2008年05月30日

SOMEDAY  studio salt 第9回公演

2008年05月30日(金)

雨が降っている。スポーツセンターでの体操教室はサボってしまった。
いや、雨のせいでは無いかも。
最近、新しいCDを買いました。
そのCDを聞くと、無性にヴァイオリンを弾きたくなるのです。
13:00 からのヴァイオリンのレッスンの前に、もっと弾き込んでおきたかったのです。
ヴァイオリンのレッスンを、なかなか良い出来に終え、
ランチを食べました。
二へドンは最近、石田~リンとの恋がなかなか進展しないので
( 自分で放置プレーを決め込んでおきながら? )
摂食障害気味です。 
今日のランチも多分、本日1回のみの食事になりそうです。
カレーを頼んだのですが、胃が小さくなっちゃっているので、
全部食べるのに40分位かかっちゃいました。

はちきれそうなお腹をかかえて、相鉄ムービルの中を突き抜けます。
これが、いつもの二へドンの横浜駅へ抜けるルート。
ふと、エスカレーター横のポスターを見ると、「 おおおおおお!! 」
写真の studio salt ( スタジオ ソルト ) の公演案内でした。
「 やばい。 忙しさにかまけてスケジュール確認してなかったよ。 もう公演始まっているんだ・・・・。」
前回の公演は不義理をかましてしまったので、今回は是非見たい!!

この劇団には、佐藤君が3年前、神奈川区民ミュージカルで共演したヴィトウィンさんが所属しているのです。
幸い、今日はコンサート・チケットを何も買っていなかったので、急遽観劇をする事にしました。

この時、時刻は15:15。 
あちゃあ~、昼公演は15:00開演です。 あと20分早く食べ終わっていれば・・・・・。
昼公演は¥2,000.-だったのにぃ・・・・・・。 ( 涙 )
仕方が無いので、夜公演の19:30まで時間を潰すために、相鉄ムービルで 「 ランボー 最後の戦場 」を見ました。

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この公演、まだ後2日有りますので、ご都合のつく方はぜひ!!

studio salt 第9回公演  相鉄本多劇場提携公演

SOMEDAY

日時 : 2008年05月28日(水)~ 6月1日(日)  
      まだ間に合う公演は
      5月31日(土) 14:00~      18:30~
      6月 1日(日) 14:00~      18:00~
会場 : 相鉄本多劇場
      横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F   
      電話 045-319-2150
料金 : 全席指定 前売・当日共 ¥2,800.-
      学生割引 前売りのみ  ¥1,500.-( 高校生以下、要証明書提示 )
チケット取り扱い : studio salt スタジオソルト
             URL http://www.studiosalt.net
        e-mail info@studiosalt.net
            電話  090-1773-2823 ( studio salt )

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studio salt の舞台が好きで、今回が4回目ですかね? 
そもそも足を運ぶようになったのは、ヴィトウィンさん絡みだったのですが、
今では、すっかり脚本の椎名泉水さんのファンになったからです。
何の変哲も無いように見える日常生活に、見えない亀裂が生じていく様を、見事に浮かび上がらせる大人の演出です。
よく毎回、ネタがあるよね、と感心してしまいます。

舞台美術も毎回センス良いです。
この心憎い脚本を、イケテル舞台で演じる役者さん達が、また良い味を出しています。
普段、演劇なんて見ないわ、という方々にも、ぜひ1度は足を運んで見て欲しいと思います。
小劇場ならではの、「 すっぽり感 」 がすごく好きです。

今回は「80’s 」って言う海辺のお店が舞台。
開場時間に入って席につくと、会場内には、既に海岸に打ち寄せる波の音に満ちています。
虫の声も混じっています。
ここの劇団は芸が細かいんですよ、いつも。
舞台の向かって左手にはカウンターが据えられ、スツールが3脚。
カウンターの右側にはチワワの置物。 ( こんなの、どこから見つけてくるのだろうか? )
カウンターの裏手には、飲食店によくあるガラス扉の冷蔵庫。
背面には2段の棚。 酒瓶が並べてある。
舞台中央には、丸い折りたたみのウッド・テーブル。
テーブルの周囲には白い椅子、赤いプラスチック製の椅子、スツールが1脚ずつ。
右手にもう1つのウッド・テーブル。
その周囲にはスツール、黒い大きなスツール、背もたれの有る椅子。
舞台の右端にはカウチが1つ。
白い木枠のドアの横には、窓が2面。( こちらのドアは、海に面したテラスに出る。)
左側にはもう1つドアが有り、こちらは店に入る為の扉。
ドアとドアの間の床にはダーツ盤が置かれている。
壁の上部にはサーフボードが掛けられている。
文字が書かれている黒板も見える。

開演まで、舞台の小道具・大道具を、舐めるように見ていた二へドンでございます。

さて、ストーリーは、高校生の娘・月子を持つ、店主・ヤソッチと奥さんナッキーを軸に、ナースとの婚約を破棄されちゃうトシちゃん、月子に剣玉を 「 伝授 」 する佐野元春君、 バツイチで再婚願望の有るペー、ついつい無理をしちゃってる、もてない( 失礼! ) カッちゃんが、絡んで話を面白く、複雑にしていきます。
1時間40分の上演時間が、あっという間に感じられました。

40過ぎた、いい大人たちが、恋愛ごっこをしている様が、とても可愛い。
二へドンは、「 いくつになっても恋愛派 」 だから、こういう設定はとても感情移入できる!!
特に、この公演の前に、映画「ランボー」を見ちゃったから、
自分の生活とはかけ離れた状況設定のランボーの世界から、突然、他人事とは思えない現実臭のある設定に投げ出されて、本当に舞台と自分が一体化してしまいましたよ。
あまり一体化してしまい、見ていて気恥ずかしい程でした。

スタジオソルトの公演で、いつもお約束の「 みどころ 」が有りますが ( これがいつも、二へドンのツボに嵌まる・笑 )、
今回は、いい年をした男子共が、「 SOMEDAY 」を大熱唱するシーン。
トシちゃんの 「 魅惑の腰つき 」 に二へドンはやられてしまいましたぜ。 ( 笑 )
カーテンコールで、もう1回、あの魅惑の sing & dance を見せてくれるかと期待していたので、無かったのはちょっと残念でした。

あと、いつも二へドン思っていたのですが、スタジオソルトさんの公演って、絶対にエンゲル係数高いですよね!?
舞台の上で必ず本物の食品を召し上がるではないですか!!
今回は、山盛りのバナナでしたね!!
ワタクシ、カッちゃんが一体何本バナナを召し上がるのか、固唾を飲んで見守ってしまいましたよ。
3本食べましたね!! 二へドン最前列の席に座っていましたから、バナナの香りに頭クーラクーラしちゃいましたよ。
皆さんの見事なバナナの食べっぷりに、二へドンは当分バナナは食べなくてもいいやって感じです。( 笑 )

後半には、男性陣の肉体美まで、拝見させて頂き、ありがとうございました。( 爆 )

終演後、ヴィトウィンさんにお声をかけましたら、額から玉のような汗でございましたよ。
「 緊張しました。 」 なんて、おっしゃってましたが、またまたこのベテランがそんな!!
お疲れ様でした。 毎回、毎回、楽しませてくれる舞台を、これからも楽しみにしていますね。

最後に木下智巳さん、二へドンは、「 冒頭で読んでいる本の伏線 」 が何だか分かりませんでした!!
すみません! すみません! 修行して、1から出直します!!
 
***** 「 SOMEDAY  studio salt 第9回公演 」 ・ 完 *********  


Posted by ニヘドン at 23:21Comments(6)演劇 / ミュージカル

2008年05月29日

譜めくりの女

2008年05月16日(金)
またもや、「 お一人様映画鑑賞会 」 のオキテを破り、複数のお友達と映画を見てしまいました。
一緒に見たのは、「 戦い 」のお仕事がオフだった Hot Jana さん、今噂の「 あの方 」と付き合っている 「 〇〇どん 」さん、そして ニヘドンの3人です。
写真は映画のプログラムの表紙です。
場所はシネスイッチ銀座。

なかなか、突っ込み所の多い映画でしたので、これから1つずつ突っ込んで行きますね。もう公開終了なので、思い切りネタバレします。
映画を見る前に、譜めくりの女がピアニストに復讐するストーリーだと何かで読んでいました。心理ドラマだと。

映画全般は、「 怖い! 」の一言です!
プロの演奏家の皆さんは、決してみないで下さいね。
そんじょそこらのホラー映画よりよっぽど怖かったです。 でもツッコミ所が多い。
得も言われぬ味わいのある映画です。 ( 笑 )。

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少女メラニーは、コンセルヴァトワールの入学試験でピアノを弾いている最中に、人気ピアニストで試験の審査委員長のアリアーヌのせいで、演奏を中断し、ピアニストの夢を諦める。 その後、成人したメラニーは、弁護士事務所で実習生として働き始める。
弁護士のジャンの奥さんは、あのピアニストのアリアーヌ。
事務所の女性が、ジャンから、息子のトリスタンの世話係りを頼まれ、引き受けられないと愚痴る。それを聞いたメラニーが、世話係りを申し出、まんまと憎きアリアーヌの家に泊まりこむ。
アリアーヌは2念前に、轢き逃げに遭い、それ以来舞台の上であがるようになってしまった。
今後の音楽家生命を賭けるような大事なピアノトリオの練習で、ひょんな事からメラニーが昔ピアノを習っていて楽譜を読める事を知ったアリアーヌは、メラニーに譜めくりを依頼する。
息子トリスタンの信頼を得、アリアーヌの信頼を得、アリアーヌの信頼以上の好意を得、機は熟して復習スタート。

ってなストーリーですわ。
何が怖いって、メラニーちゃんが、フランス人なのに、能面のような無表情で、あまり喋らないし、何を考えているのかよく分からないんです。 時たま、薄ら笑いを顔に貼り付けるんですよお~。 
この薄ら笑いが怖いんだよおお~。
こういう能面みたいな無表情な人間って、フランス社会の中で信頼を置かれます?
おっと、もういきなりツッコミ始めてしまいました!!

では、1つずつ、ツッ込んでみたいと思います。

ツッコミ その1.

  映画の冒頭、メラニーのお父さんが肉屋で、肉切り包丁で、牛肉を解体していくシーンがあります。
  これから始まる血みどろの復讐劇を暗示するって訳なんでしょうけれど、それは、お化け屋敷の入り口だけ怖いのと同じ。
  中に入ったら、ただの見せかけだった事に気付くようなもんです。
  実際メラニーは、法に触れる事は何1つしていないんですよ。
  ま、確かに後半、チェリストのローランの足を、チェロのエンドピンで刺し貫いてしまうのですが、
  それは先にローランがメラニーにHな事をしてしまうからで、裁判沙汰になったら、メラニーの正当防衛になるのかな・・・と。
  だから、メラニーの復讐は、本当に心理戦で、本人は1つも手を下してないんですよ。
  人間の心をコントロールして、相手を破滅に導くだけ。
  だから、あの冒頭の肉を切るシーンは、カラ脅し。 
  メラニーのお父さんの職業が肉屋である必然性は無かったのかな?っと。
  消防士でも、植木屋でも、何でも良かったかな? っと。

ツッコミ その2.

  コンセルヴァトワールの入学試験のシーンで、複数の子供達がピアノを弾くのですけれど、年齢的に日本の小学校6年生位のはずなんですけれど、皆ものすごいピアノが下手なんです!! ( 笑 )
  これが本当のコンセルヴァトワールの入学試験のレベルなのかどうか分かりません。
  でも、実際このレベルなんだとしたら、二へドンの息子ちゃんだって、受験は出来ちゃいますよ!!
  子役の子達にじかに弾かせたから、ああいうレベルになったのか、本当にああいうレベルなのか謎です。
  ご存知の方は、ぜひ教えて下さい。
  アメリカあたりだと、入学後に英才教育するって感じも有りかと思ってしまうのですが・・・・。

  後、メラニーが試験で弾く曲の名前が分からないのよ。 とてもシンプルで、普通こんな曲は入学試験で弾かないだろうという曲です。 Hot Jana さんも、○○どんさんも曲名が分からなかったのです。
  二へドンが買ったパンフレットには曲名が1曲も出ていなかったのです!!
  このパンフレットは頭に来たですよ。 600円の割には、大きな写真をバンバンと載せて、はいお終い。
  必要な情報が得られず、詐欺にあった気分ですよ。
  曲名リストは、絶対に載せて欲しいですよね。 プンプン。

ツッコミ その3.

  審査委員長のアリアーヌが試験会場に足を運んでいる途中で、ファンのおばちゃんが、アリアーヌにサインを求めたんです。
  アリアーヌは、  

Posted by ニヘドン at 05:37Comments(0)映画

2008年05月28日

オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密

2008年05月28日(水)
先週の木曜日にユーロスペースに「 全席売り切れです! 」と振られちゃったニヘドン。
今日は1時間前に会場に行って整理券をゲットしましたよ。
今日は舞台挨拶も何も無い、平日の夜なのに、ニヘドンの整理券番号は12番でした!
ひょえ〜!!
もし、これから、この映画を見に行こうと思っている人は、時間には余裕を持って、整理券と引き換えておくと安心ですよ。
開場は上映の15分前なので、ニヘドンは一旦整理券をゲットした後、近くのファーストフード店で時間を潰しました。
上映20分前に会場に戻り、ビックリしてしまいました。口あんぐりですよ。
ホワイエに人がわんわん唸っているんです!平日なのに!?
座る椅子は当然有りません。それどころか立っているスペースすら無い状態なので、ニヘドンは階段の方に逃げていました。
待っている人々を観察すると、中年の男性が半分位います。
いつも石田様のソロコンサートでは、男子禁制の大奥状態なので、この男性の比率には違和感を禁じ得ませんでした。
おじ様に人気の「 フィラ管 」なんですかね!?
さて、映画は感動物でした。最後はうっかり涙がこぼれてしまいました。
この映画を見たら、絶対に誰でも、フィラ管が大好きになりますよ。
何が良いって、オケのメンバー全員が「 人間 」であると認識できる事。
スピーカーから聞こえて来る彼らが奏でる音は素晴らしい!
ニヘドンがいつも聞いてる日本のオケの音と全然違う。
一番の違いは、人間が「 弾くぞ! 」と思う「 意志 」のある演奏だと言う事。惚れ惚れしますよ。
相対的に日本のオケは、「 優等生 」「 凡人とは、ちょっと格が上のアタクシタチ 」 が弾く演奏になってしまっていますよね。
日本のオケは、器用に上手いんだけど、小粒かな?
そんな、偉そうに思えてしまう程、フィラ管の人々は人間臭かった!!

例えば、日本で、日本のオケのドキュメンタリーを作りましょうという話が出たとします。
「 プロの演奏家は、演奏が仕事なのだから、舞台の上での演奏が勝負。
  演奏だけ聞いていれば良い。
  裏側を覗き見るなんて、レベルの低い趣味してますな。 」
なんて、言う輩が絶対にいますって。

フィラ管の人々がスクリーンに次々に出て来て、それぞれ脈絡の無さそうな事を、ほんのちょっぴり言うのです。
「 だから何? 」 ってツッコミたくなる位、あっさりと、言うんですよ。
大勢の団員の、さらっとしたつぶやきを最後まで聞いて行くと、いちいち頷ける事ばかり。
プロとして音楽を演っている人々の言葉だから、実体験に基づいた、嘘偽りの無い重みがあります。
ここで、良い所は、日本人のような優等生発言をしないんだよね。

「 会話が苦手だったから音楽を始めた。」
「 友達と仲良くしたかったが無視されたから音楽に走った。」
「 ヴァイオリンの席がいっぱいで、ヴィオラなら空いていると先生に言われた。」
本当なのか、ジョークなのか、皆さん、さらっと言ってのけますよ。

「 音楽と運命の出会いがあった。」 とか、「 神の啓示が有った。」みたいなご大層な事は、、まず言いません。
こんな調子で90分のドキュメンタリー映画を見て行くとですね、最後には静かな感動に流されて、自分が足の立たない深みにまで流されてしまった事に気がつく・・・・・・という按配です。

冒頭、女性ヴァイオリニストの Hirono さんの 「 What's the music? 」 のイントネーションが、「 馬鹿言ってんじゃないよ ?」 と被って聞こえちゃったんですけど・・・・・・・。
映画のラストは、これから本番のお仕事よ~んと、メンバー達が燕尾に着替えてステージに上がって行く所です。
見ているこちらが、 「 よっしゃ! やるぞ!!」 と思ってしまう、そんなパワーを与えてくれる静かな映画です。

これから、この映画を見る方、もう見ちゃった方も、改めて、この映画の監修をなさった前島秀国先生(笑)のコメントが
2008年05月18日の 「 秀ちゃまお宝原稿シリーズ その3.何の何のまだまだ 」 のコメント欄に有りますので、
是非、予習・復習にお読み下さいませ。 ( http://nihedon.hama1.jp/t48717 )

二へドンは、2008年05月09日の自分の日記 「 見たい映画2題 」で、こんな事を書きました。
 『 チラシに書かれている文章が凄いわよ。
   「 “音楽とは何か?” という本質的な問いへの答えを探し出してゆく。 」だって。
   おいおい。 本当かい? もし、答えを探し当ててしまったら、音楽をやる意味が半減しちゃうじゃないのよ。』

二へドンは、わずか90分の映画で、この壮大な質問の答えが見つかるとは夢にも思っていませんでした。 
ところがですね!! 映画を見終わった後、二へドンは答えが閃いてしまったのです。
さあ、それでは二へドンの答えを発表しちまいましょうかね?
これは、その人その人で、感じられたら正解って事でいいですよね?

Q : 音楽とは何か?      A : それは、終わりの無いもの。

「 ええ~!? 」 とか言わないで下さいね。

映画の中で、誰かさんも言っていたではありませんか。
「 音楽はその曲を知れば知るほど、謎だらけだ。 」ってね。
だからこそ、プロの演奏家も、一生音楽を続けていかれるのですよね。
弾けば弾く程、知らない曲なんですよ、きっと。
こんな事も言ってましたね。 
「 演奏者の気持ちや聴衆の気持ちが違えば、曲は全く違うものになる。」ってな事もね。
二へドンが昨シーズンのBEEの本州での公演をほとんど追いかけた時、二へドンを変人扱いした人に私は言いたい。
「 だって、違うんだもの。 気持ちも場所も温度も湿度も、何もかも違うんだもの。 」

ナオさんが興味を持った、マラソンをするお兄ちゃん、ハンサムでしたよ。icon06
フランチェスカさんが興味を持った、トロンボーンのお兄ちゃんも格好良かったし、しゃべる声も良かった。icon06
二へドンが、どこぞのコンマスと比べてみようと言っていた、コンマスのデイヴィッドもいかったあ~icon06
最初、デイヴィッドは、イケメンだとは思わなかったのですよ。 でも、段々彼を素敵だと思うようになりました。
画面にデイヴィッドが出てくると 「 きゃあ~icon06 」な状態。
だって、デイヴィッドったら、14歳で母親と死別し、その後チャイコンで入賞するも、ソリストとしての活動が先細りになり、オーケストラに入る事を決心したなんて、さらりと言ってのけて、こちらをホロリとさせるのよ。
もう少しで、MSCの事を忘れて、DSCを作ってしまう所だたのよ! 秀さま、危うし!( 笑 )

デイヴィッドが淡々と喋っているように、他の団員達も淡々と語ります。
マラソンを始めた事、バイクでカーブを曲がる時のスリリングな楽しみ、子供時代の思い出、クラシック音楽以外の音楽を楽しむ事・・・・・・・。
そう。 この映画は、音楽を演奏するのに必要なのは才能やテクニックではなく、
「 生身の人間の 耕された心 」 だという事を教えてくれます。
映画で、脈略も無いように断片的に連なっている団員達が語るエピソードは、団員達がどのように心を耕しているかというドキュメンタリーなのです。
良い演奏は、よく耕された心の持ち主だからこそなんだと、痛感します。
プライベートで、団員達は本当にイイ顔を見せてくれます。 
あんまり良い顔なんで、「 プロの演奏家がバイクなんかに乗って、転倒して指を潰してしまったらどうするんだ。プロ意識が無いぞ! 」 なんて、説教なんか出来なくなっちゃいます。
指よりも、心が大切。 そんな風に思ってしまう映画です。

この映画は、プロの演奏家達にも是非見てもらいたい。
もちろん、アマチュアの人達にも絶対に見てもらいたい。
全然音楽をやらない人たちにも見てもらいたい。
しみじみ良い映画ですよ。
特に、青少年の人々には必ず見てもらいたい。
この映画を若い人たちが見たら、皆、オーケストラに入りたくなる事は必至ですよ!!
え? そんな感化され易いのは、二へドンだけですか?

カメラワークも良いですよ。
報道やドラマのカメラアングルとは違う映し方を多くするので、「 え?」 と思う箇所が沢山出て来ます。
1番、「 へえ~。」 と思ったのが、ティンパ二の席から指揮者を見るアングル。
すごく遠いのですよ。 指揮者が遥か彼方に小さく見えるのです。
大所帯のオーケストラは、位置によってコミュニケーションにも気をつけなければならないようです。
普段、見過ごしているような事もいっぱい発見出来ます。

映画の冒頭で、団員達の、鞄の中身を教えてくれる部分もあります。
個人情報だなんて言わずに、カメラの前に引っ張り出して見せてくれる人間臭さ。

この映画を一言で総括すると、
「 オーケストラ版 『 人間の証明 』 」とでも言いましょうかね?

いい映画だから、見ろのヴィーナス!!

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二へドンね、コンサート・レポでも、感想でも、自分のブログを書いてしまわない内は、他の人の感想は絶対に読まないようにしています。 もう心を鬼にして、読まないもんね。
洗脳われ易い猫頭なんで。
だから、「 最近二へドンの野朗、私のブログは無視かよ。 」 なんて、思っている方がいたらごめんなさあ~い。
何しろコンサート・レポを書き溜めちゃっているから、なかなか訪問に行かれないのよ。

今回は「 オーケストラの向こう側 」 の感想を、異例のスピードで書き上げたので、これから、じっくり、
映画パンフレットの中の前島秀国先生の大論文でも読ませて頂きますかな? 
映画の最後に、「 監修・前島秀国 」と文字が出て来た時には、思わず 「 おおお!」と声を出してしまった二へドンでした。( 笑 )


***** 「 オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密 」 ・ 完 *************

  


Posted by ニヘドン at 23:52Comments(0)映画

2008年05月27日

盛り下がった大阪の夜

2008年05月25日(日)
2日間に渡った大阪国際室内楽フェスタの審査員の仕事が終わった。
19:00から、審査結果の発表があった。
結果を聞いて、二へドンが投票したグループも有れば、納得いかないグループも有り、複雑な思いで会場を後にした。
2日間の間に、全22グループの30分ずつの演奏を聞いた。
審査員は80名の一般公募の市民審査員。
投票方式は、全22グループの演奏後、8グループに○をつけて投票する仕組み。
8グループが、5月27日(火)の本選に参加出来る。
二へドンは、市民審査を公募してる時は、ヨッポドの予定が無い限り、参加する事にしている。
イケメン・ミュージシャンを青田買いしようという下心見え見えなのであるが・・・・・。
ただ、投票の仕方、開票の仕方は、各コンクールによって、てんでバラバラです。
大抵、開票現場は非公開です。
なので、市民審査員と、プロの審査員と両方いる場合、果たして市民審査員の投票が、どの程度反映されたのかという事は、全く分からないです。
時々、結果に 「 え~!? 何で!? 」 と市民審査員席からブーイングが起こっちゃう事もあります。
今までで1番公正だったのが、全日本学生音楽コンクールの市民審査員賞。
審査員全員の目の前で、開票と集計を行いました。
目の前でやられたら、もう裁判でも証言できちゃいますからね、選ばれた人は、胸を張って 「 私は正しく選ばれた 」と言えますよ。
今回の結果は、非公開だったので、証言は出来ないですね。
審査委員長達の意向も反映されたのかどうかと言う事も。
19:00の結果発表まで、残っている審査員達も多かったので、開票作業を公開した方が良かったのではないかと思いますよ。
例えば、同点だった場合は、どうするかとか、細かい規定が一切告知されなかったのもねえ・・・・・。
何故、二へドンがこんな事を言うのかと言うと、今までのコンクールでは、二へドンが良いと思って投票した人が必ず選ばれていたんです。
それが今回、二へドンが選んだ8グループ中、本選に行かれたのが、たった3グループだったんです。
出場者以上に、二へドンが辛かった。
何か自分が打ちのめされてしまった気がしました。
自分が良いと思った音楽を、否定されてしまった様に感じられました。
人を選ぶと言う行為は、同時に人を落選させていると言う事実に、今更の様に気がついてしまいました。
とても惨めな気持ちで会場を後にしました。

JR大阪城公園駅に着くと、民謡っぽい音楽が大音量で流されています。
公園内には、焼きそばやタコ焼きの屋台がぎっしりと並んでいます。
うわあ! 祭りだあ!! 
これを二へドンが放っておく訳がないじゃありませんか!!
二へドンが予約を入れている夜行バスは、中津モータープールを22:10に出発だから、ここで1時間を潰したって、間に合います。 今回の大阪は、2日間、ほとんど審査業務に拘束されて、二へドンの遊び魂が、やや不完全燃焼だったから、これは良いイベントに出くわしました。
ふふふ。 心の中でニンマリ笑いながら、どんどん公園の奥へ進みながら、イベント会場を探します。
道が枝分かれする所で、看板が出ていました。
「 大阪総踊り2008 」
うっほ~!! 熱そう!! 熱いコテコテの関西人が総踊りなんですから、これは熱い熱い、火柱で夜空を焼け焦がすような凄まじい一大ページェントに違いありません!!
二へドンは、こういうイベントを待っていた!!
高鳴る胸に、自然に歩みも早まって行った。

因みに、「 大阪総踊り 」 を知らない方の為に、「 大阪総踊り事務局 」のホームページより祭りの概要をコピペ。
「  「大阪総おどり」は、夏の「天神祭」や、秋の「御堂筋パレード」に匹敵する、大阪の新しい四季のまつりの創造をめざして、平成15年に初開催。今年で6年目を迎えます。小学生からお年寄りまで楽しめる、大阪最大級の盆踊り大会とダンスのお祭りで、昨年は約7,000人の踊り手と観客が参加、大きな盛り上がりを見せました。 」

これだけ、読むと、何だか凄い祭りのように思えて来るでしょう!?
やっと、祭り会場らしい、広いグランドに辿り着きました。
「 え? 何これ? 」
ガランとした、地面ばかりのグランドが目に入りました。
「 誰もいないじゃん。・・・・・・・・・・」
音楽だけは大音量ですが、人がいないぞよ・・・・・・。
よく目をこらすと、グランドの最果てに、盆踊り用のやぐらの様な物が立っている様な気がしました。
行ってみると、おお! 横浜チベット自治区の町内会の夏祭り規模の人々が踊っていますわ。
ギャラリーはほとんどいません。
着物を着て、さっき自分の出番を終えたという風情のおばちゃんが、休憩がてら見物しているようです。
「 総 」 踊りぢゃないのん? コテコテしてないのん?
もう時間的に終わっていたの?
「 さ・・・・・寂しい・・・・・・・。 」
3分ほど、誰もいないギャラリー席から見物して、
「 そうだ。 この祭りが二へドンの幻想だった訳ではないと言う証拠に、踊りの写真を撮って帰ろう。 」
そして、写したのが、冒頭の写真です。

横浜チベット山に帰って来てから、ネットで見たら、本来5月24日(土)の開催だったのが、雨で25日(日)に順延になったのね。 それで、当初のプログラム通りにならなくて、ああいう閑散としたイベントになってしまったのかもしれません。
当初のプログラムだと、13:00~ 太閤おどりバトルが延々と繰り広げられ、17:00~20:00は河内音頭の時間のはずだったのよね。
残念~。 次の機会には、盛り上がってコテコテの「 総踊り 」 を見せてくれ!!
かくして、二へドンの気分は高揚しないまま、JR 大阪城公園駅に向かった。

二へドンが大阪城公園駅のホームに降り立つと、コンテスト出場者が続々とやって来た。
南アフリカ出身の 「 トゥー・ピアニスツ 」。 夫婦デュオなんです。 1週間程度の日本滞在にしては、やけに大きなスーツケースを3つも4つも持っています。 二へドンがホームへの階段を下りている時に電車が行ってしまったので、次の電車が来るまでに、まだ間があります。 
 「 あの人たちに、サインをおねだりしちゃおうかしら? 」
南アフリカの人達なら、英語が通じるから、コミュニケーションは問題無いはず。
ついでに色々インタビューしちゃおうかな?
でも、出来ませんでした! だって・・・・・・・・・
やっぱりコンクールで本選に出場出来なかったという落胆のオーラを発揮していたからです。
自分が投票したのに、落選だったら、
「 私はあなた達に投票したのよ! 今回は残念だったけれど、私はあなた達の演奏が好きだから、頑張って!」 と言えるのですが、何しろ二へドン票を入れてないし。 おまけに彼らに対する点が1番低かったし・・・・・。
あぢゃぢゃぢゃ。
何かこう、我々の間の、どよ~んとした空気が、話し掛けたいと言う二へドンの衝動を阻んだ。
彼らをチラ見している間に、今度は カザフスタン出身の 「 コブズ・クァルテット “ トレップ ” 」 の4人組みが階段を下りて来た。 ステージの上では、鮮やかなロイヤルブルーの民族衣装を身にまとっていたお嬢さん達だが、私服はジーンズと現代的だ。 でも、重みのある長い黒髪を束ねている様子や、大きなエスニックなイヤリングの雰囲気が、中央アジアのムード満点である。

実は二へドン、彼らにも1票を投じた。 本選に選ばれないであろうとは思った。
思ったけれども、コブスという馴染みの無い民族楽器が奏でる、控えめな音を打ち捨ててしまうには偲びなかったのと、
彼らにもっともっと世界に出て活躍してもらいたいとの思いで、1票を投じた。
彼らになら、「 私は、あなたたちに1票を入れたのよ。 」 と話し掛けられるではないですか。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
別にこれから追っかける訳でも無く、そんなに意識しないで、普通に 「 あ、こんにちは! 」 って言えばいいじゃないの!?
駄目だった・・・・・・・。
やっぱり、どよ~んとした雰囲気に1歩を踏み出せなかった。

大阪城公園駅のホームがどよ~んとした雰囲気に包まれていた時、さらにベラルーシ出身のトリオ 「 リリツァ 」 のメンバー達がやって来た。 メンバーは3人なんですが、さらに2人程、ツィンバロンを入れたケース等を持ったスタッフがついている。
おおおおおお!! このグループは、ユニークさでは二へドンイチ押しのグループだったんですよお。
ベース・バラライカ、 バヤン、 ツィンバロンの編成で、会場を盛り上げる事の出来る本当のエンターテイナーだと思いました。
彼らと、カザフスタンのグループは、同じロシア語圏で、仲良しになったのでしょうか?
どうやら一緒の方面に行くらしいです。
しきりに言葉を交わしています。

二へドンはステージの上のベース・バラライカを見て、すっかりベース・バラライカに心を奪われてしまったのです。
「 デカイ! とにかく、デカイ!! 」
「 何故、ベース・バラライカは、あのように、無駄なデカさをしているのだ!?」
「 あの、巨大な三角の形は、本当に必要なのだろうか? あの、両隅を切り落としてして、もっとコンパクトにする訳にはいかないのだろうか? 」
「 あの巨大な楽器をどのように持ち運びするのだろうか? ケースがちゃんとあるのだろうか?
  ケースがあるとしても、量産は出来ないだろうから、コスト高いだろうなあ・・・・・。」

今回のフェスタで、一番二へドンの印象に残ったのが、ベース・バラライカ君!!
皆さんも、1度見たら、忘れられないと思うよ。
で、ステージの間、二へドンがぜひ見てみたいと恋こがれたベース・バラライカ君が、ケースに収まって今、二へドンの目の前に現われた訳よ。 これはすごい収獲でした。
だって、この日本国内で、ケースに収めたベース・バラライカが運ばれる様を目撃した日本人の数は、そう多くはないはずです!!
普通でした。 他の楽器と同じく、普通に抱えて歩いていました。
ケースは黒のソフトケースでした。
ギターとかのソフトケースと素材は同じです。
「 重さは? 」
「 あのベース・バラライカ君の写真を撮らせてもらえないだろうか? 」

色々考えている間に、ホームに電車が入って来た。
ホームの人々は、わしわしと電車に乗り込んで行く。
各自、より空いている方に移動して行ったので、二へドンが立っているドアの隣のドアに、「 リリツァ 」の人々が立つ。
二へドンは、黒いケースのベース・バラライカ君から目が離せない。
メンバーのスタッフらしい大きなケースを持った男の人が、ドサリと椅子に座った。
他のメンバー達は、楽器を中心に円陣を組む形で立っている。
痩せている人、太目の人、体系は様々だが、いかにもロシアの人っていう雰囲気が漂っている。
( 厳密に言えばベラルーシなんだけど・・・・。)
沈んでいる。 誰も喋らない。 皆方をすぼめるように下を向いている。
電車内は、「 落選 」に打ちひしがれた人々が発散する 「 負 」 のオーラが静かに充満している。
堪らないよね。 これ!! どうする?
コンクールって、一般の人々は、優勝なり1位なり金賞を取った人しか見ようとしない。
でも、これが、現実なんだな・・・・・・・。
賞を取れなかった人達の人数の方が遥かに多いのも、当たり前と言えば当たりまえ。
でも、ここまで、沈んだ人々と同じ空気を共有してしまうと、もう駄目だ。 辛い・・・・・・。
もう、サインなんか貰いに行けませんって。

大阪駅で、皆ぞろぞろ降りた。 二へドンも電車を下りた。
ベラルーシのお兄ちゃん達は、階段を下りてくる。
あんな大きな荷物を両手に抱えて、わしわしと階段を下りて来る。
凄い! だてに身体がデカイだけではない。 ちゃんと肉体労働に適しているぞ!!
そして、彼らはどこに向かって行ったのか、行く先までは跡を尾けなかった。
何となく、寂しくて悲しい大阪の一夜であった。

今、思えば、この寂しい気分が、二へドンの鬱の前夜祭だったようだ。
翌日の月曜日に鬱は一気にどん底に下降したが、生憎この一件については秘密の日記の方に書いてあるので、普通の皆様はお読みいただけないのでございます。
読みたい方は、和服のみけどんに許可を貰え!( 爆 )

***** 「 盛り下がった大阪の夜 」 ・ 完 *****************
  


Posted by ニヘドン at 19:38Comments(0)徒然

2008年05月26日

ニヘドン渋谷でフラれたの(涙)

2008年05月22日(木)
今日はフラれちゃったの。石田様に? いや、それは毎日フラれてるから、別に慣れっこでございますが。
今日、ニヘドンを振ったのは、フィラデルフィア管弦楽団の一部の皆さん。
今日は渋谷のユーロスペースに、映画「 オーケストラの向こう側 」 を見に行ったんです。正確に言うと、見に行こうとしたんです。
今日はフィラデルフィア管弦楽団の一部の奏者による舞台挨拶が予定されているんです。
どうせ映画を見るなら、プラスαがあった方が良いでしょう?
そこでニヘドンは夜のお仕事を一部キャンセルして、渋谷までやって来たの。
映画上映だから、余り1時間前とかに行っても入場できないからと思ってしまったのが運のツキ。 駅前やコンビニをフラフラ歩いて時間を潰したニヘドンが、ユーロスペースに辿り着いたのが20時30分。3階のチケット売り場に行きましたなら、チケット売りのお姉ちゃまが、地獄の閻魔大王だって、そんな無慈悲な事は言わない宣告をしました。
「 立ち席を含め、座席券は全て1時間前に完売致しました。」
がび〜ん。
事前に確認しなかった私が悪いが…。
駄目元で、お姉ちゃまにチケット引き換え券を見せ、ありったけの笑顔でニヘドンの魅力をアピールしてみる。
駄目だった。……。
いや、返ってお姉ちゃまに不審な人物だと思われてしまったようだ。
次々に往生際の悪い人々がニヘドンを真似て、お姉ちゃまを陥落しようと試みるが、お姉ちゃまは絶頂期の無敵艦隊であった。
撃ち落とされた人々は、すごすごと階段を下りる。
ロビーは、開場を待つ、チケットをゲットできた幸福な人々、報道関係の人々、チケットをゲット出来なくて諦め切れない往生際の悪い人々で、ごった返している。歩くスペースすら無い。
やっとの思いで、階段のヘリに辿り着いたが、「 あ、いけない。折角、来たのだからMSCのお仕事をしようっと。
映画のパンフレットをMSCの皆様に配る為に大人買い〜。
1冊350円也。
ふっふっふ。秀さまが「 音楽とは何か 」の大論文をぶったらしいですよ、このパンフレットの中で。

さて、パンフレットを買った事だし、二へドンも帰る事に致しましょう。
階段を下りると、おお、何と、今日の舞台挨拶のフィラ管の御一行様の到着です。
結果的に、「 入り待ち 」 をしたのと同じになってしまいました。
金髪のボブカットの中年のお姉たまが物凄い存在感で周囲を圧倒しています。
他の男性人は、楽器を持っていなかったら、ただの冴えないオヤジ達みたいな風情です。
日本人スタッフ数人をも含めると、ご大層な人数です。
エレベーターは小さいので、何度かに分けて、上に上がって行きました。
特に書くほどの事もなく、普通のオヤジ達の様に、彼らはエレベーターに乗り込んで行きました。
たったこれだけの事ですけれども、少なくとも、舞台挨拶の人々に会えたという事だけで、少しは傷心の心が癒されたような気になって、ようやくユーロスペースを後にしたのでした。

***** 「 二へドン渋谷でフラれたの(涙) 」 ・ 完 *************  


Posted by ニヘドン at 22:46Comments(0)前島・MSC

2008年05月26日

「ラ・フォル・ジュルネ2008を振り返る」

「ラ・フォル・ジュルネ2008を振り返る」

前島です。
最近、行く先々で「前島は今年のラ・フォル・ジュルネ関連でどんな仕事をしたのか?」という問い合わせを受けました。クラシック・ソムリエという肩書きをいただいている割には、あまり大した事はしていませんけれど(笑)、この機会におさらいしておこうかと思います。

(紙媒体関係)

・ぴあ フリーペーパー クラシック特集(2007年9月発行)~「ルネ・マルタン独占インタビュー」

・ぴあ フリーペーパー クラシック特集(2007年12月発行)~「インタビュー・ウィズ・シューベルト」

・ぴあ フリーペーパー クラシック特集(2008年3月発行)~「今年の主役はシューベルトとウィーン」「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008の楽しみかた 目的別おすすめ公演はコレ!」「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008の楽しみかた 予習をしておきたい曲はコレ!」

・ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008 公式ガイドブック(ぴあ)~
 P26-27「映画でわかる!シューベルト」
 P30-40「特集 シューベルトを訪ねるウィーンの旅」

(WEB)
電子チケットぴあ ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2008特集~「映画×シューベルト」「シューベルト仮想インタビュー」

(トークショーなど)
・2008年4月18日 第4回クラシックソムリエ・サロンでのトークショー

・2008年5月4~6日 ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008関連イベント
 講演会「銀幕に響くシューベルト Schubert on Film(1)~(3)」
 第1回<未完成は、なぜ“未完成”に終わったか?>
 第2回<日本映画、欧米の映画とシューベルト>
 第3回<シューベルト(映画)の“ラスト”について>

・2008年5月3日、5日 映画「ノットゥルノ」上映前のプレトーク、及び来場者用の解説書執筆

・2008年5月4~5日 H.I.S.ブースでの講演「カラヤン生誕100年とウィーン」

(関連商品など)
CD「Viva! シューベルト」(EMIミュージック TOCE-56082-83)の選曲・監修・解説書執筆(LFJオフィシャルCDではありませんが、会場などで販売されているのをご覧になった方も多いでしょう。まずライナーノーツですが、なんとシューベルトの一人称で、彼の生涯と曲目解説を書いています。なんと13000字突破の大論文! それからDisc2は、おそらく世界で初めてだと思いますけど、1828年3月26日のオール・シューベルト・プログラムの自主演奏会を完全再現収録[曲によっては一部抜粋あり]しています)。


といったところです(実はもうひとつ、あるのですが、まだ情報を公表できませんので、然るべき時期が来たら、お知らせします)。
今回のLFJでのいちばんの大仕事は、なんといってもウィーン現地取材旅行(1月下旬)でした。そこから得られた収穫は、公式ガイドブック、トークショー、映画上映、「Viva! シューベルト」など、ほとんどすべてに現れていると思います。もしもウィーンでフィールドワークをしなかったら、例えば「ノットゥルノ」の上映を強くプッシュすることはなかったでしょう。また、ウィーン楽友協会資料室長のオットー・ビーバ博士にインタビューすることがなかったら、今まで日本で語り継がれてきた、お決まりのシューベルト像をそのまま鵜呑みにしていたことでしょう。そういう意味で、少なくともぼく個人は、本当にたくさんのことを勉強する機会が得られて感謝しています。その成果を、LFJの来場者のみなさんにどのくらい伝えることができたかについては、もう、みなさんのご判断に委ねるしかありません。でも、この「ドンドン日記」などを通じて「講演が面白かった」「映画が良かった」などの声をいただくことができたので、少しは自分の責務を果たすことができたかな、とは思っています。

前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)

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***** 「 ラ・フォル・ジュルネ2008を振り返る」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 15:26Comments(0)前島・MSC

2008年05月26日

汗だくの大阪散歩

2008年05月25日(日)
おっはようさ〜ん!
ニヘドンは今、大阪に来ています。
昨日から足掛け2日かけて、「 大阪国際室内楽フェスタ 」の審査員をしています。
今日、これから2日目が始まるのですが、いやはや、大汗をかきましたよ。
サウナから出た状態になっています。
また、何か変な事をしたんでしょうって!?
え?ええ…まあ…。
ちょっと…。

2日間大阪に滞在するので、当然大阪に1泊しました。
今回の寝床は、「 ホテル イルグランデ梅田 」。ネットでシングル4,500円で申し込みました。 この程度の値段だと、部屋は古くて汚い場末の安宿って感じですよね。
ところがどっこい、
「 禁煙のレディースルームがお取り出来ました。」って案内された部屋が広いの。
8000円のBランクのシティホテル並みの広さ! 綺麗で清潔で最高! ベッド理念もゴージャスだし、枕が2つあって、1つはビーズ枕、もう1つは低反発ウレタン枕だったんですよ。枕まで選べちゃうなんて嬉しい!
ベッドも、「 これ、セミダブルちゃうねん?」と言う位広いし。
何がレディースルームかと言うと、ドライヤー、アイロン、アイロン台、メイク落とし、化粧水等のアメニティグッズが揃っている部屋なんです。
1階にはPCルームが有り( PCは2台だけですが )、無料で使用出来ます。自分でPCを持っていれば、無線LANケーブルを貸してくれますが…。
お陰様で素敵なホテルライフを過ごせました。
お薦めホテルでございます。
住所 大阪市北区西天満3-5-23
電話 06-6361-7201

さて、09:00にホテルをチェックアウトしまして、道路の向かい側のモスバーガーでモーニングです。
モーニングシフトに入っている、おばちゃんが、めちゃ顧客サービスに務めていて、好感度抜群ですよ。
9時半にモスを出て、ニヘドンは、ふと悪い欲求がむくむくと頭をもたげるのを禁じ得なかった。
実は昨夜ホテルに行く時に大阪の市街図を見ながら、思ったのである。
「 西天満から、いずみホールまで歩けるんちゃう? 」
何しろワタクシ、1日に30キロは歩ける人なんで…。
ウォーキングが好きなもんで…。
パリに初めて行った時も、ろくに有名観光所は見ずに、名も無い裏道を歩き回っていた位でして…。
どうせ歩くなら、表通りより裏通り…ですわね。
しかもですよ。JR大阪天満宮駅から大阪城公園駅までは乗り換え時間を入れても20分。
いずみホールの場所も、昨日行ってるから迷わずに行ける。今行ったら、10時前には会場に着いてしまう。
今日の集合は10:20だから、外で雨に打たれながら待つよ。
うーん。だったら歩くよ。
さあ、いつもの悪い病気が始まってしまいました。道路端の地図を見ると、大川に出て、左に曲がり、川沿いに歩けば大阪城。大阪城まで辿り着けば、いずみホールはすぐ分かるはず。
考える間も無く、足は既に歩き始めています。街中を過ぎると、程なく大川に出くわしました。
左折し、暫くは車道の横の歩道を歩き、気が向いたので、階段を下りて川沿いの散歩道を歩いてみます。
昨夜はホテルで死んだように眠りこけてしまったので、全く雨の気配を感じなかったのですが、予報通り、雷雨が激しかったのでしょうか?
大川のいつもの水位は分かりませんが、川岸スレスレまで水が迫っています。
雨の日曜日の午前中と言う事で、歩行者は殆どいません。
時折、ジョギングをする人、自転車に乗ったおっちゃんとすれ違います。この雨の中、テニスコートでは、テニスをしている人達がいます。
小さな歩行者用の斜張橋があったので渡ってみると、どんぴしゃです。大阪城が見えてます。写真は、斜張橋を下りた辺りから撮った大阪城です。
大阪城の敷地内に入ります。この辺りでニヘドンの額は汗が滲み始めました。
雨で湿度が高い中、ウォーキングをしたせいでもあります。もう1つの理由は時間的にかなり厳しくなって来たのに気付いた冷や汗です。


京橋口巨大舛形石の前で、既に時間は09:50。来て見て分かったのですが、大阪城公園内を真っ直ぐに突っ切る最短距離の道なんて無い。ぐるりとお掘の外周を廻るか、うねうねと遊歩道を歩くか…。
今まで大阪城には天守閣見学が目的だったから、天守閣に向かう道しか歩いた事が無い。
焦った為か、方角も見失ったようだ。大阪城ホールを目指せば良かったのだが、あの巨大なホールの屋根が見えない!?
審査員の条件は厳しい。
遅刻厳禁。1曲でも聞き逃したら、全部の審査を棄権したと見なされる。
まあ、10:20はあくまでも集合時刻。開演は11:00だから、最悪、10:50までに入れば…。
ふと左手に地図板が見えた。
走り寄って見ると、おお! ここ( 確か青屋門とか言う名前だったか? ) を外に出れば、大阪城ホールだ!
雨にも関わらず、大阪城見物の観光客が続々とやって来る。
その人達に逆行しながら、大阪城ホールの前に出る。
喜びも束の間。ホール敷地内を突っ切って、ショートカットする事が出来なかった!
「立ち入り禁止」の無情な看板が有り、チェーンで通せんぼがしてあった。
「 もう後、ちょっとなのにぃ! 」
涙目になって来た。
時刻は10:10。
仕方ない。
少しでも、いずみホールに近づくと思われる道を辿ってみる。
大きなゴミ袋を手に手に、清掃ボランティアの人々とすれ違う。
凄い人数だ。200人位はいたんじゃないかな? 雨の中、ご苦労様です。ニヘドンは、ゴミ拾いボランティアをやるのが隠れた趣味なので、思わず、彼等に着いて行きたくなった。
は!? いかん。いかん!
当初の目的を忘れてはいかん!!
おおお! 目の前に現れた巨大な建物は、ホテルニューオータニ!!
これは、いずみホールの裏手にあったホテルでは、あ〜りませんか!?
喜びに足をもつれさせながら、いずみホール正面入り口を目指す。GOAL!!

ハッハッハッ!!
時刻は10:15 。
ハッハッハッ!!
間に合ったじゃないかああああっ!!

最後にほざかせて下さい。
「 あら? 遅刻なんてする方がいらっしゃるのお? ニヘドン、信じられなあい…。」

頭から額から滝の様に汗が流れ落ちた。
開場後、洗面所に駆け込んで、わしわし顔を洗った。
ふ〜。はひ〜。
間に…合い…ま…し…た。バタリ。

***** 「 汗だくの大阪散歩 」 ・ 完 *********************

  


Posted by ニヘドン at 05:31Comments(2)そぞろ歩き

2008年05月23日

今日は(笑)ワンクリック詐欺ではないようです。


「いま、そこにある前島」

日本人の生活に密かに忍び込んでいる前島です^_^;
いつもMSCのみなさんには「あのCD買え」「この雑誌買え」の連発で申し訳ございません。確かに、だんだんワンクリック詐欺の様相を呈してきましたから(笑)、今日は完全無料で読めるものをご紹介。
タワーレコードが出しているフリーペーパー「Intoxicate」(旧名「musée」時代を含めると、ぼくが一番長く書かせていただいている媒体です)の最新号(vol.73、4月20日発行)に、見開き2ページのぼくの原稿が掲載されています。カラヤン生誕100周年を記念し、業界に一石を投じた(?)論考です。お店によっては、もう無くなっているかもしれないので、入手はお早めに!

http://blog.intoxicate.jp/content/2008/04/intoxicate_4472.html

                                       by 前島秀国
****************************************************
***************

ワンクリック詐欺に一番引っ掛かっている被害者二へドンです。( 笑 )
昨日も懲りずにワンクリック詐欺に引っ掛かってしまいました。
昨日のMSCの記事は、CD Journal のインタビュー記事でしたよね。
インタビュー記事を読むために、アドレスの部分をクリックしましたよね。
すると記事が読めたんですよ。
読み終わって、「 また次に読みたくなった時に便利なように、『 お気に入り 』にしておこうと思って、
ついつい、 My CDJ に登録しちゃったんですね。
この登録は無料なので、詐欺まではいってないのかもしれませんが・・・・・・。
こんな私で、大丈夫でしょうか? ・・・・・・・・・・・・・。

                                       by 二へドン

***** 「 今日は(笑)ワンクリック詐欺ではないようです。 」 ・ 完 *****

  


Posted by ニヘドン at 05:23Comments(2)前島・MSC

2008年05月22日

やってはいけない!

2008年05月21日(水)
今日はね、ニヘドンは千葉まで電車でお出掛けなの。
フランチェスカが、MSC( マゾ・サド・クラブ じゃないから間違えないでね。) の秘密の 「 ブツ 」を、マデリンちゃんに渡したいって言うので、千葉まで「 ブツ 」を持って行くのよ!
言うなれば、今日のニヘドンのお仕事は、「 運び屋 」って言う所かしらね。
ちょっとハードボイルドじゃなーい?
ふふ、グラサンでもかけてくれば良かったけど。( 持ってないけど。)

ここまで読んで、タイトルの「やってはいけない」は、運び屋のお仕事の事だと思った方、ちっちっちっちっ!
貴方はまだまだ読みが甘いわね。

違うのよ!
まあ、話を聞きなさいって。( 読みなさいって。)
千葉行きの電車を横浜駅のホームで待っていました。
すると、男の人が何か問いたげな様子でニヘドンの右側に立ったのよ。
ニヘドンって、日本でも外国でも、よ〜く道を聞かれたり、時間を聞かれたり、知らない人から色々話しかけられちゃう人なのよ。
だから、この人も、ニヘドンに何か聞きたいんだなあ…と思っていました。
男の人は、ちょっと冴えない風貌です。実年齢よりも老けて見えちゃうタイプかな? と言うと、30代後半なのかな?
緑色に黒い細いチェックのネルシャツにジーンズ。
髪は1,000円床屋で散髪しましたって感じのヤボったさ。
彼はニヘドンのすぐ真横に立って、ニヘドンの顔をじーっと見ていたの。
まあ中には、何と言って話しを切り出そうと躊躇らう人もいるから、彼のそんな態度は、特に不自然には思いませんでした。
初対面の人に、「 すみません。」の一言すら切り出せない純朴な人がいるのよ。
で、その人が勇気を出して、言葉を切り出すのを待っていました。すると、男は言いました。
「 あの、僕とお茶してくれませんか? 」

はああああああ!?
ニヘドンの怒りのボルテージはマックス振り切りそうだった。
ちょ、ちょっと。
ちょっとおお !!
あんた、人の事、なめとんのかあ!?
ニヘドンはねえ、今までの長い人生の中で、「 男にモテない 」キャラで売って来たの!!
そのニヘドンの「 男にモテない 」輝かしい経歴に、よくも傷をつけてくれたなあ!!
くそ〜。
ニヘドンはなあ、内閣府( ニヘドンが参加した時代は総務庁 )主催の 「 世界青年の船 」と言うプログラムに参加した時も、「 ナフタリン娘 」と異名を取った実力の持ち主なんだぞ!
「 世界青年の船 」と言うのは、日本、USA、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、メキシコ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、パナマ、などから、20歳〜29歳の青年を300人集めて客船に乗せ、日本を出航。太平洋を横断してパナマ運河を通過し、中米諸国を回ると言うプログラムです。総航海日数73日と言う、ニヘドンの人生始まって以来の壮大な旅になりました。
で、73日間もの長い間、20代の男女が狭い船に閉じ込められるのですから、船の中はラブラブカップルだらけですよ。
確か、それぞれのお国に彼女、彼氏、果ては婚約者までいた人が多いのに、何故か、カップルだらけになっちゃったんですよ。
ニヘドンと同じキャビンで過ごしたベネズエラのイリスは、ベネズエラの「 家族省 」の役人でした。
彼女は船の中でも、自分の役職に忠実で、「 あなた達をエイズから守る為よ! 」と声高にコンドーさん着用を叫んでいました。
毎晩、私たちのキャビンには、イリスが配るコンドーさんを貰いに来る人々がひきも切りませんでした。
そんな過酷な環境でも、ニヘドンは「 ナフタリン娘 」を貫いた! え? 意味が分からないの?
ナフタリンは虫がつかないんだよおお!!
ゼエ、ゼエ、ゼエ…。
そういう、エリザベス1世的なニヘドンの女王な人生を、よくもよくも踏みにじってくれたなあ!
後で、「 冗談に決まってるだろう、馬〜鹿。」と言っても許されるものではありません。
やってはいけない。
そう。それは、ニヘドンをナンパする事。
ニヘドンとお茶をしていいのは、女の子と石田〜リンのみ。
石田〜リンだったら、いいのよ〜ん。
今度はどこでお茶する? パフェでも、ケーキでも、何でも付き合っちゃうわよ〜ん。


「 スティーヴ・ライヒ 」先生の演奏会レポは、しばらくお待ち下さいね。今月は師走より忙しい事になっちゃってて、お出掛けばかりなのよ。
ニヘドンの携帯はラクラクホンなんで、最初のメール投稿は出来るけれど、編集作業が出来ないんです!
だから部分的に投稿しちゃった記事は、続きの付け足しが出来ないんですよお〜。
まあ、今月中には何とかしたいと思っております。

  

Posted by ニヘドン at 19:52Comments(0)

2008年05月22日

怒涛の前島秀国メディアジャック・シリーズ 第1弾

前島です。
スティーヴ・ライヒ来日記念“怒涛の前島秀国メディアジャック・シリーズ”第1弾は、CDジャーナルのWEB版に掲載されたライヒ・インタビューです。
http://www.cdjournal.com/main/feature/feature.php?fno=381

(なお、インタビューの前に掲載されている、ミニマル云々の文章は、ぼくが書いたものではありません。)

                                      by 前島秀国

************************************************************



スティーヴ・ライヒの演奏会に行く前日、前島秀さまから、コメントが来ました。
「 MSC的にもビックリの仕掛けがありますので、お楽しみに。 」

何だろう? 仕掛けって、何だろう?
もしかしたら、CD販売コーナーの隣で、秀さまの特設ハンバーガーショップ開店!?
もしかしたら、演奏の途中で、巨大ジンベイザメが、会場の中空に現われる!?
さすがに、そんな訳はないですね。( 笑 )

はい、答えは、入場時に配布されるプログラムの中にあるんですよ。
何と、秀さまの4ページに亘る文章が出てますね。
しかもこれ面白いんですよ。
紙面の中央にページを2分するように1本の線が引かれておりましてですね、
左側半分がノン・クラシック・リスナー向け、右側半分がクラシック・リスナー向けに書かれているんですよ!
今度から、MSC向けにも書かなければならないから、大変ですわね。( 笑 )

このプログラム、大変立派で驚きましたわよ。
コンポージアム会期中4日間同じものが配布されるとは言え、30ページに亘る冊子は読み応え充分ですよ。
二へドンが追っかけ回している石田様のリサイタルで、悲しいのはコピー用紙に曲名が書いてあるだけの時。
まあ、あまり不必要な物に費用をかけないのは、エコ的で良いのでしょうが、
やっぱりある程度、ちゃんとしてた方が、一般の客としては、
「 よし、聞くぞ! 」 という心構えも新たになるという感じで好ましいですよね。

で、秀さまの文章を 「 私も読みたい 」と言う人が現われた場合、どうするか。
ただ今激しく思案中でございますよ!!
読めるのは、会場に足を運んだ人の特権としてキープしておくべきか・・・・・・。
1人でも多くの人に秀さまのお仕事を知ってもらう布教活動をすべきか・・・・・。
うーん・・・・・・悩む。
しばらくは、会場に足を運んだ人の秘密にしておこうかなあ・・・・・・・・・・・・・・。

                                       by 二へドン

***** 「 怒涛の前島秀国メディアジャック・シリーズ 第1弾 」 ・ 完 *****


  


Posted by ニヘドン at 05:22Comments(0)前島・MSC

2008年05月21日

スティーヴ・ライヒ・ヴァージンを捨てた日 ・ 前編

コンポージアム 2008 〜 東京オペラシティの同時代音楽フェスティバル

第1夜 スティーヴ・ライヒの音楽?

日時 : 2008年05月21日(水)
開場 18:20
開演 19:00
会場 : 東京オペラシティ コンサートホール
料金 : S 10,000.-
A 8,000.- B 6,000.- C 4,000.- D 3,000.- ( 全席指定・税込み )
出演 : アンサンブル・ モデルン
シナジー・ヴォーカルズ
ブラッド・ラブマン ( 指揮 )
スティーブ・ライヒ ( ゲストパフォーマー)
ノーベルト・オマー ( 音楽監督 )

演目 : ダニエル・ヴァリエーションズ ( 2006 ) 日本初演

     Ⅰ I saw dream. Images upon my bed & visions in my head frightened me
     Ⅱ My name is Daniel Pearl ( I'm a Jewish American from Encino California )
     Ⅲ Let the dream fall back on the dreaded 
     Ⅳ I sure hope Gabriel likes my music, when the day is done

18人の音楽家のための音楽 ( 1974 - 76 )

「何、これ? 熱い!!」
初台の駅から、東京オペラシティ・コンサートホールへエスカレーターに乗っていると、ホールが近づくに連れて、温度が高くなっているのが感じられる。
20代位の男の子達がわらわらと、コンサートホールを目指している。ニヘドンはチケットセンター窓口へ行く。おばさまが1人、窓口にへばりついて、「 もうチケットは有りません 」と言う窓口のお姉さんに食い下がっている。
ニヘドンの気配を感じたのか、おばさまは諦めて窓口を離れた。
「 ニヘドンです。」
「 はい、ご予約されたお客様ですね?」
お姉さんは頷きながらチケットを出してくれた。
ニヘドンの背中には、先程のおばさまのジェラシーの鋭い視線がギリギリとねじ込まれたが、仕方無いぢゃん。ニヘドンはちゃんと予約したんだから。
無事チケットをゲットすると、再び地下に下りてコーヒータイム。またもやホールに向かって驚いた。

「 チケットを譲って下さい。」 と手書きのボードを抱えて、立っている学生っぽいお兄ちゃんがいる!
二へドンが地の果てまでも追っかけているヴァイオリニストの石田泰尚様のチケット完売のリサイタル会場にだって、
ここまでする御嬢さんはいないぞ!!
悪いねえ。 悪かったねえ・・・・。 そこまでして聴きたいなら、二へドンのチケットを譲ってあげたい所だけれども・・・・。
小耳に挟んだ情報では、今回のスティーヴ・ライヒ先生の公演はチケットはヤフオクで、30万円の値がついたって!?

そりゃ、ビックリだ! 前日の朝、オペラシティのチケットセンターに電話したら、「 チケット有ります。」 と、いとも簡単に言われてしまった二へドンは、何も悪い事はしていないんだけれども、ちょび~っと後ろめたい気分を感じてしまった。
「 チケットを譲って下さい。」兄ちゃんの前を通り過ぎる時、二へドンが手に持っていたチケットを、兄ちゃんが食い入るように見詰めていた。
仕方無いよ。 だから、「ドンドン日記 」を読んでおけば良かったんだよ。
ちゃ~んと、5月20日にオペラシティに電話すれば、チケット手に入るかも・・・・・と書いてあったじゃん!!
すっごいお宝情報が紛れているから( 誰かさんと同じで・爆 ) よく読んでよね!!

チケットをもぎってもらい、ロビーに入る。
ロビーにはCD販売コーナーが柱を中心にL字型にデスクを並べている。
ガラス壁の方には、楽譜コーナーが有る。 
楽譜の見本が数冊置いてある。

「 何なんだ、この異空間は!? 」
二へドンは、ベネズエラの首都カラカスの地下鉄に1人で乗った時、日本人が珍しかったのか、ファッションが変だったのか(?)
乗客全員からジ~ロジロ見られて、かなり窮屈な思いをした経験が有る。 その時以来の、不思議な異空間に足を踏み入れてしまったかの様だ。

二へドンにとって、「 演奏会 」 の大半は、イケメン演奏家に群がる女の子達が99%を占める、ギャルの集う場所なのだ。
お手洗いの鏡の前は、真剣にメイクを塗りなおす女の子達で、溢れ返っている。
演奏中は客席にはライトは当たらないのに、一生懸命、ミュージシャン達と、もしかしたらどうかなってしまうかもしれない時の為に( ? ) メイク厚塗りするんだよ。 可愛いと言うか、いじましいと言うか・・・・・。( 笑 )
二へドンは、石田様を無理矢理押し倒す算段でいるから、メイクはしないけど。 ( 爆 )
ファンデーションの臭いと、女の子っぽい甘ったるい香水の臭いに満ちたコンサートホールに普段身を置いているので、
今日のオペラシティの雰囲気は、・・・・・・・・・・ ビックリ。

CDや楽譜売り場には、20代と思しき若い男の子達が群がっていますよ。
しかも、石田様世界の場合、女の子達は必ずお友達と一緒に来るので、売り場はキャピキャピ声が飛び交うものですが、ここは皆、無言ですよ。
男の子達は、必死な目をして、並べられているものを凝視していますよ。
「 この人達は、ライヒ様の信者なのでせうか? 」
石田様ワールドからポッと出の二へドンは、この異空間で、もうどうしたら良いのか分からない。

神奈川フィルの定期演奏会によくお見かけする、2分の1世紀前に青春を謳歌していた人々も、ほとんどいない。
20代~40代の、メインは男!!
二へドンがお手洗いに行こうとすると、MSCのご本尊、前島秀国氏にバッタリと出会った。
前島さん、二へドンはあの時、おちっこに行きたかったのよ! ( 意味不明 )
前島氏曰く、「 雰囲気がいつもより変わった。 11年前はもっと男の比率が多かった。 」。
ええ~!? 二へドンは、今日の比率だけでも、既にカルチャーショックでございましたよ。
そんな事を、突如、異邦人になってしまった二へドンは、切々と訴える。
「 チケット発売有るって知らなかったのかなあ~? 」
情報をゲット出来なかった時点で、もう負けなんですよ。 厳しい世の中ではあります。
( 勝ち組みの余裕発言。 うひ! )
「 プロの演奏家も、この日は自分の演奏会を入れないようにしていた。 
  スティーヴ・ライヒを聴きたいから。」

ふーん。そんなに凄い演奏会なんですね。今日は!!
何だか足が震えてきちゃいましたよ。
「 んじゃ、そういう事で! 」 と別れ、二へドンは念願のお手洗いへ。
そして、えっちらおっちら、3階まで階段を上がって行きました。
二へドンの席は、二へドンが普段 「 囚人席 」 と呼んでいる、最後列の最端の席より、1個内側。
ま、言うなれば、「 模範囚の席 」とでも申しましょうか。
石田様のソロ・リサイタルでこんな席だったら、ギリギリ歯軋りして、歯を全部砕いちゃいそうですが。
でも、舞台正面に向かっているので、ステージ全体が見渡せる、なかなかナイスな席でしたよ。

ステージの上を見る。 開演時間までは後15分もあるので、ステージの上に人間は誰もいない。
グランドピアノが4台置いてある。
うひょ。 後1台置けば、ファイヴ・ブラウンズの演奏会もできるぞ。
マリンバも4台置いてある。 ドラムス。
いつも、オーソドックスなオーケストラしか聴いてないので、楽器の編成がいつもと違うだけで、妙にドキドキしてしまう。
「 何だ、何だ。 一体これから何が始まるんだ!? 」

先ほど、ロビーに1歩足を踏み入れた時に、二へドンの経験した事の無い、異様に感じられる雰囲気に圧倒されたが、
ここ、3階席も、それに負けず劣らずの雰囲気だ。
3階席の1列目の人々は、R側の人もL側の人も一様に前の手すりに腕を乗せ、身を乗り出してステージの方に顔を突き出している。
「 ちょっと・・・・ちょっと・・・・・まだ始まってないんだよ~。 
  そんなに 『 全身で聴くスタンバイOK!! よっしゃ~!!』 みたいに準備万端整えていらっしゃいますが、皆さん!!
  出演者はまだ1人たりともステージ上に姿を現しておりませんが・・・・・?」
駄目なんですかね? 二へドンみたいに、何も考えずに、フラッと来ちゃった人は駄目なんでしょうかね?
「 囚人席 」 の30代と思しきお兄様が、二へドンに胡散臭い物を見る様な視線を投げて寄越したのも理解出来る気がした。

19:00。 客席のライトが落ちた。 よし、始まるぞ!!
演奏家の皆さんがステージに現れ始めた。 出演者達は、思い思いの色とりどりのシャツを来て登場。
白、緑、紫、黒・・・・・・・・・。 
シンガーと指揮者が現れた。 客席から大きな拍手が起こる。
シンガーの皆さんは、黒い衣装で統一している。

もったいぶった「 間 」は無く、すぐさま演奏が始まった。「 ダニエル・ヴァリエーションズ 」だ。
この曲の概要は、2008.05.19に、前島氏が「 ドンドン日記 」に寄稿した「 緊急ステートメント by 前島秀国 」 で読んでいたので、漠然とは理解したつもりだった。
 でも、曲の予習はしていなかったので、いきなり 「ガツン!」 とやられた!!
4台のピアノの迫力!! 
先ほど、「 ファイヴ・ブラウン 」 のピアノ云々のジョークを飛ばした二へドンだったが、もうファイヴ・ブラウンズなんてお子ちゃま達は忘れて下さい。 ファイヴ・ブラウンズの5台のピアノより、このステージの1台のピアノの説得力の方が、物凄い。
その説得力のピアノが4台ですよ。
目が点です。 
及川浩治さんのピアノで、ちょっとやそっとの事では驚かない免疫が出来ていたつもりだったが、余りの事に目が点なのだ。

単調なリズムに、わんわん音が膨らんで行く。 かと思うと、音は細り、又、膨らんで、又、細り、
うねりを繰り返して行く。
こういう時、3階席は、とんでもない事になっちゃうんですよ。
客席よりもややステージが高い所に位置する1階席の音の聞こえ方と、
遥か彼方の下の方から、天上付近にトルネード状態で逆巻き上って来る音の聞こえ方は、
全然違うと思うのです。

わんわんと収縮する音の中に身を置いている内に、二へドンの脳は、昔の出来事を思い出していた。
もう10年は過ぎてしまったか?
横浜中央図書館は、時々講演会を催す。
10年程前、「 宗教音楽 」をテーマにした講座に参加した。
講師の先生が、テープをかけて、音楽を紹介しながら、解説をして行く。
「 音楽 」 というテーマだったが、古今東西の宗教を網羅すると言う壮大な試みだったので、
到底、音楽とは容認出来ないものも多数有った。
例えば、読経。 「 節 ( ふし ) 」が有ると言えば、有るのだが、音楽とは一般の人たちは思ってないよね?
「 レクイエム 」 とか 「 賛美歌 」 だったら、紛れもなく音楽なんだけれど・・・・。
仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教等々。
しかも細かく宗派に分けて聞かせてくれた。
コプト教、ロシア正教、仏教の各宗派・・・・・・・。
聴いている内に、確かに音楽だと思えて来た。
一番印象に残ったのが、高野山だったかの声明( しょうみょう )。
求道者の、低い力強い、唸り声みたいな音を聞いていると、自分の心が、少し吹っ切れたような、軽くなったような気がしたものだ。
「 ダニエル・ヴァリエーションズ 」 を聞いて、これは正しく 「 声明 」 だと思った。
作曲した スティーヴ・ライヒは、恐らく 「 声明 」は全く意識しなかったはず。( だよね? )
偶然の一致なのか?
はたまた、そんな事を考えたのは、二へドン1人だけだったのか?
( 二へドンは、自分のレポを書き終えるまでは、他人の書いたものは一切読まないようにしている。
  阿呆なおつむが、すぐ影響受けちゃうから。
  これを書き終わったら、他の人の感想を読みに、巡回しようと思っとります。 )

さて、「 ダニエル・ヴァリエーションズ 」 の演奏の模様に戻る。
「 声明 」 を意識した二へドンは、じゃあ悟りの境地にでも達したかと言うと、さに非ず。
逆に、物凄い緊張感にがんじがらめになってしまった。
音の膨らみが、自分に襲い掛かって来る。
かと言って、不快でもなく、結構、襲われて喜んでいる自分がいる。
今までの演奏会では無かった、形容しづらい感覚。
これは、CDだけ聴いていたら味わえないでしょう。
やっぱ、これはライブでないとね!!

演奏する アンサンブル・モデルンは、ピアノ4名、パーカッション7名。
比較すると数少ない弦楽器。 でも弦楽器チームもヴォーカル・チームもピアノに負けていない。
さっきから、二へドンを圧倒しようとしているものは、この演奏家達1人1人の主張と存在感によるものなのか?
「 群れ 」 の中に埋没してしまう日本のオーケストラに慣れてしまうと、この主張軍団が新しい。
ブラッド・ラブマンの指揮は、カクカクと、四角張った動きを見せる。
何もかもが二へドンには新しくて、ステージから目を離せない。

この曲の下地は、「 過激派に拉致され、殺害されたジャーナリスト、ダニエル・パール 」 だが、
今、二へドンの眼下のステージで演奏されている音だけを聞いていると、
誇張された悲劇性は感じられない。
ただ淡々と、世界の各地で繰り広げられている日常生活の様子が浮かんで来る。
何の因果か、時折起こる紛争も、事件も、殺人も、「 日常の一部だよ。」 と言わんばかりの素っ気無さ。
ダニエル・パールを悲劇の英雄に祭り上げなければ気が済まない人には、耐え難い素っ気無さかもしれない。
「 この世の中、誰が死のうと、他の人々は平然と( !? ) 生き続けて行くのさ。 」
二へドンの思考は、音のうねりの中で、どんどん変な方向へ進み始めた。
それって、主題と違うんじゃないの!?
でも、もう、二へドンの思考が向き始めた方向とスピードは、誰にも止められないって。

「 こんな虚無的な世の中で、私たちは何にスポットを当てて、何を見詰めて行けば良いのか・・・・・・。」
そこまで、思考が流されて行った時に、ふっと音が途切れた。
「 え? 何? 何の沈黙? 」
呆然とステージの上を今更の様に眺めやる。
二へドンは、まだまだ、さっきの連綿と続く音の流れに自分の思考を泳がせて、一体どこまで辿り着くのか、
その先を見極めたかったのに( それは多分不可能な事だとも、薄々は感じていたが )。

いきなり音が途切れ、シーンとした瞬間、途端に悲しみが押し寄せて来た。
で、普通だったら、自分の心を満たす悲しみを味わうはずだったんですが、
会場が、とんでもない事になっちゃったんですよ。
会場から、割れんばかりの拍手が起こっちゃったんですよ。
ムッとした。 ムッとしました、私。 
ちょっと、ちょっと、ちょっと、みんな拍手早いよ!!

もっとこの無音の状態を味わおうよ!!

神奈川フィルの定期演奏会に足を運ぶ常連さん達って、拍手は、静けさを味わった後にするのが礼儀だと思ってる人が多いの。
早く拍手を始める人を、馬鹿にしちゃうような所が有るんですよ。
二へドンもその流儀に慣れた。 ( 慣らされた!? )

早く拍手を始めるのは、ハッキリ言って、嫌だね。
映画のエンドロールを見ずに立ち上がる輩と同じ位に、嫌だね。
もちっと言わせてもらえば、1人だけ、さっさとシャワーを浴びに行く男と同じ位、嫌だね。

女の子はそういうの、大っきらいだから!!
ハッキリ口に出しては言われないかもしれないけれど、嫌いだから。
スティーヴ・ライヒの演奏会会場に足を運んだ人は、大半が男性だったから、言わせてもらうけれど、
あんた達、女の子にもてないでしょう!?
仮に、付き合っている女の子がいたって、別れちゃうかもよ~!?
だって、女の子は 「 余韻 」 が好きだもん。 
好きと言うより、「 余韻 」 が必要だもん。
もう、がっかりしちゃったなぁ~!!

初めてのスティーヴ・ライヒ、初めての「 ダニエル・ヴァリエーションズ 」は刺激的だったのだけれど、
いかんせん、最後の客席がまずかったよなあ~。 ( 涙 )

19:40 から、20分間の休憩に入った。
後編に続く・・・・・・・・・・・。

***** 「 スティーヴ・ライヒ・ヴァージンを捨てた日 ・ 前編 」 ・ 完 ******

  


Posted by ニヘドン at 23:01Comments(0)コンサート

2008年05月21日

中国・四川省大地震チャリティーコンサートのお知らせ

◆中国・四川省大地震 チャリティーコンサート 

二へドンのダーリンや、ダーリンの兄貴の演奏会の主催でで、ファン達を楽しませてくれている
アーバンクラシックの社長・山本様より、このコンサートの案内を頂きました。

「 この度の中国四川省では多くの方が被災されています。
  テレフォン募金をいたしましたが、他に何か出来ることはないかと焦る中、
  チャリティコンサートのスタッフとして参画させていただくことになりました。」
との事です。

以下、アーバンクラシックさんのホームページよりのコピペです。
2008.05.21. 10:00 の時点でのコピペです。
更新事項の有無など、確認は、アーバンクラシックさんのホームページでご確認下さい。
アーバンクラシック ホームページ  http://www.geocities.jp/u_classic210

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5月12日、 中国・四川省を中心に人類史上稀にみる大地震が起こりました。
救出と復旧の祈りをこめて下記チャリティーコンサートの開催が決定しました。
皆様のご来場と募金へのご協力、及び、マスコミ各社の事前と当日のPRのご協力をお願い申し上げる次第です。
何卒、宜しくお願い申し上げます。

 
●日時   2008年5月25日(日) 開演予定16:30/ 終演19:50予定
●会場   東京・六本木ヒルズ・六本木ヒルズアリーナ(東京メトロ日比谷線 六本木駅 出口1C)
●主催   中国・四川大地震チャリティーコンサート実行委員会
●入場料   無料(会場での募金活動にご協力をお願いします)
         椅子席=450席程度、他はスタンディング(途中の出入り自由)
●出演者    ・司会: 耿忠(こう ちゅう)   
   予定アーティスト
    TOSHI(X Japan)  
    鈴木慶江(すずき のりえ)ソプラノ  
    宗次朗(そうじろう)オカリナ・シンセサイザー+ヴァイオリン1名)   
    田中ロウマ(kingrecords)   
    Baby.M(universalmusic)   
    泊真美子(とまり まみこ)ピアノ   
    グループエンジェルジャパン


    中国演奏家
   韋緯(歌)郭峰(歌)斯琴格日楽(歌)http://www.grlchina.com/ 黄悦(歌)
    蘇宇虹(琴)、郭敏(揚琴)、鄭宇(揚琴)、孟暁亮(編鐘)、ウェイウェイ(琵琶) 武楽群(二胡)、甘建民(二胡)、池英寿(笛)、
   張素奇(笛)、神田博(エレクトーン)、他打楽器3名、オドバル(歌/モンゴル民謡)、藩幽燕(歌/ソプラノ)、他

●主催(予定)   日本新華僑華人会、日本華僑華人聯合総会、日本華人教授会議、
           日本国際貿易促進協会日中友好議員連盟、(社)日中友好協会、日中文化交流協会、(財)日中経済協会、            (社)日中協会 (財)日中友好会館
●後援       中華人民共和国在日本国大使館
●募金方法    主催者スタッフによる会場での募金箱による呼びかけをいたします。
●募金送付先   中華人民共和国在日本国大使館を通じて、四川省を中心とした被災地に届けられます

※開演時間、出演者などは予定です。詳細は更新してアップして参りますが、都合により変更が生じますことを予めご了承ください。


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このコンサート情報を頂いたのを機に、改めて中国・四川省の大地震のニュースをまとめて見てみました。
「 クラッシュ症候群 」 とか、「 ガス壊疽 」 とか、耳慣れない言葉も知りました。
死者の数もさる事ながら、負傷者、生き残った人々は、今まさに、これから生きて行く戦いを強いられていますよ。
現地に飛んで行きたい気持ちも、じゃあ、具体的にどうしたらいいの?
飛行機が無いと、どうしようもない広大な国なんです。
二へドンも独身時代、シルクロードを旅して、蘭州から酒泉まで飛行機で行く予定でした。
でも当時、1機しかなかった、この路線の飛行機が落ち、飛行機は全く来ませんでした。
この事実は当時、全く知らされなかったので、私は飛行機は遅れているだけだと信じていたのです。
日本に帰国してから、何だか蘭州辺りで飛行機が落ちたらしいという話を聞きました。
もう、これ以上飛行機は待てないと、業を煮やして列車に切り替えました。
列車の中で、丸々2泊3日を過ごしました。 
当時OLをしていた私は帰国日を変更出来なかったので、何とか酒泉まで辿り着いたものの、
最終目的地であった敦煌までは、とうとう到達できませんでした。

そんな中国奥地での大地震で、救援がスムーズに行く訳が無いと思っています。
個人が、列車やバスで、駆けつけるのも、彼らの助けになるどころか、足手まといになるのは目に見えています。
だとしたら、せめて、プロの医療スタッフ、レスキューの人たちが、不自由無く救援活動が出来るように、
募金活動位、しませんか? しましょうよ!!

大変、申し訳無いのですが、二へドンは5月25日は大阪で審査員のお仕事を引き受けてしまったので、
六本木の会場に行く事が出来ません。
この記事を読まれて、関東地方にいらっしゃる方は、是非、足を運んで下さい。
お時間の無い方は、どなたか、行かれる方に募金を託しても良いかもしれません。

地震国・日本に住んでいる私たちとしては、本当に他人事では無いですよ!!

じゃあ、そういう事で、皆さん

5月25日(日)は16:30に六本木ヒルズに集合ね!!

***** 「 中国・四川省大地震チャリティーコンサートのお知らせ 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 11:59Comments(6)チケット販売

2008年05月21日

秀さま、愛の逃避行!?




写真のコメント
「秀さま、車中での原稿書きに疲れ、車窓を眺めて気分転換中」

サウンド&ヴィジュアル・ライター・オフィシャル・キャラクター(?)を務めるジンベイザメは、最近のMSCの盛り上がりにヤキモチを焼き、自分にもWSC(Whale shark Sneaking Club)ができないかなあと期待しているようです。

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はいはい、分かりましたよ。
WSC でも何でも作ってあげますよ。 
でも、WSCの方が盛り上がっちゃっても、当局は一切関知しないので、そのつもりで。
名称については、ジンベイザメが海の生き物だけに、Fishing Club が宜しいのではないかと・・・・。
「 フィッシングを働く詐欺集団 」 と云う裏の意味も有ります。( 爆 )

秀さま、疲れたのは、原稿書きが原因ですかあ?
もしかして、人生そのものに疲れちゃったりしていませんかあ?
二へドンも疲れてますよ。
何にって、・・・・・・・・ 恋に!! ( 爆 ・ 爆 ・ 爆 ・ 爆 !! )

***** 「 秀さま、愛の逃避行!? 」 ・ 完 *****************
  


Posted by ニヘドン at 05:21Comments(0)前島・MSC

2008年05月20日

佐伯祐三展

2008年05月18日(日)
横浜そごう美術館で行われている「 佐伯祐三 展 」を見て来ました。
映画と同じで、絵画も洋物が好きなニヘドンは、佐伯祐三の絵だけを揃えた展覧会を見るのは、これが初めてです。
結論を言ってしまうと、非常に気に入りました。
1枚の絵に包含されている内容が実に深いです。
まず、ニヘドンに気に入られる絵の条件は、まず人物の「 瞳 」が生きている事。
はい。この条件はクリアです!
印象に残った絵を1枚ずつ見て行きましょう。
最初に陳列されていた絵は、「 自画像 」。パリに渡航する前の作品です。
若々しい健康そうな若者の顔が大きく描かれていますが、色の使い方にビックリです。
普通、人物の顔は、肌色に赤味をさしたり、白をさしたり、と言うのが常套手段だと思います。
佐伯画伯は、筆に緑色をつけて、顔全体に散らしています。
肌色と赤色と緑色が点滅している顔ですよ!
なのに、ちゃんとした人物画に見えます。
キュービズムの様な「 訳分からん 」感は有りません。
瞳に生気と希望と、若い意志が煌めいています。
佐伯祐三は、パリに住み、パリとパリ近郊の田舎を沢山描いた画家です。今回の展覧会に出品されている絵は、全体的に黒と灰色が使われています。
そんな色彩を使ったら、暗くて暗くて、やってられないじゃないですか!!
でも、その沈んだ色彩に、必ず「 希望 」が膨らんでいます。
佐伯祐三は、人間を、人間の生を信じていた人なんだと思います。
空を水色に塗っている絵は、2枚しか有りません。
後は全部、灰色の空。
なのに見ているこちらは、全然、陰鬱な気分にはならない。
浮かぶ1ひらの雲に希望の光が反射している。
パリの街の風景画に、時折、歩いている人間が書き込まれます。
どの人物も、「 丹念な 」描き方とは程遠い描き方。
細長い両手と細長い両足がひょろりと描かれている。顔の造作は分からない。
なのに、人物に生活感が有る。

道路はデコボコ。建物の輪郭はひしゃげ、木製
  

Posted by ニヘドン at 23:39Comments(2)

2008年05月20日

「 秀さま、マリンリゾートで休養中 」






「秀さま、マリンリゾートで休養中」
さて、この海のある場所はどこでしょう? 
正解者の中から抽選で1名様に、何しようかなぁ~(^_-)

***************************************

ジンベイザメ君の写真が、先週アップされて以来、二へドンの頭の片隅でずっと考えていた事があるのです。
「 名前をつけた方が良いのではないの? 」
ジンベイザメが秀様の 「仮の姿」であるなら、「 真の姿 」の秀様から、何か名前に関して連絡が有るのかと思ったのですが、何も無い。
待てど暮せど、何もない。
「 官能的な唇のジンベイザメよ、名を、名を名乗れ~!! 」
そこで、二へドンは考えました。
秀さまの仮の姿のジンベイザメなので、「 ひでベイ 」。 ぶはっ!!
仕方が無い。 「 真の姿 」が、ひでベイの出生届の写しを送ってくれるまで、名前は「 ひでベイ 」だ。
好きなチームは、ベイスターズだね。
特技はベイゴマ!?
趣味はベイキング!?
生まれはベイ国!?
好きな作曲家はベイトーヴェン!?
好きな場所は横浜ベイ・ブリッジ!?
おいおいおいおい。 真のお姿が不在の間に、二へドンが 「 ひでベイ 」をオヤジギャグにまみれさせているぞ。
知~らない。

ところで!! 写真のマリンリゾートは、夕日の角度から言って、先週の「 グリーン車で取材旅行中 」と同じ旅で撮影されたものだとしたら、多分、西の方。 ズバリ! 南紀白浜の辺りではないですか!?
読者の皆様は、コメント欄に答えなんかを書いてみてね。

***** 「 秀さま、マリンリゾートで休養中 」 ・ 完 *************


  


Posted by ニヘドン at 05:20Comments(0)前島・MSC

2008年05月20日

美味しい電車

2008年05月17日(土)
今日、横須賀線と京浜東北線の中吊り広告が、ハーゲンダッツの広告で占領されていました。
東日本パティシエ評議会のメンバーのニヘドンとしては、いても立ってもいられません。
思わず写メです。
カシャ!
シャリ〜ンと音がしたので、同じ車両の乗客が一斉にニヘドンの方を見ます。( 恥 )

各広告によってコピーが違います。
「 美味しさに、美しさを重ねた、ミルフィーユ 」
「 めざしたのは、モンブランの最高峰 」
「 エスプリとエスプレッソをきかせた、ティラミス 」
「 パティスリーを極めた、ハーゲンダッツ Dolce 」

車両を歩いて1枚1枚チェック入れちゃいましたよ。
いつもオヤジギャグで脳トレをしているニヘドンとしては、ハーゲンダッツと言う高級ムードで攻めてるブランドが、ちょっとダジャレっぽいコピーにビックリしましたよ。
でも、ダジャレでストップして、オヤジギャグまで落ちていない所が、流石です。
ついつい美味しそうな写真を見つめてしまいます。
できたら1年間ずっとこのままの広告でいてくれたらなあ。
ハーゲンダッツ列車を作ってしまえば?
全車両食堂車なの!!
ニヘドンが社長だったら、やるけどなあ…。
この広告戦略、かなり成功してると思います。だってM.O.氏とこの広告列車に乗った時、M.O.氏と「 ティラミス食べたいね 」って話になって、「 私が初めてティラミスを食べたのは… 」なんて話まで発展したもの。
今朝も佐藤君と横須賀線と京浜東北線に乗った時、両方ともハーゲンダッツ広告列車だった。やっぱり思わず話題はスイーツの事に。
そう言えば、昔よく子供の雑誌に、こすると香りのするポストカードとか付録が付いてあたものだが、広告もそこまで凝ったら面白いのではないか?
たかが電車の中釣り広告なんであるが、色々アイデアを触発されて面白かった。
格差社会と言われるようになったが、お金を持っている企業は、ぜひ、もっと広告で遊んで欲しい。

[ 本日のおまけ ]
今この記事を、横浜駅構内の BECK'S COFFEE SHOP で携帯に打ち込んでいるのですが、BGMがヴィレッジ・ピープルの “ I can't stop the music ”。
80年代の曲が、当たり前のように21世紀の今BGM として使われる。ニヘドンなんか、この曲のレコードが発売された時代に、新曲として触れて楽しんだ人間なんで、今、10代・20代の人達が、さして疑問も感じずに聞いてしまっている事が不思議で仕方が無い。
80年代って、ポップスやロックの黄金期だったと、今つくづく思う。当時は世界中の人達が知っている曲があった。( 少なくとも若い人達は。)
今、世界中の人達が一緒に歌える歌って有る? 無いと思うんだけど?

***** 「 美味しい電車 」 ・ 完 ****************
  


Posted by ニヘドン at 01:03Comments(0)そぞろ歩き

2008年05月19日

緊急ステートメント by 前島秀国

前島秀国氏より、下記の「 緊急ステートメント 」がありましたので、お読みくださいませ。

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MSCのみなさんへ

前島です。
今日(5月18日)から、初台のオペラシティで「コンポージアム2008 スティーヴ・ライヒを迎えて」のリハーサルが始まりました。今回、ぼくは公演全体のレポートを書くことになり(媒体名は然るべき時が来たら、改めてお知らせいたします)、いま、そのリハーサルを聞いて帰ってきたところです。
すでにみなさんにお知らせしたように、この「コンポージアム2008」ではライヒの新作――といっても2年前の作曲ですが――《ダニエル・ヴァリエーションズ》が日本初演されます。映画『マイティ・ハート/愛と絆』の題材にもなった、ウォールストリート・ジャーナルのダニエル・パール記者(2002年にイスラム原理主義者によって斬首処刑された)をテーマにした作品です。
こう書くと、「社会的な問題を扱った、とても難しそうな現代音楽」というイメージを抱くかもしれません。しかし、実際はその正反対です。作曲者の名前と曲名を知らずに聴けば、これほどエモーショナルで美しい曲が2006年に作曲されたとは、誰も想像がつかないはずです。
ライヒ自身がCDのライナーノーツで書いていますが(恥ずかしながら、ぼくが日本語に訳させていただきました)、ダニエル・パールというのは、実はクラシックの教育を受けたヴァイオリン奏者でもあったのです。パールは世界各地を取材した時、ヴァイオリンを取り出しては、現地の人々と自由なジャム・セッションを楽しんだということです(このあたりの逸話は、映画ではほとんど描かれていません)。そのヴァイオリン奏者のパールが、突然殺されてしまった。生きていれば、いまも世界各地でヴァイオリンを演奏していたことでしょう。だが、不条理にも、パールの(音楽)生命は永遠に奪われてしまった。
そんなダニエル・パールを追悼するため、ライヒは《ダニエル・ヴァリエーションズ》の中でヴァイオリン(より正確に言えば弦楽四重奏)に重要な意味をもたせ、ヴァイオリンにとても人懐っこいソロ・パートを弾かせています。その音楽は、ライヒが「ミニマル・ミュージックの作曲家」と呼ばれていることとか、パールとライヒがユダヤ人であることとは、まったく関係がありません。さまざまな生の可能性を持っていたはずの“ヴァイオリン奏者パール”。その彼を、ライヒは音楽家のひとりとして心から追悼し、パールが残した「音楽の希望」を若い世代に伝えようとしているのです。《ダニエル・ヴァリエーションズ》の生演奏をぼくが聴いたのは、2006年の世界初演以来、今日のリハーサルが2年ぶりでしたが、生身のヴァイオリン奏者があたかもパールの霊が乗り移ったように演奏するのを目の当たりにし、世界初演の時には気が付かなかった新たな感動に心を打たれました。
すでにチケットは完売ですが、リハーサルの結果次第では、追加席が発売される可能性があるかもしれないとのことです(詳しくは東京オペラシティチケットセンターにお問い合わせください)。仮に演奏会が無理だとしても、CDがすでに出ていますから、どうかみなさん、難しいゲンダイオンガクなどと思わず、ぜひとも《ダニエル・ヴァリエーションズ》を聴いていただきたい。パキスタンで殺されたジャーナリストを扱った社会派作品などと思わず、ひとりのヴァイオリン奏者の生と死と希望を扱った、非常にヒューマンな作品だと思ってチャレンジしていただきたい。そこから得られる感動は、ぼくが思うに、例えば映画『ノットゥルノ』から得られる感動と、同じ種類のものだと思うのです。
そんなわけで、「コンポージアム2008」全日程の取材が終わるまで、しばらく「ドンドン日記」のチェックやコメント書き込みをお休みします。悪しからずご了承ください。

前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)
(C)Hidekuni Maejima 禁無断転用


***** 「 緊急ステートメント by 前島秀国 」 ・ 完 ********


  


Posted by ニヘドン at 08:27Comments(4)前島・MSC

2008年05月19日

前島秀国氏の過去のお仕事発掘!

MSC発掘調査隊は、サウンド&ヴィジュアル・ライターの前島秀国氏の過去のお仕事を日夜発掘しておりますが、
今日は、小さなパーツを発見致しました!!



ご本人のコメントは、下記の通りです。

去年の3月、愛知県の春日井市で再演された
「日本のアニメとゲーム 夢のシンフォニー」のチラシです。
裏面には、ぼくのテキストもちょこっと載ってます。
全文は
http://www.me.ccnw.ne.jp/kasugai_zaidan/ymok/index.htm
のなかの「Voice 1」というところでまだ見れます。
 
( 見てあげてね~。 by 二へドン )

***** 「 前島秀国氏の過去のお仕事発掘! 」 ・ 完 **********


  


Posted by ニヘドン at 05:19Comments(0)前島・MSC

2008年05月19日

エル・ジャポン  6月号

「 ドンドン日記 」
2008年05月18日(日)「 秀ちゃま お宝原稿シリーズ その3. 何の何のまだまだ! 」
のコメント欄に、前島秀国氏がコメントしてくれた 「 エル・ジャポン 6月号 」を買ってみました。

後ろの方の359ページから、「 クラシック音楽に夢中! 」 と言う特集があります。
指揮者、ピアニスト、歌手の紹介記事が続き、366ページから、我らが秀ちゃまの
「 映画の中のクラシック音楽 」 が4ページあります。
写真付きの映画紹介が18本、写真は無いが、本文で解説されている映画はもっともっと。
最近、二へドンが見た
「 敬愛なるベートーヴェン 」
「 ラフマニノフ ある愛の調べ 」
「 譜めくりの女 」
の3本も、写真付きで紹介されていました。 
自分が見た映画の記事は、親しみが湧いて、とっても嬉しいです。

ちょっと雑誌をマデリンちゃんに見せてあげたら、「 アタシ、『4分間のピアニスト』が見たい!!」 と騒いでいました。
どうやら、二へドンも拉致されて、一緒に見る事になりそうです。

ドンドン日記のコメント欄に前島氏が書いていた、「 580円払う価値のあるスチール写真 」も見つけましたよ!!
「 CHECK ! 」 しましたよ。 ( 笑 )
何で、この有名俳優が出ていて、劇場未公開なんですか!?
見たいですよお!! 前島先生による自主上映企画とかないんですか?
( と、密かにプレッシャーを与えてみる。 )

そしてですねえ、さらに 580円払って良かったと思わせるものが有りましたよ!!
次のページをめくると、ピアニスト・清塚信也さんの2ページに渡るインタビュー記事ですよ!!
きゃあ~!! 清塚さあ~ん!!!! 
二へドンは6月6日に清塚さんのリサイタルのチケットを買っているので、
良い予習になりました。
もう既に二へドンは「 清塚さん、待っててねicon06 」モードですよ!

しかもですね、108ページには、レオナルド・デカプリオのインタビュー記事ですよ!
イケメン・ファン、 イケメン・マニアなら、この雑誌は 「 買い 」 ですね。
7月号が5月28日(水)に発売になるから、その前に書店に走れ!!

***** 「 エル・ジャポン  6月号 」 ・ 完 ****************  


Posted by ニヘドン at 00:12Comments(6)前島・MSC

2008年05月18日

「シクロ」の野菜スープカレー

磯子スポーツセンターで汗を流した。
朝ご飯は、息子ちゃんが残したおかずの残飯整理だけだった。ご飯もパンも、すっからかんだった。

おながずいだあ〜。
しかし移動して横浜駅に着く時には、食事時間は20分しか無いのである。
13:00 からヴァイオリンのレッスンが始まるのである。
こんな時は、いつもはスープストック東京に寄る。
しかし、悲しい事に、満席状態だった。
ニヘドン1人だったら、1つ空いている席に潜り込むのだが、今日は生憎、ニヘドンが養子に取った泰次郎君を背負っている。しかも両手に大荷物。
流石にこれで、1つ空いている席に潜り込むのは、嫌な顔をされるのは必至である。
仕方が無い。
こう言う時は Queen's ISETAN のパティオですよ。
ほ〜ら、空いているテーブルがゴロゴロある。どうする? パスタ? オムライス? フォー? ちょっと悩んだが、野菜スープカレーが目に止まった。
850円。
ニヘドンが愛用しているベトナム料理店「 シクロ」のメニューだ。
カウンターでお金を払い、出来上がりを教えてくれるコール機を貰い、しばし待つ。
程無くすると、コール機が Pi-pi! Pi-pi! と鳴ったのでカウンターに取りに行く。
凄いですよ。野菜たっぷりですよ。ファミレス等で「たっぷり野菜の〇〇 」なんてメニューは、大抵、野菜はほんのちょっぴりなのである。
ここのは本当に凄いわ。
列挙すると、人参、じやがいも、ブロッコリー、ナス、玉ネギ、いんげん、サツマイモ、が、ポトフの野菜の様に大きく切られて入っています。揚げた茹で玉子も入っています。結構、辛口です。
ニヘドンはスープカレーって、実は、あんまり好きではないんです。水を入れ過ぎた貧乏臭い感じがするから。キーマカレーの様に、スパイスの粒がゴロゴロする様なカレーが好き。
でも、このスープカレーは美味しい。水っぽくなく、しっかり味がついている。野菜の旨味がスープに染み出しているせいかもしれない。思わぬ所で美味しいメニューに出くわしてしまいました!
もしかしたら「シクロ」で1番美味しいのは、この「スープカレー」かもしれない。
ライスはタイ米。ライスの上には、高菜漬け、ドライのガーリックスライス、小ネギの小口切りが乗っかってます。
今日は時間を気にしながら食べたので、今度はゆっくり味わってみたいです。
 
***** 「 『 シクロ 』 の野菜スープカレー 」 ・ 完 **************  


Posted by ニヘドン at 15:10Comments(0)グルメ