2008年02月29日

LOVE 清塚信也さん LOVE 

2008年02月29日(金)

デビュー・アルバム「熱情〜Appassionata〜」発売記念

清塚信也 ミニ・コンサート

会場 : 銀座山野楽器 本店7階イベントスペース JamSpot
開場 : 18:00
開演 : 18:30
料金 : 無料 ( CDお買い上げの方先着でご招待 )

出演 : ピアノ / 清塚信也
演目 : ショパン / バラード
ショパン / 舟歌
ショパン / 幻想即興曲
シューベルト /  即興曲 2番
ベートーヴェン / 熱情 3楽章

アンコール : プッチーニ / トゥーランドット

********************************

このイベントは、みけ師匠から教えてもらいました。
そして、事もあろうに、 INVITATION CARD まで、みけ師匠から頂いてしまいましたの。
お陰様で、素敵なピアニストと運命の出会いをしてしまいました。 icon06

でも、この招待券ったら、整理券に替える必要があるのですが、引き換え開始時刻が10:30~でした。
ちょっとちょっと。 早けりゃ良いってものでもないでしょう。
スポーツセンターとヴァイオリンレッスンの2つの用事を済ませてから、銀座に向かった二へドンは、小走りに行っても山野楽器到着は15:30でした。 開演3時間前に引き換えて、番号は44番。 今日は約100人の人が来ましたので、かろうじて前半分
のグループに入れた。 清塚さんの人気は恐るべし!!
引き換えた後は、ISC のミッションをこなし、15:30に山野楽器に戻りました。
「 ○番~○番は、ここに並べ 」 と、場所が指定されるので、おおよその場所で待っていました。

音大の声楽科を出たと言うおばさまや、もうすぐ試験なのに来ちゃったという現役音大生、鹿児島から来たというマダム、
なかなかにコアなファン達がおりますよ。 やはり清塚ワールドも、しっかり常連ファン達が、いつも顔を合わせるらしく、
列の端から見て行って、お仲間を見つけると挨拶をしている方もいらっしゃいました。

今回の席は諦めていたのですが、座席の中央に通路が有り、その通路側に席を取ったので、6列目とは言え、清塚さんの顔も手元もバッチリ見えました。icon06
約100人のお客の中、男性が5人、男子中学生1人、小学生2人という内訳です。 後は全部女性。
石田組と似たりよったりのファン構成ですね。
お客さん達は、席に座ると、じっと椅子に腰掛けて開演を待っています。
石田組構成員達は、開演前とか休憩時間中は、結構皆ウロウロする人が多いので、とにかく座って待つ清塚ファン達に
軽いカルチャー・ショックを受けました。
7階の会場は、暖房が熱いし、ライトが強過ぎ。 客席は開演前でも、もうちょい照明を落としても大丈夫じゃない?
隣の席の女性の腕時計が反射して眩しい。

18:30ぴったりに、座席背後の出入り口から清塚さんが登場です。
本当は、中央の通路を通る予定だったのかもしれませんが、二へドンの左側には車椅子の方がいて、少し通路にはみ出しているし、二へドンは通路にヴァイオリンケースを置いているわで、通れないと判断したのかもしれません。
一番右端の壁側を通ってステージに登場しました。
うわ! 写真と同じ!! 生まれて初めて拝見した生・清塚さんは、写真と寸分違わぬお姿でした!!

ステージの上に立った清塚さんは、韓流スター達の中にまぎれたら見分けがつかない位のイケメン振りを発揮しています。
油膜のついていない爽やかだし。 もうピアノを弾く前から、二へドン陥落気味です。

清塚さんが、まずはご挨拶。
「 え~、皆さん、こんにちは。 」 ちょっと間をおいて。 「 今日は僕のミニ・コンサートに来ていただき、ありがとうございます。
ミニコンサートという事で、どの位ミニなのかと言うと、今日は山野楽器さんから30分でお願いしますと言われました。
有り得ないですよね。 もうちょっと弾いていいですか?と聞いたら、 いや、30分でお願いしますと言う事なんで・・・。
  ピアニストが1人で頑張っても駄目なんですよね。 客席の皆さんが1つにまとまって感動していただけると、良いと
  思いますので、よろしくお願いします。

 僕、花粉症に初めてかかりました。 昨日は静岡で仕事だったんですけれども、花粉がすごくて、鼻じゅるじゅるになりまして、くしゃみが出ないように、ひたすら耐えてピアノを弾いてました。
  松山ケンイチ君がね、映画の撮影の時、彼は花粉症でいつも鼻声でしゃべってるんですよ。
  『 神童 』 の撮影の時に 八百屋が出てくるんですけれども、床が抜ける様な凄い廃屋で、埃がすごかったんですね。
  松山君が、くしゃみ連発してて、僕、それをバカにしてたんですけど、いやあ、自分が花粉症になってみて、気持ちがよく
  分かりましたね。 これからは人の事バカに出来ないなと思いました。 

  そんな流れで、ショパンを弾いてみたいと思います。 ( 客席・笑い ) どういう流れなんだってね。
  そう、こういうのは無理矢理こじつけていかないとね。 
  では、僕のアルバムにも入っている バラード、舟歌、幻想即興曲をお聞きください。 」

では、ここで、清塚信也さんも、松山ケンイチ君も知らないという方の為にミニ・レクチャー。
清塚信也さんは、ピアニストとして演奏活動をしていますが、フキカエのお仕事もやってます。
フキカエとは? まあ、簡単に言うと、ドラマや映画の中で、登場人物が楽器を弾くシーンで、本当には弾けない時、
役者の代理で弾く手元だけ撮影するというお仕事です。 演奏スタントマンとでも言ったら良いでしょうかね?
清塚さんの一番有名なフキカエのお仕事が、TVドラマ 「 のだめカンタービレ 」の千秋のフキカエ。
そして 映画 「 神童 」での松山君のフキカエです。
清塚さんは 「 フキカエ王子 」 の異名を取るお方なのですよ。

松山ケンイチ君は、今、高校生と子育て世代に人気を誇る若手の俳優さん。
映画 「 神童 」「デスノート」等、今流行る日本映画には必ず出演しているみたいな勢いのある俳優さんです。
松山ケンイチ君を語らせたら、モンとも姉さんが黙っちゃいないと思うので、後でモンとも姉貴に熱く「松山ケンイチ」論をぶってもらいたいと思います。

清塚さんは、トークが上手い。 音楽に関していっぱいいっぱい考えて来た人みたいで、それ以上に音楽以外の事も積極的に見聞して来て、自分とか、音楽家という仕事を客観的に見る事が出来る人なのね。
だから大事なものが何かを、ちゃんと分かっていて、主張する事は主張するし、非常に頭の良い人だという事が分かりました。
そんな清塚さんが、最初のトークで会場の雰囲気をスッカリほぐしてくれたので、彼の演奏も、ぐっとイイ感じで聞くことが出来るでしょう。

清塚さんの演奏は、苗字の如く、「 清らか 」。 ナオさんは清塚さんを 「 繊細な子 」と表現しましたが、二へドンが一番強く
感じたのが、彼の 「 芯の強さ 」。 いくら悩んでも、ポキッと折れてしまわない芯の強さを感じました。
実は二へドンより一足先に清塚さんとの恋に落ちたナオさんが、二へドンに 「 これを聞きなさい! 」と清塚さんのCD 「 Appassionata 」を渡されていたのです。 で、家でCDを聞いていました。 二へドンは昨年12月にも、生・清塚さんを聞いていたのでした。 現田茂夫氏が振る神奈川フィルの 「 合唱幻想曲 」です。 でもあの時は県民ホールの3階席で、清塚さんと恋に落ちるきっかけが無かったのでありますよ。
今日はですね、6列目とは言え、演奏している清塚さんが全身スッポリ二へドンの視界に納まっている訳ですから、
来ちゃいましたよ。 1曲目の 「 バラード 」で、二へドンの両足がゾワゾワしてしまいました。
大体、この凄い演奏を聞いた時に来るゾワゾワは、暫くすると自然に消えるものですが、清塚さんの場合は、 「 バラード 」の間中、ずっとゾワゾワが続きました。 
清塚さんも、最初の1音で聴衆を骨抜きにして来ましたね。 
某ピアニストの演奏に慣れてしまうと、少し迫力不足かもしれませんが、「 きれいに弾く 」清塚スタイルがあったって、良いじゃありませんか。 本来、人間は、音楽に 「 美 」や 「 癒し 」や 「 楽しさ 」を求めて来たはずです。
ピアノの原点に立ち戻っているとしたら、清塚スタイルは万万歳ですよね。

二へドンは、とっても思考回路が単純なので、( 物事の判断基準が、「好き」か「嫌い」か、だけですから。 )
今まで 「 舟歌 」と言うタイトルから連想するものはヴェニスのゴンドラだったのね。 だから、舟歌のピアノ演奏を聞いても
ヴェニスのゴンドラしか思い浮かべなかったのです。 清塚さんの 「 舟歌 」は、そんな二へドンの固定観念を打ち破ってくれました。 清塚ワールドの 「 舟歌 」は、ヨーロッパのちょっと北の方、( オランダ辺り? )の運河に繋留されているヨットの船腹を洗いながら流れて行く透明な水のイメージです。 しかも空は淡い水色に晴れ渡っていて、水面がキラキラキラキラキラ
キラキラキラキラキラキラ・・・・・・・・。 一片の曇りも無いから、水面は永遠に輝き続けるのよ。 え? 日が沈めば輝けない?
夜は街灯や月や星でキラキラするのよ!!

そして 「 幻想即興曲 」。 清塚さんの実力を棚卸総ざらえ!!って感じで見せ付けられましたよ!!
最初の3曲で、すっかり清塚ワールドに引き摺りこまれてしまいました。
清塚さんが再びマイクを持ちます。

「 ありがとうございます。 本当はショパンの人生なんかをお話できたら、演奏する曲をもっと分かっていただけると思うのですが、何しろ今日は時間が無いので、演奏に重点をおいていきたいと思います。 話の方は、今度の僕のコンサートのお楽しみと言う事で、ぜひ僕の演奏会に来て下さいね! 」

( 行きたあ~い。 行きたあ~い。 清塚さんの演奏会に行きたあ~い。 ミニ・コンサートなんて駄目よ。
  3時間位、清塚さんとデートしたあ~い。 石田~リンとコンサートの日時が被りませんように!! )
しっかし、清塚さんが、このトークの調子で、健康食品とか売ったら、お婆ちゃん達が群がって、完売御礼になるだろうなあ・・・。
このミニ・コンサートの間、申し訳無い、二へドンは石田~リンの事も、チェロじの事も、全然考えなかった。
O氏の演奏会で聞いたのと同じ曲の時は、ついついO氏と比較をしてしまいましたが・・・・。

清塚さんが続けます。 「 今日、皆さんに配らせていただいたチラシは、今度僕がレコーディングした絢香さんの 「 I believe 」 と ショパンの 「 幻想即興曲 」 が入っている 『 フィギュア・スケ-ト ミュージック・セレクション ’06-’08 』のお知らせです。 みんな、ぜひ買って下さいね。 」
はい~、 買わせていただきます。 ピアノ王子の演奏だけでも買っちゃうのに、そこへ持って来て二へドンの息子ちゃんがやっているフィギュア・スケートのコンピレーション・アルバムだなんて、買わない訳がないでしょう!!
発売は3月5日。 ¥2,500.-。 でも、この会場で先行販売してくれれば良かったのにい!!

最初、時間が無いから演奏に重点を置くと言ったばかりの清塚さんですが、トークは絶好調ですよ!
清塚さんがさらに続けます。
「 映画 『 神童 』 の中で、ベートーヴェンの 『 熱情3楽章 』 を下手に弾かなければならなくて、 ずっと、上手に弾こう、上手に弾こう、と練習して来たので、 どうやったら下手に弾けるんだ? かなり難しかったですね。
  『 神童 』 では、松山ケンイチ君が演じる ワオが入試に受かって音大でレッスンを受けるんです。 その時、退屈過ぎて寝ちゃうという設定だったんです。 清塚さん、寝たくなるシューベルトをお願いしますって、言われて、寝るようなシューベルトって、どんなんだ?
  『 たけしの誰でもピカソ 』 のTV番組に出た時に、タケシさんに、 『 ピアノ王子じゃなくて、フキカエ王子じゃねえか 』って言われちゃいました。
  そういう意味では、『 のだめ 』 の千秋はやりやすかったですね。 基本的には上手に弾けばいいんですから。
  『 天才的に 』 とか 『 奇跡的に 』 と言う指示はありましたけれど。 ( 笑 )
  頑張って弾いても、3小節弾いただけで、他の場面に転換してしまったりね。
  ベートーヴェンを跳んだり跳ねたりしなければならなくて、そんなベートーヴェン有りか? ( 笑 ) 
  『 変態的な演奏 』 って言うのもあって、 スタッフと話し合ったりしましたよ。
  『 変態とは何か 』 とかね。 」

「 『 神童 』の時の松山君の吹き替えは、下手なピアノを弾かなければならなくてね。 今度は普通に弾いて、もう1テイク欲しいって言われたんですよ。 サウンドトラック用に欲しいってね。 プロデューサーとか製作側は、音楽の事なんか分かっちゃいないんですね。
  もう 1テイク撮った後、プロデューサーが言うんですよ。 
  『 清塚さんの腕、わあ~、すげー!』 みたいな。 ラフマニノフじゃないんだから。 ( 笑 )
  シューベルトを、きれいに弾いて、 『 わあ~、すげ~ 』ってね? ( 笑 )
  で、言われたんですよ。
  『 清塚さん、すごいね。 俺、本当に眠くなっちゃった。 』 」 会場は爆笑の渦です。

「 台本に書いてあるんですよね。 『 奇蹟の熱情 』 とかって。
  で、スタッフが言うんです。 『 清塚さん、奇蹟一丁お願いします。』 
  出前か!! 」 

ヒ~、ヒ~。 今日はピアノ王子の綺麗なピアノを聞きに来たつもりなのに、何時の間にか清塚さんのトークショーになってるよ~。 清塚さんって、こんなに喋りが上手な人だったんだ。 清塚さんが喋る所をTVで見た事があったけれど、あれは編集した結果、清塚さんの喋りが凝縮されたのかと思ってた。 生でこんなに澱み無く喋って、笑いが取れる人なんだ。
清塚さんは、当初、今日は30分しか時間が取れないって、言っていたけれど、あれは演奏の正味時間の事だったのかな?
喋りの時間は別枠だとしか思えない喋りっぷりですよ!!

清塚王子の滑らかな口は、まだ続きますよ。
「 僕はカーテンコールは嫌いだし。 特にここは、通路長いしね。 」
この会場は、客席背後の扉から、出演者も入って来るのです。
「 もう1曲弾くので勘弁して下さい。 3月5日に発売になる、 フィギュアスケートのコンピレーション・アルバムに僕も参加していて、その中から、 『 トゥーランドット 』 を。 』 
会場からは歓声と拍手が沸き起こりました。

「 フィギュアスケートは子供の頃からよく見ていました。 フィギュアスケートと演奏って、よく似ていると思うんです。
  僕は、いろいろなコンクールや試験の連続で、芸術的な魂を削られて、ここまで来たじゃないですか。
  スケートの選手達も小さい頃から練習、練習で。 表現も似たもの同士、山場があってね。
  ああ、ここで、トリプルアクセル出るのかなあ、とか 大丈夫かなあ、とか見ていて分かる訳ですよ。
  僕が何度も出たコンクールなんか拍手も無いしね。
  審査員の先生なんか、あんたたち本当に音楽好きなの? って疑いたくなっちゃう感じでね。 」 会場笑い。

「 荒川静香選手が金メダルを取った時、安藤美姫選手はすってんころりんしてしまいましたね。
  でも、僕は、安藤選手の方に感動したな。 それからの立ち直りを高く評価してあげたい。
  僕自身は、舞台で大失敗は、した事無いんですけども。
  小・中の時代は精神的に辛かったな。 中学の時に、先生から、
  『 中学の時に何が何でもグランプリを取らないと、あなたはもうピアニストになれません。 』 なんて言われて。
  ナンセンスですよね。
  スケートも、微妙なバランスで、転んだりしてしまうけれども、ピアノも、1ミリ鍵盤ずれたら違う音ですからね。
  この、「 フィギュア・スケート ミュージック・セレクションのCD、 買って下さいね。
  それを記念して・・・・・・・・・・・自分で記念してどうするんだって! 」
会場は、すっかり清塚節に乗せられて、清塚さんの一言一言に笑いが洩れ、何とも楽しい空間になっておりました。

清塚さんのトゥーランドットの演奏、良かったですよ。icon06
今日の演目の中で、一番二へドンが感動したのが、この演奏でしたね。
やはり、ただフィギュアのミュージック・セレクションが発売されるからってだけでは無く、
本当に清塚さんが、フィギュア・スケート好きなんだなっていう気持ちが篭められていて、 熱演以上の気迫が感じられました。

トゥーランドットの演奏が終わったのが19:25ですよ。 18:30 に始まったミニ・コンサートを本当に30分で終わらせなければならなかったら、終演時間は19:00のはずなのに。 25分オーバーですよ!!
清塚さんに、 袖から手招きしたり、電気を消せって指図をする人がついてなくて良かったですよ。
清塚さん。 ナイスです!!
わずか1時間足らずの短い間でしたが、清塚信也というピアニストの演奏と、考え方と、頭の良さと、人柄の良さと、ファンへのサービス精神を充分に堪能させて頂きました。
二へドン達、日本人は、こういうピアニストを 育てて行かなければならないのですよ!
皆で協力して、清塚さんを育てて行こうね!!
清塚さんの演奏会に行くのは、納税と同じく、日本国民の義務です!!
二へドンが石田様を追っかけるようなコアな追っかけ方はしなくて良いです。
でも、年に1度は清塚さんの演奏会に足を運ぼうね!!
もっと早く清塚さんと出会っていたら、二へドンの本命になっていたかもしれない清塚さんを、皆さん、よろしくお願いします!

***** 「 LOVE 清塚信也さん LOVE 」 ・ 完 *************  


Posted by ニヘドン at 22:42Comments(10)コンサート

2008年02月28日

ジョナサン パスタランチセット

2008年02月28日(木)
本日のニヘドンのラッキーフードはポテト料理だと、Dr.Copa が言っていた。
フラワーアレンジレッスンの後、行かれるファミレスは3つある。
・ ロイヤルホスト
・ 華屋与兵衛
・ ジョナサン

本日はジョナサンに決定!!
何故か?
ふふふ。ジョナサンは今、スタンプキャンペーンを実施中なんだわ。
ニヘドン、凄いのは追っかけだけじゃないのんよ。スタンプやポイントを集めさせたら、集め通すんだから!!
500円毎にスタンプ1個くれるから、ちゃんと1000円を越す様に、だけど大幅に越さない様に、気をつけました。
その結果のランチがこれで〜す!
「パスタランチセット 」
3種類の中から1つ選べます。
・いくらおろしの和風スパゲティ
・トマトとバジルのスパゲティ
・チンゲン菜のクリームスパゲティ

写真を見れば、ニヘドンが頼んだものが分かりますね?
「 いくらおろしの和風スパゲティ」です。メインのスパに、ミニサラダ、日替わりスープ、日替わりデザートが付きます。
886円(税込み930円)です。
和風スパなのに、タバスコと粉チーズのボトルが運ばれて来たので、ふふふ。かけましたよ。粉チーズを、せっせ、せっせとかけましたよ。チーズを食べさせたら地獄の裏側を見ても止めないニヘドンは、1人で1瓶使い切るのもザラ!
ニヘドンは、次のお客様に、湿気った粉チーズを使わせるのに忍び無く、新しいボトルを気持ち良くお使い頂ける様に日夜努力をしているのであります。
( そう思っているのはニヘドンだけで、実はイタリアンレストランを中心に、ブラックリストのトップを飾っている!? )

さて、本日のスープはかき卵スープ。
本日のデザートは白玉あずきでした。白玉はモチモチし過ぎて、顎が疲れましたわい。
Oh , my ぁGod !!

パスタは、茹で加減が後20秒長ければ、もうちょい熱心に湯きりしてくれたらなぁとか、色々思いましたが、ミシュランも誰もお勧めしていないので、これ以上は言いません。

今日は、どっかり腰を据えて、ブログ記事を携帯に打ち込むつもりがあったので、ドリンクバーも注文。
172円(税込み180円)
・シトラスジュース
・デトックス毒だみ茶
・ハイビスカスレモン
を飲みました。
色々なレストランがドリンクバーコーナーを持っているけれど、ニヘドンはジョナサンのドリンクバーコーナーが一番好きです。
お茶類がティーバッグで無く、茶こしに茶葉を入れるので、本当にフレッシュな美味しいお茶が楽しめます。
いつもは珈琲党のニヘドンも、ジョナサンに来ると、お茶党に大変身! デトックス毒だみ茶が最高にお気に入りです!
ああ、もうお腹いっぱい。
ブログ記事も2つ書き上げました。
今日も有意義に過ごせました。
あれ? ラッキーフードのポテト料理は、どうした?……………
知らん。 もう十分に幸福だから、ポテト料理は夜にする。肉じゃがで良いじゃが〜?


***** 「 ジョナサン パスタランチセット 」 ・ 完 *******

「 お知らせ 」

2008.02.27(水) 神奈川フィル 第242回 定期演奏会 レポ・ 前半  完成致しました。
2008.02.29(金) 後半・ 神奈フィル 第242回 定期演奏会・レポ  完成致しました。

  


Posted by ニヘドン at 21:55Comments(0)グルメ

2008年02月28日

サンゴミズキを使って

2008年02月28日(木)
フラワーアレンジレッスン

1.  ブロンズネットを円形に形を整える。
  ハート等の形にしてもOK。
2.  サンゴミズキの切り口を真っ直ぐにした
 枝を垂直にブロンズネットの2目位ずつ縫う様に挿し込んで行く。
  枝の足元は、ブロンズネットより3センチ出すと、
   ブロンズネットで器の表面を傷つけるのを防げる。
  脇枝等は、動きが有るので、全体のバランスを見ながらカットして行く。
3.  枝と枝の間に花を挿し込んで、一部空間を残すのも素敵な感じ。

花材 :
 ・ クリスマスローズ
 ・ ビネラ
 ・ ラナンキュラス
 ・ キャンディタフト
 ・ サンゴミズキ

ニヘドンのこだわり :
 1.  最初、ブロンズネットは円形じゃツマランと思い、涙形にしてみました。
    花を挿れ終わってみたら、涙形が生かされてなかったので、円形に戻しました。次回はリベンジ!
    涙形か、ハート形にリトライです!
 2.  サンゴミズキの長い脇枝を、螺旋状にブロンズネットに絡めてみました。
 3.  クリスマスローズの花を小分けにし、ブロンズネットに段差を付けてあしらってみました。

難しい作業は無いものの、とっても頭が疲れましたよ〜。

真横から見ると、花の色彩が良く見えないので、上から撮った写真をご覧下さい。



オアシスも剣山も何も使っていないのです。
ブロンズネットだけで支えています。

今日はニヘドンが指定された器を間違えて持って行ったので、先生の鉢皿をお借りしました。先生、ドジな生徒ですみませんでした。ペコリ。

 
***** 「 サンゴミズキを使って 」 ・ 完 *************  


Posted by ニヘドン at 12:44Comments(0)フラワーアレンジ

2008年02月27日

後半・神奈フィル 第242回定期演奏会・レポ

次の曲は、ハイドンの「チェロ協奏曲第1番」。
ニヘドンが今日の演奏会で楽しみにしていた 趙静さんが登場です。
趙静さんは、裾がフワッと広がる、濃いピンクのシフォンのドレス。両肩が露出しているデザインで、肩の部分から出ている長いリボンを首の後ろで結んでいます。
趙静さんは、椅子に座る前に、コンマスの石田様と握手をしました。石田様も嬉しそうだ〜! 演奏会開始時に、聖響さんと握手した時は、おざなりだったのに、 趙静さんとの握手は、超、嬉しそうだ〜!
第1楽章の始まりをカタズを呑んで待ちます。果たして、期待の 趙静さんの演奏は、どうなんでしょうか!?
おお! 趙静さんのチェロ、上手〜い!!
チェロって、低音を出す楽器なせいか、男性的な音を出す演奏家が多いと思うのですが、 趙 静さんのチェロの音は、とっても女性的な艶がある。演奏のパフォーマンスも華があって、嫌みが無い。内心、密かに心配していた事が外れて良かったです。いえね、一般の大陸育ちの中国人って、結構「俺様」意識の持ち主が多いので、演奏技術の高さを自慢気に披露する鼻持ちならない奴だったら嫌だなと思っていたんですよ。もう全〜然素敵!
神奈川フィルの主席チェロ奏者の山本裕康氏が、「あれよあれよと言う間に有名になっsた。」とコメントするのも頷けます。
石田様のヴァイオリンの音と良くマッチしていると感じました。

前半の記事でも書いたのですが、チェロの音って、演奏者によって、ガラッと音が違うんですよね。
指板の面積が広い事に由来するんでしょうか?
石田様と趙静さんの2人の空間が絵になっていましたよ。
2人のヴァイオリンとチェロの音の質も近いし、イケメンと美女で、お似合いだし。
もう2人で付き合っちゃえば? 
二へドンが親だったら、 「 許す! 」なのだ。
趙静さん、いいよ。 若くて美人で才能があって。 
石田様クラスのスターなら、ああいう女の人とお付き合いしなくちゃ!
趙静さん相手なら、誰でも納得するでしょ。
「 ええ! 何であんな人と!? 」 とファンをガッカリさせる相手はよしこさんなのよ。

趙静さんは、肩を露にしたドレスを着ているので、バルコニー席から見下ろしていると、 彼女の肩から背中から腕まで全部見えて、余りの真っ白さとスベスベさに、女の二へドンですら、頭クラクラですよ。
趙静さんのソロの間、会場中がシーンと静まり返って、彼女の演奏に聞き惚れていました。
もう、音を聞くと言うよりは、趙静さんの動きに目が張り付いてしまって、映像だけが頭にこびりつきました。

第1楽章が終わると、趙静さんは、チェロの調弦を始めます。
第2楽章は、ますます趙静さんのチェロの音を満喫できます。 柔らか~い音です。
チェロみたいに大きな楽器で、こんな柔らかい音が出せるんだ。
今までに二へドンが聞いたチェリスト達の音を思い出してみます。
突然、金子みすずの詩の一遍が思い浮かびました。
「 みんな違って、みんないい。 」
この世の中に駄目な音なんて、無い。 どの音も皆、演奏家の個性の固まりなんだ!
聖響さんがヴィオラチームに向かって、うんうんと頷きました。 「 よしよし、それで良いんだ。 」と言っている様でした。

ありゃりゃりゃりゃ。 前言撤回します。 この世の中に 「 駄目な音 」が存在しました。
いえ、第1楽章の時から、幽かに気付いてはいたんです。 でも第1楽章では、余りにも趙静さんに夢中になり過ぎて、脳がキッチリとキャッチしてくれなかったんですね。 唸り声かと思いました。 下の方から聞こえてくるので、指揮者? 演奏家?
誰が出している声なのか、第1楽章では判別出来なかったのです。 第2楽章では、もう聞こえなかった振りは出来なくなりました。 誰かの息遣いが、ずーっとマイクに入っっちゃっているのです。
演奏家が息を吐く時に思わず声も洩れちゃうのかと思いましたが、規則的な唸り声・・・・・ イビキ!? 誰よ?
ありゃまあ! どうやら1列目で、趙静さんの真ん前に座っている初老のおじ様がイビキを立てている様です。
たまりかねた隣の若い女性が、おじ様に肘鉄を食らわせましたが、効果は無し。
結論から言うと、このおじ様、曲が終わるまで、ずーっとイビキの不協和音で演奏に参加して下さいました。

趙静さんは、目の前の失礼な男には目もくれず、きっちりとお仕事をこなして行きます。
落ち着き払った、見事な音をせっせと紡いで、ホール内に広げ出します。
トリルのセンスも良いし、趙静さんのソロは最高です!!

第3楽章に入り、ある、つまらない事に気がつきました! 
1曲目では、4人いたコントラバス奏者が、この曲では3人に減っている。 
どうしたんだろう。 急病? 愛の逃避行? ははは。 変な事考えるなって。
今日は、どうしてもコントラバスが気になっちゃっている二へドンでした。
だって、あのバカデカいコントラバスの、すっごい早いボーイングを見てよ!
いつもあんな風に、忙しく演奏してるんだっけ?
肝心要の石田~リンは、前のめりになって、趙静さんと音を合わせようとしているみたい。
趙静さんは、自分が弾いていない時にも上体を、オーケストラが紡ぐ音に身を委ねるように揺らしている。
その優雅な振る舞いに胸ドッキュ~ンです。 趙静さんの身体全体が音楽と言う細胞で形作られているかの様です。

曲の終わりが近づいて来ると、とてもがっかりする。
こういうイイ演奏は、ずっとずっとずっとずっと聞いていたいのに・・・・・!
趙静さんが、滑らかなベルベットの音を紡ぐ。
蚕が真っ白な絹糸を、際限無く吐き出しているようにも感じる。
最後に彼女が力いっぱい弓を引き抜くと、どすりと椅子の背に上体を預ける。
「 ああ・・・終わっちゃった。 」
趙静さんの熱演に拍手を送らなければならないのだが、それよりも先に終わってしまった事へのガッカリした気持ちが先に立つ。 大体、曲が短いんだよね。 ぷんぷん。
二へドンの代わりに、会場の人々が大きな拍手をしてくれました。
神奈川フィルの定期のゲストって、いつもいい演奏を聞かせてくれますね。
今日の趙静さんは、本当に満足させていただきました。 
いや、満足じゃないな。 もう1曲弾いてくれたら満足出来るかな? ← すごい欲張り。

趙静さんは立ち上がって、客席にお辞儀をし、コンマスの石田様をしました。
石田様は頭を低く下げて握手をします。 ← いつもと握手の態度が違うじゃん!!
握手の相手が美人だと、こうなんかい!? まあ、許してあげましょう。 これ位の事は・・・・。
趙静さんは、アシコンの青木るねさんとも握手をします。
そしてチェロを片手で掴んで舞台袖に戻るのですが、趙静さんが背が高いから、チェロが小さく見えました!
バルコニー席からは袖の中が見えますが、スタッフの人々と盛り上がっているようでした。
何を言っているのかは分かりませんが、はしゃいだ雰囲気が伝わって来ました。

趙静さん、素敵な演奏をありがとうございました。icon06
今日会場に来られなかった皆さんにも、ぜひ聞いてもらいらい演奏家でしたよ。

休憩 7:55 ~ 8:10。 

さ、今度は、二へドンの好きなベートーヴェンでございますよ。
いつまでも趙静さんを引きずってないで、気分も新たに第2部行きましょうね~。

ベートーヴェンの交響曲第4番です。 コントラバスは、また4人に戻っていた。
もう、愛の逃避行からお戻りかしら? ははは。
最近、コンサート仲間で、よく話題に上るのが、火曜サスペンス劇場と、昼の愛の劇場。
大体が、主婦はこういうの、大好きなのよね。 ( 主婦じゃない人もね。 )

第1楽章は、ミステリアスなおどろおどろしい雰囲気で、皆の好きな昼の愛の劇場にピッタリだわね。
はい、ティンパ二さん、もっとドロドロ鳴らしちゃって!
聞きながら、TV の連ドラのヒロイン達、 美樹子さんや、すみゑさんが頭の中で愛と憎悪の踊りを踊っている様子を思い浮かべてしまいました。 師匠!! 裸踊りやオッパッピーは、思い浮かべなかったから!!

ヴァイオリンチームの忙しい事、忙しい事! BEE の 「 熊蜂の飛行 」 を凌ぐ速さで、指が指板の上をうにゃうにゃ動いています。 石田様は、ヴァイオリン本体左右に動かすんだよね。 二へドンはヴァイオリンは絶対に固定する派だから、あの石田様の演奏はミラクルとしか思えませんよ。 腕のリーチが短くて、弓を引き切れない時は、腰をひねって、リーチの足しにします。
そうか。 石田様はヴァイオリン本体を動かしちゃうのか・・・・・。 ふむふむ。
( こういう所が石田様を見ていて飽きない理由の一つ。)

金聖響さんは、指揮棒をオケの中に突き立てる様に構えたり、左手を真っ直ぐに肩の高さに上げてみたり、アクションは派手です。 でも、まだ第一印象が拭い去れてない二へドンには、そのアクションはオケの為ではなくて、客席へのアピールに見えてしまったのですが・・・・。 駄目ですか、 こういう言い方をしては・・・・・?
1つ、聖響さんに注文を出させて下さい。 聖響さん、若手のイケメン指揮者のイメージで売り出した割には、髪型がダサいのよ。 髪質が固いのかな? 激しい動きをしても、髪がなびかないのよ。
飯森範親さんのサラサラ・ヘアーに、二へドンも悶ぺ。ちゃんも目が釘付けになっちゃったのよね。
飯森さんのジャケットの裏側は赤いし。 これも悶ぺ。ちゃんが、後々繰り返し語り草にしていた位、見る者に強烈な印象を与えるのよ。 飯森さん位、 スタイリッシュにしても良いと思います。

ところで、石田様が揺れる。 揺れる。 いや、確かに昔から揺れるお人では、ありましたが、けどけど、こんなに揺れるっけ?
石田様のヴァイオリンが肩から外れそうでハラハラします。
石田様ったら、弓を引くんじゃなくて、ヴァイオリンを左へ引いてますよ!!

第2楽章は、ヴィオラの音からスタート。 そこに ヴァイオリンの優し~い音が乗っかる。
ティンパ二の人が一生懸命調音している。 ティンパ二に顔を寄せて、 かなりあせっている様子。 もうすぐ出番なのかな?
ヴィオラのピチカートが、軽やかで、汚い物は一切包蔵しておりませんって感じで良いなあ・・・・・・。
ああうう・・・・ ヘンデルのセレナーデのピチカートを練習しなければいけない事を思い出してしまった。
でも、この綺麗なピチカートを聞いていると、自分の出す音もこうだったと、大いなる錯覚をしてしまいます!!

金聖響さんは、少しお疲れが出て来たのでしょうか? だらしの無い感じの指揮に感じられますが。
ああ、 又、ヴィオラのピチカートが始まりました。
天上の雲海に浮かぶ湖から、天使の卵が次々に生まれて来るみたい。
このファンタジーな音色を基準に考えるから、聖響さんが、だらし無く感じられてしまうのかしら?
ヴァイオリン・チームは音を抑えて弾いているので、石田様が出す音だけが、ステージの上にくっきりと流れていきます。
この石田様の音は客席の一番後ろの席にも届いていたのかしら?

第3楽章。 おや、これは又随分とスタイリッシュな演奏になっていますねえ。
都会のインテリ達が、高級フラットに集って、ハイソなホームパーティをしている様な雰囲気になってます。
ベートーヴェンにしては、セレブ過ぎ?

第4楽章。 来ましたよ~!!  何が?  こんなのが。
ちょろちょろちょろちょろ  ドンドンドン!
ガシャ、 がシャ、 ガシャ、 ガシャ、 ワシ、 ワシ、 ワシ、 ワシ、
リロリロり~ロ、 じゃらじゃんじゃん!

「 な・・・何、これ? 」
「 ん? ベートーヴェンだよ。 」
「 は? 」
「 交響曲第4番 第4楽章。 」
「 へ? 」

へ? とか言われても、二へドンの耳には、いつもこういう風に聞こえているんだよ!!

石田様も、もう誰にも止められないモードに入って来ました。
石田様が腰を上げました! ドス~ン。 椅子の上に急降下です。
そうして、そのまま最後まで 「 誰にも止められない俺様 」 のカリスマ・モードで突っ走ります。
ヴァイオリンが、4連続で全弓で下げ弓を繰り返します。 
これを石田様が演ると、超格好イイんですよ!!
終わった~!! ブラボー!! 客席も大喜びでございます。
P席で激しく拍手をしているマーたんさんが見えました。 face02
今日の演奏は、3曲とも満足出来ましたが、金聖響さんが、どういう方向に行きたいのかは、結局分からんかった。

カーテンコール多かったですね。 3回目の時、石田様は椅子に座って下を向いて、「 今日も弾ききったぞ ! 」 という感じが全身から立ち上っていました。 石田様は右手を2回額に当てて、汗を拭う仕草をしました。
お疲れ様でした。 今日も楽しませて頂きました。 
石田様、 LOVE です。 icon06

***** 「 後半・神奈フィル 第242回 定期演奏会・レポ 」 ・ 完 ******

  


Posted by ニヘドン at 20:01Comments(4)コンサート

2008年02月27日

DVD ザハール・ブロンのレッスン

「 季刊 弦楽ファン」のアンケートハガキで、また当てました。
ロシア出身のヴァイオリニスト、ザハール・ブロンのヴァイオリンのレッスンDVDです。
企画制作/AMA VERLAG GmbH
輸入元/ヤマハミュージックメディア
税込み価格 8,925 円
このDVDはシリーズになっていて、ニヘドンの元に送られて来たのは、シャルル・オギュスト・ド・ベリオの「ヴァイオリン協奏曲9番 イ短調 1楽章 作品104。

ブロン先生が画面に現れて、色々レクチャーをしてくれるんだろうとは容易に想像は出来ましたよ。でも生徒役は音大生か何かかと思ってました。
最初、綺麗なサロンの映像が流れて、そこに7歳位の男の子が所在無げに立っているんですよ。ピアノがかなり本気に曲を奏で始めて、男の子は少し上目使いに、モジモジして立っているんです。この子が、まあ可愛いの。金髪で、白い肌にぷっくりした頬、目はパッチリしていて、典型的な白人の美少年ですよ! 退廃的な感じの美少年ではなくて、健康的なお坊ちゃまと言う感じですね。ほっぺと唇が赤いのも、ルノアールの描く少年みたいで萌え〜。
暫く、この可愛いらしい少年を鑑賞していると、おもむろに、この少年がヴァイオリンを構えて弾き始めるのですよ! え゛!?
この子、生徒なの?
こんな小さな子供がヴァイオリン協奏曲を弾いちゃうの!?
ニヘドン、口をアングリ開けたまま見てしまいました。
普段、大人の音楽教室に籍を置き、大人になってから楽器を始めた人々に囲まれていると、こんな小さな子供が協奏曲を弾くだなんて、あ〜り〜え〜ま〜せ〜ん〜!!

ブロン先生が又、熱い人なのよ。 7歳の子供相手に、「 若い演奏家の進展の技法 」とか口走っちゃうのよ。
まず、曲の解釈と理論から入って行くんですよ。 子供相手に。 日本だったら考えられないよね。
日本の教育現場は、今、幼稚園化しているの、知ってる?
ハバネロ・クイーンから聞いた話なんだけど、横浜市内のある小学校では、「 トゲトゲ言葉は止めよう。 」 「 フワフワ言葉を使おう 」 と壁に貼ってあるんだって。 幼稚園・保育園で学ぶべき事が小学校にズレ込んで来ているから、落ち着いて勉強なんか出来ませんよね。
で、ブロン先生は子供相手に妥協なんかしませんよ。 「 そこが駄目だ。 」 「 そこが間違っている。 」 「 ほら、君は理解していない。 」 とバンバン言っちゃうんですよ。 もしこれと同じ言葉を日本の小学校で教師が連発したら、保護者から教育委員会にクレームの嵐は必至じゃないですか? 
金髪の可愛い子ちゃんは、ふてくされもせず、一生懸命に先生の仰る通りに弾こうとします。
そこへ先生が 「 No, no, no,no,no,no,no ! 」 と駄目だしをするんです。
可愛い子なんだから、許してあげなよ・・・・・・。 ( 違うか! )

二へドンは、ヴァイオリンを習い始めて1年5ヶ月になります。 まだ自分のヴァイオリンの先生1人しか知らないので、他の先生の教え方って、とても興味があります。 ブロン先生、強烈ですよ。 まだこの世に生まれて10年も経っていない子供に
「 君が練習でして来た事は、上達に貢献していない。 」 とか言い放つんですよ。 見ているこちらの胸にグサッと来ますね。
ヴァイオリン・レッスンのDVD って、ヴァイオリンを習っている人達だけが見る物かと思ったら、違いますよ。
・ ヴァイオリン学習者
・ 美少年愛好家
・ S 趣味の方 ( 小さい子に駄目出しの嵐の模様を最後まで一気に見るのは、かなり辛いから、S の方は嬉しいでしょう。

・ 語学学習者 ( ロシア語、英語、日本語の3つの音声が選べます。 英会話スクールのテキストには、音楽擁用語ってあんまり出て来ないから、これで勉強するわ! )

ミニサイズの楽譜もついているので、DVDを見た後は、自分で弾く事も出来ます。 が、二へドンは当分封印しておきます。

あの生徒役の男の子のプロフィールが一切無くて哀しいんだけど、あれだけ、上手なら、絶対にプロの演奏家になるわね!
予約! 予約! 良い子を見つけちゃったわ~!!

皆様も宜しかったら、1度はレッスンDVDをご覧になって、いろいろお楽しみ下さいませ。


***** 「 DVD ザハール・ブロンのレッスン 」 ・ 完 ***********
  


Posted by ニヘドン at 09:59Comments(4)懸賞生活

2008年02月25日

海老と野菜のマヨソース

2008年02月22日(金)
神奈川フィルの定期演奏会が終わりました。今日の演奏会の秘密会議は京急・日の出町駅付近のバーミヤンで行われました。
出席者は赤福餅復活推進応援団チアリーディング・シルバーの部・部長の赤福さん。
横浜中華街の肉まんを全部食べ倒す会・休会中のニヘドン。
おや、たったの2人なのね。寂しい…。
コンサートの前後は、いつも5〜6人でグルメ&本音トークで大盛り上がりになるのが当たり前になってしまったから、2人だと超寂しい…。
ニヘドンが頼んだのが、メニューに「 New 」って書かれていた「 海老と野菜のマヨソース 」。
野菜たっぷりなのが嬉しいが、野菜とマヨソースの馴染み具合が今一つ。もちっと野菜を鍋で加熱しながら、じっくりソースと絡めてくれれば良かったんじゃないかな。2月に入ってから、シェフが作った本物の「料理」を出すフランス料理店に3軒も行ってしまったので、ファミレスと比べてはいけないのかもしれないが…。
値段は680円プラス消費税。これにライスセットをつけて1000円でお釣りがちょびっと来る感じ。
何でソースの絡みが今一つだったのか、この記事を書きながら思い当たった。野菜に片栗粉をまぶして無かったんだ。ちゃんと片栗粉つけて、少し野菜に焦げ目がつく程、ソースと一緒に炒めてくれたら良かったんだな。
そう。料理に絡みは大切よ。「ドンドン日記」を読んでニヘドンを見習って。いつも石田様に、凄くネチっこく絡みついているでしょ!!( ブログの中だけって言うのが悲しいけど。)
反省会は、出席者2人だけだったのに、もの凄く盛り上がって、2人が店を出たのは23時を過ぎていました!
大変、24時の石田城の鐘が鳴るまでにお家に帰らなければ、ニヘドンは魔法が解けて、カボチャに戻ってしまう!そう。馬車がカボチャに戻るんじゃなくて、ニヘドンがカボチャに戻ってしまうのよ!きゃ〜、大変!!
それでは、皆様、ご機嫌よう〜!!

  

Posted by ニヘドン at 04:05Comments(7)グルメ

2008年02月24日

第26回横浜国際女子駅伝

冷たい強風が吹きすさぶ中、ニヘドンは今日もバイトの為、本牧にやって来ました。
おっと〜!! 危機一発であった!後5分遅かったら、交通規制かかって、バスが止まってしまう所だった!
そう、今日は横浜国際女子駅伝の日なのである。本牧通りは水色のウインドブレーカーを着たスタッフがズラリと沿道に並ぶ。
先導車が来た。パトカーが来た。バスが来た。ヘリコプターが上空をバラバラうるさく旋回している。
昨年はコンサートにでも行ってたんだっけ?
昨年は、この現場に出くわさなかったぞ?
本当だったら、バイト前に腹ごしらえをする時間なのですが、このチャンスは逃せない!腹ごしらえタイムを削って、本牧サティの横断歩道から下を見下ろしてみます。
おお! 1番の走者がやって来ました。
携帯でシャリ〜ン。
ところで、ところで、この方はどこのどなたでございましょうか?本牧地点を1位で通過した選手ですが…。
ま、バイトが終わったらニュースでも見るか。
では、腹ごしらえに。ニヘドンが最近、気に入っている腹ごしらえ場所は、本牧サティ1階に入っている「カンテボーレ」と言うパン屋さん。イートン・コーナーが有り、ホットコーヒーはお替わりが出来るんです。いつも14時頃は空いているのに、来た駅伝観戦の人でガラスの壁沿いのテーブルにお客が鈴なりです。
来年、観戦したい方、このお店なら、寒風にさらされずに観戦が出来ますよ!

本牧サティ
神奈川県横浜市中区本牧原7-1
  

Posted by ニヘドン at 14:42Comments(0)

2008年02月24日

欲しい~!! でも手も足も出ない~!!



二へドンは、石田様偏愛倶楽部に入部してから、町を歩けば 「 石田 」の文字に反応し、胸をときめかせ、顔を赤くし、
ニヤニヤ笑いを止められなくなり、大変な事になってしまうのですが、今度はこんなの見つけてしまいました!!

「 黒龍 純米大吟醸 石田屋 」

ええええええええ~!! そんなん、有りますのおおおおお~!?



興奮の余り、写真がデカイんです!!

1年に1度しか出荷されない希少なお酒だそうです。
二へドン、泣きました。 1本 720ml で、お値段が ¥33,500.-ですって!!
欲しいけど、手も足も出ません!! ぎゃび~!!
1年待ち2年待ちは当たり前なんだそうです。 ぎゃび~ん!!

以下、買えないのに読むのは空しいのですが、セールス文句です。

「 大吟醸純米酒を低温にて長期に熟成させ、うまさとまろやかさが加わり、香りもよく出来上がっています。」
これを飲みながら、石田様の演奏を聞いたら、耳も舌も石田様を味わえるのね!!

「 大吟醸純米酒をあえて低温にて長期に熟成させていますので、落ち着いた香りと時の流れとともにまろみを帯びた舌触りが絶妙となっているのです。」
まろみを帯びた舌触り・・・・・・・・ ( 只今激しく妄想中!! )

「 ほんのわずかしか出荷が出来ない「黒龍 純米大吟醸 石田屋」は、希少すぎて、直ぐに完売してしまうほどの人気のお酒です。」
KAMOME LIVE のチケットみたいですね!!

誰か~!! 誰か~!! もし、このお酒を飲める超ラッキーな方は、ぜひぜひ二へドンまで、感想をお寄せ下さい!!
そして、そして、 もし空き瓶をお持ちの方は譲って下さい!!

KAMOME LIVE の時に、皆で分け合って飲みたくないですか?
おちょこ1杯分だったら、お金払えるかも?

***** 「 欲しい~!! でも手も足も出ない~!! 」 ・ 完 *******


  


Posted by ニヘドン at 02:24Comments(4)石田様偏愛倶楽部

2008年02月23日

神奈川フィル 第242回 定期演奏会 レポ ・ 前半

日時 :2008年02月22日(金)
18:30 開場 19:00 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール
出演 : 指揮 / 金 聖響
チェロ / 趙 静
コンマス / 石田泰尚様
管弦楽 / 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

演目 : ハイドン / 交響曲第88番 ト長調Hob.I-88
          Ⅰ. Adagio-Allegro
          Ⅱ. Largo
          Ⅲ. Menuetto:Allegretto
          Ⅳ. Allegro con spirito
ハイドン / チェロ協奏曲第1番 ハ長調Hob.VIIb-1
          Ⅰ. Moderato
          Ⅱ. Adagio
          Ⅲ. Allegro molto
休憩 15 分

ベートーヴェン / 交響曲 第4番 変ロ長調作品60
          Ⅰ. Adagio-Allegro vivace
          Ⅱ. Adagio
          Ⅲ. Allegro vivaceーUn poco meno allegroーAllegro vivace
          Ⅳ. Allegro ma non troppo


演奏前、2階ホワイエにてプレコンサートが行われました。
今日は山本裕康さんのソロで、無伴奏チェロ組曲を演奏してくれました。
チェロって、同じ曲でも演奏者によってガラッと音が違うのね。ヴァイオリンもよくそう感じるのですが、チェロは特にそう感じます。ああ…でもピアノもそうだな。でもチェロの演奏者による違いは突出していてると思います。山本さんのチェロの音は、彼岸からの音楽だと思います。確かに音はこちら側に届いているのに、こちら側から山本さんの所に行こうとすると、絶対に行かれない…みたいな。行かれなくてビックリして、呆然と立ちつくしているこちらを見て、山本さんは何も言わず、黙って悲しそうな目で、静かにチェロを弾き続けている。
だから、山本さんのチェロを聴くには、それなりの覚悟をしておかないと、ね。こちらの精神状態が低迷している時に、山本さんの物言わぬ悲しそうな目にさらされると、「嗤いたいなら、嗤え! 」と言いたくなっちゃう事があります。
「とにかくクラシックは高尚でなくちゃ!」と思う向きに、お薦めの音だと思います。
演奏の前に、山本さんが、今日のゲストの 趙静さんについてコメントをしました。
「彼女を以前から知っていたが、あれよあれよと言う間に有名になって。」との事。
10分と言う短い時間でしたが、山本ワールドを堪能致しました。
ホワイエでやるから、ある程度の雑音は仕方が無いんだけれど、それにしたってオバチャン達、少し位、声のボリュームを落としてくれても良いんじゃない? デリカシーが無さ過ぎるよ。それとも「デリカシー」と言う言葉が既に化石なの?


さ、始まりますよ〜。
お席に着きましょう。
ステージの上の椅子を見ると、今日は小さい編成の様ですね。
お客の入りは、先月の定期演奏会に比べると、若干少なめかな?
金聖響さんは、人気あるらしいんだけれど、彼の名前でも、この程度の集客力ですか!
オケの皆様が入って来ました。最後にニヘドンの本命の彼氏が入って来ました。お! 今日も調子良さそうですね。機嫌良さそうですね。 そして、金聖響さんの登場です。
人気あるんですか? ん~。 二へドンは、あんまり彼から感動を与えられた事が無いので、聖響さんの大ファンの方は、この先は読まないで下さいね。
聖響さんはね、第1印象が悪かったの。 これは前にもどこかで書いたと思うのですが、どこで書いたか忘れちゃったので、もう1
回書くね。 あのね、3~4年前だったのかなあ? どこかのオーケストラで聖響さんが指揮をしたんだ。 それを二へドンが初めて見て、「 うわあ! 指揮者って、こんなに孤独な職業なんだ! 」ってビックリしました。 それまで、二へドンが好きな指揮者は、オケとツーカーの雰囲気でやってたので、こんな孤独の哀愁を背中に背負ってお仕事をする姿に度肝を抜かれたんです。
オケの全員が、聖響さんを見ていなかったんです。 誰1人としてですよ。 じゃあ、オケの皆様は何を見ていたのかと申しますと
、コンマスさんを見ていたんですねえ。 力の無い指揮者が来たら、コンマス見て演奏するという話を聞いた事ありますが、正にその現場を見てしまったんですよ!! その時二へドンはP席に座ってました。 人間って、顔はポーカーフェースで取り繕う事が出来るのですが、人間、嘘をつけない部分があって、それは背中なんですねえ。 ギクッとした時とか、まず動揺が現われるのが背中じゃないですか。 P席からオケの皆様の背中を見ていて、紛れも無く、皆様はコンマスさんしか見ておりませんでした。 この時二へドンは思いました。 「 1ステージ100万円貰っても、指揮者だけはやりたくない。 」と。
あんな孤独には耐えられないと。
まあ、二へドンの大いなる勘違いなのかもしれません。 それに、あれから数年の月日が流れ、実力を充分に発揮して来たのかもしれません。 人気が有るそうですので。 実力があって、人気が無い人よりは、遥かに良いのでしょう。
でもね・・・。 第1印象はまだ拭い去ってないんだなあ・・・・・。

2005年10月に、「この胸いっぱいの愛を」という映画が公開されて、二へドンも見ました。
伊藤英明、ミムラ、賠賞千恵子等が出ていました。 音楽は千住明が手がけていて、千住真理子も演奏に参加しているという、音楽ファンならなかなか嬉しい仕掛けのある映画だったと思います。 映画そのものも、良かったと思いますよ。
この映画で、ミムラが 「 もうヴァイオリンなんか弾かない~ 」とヴァイオリンを地面に叩きつけるシーンが有り、その時ヴァイオリンがバラバラに分解されてしまったのを見てショックでした。 ヴァイオリンって、あんなに簡単に粉々になってしまうものなのか・・・。 二へドンは、自分の養子にもらったヴァイオリンの「泰次郎」君を絶対に落とさないぞ!!
さて、この映画を見た時、金聖響さんが出ているのに、全く気がつかなかったのです!!
昨年、誰かから、「 聖響さんは、映画に出てから人気が出たみたい。 」と言われ、「 あ、二へドン、聖響さんの出た映画は知らない。 見てない。」 とほざいてしまったのでした。 半信半疑で「 この胸いっぱいの愛を 」のHPで調べたら、本当に聖響さんが出ていました。 指揮者役の人が出ていたのは確かに見たが、それが聖響さんだと気がつかなかった二へドンって、一体・・・・? 興味が無いって、こんなものなのですね。
二へドンが興味を持ったのは、右腕が動かなくなってしまった主人公が、ヴァイオリンの弓を包帯で右手にくくりつけて、
子供達にヴァイオリンを教えるのですよ。 本当にそんな事可能なのか!?
でも、もし二へドンがもっとウンと年を取って、半身付随にでもなっても、 ヴァイオリンは続けられるんだって、ちょっと勇気づけられましたね。 本当に包帯で弓を固定してヴァイオリンが弾けるのか、その時に実験をしてみたいと思います。

後、余談を2つ。

1.千住明さんと家主は同い年。 かたや有意義なお仕事を沢山され、片や・・・・・・・。
2.映画の中では、ヤクザ役の勝地涼さんが好きでしたわ。

ああ、また思う存分脱線したから本題に入りましょう!!
金聖響さんが登場です! うわ、態度でけぇ!! クラシック界の矢沢栄吉か!? みたいな・・・。
言われたくなかったら、二へドンの第1印象を拭いさって下さいよう~!!
コンマスの石田様とおざなりな握手をします。 ムカ! 二へドンのダーリンに、その態度は何?

しか~し!! 第1楽章の音が始まったら、二へドンは極楽浄土に昇天してしまった。
ああ・・・・・ この音・・・・・この音・・・・! これをアタシは待っていたのよ!!
この高貴な音の綾は確かに神奈川フィルの音!! はあ~ん。。。。。。。
今日は小編成のオケで、コントラバスチームが正面後方に控えている。
小編成なのに、音に厚みがある。 これよ! これなのよ!! 二へドンは、こういう音が好みなのよ!
2月3日に聞いた兵庫芸術文化センターのPACの、存在感の無い微笑ましい演奏を思い出してしまった!!
ハイドンの交響曲は、重みを感じさせる演奏をするオケが多いけど、今日の神奈川フィルの演奏は軽やかに乙女チック。
こんな乙女チックで、よろしいんでしょうか? とドギマギしてしまいました。
二へドンの目の前に、いつも隠れて見えないコントラバスチームがいる。 
( 神奈川フィルの定期演奏会はいつもバルコニー席なので、コンバスの上に乗っかっちゃって見えないのよ。)
いつも見えない人たちが目の前にいると、ついついそっちの方が気になって見ちゃいました。
柔らか~く弦に弓を当てたり、やたら早く左手を動かしたり、コンバスも色々な弾き方があるんですね。
左手の超絶技巧には目パチクリですよ。
二へドンが、妙に喜んでいる内に第1楽章が終わった。
あ、嫌な予感。 もしかしてこの曲、短いんだっけ? 交響曲は60分が基本じゃない? わははは。

第2楽章でござんす。 あちゃ~。 神奈川フィルの弦楽チームは、今度はピチカートで二へドンをメロメロにする作戦のようです。
今二へドンはヴァイオリンのレッスンでハイドンのセレナーデの2パートの全部ピチカートに苦戦しているので、プロの奏でるピチカートの滑らかさと、軽さと安定した音に吸い付けられました。 ピチカートの何が難しいって、移弦したら指の角度を変えろって所。 弓を使えば、移弦したら弓の角度は変わるのが無意識に出来るようになって来たし、弓の角度は目で確かめられるのだけれども、指の角度って、目で分かりにくい。 それに角度に気をつけなくても、音が出る!? そこに甘えていい加減な弾き方をしちゃうのが先生のお気に召さないんだけれども。 この曲12月21日に始めて、まだ合格していないんだなあ・・・・。
1曲に ( しかも32小節程度の短い曲で) 仕上げに2ヶ月以上かかると、さすがにメゲる。

聖響さんのナルシスト振りが、ちょっと笑えます。 
今日の聖響さんは、そんなに孤独に苛まれているようには見えません。
孤独から逃れる為に、自分に陶酔する世界に入っちゃったのかな?
でも、神奈川フィルの音は相変わらず良いですよ~。 
フカフカの若草の丘のイメージですね。 うさぎさんがピョンピョン飛び跳ねている様ですね。
聞いている人に絵を描かせてくれる演奏は、流石ですよ!!
途中、ドラマチックに展開して行きます。
クライマックスは、終盤のヴァイオリンが弓を何度も下げ弓で繰り返す所。
これを石田様のパフォーマンスで見て(聴いて)御覧なさいよ!! 格好イイ~。
これを見逃したらあかんよ。 L席に座ってしまった人は、ろくろ首に変身して、うにゃうにゃ首を伸ばして正面から石田様を見て!!

第3楽章は華やかな舞踏会の雰囲気。
石田様は今日も熱演だあ~! 二へドンの為なのよね。 彼はいつも二へドンの為に一生懸命ヴァイオリンを演奏してくれるのよね。 まあ、右ひじの動きがなめらかですよ。 動く動く。
ヴァイオリンを弾く時には、いろいろな部分に意識を向けなければなたないのですよ。 指の角度、弦を押さえる深さ、指の重心、次に弾く音の準備、小指に力が入ってないか? 手首に力が入ってないか? 肩に力が入ってないか?
左手だけで、1度にこれらの事に注意をしなければなりません。 弾きながら、全部を良好な状態に保つのは至難のワザ!
小さい時からヴァイオリンを習っていて、何だかよく分からないけど、自然に手が動くっていう状態の人には難しい事は無いのでしょうが・・・・。 二へドンはいつも弾いている時は、右手の甲と手首にしか意識が向かないのだけれども、自分の肘も、今日の石田様の様に動いているのだろうか? え? 曲の難易度が違う? 大変失礼致しました。

聖響さんは、左手をバーに乗せながら、右手で指揮をするパターンが多かったですね。
3楽章のフィニッシュは、石田様が 「 えいやっ! 」 と弓を引き抜いて終わり!

第4楽章は、小刻みな弦のやり取りが面白い。
一瞬、石田様が聖響さんと目を合わせました。 おお、聖響さん、今日は孤独じゃなかったね~。 良かった。 良かった。
最後まで弦楽チームの弓の動かし方が速く、二へドンは、あろう事か、自分がこの第4楽章を弾く事を想像し、油汗を流しながら聴いてしまいましたとさ。

またまた、脱線がすごく、文章量が多くなってしまったので、続きは別記事に書きますね。

***** 「 神奈川フィル 第242回 定期演奏会 レポ ・ 前半 」 ・ 完 *****


  


Posted by ニヘドン at 22:48Comments(4)コンサート

2008年02月22日

パレ・ド・バルブ

2008年02月22日(金)
磯子スポーツセンターで汗を流した。今日はヴァイオリンのレッスンが休みなので、ゆっくりランチを楽しむ事にした。
2年振りに来てしまった! 杉田と言うイケてない場所には考えられない、レベルの高いレストランです。
杉田劇場が入っている「らびすた新杉田」の、京急駅側の向かい側に位置しています。コンビニの2階で、ガラス張りなので、結構目立つと思います。
ランチは980円で、パスタか、地鶏メニューか選べます。
ニヘドンは今日は、ワンランク上の「バルブコース」を注文です。
1500円 也。
まずは、オードブル。左下が酢漬けの魚。
右下の小さいスプーンに入っているのが蟹のムース。
右上が地鶏のテリーヌ。
左上が相模湾のスズキの3色のテリーヌ。
はあ〜。オードブルだけで、既に幸福。ニヘドンの向かいの席に座っている幻の石田〜リンにも食べさせてあげる。「はい、あ〜んして。」
「あ〜ん。」
「あら、いい子ね〜。いっぱい食べてもう少し太りましょうねえ。」
「ぼく、テリーヌ嫌い。」
「そんな事言わないの。じゃ、スズキは食べなくて良いから、地鶏の方は食べましょうね〜。はい、あ〜ん。」

お断り。
ドンドン日記に出てくる妄想シーンは、石田様症候群の末期患者であるニヘドンが勝手に脳裏に描いている嘘八百であり、実在の人物とは一切関係ありません!

美味しいオードブルに舌皷を打っいると、ミニ・グリーンサラダとフォカッチャが運ばれて来ました。フォカッチャと言えば、具の乗っていない小さいピザみたいな物が思い出されると思いますが、パレ・ド・バルブのフォカッチャは、ぶ厚くてコーンの粒が入っていて、オリーブオイルが塗られていて、バジルも散らされています。 冷たいのが難点ですが、こんなに美味しいフォカッチャは、滅多にお目にかかれないですよ!!



さあ、これがメインディッシュです。 地鶏のソテー クリームソースです。 
二へドンは、今までに、「 地鶏 」と言うニックネームのチキンを食べた事がありますが、本物の地鶏は久し振りに賞味致しました。 本物の地鶏かどうかは、食べてみれば分かります! 味が違う!! 薬漬けの安い鶏と、全然訳が違います!
また、火の通し方が美味い!! 外側の皮の部分は、カリカリ。 北京ダックの様にカリカリ。
なのに、中はふっくら柔らか。 時々、鶏肉の中がまだ赤く、完全に火が通ってないものがテーブルに出されたりする事があるのだけれど、パレ・ド・バルブの焼き加減は最高!!

付け合せは、いんげんとブロッコリーは、残念ながら、冷凍っぽいのですが、ハッシュト・ポテトが絶品!!
見た目は普通の手作り風ハッシュト・ポテトなんですが、2枚重ねてあり、真中にとろ~りチーズが挟まれているのですよ!!
ひえ~!! 旨! 旨!! 熱々に温められた丸パンとバターも一緒に供されます。



そして、極めつけがこれ! 女の子に生まれて良かった~と人生の醍醐味を感じられる 「 デザート盛り合わせ 」。
今日は ティラミス。 洋ナシのタルト。 ヨーグルトシャーベット。 オレンジリキュールのシャーベット。
ここのデザートは、洋酒をふんだんに使っているので、 マーたんさんは危うし!!
マーたんさんが食べた暁には、暴れて石田様に何をするか分からないので、同行の皆様は気をつけましょう!
全体的に甘さは控えめ。 お酒はタップリ。 おお、どこかの酒豪達が喜びそうじゃ。
最後にコーヒーか紅茶を選んで、フィニッシュ。 ブラウンシュガーを持って来てくれるのも、嬉しいポイントです。

データ 
パレ・ド・バルブ 新杉田店 
          〒235-0033 横浜市磯子区杉田1-9-13
          フリーダイヤル 0120-298173
          ℡ & Fax 045-773-2981
          http://www.barbe.co.jp/
          E-mail   bistro@barbe.co.jp

ビストロ・バルブ 東戸塚店
          〒244-0801 横浜市戸塚区品濃町514-7
          フリーダイヤル 0120-009586
          ℡ & Fax 045-821-0095

姉妹店 Bistro BeBe
          横浜市中区石川町1-25 みつぼビル1F
          フリーダイヤル 0120-641035
          ℡ 045-641-1033

***** 「 パレ・ド・バルブ 」 ・ 完 ****************  


Posted by ニヘドン at 16:06Comments(5)グルメ

2008年02月21日

心理テスト

友達に教えてもらったの。
昔からある物だと思うので、知ってる人は、とっくに知ってるものだと思うの。
二へドンは今回初めて知って、面白かったから、皆にも教えてあげる。

まず、紙に1~10までの番号を書いて下さい。

1番と2番には、思いつくままに、知っている人の名前を書いて下さい。
3番には、「 コーヒー 」 から連想する事を書いて下さい。
4番と5番には、異性の名前を書いて下さい。
6番と7番には、友人の名前を書いて下さい。
8番と9番には、思いつく曲名を書いてみて下さい。
10番には、もう1つ曲名を書いてみて下さい。

さ、結果を読む前に、自分の答えを書いて下さいよ。

答えを書くまで、見ちゃ駄目↓・答えを書くまで見ちゃ駄目↓・答えを書くまで見ちゃ駄目↓・


因みに二へドンの答えは・・・・・・・・・・・。

1. 石田泰尚様。
2. 石川祐支さん。
3. 香り。
4・ 家主の名前。
5・ 息子ちゃんの名前。
6. ナオさん。
7. マーたんさん。
8. リベルタンゴ。
9. タイスの瞑想曲。
10. パッサカリア。

さあ、そして、その心は・・・・・・・・?

1. 8番の曲のイメージの人
   おお! 石田泰尚様が、リベルタンゴのイメージ!! 正に! 正に!
   二へドンが石田様にLOVE した運命の出会いの曲icon06
2. 9番の曲のイメージの人
   タイスの瞑想曲を弾くのは石田泰尚様ですが、二へドンが書いたのは、石川祐支氏。 ??
   あ! そうだ! 師匠がタイスの瞑想曲を聞きながらオッパッピーを頭に思い浮かべた因縁ね!!
3. 恋愛に求めているもの。
   香り? 恋愛に香り? まあ、無臭よりは、芳しい香り付きの方がいいけど。
   いつもステージ前でクンクンするから? ( だって、香ってくるんだもの。 タバコの臭いとか、香水の香りが )
4. 憧れている人。
   え”~!? 家主に憧れているですと??? そ・・・それは遥か昔だった様な・・・・。
5. 叶わぬ恋の相手。
   おおお! 確かに! 息子ちゃんとの恋は叶わないわ!
6. 良き理解者。
   わ~!! 当たってる! ナオさんは確かにいつでも、二へドンの良き理解者だわ!
7. 実は貴方をライバルと思っている。
   はひ~。 やっぱり? 二へドンとマーたんさん。 タメだからね。
   お互い、 「 石田様は渡さないわよ。 あんな年増女に!! 」 と思っているのよ。 笑顔を浮かべながら・・・・。
   ね、マーたんさん?
10.貴方の人生。
   ん? パッサカリアな人生って、一体何? 二へドンと石田様でパッサカリアをデュオで弾けって?

ハハハ。 遊びにしては、結構ドキッとする結果でした。 皆さんの結果も教えてね~!!

***** 「 心理テスト 」 ・ 完 *********************
  


Posted by ニヘドン at 02:21Comments(9)徒然

2008年02月20日

ELIZABETH THE GOLDEN AGE

うわ! 久々に映画を見た!! って気分にさせてくれました!
映画を見終わった後、 「 超格好良いじゃん、エリザベスちゃん!! 」。
史実その物では無い事は割引きましょう、この際。 でもでも、映画として凄く面白かった。
史実と違う脚色がなされていたにしても、すっごくエリザベスが格好良かった!
あの映画を見て、もしエリザベスを嫌いになった人がいたら、どうしてなのか、詳しく理由を聞いてみたいです。

エリザベスが鎧を身に纏って白馬に乗って、戦士達の所に駆けて行く姿はもう、惚れ惚れですよ~icon06
二へドンもエリザベスちゃんの侍女になって、侍って侍って侍ってみたいわ! ( 「 まつ 」じゃないのよ。「 はべる 」って読んでね! ) 二へドンだったら、女王様を差し置いて身篭ったりなんかしないわ!!
お抱え宮廷楽団のヴァイオリン弾きに懸想を抜かすかもしれないけれど・・・・・。

スペイン無敵艦隊との戦闘シーンは興奮物! これと比べると、「 パイレーツ・オブ・カリビアン 」は、ジョニー・デップの魅力を除けば、所詮、お子ちゃまの映画よね! メアリー・スチュアートの首切り処刑のシーンはドキドキ。
台詞も、心に沁みる名台詞が目白押しなので、ぜひスクリプトを手に入れて読み返してみたいです。

残酷な拷問シーンとか、惨殺シーンとかは、目を背けたくなってしまいますが、古今東西、人間の歴史は血塗られて積み上げられたと思えば、目を背ける訳にもいきませんね。 エリザベス陣営と、スペイン陣営と、メアリー・スチュアート陣営の情報戦、心理作戦、裏切った、裏切られたのやり合いは、二へドン自身が今、ブログを書く事によって似たシチュエーションを現在進行形で経験している所なので、自分に置き換えながら映画を見て行くと、すんごく面白かったですよ!!
「 二へドンも負けるもんか! 」 って思っちゃいました。
どういう事かって?
二へドンは、自分のブログで、一般の音楽ファンの方達と意見や情報を交換し合う場を持ちたいと思って書いているのに、関係者が偵察に来るんだ。 「 ○○の事務所の者です。 」って、ちゃんと挨拶して入って来るなら、ウェルカムだけれども、一般人を装って来るのが、ちょっとウザい。 悪質なのは、一般人を装って 情報操作しようとするのが、超ウザい。
それに対して二へドンは、一応気がつかない振りをしつつ、爆弾投げつつ、対抗してるんだ。
いやあ~。 ただ音楽を聞かせていただくだけではなく、コンサート会場の外でも楽しませていただいて感謝してるよ!
mixi まで来てくれてありがとうね。 毎日ご苦労様です。

話が反れましたが、今度はメアリー・スチュアート側から撮った映画を見てみたいし、サー・ドレイク主演の映画も見たいですよね。 いや、良い映画でした。 二へドンのお勧め度 92 % 。 正規料金の1,800円払って見ても、損はしません!
エンドロールのバックに流れるバイオリンの音が超良いので、すぐ席を立つ馬鹿者と一緒に見に行っちゃった人は、相手の首ねっこを押さえつけて、最後までいてね!

***** 「 ELIZABETH THE GOLDEN AGE 」 ・ 完 *********  


Posted by ニヘドン at 19:36Comments(0)映画

2008年02月19日

石田泰尚様 お誕生日おめでとうございます!

今日はねえ、二へドンの心の彼氏のお誕生日なの!
大好きな大好きな 石田泰尚様へメッセージです。

石石              田田田田田田田田田田  泰泰        泰泰  尚尚尚尚尚尚尚
石石              田田田田田田田田田田  泰泰        泰泰  尚尚尚尚尚尚尚
石石              田田         田田  泰泰        泰泰  尚尚
石石              田田         田田  泰泰        泰泰  尚尚
石右              田田         田田   泰泰       秦泰  尚尚
石石              田田         田田   泰泰       泰泰  尚尚
石石              田田         田田   泰泰       泰泰  尚尚尚尚尚尚尚
石石              田田         田田     泰泰    泰泰   尚尚尚尚尚尚尚
石石              田田         田田     泰泰    泰泰   尚尚
石石              田田         田田     泰泰    泰泰   尚尚
石石              田田         田田      泰泰  泰泰    尚尚
石石              田田         田田      泰泰  泰泰    尚尚
石石              田田         田田      泰泰  泰泰    尚尚
石石              田田         田田      泰泰  泰泰    尚尚
石石石石石石石石石石  田田田田田田田田田田        泰泰泰      尚尚尚向尚尚尚
石石石石石石石石石石  田田田田田田由田田田        泰泰泰      尚尚尚尚尚尚尚

プレゼントは、勿論 「 私 」 よ~ん。 いつでもお持ち帰りして OK よ~んicon06

さて、実は上の LOVE の文字の漢字の中に、それぞれ1文字ずつ、間違った漢字が仕込んであります!
探してみてね!
正解者には二へドンの呪いのヴァイオリンの生音を聞かしてあげやしょう。

何はともあれ、石田様、今年も1年、お健やかで、全国の婦女子達を夢の世界に誘ってやっておくんなまし!
お誕生日おめでとうございます!!

あなたの為に、二へドンは1人寂しくケーキを食べましたとさ。


***** 「 石田泰尚様 お誕生日おめでとうございます! 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 22:07Comments(24)石田様偏愛倶楽部

2008年02月19日

悪夢の連鎖

2008年02月09日(日)
横浜リリスホールでトリオBee の演奏会が開かれた時の事。
チェロ奏者の石川祐支さんがトークで、「千歳空港で、こじまよしおに会った」と言う話をしました。
後から聞いた話なんですが、客席で、この話を聞いた某師匠が、ツボに嵌まってしまったそうです。そして事もあろうに、石田様の演奏する「タイスの瞑想曲」を聞きながら、オッパッピ〜が頭の中でグルグル踊りまくったそうです。
実はニヘドン、このエピソードを2008年02月16日(日)の藤沢でのトリオBeeの 演奏会前に師匠の口から聞きました。聞いた時は、「石田様のタイスを聞きながらオッパッピ〜はあり得ないだろ!」と普通に思っただけでした。
Beeの藤沢公演が始まりました。3曲目の「リベルタンゴ」が始まった時に、ニヘドンは「 ひゃ〜!」と声に出そうになった変な音を、両手で固く口を押さえつけて、かろうじて呑み込みました。突然、笑いの発作に襲われたのです。
声は呑み込んだものの顔中が笑いで歪み、下を向いて常態を取り繕おうとしましたが、抑えようとすればする程、事態は悪化するものですよね!
その時ニヘドンの頭の中では、「頭の中で、タイスをBGMにオッパッピ〜を踊らせている師匠」の映像がパッと浮かび上がったのです。こじまよしお単体では、こんなに笑えません。オッパッピ〜の映像を頭の中に投影させているのが、あの! あの師匠だから妙に笑えるのです! しかもBGMが石田様のタイスの瞑想曲!!
ニヘドンが石田様に一目惚れを確信させたのが、この「リベルタンゴ」の演奏。まあ、あの時はトリオ・リベルタの演奏では、ありましたが…。兎にも角にも、ニヘドンと石田様を結びつけた運命の曲「リベルタンゴ」で、こんな大笑いの発作に襲われるなんて、全く想定外だったですよ!出演者達は何もしていません。普通に熱演しています。他のお客さん達は普通にハート形の目で演奏を聞いています。広い会場の中でただ一人、ニヘドンだけが、笑いの発作で苦しんでいます。口から血が滲む程、強く歯を食いしばってみましたが、笑いはますます増幅していきます。
自分の膝の上に上体を突っ伏してみました。もうこうなったら何をしても笑いは止まりません。何しろ1列目中央の席ですから、変な行動は出来ません。
背中がブルブル震えていました。両隣の席の皆さん、振動が行ってたら、ごめんなさいね! 普段からニヘドンは、「 石田様が好き! ぜってぇ〜好き!死ぬ程好き!」とうるさく騒いでいるお蔭で、1列目中央の席でニヘドンが悶えていても「 あれ?そんなに感動した?本当に好きなんだねぇ。」と容認されてしまうのですが!
助けて〜!! 笑いが…。笑いが…。 はあはあ。もう前の通路に突っ伏して拳で床をゴンゴンしたい!それ以外に、この笑いの発作を鎮める方法はありませんって!
ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…。
藤沢に行かれた皆さん、リベルタンゴの時に1列目の席で落ち着きの無い女がウザかったですか?
大変申し訳ございませんでした。
誰だ? 誰が原因を作ったんだ? 師匠? 師匠が変な映像の話をしたから? いや、師匠は言うでしょう。
「私じゃ無いわよ!元はと言えば、あの人が最初にオッパッピ〜の話をしたからじゃないの!」
師匠が指差すステージの上にいたのは…。

お願いです。
トークが楽しいのは良いのですがお笑い芸人ネタは止めて下さい。笑いが尾を引くんです。
あ''ー、もう疲れたよ。リベルタンゴであんなに疲れたのは生まれて初めてだよ。

では最後に、ニヘドンが一つ予言を致しましょう。
貴女が今度クラシックのコンサートに行ったと仮定しましょう。そこで貴女は突然思い出します!
「タイスを聞きながらオッパッピ〜を踊らせている師匠を想像しながら、笑いを堪えて悶えているニヘドンの姿」を…。
思い出します。
きっと思い出します。
貴女が笑い上戸の方なら、十分にお気をつけ下さいませ。
咳止め飴はありますが、笑い止め飴はありません。
くれぐれもご注意下さいね。
思い出しますよ。
きっとね…。
  

Posted by ニヘドン at 13:21Comments(12)

2008年02月17日

何じゃ、これは〜!

夜行バスに乗って名古屋に到着しました。名古屋で行きつけのネットカフェで時間を潰して、広小路辺りを散策し、美味しいランチに舌鼓を打ちました。
名古屋の空は青く、秋の空みたいに、とても遠くに有る様に感じられます。気温は低く、手がかじかむ程ですが、晴れ渡った外気の中を散策するのは気持ちが良いです。
名鉄名古屋駅を目指します。名鉄デパートのアーケードの所に、献血キャンペーンをアピールするタスキをかけた巨大な人形が立ちはだかっています。アーケードの屋根に頭がついていますから、身長は7~8メートルと言った所でしょうか。その巨大な人形がピンク色のナース服を着て両足を大きく広げて立っているのです。通行人は、その両足の下を歩けます。ニヘドンはよけましたよ。足の間を通るのは何だか悪趣味な気がして。誰か勇気のある人が足の間を通って真上を見上げないかと、少し離れた所から観察してみました。
100%の人がよけて通り過ぎます!
うーん。今度人通りの無い時に写メ撮ろうっと!
これが最初の「何じゃ、これは〜!」でした。誰も通らないなら、ただ邪魔なだけ?

名鉄名古屋駅から、犬山行きの急行電車に乗りました。30分程で犬山に着きます。
犬山のホームに入った時、ニヘドンは叫びました。「何じゃ、これは〜!」
横なぐりの雪が降っています。30分前は晴れていたのに? 三重県青山町の悪夢が再び…。駅のお手洗いに入りましたら、開いている高窓から雪が降り込んで来ます。ゲゲ! 慌てて閉めました。
お手洗いで雪に襲われたのは、生まれて初めての経験でした。

犬山駅から平安通り行きの普通電車に乗ります。20分で味岡駅に着きました。
「何じゃ、これは〜!」ニヘドンはまた叫んでしまいました。
味岡駅で下りたのは、ニヘドンただ1人だけです。
普通、駅前には、タバコ屋の1軒位あって欲しいのですが、駐輪場と、コミュニティーバスの乗り場しか無く、人の気配が全く有りません。
( 今日は本当に、ここで演奏会があるのでしょうか? )

まあ、演奏会は、あったので良かったのですが…。雪も、あっと言う間に止んで良かったのですが…。
色々、面白い1日でした。

***** 「 何じゃ、これは~! 」 ・ 完 *************
  


Posted by ニヘドン at 22:59Comments(2)そぞろ歩き

2008年02月15日

2月15日 トリオBEE 文京シビックホール公演 レポ

及川浩治トリオ“ BEE ”
日時 : 2008年02月15日(金)
開場
開演
会場 : 文京シビックホール
料金 : 全席指定
出演 : トリオ“BEE” 及川浩治 / ピアノ
            石田泰尚 / ヴァイオリン
             石川祐支 / チェロ

演目 : ピアソラ / アディオス・ノニーノ
  ピアソラ /  フガータ
  ピアソラ /  リベルタンゴ
    ファリャ /  火祭りの踊り
    ハチャトゥリアン ( ハイフェッツ編曲 ) /  剣の舞
    モーツァルト /  ピアノ三重奏曲 K.496 〜 第1楽章
    メンデルスゾーン /  ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第1楽章

    休憩 20 分
    ベートーヴェン /  ピアノ三重奏曲 第5番 「ゴースト」Op.70-1 〜 第1楽章
    マスネ /  タイスの瞑想曲
    フォーレ /  エレジー
    クライスラー ( ラフマニノフ編曲 ) /  愛の喜び
    ヘンデル ( ハルヴォルセン 編曲 ) /  パッサカリア
    リムスキー=コルサコフ / 熊蜂の飛行
    メンデルスゾーン / ピアノ三重奏曲 第1番 Op.49 〜 第4楽章
 
    アンコール
   ・ ピアソラ / 天使の死
   ・ ピアソラ / リベルタンゴ

*************************************


心配された文京シビックのお客の入りも、85%は入ったと言う感じ。チケット売り場で当日券の有無を確認してみた。中央ならばK席からあると言う。
( ニヘドン達の言うK席、即ち「かぶりつき席」では無く、本物のK席です。)
座席は、大和健康福祉センターホールみたいな感じ。誰かが動くと振動が横1列に響き渡るぞーなんです。
本日、ニヘドンは「 B列- 11番 」。
2列目の石田様の真向かいでした。今回、発売初日に文京シビックに電話した人は、席は選べなかったそうです。ニヘドンは、チケットぴあで頑張って2列目を取りました。かなり端かと思ったら、石田様の真向かいでした。仕方ないわよね。だって石田様が「彼女席」を用意してくれちゃうんだもの。( 妄想度100% )
2列目の席は、1段高くなっていて、40センチ位のステージと同じ高さ。良い席でした。
石田様は勿論、石川さんも、及川さんも、バッチリ見えました。
19:00。会場内のライトが落ち、真っ暗になりました。ステージの上の4つのライトが、ぼんやりオレンジ色に点いていますが、手元のプログラムの文字は読めません。
石川さん、及川さん、石田様の順でステージに登場し、スタンバイします。会場からの拍手が無いのが、ちょっと残念。3人共、黒いシャツに黒いズボンです。石田様の右側のヨーク部分には、フリルがあしらわれています。黒いカマーベルトをしていますが、 どんどんウエストが細くなっている気がするのは、気のせいでしょうか?

石川さんは右腕に、袖を留めるゴールドのバンドをしています。石川さんの右の人差し指と薬指にはシルバーの指輪がはめられています。これさ、一度石川さん、自分のブログででも釈明しておいた方が良いと思います。
ニヘドンがどんなに否定しても、毎回会場で「石川さんは結婚している!」「石川さんには彼女がいる!」って騒ぐ女子達がいるのよ!ファッションでしてるだけだよ……ね?
石田様は、右耳のゴールドピアス、首にシルバーのネックレス、左手首の黄色いじゅずブレス等あは、いつもと同じ。違うのは、右手首のピカピカ光るシルバーのチェーンブレスです。ちょっとジャラジャラ系で、余りにもよく光るので、透明のプラスチックが反射している様にも見える。 新しいアクセサリー、いいんですけど。 石川さんのファンと同じく、
「 もしかして、あれは彼女からのプレゼントなのでは~!? 」 と騒がれてしまうので、変える時は、説明をするようにお願いします。 もてる演奏家は、いちいち大変なのでございますよ!

各会場によって、ライトの具合等、微妙に違うから面白いですね。 漆黒の闇の中で、及川さんのピアノの音が流れる事もあれば、今日みたいに、3人の姿が見える程度の明るさの中で、及川さんの演奏が始まる事もある。 出演者達が、どの程度、演出に関わっているのか、知りたいですよね。

1曲目はピアソラの「 アディオス・ノニーノ 」。
及川さんは、ピアノの鍵盤が硬めだったのでしょうか? ちょっぴり弾きにくそうにお見受け致しました。
及川さんのピアノのイントロの間、石田様は右手にヴァイオリン本体と弓を持ち、下を向きながら首を左右に振り、もうすっかりピアソラの世界に埋没している様です。 二へドンの希望と致しましては、二へドンとの愛の世界に埋没してもらいたい所なのですが、あんまり言うと殴られそうだから、二へドンが一方的に石田様との愛の世界を心の中で楽しんじゃおう!

ヴァイオリンとチェロが入る直前、及川さんが 「 ワン!ツー!スリー!フォー! 」 と掛け声を掛けますよよね。
今日は、この掛け声に及川さんの気合が込められていましたよ。
石田様に向かって、怒鳴っているみたいに聞こえる迫力でした。 客席内がしーんと静まり返っていて、余計そう感じちゃったのでしょうか? 今日はね、 ISC のメンバーは二へドン1人だけだったのです。 ちょっとアウェーな気分で寂しかったのですが、他のお客様の雰囲気も、いつものみなとみらいホールやKAMOME の「 ホーム 」 の雰囲気と違うんです。
開場前、ロビーにいる方々を見ていたら、会社帰りの30代の女性がメインと、「 ホーム 」よりも平均年齢の高いお姉様達が多かったですね。 客席全体が醸し出す雰囲気も、とにかく静か。 あまり静か過ぎて、演奏を喜んでいるのか、そうでないのか、感じがつかみにくかったです。 でも1曲ごとの拍手が凄く長くて、拍手は良い感じでした。 face02

石田様と石川さんの椅子が妙に接近していて、また ぶつかりそう。 見ているこちらの方が、ちょっとドキドキ。石川さんのチェロの音は、相変わらず良いです。 もう、いつも安定した良い音が出せます! と言う実力派になりましたねえ・・・。
ちょっと思い返すと、BEE 結成初期の頃の、ちょっとおどおどして、所在無げにしていた石川さんの姿が蘇ります。
( 遠い目・・・・・)
でもね、石川さんの表情は、何だかやつれて見えます。 石川さん、ダイエットとか言って、昨年体重落としたのですが、今日はさらに顔が一回り小さく見えます。 体調悪いの? 寝不足なの? ちょっと心配。 
まさか! 二へドンが 「 石川さんが素敵icon06」 「 石川さんが格好良い icon06 」 と声高に叫び過ぎて、 兄さん達に いじめられちゃった!? ははは。 まさかね。 でも、 心配だから、これ以上痩せないで欲しいです! 勿論、石田様もね!!

今日、ちょっと嬉しいのは、譜めくり君が格好良いの。 先週のリリスの時も、譜めくり君良かったけれど、今日も○ですねえ。face05
背が高くてですねえ、座っている時の姿勢が、背筋をピンと伸ばしていて、イイ感じなんですわ。 今時の若い子って、姿勢がグニャグニャな子が多いから、 背筋がピンとしてるって、高評価ですよね。

今日は及川さんの気迫が凄いです。 元々、彼は常に熱い人だけれども、今日はいつも以上です。
お誕生日スペシャルとしか言いようがないですね。 でも、テンポはゆっくり目。 今シーズンのBEEで、一番テンポのゆっくりな 「 アディオス・ノニーノ 」 だったかも。 でも、音は決して間延びしている訳では無く、音の煌めきが、ググッと胸に迫ります。
石田様のヴァイオリンはいつもと同じく安心して石田様ワールドに没入できるのですが、 いつもよりしっとり感20%増量中!
滑らかさも、今なら30% 増量中!! 及川さんのお誕生日スペシャルなんでしょうか? 
どんな理由でも、絶好調の石田様のヴァイオリンが聴けるのは嬉しいものでございます。
3人のまとまりが、いい感じですよ。 やれば出来るじゃん、○○さん!!

及川さん、石田様、石川さんがさりげなく、それぞれのマイクを持ちます。
及川さん ( 石田様に向かって手を上げて ) 「 石田泰尚君です。 」
石田組長 「 こんばんは。 」 ( あごの辺りが笑ってるってば! )
及川さん 「 そして、こちらは石川祐支君です。」
石川さん 「 こんばんは。 」 ( こちらも、きっかけさえあれば噴き出しそうな表情をしてます。 うぷぷぷぷ。)
及川さん 「 只今演奏した曲は、アルゼンチンの作曲家ピアソラの曲です。 『 アディオス・ノニーノ』でした。」
( 及川さんは、正面から、石田様の方に顔をむけて、)
及川さん 「 石田君は、ピアソラの曲は、よく弾くと思うんだけど、レパートリーはどの位あるの? 」
石田組長 「 ま・・・・・・・・かなり。 」 ( 客席の空気がほころぶ。)
       こういう時の石田様は、いたずらっ子みたいな嬉しそうな表情しますよねえ。 Lovely なんです!
( 及川さんは今度は石川さんの方向を向きます。)
及川さん 「 石川君は、BEEの前は、ピアソラを演った経験はあるんですか?」
石川さん 「 ありませんでしたね。 」 ( 石川さんは、声を押しつぶした様な感じで喋ります。 )
及川さん 「 チェロのパートは大変だと思うのですが。 」
石川さん 「 大変ですね。 」
( 石川さんの 『 一言トーク 』に会場は和みまくる。 )
及川さん 「 BEEが弾く曲は、僕らの為に特別に編曲されたものです。 
        次は、同じくピアソラの曲で 『 フガータ 』。 
        そして、ピアソラの曲の中でももっともポピュラーな 『 リベルタンゴ 』。
        2曲続けてお聞き下さい。 」
客席の人々 「 ぱちぱちぱちぱちぱち・・・・・・・! 」

演奏前に、石田様が軽く、ポロンポロンとヴァイオリンの弦をはじいて音を確認します。
そして、「 フガータ 」 の演奏が始まりました。
金曜日の夜のコンサートは、二へドン自身のヴァイオリンのレッスンを受けた後なので、石田様の弓の動かし方から目が離せません! 指が、どの様に弦に被さるのか、弓の入れ方の角度、指板に近い部分を弾くのか、駒に近い方を弾くのか。
今日の二へドンの座席も、ドンピシャなお席でした。 
石田様のお顔とお見合い席ではないけれども、石田様のヴァイオリンとのお見合い席だったのです。
ヴァイオリンの弾き方を見るには、もって来いの位置関係です!!
もう石田様の顔など、どうでも良いです。 今日の所は!!
二へドンがレッスンで出来なかった課題を、石田様大先生が目の前でデモンストレーションして下さるのです!!
石田様の左手の甲を中心に、ギリギリと穴が開く程、見詰めました。 見詰めて、見詰めて、見詰めました。

石田様のヴァイオリンは、とにかく滑らか。 いつも以上に余裕で丁寧。
大先生の演奏は、唸るばかり。 うーわんわん!!
「 フガータ 」 良かったです。 「 伝説の松原 」からずっと聞き続けて、「 うわあ!ここまで進化&深化したか! 」と驚嘆の1曲ですよ。 お見事! お見事! 今では、二へドンのBEEの演奏で好きな曲に昇格しましたよ! ぱちぱちぱち!


パサリ! と音をたてて、楽譜を置き換える石田様。
お次は 「 リベルタンゴ 」。
ちょっと、ちょっと、今日のリベルタンゴは、アンコール並に激しいんですけど・・・・・。
今シーズンの流れで行くと、リベルタンゴは前半で演奏する時は普通にお客を感動させる具合に弾いて、アンコールで演奏する時に、及川兄貴の気のすむままに弾く。 って思ってましたよ。 ずっとBEEを追いかけて来た二へドンの身体には、この流れが刷り込まれちゃったから、 3曲目でこんなに激しいのでは、もうアンコールに入っちゃったかと思いますよ!!
3人の音はかろうじて合っているんだけれども、やっぱり所々・・・・・・・・いや、大半・・・・・・・チェロの音が聞こえないよ~!!
まあ、いつもの事なので、良しとする・・・・・・?
石川さんのチェロの音を聞きに来た人は、チェロの音が聞こえないのは、大変に由々しき問題でしょうが、
逆に二へドンは及川さんの態度に感銘を受けてしまいました。
「 僕はピアノをこう弾くぞ! 」 という意志が、及川さんの肩に現われていましたね。
演奏家の練習不足や技量不足や集中力不足の結果は、聞くに堪えないですけれど、これは及川兄貴が
「 こう弾くぞ! 」と思って演奏しているので、私たちはただ黙って兄貴に着いて行くしかないでしょう。
最後は石川さんの弓毛が、ブチっと切れました。

曲の合間に、二へドンの後ろの席のマダムが、連れの女性にこう言っているのが聞こえました。
「 見ていて楽しいでしょ? 」
はい~。 見ていて楽しいですよね。 視覚に訴えられるクラシック・コンサートって、珍しいですよね。
魅せられちゃいましたか~? でも、及川兄貴も石田様も、石川チェロじ君も、皆予約済みですよ。
大奥炎上中ですから、今からご予約を入れられましても、数十年先になる予定ですが、それでも宜しいですか?

一旦3人が袖にはけて、今度は及川さんと石川さんが登場して来ます。
石川さんは椅子に腰を下ろし、次の 「 火祭りの踊り 」 を弾く気満々です。
でも、二へドンは、石川さんが袖から出て来た瞬間から気がついていました。
先程の 「 リベルタンゴ 」 の終盤に石川さんの弓毛が切れて、切れた弓毛をタラーリと垂らしながら再登場して来ちゃったのを! 何しろ、石川さんは弾く気満々ですから、二へドンは、「 うわあ! あのタラーリと垂れた弓で弾いちゃうんだ! 邪魔じゃないのかな? 」 と思ってしまいました。 
結局、石川さんは弓毛が切れたのに気がついていなかっただけで、 「 火祭りの踊り 」演奏直前に気付き、はにかみながら切れた弓毛をむしっておりました。 可愛いよね。 ああいう、はにかんだ表情が、すっごく可愛いよね。
ああん! 隠れ石川ファン ( チェロじ応援団 )の人々に、この愛らしいところを見てもらいたかったわ~!!

演奏中、及川さんが鍵盤から離した左手を指先を上向きにして顔の前に上げて、「 カモン、カモン 」の指使いをしました。
お! 二へドンは、及川さんのこのアクションを見るのは初めてですね。 師匠。 解説をどうぞ。
多分、普通に考えて 「 カモナ、べイベー 」 な仕草なんですが、じゃあ、誰を呼んだんでしょうか?
師匠、生霊でも飛ばしましたか?

チェロって、ヴァイオリンと比べると、弓を入れる角度が全然違うから見ていて楽しいんです。
指板を包む左手の甲の向きも違うんですよね。
石田様がステージからお留守の間は、チェロじを心置きなく見てしまいました。
あっと言う間に曲は終わってしまいます。 
及川さんがフィニッシュに、左手を上に上げて、悶えました。 師匠、及川さんが悶えちゃってますよ。
いいんですか? 及川さんは、どうして悶えちゃったんでしょうか? 師匠。 解説をどうぞ。
及川さんが 「 悶え 」 の余韻に浸っている間、客席は拍手。 拍手。 ぱちぱちぱち。
今日の 「 火祭りの踊り 」 も良かったですね。

石川さんが退場すると、次の曲は、石田様と及川さんのデュオで 「 剣の舞 」です。
はい~。 二へドンのダ~リンが出て来ましたわ。 腰から上は背筋がピシッと伸びていて颯爽とした雰囲気なんですが、
腰から下が、与太っていて、どう見ても 「 組の者 」なんですわ。 ま~、「 組長 」 様ですから、 確かに 「 組の者 」に間違いはないのですけれども・・・・。
おや?!!!!!! 石田様がさっきまで右手首につけていたジャラジャラブレスレットが消えています!
代わりに、いつもの白とピンクのバンドに変わっていますよ。 どうしたんでしょ?
それでは恒例の石田様クイズ!!
石田様のブレスレットが変わった理由とは・・・・?
1・ ジャラジャラがやっぱり演奏中に気になった。
2. ただ単にステージ用のバンドにつけ替えるのを忘れた。
3. さっきまでつけていたブレスレットが、実は恐怖の人食いブレスレットだった事を知らされた。
4. 「 そのブレスレットは一体どこの女から貰ったの~!! 」 と抗議の電話が殺到した。
5. 袖にいる間に、ブレスレットをくれた彼女と喧嘩別れした。
6. パチンコ代で負けた分、質入した。
7・ 実はチョコレートブレスで、袖にいる間におやつに食べた。
何て考えている間に、 「 剣の舞 」 終わってしまいましたん!!
でもでも、石田様の演奏はバッチリでございましたわよ~ん。 
石田様の演奏は、いつも安心して聞いていられるので、安心して良からぬ事を頭に思い浮かべてしまうのよね。 ほっへっへ。

及川さんのMCが曲の合間に入ります。
「 え~、ただいまチェロとヴァイオリンの、とてもリズミカルで難曲をお届けしました。 どうですか? 」
及川さんの視線は石川さんに向けられます。 石川さんは照れ笑いを浮かべながら、頷きます。
「 どうですかね? あの、実はピアノも難しいんです。 暴走気味に弾いてしまいました。 あっはっは!
  ( 『 剣の舞 』 を編曲した ) ハイフェッツと言えば、大変な演奏家ですよね。 」
今度は及川さんの視線は石田様にじっと注がれました。
石田様はマイクを持って一言。 「 すごいです。 」
石川さんも一言。 「 素晴らしかったです。 」
及川さんのツッコミ。 「 今度からトークを一新しまして・・・・・。」 会場笑い。 いつもBEEの演奏会に足を運んでいる人々はメチャ笑える。 一言ずつで、一新かい!! はははは!

「 次に演奏致します曲はアマデウス・モーツァルト。 神に最も近い男と言われたモーツァルトです。彼の音楽を愛している方も
  たくさんいらっしゃるでしょう。 そんなモーツァルトのト長調のピアノトリオをお聞き頂きます。 チャーミングさの中にもモーツアルトの天才性、即興性が随所に散りばめられている愛らしい曲です。
  その次に演奏いたしますのは、メンデルスゾーン。 ピアノトリオのジャンルの中でも大変好まれて、
  演奏される機会も多い曲です。」

及川さんのにこやかなMCの後、モーツァルトのピアノトリオの演奏が始まりました。
石田様は演奏の合間に肩で息をついています。
お疲れなんでしょうか? そんなに飛ばしている演奏には聞こえませんが・・・・。
やはり3日続く演奏会の事を考えると、「 先はまだまだ長い。」 とか考えちゃうのでしょうか?
石田様はヴァイオリン・パートがお休みの間、弓毛をひっくり返して弓毛をチラッと見たりしてます。
石田様の右手中指の黒いビーズの指輪がキラキラ、舞台の上のスポットライトの光を反射させています。
石田様には、こういう「 キラキラ 」 が妙に似合うのよね。

指輪に意識が集中した所で、ふと右隣の石川さんの指にも目が行きました。
石川さんは右手の人差し指と、中指にシルバーリングをしています。
客席からステージの上の指輪が見える位ですから、かなり大き目のデザインのものだと思います。

石田様が右手で左耳にそっと触れました。
ふふ。 その、そっと触わる仕種が、とっても石田様らしくて、何だか微笑ましい感じです。

おっと、ピアノの前の及川さんが、演奏に酔い痴れています。
多分、3人の演奏に酔い痴れているのだと思いますよ。
え? 自分のピアノに酔い痴れていたのかな? え? 自分の存在に酔っていた?
こればっかりは、彼の心の中に入り込んでみなければ、本当の所は分かりません。
でも、及川さんが酔い痴れていたのは、事実です。
及川さんが両手をピアノから離す時、首を左右に振り、こんな風に言っているように思えました。
「 うーん。 マンダム。」
ち・・・・・・違うだろ!!

さあ! 曲が終わる!! 及川さんのフィニッシュだ!!
おおおおお! 今日もド派手に決めてくれた! 決まったー!!
観客席も喜んでますねー。 さあ、得点はどうだ? 
9.0  8.9  9.2  9.1  8.7   9.3 。。。。。。。。。。
あ、あのー、 これオリンピック種目じゃないんですけど・・・・・・。
あ、す、すみません。 つい・・・・・・・。 今年オリンピック・イヤーなんで、つい・・・・・。

見事な得点をたたき出した及川さんは白いハンカチで顔を拭き、ズボンの右ポケットへ押し込む。

第1部最後の曲はメンデルスゾーンのピアノトリオ。
石田様はヴァイオリンをあごで挟み、左手を離して「 はあー。 」 と息を吐く。
お疲れ? 気合? 気合を入れたと解釈したいですよ。
んじゃ、無理矢理こういうのはどう? 
ニヘドンへのかなわぬ恋に胸を焦がして、ついつい溜め息が出ちゃった!?

この曲は、石川さんのチェロの音をたっぷり楽しめるから大好き!
何度聴いても飽きません。
出だしからして、チェロが主役っぽく存在感を出してくれるし。
演奏する石田様の指を凝視する。
ニヘドンはただ無意味に石田様の追っかけをしている訳では無いのんよ。
ニヘドンが、44歳で生まれて初めてヴァイオリンを習い始めたというのに、
自分で言うのも何だけど、なかなか順調に進歩しているのも、
石田様を見続けて来たって言うのが大きいと思うのです。
石田様を凝視し続ける事が、ヴァイオリンを弾く上で大きなイメージ・トレーニングになっていると思うの。
やはり理想のモデルが具体的にあると、進歩も早いですよね。
なので、石田様に怪しい下心なんて、ニヘドンは微塵も持っていませんって。
ただただヴァイオリンの演奏の参考になればという熱い心で、石田様の指先を見ているだけですって!!

そして1つ気がついた。 石田様位のベテランでも、指板に置く自分の指を見て確認しながら演奏する事もあるんだ。
まあ、確かに、石川さんでも、誰でも、ミスが許されないプロだからこそ、きちんと確認をするんだろうなあ。

ぱちぱちぱちぱち。 文京シビックのお客さんは、横浜のいつものお客さんと雰囲気が違いました。
とっても静かで、間違ってもスタンディングとかはしないタイプだとお見受けしました。
それでも、拍手の中に、満足と喜びが滲み出ていました。

面白かったのは、客席に会釈をするメンバー3人の背後で、ピアノの譜めくり君が、
いつ自分は席を立とうかと、頃合を計り予ねて腰を浮かせながら、なかなか立てない様子の一部始終をニヘドンが目撃してしまった事ですね。 譜めくり用マニュアルとか無いんですかね?

第1部終了が19:50。 これから20分の休憩に入ります。
第2部の模様は、別の記事としてアップします。

***** 「 2月15日 トリオBEE 文京シビックホール公演 レポ 」 ・


セットリストを完成させますので、しばらくお待ちを・・・・・・・・・。  


Posted by ニヘドン at 23:06Comments(2)コンサート

2008年02月14日

HAPPY VALENTINE'S DAY!!

今日はバレンタイン・デーです。
多忙を理由に手作りチョコを用意出来ないので、洪福寺のパン屋さんでバレンタイン仕様のチョココーティングされたパンを買いました。280円也。
「 BellBe 」と言う名のパン屋さんでニヘドン御用達のパン屋さんです。イートインコーナーも有り、実は今日もモーニングを頂きました。
バレンタイン・デーは日本では、女の子が男の子に愛をチョコに乗せて告白する日。
最近は義理チョコを経由して、友チョコにシフトが移っている様ですが、ニヘドンは日本の基本に立ち返って、告白をしてみたいと思います。
コホン。

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石田泰尚様。
お慕い申し上げております。

チョコは誰か他の女の子から貰って下さい。貴方にはニヘドンを差し上げます。
( 多分まだ腐ってないはずです。)

返品不可ですので、お早めにお受け取り下さい。それでは、お身体に気をつけて、これからもガンガン、ヴァイオリンを弾きまくって下さいませ。

ニヘドンより。

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***** 「 HAPPY  VALENTIN'S  DAY ! 」 ・ 完 ************
  


Posted by ニヘドン at 13:49Comments(2)石田様偏愛倶楽部

2008年02月14日

コンサートの前に

2007年02月11日(月・祝)
横浜市栄区のリリスホールで
トリオBEE のコンサートが開かれる。
館内のレストランは、昼時は混むので、
ニヘドン隊長が11:30に
レストランに乗り込んで5人分の席取り。
写真はコーヒーミルクが乗せられて来た小皿。
虎のイラストだったので思わず記念撮影。
ニヘドンは虎年生まれなので、虎グッズをコレクションしようと思っていた時代がありました。
阪神タイガースちゃうねんで。
東南アジアには、虎をモチーフにした民芸品が多く見つかるので、海外旅行を趣味としていた時代に集めようとしていたのです。
石田様の追っかけを始めてからは、コレクションはちっとも増えなくなってしまったので、せめて出会った虎ちゃんだけでもシャリ〜ン!
三々五々、本日のメンバーが集まりました。及川さん命派と、石田〜リン・オンリーユー派が半々集結致しまして、会議を致しました。活発な意見交換がなされ、「石川祐支さんが超カッコイいい」と言う案が満場一致で採択されました。
それに因んで石川さんのニックネームも決まりました。
ニヘドンの「裏ブログ」では、色々な演奏家に愛情を込めてニックネームで呼んでいます。最初ニヘドンは石川さんの事を「祐ちゃん」と、裏ブログでは呼んでいました。だって、いつまでも「石川さん」じゃ、他人行儀で愛が足らないみたいですよね? ところが意外な理由でクレームが出たのです。
「『祐ちゃん』では、うちの息子と同じだから止めて欲しい。」
「家の息子も『祐ちゃん』なんです〜。」
「いきなり祐ちゃんと言われると、ドキっとしちゃうのよ!」
かくして「祐」の字は削除されました。
「石川〇支」で新しいニックネームを考えなければ!
でも石の字を使おうとすると、石田様と被っちゃうのよ。
川の字を使おうとすると、及川さんと被っちゃうのよ。
残ったのは「支」だけ?
「浩治」も「じ」が付くよ!
え〜!? 区別が付く様に「チェロの〇じ」と言えば良いんじゃない? じゃ縮めて「チェロじ」!
え〜!?
これには異論も多かったのですが、代案が思い浮かばなかったので暫定的に「チェロじ」になりました。
「怒られない?」
いや、さゆりさんならジョークが分かる人ですよ。 ね〜?
もし、良いニックネームがあれば、ぜひ投稿して下さいませ!

  

Posted by ニヘドン at 13:23Comments(3)

2008年02月14日

鞄女。

鞄女。
「かばんおんな」と読みます。
あちきの事でありんす。
ニヘドンの事ですね。「カバなおんな」と違いまっせ!
どう言う事かと申しますと、
ニヘドンが持つ鞄は、
度々町行く人々の度肝を抜くからです。
写真は、約20年前に愛用していた
カエルのリュックサックです。
今はもう、表皮が捲れてしまい
見るも無残な姿です。
ニヘドンがOLをしていた頃、
隣りのビルがプランタン銀座だったので、
そこの地下の売り場で買いました。
これを背負って韓国を旅行した時、皆が「ケグリ!」「ケグリ!」と指を差したり、後を追って来たり、一緒に記念撮影を頼まれたり、スター並みの扱いだったので、記念にまだ取ってあるのです。

家主は「東京ギフトショー」には毎回欠かさず足を運んでいるので、毎回、販促用の市販されないレア商品、試作品をゲットして来ます。 写真は後日入れますが、昨年のお宝は、「 カピバラさん 」 の袋。 大きくて 「 もでーん 」 の一言が効いています。 昨年は、息子が 「 カピバラさん 」の前を通る度に 「 もでーん 」 と言う程、受けてました。
で、ある日、横浜駅のディッパーダンで、クレープ・ランチなんぞしておりました。 二へドンの隣の椅子には、例のカピバラさんバッグが、 「 もでーん 」 と置かれておりました。
 すると、お店の女の子がカウンターの中から出て来て、おずおずと二へドンの方へやって来ました。
「 あの、すみません。 そのカバンは、どこで買ったんですか? 」
「 ああ~、これ~? ごめんね。 これ買ったんじゃないんだ。 展示会でもらった奴だから、売ってないんだよお。 」
「 ああ・・・・そうなんですかあ・・・・・ 」

ごめん!! 本当にごめん! 「 じゃ、これ貴女にあげる! 」 って太っ腹な台詞が言えなくてごめん!
しょぼぼぼ~んと戻って行く、女の子の背中に、心の中で謝った。
欲しいよね。 若い子は絶対欲しいよ。 カピバラさんバッグ。


昨夜、美容院に行った。 お会計の時、持ってた荷物を待ち合い用の椅子の上に置いた。



その時、美容室のお客は二へドンだけで、他の美容師さん4~5人が暇そうにレジの所に集まっていた。
お釣りを財布にしまい、鞄の所に行くと、担当の美容師さんが着いて来た。
「 それって、どこで買ったんですか? 」
「 え? あ、これ? これはね、滋賀に行った時に買ったんだ。 」
「 ああ。。。。。やっぱり滋賀ですかあ・・・・・・・。 あの、いっぱいありました? 」
「 うん。 滋賀に行くと、いっぱいあるよお。 種類も豊富だし。 もう何でもあるよお。」
「 はあ~。 」

他の美容師さん達は、ひこにゃんの話で盛り上がってしまっている。
1人、ひこにゃんの事を知らない美容師さんがいて、他の人々から集中砲火を浴びせられていた。
「 知らないの? 」
「 ひこにゃんだよ。 ひこにゃん。 」
「 彦根だから、ひこにゃん! 」

ごめんね~。 「 じゃ、これ貴女にあげる。 」って太っ腹な台詞が言えなくてごめんね~。
今度、関西方面に地方遠征に行ったら、もう1つ買っておく。 欲しい人にあげられるように。
ネットでも購入できるんだけど、美容師さんは労働時間が長くて、ネットをしている暇は無いのかな・・・?

あと、大阪天保山のセサミストリートのバッグを持っていたら、全然知らない人に 
「 それどこで買ったんですか? 私もセサミストリート大好きなんですicon06 」 と話し掛けられました。 「 大阪です。 」と答えたら、彼女も溜め息をついていました。

次々に思い出すと、無数に、鞄が縁で話し掛けられたエピソードが出て来る。
二へドンは、ブランドバッグは嫌い。 余りにも多くの人が持ちすぎて、逆に個性が無いよね。
二へドン、当分キャラクターバッグで、全然知らない人から話し掛けられる方が楽しくていいや。
今度は 「 石田様 」 バッグですかね?   


Posted by ニヘドン at 07:38Comments(12)徒然

2008年02月13日

音読する母

ワタクシ、英語を教える事を生業にしておりますが、常々考えている事がある。
「 日本人に一番大事なのは、日本語じゃろ、ぼけ! 」

日本語もろくに読み書き出来ないのに、何故お金払って、英語を学ぶのだ!!
生徒達の危機的な日本語能力の現実にショックを受け、国語も教えられるように、テストを受け、研修も受けている。
テストでは筆記と面接があって、面接の時に、いきなり詩の朗読を命じられ、冷汗を流した。
詩、むずいっす! 物語なら得意だったのですが・・・・・。
でも、まあ、無事国語の授業も開講できる事になった。

が、しか~し!! 生徒は1人もおらんけんね!!
英語はやらせたい親は、はいて捨てる程おるが、国語が大事だと思う母は皆無なのである。
普段、日本語をしゃべっているから、必要無いと思っているらしい。
二へドンは、怖い。 このレベルの社会で、もう国文学は育たない。
言語が崩壊している所では、思索も育たない。
もう、駄目だ! 二へドンの目の前で、「 国語力 」が、ガラガラと音を立てて崩れていくのが見える。

息子よ。 お前が 「 I am Legend 」 になれ!! 日本で最後の、日本語がちゃんと分かる男になれ!!
そういう思いで、子供が物心ついた頃から、二へドンが外泊していない時は必ずやってきた事がある。
それは、息子ちゃんに寝る前に読み聞かせをしてあげる事。
見事に続いた。 まだ続いている。
「 え~!? 中学生に読み聞かせ~? 普通、有り得ないよ! 」
こういう母族は、日本語の崩壊に手を貸している悪魔也。
小学生までは、絵本の読み聞かせをメインにしていたが、最近は、新聞にも慣れ親しませようよ、新聞記事を読む事もある。

こういう事もあろうかと、二へドンは、読売新聞の毎週土曜日の連載小説を切り抜いて、取っておいたのである。
これが今、役に立っている。 かなり分量は多い。 新聞の6段を使っているから、毎朝の連載小説の1週間分である。
これを1晩で1回分ずつ読んでいく。
最近は息子に音読もさせる。 息子の読める漢字、読めない漢字のチェックも出来るから、真の教育ママはぜひ真似して下さい! 全部息子に音読させると、ストレスがたまるので、途中で母とバトンタッチする。
母も、小学校での読み聞かせの練習になるので、良い事ずくめなのである。

二へドンが自称・石田様の彼女になってから、読書の傾向も若干、変化の兆しを見せた。
やはり、音楽が出て来ると、すごく嬉しい。
昨夜、息子ちゃんに読んでいたのにも、心惹かれる一節が出て来た。
すごく良かったので、その部分をここに転記しますね。

2006年(平成18年)09月30日(土曜日) の讀賣新聞の朝刊に出ていた
「 私と20世紀のクロニクル 」 37. 共産主義国家とファシズム国家 の末節です。
ドナルド・キーン 作     角地 幸男 訳

「 1941年、メトロポリタン劇場で上演されたベートーヴェンのオペラ 「 フィデリオ 」を、 私は決して忘れることがないだろう。それは戦時の最悪の時で、多くのアメリカ人の同情は、あたかも巨大な牢獄に閉じ込められたかのようなヨーロッパ人へと向けられていた。ベートーヴェンの音楽が希望をもたらし、牢獄の門が開いて憔悴し青ざめた囚人達が姿を現した時、聴衆はその音楽の中にヨーロッパが再び自由になる予感のようなものを感じて、涙に身を任せたのだった。割れるような拍手の中で私たちは泣いていて、後にも先にも聴衆がこんなに泣くのを見たのは初めてのことだった。 そしてヨーロッパの牢獄の門は、ついに開かれた。」

この時の会場の雰囲気を想像するだけで、私も泣けました。 
音楽って、こんな凄い作用を及ぼすんですよね。 
この戦時最悪の時の人々が、石田様のヴァイオリンを聴いたら、どんな事になったかと想像すると楽しいですよ。
まず女性は全員、恋に落ちるだろうし、アメリカという土地柄、ゲイの人々も恋に落ちるだろうし、・・・・・うわ! スゲ!

夢は果てしなく広がります。
二へドンが読み聞かせをして、石田~リンがヴァイオリンを弾くという、朗読コラボレーションもやってみたい。
二へドンと石田~リン、2人のヴァイオリン。デュオも勿論OK!
フラワーアレンジのデモンストレーションに、石田~リンのヴァイオリン演奏付きもやってみたい。
フラワーアレンジでは、お客の前で、カリスマデザイナーがアレンジをして、作る過程をショーとして見せる「デモンストレーション」というのがあります。 めちゃめちゃチケット高いので、滅多に行かれませんが、横浜異人館を会場にして、たまに3,000円位で 「 デモンストレーション 」 のイベントがプランニングされるので、興味がある方は、ぜひ行ってみて下さい。

読み聞かせから始まって、デモンストレーションで終わっては収拾がつかないので、久し振りに例の奴、やっちゃおうかな?

石田泰尚様。 元気? 二へドンも元気! 
好きです。 ただ、それだけ。 んきゃ!!

***** 「 音読する母 」 ・ 完 ****************  


Posted by ニヘドン at 13:47Comments(3)読み聞かせ