3日間、一緒に密度の濃い時間を過ごして来た仲間意識が、そうさせるのでしょうね。
日本の( 特に首都圏の ) 大人し過ぎる、ノリの悪い客席に数多く身を置いて来たニヘドンに取って、日本人だけの客席でこれだけ盛り上がるのは初体験です。
しかも、みなとみらいホールで、ですよ!?
いみじくも、ヤングアメリカンズを日本に招へいした矢野さんの最後の挨拶に
「 こんな画期的な事は前代未聞。
みなとみらいホールでロックミュージックが流れたり、バスケットボールをついたりしたのは…。」との言葉が有りました。
みなとみらいホールも対応が変わったよね~。 柔軟性が出てきた様に感じます。
館長が池辺晋一郎さんに替わったからでしょうか?
あ、でもヤングアメリカンズのプログラムが、みなとみらいホールで行なわれるのは、
1年前には決まっていたのか。
何でもヤングアメリカンズは、来年2008年も横浜会場として、みなとみらいホールでやる事が決まっているそうな。
ほっほ~。 ステージの上でバスケットボールをつこうが、木の棒をつこうが( ライオンキングの曲でね。)
みなとみらいホールは許してくれちゃう懐の深いホールになったんだ。 ふ~ん。
お役所並みに頭の固いホールが、柔軟に変化して行くのは、とても歓迎すべき事ですね。
以前は客に対して、小姑100人軍団張りにうるさかったですからね。
「 傘は床に置け。」「 子供はバルコニー席から乗り出すな。」「 コートを背もたれに掛けるな。」
「 子供はここの席には座るな。」 1回のコンサートで、レセプショニスト4~5名から注意を受けた時には
流石にめげました。
「 そうだ、良い事が有る! お客を1人もホールに入れなければいいんだよ!!
  そうしたら、何もトラブルは起こらないし、ホールも汚れないし、文句言われて気分を害する客もいないし、
  双方に取って、とてもハッピーな状況が生まれるのではないでしょうか? 」 なんて厭味を言いたく
なりましたもの。

それにしても、ヤングアメリカンズ・アウトリーチ・プログラムの意義の深さを、開演1分後に衝動的に感じる事に
なってしまいました。
ただ歌って踊るだけではないんですよ。
観客としても、ただ大人しく座って遠目にステージを傍観するだけでは無く、
「 積極的にステージと関わって行く方法が有るよ。
  拍手や歓声でステージに参加すれば、ステージと客席がもっと1つになれるよ。」
そう云う事を子供たちに教えてくれるプログラムでも有ったのです。

「 あんた演る人 」「 わたしゃ見る人 」と云う、一見無責任にも見える日本の観客に少し小石を
投げ込んでくれた黒船の様な存在です。
勿論、クラシックコンサートでは静かに聴くのが王道でしょう。
でも、良いステージが目の前で繰り広げられていたら、もっと喜んでいいんだよ。
もっと観客の喜びをステージの上の人達に伝えてもいいんだよ。
そんな教えを子供たちにしてくれるプログラムは貴重です。
「 野次 」や「 冷やかし 」ではなく、「 温かい心 」を客席からステージに向けて発信していいんだよ。
たった3日間のアウトリーチ・プログラムで子供たちが得、やらせではなく自然に子供たちの心から
沸き起こった「 拍手しよう。」「 声援を送ってあげよう。」と思う心が生まれた事。
このヤングアメリカンズのプログラムは大成功だったと、客席の子供達を見て確信しました。
この感動を味わえるなんて、佐藤君を参加させて良かった!!

東京ディズニーシーのBBBのショーが大好きな方は、このヤングアメリカンズのステージも
120%楽しめる筈です。
これでチケット¥1,000.-は超~お得のはず!!
来年は必ず行って見て下さいね~。
2010年の春休み公演があると思います。
2009年の夏休みのアウトリーチ・プログラムは、新型インフルエンザの余波であちこちの会場で
キャンセルの憂き目に遭い、経営的になかなか難しかったとか。
今年は心機一転、頑張って欲しいと思います。

***** 「 ヤングアメリカンズ 2007 @ 横浜みなとみらいホール 」 ・ 完 **********  


Posted by ニヘドン at 00:11Comments(2)演劇 / ミュージカル

2009年12月27日

さあ!次はオイラの出番だぞ!

2009年12月27日(日)

杉田劇場開館5周年記念に、区民参加音楽劇が企画されました。
「 イソゴのハテナ
〜 海と梅と、これから物語 〜 」
と云う音楽劇です。
一般参加の市民と、横浜シティオペラのソリストが劇の舞台を作り上げる「 杉劇クワイア 」のグループと、一般参加の市民と神奈川フィルのメンバーでオーケストラピットを務める「 杉劇アンサンブル 」のグループが有ります。

ニヘドンはクワイア・グループにも興味が有ったのですが、やはりヴァイオリンで参加出来る機会はそうそう無いので、アンサンブルに応募書類を出したのでした。

ニヘドン達、杉劇アンサンブルは、2010年01月09日(土)が初顔合わせです。
この日に楽譜を渡され、初見で演奏するんだって。
ギャオ〜。そんな殺生なぁ〜。
(^_^;)

ピアノなら兎も角、ニヘドンにヴァイオリンの初見演奏が出来るのでありましょうか?
調が違うと、どの指と、どの指がくっつくのか突差に判断が付かないよう〜。

一緒に杉劇アンサンブルに参加する事になった、ニヘドンと同じクラスでヴァイオリンを習っている fu-chan も言っていたけど、
「 早く楽譜をくれ〜!! 」
「 全部楽譜が揃ってなくても良いから、兎に角早く楽譜をくれ〜!! 」

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

杉劇アンサンブルの練習開始が年明けなのに対して、杉劇クワイアの練習は、既に11月07日に始まっています。
今日、12月27日(日)も杉劇クワイアの練習が有りました。
練習室での練習ではなくて、ホールの舞台に上がっての練習でした。
オーケストラピットも作るので、アンサンブル・チームの皆さんも是非見学に来て下さいとの事だったので行って来ました。
アンサンブル・チームで見学に来たのはニヘドン1人でした。
( ・ _ ・ )エッ..?


早速、舞台の下のオーケストラピットを見て愕然としました。
(;_;)

オケピは、写真をご覧下さい。
ニヘドンは客席を離れると、受付のスタッフの所に行って言いました。
「 あのあの、まだアンサンブル・チームの名簿を頂いていないので全体像が把握出来ていないのですが、まさか今日のオケピに並べられている椅子の数が全員分なんですかっ?かっ? かっ? かっ? 」
スタッフは極上スマイルを見せて言いました。
「 はい。そうですよ〜。」
「 す…す…す…少ないですよね?
私、大人数だと思っていました。」
「 はは。やっぱり楽器持参が条件だと、参加者少ないんですよね。」
そ…そうだよね。
既にアマチュア・オーケストラで本格的に演ってる人達は、日曜日には元々所属しているオケの練習が有るだろうし。
「 人数が少ないと、私達、責任重大ですね。」
「 はは。頑張って下さ〜い。」
(T_T)

どの位に少ないかと申しますと、第1ヴァイオリンが5、第2ヴァイオリンが2、チェロが2、コントラバスが1、ヴィオラが2、その他管楽器が6と、総勢18名です。
I'm lonly so much.

オペラのオケピは、ピットと客席の間に壁と云うか、セパレーションが有ります。
杉田劇場の場合、セパレーションが全く無いので、客席の1列目からガン見された日にはアウトです。
変な音を出した日にはバレバレです。
あわわわわわ…。


この間、試写会の女王と話をしていたんだ。
女王陛下が、「 ドンドン日記 」のブログネタに使っていいって言ってくれたので、書くね。

「 こんなヴァイオリンの先生は嫌だ。」

「 駄目です! 違います! 」
ピシャリとヴァイオリンの弓で手を引っぱたく先生。
ううう…。想像するだに痛いよ。
手の甲に幾筋ものミミズ腫れ。
もしニヘドンが手に包帯をしていたら、先生に弓でたたかれたと思って下さい。(笑)
でも弓で叩かれるよりもっと嫌なのは、ヴァイオリンの弓先を鼻の穴に突っ込まれてグリグリされる事だな。
そんな先生いないって?
だからもしいたら怖いよねって話。
ニヘドンの鼻が豚鼻になっていたら、「 ああ、やられちゃったんだな。」って思って下さい。

後、プロでもアマでも、オーケストラや部活で怖いのはイジメ。

これは試写会の女王が考えたイジメの方法なんだけど。
ヴァイオリンの顎当てに納豆を塗りたくられるの。
知らずにウッカリ顎を乗せちゃって、
べちょ〜。
「 酷い。一体誰がこんな事を? 」
もしニヘドンが顎から糸を引いていたら、
「 ああ、本当にされちゃったんだな。」って思ってね。

後さ、試写会の女王のイジメ第2弾。
どうもヴァイオリンの音が、くぐもっていると思ったら、f字こうに、ハンペンを詰め込まれているの。
「 酷い。一体誰がこんな事を? 」

女王様ったら、「 彼女に何が起こったか 」の見過ぎです。
もし、「 ニヘドンに何が起こったか? 」が起きたら、ブログに書くからね〜。

実はこの予告編をみんなに流したら、みんな凄く楽しみにしちゃってて………。

ま、取り敢えずニヘドンはヴァイオリンを頑張るから!!
よろしく!!

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2009年12月26日(土)座高円寺2で行われたジャパノイズオーケストラを聞きに行きました。
ご飯を食べる為に、17:20頃、座高円寺の2階のカフェの様子を覗いてみました。
何だかスタッフの人たちが忙しなく立ち働いていて、カフェが営業している雰囲気ではありません。
( ここ違うのかなあ? )初めて来た場所は良く分かりません。
端っこの方を見てみると、事務所でした。
( 何だ。違うや。)
くるりと向きを変えると、二へドンの背中がたたかれました。
「 ん?」 再び事務所の方向を振り返ると、何と、ジャパノイズオーケストラの主催者である
伊藤まく氏が立っていました。
おお! 又々ニアミスだあ~! いや、ニアミスと言うよりも接近遭遇だあ!!
伊藤まく氏は親切に、ジャパノイズオーケストラのリハーサルを見て行くか、と誘ってくれました。
見たい! すっごく見たい!!
しかし、この時、「 昼ご飯を抜く 」 ダイエットをしていた二へドンは、身体中の血糖値が下がりまくり、
もうウルトラタイマーがピコピコピコピコうるさく鳴り続けていたのです。
「 ずびばぜん。 ざぎび ごばんぼ だべざぜでぐだぢゃい。」 
( すみません。 先にご飯を食べさせて下さい。)
又来年、チャンスが有ったら、ジャパノイズのリハを見せて下さいね。

かくして、ジャパノイズのリハを見損ねた二へドンは、今日は杉劇クワイアのリハーサルを見物します!!
小学生、中学生の子供たちのキャストが約20名います。
ほほ~。 練習前の子供たちは元気いっぱいです。 殆どが女の子です。
神奈川区民ミュージカルの子供たちと同じ位に元気が有る様です。
大人は10人程います。
神奈川区民ミュージカルに参加していた懐かしい顔が2~3人見えます。
( みんな好きだなあ。 もうお芝居の世界から離れられないんだね。)  

Posted by ニヘドン at 21:02Comments(0)演劇 / ミュージカル

2009年08月21日

ミュージカル「 天翔ける風に 」

野田秀樹 芸術監督就任記念プログラム

ミュージカル
「 天翔ける風に 」

日時 : 2009年08月21日(金)
18:30 開場 19:00 開演
21:48 終演
会場 : 東京芸術劇場 中ホール
料金 : S席 9,000円 A席 6,000円
原作 : 野田秀樹 「 がん作・罪と罰 」より
演出・振付 : 謝 珠栄
音楽 : 玉麻 尚一

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

いや〜。良かった。魅了されました。
もうこのまま舞台を見ながら息絶えたいと思っちゃいました。
いや〜。ニヘドン、実は舞台は久し振りなんです。
宝塚ではない。
劇団四季でもない。
いや〜、こんな世界があったんですね〜。
一言で言うと、めっちゃニヘドンの趣味!!
うきゃきゃきゃ!
もう喜びと感動で、ニヘドンはウハウハ喜んでいます。

ドストエフスキーの「 罪と罰 」のモチーフを日本の幕末に持ってきちゃう。
もし同じシナリオを映画にしたら、荒唐無稽なB級映画扱いされちゃうと思います。
でも舞台だと、全く違和感無く、すんなり受け入れられちゃう。
野田秀樹マジック。
いえ。受け入れられるなんて受け身なんかじゃいられません。
もう舞台の世界にのめり込んじゃう!!
もう現実の世界には帰りたくないっ!!

比べちゃ、いけないんだけど。
比べる方が頭イカレてるんだけど。
ニヘドンが佐藤君絡みで4年間関わった神奈川区民ミュージカルと比べてしまいました。
いえね。幕末から明治までの時代設定とか、「 坂本龍馬 」「 志 ( こころざし ) 」みたいなキーワードが両者に共通しているんですよ。
神奈川区民ミュージカルは素人さん達の集団ですから、パフォーマンスの完成度は比べるべくも無いのですが…。
区民ミュージカルの出演者の中から、10年後位には、こんな本物の舞台を作れるように成長する人々が出て来てくれたら嬉しいな、と云う思いで見てしまいました。

ミュージカルと云うと女性の出演者の割合が多いのが普通だと思うのですが、この舞台は圧倒的に男性が多く、声量や群舞の迫力は圧巻!!
音楽も、オーソドックスな音作りなのに、ステージの進行に相まって最高の雰囲気作りに成功しています。
メインキャストの背後を固めるモブの1人1人の動きが無駄無く生きているのに「 うーん。」と唸る事しきり。
佐藤君にこの迫力のステージを見てもらいたかった。
神奈川区民ミュージカルの皆さんに、このプロフェッショナルなステージを見て勉強してもらいたかった。

場面転換や、踊りの手法が凝っていて、「 ステージの見本市 」みたいで全く飽きなかった。
休憩を挟んで約3時間のステージでしたが、凄く短く感じました。
この演目は08月30日(日)までです。
見て絶対ご損は有りません!
行け!!

******************************

この日は初日でして、ロビーには花の山々です。
18:30の開場時間と共に入ったので、ロビーの花を見て楽しみました。
華道展かと見紛うばかりの数の多さです。
送り主の名前を見て行くのは楽しいですよね。
唐沢寿明、植草克秀、新妻聖子、神田沙や也加、等等・・・・・・・。
19:00開演です。

舞台の上には、兼六園の雪吊りの様な巨大なオブジェが4つ立っている。
黒地の幕に、その雪吊り様のオブジェは照明に赤く彩られている。
観客は見事に女性、女性、また女性・・・・・・・・。
1階席はほぼ満席だが、2階席の両端は空いているようだ。
舞台袖からヴァイオリンの音出しが聞こえて来る。
が、隣に座っている Tazoo には聞こえないと言う。
やはり普段、耳にしていない音は、耳が反応してくれないのかもしれませんね。
序曲の間にライトが落ち、ステージは真っ暗闇となる。

時は1867年の夏。
ステージを覆っていたスクリーンが開くと、
沢山の男達が、ゆっくりと歩いたり、ペアになって闘う様子を見せる。
♪ ええじゃないか の歌。
男達の動きは、ゲームの動き。 
そう、例えば、三国無双のゲームキャラクター達を思い起こさせる。

塾生の英( はなぶさ )は、質屋の婆ぁの所に来る。
英は、乳の形見の時計を5,000円で質入れする。
三条英は、おみつに質草を持って行く。
坂本龍馬を追う為に平戸に潜伏している。
群舞に隙が無い。 迫力!!

英と一緒にいる才谷梅太郎。
暗闇の中で、三条英も溜水石右衛門も、蛍光塗料の棒を持って踊る演出。


  

Posted by ニヘドン at 23:56Comments(0)演劇 / ミュージカル

2009年01月04日

初笑い! 「 落語×ショートフィルム 」

2009年01月03日(土)

落語とショートフィルムのコラボレーションと云う珍しい企画が有ったので行って来ました。

日時 : 2009年01月03日(土)
開場 18:20 開演 18:30
会場 : Brillia SHORTSHORTS THEATER
料金 : 1,000円

いつものシアターと異なり、
スクリーンの前には高座が設えてあり、
ぶ厚い紫色の座布団が置かれています。

まずは司会の男性が現れ、
「 まずは2008年の観客が選んだベストショートフィルムを3本見て頂きます。
 その後落語を聞いて頂き、またショートフィルムを2本見て頂き、
 さらに落語で締めるというプログラムです。 」

二へドンは座席に座っていたのですが、ヘナヘナと崩折れるかと思いました。
実はこの「 観客が選んだベストショートフィルム 」というのは、2008年12月29日(月)に
既に見ていました。
そして、この落語の3時間前に、「 BEAT 座 CLUB 」の和太鼓&タップダンスの
パフォーマンスと、ショートフィルムの上映の企画も見ていて、
その時にも全く同じフィルムの上映だったのです。
2回目の時には、もう分かっているストーリーを再度見るので、何故このカメラワークなのか、
このシーンで見落としてはならない物が何なのか、凄く良く分かって、それなりに面白かったのですが、
3回目ともなるとねえ・・・・・・・。
これが石田様のムービーだったら何十回でも見たいけど!!

では、上映されたショートフィルムを書き出しておきます。

① The Platform / プラットフォーム
   Robin Waiters / 04:00 / ドラマ / ニュージーランド / 2001年
② At Dawn / 夜明けの出来事
   Xavier Gens / 15:00 / ドラマ / フランス / 2005年
③ I'll Wait for the Next One / 次の方、お待ちしてます
   Phillippe Orreindy / 04:20 / ドラマ / フランス / 2002年

そして、本日の噺家、三遊亭 鳳志 ( さんゆうてい ほうし )が出て来ました。

「 別に悪気が有って出て来た訳では、ございません。 」 はははは。
「 今、ショートフィルムを3本ご覧いただきました。
  覚えられないのでメモを見させていただきます。よいしょっと。 」
と言いながら、新聞記者が持つメモ用紙みたいな紙を取り出しました。
「 プラットフォーム、夜明けの出来事、次の方、お待ちしてます。
  落語で、これと関連するものを、しろ! という企画なんですが、
  ございません!!」 はははは。
「 私、三遊亭 鳳志 ( さんゆうてい ほうし )と申しまして、円楽一門の人間でございます。
  円楽師匠は、長く『 笑点 』 に出ておりましたが、引退致しまして。
  大きい男なんですよ。 身長が187cmもありまして、顔が170cmあるんですよ。」
はははは。 
「 それ位顔がデカイんです。 私、今年で真打になります。 」
客席から拍手。 ぱちぱちぱちぱち。 
( 鳳志さんは、2009年03月に、真打昇進予定だそうです。 おめでとうございます!)
「 噺家の世界には身分制度がございまして、まず『 前座 』。
  所謂、付き人ですね。着物をたたんだり、雑用を4年程務めます。
  その次が『 二つ目 』。 これで羽織を着て、噺の修行を致します。
  大体7~8年位ですが、長い人で10年やったりしますね。
  そして、『 真打 』、『 大看板 』( おおかんばん )。
  これは看板に名前を書いただけで、お客さんが来てくれるというレベルですね。
  これだけで終わりではございません。 その次に人間国宝というものがございます。
  そして、ご臨終ですね。 」 はははは。

そして、荻生惣右衛門徂徠 ( おぎゅう・そうえもん・そらい )が出て来る
『 徂徠豆腐 』 を1席ぶってくれました。
荻生徂徠や、徂徠豆腐で検索すると、この落語噺を記載した物がいっぱいヒットしますので、
この噺をご存知無い方は、是非探して読んでみて下さい。
ただ、自分で読んでも、そんなに面白くはないですね。
やはり噺のプロフェッショナルに語ってもらうのを聞いているのが1番面白い。
荻生徂徠は、江戸時代に、江戸に住んでいた学者なので、東京に彼に纏わるスポットが
いろいろ有るんですねえ。
東京都港区三田4丁目には、荻生徂徠の墓があって、国の史跡になっているそうですよ。

そして、又、ショートフィルムの上映です。

④ Printed Rainbow / 虹絵
   Gitanjali Rao / 15:14 / アニメーション / インド / 2006年
⑤ The Substitute / 代理教師
   Andrea Jublin / 16:00 / コメディ / イタリア / 2006年

最後にまた鳳志が出て来るのですが、二へドンの後ろの座席から立ち上がったので
ビックリしましたよ!! 一体いつの間に後ろに座っていたのだろう?

「 私でお開きでございまして、どうぞお気を確かに持っていただきまして。 」

はははは。 いや、お正月に落語で笑い初めって、いいですね。
落語、いいですよ。 皆さんも是非!!

***** 「 初笑い! 「 落語×ショートフィルム 」 」 ・ 完 ********

  


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2008年11月11日

横浜にぎわい座有名会・第79回

2008年11月11日(火)

横浜にぎわい座有名会 第79回
開場 13:30 開演 14:00

料金 : 3,000円 ( 全自由席 )

 前座
 落語 柳家 小蝠 ( こふく )
 相撲漫談 一矢 ( かずや )
 落語 三遊亭 多歌介 ( たかすけ )

 お仲入り ( 休憩 10分 )
 
 落語  三遊亭 遊史郎 ( ゆうしろう )
 漫才  大瀬 ゆめじ ・ うたじ
 落語  三遊亭 あし歌 ( あしか ) 改め 歌橘 ( かきつ )

***********************************

「 横浜アートナビ 」( 旧・横浜文化情報 )に投稿をしたら、採用されました。
そのご褒美でしょうか。
アートナビ編集部より、横浜にぎわい座のペア・チケットが送られて来ました。
日時が指定されており、それが今日だったと言う訳です。
珍しく、執事のセバスチャンが一緒に行くと言うので、一緒に出かけました。

横浜にぎわい座は、オープンした当時、見学会の催しをしてました。
事前申し込み制で、二へドンも勿論行かない訳がありませんから、申し込みました。
見事に抽選で外れました。
それ以降、全くにぎわい座とは縁が無く、今日がにぎわい座デビューとなりました。

平日の昼間ですから、お客さんはガラガラだと思いました。
にぎわい座の建物を入り、エレベーターで3階に上がった所が会場です。
扉を開けた途端、既に8割方の席が埋まっています。
たら~り。 こ・・・・こんなに人気が有ったのね・・・・・・・。

お客さんの平均年齢は、70歳前後!?
かなり年齢層は高いです。

今日の出演者の中で、二へドンが知っている人はいませんでしたが、
皆、面白かったです。
今、日本には800人の落語家がいるって、知っていましたか?
その中のたった4人だけを聞いた訳ですが、かなりレベルは高かったと思います。

今日の出演者の中で、二へドンが気に入ったのは、前座の人。
可哀相に、前座の人は、名前を書いてもらえないのね。
だから、すみません。 二へドンは名前を知らないまま聞いてました。
印象に残ったのは、ゲリラ豪雨の話。
おじいさんが傘をさしたものの、あんまり雨が激しいので、歩く事が出来なかったんだって。
「 雨降って、じじい固まる 」 
う・・・・・受けた。 うちの執事のセバスチャンは、「 じじいネタ 」が大好きなので、
このオチには大受けしてました。
前座君、声も朗々としていて、好感度抜群でした。

あと二へドンが気に入ったのは、「 相撲漫談 」の一矢と、漫才のゆめじ、うたじです。
一矢は、相撲にターゲットを絞っているので、もう相撲評論家と化していて、
面白いの何のって。
出で立ちも、相撲の行司のスタイルで、かなり個性的。
外国人力士の本名を延々と言っていくのが、物凄く笑えました。
でも、数々の角界の事件、朝青龍がモンゴル帰国事件、大麻事件、力士暴行死事件などに
ついても毒舌コメントが相次いで、聞いている方がドキドキしてしまいました。

大阪のなんば花月グランドを見に行った時にも感じたのですが、
ステージで、コントとか漫談とか、落語なら、固有名詞を出して、毒舌言ってもOKなの?
同じ事をネットとか週刊誌に書いたら、絶対に反論を受けて、
「 自称・良識派 」 から批難をされて、最悪の場合、告訴とかされて、
踏んだり蹴ったりになると思うのですよ。

まあ、マスコミの無かった時代は、庶民はこういう演芸という形で、ニュースを知る、
という意味合いも有った訳ですから、一概に批難はしたく無いですが、
ブログやmixi で、色々ウザイ目に遭っている二へドンとしては、
大きなカルチャー・ショックですね。

漫才もとっても面白かった。
二へドンは、落語より、漫才の方が好きかも。
だって、服装が自由だし、より個性を出せると思うのです。
ゆめじ、うたじも、箸についてのマニアックなネタが面白かったです。
割り箸の形状によって、「 利休 」 とか 「 元禄 」 とか種類が有るのを、
全部並べ立てて行くのです。
しまいには、箸の木の種類まで並べ立てて・・・・・・。 ( 爆 )

「 横浜にぎわい座有名会 」 は、毎月11日~15日午後2時開演で、
寄席形式のプログラムを楽しめます。
¥3,000.-で、全席自由ですが、チケットは座席数しか販売しないので、
二へドンみたいにたかをくくっていると、当日券が無くて、Uターンする事になるかも。
今月は、「 祝!落語協会真打昇進記念 」 と言う事で、
新真打が日替わりで、トリを務めます。

DATA: 
「 横浜にぎわい座 」
〒231-0064 横浜市中区野毛町3-110-1
℡  045-231-2515 ( 10:00~21:00 )
FAX 045-231-4545

チケット発売箇所 横浜にぎわい座 045-231-2515
           ローソンチケット 0570-084-003 ( Lコード 38606 )
                     0570-000-407 ( オペレータ対応 )
           チケットぴあ   0570-02-9999 ( Pコード 389-551 )

***** 「 横浜にぎわい座有名会・第79回 」 ・ 完 ***********  


Posted by ニヘドン at 21:40Comments(0)演劇 / ミュージカル

2008年08月04日

「 見おろせば、海。」 再演予定のお知らせ

2008年8月1日(金) ~ 3日(日)に4回の上演を行なった
2008 神奈川区民ミュージカル 「 見おろせば、海。」 が無事に終了致しました。

暑い中、足を運んで下さった方々、本当にありがとうございました。
そして、わざわざ、会場に足を運んで頂いたのに、チケットをお出し出来なかった方々、
本当に申し訳ありませんでした!!

4回の公演で、800人以上のお客様にお越し頂きました。
ホールの座席数229席というキャパシティを考えたら、この観客動員数は
大成功と言って良いと思います。

「 もう1度あの感動を! 」 みたいと言う方、チケットが手に入らなかったと言う方々の為に

「 見おろせば、海。 」 の再演情報の速報です。

注意 : この情報は、2008年08月03日現在の「 予定 」であり、
     諸般の事情により、変更・中止もございますので、悪しからずご了承下さい。

1. 2008年10月25日(土) 神奈川ふれあい子どもサミット
   9:00 ~ 16:00  あーすプラザホール
   オープニングの20分間 歌&ダンス 3曲で構成
   出演は20名程度。

2. 2009年03月28日(土) ~ 29日(日)
   第2回神奈川県地域演劇交流発表会・2009スプリングフェスティバル参加
   鶴見公会堂
   本公演の縮小版
   

少なくとも、本公演に出演した中学生の男の子は、やる気満々です!

二へドン 「 出るの? 」
男の子  「 当たり前じゃん!! 」

また、是非、多くの皆さんに感動を与えられたら嬉しいです。
 
***** 『 「 見おろせば、海。」 再演予定のお知らせ 』 ・ 完 *******  


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2008年08月03日

満席で満席でごめんなさい!

2008年08月03日(日)

さあ! 神奈川区民ミュージカル千秋楽でございますよ!

写真はホワイエで心配そうにモニター画面を見守る制作スタッフ達。

ニヘドンは今日は13時集合です。
突発的な事態に対処出来る様、1時間余裕を見て、家を出て来ました。
ほ〜ら。横浜駅で車両故障の為、JRはダイヤが乱れていますよ。
横浜駅の次の東神奈川駅が目的地なのに、東神奈川駅構内に電車がいっぱいなので、空くまで時間待ちだと言う事です。
ニヘドンが乗った京浜東北線は、京浜急行線の仲木戸駅の横で止まってしまいました。
やっと走り出し、東神奈川駅のホームに入線した途中で、ガクンと電車が止まりました。
「 急ブレーキが作動しました。」と女性が録音した声が車内に流れました。
駅のホームで電車を待っているお客さん達が不思議そうな顔で車内を覗き込みます。
ドアが開かないんだから、どうする事も出来ません。
車内アナウンスが流れました。
「 ホームの緊急停止ボタンが押されました。 只今状況確認をしていますので、しばらくお待ち下さい。」
やれやれ。
やっとかなっくホールに着いた時には12:40 でした。
ホールのホワイエに詰めている他のスタッフに挨拶をしました。
今日はニヘドンは上演後、ホワイエで行われる打ち上げの買い出しに行く係なのですが、相棒が来ません。
今日はニヘドンは会場スタッフの名簿には入っていなかったのに、人数不足の為、人数に入れられてしまいました。
今日は「 花束お預かり 」係です。
みんな、ごめんね。
折角皆さんから預かったお花、ニヘドンの美しさの前に、しおれてしまうかも〜!?
13:10 に相棒が現れました。お子さんが衣装をお店に忘れて来たので取りに行ったそうで!!
さあ、開場時間の13:30には花束お預かりカウンターにスタンバイしなければなりませんからダッシュです。
昨夜の内にお買い物リストを書いておいて良かった。
東神奈川駅から歩道橋で繋がっているマルエツまでダッシュです。
紙コップ、紙皿、ウエットティッシュ、スナック菓子、ポテトチップス、
饅頭( 今回、出演者の平均年齢が高かったので。因みに最高齢は80歳越えてます!)、チョコレート等々。
開演5分前には、まだレジが終わらなかったので、相棒に支払いをお願いして、ホールにダッシュで戻りました。
今日は何度ダッシュしたら良いんだろうか?
さて、今日も問題山積みです。
座席数229席の所にですね、お取り置きチケットも含め、はけた枚数が220席。
当日券は10枚用意したとの事。
それ以上、当日券希望者が来たら、どうしましょ?
今日はTV 取材が入っており、その為の席を10席取ってあります。
最悪の場合、TV用の席を少し譲ってもらって……。
最新から親子室を希望の方が3名おりました。
「 よっしゃあ〜!」
おいおい。そんな喜び方してどうするんだ。
空席ばかりでは出演者の士気が上がらないし、かと言って余り人気過ぎてもね。
皆さん、土曜日の夜に来てくれたら良かったのにぃ…。
言っても先の無い事なんですが、ちょいと言ってみました。

花束お預かりも、なかなか大変でございます。
預かりカウンターは、あくまでも一時的に花束を置く為の場所で、受け渡しは、贈り主が直接出演者にするべきものなのです。
昨日、上演後、ホワイエに出て来た出演者が自分宛ての花束を自分で掴み、持って行ってしまった。
そうとは知らない贈り主は、自分の花束を探して、よく似た花束を他の出演者が抱えているのを「 ちょっと見せて。」と何度も何度も花束チェックをしたそうです。
そのチェックを受けた花束の贈り主が、とても不愉快だったと、凄い見幕でクレームをつけて来ました。
その時、他のボランティア・スタッフも沢山周囲にいました。
ニヘドンは、母親からの「 人の話はきちんと聞くもんだ。」との教えを、いつも忠実に守るものですから、
クレーマーの餌食になり易いんですね。
クレーマー嬢はニヘドンに向かって、胸のたけをぶちまけます。
そりゃそうですわ。
何か言いたい事がある人は、全然取り合ってくれない人に話すより、
話を聞く姿勢を見せる人に対しての方が、話し易いですもの。
こういう時は、
「 私は係でも責任者でもありません。ただここに立っていただけです。」
と言う気持ちは、ググッと呑み込みましょう。
やれやれ。ニヘドンは若い頃からこんな役回りばかりだよ。
何で人は皆、ニヘドンに向かって心の醜い部分をぶちまけるんだよ〜。
そう言う事をする人は、ニヘドンの心臓がギュ―ッと縮まる程、愛を感じる人限定にして欲しいんだよねえ…。
いっちょ、カウンセラーにでもなって、お高いカウンセラー料をふんだくってやろうかしら?

花束受け取りカウンターは、また今日も1件問題を起こしてしまいました。
どなたかが、かなっくホールの受付にプレゼントを預けたのです。
それが花束お預かりカウンターにスタッフに寄って持ち込まれた事は、ニヘドンの視界に入っていました。
上演後、お客様が1人、宛名を書いた紙が落ちていたと申し出ました。
近くに宛名の貼られていないブーケが置かれていました。
「 こちらでございますか? 」 と二へドンが聞くと、
「 そうだったかな? 」 と言いつつ受け取って行きました。
後で、脚本家の先生が、「 ブーケ置いてなかったかしら? 」 と尋ねて来ました。
あちゃ~!! さっき渡しちゃったブーケは、渡しちゃいけなかったんだ・・・・・!!

直接、花束お預かりカウンターに来てくれたら、宛名カードをセロテープで貼るので、
まず落ちたりしないのですが、ホール受付で預かった紙袋には、付箋紙で名前が書かれていたのです。
付箋紙は、すぐ落ちてしまうのよねえ・・・・・・。
確かに、宛名の無い紙袋が1つ残されていました。
その時になって、二へドンは、思い出しました。
二へドンの視界に入っていた、持ち込まれた物は、ブーケではなく紙袋だったと・・・・・。
慌てて、ブーケを渡したお客様を、出演者やお客様でごった返すホワイエを探し回りましたが、
見つける事が出来ませんでした。

30分程したら、ブーケを持って行ったお客様が、
「 カードを読んだら違ってた。 」と申し出てくれました。
ああ・・・・良かった。 かくして、ブーケも紙袋も正しい相手に渡りました。
やれやれ。 きちんと宛名カードが貼られているか確認を怠った二へドンの責任ですが・・・・。

さて、危惧された当日券のお客様ですが、入場出来るかどうか未定のまま、
取り敢えず順番待ちをして頂きました。
親子室へのご案内になりましたが、立ち見で、居心地は悪かったようです。
花束を持って来た中学生のグループもいたようですが、
もうどうする事も出来なく、お断りしたようです。
本当にごめんなさい。 
プロのステージだって、空席が多い事あるのに、こんなにチケット売れちゃってごめんなさい!!

ここで、皆様に二へドンから提案があります。
どうしても席に座りたい方は、事前にチケットを購入しませんか?
もしかしたら、急用が出来て行かれなくなるかもしれない。 それは分かります。
でも、折角来て頂いて、「 当日券有りません。」 は空しいでしょう?
事前に買って頂いて、都合が悪くなった場合、日時の変更のご相談には、応じられるかもしれません。
とにかく事前にチケットは買いましょう。 お願いします!!

そして皆さん、お友達にはこう伝えて下さい。
「 神奈川区民ミュージカルは、凄い人気で、当日券が売り切れるから、前売り券を買おう!」

土曜日の18:30開演の回は、座席に空席が有ったので、スタッフも客席に座って見物していました。
千秋楽は、お客様を差し置いてスタッフが座る訳には行かないので、
冒頭の写真の様に、制作サイドのスタッフはホワイエのモニターで見物していたのであります。
二へドンも、最後までずっと、花束お預かりカウンターにいました。

終演後、ホワイエに出て来た出演者の女の子達は、皆、号泣状態でした。
出演者の男の子の話では、
「 こんなに皆が泣いたのは、初めて。 」 との事でした。

出演者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
でも、満員のお客様が、皆の苦労を吹き飛ばしてくれたと思います。
そして、そして、当日券をゲット出来なかった方々、ゲットはしたけれど、良い席ではなかった方々、
本当に本当にごめんなさい。
二へドンが8月2日のブログ記事に、「 当日券有ります 」と書いてしまった責任を感じていますよ。
もし、二へドンのブログを読んで、当日券を買おうと思ってしまった方々、ごめんなさい!!
また、来年に期待して下さいませ。
もうスタッフ達は、来年の事を考え始めているようですよ。 ( 笑 )

***** 「 満席で満席でごめんなさい! 」 ・ 完 ***********

  


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2008年08月02日

満員御礼

2008年08月02日(土)

神奈川区民ミュージカル2日目で御座います。

写真は、2回目公演を終えて盛り上がる出演者の一部の人々。
中に本物の「 田中家 」の女将さんがいますよ!

役者達は10時集合でしたが、ニヘドン達会場ボランティアは、13時集合です。
12:20に、かなっくホールに着いたので、またもや携帯にブログ記事を打ち込んでおりました。
13:00からホワイエでボランティアの打ち合わせ開始です。
今日のニヘドンの仕事は、お取り置きチケットの清算係です。
お取り置き件数が30以上あったので、机の上は封筒でいっぱいになりました。
ただ、チケットを手渡すだけかと思いきや、お客様にスムーズにチケットを手渡す為の、ちょっとしたコツを幾つか発見しました。
最初、もたついてしまったお客様ごめんなさい。
お陰様でニヘドンは色々学習しましたよ。
今日の14:00からの通算2回目の公演は、座席数229席に対し、事前販売数約130席。
昨日の様に当日券のお客様が沢山入ってくれると嬉しいなあ・・・・・・・・・・。

ちょ・・・・ちょ・・・・・・ちょっと!! 
開演時間が近づくと、かなっくホールの館長さんが、冷や汗を浮かべながら、
受け付け周辺を行ったり来たりし始めました。
「 ・・・・・・・・? ・・・・・・・・・・ 」
制作担当者も、当日券売り場を徘徊しながら、つぶやきます。
「 まずいな・・・・・・・・。 」

二へドンは何の事やら皆目分かりません。 
「 ちょっとストップして! 」 はい? ??????????
やっと二へドンは事情が呑み込めました。
余りにも来場者が多い為、当日券の発売をストップしなければならないのです。
「 おかしいなあ・・・・・。 ちゃんと販売済みのチケット枚数を引いた枚数だけ当日券に回しているのに? 」
あ、もしかして、無料ご招待チケット有る?

「 モニターで見たら、2つ席が空いている。 」
「 1列目に1つ席があるだろう。」
空席情報が飛び交います。
とうとう正座席が満杯になったので、親子室でも良いか、お客様にお伺いを立てて、
親子室へのご案内です。
開演後に来られたお客様は、皆さん「 親子室でも何でも良いから。」とおっしゃっていただきました。
それでも、親子室も芋洗い状態になってしまったようです。
館長から通達が下りました。
「 親子室ももう入れないから、今後はモニターで見てもらって。 」
えええええええ~!?

結局、座席数229席なのに、受付で回収したチケットの半券は238枚有りました。
9名のお客様が、親子室でひしめいていただいた訳で・・・・・・・。
ご不便な思いをさせてしまったお客様には本当に申し訳ございませんでした。
これだけ多くのお客様に足を運んでいただいて、嬉しい悲鳴を上げてしまいました。

二へドン達、ボランティア・スタッフは、当然席などありませんから、自分たちの持ち場の仕事が終わると、
扉付近に集結して、壁に寄りかかりながらの観劇です。
お客様の反応も良く、随所で笑って頂けました。

そして3回目の公演は、18:30開演です。
3回目公演が1番チケットは売れていなくて、229席中85席でした。
100席は越えて欲しい所ですが、小さいお子さん連れの方々は大抵マチネ公演を選ぶので、
どうかな?
3回目公演の時も、二へドンの仕事はお取り置きチケットの手渡し係です。
「 きゃあ~!! 」
何と、二へドンと一緒にヴァイオリンを習っている Fu-chan が来てくれました。
実は二へドン、今年は忙しさにかまけて、Fu-chan にはミュージカルの宣伝をしなかったんです。
なのに、今年は息子が出演するかどうか分からないのに、足を運んでくれたのです。
良い人過ぎる・・・・・・。 余りにも良い人過ぎる・・・・・・・・・。
Fu-chan 、嬉しいです。 ありがとう!! 本当にわざわざ来てくれてありがとう!!
感涙・・・・・・・・・。

3回目の公演は、結局158人のお客様に入っていただけました。
数字だけで見ると、69席残りましたが、ボランティア・スタッフの人が座ったりし、
1列目や、2階席が残ったぐらいなので、全体的には
「 お客さんいっぱい! 」 状態に感じられました。
ただ、3回目のお客さんは、余り笑ってくれなかったのです。
出演者の中学生の「 すけさん 」 も、それを感じたと言っていました。
「 笑いたい時は声を出して笑っていいっすよ。 」
最終公演の時は、じゃんじゃん笑って下さいね!

神奈川区役所の方、田中屋の女将さん、町内会長さん、タウンニュースの記者さん等、色々な方にもお越し頂きました。
皆さん喜んで下さいました。
1回目・2回目・3回目共に、扉のストッパーの数が足らなくかったので、
二へドンが背中で扉を押しながらドアを開放し、そのまま扉に寄りかかり
お客様に「 有難うございました 」 コールをしていました。
一般のお客様達が、口々に二へドンに
「 感動したわ。 」 
「 初めて来たんだけど、最高だったわよ。」
「 みんな上手!! 」
「 横浜市内の区民ミュージカルの中で1番良いんじゃない? 」
等等、感動の面持ちで語って頂きました。
昨年、一昨年も、二へドンは会場にいたのですが、こんなにお客様からダイレクトに感想を伝えられるのは今年が初めてで、ビックリしました。
それだけ、良いステージだったと言う事でしょうか?
勿論、アンケートには、厳しいご意見も多く書かれました。

・ 台詞をとちるな。
・ 最後位、踊りを合わせろ。
・ 台詞が早口過ぎる。
・ 姿勢が悪い。         等等・・・・・・・・。

それは確かにそうなんです。 事実は否定しません。
でも、出演者は皆、素人で、学校や会社の合間に練習を行ない、しかもノーギャラなんです。
暑い最中、冷房の無い小学校の体育館で虫に刺されながらの練習をして来たんです。
実質2ヶ月で、歌を覚え、踊りを覚え、台詞を覚え、立ち位置を覚え・・・・頑張って来たんです。
公演3日間に、舞台稽古をし、ゲネプロを行い、公演をし、最後に駄目出しをもらい、
また翌日リハーサルをし、駄目出しをもらい、公演を行ない、駄目出しをもらい、
公演を行ない、駄目出しをもらい・・・・・・・・・・・・・。
出演者自身も反省の下に、色々改良を加え、1時間1時間、進歩している途中なんです。

プロフェッショナルな人々のステージは、毎回毎回完成されているべきなんでしょうが、
アマチュアの場合は、「 只今勉強中 」 の途中経過発表会だと思います。
ゲネプロの時よりは、数段に良くなっている。
毎年参加している出演者は、昨年より踊りが見られるようになって来た。
等々、弁護をさせて頂きます。 二へドンは毎回涙無しには見られません。

さあ、いよいよ8月3日(日)14:00~ 泣いても笑っても千秋楽でございます。
当日券ございます。 ( 会場入り口で販売します。 )
開演後も随時入場して頂けますので、どうぞ感動のフィナーレを一緒に体験しませんか?

DATA : 
2008 神奈川区民ミュージカル 「 見おろせば、海。」
会場 : かなっくホール JR東神奈川駅・京急線仲木戸駅 徒歩1分  電話 045-440-1211
料金 : 大人 ¥1,500.-
     子供 ( 高校生以下 ) ¥800.-

***** 「 満員御礼 」 ・ 完 *****************
   


Posted by ニヘドン at 21:53Comments(0)演劇 / ミュージカル

2008年08月02日

神奈川区民ミュージカル初日公演大成功おめでとう!

2008年08月01日(金)

写真は料亭「 田中家 」から贈られた花。
田中家さん、ありがとうございました!!

今日、ヴァイオリンのレッスンを終え、横浜駅から東神奈川駅に向かった。
今日から公演が始まる神奈川区民ミュージカルのボランティア・スタッフとして働きに行ったのだ。
14:30には会場に着いた。
誰もいないホワイエの椅子に座って、ブログ記事を携帯電話に打ち込む。
神奈川区民ミュージカルに関わるのも、今年で3年目だ。
スタッフとして参加する人々の半数とは、既に顔見知りだ。
ホワイエを動き回る見知った人々と挨拶を交わす。
マーちゃんのママに声をかけられた。
「 ゲネプロが始まりましたよ。 中で見ませんか? 」
ほいほい。 のろのろと3つも4つもある荷物をまとめて立ち上がる。

客席に着いた時には、オープニングの1曲は終わってしまっていた。
昨年、一昨年と、練習中の「 すけさん 」 に台本を読ませてもらった。
すけさんが、ちゃんと台詞が入ったかどうか、みてあげる事すらした。
今年は一切関知しなかった。
料亭「 田中家 」が舞台になる事だけは、事前情報として得た。
それだけだった。
すけさんが高校生の役だと言う事も、知った。
何の先入観も無く見る舞台は、新鮮だった。

最後まで見て、二へドンが感じたのは、
「 今年は、参加者の年齢が高いせいか、全体的に大人し目。
  子供達に覇気が無い。 ダンスも冴えない。
  もっと若さ爆発しても良いのでは? 」
昨年、一昨年は、舞台を引っ張る爆発型のお姉さんがいた。
今年は彼女がいないせいだろうか。 
それとも、指示待ちタイプの子が多かったのだろうか?
ここが、一般公募スタイルの素人グループの難しい所なんだろう。
蓋を開けてみるまでは、どういうメンバーが集まるのか分からない。

ゲネプロ終了後、二へドンはまた、ホワイエで、ブログ原稿の製作に余念が無い。
40分間打ち込み、ちょっと親指が滑ったと思ったら、消去してしまった。 ( 泣 )。

17:15 スタッフ打ち合わせが始まる。
9名のボランティア及び、2名のスタッフ、2名のホール関係者が裏方作業をする。
本番に活躍するのは、出演者だけではない。
席数229という小さなホールでも、10名以上の会場スタッフが必要なのだ。
統括責任者、受け付け、会計( 当日券、お取りおきチケットの代金精算 )、
切符もぎり、プログラム配布、会場整理・案内( 場内・場外 )、花束預かり係り。

二へドンの1番好きな仕事は、「 切符もぎり 」係り。
でも今年は、誰も立候補する人がいなかった場内整理係りをやる。
ペンライトを持って、スタンバイ。
開場時、扉を開放するドア・ストッパーが1組しか無い事に気付く。
2箇所の扉の片側ずつしか開放できなかった。( 事前チェックをしなかった! )

開演までは、「 いらっしゃいませ 」に専念。
打ち合わせの時、 「 二へドンの持ち場は暇ですよ。」 とかなっくの職員の方から言われた。
ところがどっこい。
花束を預けた人たちは、二へドンの持ち場の扉に流れて来るので、わらわらと人が入って来る。
暇かと思いきや、結構質問を受ける。
1番多い質問が、「 トイレどこですか? 」。
これは何のボランティアをしても、ホールでも飛行場でも、どこでも、必ず多く聞かれる質問。
次が「 ロビーで飲食しても良いですか? 」。
結構、基本的な事柄ばかりを聞かれる。
二へドンのメアドは聞かれなかった。 二へドンのスリーサイズも聞かれなかった。
今度、日記にアップしとくね。 ← 誰も聞いてないって!!( 爆 )

先程も書いたが、かなっくホールの座席数は229席。
打ち合わせ開始時点で、お取り置きも含め、ハケているチケットは102席だと聞いた。
ふー。 約半数か。 しょぼいな。
プロのステージでも、気の毒な位にガラガラな会場は有る。 でも・・・・・・・。
今年は、チケットの売り込みに熱心ではなかった二へドンは後悔の念に苛まれる。

今日は、横浜では 「 神奈川新聞花火大会 」が行なわれる。
神奈川区民ミュージカルは、例年、金・土・日の3日間で公演を行なう事に決まっている。
今年はたまたま、花火大会と重なってしまった。
「 区民ミュージカル 」 と、「 花火大会 」。 あなただったら、どっちを取る?
二へドンだったら、花火大会!! 雨で花火大会が中止になったら、ミュージカルにする。
ガーン!! 。。。。。。。。。。 自分で言って、自分でショックを受けるなって!!

でも、「 いらっしゃいませ 」のお仕事をこなしている内に、何だかやたらと席が埋まって行く。
開演1分前には、前列の端しか残席がなくなってしまった。
結論から言うと、この回の入場者は183人!!!
約80人が、当日、足を運んでくれた訳だ。
空席嫌いの二へドンは、もう「 ほとんど満席 」状態に大興奮!!
空席46席の大部分は2階席だったので、1階席は本当に、「 ほぼ満席 」状態!!

また、遅れ客が来るわ。 来るわ。 
石田様のリサイタルでは有り得ない位、10組以上が遅れ客。
かくして、二へドンは、なかなか忙しい2時間を過ごした。

そして本番は、ゲネプロと全然違う!!
出演者達が、生き生きとしていた!! 
やはりステージと言うものは、出演者だけで作るものではなく、観客と一緒に創るものなのだと実感した。
ゲネプロではスベッたギャグも、本番ではお客さん達は笑ってくれた。
予期せぬ所でも笑ってくれた。
スピリチュアル・カウンセラー役がステージに姿を見せるだけで、客席から笑いが起きた。
警官役も随所で笑いを取れた。
歌が終わる度に、客席から拍手が湧き起こった。
客席のあちこちから、すすり泣きが聞こえた。

隅に、会場整理係り用の丸椅子が置かれていたが、写真撮影係りの邪魔にならないように、
壁にもたれて立って見ていた。
全身で客席の反応を感じて、二へドンはもう涙が止まらなかった。
決して暇を持て余している訳ではないだろうに、わざわざ足を運んでくれた183人。
そして、その183人の笑いと涙と拍手・・・・・・・・・・。
拍手の温かさに打たれた。 こんな温かい拍手が世の中に存在するんだ。
今までのどんなステージに対しても、二へドンはここまで温かい拍手を贈った事が無い。
石田様、ごめん。 この温かな拍手を石田様じゃない素人さん達に捧げてしまった。

二へドンは、このミュージカル上演に対して、何もしなかった。
脚本を書いた訳では無い。 練習に付き合った訳ではない。 演出をした訳ではない。
ただ当日、ふらっと行って、ちょっとしたお手伝いをしただけだ。
そして得た物は大きな感動。

例年、最終日は盛り上がる。 でも今年は初日に、こんなに盛り上がってしまった!!
何か、二へドンは初日で燃え尽きた気分なんですが・・・・・・。
いやいや、明日もお手伝いを頑張りますよ!!

さて、終演後、お客さん達の口から聞かれたコメントを総合すると、
今年の神奈川区民ミュージカルを見るポイントは2つ。
1. 三婆( さんばば ) - 意地悪中居トリオ
2. 女占い師 - スピリチュアル・カウンセラー   だ!!
皆、勝手に、台本では使われていないニックネームを付けちゃってる所が凄いよね。
「 三婆 」 と 「 女占い師 」 だよ~。( 笑 )

8月2日(土)は、14:00 ~ と、 18:30 ~ の2回上演があります。
是非、「 三婆 」 と 「 女占い師 」 をお見逃し無く!!

***** 「 神奈川区民ミュージカル初日公演大成功おめでとう! 」 ・ 完 ******  


Posted by ニヘドン at 02:18Comments(0)演劇 / ミュージカル

2008年08月01日

神奈川区民ミュージカルへお越し下さい!

今年も神奈川区民ミュージカルが開幕します。
小学生から大人までが、暑さも虫刺されも物ともせず、練習を重ねて来ました。
是非見に来て下さいませ!

2008 神奈川区民ミュージカル  

神奈川開港149周年

見おろせば、海。

日時 : 2008年08月01日(金) 18:30 開演
      2008年08月02日(土) 14:00 開演
      2008年08月02日(土) 18:30 開演
      2008年08月03日(日) 14:00 開演

      各回、開演の30分前に開場予定。

会場 : 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール
      JR 東神奈川駅・ 京浜急行仲木戸駅より徒歩1分
      東急東横線・東白楽駅より徒歩10分

料金 : 大人 1,500円。  子供( 高校生以下 ) 800円。
     全自由席。
     当日券ございます!!
     乳幼児の入場はご遠慮ください。

チケットに関するお問い合わせ : かなっくホール ℡ 045-440-1211

公演に関するお問い合わせ : 村上演劇教育事務所 ℡ 045-431-5551

脚本 : かめおか ゆみこ
演出 : 森田 徹
振付 : カネコ キヨミ
音楽 : 杉野 真理子
歌唱指導 : 池亀 順子

神奈川区は歴史の宝庫。
地域の歴史を題材に現代を描きます。
これまでの 2005 「 よこはま・新浦島伝説 」
        2006 「 ヘボンくらぶにようこそ!」
        2007 「 100年の扉の向こう 」( 浅野総一郎 ) に続き、
2008、文久3年( 1863 )より続く老舗料亭を舞台にお話が展開されます。

「 STORY 」 ( 神奈川区民ミュージカル・プログラムより転記 )

家出少女の水上はるかは、ハマの老舗料亭 「 田中家 」 に飛び込み、強引に仲居見習いになってしまう。
さらに、そこに、熱血教師・川野の働きかけで、中学生の体験学習の話が舞い込んだ。
地域の商店街振興会の大人たちも巻き込んで、物語の行方は・・・・・・。
ちょっとシリアス、ちょっとスピリチュアルに、やがて、それぞれの心が繋がっていく。

舞台となる 「 田中家 」 ( TANAKAYA ) のご紹介

田中家の創業は文久3年( 1863年 )。
『 東海道53次 』に描かれ、竜馬の妻おりょうも仲居を勤めていた歴史深い料亭。
神奈川宿ゆかりの店舗として唯一の存在となりましたが、古き良き時代を留めながら、
「 懐かしさと安らぎの想い 」 の中で、食通の皆様にごゆっくりと高品質な御料理を
楽しんで頂ける空間創りを日々心掛けております。

新鮮な食材を仕入れるため、ご用意させて頂くお献立は毎日異なります。
お昼の席   6,350円~
夜の会席  10,500円~
        完全予約制    席料1,050円
        サービス料 昼10%、夜15%を申し受けます。
歴史にご興味ある方は、明治・大正時代の写真を見ることができますのでお申し出下さい。

住所 : 横浜市神奈川区台町11-1  駐車場有り。
      各線横浜駅 横浜きた西口より徒歩約7分。
電話 : 045-311-2621
定休日 : 不定休 ( 要予約 )
営業時間 : 11:30~14:00   17:00~22:00

http://www.tanakaya1863.co.jp

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総勢41名の出演者の中には、「 佐藤君 」もおります。
今年は 「 竜舞 ( りゅうまい )」に燃えているようです。
二へドンも、3日間、受け付け辺りをウロウロしていますので、

皆さん、かなっくホールへ、いらっしゃあ~い!!


***** 「 神奈川区民ミュージカルへお越し下さい! 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 00:58Comments(0)演劇 / ミュージカル

2008年05月30日

SOMEDAY  studio salt 第9回公演

2008年05月30日(金)

雨が降っている。スポーツセンターでの体操教室はサボってしまった。
いや、雨のせいでは無いかも。
最近、新しいCDを買いました。
そのCDを聞くと、無性にヴァイオリンを弾きたくなるのです。
13:00 からのヴァイオリンのレッスンの前に、もっと弾き込んでおきたかったのです。
ヴァイオリンのレッスンを、なかなか良い出来に終え、
ランチを食べました。
二へドンは最近、石田~リンとの恋がなかなか進展しないので
( 自分で放置プレーを決め込んでおきながら? )
摂食障害気味です。 
今日のランチも多分、本日1回のみの食事になりそうです。
カレーを頼んだのですが、胃が小さくなっちゃっているので、
全部食べるのに40分位かかっちゃいました。

はちきれそうなお腹をかかえて、相鉄ムービルの中を突き抜けます。
これが、いつもの二へドンの横浜駅へ抜けるルート。
ふと、エスカレーター横のポスターを見ると、「 おおおおおお!! 」
写真の studio salt ( スタジオ ソルト ) の公演案内でした。
「 やばい。 忙しさにかまけてスケジュール確認してなかったよ。 もう公演始まっているんだ・・・・。」
前回の公演は不義理をかましてしまったので、今回は是非見たい!!

この劇団には、佐藤君が3年前、神奈川区民ミュージカルで共演したヴィトウィンさんが所属しているのです。
幸い、今日はコンサート・チケットを何も買っていなかったので、急遽観劇をする事にしました。

この時、時刻は15:15。 
あちゃあ~、昼公演は15:00開演です。 あと20分早く食べ終わっていれば・・・・・。
昼公演は¥2,000.-だったのにぃ・・・・・・。 ( 涙 )
仕方が無いので、夜公演の19:30まで時間を潰すために、相鉄ムービルで 「 ランボー 最後の戦場 」を見ました。

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この公演、まだ後2日有りますので、ご都合のつく方はぜひ!!

studio salt 第9回公演  相鉄本多劇場提携公演

SOMEDAY

日時 : 2008年05月28日(水)~ 6月1日(日)  
      まだ間に合う公演は
      5月31日(土) 14:00~      18:30~
      6月 1日(日) 14:00~      18:00~
会場 : 相鉄本多劇場
      横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F   
      電話 045-319-2150
料金 : 全席指定 前売・当日共 ¥2,800.-
      学生割引 前売りのみ  ¥1,500.-( 高校生以下、要証明書提示 )
チケット取り扱い : studio salt スタジオソルト
             URL http://www.studiosalt.net
        e-mail info@studiosalt.net
            電話  090-1773-2823 ( studio salt )

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studio salt の舞台が好きで、今回が4回目ですかね? 
そもそも足を運ぶようになったのは、ヴィトウィンさん絡みだったのですが、
今では、すっかり脚本の椎名泉水さんのファンになったからです。
何の変哲も無いように見える日常生活に、見えない亀裂が生じていく様を、見事に浮かび上がらせる大人の演出です。
よく毎回、ネタがあるよね、と感心してしまいます。

舞台美術も毎回センス良いです。
この心憎い脚本を、イケテル舞台で演じる役者さん達が、また良い味を出しています。
普段、演劇なんて見ないわ、という方々にも、ぜひ1度は足を運んで見て欲しいと思います。
小劇場ならではの、「 すっぽり感 」 がすごく好きです。

今回は「80’s 」って言う海辺のお店が舞台。
開場時間に入って席につくと、会場内には、既に海岸に打ち寄せる波の音に満ちています。
虫の声も混じっています。
ここの劇団は芸が細かいんですよ、いつも。
舞台の向かって左手にはカウンターが据えられ、スツールが3脚。
カウンターの右側にはチワワの置物。 ( こんなの、どこから見つけてくるのだろうか? )
カウンターの裏手には、飲食店によくあるガラス扉の冷蔵庫。
背面には2段の棚。 酒瓶が並べてある。
舞台中央には、丸い折りたたみのウッド・テーブル。
テーブルの周囲には白い椅子、赤いプラスチック製の椅子、スツールが1脚ずつ。
右手にもう1つのウッド・テーブル。
その周囲にはスツール、黒い大きなスツール、背もたれの有る椅子。
舞台の右端にはカウチが1つ。
白い木枠のドアの横には、窓が2面。( こちらのドアは、海に面したテラスに出る。)
左側にはもう1つドアが有り、こちらは店に入る為の扉。
ドアとドアの間の床にはダーツ盤が置かれている。
壁の上部にはサーフボードが掛けられている。
文字が書かれている黒板も見える。

開演まで、舞台の小道具・大道具を、舐めるように見ていた二へドンでございます。

さて、ストーリーは、高校生の娘・月子を持つ、店主・ヤソッチと奥さんナッキーを軸に、ナースとの婚約を破棄されちゃうトシちゃん、月子に剣玉を 「 伝授 」 する佐野元春君、 バツイチで再婚願望の有るペー、ついつい無理をしちゃってる、もてない( 失礼! ) カッちゃんが、絡んで話を面白く、複雑にしていきます。
1時間40分の上演時間が、あっという間に感じられました。

40過ぎた、いい大人たちが、恋愛ごっこをしている様が、とても可愛い。
二へドンは、「 いくつになっても恋愛派 」 だから、こういう設定はとても感情移入できる!!
特に、この公演の前に、映画「ランボー」を見ちゃったから、
自分の生活とはかけ離れた状況設定のランボーの世界から、突然、他人事とは思えない現実臭のある設定に投げ出されて、本当に舞台と自分が一体化してしまいましたよ。
あまり一体化してしまい、見ていて気恥ずかしい程でした。

スタジオソルトの公演で、いつもお約束の「 みどころ 」が有りますが ( これがいつも、二へドンのツボに嵌まる・笑 )、
今回は、いい年をした男子共が、「 SOMEDAY 」を大熱唱するシーン。
トシちゃんの 「 魅惑の腰つき 」 に二へドンはやられてしまいましたぜ。 ( 笑 )
カーテンコールで、もう1回、あの魅惑の sing & dance を見せてくれるかと期待していたので、無かったのはちょっと残念でした。

あと、いつも二へドン思っていたのですが、スタジオソルトさんの公演って、絶対にエンゲル係数高いですよね!?
舞台の上で必ず本物の食品を召し上がるではないですか!!
今回は、山盛りのバナナでしたね!!
ワタクシ、カッちゃんが一体何本バナナを召し上がるのか、固唾を飲んで見守ってしまいましたよ。
3本食べましたね!! 二へドン最前列の席に座っていましたから、バナナの香りに頭クーラクーラしちゃいましたよ。
皆さんの見事なバナナの食べっぷりに、二へドンは当分バナナは食べなくてもいいやって感じです。( 笑 )

後半には、男性陣の肉体美まで、拝見させて頂き、ありがとうございました。( 爆 )

終演後、ヴィトウィンさんにお声をかけましたら、額から玉のような汗でございましたよ。
「 緊張しました。 」 なんて、おっしゃってましたが、またまたこのベテランがそんな!!
お疲れ様でした。 毎回、毎回、楽しませてくれる舞台を、これからも楽しみにしていますね。

最後に木下智巳さん、二へドンは、「 冒頭で読んでいる本の伏線 」 が何だか分かりませんでした!!
すみません! すみません! 修行して、1から出直します!!
 
***** 「 SOMEDAY  studio salt 第9回公演 」 ・ 完 *********  


Posted by ニヘドン at 23:21Comments(6)演劇 / ミュージカル

2007年08月10日

100年の扉の向こう ~ 七福神の港に生きて

「 2007 神奈川区民ミュージカル  神奈川開港148周年
  100年の扉の向こう ~ 七福神の港に生きて 」 

日時 : 2007年8月3日(金) 18:30~
           8月4日(土) 14:00~  /  18:30~
           8月5日(日) 14:00~
会場 : 横浜市神奈川区民文化センター  かなっくホール
料金 : 全席自由  一般 ¥1,500.-  高校生 ¥1,000.-  中学生 ¥500.- 
出演 : 一般公募の小4~成人 
脚本 : かめおかゆみこ
演出 : 森田 徹
振付 : カネコキヨミ
音楽 : 杉野真理子
歌唱指導 : 池亀順子

ストーリー ( プログラムより転記 )
学園では、2010年の創立90周年に向けて記念事業を考えていた。 折りしもその前年は横浜開港
150周年。 創立者・浅野総一郎が目指した様に、100年先の歴史への展望を持った教育を、もう
一度考え直したい。 そんなきっかけで始まった歴史の再認識調査だったが、輝かしい歴史の裏側
には、見えないもう一つの歴史が隠されている事に気づく・・・・・・。

全1幕7場。
プロローグ  歌 「 風に乗れ!」  / 第1場 ー 浅野学園  朝野を企画委員会に勧誘する教師・安田  / 第2場 ー 銅像山 さくらが不登校の実情を語る  / 第3場 - 浅野学園 ~
銅像山  企画委員会メンバー初顔合わせ ~ 歌 「 からっぽの心 」 ~ さくらの高校行かない
宣言  / 第4場 - 街 ~ 浅野学園 ~ 街  さくらダンスチームに入会 ~ 企画委員会
メンバーに軋み ~ ダンスチーム オリジナル曲を作る事に  /  第5場 - 浅野学園 ~ 
銅像山  歌 「 稼ぐに追いつく貧乏なし 」 ~ 朝野、非協力的なメンバーに切れる ~ さくら、
朝野に作曲を依頼  / 第6場 - 街  歌 「 まわれ、風車 ~ 七福神の港に生きて 」 ~
練習場所を失ったダンスチームが銅像山で練習を行い教師・渋沢の怒りを買う ~ 歌 「 まわれ、
風車 ~ 完結編」  / 第7場 - 朝野学園  大団円 ~ 歌 「 まわれ、風車 ~ 完結編」
/ エピローグ 

***************************************

今回のミュージカル公演に際し、二へドンはサポーターとして裏方のお手伝いをしました。
お客として客席にいるだけでは分からない事をいろいろ知りましたので、裏方の視点でレポをして
みたいと思います。 

まずは、8月3日(金) 第1回公演。 実はこれは二へドン、芸劇で仕事があったので・・・・・。
ハハ・・・・・・。 もごもご・・・・・。 全く最初の公演に立ち会っていないのですが、 ハバネロ・クイーン
がプリンセスを従えて来て下さいました。 超多忙の中、時間をやりl繰りしてお越し頂きまして
本当に感謝しております。 佐藤君が朝野総一郎張りの財閥を作るか、二へドンがコンマス夫人に
なった暁には、しっかり恩返しをさせて頂きます。 それまで、しっかりお待ち下さいませ。(笑)
では、お二人のコメントを載せちゃいます。 著作権の侵害とか言われない事を祈る。
今回は色々な人の感想を載せて、客観的に判断してみようと思うの。 二へドン余りにも裏方に
関わり過ぎて、全然客観的に見られないのよね。
クイーンさんのコメントから。 「 佐藤君だけ見ると、去年より今年はやっぱり中学生、成長したよね
ー! 背も伸びたし。もう子供じゃなく、いっぱしの中学生という感じでキュンとしちゃうよ。」
ああ、ありがとうございます。 今度、ぜひ石田様のライブにも足をお運び下さいませ。 もっとキュン
キュンしちゃうから。 
「 でもヴィトウィンさんが今年も出てると思っていたらいなかった! ( 終演後ロビーには応援に
駆けつけ、大分遅くまで居たみたいだけど )」 はい、クイーンお気に入りのヴィトウィンさんは今年は
乗らなかったのですよ。 ニヘドンも残念でありました。 彼の所属する劇団の情報は、その都度
 ドンドン日記にアップして行くから、今度はそちらに行きましょう! 確実にヴィトウィンさんに会えます。 そう言えば今回は二へドン、芸劇でお仕事だったから・・・・・ぐ! ごほごほ・・・・。二へドンは
ヴィトウィンさんに会えなかったのよね。 ヴィトウィンさん、今年のミュージカルの感想をお知らせ
下さいな。 
「 他に、去年目立っていた子が今年も何人かいたので、私はプリンセスとは別の意味で楽しめた
けど、作品自体は去年の方が良かったかな? 」 うん、私も2つだけを比較しちゃうと 去年の
「 ヘボンくらぶへようこそ! 」 の方が4公演全部泣ける程、感情移入出来た。
「 去年はヴィトウィンさんの存在で全体が締まって見えたのかもね。 」
はい、それは真実だと思います。 異年齢の人々が作る区民ミュージカルの醍醐味は、学芸会では
有り得ない、大人の存在感を加味できる事です。 そう言う意味ではもっと成人の参加者も欲しいよ
ね。
「 市民ミュージカルで小学生から大人まで居る場合は、おちゃめ系の方が合うと思うけど今年は
 おちゃめ度と言うかコミカル度と言うか、ストレートな子供らしさ度が去年に比べて低かった様に
 思う。 ( あまりコミカルを狙うのもクサくなるけどね。 )」
そうですね。 今年は小学生が高校生の役をやったり、 「 風 」 という小学生にはどう演じて良い
か理解しにくい ( モデルが無いから真似できなかったと思うのです。 ) 役柄が入っていたし。
「 でも、神奈川に因んだ脚本を毎年書かなきゃならないから、結構ネタ切れでムリムリなんだろうね。本当に、監督、脚本、演出、音楽の人々は大変だと思うわ。」
そうなんです。 二へドンも来年のネタが心配です。 でも、来年も公演が出来るのか、そっちの
方がもっと心配です。 ですから、会場に足を運んで下さった方々は、今年のミュージカルを救って
下さった以上に、来年への展望を繋いで下さった恩人なのです。 誠にありがとうございます。

「 私は評論家的な立場かもしれないけど、評論家と言うより ただ観客として舞台を見物する度に
  生理的に気持ち悪く思うのは、 “ 台詞に心を込めよう ” “ 身体で表現しよう ” とする余りに
  喋ったり歩いたりする時 前傾姿勢になる事と、 動作、踊りの時に身体の末端部分にまで神経が
  行かずに伸び切っていない事。これらの事は多分一生懸命演技をしようとして却ってその様に
  不自然になるんだと思うけど、いかんせん中途半端 ( !! ) なんだよねー。 それが見てて
  恥ずかしいの。私だけかなー? 」
うーん。 これは要するに己の姿を客観的に見てない事に由来するかも。 区民ミュージカルの
練習場所は、小学校の体育館や地域ケアプラザなので、鏡張りの練習場では無いんです。
周囲に鏡を張り巡らせた環境だったら、先生に注意された事がどういう事なのか 目で見て確認
出来ると思います。 鏡が無いから、隣の子の姿勢が、自分と同じだと錯覚しちゃう?

それではお次は元・女優のプリンセスが感想をFAXで送ってくれたものをご紹介。
「 昨夜は楽しませてもらいましたよー。 ありがとう。 ただ感想となると、クイーンのメールにあった
  様に私はどちらかと言うと出演者側の気持ちに自分の気持ちを沿わせて見てしまったからなあ。
  あまり客観的に見る事が出来ていないと思います。確かに前半は “ チケット代を払って見に
  来た ” と言う立場で見ていて、 『 ちょとこの脚本には無理があるなー 』 とか 『 台詞が
  臭過ぎるなあ 』  『 テンポが悪いなあ 』 とか感じていたものの 展開が見えて来た辺りからは
 『 うんうん、そういう事なのね。 分かったー。 じゃ、皆頑張ってー。 』 『 舞台ってイイよねー。
  夢中になれる事があるってサイコーだよねー。 今を生きろ! 』 みたいな感じになっちゃったなあ。 佐藤君は着物着て出て来て “ 商人になるんだ! ” って言ってた場面が台詞も表情も
一番しっかりしていて良かったと思いました。 終演後、ロビーで友人達とじゃれ合いながら 満面の
笑みをたたえている姿はすっごく可愛かったよー。

でもやっぱり脚本がもう少し面白可笑しくて展開がスムーズだともっともっと質の高い舞台が出来る
だろうに・・・・とは思ったかな? 昨日は初日で皆 緊張していただろうし、 明日になると慣れて
少しダレてくるかもしれないし、 今日の舞台がきっと一番熱の入った良い舞台になるんじゃないかな? 又来年も誘って下さい。 都合が付いたらきっと行きますね。」

流石、女優は己の経験をベースにしっかりコメントをしていただきました。
体調不良で、コルセットを巻きながらのお出まし、本当にありがとうございました。

さて、翌日8月4日(土)は 二へドンのお手伝い日なので、12:30集合だったのですが、12:00には
ホールに着きました。 他のお手伝いの方はまだ来ていませんでしたが、統括責任者の村上氏が
プログラムに新聞切抜きのコピーを挟み込んでいたので、お手伝い。 ミュージカルの記事を取り上げてくれたのは、神奈川新聞とタウンニュース。 タウンニュースさんは3月から、 出演希望者募集
から、新田純子先生の講演会等、機会ある度に取り上げてくれました。

12:30からお手伝いスタッフ6名と村上氏、会計の儀間先生、かなっくホールの職員2名で
打ち合わせが行われました。 まずは係りの振り分け。 いくら素人集団とは言え、仕事は多岐に 
渡っています。 受付・会計、 切符もぎり、 プログラム配布、 会場整理 ( 場外・ 場内 )
花束預かりが 大まかな分担。 二へドンは切符もぎり係りに立候補。その後、かなっくホール職員2名を交え、最終打ち合わせ。車椅子対応があるか、親子室の申し込みがあるか、遅れ客への対応、
当日券販売があるか、あれば何枚か・・・・・・・・・・・・。 ただのお客として来たのでは、とうてい知らなくても良い細かな事柄が次々に確認されていきます。
目から鱗だったのが、時間になったから開場するのではないという事。 例え予定時間を過ぎても
監督からのGo が無ければ開場してはいけないそうです。 へ~、そんな事考えた事も無かった。
だから、皆さん。 開場が予定よりも遅れたからと言って、もぎり係りの人に詰め寄って文句を言ってはいけません。 決してもぎり係りが怠慢なのではありません。 監督のGo サインが無ければ
末端は動けないのです。

この回のチケット販売分は約80枚。 取り置きチケットが何枚かと、当日券もあるので、最終的に
どれだけお客さんが入ってくれるのか・・・・。 もぎりのスタンバイをして、立ちながら、取り置きチケットの精算をする人々を眺めてみたりする。 駄目だ! 私の方が心臓ドキドキしてきた。
一体何人のお客さんが入ってくれるのか・・・・・。 考えただけで胃が縮む。
ぴぃきちさんからメールが来る。 「 今、東神奈川に着きました。かなっくホール確認。 中華料理
屋に行きます。 」 ぴぃきちさんは、埼玉から旦那様と息子さんと3人で来てくれました。
ありがとうございます!! このご恩は忘れません!!
いよいよ、開場です。 おお! マーたんさんです!! いらっしゃいませ~。 わざわざ来て頂き
申し訳ございません!! いつも何から何までお世話になっております!!
ああ! ザ・姑です!! 何と佐藤君の従姉妹の小学生の女の子も連れて来てくれました。やった
これで、当日券が1枚売れたぞ!! 
そして、佐藤君の小学校時代の同級生だった「 なべこ 」 も来てくれました。 前日に佐藤君が
やはりチケットの売れ行きが気になるのか、突然営業を始め、メールでミュージカルの事をPRし始め
ました。 すぐに 「 行かれない! 」 と断ってきた人は除き、手紙を書いて公演チラシと一緒に
ポスティングしたのです。 当日に 「 行きます 」 と言うメールが来たので、面食らってしまいました。 いつの公演のチケットを何人分、種別は? 大人なのか、高校生なのか、中学生以下なのか
一切記入されていなかったので、細かく聞くメールを出しました。
こういう時にちゃんと来てくれる人が、真の友人だよねえ。  なべこ、ありがとうねえ。
なべこのチケットをもぎり、半券を彼に返した後、 なべこは振り返って私を見つめました。
ふふふ。 私はあなたの小学校で読み聞かせをしてましたよ~。 それに何よりもかによりも、
あなたのお友達の佐藤隆介君のマネージャーをさせて頂いております。
でも、彼はちょっとビビリがちだったので、あえて声はかけませんでした。

ぴぃきちさんと、マーたんさんの希望席に名前を書いた紙を置いておいたのに、入場した時には
何も置いてなかったそうです。 何だい、誰だい、人の努力を無にした奴は!!
マーたんさんが 戻ってきて、差し入れを手渡してくれました。 感謝感激!! 佐藤君にお菓子。
6月2日の県立音楽堂神奈川フィルの録画テープ。 一番嬉しかったのは ペットボトルのお茶。 これが一番嬉しかったかも! さすが、マーたんさんです。 大変助かりました。 ありがとうございました!! お客の入りが気になって、ドキドキしたせいか、とっても喉が乾きました。 開演5分前に
演出助手の先生から座席につく様に指示があり、もぎったチケットもそのままに席についてしまいました。特に自分の席はキープしていなかったのですが、2列目のマーたんさんの隣が空いていたので、
そこに座りました。

区民ミュージカルに関わるのが2年目なので、どうしても昨年と今年を比べてしまうのですが、
今年の方が大道具に凝ってお金かかっていた様に思います。 また、メンバーの2/3が、昨年と
同じ顔ぶれなので、子供達の成長著しく、男の子達の声が低く怪しくなって来ており(笑)
女の子達のコーラスが迫力不足に聞こえてしまいました。 身体の動きがぎくしゃくしている佐藤君
も、今年は指先まできちんと神経がいっていて、ピンと伸びていたので、「 おお! 」 と驚き。
彼は生まれた時の障碍で、幼少時はずっと病院でリハビリや行動療法を受けていた人なのです。
だから去年のぎくしゃくダンスを見ても 「 五体満足に生んでもらえなかったのだから、仕方無い 」
と諦めが先だったのです。 何だ、やれば出来るじゃないよ!!
最初のダンスで、一安心したので、肩の力が抜け、ずぶずぶと座席に沈んで行く二へドンであった。

自分が100%お客なら、言いたい事言って、はい、それまでよって感じでも良いんだけど、
今回はわざわざチケットを買っていただいてお越し頂いた方々が、楽しんでもらえたのか、
怒りでハラワタ煮えくり返っているのか、気が気ではなかったので、エンディングになった時は
深いため息と共に脱力してしまいました。

佐藤君も成長した様で、昨年までは、「 どうだった? 」 という彼の問いかけには、 「 良かったよ。」の一言でOKだったのに、今年は 「 どうだった? どこが一番良かった? ダンスは誰が良かった? 歌は? コロスの役は? 風の役はどうだった? 楽器持ってるの気がついた? 『 どんだけ~?』受けた? 台詞が一番上手かったのは誰? 」 等等・・・・・・・・・・。
すごい細かい所まで聞かれてしまうし、好い加減な返事ではもう納得してくれなくなったので、
細かい所まで見ていなくてはならず、大変でした。

一人で見に来てくれた 「 なべこ 」 と佐藤君のメールのやり取りが可愛かった。
「 来年もオレ、ミュージカルに出るんだけど、一緒にやらない? 」
「 夏休みはヒマだし。やろうかな? 」
「 やれよ。 」
「 うん。分かった。 やってみる。」
ミュージカル経験の無い男の子が、やってみる気になったのなら、彼なりに感動があったのかも
しれませんね。 もっと詳しく 「 なべこ 」 の感想を聞いてみたかったな。

佐藤君のお婆ちゃんは、いつも佐藤君を贔屓にしているから、案の定手放しで喜んでくれました。

次のお手伝いスタッフの集合時間は17:00なので、ぴぃきちファミリーと共に100円回転寿司
「 すしろう 」 で腹ごしらえ。 埼玉の「 かっぱ寿司 」 とは違うネタに喜んで頂けて良かったです。
ぴぃきちファミリーと別れた後、再び かなっくホールへ。 時間はたっぷりあると思ったのは錯覚で、
もうすぐに 第3回公演に向けてのお手伝いスタッフの打ち合わせが始まってしまいました。
小学生とその家族は、2回公演がある日は、早い時間帯に来る場合が多いので、この回が一番
チケットの売れが少ないとの事。 神様、どうぞ、飛び込みの当日券がたくさん、たくさん、捌けます
様に!! 二へドンはメインの当番ではないので、どこか手薄な所をお手伝いと思ったら、やっぱり
プログラム配りだった。 

二へドンのヴァイオリンのクラスメートも来てくれました。 旦那様と一緒に!! すっごい優しそうな
旦那様でいいなあ~。 マッハママさんの旦那様も超優しそうなんだけど、皆、どこであんな優しい
旦那を見つけるんだ? 開演時間が刻々とせまっても未だ机の上にズラズラ並んでいる、お取り置き
チケットの入った封筒を睨みつけながら、「 開演ですから中に入って下さい! 」 の声に押されて
中に入る。 今度は後方のやや上手寄りの席に座を占めました。
第2回公演と出来にバラつきは無く、結構良かったと思います。でも、フィナーレの時、トロンボーン
やヴァイオリンやエレキギターを持たなくなってしまったので、「 あれ!?」。 まさか二へドン、あの
シーンに気が付かなかった!? そこまでアルツハイマーが進行してしまったのか?

後で佐藤君に確認したら、スタッフの誰かがヴァイオリンを壊してしまったとか・・・・。 本当の所は
よく分かりませんでしたが、本番にアクシデントは付き物ですからね。 二へドンのうちの子の泰次郎
君は絶対に貸さないわ!! 壊されたら復讐の鬼と化しちゃうもん!! あのね、ついでに言って
おくけど、電車内やホームで、二へドンの大事な泰次郎君が入ったケースに無配慮にボンボンぶつかって来る、そこのアナタ!! 許しません!! うちの箱入り息子に何て事してくれるの!!
いくらケースに入っているとは言え、100%安心保証ではないんだから不用意にぶつからないでよね!! ヴィトンのバッグよりは安いけど、プライスレスなんだから!! ガン飛ばしてるのに気づけ!! ゼーゼー、うちの子の泰次郎君の事になると冷静さが吹き飛んでしまううううううう・・・・・。

心配していたお客の入りは、座席全体に上手に散らばって座ってくれたせいか、なかなかの入りに
見えました。 ヴァイオリン仲間は、ホワイエの大混雑の人の波に飲み込まれて直接お礼が言えなかったので、メールを打ちました。 彼女からの返信メールは
「 舞台良かったです。感動しました。思っていたより皆さん上手でした。うちの旦那も良かったと
  言ってました。・・・・・・・・・・・・( 中略 ) ・・・・・・・・・・・1日2回公演だと大変ですね。 体力使う
  し・・・。 あと1日頑張って下さい。 」 。 ありがとうございました!

公演が終わって、お客が捌けて、「 はい、さようなら 」 と言う訳ではありません。
子供達は先生方から駄目出しの洗礼を受けるのであります。 「 さらにより良いものを! 」と
言う意識は、素人にだって絶対に必要です!! 読み聞かせの世界で 「 だってボランティアなん
だから、そこまでは出来ないわ! 」 と言っちゃってるおバカさん、見習って頂戴!!
子供達が駄目出しは当然と思っている事なのに、何故大人はボランティアの名目の陰に隠れて
「 そんな事言われるなんて・・・ 」 と文句垂れるんだろうね。 駄目出しがあろうと無かろうと自分で
精進してくれれば何も問題は無いのですが・・・・・。 佐藤君が所属するコロス組は結構早く終わりましたが、他の組は1時間も事後練習をした様です。

さあ、日にちが変わって8月5日。 いよいよ4回目の最終公演でございます。
今日もお手伝いスタッフは12:30集合。 お世話になった先生方への花束の準備も完了。
二へドンは昨日のお手伝いで要領は飲み込んだと思っていましたら、今日は会場前から行列が出来
二へドン少しビビリ気味。 お手伝いに来て頂いた浅野学園の先生が目茶目茶場慣れしていて、
待っている人々に先にパンフレットを配り始めた。 こ・・・この機転の利き方は・・・・・!?
公務員の学校教諭では絶対有り得ない柔軟性、機転の利き方です。 先生! 貴方の正体は一体?
二へドンも今まで数多くのコンサート、演劇、その他イベントに並びましたが、こんな柔軟な対応を
一度も受けた事がありません。 でも、これって、待っているお客さんの身になったら有り難い事ですよね。 徒にぼーっと待つよりは、パンフレット読んでみたいですよね。
先生、ありがとうございました。 勉強になりました。

昨年の演し物 「 ヘボンくらぶ 」 では、各公演で誰かしら台詞を噛んだものですが、今年は特に
目立った「噛み」は無くて、「 ほ~、なかなかやるじゃん 」 と思ったのですが、最終公演に至って
あの子もこの子も「噛み」が目立ってしまいました。 3日間の疲れでしょうか? これが最後だからと
力んでしまったのでしょうか? 
今までずっと不発だった 「 どんだけえ~ 」 も、少しだけ反応があり、皆達成感と満足感で
今年の夏の燃える神奈川区民ミュージカルは幕を閉じたのでした。 最後は先生方を1人ずつ
ステージの上にお呼びして花束贈呈をしました。 この段取りは、先生方には秘密にしていたので
( 多分 ) 先生方の嬉しそうな笑顔が、こちらとしても最高に嬉しかったです。

終わってみたら短かかった。 この演し物で夏休みの間中、地方巡業しても良いんじゃない?
折角覚えた台詞と歌とダンスがね・・・・・・・。 勿体無いじゃんね・・・・・?
お客様が捌けた後は、恒例の打ち上げ!! 会場はかなっくホールのホワイエ。
床に養生シートを敷いている間に、母たちは飲み物を近くのマルエツに買いに行く。2ℓのペットボトル
を16本程買い込んだのですが、結果、かなり余ってしまいました。 こういうのって見込みが難しい
よねえ。 野崎さん!大きなスイカ1玉の差し入れ、ありがとうございました!!
脚本の原案になった浅野総一郎の生涯を書いた本を新田純子先生がサイン入りで出演者全員に
プレゼントして下さいました。 ありがとうございます!!
脚本の かめおかゆみこ先生の読者の方が、公演を見に来られないので、出演者にプレゼントして
下さいと手作りマスコットを人数分下さいました。 手作りの時間の重みを有り難く頂戴致しました。

わざわざ見にお越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました。 もし、次の機会がありましたら
また見に行っても良いな、と思っていただけたら幸いです。
そして、一緒に舞台を作った仲間達・先生方、本当にお疲れ様でした。
佐藤君は9月の反省会をとても楽しみにしておりますので、またお会いしましょう!!  

Posted by ニヘドン at 18:10Comments(2)演劇 / ミュージカル

2007年05月24日

数字の「 7 」って、ラッキーなんじゃないの?

ヴィトウィンさんの舞台が又、始まりました。佐藤君と一緒に行って来ました。

studio salt 「 7 」

日時 : 2007年5月23日(水) 19:00 開場      19:30 開演
会場 : 横浜 ・ 相鉄本多劇場
料金 : 自由席・予約 ¥2,500.-  学生割引 ¥1,500.-
出演 : 勝碕若子 ( 劇団蒼生樹 ) / 富岡英里子 、 小角真弥
      麻生0児 、 会田知也 、 高野ユウジ 、 東享司 、 木下智巳 、 松本・F・光生 、
      shikyo

最初に、ヴィトウィンさんから、この舞台のお知らせを頂いた時、タイトルの 「 7 」だけでは、
何をテーマにした演し物なのか、全く分かりませんでした。
「 007 」? 「 オーシャンズ11 」? どちらもアクション物だな?
サブタイトルが、 「 僕らの7日目は、毎日やってくる 」。
ますますもって 分からない。
だってさ、ある人に取っての7日目が日曜日だとするじゃん。そうしたら、日曜日が毎日やってくる訳
ないじゃん。 それって、お父さんがリストラされちゃって、毎日が日曜日みたいなもの・・・って事?

2007年4月11日に、二へドンのサイトで 「 スタジオソルト 『本公演』 のお知らせ 」 という
記事をアップしました。 その時に、ヴィトウィンさんから コメントを頂いたのを、復習で再度コピー。

****************************************  

ネットの「作品説明」を貼っときます。
どんな作品かご参考になれば・・・。

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僕らの7日目は、毎日やってくる。それは例えば歯を磨くような。ごく当たり前にこなす日常作業。なんてことはない。思いを止めずに通り過ぎていく日々。


気がつけば随分長いこと繰り返している。見たくないモノを見ないで過ごすうちに、見なきゃいけないモノまで見えなくなっているのかもしれないけれど。


鈍感でありたい。鈍感でなければならない。そう自分に言い聞かせる。やがて僕らは何も感じないフリをするのが上手くなっていく。


7日目さえこなければ─。


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Posted by 弁太 at 2007年04月12日 09:36

ううん? これで分かった人がいたら凄いよね!
先週、相鉄本多劇場の前を通ったので、この公演のチラシを入手してみた。
裏に犬の写真が載っていた。 「 犬 ? 」 ・・・・・・・。 メンバーに犬好きの人がいるの?

自由席は両サイドなのだが、最前列をゲット。 石田様でなくても、かぶりつく悲しい習性・・・・。
5月17日にヴィトウィンさんからメールを頂いた時に、
「 ただ残念な事に、平日の座席が大分空いてしまっています。」 と書かれていたので、ちょっと
心配していたのです。 でも、今日は、満席。 折りたたみ椅子を通路に出す程の盛況ですよ。

もう、24日(木) 18:00~ が最終公演なので、思いっきりネタバレしちゃいますよ!

所は、動物愛護センター。 「 愛護 」とは名ばかりで、里親が見つからなかった犬達は、7日目に
薬殺処分されてしまう。 その日に処分される犬達が入るオリが、「 7 オリ 」。
つまり タイトルの 「 7 」 なんですね。
ラッキー・セブンなんかじゃないんですよ!!

表現されている断片だけを見ると、胸が痛くなります。
今では「ケージ」という言葉が日本語の中に浸透して来たのに、「 オリ 」 と言う言葉にグサッ!
扉を開ける度に犬達の吠え声が聞こえるのにグサッ!
転任して来た「 先生 」 が、同僚達と打ち解けられない状況にグサッ!

16歳の老犬を飼っている老婆が、人工透析をしている夫と、自分も足が悪く散歩にも連れて行かれずストレスを貯めている老犬を持ち込みたいと相談に来る。職員は「よく考えろ」と言うが、老婆の決心
は固い。 こういうシチュエーションは、やり切れないですよ。
「 最後まで責任を取って飼え」 って言うのは簡単ですよ。 でも、16年前に自分達夫婦の健康状態まで正しく予測する事は不可能ですよね。 1週間後の天気予報だって外れる事があるのに、16年後
の事なんてねえ・・・。 二へドンだって、16年後は、もし正社員だったら、もう定年退職を迎えています。一般論として、まだまだ現役を続けられる人も多いのが事実ですが、二へドン個人の健康状態
が、どれ程なのか、医者だって、分からないでしょう。 もういないかもしれないし・・・。
「 老老介護 」ではないですけれど、老人が老犬を飼う事の限界を考えると、手助けをしない人には
何も言う権利は無いですよね。
「 崖っぷち犬 」 も劇中に登場しますよ。 現実にTVニュースで取り上げられた時、里親希望者が
殺到した事に、憤りを感じた方も多いと思います。 毎日、多くの、引き取り手のいない犬達が処分
されているのに、何で崖っぷち犬だけ持て囃されるの?

僅か、1時間10分の劇の中に、考えさせられる要素がいっぱい凝縮されています。
作・演出の椎名泉水さんは、毎回秀逸な作品を作っていますよ。どれが一番って決められない。

重くて、苦しいだけではなくて、随所に笑いも有り、佐藤君なんか、のべつまく無しに笑っていました
。デブキャラが出て来たと言っては笑い、台詞にいちいち反応しては、笑い・・・・・。
彼に取っては、この劇はコメディーだったのかも。

佐藤君も二へドンも、滅茶滅茶 ウケタのが、「 ハリーズ・ブートキャンプ 」!!
これは、言わずもがな、の、例のアレのパロディーです。
で、狭い舞台の上で7人の大人の男達が、やるんですよ。ただやるんじゃないんですよ。
熱演するんですよ!! これは、凄い。 ブートキャンプをやっている集団を傍から見るだけで、
こんなに笑えるとは思わなかった。

ヴィトウィンさん、一番演技巧いですよ!! ガラス窓の向こうで、台詞無しで表情だけで見せる
シーンがあったのですが、台詞に頼らない演技が出来るって、素晴らしいですよ。
後、勝碕若子さんに痺れました! 彼女は、演技では無く、本当に足が不自由なんだと思って
しまいましたよ!! 台詞回しも凄く心に沁みるし。 彼女に朗読をしてもらったら、いい味を出すの
だろうなあ・・・・。

イイ脚本と、イイ役者達と、イイ演出で、大満足ですよ。
これを見逃した人達がお気の毒様。 二へドンが良いとお勧めした物は絶対に良いのだから、
見に行かなきゃ駄目じゃん!! 過ぎてしまった時間は取り戻せないんだよ。どうせ時間が過ぎる
なら、舞台を見て過ごそうよ! スタジオソルトは、非常に真面目な演劇集団です。アングラ劇団
や、中高生の演劇部みたいに、ノリだけでやってる人達と違います。
大人の鑑賞に堪え得る、余韻に満ちた舞台を作り上げる人達だから、絶対に見た方がいいって!!

スタジオ ソルトの次回公演は、2007年11月14日(水)~25日(日)です。
「 職員会議 - 第37回運動会について - 」
詳細は決まり次第ホームページにて。
http://www.studiosalt.net/

スタジオソルトの皆様、今回も素晴らしい舞台をありがとうございました!!

では、最後に、ネットの作品説明へのオマージュを・・・・・・・・・・・・・・。

「 8470 」 

『 僕らの石田様を、毎日想っている 』

僕らの石田様は時々やってくる。それは例えば白馬に乗った王子様がやって来るような。
いつも公演情報を細めにチェックする日常作業。
何て事は無い。
チケットをゲットする為に通り過ぎていく日々。

見たいモノを見て過ごすうちに、見てはいけない妄想まで見えてしまうのかもしれないけれど。

敏感でありたい。 敏感でなければならない。 
そう自分に言い聞かせる。
やがて僕らは石田様を感じ悶々するのが 上手くなっていく。
かぶりつき席さえ手に入れればーーーーー。

《本日のおまけ》

1.オマージュのタイトルの数字「 8470 」は、「 やすなお 」 と読んで下さいね。

2.ヴィトウィンさんへ。
  佐藤君が亀を飼いたいと言い出しましたぞ!!
  

Posted by ニヘドン at 20:24Comments(2)演劇 / ミュージカル

2007年04月18日

ヴィトウィンさんが楽しめたもの

佐藤隆介君のミュージカル仲間、ヴィトウィンさんから メールが来ました。
そっくり丸ごと、そのまんまここに 載せてしまいます。

*****************************************

  「とても楽しめましたので」

どうもです。 先日は案内メール出させて頂いてありがとうございました。
今日は「 お芝居好き、楽しい事好き 」 だと思われる方を、独断と偏見で選ばせて頂き  
( 怒られなそうな優しい方を 笑 ) メールしています。

先週の水曜日、知り合いのお芝居を見に行ったら、ものすごーく楽しめるコメディー芝居だったので
( ひいき目を差し引いてもgoo ) ご興味ある方は、是非!
ちと、 いや結構高いのがネックなのですが、 それでも 「 得したな~」 と満足できたので。

テアトルエコー
「 エリック & ノーマン 」 爆笑上演中!

会場は、〒150-0011 東京都渋谷区東3-18-3 の エコー劇場。
4月22日(日)まで やってます。
4月18日(水)・20日(金) 19:00~
4月19日(木)・21日(土)・22日(日)  14:00~

一般 ¥5,000.-  学生 ¥3,000.- です。
ネットショップの販売は終了したそうです。
当日券は開演の1時間前より劇場にて販売してるとの事。枚数に変動がありますので、
エコーチケット 電話 03-5466-3321 までご確認下さい。

連絡くれれば知り合いに聞いてみます。

自分達の芝居「7」 ( 二へドンの過去ログ4月11日「スタジオソルト『本公演』のお知らせ」参照 )も 本格的に創り込みが始まりました。
とても心に残る作品になると思います。後、ホントに役者の力量だけって感じですかね。

楽しんで、いや心が動いてもらえる様に一所懸命やります。
よろしかったら是非!

東享司 こと 奥津 こと 弁太

p.s.
土曜の指定席、結構埋まって来ました。 そこに行っても良いかな?と思ってる方がいらっしゃい
ましたらお早めに連絡もらえると嬉しいです。


****************************************

ヴィトウィンさんへ。

4月11日の記事「スタジオソルト『本公演』のお知らせ」 への アクセス数は今日の段階で
48 打です。 微力ですが、お手伝いできれば 嬉しいです。

そこで、チケット即日完売になる秘策を練ってみましたので、ご参考になさって下さい。
秘策その1. 石田泰尚様の生演奏付きの舞台にする。
秘策その2. 来場先着10名様に、石田泰尚様特製大型ポスターをプレゼントする。
秘策その3. 石田泰尚様のコンサートチケットと抱き合わせでチケットを割引価格で販売する。
秘策その4. 石田泰尚様に観劇する様依頼し、「 石田様の隣で一緒に観劇しよう」と宣伝する。
秘策その5. 会場で、石田泰尚様のコンサートチケットの最優先予約を行う。

この 「 ドンドン日記 」 の 1日平均アクセス数は 262.22077 打なんですが、
内訳は ( 二へドンの想像では ) 84.70%が 石田様ファン、10%が二へドンの個人的な
知り合い・友人、 残り5.3% がたまたま何かの検索ワードでヒットして、迷い込んでしまった人々
だと思います。 石田様をからめると、84.70%の石田様ファンが動くはずです。
え? この数字の根拠? ソ・・・・・それは・・・・・・・
「 や・す・な・お 」 を 数字に当てはめたら 「 8・4・7・0 」 だから・・・・・・・・。
あれ? こんなん駄目ですか?

ついでに、この場をお借りして、謝罪をしておきます。
外山啓介ファンの皆様、大地真央ファンの皆様、金聖響ファンの皆様、河村隆一ファンの皆様、
姿月あさとファンの皆様、折角ヒットしたのに、こんなブログで御免なさいませ。
でも よろしかったら、今度は 石田泰尚様のコンサートにも足を運んで下さいね。
石田様のソロ・コンサートはチケット完売の可能性が高いのですが、神奈川フィルの定期演奏会
だったら、当日券あると思うの。多分・・・・・・・。

石田様は いいよ~!!  あ、あれ? 演劇の告知だったのでは・・・・・・?
はははは! これが 「 ドンドン日記 」 だという事をお忘れか?  はははは。  

Posted by ニヘドン at 04:18Comments(0)演劇 / ミュージカル

2007年03月25日

狂言をもっと楽しもう!

「 杉田劇場開館2周年記念 
     
       狂言をもっと楽しもう! 」

日時 : 2007年3月23日(金)    開場 18:00   開演 18:30 
会場 : 杉田劇場 ホール
曲目 : 狂言 「 柿山伏 」 シテ ( 山伏 ) 山本 東次郎
                   アド ( 柿主 ) 山本 則俊 

      狂言 「 首引 」  シテ ( 親鬼 ) 山本 則重
                   アド ( 鎮西ゆかりの者 ) 山本 則孝
                   アド ( 姫鬼 ) 山本 泰太郎
                  立衆 ( 鬼の眷属 ) 山本 則秀
                   〃      〃     遠藤 博義
                   〃      〃     若松 隆
                   〃      〃     山本 則俊

金曜の夜は、佐藤隆介君のフィギュア・スケートの練習日だが、3月23日は たまたま
スケートのレッスンが休講だったので、狂言を見に行く事にした。
杉田劇場は出来て2周年。新しい ( でも、とっても小さいの。 全部で200席位かな? )
劇場に、能舞台が誂えられて、凛とした、身が引き締まる様な空間が出現していました。
クラシックの演奏会場とも また 違う雰囲気を 暫く 楽しんじゃいました。

何故、狂言なのかと 言うと、佐藤君もニヘドンも 本物の狂言を見た事が無かったから。
いや、ニヘドンは もしかしたら 子供の時に見た事があるのかもしれないけれど、覚えて無い。
そして、数年前、横浜能楽堂の「子供狂言ワークショップ」のオーディションを受け、落ちた事が
あったから。 いつか来るであろう リベンジの日に備えて、勉強しておくのだ!

3つ目の理由は、佐藤君が国語の授業で使っている 光村図書の教科書( 6年生 )に、
山本東次郎家の台本の「柿山伏」が掲載されており、そのページに使われている写真と同じ出演者
で 上演されるからです。 常々、机上の知識を嫌っている ニヘドンに取ったら、これは、
机上の知識を本物の知識に変える、又と無い良い機会だったのであります。

ところが、肝心の佐藤君、国語の授業で 「 柿山伏 」 をやった覚えが無いと言う。 ええ~?

「 柿山伏 」 は上演時間 20分。 「 首引 」 は25 分。 2つを上演した後 10分間の休憩。
その後、第2部は 事前公募の小学生20名を舞台に上げ、狂言の立居体験。
立ったり、座ったり、摺り足で歩いたり走ったり、笑ったり泣いたり。

そして、残りの時間は、山本東次郎さんが狂言の鑑賞の仕方を解説してくれました。
30分位しゃべっていたかな? 狂言は、台詞回しが、まだるっこい位に ゆっくりなんですが、
東次郎さんの 普段の喋りは、明石屋さんま張りの マシンガントークです。
羽田健太郎氏と対決させたいと思ってしまいました。
この解説は 有り難かった。 狂言の基礎が よく 分かりました。
例えば、狂言の台詞は、何故ゆっくりなのか?
・・・・・・・・・・ 言葉には言霊が宿っているから、必要最低限の台詞を よく吟味して 客席に
         伝え様とするから。
白い肌襦袢の意味は?
・・・・・・・・・・ 狂言では、「 白 」 という色は、存在が無いという意味がある。
        西洋では、人間の身体は美しい物と考えるが、東洋では、人間の身体は、何れ
        朽ち果てる、美しく無いものと考える。だから、美しく無いものに、白を被せて、存在を
        無くしてしまう。 でも、背中にオレンジ色の小布が縫い付けられている。
        これは、白は白でも、死に装束とは違うと言う事だそうな。
暴力シーンがダサいのは何故?
・・・・・・・・・・ 狂言では、人間一般の人々が持っている愚かしさを表現しようとしている。
         表現様式の中で、いくつかタブーがあり、1つが、観客を驚ろかさない事。
         そして、不快な思いをさせない事。だから、現代のTV ドラマや映画の様に
         血みどろ映像は有り得ない。

等など。
ニヘドン、すっかり、東次郎さんのファンになりました。
やっぱり、己の芸を極めた人の言葉は重い。これは 石田様ヴァイオリンの音に共通するよね。
そして、東次郎さんの言葉で一番心に残ったのは、
「 同じ舞台を見ても、自分と隣の人とでは、全然感じ方が違うかもしれない。でも、それでいいんです。狂言は、あくまでも、見る人に、全ての考え方をお任せしています。」 というもの。
ニヘドン、この言葉を聴いて、「あ!」と思いました。
これって、音楽にも 全く同じ事が言えると思うのね。
大方の人が、これが良い演奏ですって 言うから、自分もそう思わなくちゃいけないって事は無い
よね。 ニヘドン、ブログを始めてから、来るべきクレームを予め予測して、予防線張っちゃって、
正直さが弱まっていたんじゃないの? 自己反省をしつつ、杉田劇場を後にしたのでした。

狂言は全部で200場 程あるそうです。 むふふふ。ニヘドン全部制覇してやるって思っちゃった!
実はニヘドン、昔から結構 日本の伝統芸能は好きで、大蔵流鼓奏者の大蔵正之助さんが
ずっと好きでした。 10年程前、南区のお三宮の境内で、夜、薪能をやったのね。
それを見に行って、いつも鼓は舞の伴奏として、裏方ばかりだけど、正之助さんが一人で鼓を
演奏したんです。 それが、すっごい格好良くて、目も心にも ハートが飛び交いました。

能楽は大蔵正之助さん! クラシックは石田泰尚様!
音楽と格好良い男!! クラクラっと来ますね~!!  はあ~!! Love! Love!  

Posted by ニヘドン at 00:53Comments(4)演劇 / ミュージカル