2009年02月28日
はまっこお話し会 '09 .02.26

2008年度最後の、はまっこお話し会です。
今日はクロコが急用でお休みだったので
・ クイーン
・ ジョーカー
・ カヨカヨ
・ パセリ の4人で読みました。
今日は聞いている子供達の反応が多く、
読み手のこちらが、すごく楽しめました。
今日のお客さんは子供達15人です。
1列目は男の子5人が座っています。
お話大好きな男の子達って可愛い!
1.「 もぐらのホリーと もぐらいも 」
あさみ いくよ 偕成社 ¥1,000.-+税
2005年09月 初版第1刷
ISBN4-03-331420-2
読み手 : パセリ
12月と01月のお話会は、パセリは用事で2回連続欠場しました。
久し振りの読み聞かせで、読みたくて読みたくて仕方が無かったのです。
気持ちは満々だったのに、やはり声が出ていませんでした。
声は絶えず出していないと駄目なんだなあ・・・・・。
ストーリーは、もぐらのホリーが穴を掘っていると、さつまいもにぶつかります。
名前が無いので、「 もぐらいも 」と名付けて一緒に遊ぶ親友になりました。
1年後、もぐらいもは動かなくなり、3日間口もききません。
死んだと思ったホリーは泣きながら、もぐらいもに土をかぶせます。
さらに1年後、ホリーが穴を掘っていると、さつまいもにぶつかります。
もぐらいもでした。 ホリーが土をかけてあげたお陰で、子いもたちがたくさん出来ました。
子供達のくいつきは、とても良かったです。
ページごとに、ワーワーキャーキャー喜んでいました。
もぐらいもと再会するシーンでは、最前列の男の子が
「 別の芋だったんじゃない? 」
うーん。 そうかあ・・・・・。 そういう考え方もあるか・・・・・。 芋の区別って、つかないかも?
「 今度は、もぐらこいも だあ!! 」
子供達、ナイスです!!
Posted by ニヘドン at
21:23
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2009年02月28日
アジアン・ビュッフェ・レストラン 「 自然食 」

2009年02月25日(水)
ヒーリング ヴィラ 印西 の中にある食べ放題レストラン
「 アジアンビュッフエ レストラン 自然食 」に行きました。
何しろ横浜から北総鉄道・印西牧の原まで2時間半の旅だったので、もうお腹ペコペコでした。
前日から、ここの食べ放題レストランに行こうと決めていたので、朝ご飯はロールパン1個だったのです。
電車の中で既にお腹がギュゴルルと悲鳴を上げていました。
ヒーリングヴィラ印西はスパ施設ですので、入館料 1,500円が必要です。
が !!
レストランのみの利用もOK なので、フロントで
「 レストランの利用です! 」と言うと、レストラン・キーをくれます。
レストランのみの利用は入場料無料です。
裸足の状態でレストランに入るので、ちょっと変な感じですが…。
レストランの入り口でレストラン・キーのバーコードを読み取ってもらい、テーブルに案内してもらいます。
席についてビックリしました!
約100席はあろうかと云う広い店内が、ほぼ満席なんですよ!
平日の水曜日なのに!?
印西牧の原駅周辺は閑散として人の姿が見えなかったのに。
横浜市内の健康ランドみたいな施設だと、平日は60歳以上の、ご隠居世代で賑わっていますが、ここは比較的若いですねぇ。
20代から各世代が満遍なくいるって感じです。
世間では失業者の人数がニュースで流されて、暗い雰囲気になりがちですが、ここには不景気なんて何のその。
水曜日の午前中から温泉三昧の人々が群れているのです。
つるを編み込んだ椅子はエスニック気分を盛り上げてくれますが、椅子の座部が高いので相対的にテーブルが低くなりちょっと食べにくいです。
ただでさえバイキングは胃袋が膨張するので下を向くのは苦しい…。
椅子の上にあぐらをかいているマダムもいました。
このレストランは90分の時間制で 昼は1,500円。
夜は1,800円です。
「 自然食 」を謳っているだけに野菜メニューが中心でステーキとかは無いです。
でも、野菜大好きなニヘドンは大喜びのセレクションです。
・ 黒ご飯 ( 黒米のご飯 )
・ 白飯
・ 玄米ご飯
・ タイカレー ( 辛さ抑え目だけれど本格的なタイの味! )
・ 普通のカレー ( 日本の家庭で作られるカレー )
・ タイ風焼きそば
・ 鶏の唐揚げ
・ 塩サバのグリル
・ しゅうまい
・ 切り干し大根の和え物 ( ゆず風味 )
・ サラダバー ( レタス、海藻、もずく、プチトマト。)
( 4種類のドレッシングの中でニヘドンが1番気に入ったのはハーブドレッシングです。)
・ 天ぷら ( れんこん、ナス、かぼちゃ )
4種類の塩で食べるのですが、良質の油を使っているので、目茶ウマ!!
・ おからサラダ
・ かぼちゃサラダ
・ おでん 4種
・ 味噌汁
デザートも充実しています。
・ マーラーカオ
・ オレンジゼリー
・ 水ようかん
・ 黒ごまムース
・ 抹茶ムース
・ パンナコッタ
・ プレーンヨーグルト
・ フルーツポンチ ( 黄桃、白桃、マンゴー、ナタデココ )
・ パイナップル
ドリンクバーも料金に入っています。
・ お茶 ( 黒豆茶、ほうじ茶、びわ茶 )
・ お水
・ ソフトドリンク
・ ホットコーヒー
有料のドリンクも有ります。
・ アルコール飲料各種
・ 健康ドリンク酢 1杯 100円
食後はテーブルの上の番号札をスタッフに渡して終了です。
お支払いはスパのカウンターでどうぞ。
今、どこの町でも自然食のバイキングが流行りですが、ドリンクバー込みで 1,500円は安いですよね〜。
ニヘドンも東京や横浜のバイキング・レストランをあちこち食べて歩きましたけど、ここが1番柔らかくて丸い味がしました。
お水が美味しいのも一因だと思います。
白飯が目茶苦茶美味しいんです!
お米自体は、そんなに高級だと思わなかったのですが、この美味しさは、美味しいお水で炊いたから!?
「 もうニヘドンはここから動かない!」
ー お客様、もう閉店のお時間でございますが?
「 いやだ! ニヘドンはもうここから動かない!! 」
ー お客様、また明日にお越し下さいませ。
「 嫌だ! 誰が何と言おうと、ここから動かない!! 」
誰かニヘドンを追い出してやって下さいませ。
Posted by ニヘドン at
18:04
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2009年02月27日
東フィル第766回サントリー定期シリーズ・レポ

第766回 サントリー定期シリーズ
日時 : 2009年02月27日(金)
18:30 開場 19:00 開演
会場 : サントリーホール
料金 : S席 11,000円
指揮・ピアノ : チョン・ミョンフン
ヴァイオリン : スヴェトリン・ルセヴ
ヴィオラ : 須田 祥子 ( すだ さちこ )
チェロ : ルイジ・ピオヴァーノ
コンサートマスター : 荒井 英治 ( あらい えいじ )
演目 : ブラームス / ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25 ( 約35分 )
第1楽章 アレグロ
第2楽章 間奏曲 : アレグロ・マ・ノン・トロッポ
第3楽章 アンダンテ・コン・モート
第4楽章 ジプシー風ロンド : プレスト
休 憩 15 分
ブラームス / ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 ィ短調 op.102 ( 約32分 )
第1楽章 アレグロ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
ブラームス ( シェーンベルク編 ) / ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op.25 ( 管弦楽編 ) ( 約43分 )
第1楽章 アレグロ
第2楽章 間奏曲 : アレグロ・マ・ノン・トロッポ
第3楽章 アンダンテ・コン・モート
第4楽章 ジプシー風ロンド : プレスト
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ひょんな事から、このコンサートの事を知り、チケットをゲットしてから、ニヘドンはこの日が来るのを楽しみに楽しみにしていたのです。
だって、チョン・ミョンフンがピアノを弾くのですよ!!
チョン・ミョンフンがピアノ!?
だってね、チョン・ミョンフン氏ったらね、ニヘドンがものごころついた時から、もう指揮者だった訳よ!
( ニヘドンが何才の時にものごころがついたのかは甚だ疑問ですが。(^。^;) )
チョン・ミョンフンと言えば、指揮者しか有りえなかった訳ですよ。
そりゃあね、彼のプロフィールを見れば、
「 1974年チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第2位 」と云う輝かしい経歴は、どこにでも書かれていますよ。
しかしニヘドンは、チョン・ミョンフンがピアノを弾く姿と云うものを見た事が無かったので、彼のプロフィールを見ても、全然ピアニストとしてのイメージが実感として湧かなかったのです。
だからもう、今日のチョン・ミョンフンのピアノ演奏が楽しみで楽しみで。
チョン・ミョンフンはピアノを弾くだけでは有りませんよ。
同じブラームスの
「 ピアノ四重奏曲 第1番 」をシェーンベルクの管弦楽版では指揮をするのです。
ピアニストのチョン・ミョンフンと、指揮者のチョン・ミョンフンと、1粒で2度美味しいコンサートなんです。
これは行かねば! でしょ〜?
ニヘドンは昨年は1年間に100回以上コンサートに行くと云う自堕落な生活を送ってしまいました。
だから座席にランクが有るコンサートの場合は、1番安い席なんです。
石田様が乗っている演奏会だって3階席の最後列なんて事もざらですよ。
しつこく追っかける為には、毎回S席なんて言っていられません。
( ニヘドンは1年に100本以上の映画も見なくちゃいけないしね。)
なのに、なのに、今日は前から5列目のS席なんです。
お〜ほっほっほっ!
お〜ほっほっほっ!
今日のニヘドンのお供は佐藤君です。
フィギュアスケートの練習をサボらせて連れて行きました。
生のチョン・ミョンフン氏を見るがいい!!
お〜ほっほっほっ!
*******************************
最初の演奏曲は、ブラームスのピアノ四重奏曲です。
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ピアノの4人組です。
第1楽章。
まずはピアノが1フレーズを弾きます。
( ふーん、チョン・ミョンフンのピアノの音って、こういうんだ。) と思う間も無く
チェロが1フレーズ弾き始めます。
ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク・・・・・・・・・・・・。
ヴァイオリンとチェロの音色が1つに合流し絡み合い、また二へドンは平伏してしまう所でした。
これが本物の音楽ですよ!!
何だ、あのヴァイオリンの音!!
ルセヴ氏は、アンサンブルが4人のメンバーしかいないのに、激しく揺れています。
揺れまくっています。
2009年02月27日
ボケーッ( * _ * )

ちゃんと楽器のイラスト入りなんです。
石田様の写真入りだったら、もっと良かったなあ…。
さて、ニヘドンは自他共に認める「 ボケの女王 」です。
ボケの花は可憐だけれど、
ボケのオバサンはちょっとねぇ…。
ニヘドンは、殆ど毎日公共交通機関を使います。
が、通勤ではないので、毎回、違う経路を使います。
毎日同じ経路を使う人なら、無意識に同じ場所では同じ行動を取ると思います。
改札の2メートル手前で鞄のポケットからSuicaを取り出すとか。
車内で赤い屋根が見えたら新聞をたたむとか。
ニヘドンは、時々変な事をしちゃいます。
昨日もね、鞄の中からキーホルダーを取り出して、鍵を地面と平行に構えたんです。
そうしたら無いんですよ。
変だなあ…。
鍵穴が無いんですよ!
だって鍵穴が無かったら、鍵開けられないじゃないですか!?
しばらく、何も無い空中を見つめてしまいました。
すると、ニヘドンの背中にオヤジがぶつかって来たんです。
「 もう失礼だなあ!」
ニヘドンが怒りに燃えた目で、キッと後ろを振り返ると……
ホームに続く階段が見えました。
「 はっ!
ここは駅なんだ。
家じゃ無い…。」
どうりで鍵穴が無かった筈です。
慌ててSuicaを取り出して、逃げる様にその場を立ち去りました。
へへへ。
また先日、Suicaを鞄から取り出して、かざすのに、全然 「 ピッ 」って言わないんですよ。
「 あれ? おかしいなあ…。
システムダウンってヤツ…? 」
カードを軽く撫でてみました。
もう1回かざしてみます。
うんともすんとも言いません。
もうそのまま強行突破したい衝動に駆られました。
でもなあ、そんな事をしたら、JRのやつめ、人の事を不正乗車したとか言って、鬼の首を取ったかの様に追求して来るんだろうなあ。
他のカードと一緒にしてしまったからかなあ…。
今までは何ともなかったのになあ…。
金色に輝くドアノブを見詰める内に………。
「 え!? ドアノブ!? ドアノブにはSuicaじゃない!? 」
おお…何たる事。
ニヘドンは家のドアノブに一生懸命、Suicaをかざしていたのです。
やれやれ。
これで「 ピッ!」とか言ったら、ミラクルだよね‐。
ニヘドンはボケたんじゃありません!!
皆さんの為に、ドアノブにSuicaをかざしても何も起こらない事を、身を持って実証してみせたのです。
そうです。
そうに決まっています!
皆さん、街で変な事をしている人を見ても、指を差して笑ってはいけません。
きっと連日のブログ書きに脳が疲弊し、回線トラブルを起こしているだけです。
そっとしておいてあげましょう…。
Posted by ニヘドン at
18:14
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2009年02月26日
トピアリー・ビザンチンコーン

フラワーアレンジ・レッスン
「 トピアリー・ビザンチンコーン 」
円錐形にまとめるデザイン。
器や花材によっても色々な円錐形のデザインが楽しめる。
あくまでも刈り込み様式なので、凸凹は付けずにデザインする。
1. まず中心の高さを先に決める。
高さを高く、細くするパターン。
高さを低く、横に太くするパターン。
どちらにするか考えてからアレンジを始める。
花材 :
・キルタンサス( 白 ) 5本
・ ブブレリュウム ( 黄緑色の葉 ) 5本
・ パニカム ( 白 ) 5本
・ スカピオサ ( うす紫 ) 和名 : マツムシ草 5本
・ ラクスパー ( 白 ) 和名 : 千鳥草 5本
・ ガーベラ ( サーモンピンク ) 3本
・ コアニー ( 白 ) 5本
・ ソリダコ ( 黄 ) 3本
・ スチールグラス ( 針金の様な葉 ) 5本
********************************
二へドンは今日は低く、太くのデザインを作ってみました。
器が小判型で、トピアリーには余り向かない形だったのですが、
頑張って作ってみました。
出来上がった後、先生も 「 あら、この器でもトピアリー出来たわね。 」と驚いていました。
ふっふっふっふ。 先生、ほんの実力ってやつですよ。 ← 大天狗になっている人。
実は二へドンは、このトピアリーのデザインが苦手なんです。
形が苦手というよりは、面を平らにしなければならないのが苦手です。
もう今では基本のラウンドも出来ません。
どうしても凹凸がついてしまうのです。
「 表面が平らでべちゃー 」 というのが、どうにも我慢ならないのです。
製作するのに1時間半は、たっぷりかかってしまいました。
改めて写真を見ると、おお! なかなかトピアリーの形になっているではありませんか!
四方見のアレンジなので、4つの面をそれぞれ写真に撮れば良かったのですが、
今回は1方向のみです。
***** 「 トピアリー・ビザンチンコーン 」 ・ 完 *************
2009年02月26日
渡邉純子/東京文化会館/2008.08.07

このピアニストを知る事が出来て、ラッキーだったと思います。
彼女の今までのバッハの研究は、誰も真似出来ない域に達していると思うのです。
彼女の一般向けのバッハの講義があったら、駆けつけたいですよ!!
「 渡邉純子ピアノ・リサイタル 」
日時 : 2008年08月07日(木)
18:30 開場 19:00 開演
会場 : 東京文化会館 小ホール
東京都台東区上野公園5-45 ( JR上野公園口 )
料金 : 4,500円 ( 全席自由 )
演目 : J.S.バッハ / 「 平均律クラヴィーア曲集 」より
プレリュードとフーガ
J.S.Bach / aus “ Das Wohltemperierte Klavier ” Praeludium und Fuge
変イ長調 BWV886 / As-dur
ト短調 BWV861 / g-moll BWV861
嬰へ短調 BWV859 / fis-moll BWV859
嬰ニ短調 BWV877 / dis-moll BWV877
パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
Partita Nr.3 a-moll BWV827
ファンタジア 〜 アルマンド 〜 コレンテ 〜 サラバンド 〜 ブルレスカ 〜 スケルツォ 〜 ジグ
休 憩
シンフォニア 第5番
ステージに渡邉純子さんが登場です!
ぜい肉なんてまるで無い、小柄な女性です。
黒い長袖のプルオーバーに、花柄のロングスカートを身に纏っています。
長い黒髪を後ろで束ねています。
「 J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集 プレリュードとフーガ 」
1. 変イ長調
クリスタルな透明な音色が素敵。
右手と左手の掛け合いが、男女のおふざけだと思っちゃ駄目? 渡邉さんは、非常にロマンチックに演奏してくれました。
楽譜を見ながらの演奏です。
最後が甘〜い仕上げで、いつまでも余韻が残りました。
2. ト短調
ニヘドンもヴァイオリンでバッハやヘンデルを弾く様になって、よく分かった事が有ります。
それは、一見楽譜が単調な曲って、曲として仕上げるのが超・難しいんだよ!
ただ聞いているだけだと、音符の並びが単純に聞こえるかもしれません。
渡邉さんの演奏を聞いて思いました。
曲っていうのは、作曲家が楽譜に書きつけただけでは、まだ未完成。
演奏家が演奏して初めて「 作品 」になるんだな…と。
この曲も、余韻がピンク色に、たゆたっていました。
こう云う終わり方をする人って好きだな。
3.嬰ヘ短調
何でこの人はこんなに澄んだ音を出せるのでしょうか?
バッハの曲が澄んでいるんですよ!?
二へドンは、毎月1回、横浜みなとみらいホールでお昼休みの時間帯に行なわれる
オルガン1ドルコンサートに行くので、バッハの曲というと、
パイプオルガンでブオー!ブオー!というのが固定化されたバッハのイメージだったんですね。
バッハの肖像画が与える影響というのも大きいと思いますよ。
如何にもオヤジ臭い顔をしているではありませんか。
しかも「 大バッハ 」とか呼ばれちゃって。
オヤジ臭い顔をした大バッハから、澄んだ音の曲が作られるとはイメージしにくいですよね?
他に、バッハを得意とするピアニスト達が、どんな音を出すのか聞いてみたくなりました。
4.嬰二短調
演奏を聞いていると、い~い気分になってしまいます。
渡邉ワールドに取り込まれている自分に気が付きます。 もう抜け出せません!
パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
ファンタジア バッハを甘やかに弾くピアニストの生演奏は初めて聞きます。
渡邉純子さんがプログラムに面白い事を書いています。
「 もしも、現代のピアノが当時にも存在していたとしたら・・・・・。」
ふむふむ。 確かに、バッハは現代のピアノを念頭に置いて
作曲をしていた訳ではないのですよね。
そんな事を考えながら、バッハの曲のピアノ演奏を聞くのは
とても興味深い事です。
アルマンド 不思議な音階の階段を上って行きます。
エッシャーの不思議な階段の絵が目の前に浮かんで来ました。
バッハ イコール 「 重厚 」「 荘重 」というワンパターンな
イメージは、もう捨てなさいと言われた様な気がして来ました。
コレンテ テンポが速く、なのに丁寧に音を紡ぎだすピアニストさんなんです、
渡邉純子さんは。
音を、槌を振るう様にたたき出す演奏は、今の二へドンは余り聞きたく
ないので、いい気分になりました。
織りのしっかりとした布で包まれているような感じです。
サラバンド 大分、渡邉純子という演奏家の主張が強くなって来た感じです。
この曲にヴァイオリンが絡んだら、面白いかも。
スケルツォ
ジグ 渡邉純子さんはプログラム・ノートに、こうも書いています。
「 対位法音楽の構造を視覚的に捉えながら演奏を進めることが必要 」。
彼女の演奏を直に聞いたら、唸らせられますよ。
音楽だから、耳だけに頼るのではなく、視覚的に捉えたものを、
音を再現する。 彼女はそれを本当に実践してしまっているんです。
これは聞いた者にしか分からないと思います。
いやはや、凄い演奏でした。
2009年02月25日
Kairali ( カイラリジャパン )を体験しました!
2009年02月25日(水)
先週の日記で予告をしておいた通り、北総鉄道に乗って印西牧の原( いんざいまきのはら ) に来ました。
目的は2009年03月01日にオープンするカイラリジャパンのプレオープンを体験する事です。
【アクセス方法】
住所:千葉県印西市草深字原2131 “牧の原MORE”内 「ヒーリングヴィラ印西」
・最寄り駅:北総線印西牧の原駅より徒歩2分
・車:東関東自動車道千葉北ICを下り、国道16号を北上、「米本」交差点を印西方面に向かって右折。(千葉ICより20km、およそ40分)
・駐車場完備:1400台(無料)
改札は1カ所なので迷いません。
改札を出たら右に進みます。
七田チャイルドアカデミーの円形の小さな建物の向こうが HEALING VILLA ( ヒーリング ヴィラ 印西 )の建物です。
ヒーリングヴィラ印西は、アジアンリゾートをテーマにしたスパ施設です。
カイラリジャパンは、このヒーリングヴィラ印西の中に有るんです。
http://www.healingvilla.com/
建物の中に入ると土足を脱いで下駄箱に入れます。
そのままシューズロッカー室を通り脱けるとフロントが有ります。
ヒーリングヴィラ印西のフロントの端っこがカイラリジャパンの受付です。
カイラリジャパンのスタッフはインドの民族衣装のサリーを纏っているので直ぐに分かります。
まずはスパの受付でロッカーキーと館内着( フェイスタオルとバスタオル付き )の入ったバッグを受け取ります。
ロッカールームで館内着に着替えて再びフロントに戻ります。
次にロビーのエスニック気分満点の椅子に座ってカウンセリングを受けます。
今日の体調はどうかとか、アレルギーは有るかとか言う問診を受ける訳です。
カウンセリングが終わると、スタッフの案内でスパの建物の1番奥にあるヴィラエリアに行きます。
ヴィラエリアには5つのコテージが有ります。

カイラリジャパンのメニューを受けると、このコテージを貸し切るのと同じ事ですから、かなりリッチな気分が味わえます。
カイラリジャパンの基本メニューはA 〜 E まで 5つが有ります。
今日ニヘドンが受けるのは
Cコースの 「 シローダーラ & アビアンガム 」です。
シローダーラって何よ?
アビアンガムって何さ?
ニヘドンも、何も分からない状態でコテージに乗り込んでいったのでした。
コテージに入ると、すぐ洗面所に案内されます。
「 服は全部脱いで、備え付けの紙パンツをお穿き下さい。
バスタオルを巻いて、こちらにお越し下さい。」
扉が閉められ、脱ぎっ脱ぎっ。
備え付けの紙パンツというのが、両脇が紐になっていて、なかなかセクシーなのでありました。
しかしニヘドンの場合、紐の上にお肉がこぼれているので鏡は見ないようにしました。
バスタオルを巻いて、くねっくねっ。
( また意味不明な事をしてしまった! )

洗面所を出て部屋に入ると、緑色のベッドが有り、そこへ仰向けに寝ます。
先に全体の流れを説明すると、
1. アビアンガム ( 仰向け → うつ伏せ → 仰向け の全身オイルトリートメント )
2. スウェダナ ( す巻きになって発汗 )
3. シロビアンガ ( ショルダー & ヘッドトリートメント )
4. ハーバルスクラブ
5. シャワー
で、ベッドの上に仰向けに寝ると、バスタオルを剥がされてしまうのです。
いや〜ん…。(^_^;)
底の紙を剥がされた、蒸し過ぎてブヨブヨになった肉まんみたい……。
最初にオイルが足に垂らされました。
おおおお! これが噂に聞いた アーユルヴェーダかあああ!!
オイルは、人肌位の温度だと施術の女性は言っていましたが、人肌よりは熱く感じられました。
そうそう、ベッドは電気が入っていて、ポカポカ温かいんですよ。
すっぽんぽん状態でマッサージを受けるのですが、驚いた事に、施術者は2名もいるのです!
個室のコテージで2名のスタッフからアーユルヴェーダ・トリートメントを受ける90分って、王候貴族の気分ですわよ!
すっぽんぽんの身体にオイルを塗られてマッサージなんて、くすぐったい気がするじゃないですか?
実際に受けてみると全〜然!
ただただ気持ち良いだけ。

次にうつ伏せになるのですが、うつ伏せ用にちゃんとドーナツ状の顔乗せが有るんです。
そこに顔をつけると、丁度真下に、ピンクの蘭の花を入れた水盤が置かれています。
余りに気の利いた演出に気分はやっぱり王候貴族です。
うつ伏せになっている時に、背骨に沿ってマッサージをしてくれるのですが、これが物凄く気持ちが良くて、
( おっと、いけない!
思わずヨダレが…。)
口はしっかり閉じておきましょう。
再度仰向けになりトリートメントを受けると、今度は「 す巻き 」にされます。
そのまま海に落とされない事を祈りますが。
ははは。冗談。冗談。
最初は、「 全然熱くないじゃん!」と思ったのですが、最後には大汗をかいてしまいました!

発汗の間に、シローダーラを行います。
ダーラって何かと言うと、カイラリ学院日本校の案内チラシを頂いたので、そこから転記しますね。
「 温かいオイルを第3の目の周囲に垂らす方法。
神経系の奥深くを刺激し、神経伝達物質を盛んに放出するので身体がリラックスします。
心が中心に定まり一体感を味わい非常に落ち着きます。」
ヘッドトリートメントが想像以上に気持ち良いのです。
オイルをを掛けた後なのにベタベタしないんです。
コンディショナーを付けるより気持ちが良いの。
施術者が、指先で細かくジグザグに頭皮マッサージをしてくれるのが効くぅ〜。
髪から足先まで全身オイルだから、後で洗い流すのが大変かと思うじゃないですか!?
全然!
「 軽くスクラブかけますね。」と言われ、今度は全身スクラブ。
これがまた気持ち良いんだわ〜。
施術者の1人がスクラブをしてくれている間に、もう1人がシャワールームのシャワーを出してスタンバイしてくれるんです。
もう至れり尽くせりなんです。
最後に手を引っ張って起き上がらせてもらって、サンダルを履かせてもらってシャワールームへ。
スクラブ効果でオイルとの格闘はありませんでした。
シャンプーが2種類有り、まず緑色のシャンプー、2番目に黒いシャンプー、そしてコンディショナーの順に使うように指示されました。
最後にお茶を淹れて頂いたので椅子に座って施術者とおしゃべりです。
お茶も飲み終えてニヘドンが立ち上がったのがコテージに入ってから丁度90分後でした。
凄い大満足です。
ここのアーユルヴェーダは本物です。
ニヘドンが身を持って体験したのだから間違いありません。
カイラリジャパンを終えた後、折角、印西牧の原まで来たのだから、スパにも入ってみました。
スパから出て、髪を乾かす為に鏡を見て愕然としました。
「 か…… 顔が……!
顔が小さくなっている!! 」
驚きました。
バイキング・ランチを食べた後に施術を受けたから、お腹が空いた筈は無いのに、施術中にお腹がギュルギュル音を立てたのです。
アロマ・トリートメントの精油もそうなんだけど、こういうのって、身体に入った途端に作用を及ぼすんですよね。
しかしいきなり顔が小さくなるって!?
帰りの北総線の中で何気なく顎に手をやって、再び愕然としました。
顎の下に有った「 ぶよぶよ 」が無い!?
はあ〜!?
驚きました。
悠久のインド5,000年の神秘ですよ。
ニヘドンも2桁の掛け算が出来る様になるかしら?
本当にお勧めなので、皆様も是非!!
プレオープン中の今なら( 2009年02月28日まで )
「 ブログタイムズを見た! 」と言えば下記料金で施術を受けられますよ。
●ザ・ヨガヴィラ“アンバル”(ヨガトライアル30分)
お1人:3,500円 ⇒2,500円
ペ ア:6,000円 ⇒4,200円(2人で)
●フッド&ヘッド“マンダラム”(フットトライアル30分)
4,200円 ⇒3,000円
●シローダラ&アビアンガム“ティチ”(ダーラ&アビアンガム90分)
16,000円 ⇒11,200円
●ヴィラ・フォー・アビアンガム“ピチャカム”(アビアンガムスタンダード90
分)
16,000円 ⇒11,200円
予約はこちら⇒直通Tel:0476-47-6616
もしくは
ヒーリングヴィラ印西フロントTel:0476-47-6611
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***** 「 Kairali ( カイラリジャパン )を体験しました! 」 ・ 完 *******
先週の日記で予告をしておいた通り、北総鉄道に乗って印西牧の原( いんざいまきのはら ) に来ました。
目的は2009年03月01日にオープンするカイラリジャパンのプレオープンを体験する事です。
【アクセス方法】
住所:千葉県印西市草深字原2131 “牧の原MORE”内 「ヒーリングヴィラ印西」
・最寄り駅:北総線印西牧の原駅より徒歩2分
・車:東関東自動車道千葉北ICを下り、国道16号を北上、「米本」交差点を印西方面に向かって右折。(千葉ICより20km、およそ40分)
・駐車場完備:1400台(無料)
改札は1カ所なので迷いません。
改札を出たら右に進みます。
七田チャイルドアカデミーの円形の小さな建物の向こうが HEALING VILLA ( ヒーリング ヴィラ 印西 )の建物です。
ヒーリングヴィラ印西は、アジアンリゾートをテーマにしたスパ施設です。
カイラリジャパンは、このヒーリングヴィラ印西の中に有るんです。
http://www.healingvilla.com/
建物の中に入ると土足を脱いで下駄箱に入れます。
そのままシューズロッカー室を通り脱けるとフロントが有ります。
ヒーリングヴィラ印西のフロントの端っこがカイラリジャパンの受付です。
カイラリジャパンのスタッフはインドの民族衣装のサリーを纏っているので直ぐに分かります。
まずはスパの受付でロッカーキーと館内着( フェイスタオルとバスタオル付き )の入ったバッグを受け取ります。
ロッカールームで館内着に着替えて再びフロントに戻ります。
次にロビーのエスニック気分満点の椅子に座ってカウンセリングを受けます。
今日の体調はどうかとか、アレルギーは有るかとか言う問診を受ける訳です。
カウンセリングが終わると、スタッフの案内でスパの建物の1番奥にあるヴィラエリアに行きます。
ヴィラエリアには5つのコテージが有ります。
カイラリジャパンのメニューを受けると、このコテージを貸し切るのと同じ事ですから、かなりリッチな気分が味わえます。
カイラリジャパンの基本メニューはA 〜 E まで 5つが有ります。
今日ニヘドンが受けるのは
Cコースの 「 シローダーラ & アビアンガム 」です。
シローダーラって何よ?
アビアンガムって何さ?
ニヘドンも、何も分からない状態でコテージに乗り込んでいったのでした。
コテージに入ると、すぐ洗面所に案内されます。
「 服は全部脱いで、備え付けの紙パンツをお穿き下さい。
バスタオルを巻いて、こちらにお越し下さい。」
扉が閉められ、脱ぎっ脱ぎっ。
備え付けの紙パンツというのが、両脇が紐になっていて、なかなかセクシーなのでありました。
しかしニヘドンの場合、紐の上にお肉がこぼれているので鏡は見ないようにしました。
バスタオルを巻いて、くねっくねっ。
( また意味不明な事をしてしまった! )
洗面所を出て部屋に入ると、緑色のベッドが有り、そこへ仰向けに寝ます。
先に全体の流れを説明すると、
1. アビアンガム ( 仰向け → うつ伏せ → 仰向け の全身オイルトリートメント )
2. スウェダナ ( す巻きになって発汗 )
3. シロビアンガ ( ショルダー & ヘッドトリートメント )
4. ハーバルスクラブ
5. シャワー
で、ベッドの上に仰向けに寝ると、バスタオルを剥がされてしまうのです。
いや〜ん…。(^_^;)
底の紙を剥がされた、蒸し過ぎてブヨブヨになった肉まんみたい……。
最初にオイルが足に垂らされました。
おおおお! これが噂に聞いた アーユルヴェーダかあああ!!
オイルは、人肌位の温度だと施術の女性は言っていましたが、人肌よりは熱く感じられました。
そうそう、ベッドは電気が入っていて、ポカポカ温かいんですよ。
すっぽんぽん状態でマッサージを受けるのですが、驚いた事に、施術者は2名もいるのです!
個室のコテージで2名のスタッフからアーユルヴェーダ・トリートメントを受ける90分って、王候貴族の気分ですわよ!
すっぽんぽんの身体にオイルを塗られてマッサージなんて、くすぐったい気がするじゃないですか?
実際に受けてみると全〜然!
ただただ気持ち良いだけ。
次にうつ伏せになるのですが、うつ伏せ用にちゃんとドーナツ状の顔乗せが有るんです。
そこに顔をつけると、丁度真下に、ピンクの蘭の花を入れた水盤が置かれています。
余りに気の利いた演出に気分はやっぱり王候貴族です。
うつ伏せになっている時に、背骨に沿ってマッサージをしてくれるのですが、これが物凄く気持ちが良くて、
( おっと、いけない!
思わずヨダレが…。)
口はしっかり閉じておきましょう。
再度仰向けになりトリートメントを受けると、今度は「 す巻き 」にされます。
そのまま海に落とされない事を祈りますが。
ははは。冗談。冗談。
最初は、「 全然熱くないじゃん!」と思ったのですが、最後には大汗をかいてしまいました!
発汗の間に、シローダーラを行います。
ダーラって何かと言うと、カイラリ学院日本校の案内チラシを頂いたので、そこから転記しますね。
「 温かいオイルを第3の目の周囲に垂らす方法。
神経系の奥深くを刺激し、神経伝達物質を盛んに放出するので身体がリラックスします。
心が中心に定まり一体感を味わい非常に落ち着きます。」
ヘッドトリートメントが想像以上に気持ち良いのです。
オイルをを掛けた後なのにベタベタしないんです。
コンディショナーを付けるより気持ちが良いの。
施術者が、指先で細かくジグザグに頭皮マッサージをしてくれるのが効くぅ〜。
髪から足先まで全身オイルだから、後で洗い流すのが大変かと思うじゃないですか!?
全然!
「 軽くスクラブかけますね。」と言われ、今度は全身スクラブ。
これがまた気持ち良いんだわ〜。
施術者の1人がスクラブをしてくれている間に、もう1人がシャワールームのシャワーを出してスタンバイしてくれるんです。
もう至れり尽くせりなんです。
最後に手を引っ張って起き上がらせてもらって、サンダルを履かせてもらってシャワールームへ。
スクラブ効果でオイルとの格闘はありませんでした。
シャンプーが2種類有り、まず緑色のシャンプー、2番目に黒いシャンプー、そしてコンディショナーの順に使うように指示されました。
最後にお茶を淹れて頂いたので椅子に座って施術者とおしゃべりです。
お茶も飲み終えてニヘドンが立ち上がったのがコテージに入ってから丁度90分後でした。
凄い大満足です。
ここのアーユルヴェーダは本物です。
ニヘドンが身を持って体験したのだから間違いありません。
カイラリジャパンを終えた後、折角、印西牧の原まで来たのだから、スパにも入ってみました。
スパから出て、髪を乾かす為に鏡を見て愕然としました。
「 か…… 顔が……!
顔が小さくなっている!! 」
驚きました。
バイキング・ランチを食べた後に施術を受けたから、お腹が空いた筈は無いのに、施術中にお腹がギュルギュル音を立てたのです。
アロマ・トリートメントの精油もそうなんだけど、こういうのって、身体に入った途端に作用を及ぼすんですよね。
しかしいきなり顔が小さくなるって!?
帰りの北総線の中で何気なく顎に手をやって、再び愕然としました。
顎の下に有った「 ぶよぶよ 」が無い!?
はあ〜!?
驚きました。
悠久のインド5,000年の神秘ですよ。
ニヘドンも2桁の掛け算が出来る様になるかしら?
本当にお勧めなので、皆様も是非!!
プレオープン中の今なら( 2009年02月28日まで )
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●ザ・ヨガヴィラ“アンバル”(ヨガトライアル30分)
お1人:3,500円 ⇒2,500円
ペ ア:6,000円 ⇒4,200円(2人で)
●フッド&ヘッド“マンダラム”(フットトライアル30分)
4,200円 ⇒3,000円
●シローダラ&アビアンガム“ティチ”(ダーラ&アビアンガム90分)
16,000円 ⇒11,200円
●ヴィラ・フォー・アビアンガム“ピチャカム”(アビアンガムスタンダード90
分)
16,000円 ⇒11,200円
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***** 「 Kairali ( カイラリジャパン )を体験しました! 」 ・ 完 *******
2009年02月25日
玉子と野菜のオイスター炒め定食

先週は、火曜日も金曜日も体操教室をサボってしまいました。
今日もサボってしまおうと思う怠け心に鞭打って、磯子スポーツセンターに行きました。
終わった後は、自分へのご褒美に、ランチのプレゼントです。
また行っちゃいました。
「 中原亭 」!!
11:15 にお店に入ったら、ニヘドンが本日のお客第1号でした。
中原亭は、いつも黒板を歩道に出していて、
「 今週のお勧め 」定食を3品、メニューを書いてくれるのです。
ニヘドンは今日は、その中から
「 玉子と野菜のオイスター炒め定食 」770円
を頼みました。
メインの 「 玉子と野菜のオイスター炒め定食 」は、
ふわふわの卵焼き、筍のスライス、木耳( きくらげ )、豚肉、ちんげん菜が
入っています。
「 あん 」には、オイスターソースの味はあまりせず、酸味が強く感じられました。
小皿には、もやし、黒胡麻、を胡麻油で和えたもの。
香の物は、キャベツ、人参の浅漬けと、沢庵が2切れ。
スープの具は、豆腐、人参、水菜です。
白いご飯には、胡麻ふりかけの小袋が添えられているので、勿論使います。
全部食べ終えると、もうお腹いっぱいです。
今日は、いまにも雨が降りそうな天気のせいでしょうか?
二へドン以外の客足は無く、二へドンはずっと食べている間はたった1人の客でした。
お店の人たちは、厨房内でせっせと餃子作りに励んでいて、
店内はシーンと静まり返り、活気が無い状態でした。
大きな四角い鉄板の上に並べられた、焼く前の餃子は壮観でした。
あの凄い数の餃子が1日に出るのでしょうか?
二へドンが店を出る時に、1組のお客さんが入れ違いに入って来ました。
やっぱり、ファミレスの中華より、断然こっちの方が美味しいですよ!!
また来まーす!!
ご馳走様でした!!
SHOP DATA
「 中原亭 」 横浜市磯子区新杉田町3-6-109
電話 045-771-5150
***** 「 玉子と野菜のオイスター炒め定食 」 ・ 完 *********

2009年02月24日
「 展覧会の絵 」 ~ オルガン1ドル・コンサート

写真は、曲の基になったと考えられている「 絵 」。
当日、会場で配られたプログラムより。
日時 : 2008年07月23日(水)
開場 11:30 開演 12:10
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : 1ドル 又は 100円 ( 全席 自由 )
出演 : 廣江 理枝 ( ひろえ りえ ) / パイプオルガン
演目 : M. ムソルグスキー ( J.ギユー編曲 ) / 組曲 「 展覧会の絵 」
本日の二へドンのお席は 2RA-3-21 でした。
やはりオルガン・コンサートの場合は、バルコニー席が良いですよね?
開演前に、みなとみらいホールのホールオルガニストの三浦初美さんが舞台に登場。
夏休み期間中に行われる、みなとみらいホールのイベントのPRをしました。
毎年、行われる「 オルガンわくわく大冒険 」絡みのイベント
8/8 オルガンってなあに? ( 小1〜小3 対象 )
8/9 パイプオルガンとガラクタ
そして、今日の演目について、簡単な解説がありました。
曰わく、「 この曲はパイプオルガンでは滅多に演奏される機会が無い。何故なら、大変高度な演奏技術を要するから。今日は廣江理枝さんの超絶技巧でお楽しみ下さい。」
次に、本日の演奏者、廣江理枝さんがパイプオルガンの横に立ちます。
そしてご本人から曲の解説です。
「 ムソルグスキーが作曲した『 展覧会の絵 』は、
冒頭の 『 プロムナード 』が親しみやすくて
1度聞いたら忘れられないメロディーになっています。
今では名曲として知られていますが、ムソルグスキーが生きている間は、
全く評価されなかったのです。
音楽と絵画のコラボレーションとも言うべき作品です。
ハルトマン追悼展覧会で、インスピレーションを受けたと言われています。
ムソルグスキーは遅筆で有名でしたが、これは3週間で書き上げたそうです。
絵と曲を結び付けるのは難しい仕事です。
絵をダイレクトに音にしたと言うよりは、絵を見たインスピレーションを基に
ムソルグスキーが作曲したものと捉えるべきでしょう。 」
オルガニストの廣江理枝さんの今日の衣装は、青緑色のチュニックに、
白いダボッとしたキュロットパンツ。
髪型は肩スレスレのボブ・スタイル。
第1プロムナード ムソルグスキーの「 展覧会の絵 」は、今の私達の間では
とても有名な曲で、なので編曲も星の数程有りますね。
でもでも、パイプオルガン版を聞くのは、二へドンは初めてなんです。
関東地方を中心に、いくつかパイプオルガンを聞いて巡りましたが、
二へドンはやっぱり地元の横浜みなとみらいホールのパイプオルガン
「 ルーシー 」の音が1番好き!
そのルーシーが、「 展覧会の絵 」を奏でるのですね。
ふむふむ。 こんな風に聞こえるんだ・・・・・。 ふーん。。。。。。。。。
1.「 ノーム ( 小人 )」
おわ! ペダルが凄い!!
パイプオルガンで演奏されると、おどろおどろしさが出て、ちょっと怖い・・・・・。
真夏の納涼肝試しですか、これは!?
壁際に聳え立つオルガンのパイプ一面に、緑色のライトで渦巻き模様が
浮かび上がります。
両足がゾクゾクして来ちゃいました。
第2プロムナード
はあー。 耳に馴染んだ「 プロムナード 」の箇所に来るとほっとします。
最初の第1プロムナードよりも押さえ気味で、ゆっくりしたテンポの演奏でした。
2.「 古城 」
紫色のライトがパイプを彩ります。
バグパイプの様な音色が、バフバフ聞こえてきます。
二へドンの席のすぐ前方に垂れている幕が、空調の風でユラユラ揺れています。
古城の脇にある湖の水面が、風で漣( さざなみ )を立てている様な錯覚を覚えます。
オルガンのペダルの単調なリズムが、妙に耳に残ります。
第3プロムナード
今度は最初の第1プロムナードよりもダイナミックに演奏です。
ピアノソロの「 展覧会の絵 」は、各プロムナードの差が、そんなに感じられないと
思うのですが、オルガンだと、まるで違うメロディに聞こえる程、味付けが違うんですよ。
3.「 テュイルリーの庭、遊びの後の子供達の口げんか 」
オルガンの左側は黄色いライトで照らされ、右側はピンクのライトで照らされています。
軽やかな雰囲気に充ちた演奏で、「 けんか 」 と言うよりも 「 戯れ 」に聞こえます。
4.「 ビュドロ 」
おお! オルガンの真横の席も良いわ!!
1番太いパイプが近いので、振動がビンビン身体に伝わって来ます。
重々しい威厳に満ちた演奏です。
ふと思ったのは、こんな演奏をする廣江さんって、もしかして社会派タイプの
方なのかな? なんてね。
第4プロムナード
ふーん。
今度のプロムナードは、「 ビュドロ 」を引き摺っている様な重みが有ります。
5.「 卵の殻をつけたヒヨコのバレエ 」
これは、オルガニストの手元を注視するべし!!
上の鍵盤や、下の鍵盤に移動する神業はお見事!!
6.「 サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ 」
これも、凄いです。 「 オルガニストの技巧をお楽しみ下さい。」って感じなんです。
オルガニストの二の腕の振動を見ているだけで、演奏の迫力が分かろうと言うものです。
第5プロムナード
ノーブルな演奏です。
「 プロムナード 」は、何度繰り返されても、もっと聞きたいと思う、
癖になっちゃう曲ですよね。
7.「 リモージュの市場 」
女達のけんかの情景。 女達の喧嘩もコメディタッチで、微笑ましくもあります。
が、演奏しているオルガ二ストの両腕と両足は、テンポの速さに
微笑ましいなんて言っているどころではない様です。
「 こちとら真剣なんじゃ、おら~! 」と怒られてしまいそうです。
8.「 カタコンべ 」
青いライトが、カタコンべの髑髏( どくろ )達をイメージしてしまって不気味な
感じを盛り上げます。
わーお。 この「 カタコンべ 」には、パイプオルガンの響きがピッタリだあー!!
9.「 パパヤーガ 」
シンセサイザーの音楽を聞いている様です。
( そう言えば、「 展覧会の絵 」の冨田イサオ版を、久しく聞いていないので、
そろそろ昔を懐かしんで聞いてみようかな? )
音を長ーく引っ張る音に、聞いているこちらがどこかに連れて行かれてしまう様な、
宇宙的な遥かな空間を感じました。
10.「 キエフの大門 」
今度は紫のライトがパイプオルガンのパイプを浮かび上がらせます。
ライトは、直線を組み合わせた柄を壁に映し出しています。
さあ、この曲がクライマックスですよ!!
ドッカーーン! ドッカーーン!! パイプオルガンの大音量が炸裂します!!
見よ、ペダルを踏む足さばきの高速移動っぷりを!!
二へドンのバルコニーの正反対の側( L席 )のお客さん達の首の角度が
皆、同じであるのに気付き、笑えました。
つまり、皆、揃ってオルガ二ストの手元や足元を見ようとしているから
なのですよね。
ライトは、緑色の渦巻き模様に変化しました。
曲の終盤は、「 希望に満ちた明日を信じよう! 」 と言う主張に充ちた演奏でした。
ハルトマンという芸術家を失ったムソルグスキーは、ただ単に悲しんでいただけじゃないよ
という気持ちにさせられる前向きな精神を根底に持った演奏でしたね。
最後の「 ジャーン!! 」のバイブレーションを全身で感じてごらんなさいよ。
奥歯がビリビリ言っちゃいましたよ。
勿体無いなー。
「 展覧会の絵 」のパイプオルガンの生演奏は、本当に良いですよ。
生でパイプオルガンを聞く事自体、普通のオーケストラ演奏に比べると機会が少ないし、
ましてや、「 展覧会の絵 」が演奏されるなんて、滅多に有る事ではありません。
もっともっと大勢の人に聞いてもらいたいですよ。
素晴らしい演奏の場に居合わせる事が出来て、二へドンは幸福でございました。
皆さんも、次回、こういう機会が有ったら、チャンスを逃さずに聴きに行って下さいね!!
大満足の演奏会でした。 12:50 終了。
あ、そうそう。 ホワイエには、プログラムに載っていた、ムソルグスキーが見て
曲作りに使ったであろう絵の大きなものが展示されていました。
こういうのもなかなか普通のコンサートでは用意してくれないので、
とても興味深く見ました。
***** 「 「 展覧会の絵 」 ~ オルガン1ドル・コンサート 」 ・ 完 *****
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2009年02月24日
コミック「 聖徳太子 」by 池田理代子

「 ドライアイ・キャンペーン 」報道向け発表会見で生の池田理代子さんを拝見して大興奮したニヘドンでありました。
その興奮状態をずるずる引き摺って帰宅すると、ニヘドンは驚愕しました。
コミック「 聖徳太子 ・ 7 」が我が家の床に転がっていたのです。
何と言う偶然!
全部で7巻有る内の、最終巻だけが、我が家に転がっていたのです。
多分、執事のセバスチャンがBOOK OFF で買って来たものだと思われます。
作者は勿論、池田理代子さんですよ!!
日本の古代史のロマンと、少女漫画の絵柄って、すごくマッチしてますよね。
山岸涼子の「 日出る処の天子 」
大和和紀の「 浅き夢見し 」
岡野玲子の「 陰陽師 」
この3作品が、二へドンが大好きな日本の古代ロマン・コミックです。
*********************************
『 聖徳太子 』 第7巻 「 暁闇(ぎょうあん)のかがり火燃ゆ 」
作・画 池田理代子( いけだ りよこ )
創隆社 ¥1,200.-( 本体 ¥1,165.-)
平成06年11月10日 初版第1刷発行
ISBN4-88176-086-6
*********************************
学校の教科書には、歴史上の人物の、良い面しか書いてないでしょ?
必ず、聖徳太子立像の写真か、お札に載ってたのと同じ肖像画の写真が載っていて、
「 17条の憲法 」 と 「 冠位十二階の制度 」、「 遣隋使 」、「 仏教を広めた 」
と、彼の功績がリストアップされているに過ぎませんよね。
小さなエピソードを連ねて、聖徳太子の人生をコミックで再構築されると、
あれ程に有名な歴史上の人物が、功績に見合う程の幸福を味わっていない事に
この世の無常感をひしひしと感じてしまいます。
二へドンは今年に入ってから、吉川英治の「 三国志 」を読み始めました。
今日から2巻目に入ったのです。
今年に読んだ本に出て来る人々・・・・・・
聖徳太子、ヴィヴァルディ、劉備元徳、関羽、張飛、等など・・・・・・・。
21世紀にまで名前が伝わって、その偉業も知られているのだけれども、
彼らに共通しているのは、
辛かったね・・・・・。 孤独だったね・・・・・・。( 泣 )
あと数人だけ理解者なり、スポンサーがいたら、もうちょっと楽だったかもしれないね。
特に、全然、時代も国も違う、聖徳太子とヴィヴァルディの共通点は面白いと感じます。
2人共、能力に恵まれ、自分の理想を高く掲げて、それを実現させる為に
バリバリ行動したのに、野心を煙たく感じた貴族連中から邪魔をされる。
もし、二へドンが2人の内のどちらかだったら、こう叫びたいですよ。
「 同情するなら金をくれ! しかも生きている内に!! 」 ははは・・・・・。
2009年02月23日
「 ぐるりのこと 」

あちこちの映画館で「 ぐるりのこと。 」の予告編を頻繁に見ました。
見る度に、「 あ、この映画は質の良い映画だ。
絶対に見よ〜っと。」
と思っていました。
やっとの事で見る事が出来ました。
期待通りの良い映画でした。
でも期待以上ではありませんでした。
ははは…。
ちょっと残念でした。
ニヘドンが1番期待を寄せていたのは、リリー・フランキーでした。
彼、いいですよね。
イケメンじゃないし、ファッションもバッチリ決まっていないし、クリエイティブな才能は認めるけど、自分勝手なんだろうし…。
こういう母性本能をくすぐるタイプの男は危険ですから近寄らないに限ります。
もしニヘドンが「 ぐるりのこと。」を見たら、ニヘドンが追っかけをしているヴァイオリニストの石田様の事も忘れてリリー・フランキー LOVE になってしまうのではないかと、内心恐れていたのです。
が、リリー・フランキーに恋はしませんでした。
もっと彼の魅力全開の映画かと思っていたので残念ですねぇ…。
この映画本編の見所が全て予告編にギュッと凝縮されてしまっていました。
ニヘドンはブリリア・ショートショート・シアターでショート・フィルムを見慣れているので、予告編以上に収穫の無い本編に、ちょっとフラストレーションを感じてしまいました。
良い映画なんですよ。
良いか悪いかと言ったら、良い映画です。
でも予告編にエッセンスを詰め込み過ぎた感が有ります。
忙しくて映画を見る時間の無い人は、予告編で事足れり……です。
監督が映画を作る時に、監督が表現したかったものを作ったら、時間が2時間位になったって云うんじゃないんですよね。
ロードショー上映する為に2時間にするんじゃ駄目なんですよね。
それは映画業界の責任も有ると思いますよ。
「 規格品 」しか上映しないのがいけないよね。
上映時間が40分でもどんどんシネコンで掛けて、その代わり料金は500円にするとかさ。
人気の無い映画は、どんどん料金を下げて行くとかさ。
スーパーだって閉店前には売れ残った食品は値引きするんだから、
映画だって画一料金は止めて、もっと色々な種類の映画上映に努力すべきだよね。
映画を金もうけの道具にしないで、文化だという認識が強くなれば良いと思うのです。
ぐだぐだ言いましたが、「 良い映画 」である事には違いありません。
1990年代を、法廷画家の仕事を通じて、世相を映す事件の断片と、赤ちゃんを失った
夫婦の軌跡を交互に映し出す手法は妙に納得が行きます。
***********************************
監督 : 橋口 亮輔
登場人物
佐藤カナオ ( リリー・フランキー ) ・・・・・ 法廷画家。
佐藤翔子( しょうこ ) ( 木村多江 )・・・ カナオの妻。
吉田波子( 倍賞美津子 ) ・・・・・・・・・・ 翔子の実母。夫に女を作って家出される。
吉田勝利( 手島進 ) ・・・・・・・・・・・・・ 翔子の実兄。 不動産業者。
吉田雅子( 安藤玉恵 ) ・・・・・・・・・・・ 勝利の妻。
生方圭子( 峯村リエ ) ・・・・・・・・・・・・ 翔子の出版社勤務時代の同僚。
安田邦正 ( 榎本明 ) ・・・・・・・・・・・・ 記者。
和久井寛人 ( 温水洋一 ) ・・・・・・・・ カナオの同業者。 元・警察官。
吉住栄一( 寺田農 ) ・・・・・・・・・・・・・ カナオの同業者。
小山悦子 ( 横山めぐみ ) ・・・・・・・・・・ 護国寺園児殺人事件の証人。
夏目先輩( 木村祐一 ) ・・・・・・・・・・・・ カナオに法廷画家の仕事を紹介する。
橋本浩二 ( 斎藤洋介 ) ・・・・・・・・・・・ カナオの同業者。
諸井康文 ( 八嶋智人 ) ・・・・・・・・・・・ カナオの上司。
田中ツヨシ ( 加瀬亮 ) ・・・・・・・・・・・・ 連続幼女誘拐事件の被告。
どうですか!! この脇役の層の厚さ!! これだけでも、この映画を見る価値有りですよ!!
二へドンの贔屓の俳優さんは、横山めぐみ( 「真珠婦人」はほとんど欠かさず見ました! )と
寺島進ですねー。 いいですねー。
では、ストーリーをなぞっていきましょうかね。
1993年 春。
「 女で苦労するのは分かってるの。」 出版社で働く翔子は、同僚の女性と
フットマッサージを受けながら話をしています。
「 じゃあ、やめなよー。」
「 いいの。 私がしっかりしてればいいんだから。 」と、翔子は誇らしげに断言します。
( このシーンは、予告編でお馴染みです。)
翔子の夫のカナオは、靴の修理屋で働いている。
靴を修理しながら、女性客とみると、熱く語りかけるカナオです。
結局、風俗嬢みたいなギャルと、飲みに行っちゃいます!
タイトルが出ます。「 ぐるりのこと。」
1993年7月。
翔子が働く出版社の事務所のシーン。
「 大分、お腹が目立って来たね。 」と翔子は社内の人から言われます。
靴の修理屋のシーン。
カナオは相も変わらず、靴の修理をしながら仕切りに女性客に話し掛けています。
少し離れた所に、ニヤニヤ笑いを浮かべてカナオを見ている無精髭の男がいます。
夏目先輩でした。
2人は居酒屋に行きます。 2人は中ジョッキで生ビールを飲みながら色々近況を
語り合います。
夏目は、店の人にTVをつける様に頼みます。 快く応じる店の主人がスイッチを入れると
TV画面には奥尻島の地震の被害を伝えるニュースを報道しています。
( うわ、懐かしい。 そうか。 奥尻島の地震は1993年だったんだっけ?
あの時、二へドンはツアコンをやっていて、同僚の男性添乗員が丁度、地震の時に
奥尻島の民宿にツアーのお客さんと泊まっていたのです。
その時の彼の生々しい避難レポートのコピーが添乗員仲間の間で回覧されたものです。)
ニュースは次々に変わり、裁判の様子を伝えるニュースになった時に、夏目は
「 ああ、これこれ。」 とカナオに注意を促します。
夏目はTVの美術チーフをやっていて、副業として法廷画家もやっています。
1枚描いて8万円の給料以外の副収入が有る訳です。
それをねたまれて、同僚からいじめを受けているとの事。
「 男の嫉妬は恐ろしいぞー。 法廷画家を俺の代わりにやれ。 」
2009年02月23日
「 伝記 世界の作曲家1.ビバルディ 」

横浜中央図書館へ行きました。
来週、「 はまっ子 ふれあいスクール 」で読み聞かせをするので、読む本を探しに行ったのです。
たまたま手に取った絵本が気に入ったので、即、決定しました。
そのまま帰るのも何なので、ぶらぶら書架を端からずっと眺めて行きました。
「 おや、こんな本がある〜。」
手に取ったのが、写真の本です。
伝記 世界の作曲家 1.
バロック音楽を代表するイタリアの作曲家 「 ビバルディ 」
パム・ブラウン 著 、 橘高 弓枝 ( きったか ゆみえ ) 訳
偕成社 定価 2,000円 + 税
ISBN4-03-542210-X
二へドンは児童書を読むのが大好きです。
まあ、絵本の読み聞かせボランティアをしているから、
いつも絵本を読んでいる内に、子供の本の世界に引き摺り込まれた、
と云うのもあるし、自分が子供の頃に読めなかった本を、
今取り返して読もうと云う気持ちも有るからです。
二へドンが小さい頃は、徒歩圏に公立の図書館が無かったんです。
借りる本は、小学校の図書室だけ。
非常に限られた本にしか触れられなかった訳ですよ。
今、住んでいる横浜は、さすが政令指定都市というか、
文化の香り高い港町というか、文化施設に事欠かないんですよね。
「 ああ・・・・・二へドンがこういう本を小さい頃に読んでいたら、
アタシの人生、もうちょっとマシになっていたかも・・・・・。 」なんて思いながら
児童書を読む訳です。
もう1つ児童書を読む理由がありました。
「 本を読んだぞ! 」という満足感がとても得られるのです。
二へドンは本を読むスピードが、とても遅いのです。
遅く読むのが好きなんです。 一言一句を噛み締める様に読むのが好きなんです。
速読なんて、とんでもありません!!
内容を理解するだけ、情報を入手するだけが読書ではありませんよ!
一言一句噛み締めて反芻するのが二へドンの読書スタイルなんですよ。
読書が趣味であるならば、牛の歩みの様にスローな読書の仕方をしたって、
誰にも文句はつけられないべ?
大人の本 = 文字のサイズが小さく、ページ数が多い本は、まず1ヶ月以内には
読めません。
朝から晩まで読書をしていられるご身分なら、もっと短期間で読めるかもしれません。
しかし、仕事やブログ書きや、習い事の合間を縫って読書をするのですから、
気の遠くなる様な日数がかかります。
子供の本 = 文字のサイズが大きく、ページ数が少ない本は、
比較的早く読み終わる事が出来ます。
すると、「 うおおお! 1冊読み終わったぞー! 」という満足感が高いんですねー。
現にこの本は全部で160ページ程の本なのですが、
借りて来たその日に読み終わる事が出来ました。
おおおおお、快挙だ! 快挙ですよ!!
子供向けの本なのに、内容は濃くて、ほとんど2ぺージおきに写真が出て来ます。
ふんだんな写真が、ヴィヴァルディ( 二へドンはヴのカタカナを使う表記が好きなので、
こちらを使いますね。)本人の人生だけではなく、
ヴィヴァルディが生きた時代背景なども、凄く良く分かります。
1992年にイギリスで出版された作曲家の伝記シリーズなんですが、
大人が読んでも面白いです。
と云うか、石田様を追っかけてクラシック音楽を聴くのであれば、
知っていなければならない事がきちんと説明されているので、
読んで頭に入れておかなければならないと思いますよ。
特に二へドンは、今月、ヴィヴァルディの「 春 」の演奏会に参加しているので、
ヴィヴァルディが他人だと思えなくなっていた(?)ので、
読んでしまいました。
読んだ結果、分かった事。
「 何だ。 二へドンはヴィヴァルディの事、何も知らなかったんじゃん。 」
何も知らずに、「 四季 」だけ聴いて、知っているつもりになっていたんですよ!
二へドンが今まで知らなくてビックリした事をメインに、
「ヴィヴァルディの人生」 ダイジェスト版をお届けします。
1678年03月04日、イタリアのヴェネツィアに生まれる。
明日の命さえ危ぶまれる程の病弱な子供だった。
その病弱ぶりを生涯引き摺り、何かにつけて理由にする。
「 だって、身体が弱いんだもーん。」
父親は理髪店を経営していたが、ヴァイオリンの名手だった為
理髪業を辞め、サン・マルコ大青銅のヴァイオリン奏者になる。
当時のヴェネツィアはローマ教皇と対立、スペインやオスマン帝国とも敵対。
人材や資金を失い斜陽の道を辿る。
でも、そこはラテンな人々だから、べネツィア文化は豪華絢爛に花開く時期。
ヴィヴァルディは6人兄弟の長男坊。
でも父親の音楽の才能を受け継いだのは長男坊だけ。
ヴィヴァルディはヴァイオリンの才能を発揮して13才で父親の代役をするようになる。
ヴィヴァルディは音楽の才能は有ったが、床屋のせがれにしか過ぎなかったので
両親の意向で15歳で剃髪式を受ける。
当時の司祭が頭のてっぺんだけ剃って青くなってる絵をどこかで見た事あるでしょ?
言うなれば「 人工てっぺん禿げ 」。
ヴィヴァルディの奴、カツラの下は人工てっぺん禿げだったのか?
2009年02月22日
マルタのやさしい刺繍

「 今日は何もしないで1日家で寝腐っていようか? 」
弱る気力をふり絞ってシネマ ジャック& ベティに
10:10開映の映画を見に行きました。
今日見た映画は、
日本でも中高年の女性に静かに支持されている
スイス映画 「 マルタのやさしい刺繍 」です。
どれだけ静かに支持されているかと言うと、
「 映画館に映画を見に行くのは年に5回以下 」と言う
Sue さんが、ニヘドンに先掛けてわざわざ銀座まで見に行った映画なんですよ。
ニヘドンが見逃す訳には行きませんね。
登場人物
マルタ・ヨースト ( シュテファニー・グラーザー ) ………… 夫に先立たれ、無気力に陥る。
50年前、洋服と下着を作る勉強をしたが、
夫に反対され服作りを止める。80歳。
ヴァルター・ヨースト ( ハンスペーター・ミュラー =ドロサート )……… マルタの息子。牧師。
ブレニ ・ヨースト …………… ヴァルターの妻。
リージ・ ビーグラー ( ハイジ=マリア・グレスナー )…………… マルタの理解者。
アメリカかぶれ。
シャーリー・ビーグラー ……… リージの娘。美容師。
ヴァルターと不倫中。
フリーダ・エッグシュビーラー夫( 公式ホームページでは「 エッゲンシュワイラー 」の表記 )
( アンネマリー・デューリンガー )
…………… 老人施設住まい。マルタの友人。
ハンニ・ビエリ ( モニカ・クブサー )……… マルタの友人。
フリッツ …………… ハンニの息子
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
映画のチラシに書かれているコピーは
「 スイス動員数No.1 ! 遅咲きの乙女たちが贈る、最高にチャーミングなハートフルストーリー 」です。
スイスでは、同年公開の 「 ダ・ヴィンチ・コード 」「 パイレーツ・オブ・カリビアン 」を抜いてNo.1になった曰わく付きの作品です。
エメンタールと言う農村地方の小さい村が舞台です。
臭い程に絵に描いた様な長閑な農村風景が広がります。
丸みを帯びたなだらかな丘陵地を、アルプスの少女ハイジが裸足で駆けて来たって、まるで違和感有りません。
隣の家で飼っている犬がパトラッシュであっても、そんなもん当たり前だと思ってしまうでしょう。
家族で手を繋いで、サウンド・オブ・ミュージックごっこをやっても全然OKですねぇ。
映画の台詞はドイツ語です。
でも、そんなメルヘンの世界に包まれているせいか、出演者達のドイツ語が、ドイツで話されているドイツ語と違う様に聞こえました。
ちょっとチェコ語っぽいと言うか、いや、チェコ語は違うか。( 笑 )
スイス訛りのドイツ語って事なんでしょうか?
マルタは、映画の中では80歳と云う設定になっています。
でも演じているシュテファニー・グラーザーは実年齢88歳 !!
最近、世界の映画スクリーンは爺さん婆さんに占拠されてませんか!?
最近ニヘドンが見た映画を思いつくままに挙げてみると
・ ヤング@ハート ( アメリカ映画 )
・ チェチェンへ 〜 アレクサンドラの旅 ( ロシア映画 )
・ 画家と庭師とカンパーニュ ( フランス映画 )
爺さん婆さんと言ってしまうのは可哀想ですが、もう少し中年レベルまで年齢層を広げると
・ 少年メリケンサック ( 日本映画 )
・ 地上5センチの恋 ( ベルギー・フランス映画 )
「 マンマ・ミーア!」ではメリル・ストリープが歌って踊って頑張ってたよね。
「 ヘア・スプレー 」ではジョン・トラボルタが体重増量して頑張ってたよね。
世界の中高年は元気と云うか、若いモンが元気が無いと云うか…。
この映画は、美しいスイスの農村風景と同じく、ゴリ押しの無いマイルドな雰囲気に包まれています。
だから感動する映画ではありますが、感動の大波が押し寄せて来る訳では有りません。
そういう大袈裟な感動を期待する人には向きません。
マルタのランジェリー・ブティックが成功するに決まってるって最初から話も見えちゃってますしね。
マルタの新しいビジネスに否定的な人々の意地悪の数々も牧歌的で、残酷な映画を見慣れてしまっているニヘドンには微笑ましささえ感じる程でした。
監督のベティナ・オベルリは、登場人物達に比して若いんですよー。
1972年生まれというから、現在36歳!!
孫がお婆ちゃん達の映画を撮りましたって感じですね。
この映画の影の見所は「 食い物 」です。
映画の随所に食卓やお茶のシーンが出て来るのですが、スイーツが凄い!
スイスの人々は本当にいつもそんなに巨大なスイーツを食べているんですか!?
映画の中でマルタが
「 ケーキのお替わりはしないの ? 」と言われるシーンが有ります。
80歳の人間にケーキのお替わりを勧める!?
ただでさえ、日本のケーキよりサイズがデカいんだから、1個食べれば充分じゃないの!?
スイスにはメタボ検診は無いのでしょうか?
では、時間が有れば、この後ネタバレを少しずつ書いて行きます。
続く……。
マルタのやさしい刺繍 - goo 映画
2009年02月22日
落下傘部隊
ニヘドンは「 落下傘部隊 」の隊長です。
何故?
ひゅ〜んと落ちるんです。
はい。一般の人には意外に知られていないオーケストラ用語に
「 落ちる 」
と言うのが有ります。
どこを弾いているのか分からなくなる状態を言います。
ニヘドンは、「 落ちる 」のは以前から得意でした!
ただ、1人では 「 部隊 」は作れなかったので、今までは 「 部隊 」ではなかったのですね。
02月07日にヴィヴァルディの 「 春 」の演奏会に参加して、ニヘドン意外にも 「 落ちる 」仲間を発見してしまったのです。
「 春 」の第2楽章のセカンド・ヴァイオリンは、
た〜りら〜りら〜りら〜り た〜らりら
た〜りら〜りら〜りら〜り た〜りらり…
の連続です。
ニヘドンが落ちるのは、いつもの事ですので別に驚きません。
「 落ちます!落ちます!
皆さん、後は宜しくお願い致します〜。」
復帰する気はまるで無いニヘドンなのでありました。
ところが、練習中、あちらで1つ、落下傘が落ちました!
「 おお〜、珍しい!
ニヘドンに『 落ち仲間 』が出来た。」
しばらくすると、そちらで
ひゅ〜ん。。。。
「 おお、また別の落下傘が…! 」
ひゅ〜ん。
ひゅ〜ん。
ひゅ〜ん。
おおおお! 落下傘部隊の誕生だぁ!!
これから、ニヘドン達が挑戦する曲は、どんどん難しくなっていくでしょうから、落下傘部隊もどんどん規模を拡大していく筈です。
ニヘドンの「 落ちる 」コレクションも拡大中です。
・ 恋に落ちる。むふ。
・ 試験に落ちる。
・ アンサンブルで落ちる。
・ 奈落の底に落ちる。
・ 社会の底辺に堕ちる。
笑えないので、話題を変えましょう。
オーケストラ用語は、ヴァイオリンを習っている人ですら知らない事が有ります。
ヴァイオリン仲間でカラオケに
何故?
ひゅ〜んと落ちるんです。
はい。一般の人には意外に知られていないオーケストラ用語に
「 落ちる 」
と言うのが有ります。
どこを弾いているのか分からなくなる状態を言います。
ニヘドンは、「 落ちる 」のは以前から得意でした!
ただ、1人では 「 部隊 」は作れなかったので、今までは 「 部隊 」ではなかったのですね。
02月07日にヴィヴァルディの 「 春 」の演奏会に参加して、ニヘドン意外にも 「 落ちる 」仲間を発見してしまったのです。
「 春 」の第2楽章のセカンド・ヴァイオリンは、
た〜りら〜りら〜りら〜り た〜らりら
た〜りら〜りら〜りら〜り た〜りらり…
の連続です。
ニヘドンが落ちるのは、いつもの事ですので別に驚きません。
「 落ちます!落ちます!
皆さん、後は宜しくお願い致します〜。」
復帰する気はまるで無いニヘドンなのでありました。
ところが、練習中、あちらで1つ、落下傘が落ちました!
「 おお〜、珍しい!
ニヘドンに『 落ち仲間 』が出来た。」
しばらくすると、そちらで
ひゅ〜ん。。。。
「 おお、また別の落下傘が…! 」
ひゅ〜ん。
ひゅ〜ん。
ひゅ〜ん。
おおおお! 落下傘部隊の誕生だぁ!!
これから、ニヘドン達が挑戦する曲は、どんどん難しくなっていくでしょうから、落下傘部隊もどんどん規模を拡大していく筈です。
ニヘドンの「 落ちる 」コレクションも拡大中です。
・ 恋に落ちる。むふ。
・ 試験に落ちる。
・ アンサンブルで落ちる。
・ 奈落の底に落ちる。
・ 社会の底辺に堕ちる。
笑えないので、話題を変えましょう。
オーケストラ用語は、ヴァイオリンを習っている人ですら知らない事が有ります。
ヴァイオリン仲間でカラオケに
Posted by ニヘドン at
13:00
│Comments(0)
2009年02月21日
神奈フィル第251回定期演奏会・レポ
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
第251回定期演奏会
日時 : 2009年02月20日(金)
18:20 開場 19:00 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 :
指揮 : 小泉 和裕 ( こいずみ かずひろ )
ヴァイオリン : 松山 冴花 ( まつやま さえか )
ソロ・コンサートマスター : 石田 泰尚 ( いしだ やすなお )
演目 : ニールセン / 歌劇 「 仮面舞踏会 」序曲 ( 4' )
シベリウス / ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 ( 33' )
アレグロ・モデラート
アダージョ・ディ・モルト
アレグロ・マ・ノン・トロッポ
休憩 15 分
バルトーク / 管弦楽のための協奏曲 Sz.116 ( 38')
序章 : アンダンテ・ノン・トロッポ - アレグロ・ヴィヴァーチェ
対の遊び : アレグロ・スケルツァンド
悲歌 : アンダンテ・ノン・トロッポ
中断された間奏曲 : アレグレット
終曲 : ペザンテ - プレスト
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
もう、口 あんぐりなんです。
神奈川フィルの定期演奏会は、ゲストのソリストに外れ無しなんですけど、今日は熱帯低気圧が増幅して、前代未聞の巨大ハリケーンになって襲って来たみたいな衝撃を受けてしまいました。
松山冴花ちゃんが、凄い!!
何だ、あれ!?
ヴァイオリンの演奏で、石田様以上に衝撃を受けるって…。
石田様の追っかけとしては、やってはいけない反則をしでかしてしまったみたいで心苦しいです。
だってさ、松山冴花ちゃんと言ったら、ついこの間まで、少女ヴァイオリニストだったではないですか!?
ニヘドンが松山冴花ちゃんを生で聞くのは初めてなんですが、まさかここまで凄いとは…。
何を食べたら、あんなにヴァイオリンが上手になるのですか?
え? 食べ物は関係ないですか!?
じゃ、飲み物!?
はははは…。
「 上手い 」なんて言葉を100個並べても、松山冴花ちゃんの演奏を正しく言い表していません。
「 神掛かり 」でしょうか?
この世の物では有りませんでした。
ぽけ〜。ぽけ〜。ぽけ〜。
彼女の生演奏を目の当たりにして再起不能のニヘドンです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ステージの上に、
第251回定期演奏会
日時 : 2009年02月20日(金)
18:20 開場 19:00 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 :
指揮 : 小泉 和裕 ( こいずみ かずひろ )
ヴァイオリン : 松山 冴花 ( まつやま さえか )
ソロ・コンサートマスター : 石田 泰尚 ( いしだ やすなお )
演目 : ニールセン / 歌劇 「 仮面舞踏会 」序曲 ( 4' )
シベリウス / ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 ( 33' )
アレグロ・モデラート
アダージョ・ディ・モルト
アレグロ・マ・ノン・トロッポ
休憩 15 分
バルトーク / 管弦楽のための協奏曲 Sz.116 ( 38')
序章 : アンダンテ・ノン・トロッポ - アレグロ・ヴィヴァーチェ
対の遊び : アレグロ・スケルツァンド
悲歌 : アンダンテ・ノン・トロッポ
中断された間奏曲 : アレグレット
終曲 : ペザンテ - プレスト
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
もう、口 あんぐりなんです。
神奈川フィルの定期演奏会は、ゲストのソリストに外れ無しなんですけど、今日は熱帯低気圧が増幅して、前代未聞の巨大ハリケーンになって襲って来たみたいな衝撃を受けてしまいました。
松山冴花ちゃんが、凄い!!
何だ、あれ!?
ヴァイオリンの演奏で、石田様以上に衝撃を受けるって…。
石田様の追っかけとしては、やってはいけない反則をしでかしてしまったみたいで心苦しいです。
だってさ、松山冴花ちゃんと言ったら、ついこの間まで、少女ヴァイオリニストだったではないですか!?
ニヘドンが松山冴花ちゃんを生で聞くのは初めてなんですが、まさかここまで凄いとは…。
何を食べたら、あんなにヴァイオリンが上手になるのですか?
え? 食べ物は関係ないですか!?
じゃ、飲み物!?
はははは…。
「 上手い 」なんて言葉を100個並べても、松山冴花ちゃんの演奏を正しく言い表していません。
「 神掛かり 」でしょうか?
この世の物では有りませんでした。
ぽけ〜。ぽけ〜。ぽけ〜。
彼女の生演奏を目の当たりにして再起不能のニヘドンです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ステージの上に、
Posted by ニヘドン at
21:46
│Comments(3)
2009年02月20日
ニヘドン、ついにカミングアウトする。

ヴァイオリン・レッスン
ヴィヴァルディの四季「 春 」の演奏会が終わった翌週は、ヴァイオリン・レッスンは休講でした。
2週間振りに今日、レッスンがありました。
前回のレッスン終了の時に、先生から
「 次はテキストの25ページをやりたいと思います。」
と言われていました。
そのページの写真をアップしてみました。
ブラームスの交響曲 1番の第4楽章のテーマです。
ニヘドンは演奏会の後、10年選手と自分との余りにも、かけ離れた実力の差位に愕然とし、ちょっと練習時間を増やしてみたりしたのでした。
ブラームスの交響曲も予習するつもりでした。
ところが!
どこでポジション移動するのかよく分かりません。
テキストブックは、ポジション移動する箇所では指番号が印刷されています。
それで分かる筈なのですが、どうも音が違うのです。
指を開くのか、くっつけるのか1つ1つの音符を確認しようとしてニヘドンは更に奈落の底に突き落とされました。
「 調が分からねえよ。」
ニヘドンは幼稚園の年中からヤマハ音楽教室に入りました。
小学校入学と同時にピアノの個人の先生について、小学校卒業まで続けました。
小学校卒業の時に、
「 よし、これで私は音楽の道を極めた! 」と思ったのか、先生に才能を見限られたのか、親の懐具合のせいだったのか、ピアノも卒業しました。
つまりニヘドンは8年間、鍵盤楽器を習っていたのですよ!
で、楽譜を見て調が分からない!?
でもね、言い訳をさせて下さい。
ピアノは、調が分からなくても楽譜が有れば弾けるんです。
ピアノは白鍵と黒鍵があるじゃないですか。
だからドの音符が書いてあればドの鍵盤を弾けばよいし、ソの音符が書いてあればソの鍵盤を弾けば良いのですよ。
シャープの所は半音上がった黒鍵を弾けば良いのです。
フラットの所は半音下がった黒鍵を弾けば良いのです。
調が分からなくても音符を辿っていけば弾けるのです。
ところがヴァイオリンは、白鍵と黒鍵に分かれていません。
1本の弦の上を、全音は指を開く、半音は指をくっつける事で音程を作って行きます。
ところがピアノの様に、ドの音を出す所は1箇所ではないのです。
ポジション移動する事によって同じ音を出すスポットが複数存在します。
だから、自分が今どの弦のどのポジションでどの調を弾くのか理解していないと正しい音が出せないのです。
3歳からヴァイオリンを習っている高校生に1度教えを乞うた事が有ります。
彼女の答えは
「 私は感覚的に弾いちゃってるから言葉では教えられない。」でした。
ガビ〜ン!!
ニヘドンは感覚的に弾けないから、楽譜が命!!
なのに、その命の楽譜すら読み取れない!!
思い余ったニヘドンは、今日のヴァイオリンのレッスンの時に、とうとうカミングアウトしてしまったのでした。
調弦の前に楽譜を見ても調が分からない事を白状し、
「 調が分かる様になる為には、どんな勉強をしたら良いですか?
良いテキストがあったら教えて下さい。」と頼みました。
すると、いきなり先生の楽典講義が始まったのでした。
そもそもニヘドンの感覚では、シャープが付くのは長調で、フラットが付くのが短調と言う体たらくなんですね。
シャープ1つがついていても、それがト長調なのかホ短調なのかパッと分からない。
テキストには、各調のスケール練習が有ります。
そもそもスケール練習は主音から始まっているから、最初の音で調が分かります。
後は明るい感じか寂しい感じかで長調か短調か判断してました。
( 理論の裏付けが無い所が凄いですね。)
でも実際の楽譜は主音から始まっているとは限らないし、音が飛んでいるのでスケールみたいに単純じゃないんです。
ニヘドンがヴァイオリンの楽譜を予習しようとすると、飛んでいる音符の間にスケールを埋めて判断して、全音と半音を確認して楽譜に書き込む作業が必要です。
気が遠くなる様な時間が掛かります。
これからどんどん曲が長くなるのだから、こんなに時間をかけていられない。
もっとパッと見て分かるようになりたい!!
そして今日、目からウロコのヒントを教えてもらいました。
長調の場合は、1番上の♯の付いた音を「 シ 」と考える。
その1つ上の音が「 ド 」になるので、その音を主音と考える。
ファに♯が付いていたら、ソが主音なので、 ト長調 ( G Major )となる。
へー。 へー。 へー。
♭の場合は、1個前の♭が主音になる。
例えば E♭ Major の場合、3つ♭がついているので、1つ前 ミの♭が主音になる。
へー。 へー。 へー。
何だか二へドンでも調が分かって来そうな気がして来ました。
よし! 今日から楽典を勉強するぞ!!
別にね、楽典が分かるからって、税金が免除になる訳でもないし、
お買い物が半額に値引きされるという得典が有る訳でも無いのです。
でも、でも、やっぱり分からないのは悔しい。 分かる様になりたい。
くそー! 途中で転調したかったら転調してみやがれぃ!!
その挑戦、受けて立とうじゃないの!!
小学校でも中学校でも高校でも音楽の授業は有ったのに。
どうして誰も楽典を教えてくれなかったのだろうか?
小学校でリコーダーを練習したって、通知表で音楽が5だって、
調が分からないまま、大人になってしまったぞい!!
よく調査で、シンプルな分数の計算が出来ない大学生が何パーセントいるとか、
宮崎県の場所がわからない人が何パーセントいたとか、
結果が新聞等で発表される事がありますが、もう二へドンはそういう分からない人たちの事を
笑う資格が有りません。
後、ついでに告白しておくと、二へドンはコードも分からないんだよ!!
A7って何だよ? 007なら知っているが・・・・・・?
Am7onGって何だよ? A♭dimって何だよ?
ちゃんと5線譜に音符で書いてくれよ。 そしたら分かるのにぃ・・・・・・・。
別の人から 「 音大を卒業してもコードが分からない人はいるから。」と慰めてもらった事も
有りますが、でも、そのままでは悔しいから、覚える!!
2ヶ月間練習をしたC Major スケールの練習を終え、
今日から新しく E♭ Major の練習を始めました。
これは第1ポジションの所は 1-2-34 の指使いで弾けるので、
初めて音を出してみたにしては、かなり良く弾けました。
何度か練習した後、リズム・バリエーションをつけて練習。
2つスラー、4つスラーで練習しました。
そして8小節のエクササイズも初めて取り組みました。
全ての小節で、半音関係の箇所が出て来る、集中力欠けると弾けない曲です。
最後にブラームスの交響曲 1番第4楽章のテーマに入りました。
まずは先生から指番号とポジションを指示されるのを楽譜に記入します。
「 伴奏君 」に合わせて、試しに通して弾いてみます。
その後、先生が1フレーズずつ弾いてくれる後について弾いてみます。
ほとんど4番線を使います。 深い音色を出すのが課題です。
Allegro non troppo ma con brio と書かれています。
Allegro = 快活に
non = no
troppo = 速い
ma = しかし
con = with
brio = 生き生きと
全部合わせると、「 快活に だけど速過ぎないで しかし 生き生きと 」。
くどいなー。( 笑 )
8分音符を遅れない様に注意されたので、週末はヴァイオリンの自主練習に励もうと
思います。
***** 「 ニヘドン、ついにカミングアウトする。」 ・ 完 ************
2009年02月20日
竹原暁子 ピアノ・リサイタル その2

「 クライスレリアーナ 作品16 ( Kreisleriana op.16 ) 」
1. ニ短調 きわめて動的に ( d-moll Åuβerst bewegt )
凄い迫力!!
隣の席で眠りこけている佐藤君の事など、もうどうでも良くなっちゃいました。
目の前の迫力の演奏に全身を耳にして聞きます。
2.変ロ長調 心をこめて、速くなく ( B-dur Sehr innig und nicht zu rasch )
しかし、まあ、好きな人に熱烈な恋文を書くだけでは飽き足らず、曲まで書いちゃうんだから、
昔の人は雅びだったねー。
シューマンがクララに送った手紙の一節 「 《 クライスレリアーナ 》と名付けました。
あなたと、あなたへの想いが中心です。 」 だってさ。 けっ!!
19世紀の人も全員がこうだった訳ではないのでしょうが・・・・・。
( ま、勝手にやってよ。)とか他人事みたいに聞いちゃってごめんなさい。
3.ト短調 たいへん興奮して ( g-moll Sehr aufgeregt )
メリハリが有る演奏で、しっかりと地面に足をつけている感じを強く受けました。
「 興奮 」 という言葉のイメージである浮き足立ったニュアンスは有りません。
4.変ロ長調 たいへんゆっくりと ( B-dur Sehr langsam )
丹念に丹念に音を積み重ねて行くような演奏にジーンと感動の波に全身が包まれました。
5.ト短調 たいへん生き生きと ( g-moll Sehr lebhaft )
厳かな感じすら受けました。 着ているドレスよりもゴージャスな雰囲気に満ちています。
演奏がゴージャスって・・・・・あやかりたいたいですよ、本当に。
6.変ロ長調 たいへんゆっくりと ( B-dur Sehr langsam )
竹原さんの弾き方は、落ち着いた安定感が有るので、安心して聴いていられます。
ここまでの演奏が出来る様になるには、一体どれだけの時間を練習につぎ込んだのだろう。
安定の背後には、物凄く弾き込んだ歴史が積み重なっているのだろうなあ・・・・・・。
楽器を習った事があるのに、人様に聞かせてあげる事が出来ない程度の己を思うと
悲しくて涙が出そうになりました。
7.ハ短調 たいへん速く ( c-moll Sehr rasch )
鍵盤の上を指がひらひら舞っています。
竹原さんの背中を見ると、腕だけではなくて、肩甲骨の付け根から動いているのが
よく分かります。
芸術だよね。 人間の身体こそ、究極の芸術だと思うよ。
何百億円も投入してロボットを開発しようとしても、まだまだ人間の身体の動きを100%
コピー出来ないのだから。
男性ピアニストの背中を見る事は出来ないから、何か今日はしみじみ、
お仕事中のピアニストの背中を見詰めちゃって、骨や筋肉の動きを観察しちゃいましたよ。
8.ト短調 速く、たわむれるように ( g-moll Schnell und spielend )
迫力。 クライスレリアーナを締めくくるにふさわしい迫力に充ちた演奏でした。
19:55 から15分間の休憩に入りました。
やや遅れて、20:15から後半のステージが始まります。
フランツ・ペーター・シューベルト ( Franz Peter SCHUBERT )
( 1797 ~ 1828 )
即興曲 変ロ長調 作品 142-3 アンダンテ
( Impromptu B-dur Op.142 ・ D953-3 Andante )
おお・・・・・ シューベルトだあ・・・・・。
二へドンってさ、自分が馴染みの有る曲って、二へドンが気に入る様に弾いてくれないと
嫌な、我がままな人なんですが、竹原さんの演奏は○です。 ○!!
即興曲 ヘ短調 作品 142-4 アレグロ スケルツァンド
( Impromptu f-moll Op.142 ・ D953-4 Allegro Scherzand )
彼女の集中力と、彼女の両手が紡ぎ出す音の織物に感嘆!!
竹原暁子というピアニストを一言で表すならば、「 音の紡ぎ手 」 ですね。
昔の女達が、自分の家で機を織るのが当たり前だった時代から連綿と続いている様な
堅実な手作業の結果。 それが彼女の音となって、ホールの空中に広がっていきます。
竹原さんは一旦退場します。
フランツ・リスト ( Franz LISZT ) ( 1811 ~ 1886 )
巡礼の年 第1年 「 スイス 」より 『 オーベルマンの谷 』
( Valee d’Obermann ~ Annees de Pelerinage Premiere annee ・ Suisse )
うひょひょひょひょ。 昼の連ドラを見ている様なドラマチックな演奏ですよ!
二へドンの妄想に火をつけちゃう危険な演奏ですわよ。
あらー、二へドンは、イケメン演奏家でなくても、妄想を膨らませる事が出来るんだわ。
緊迫した場面、ゆったりした場面・・・・・・・・
竹原さんが、まるでTV ディレクターの様に、曲を演出してくれるので、
「 昼の連ドラ 」は、もうお腹いっぱい楽しめました。
今日のプログラムの中では、この曲が1番、構成が面白かったです。
スカスカのすいかは美味しくないでしょ。
でもすいかの中がスカスカかどうかは、外から見ただけでは分からないものですよね。
叩いて確かめる人もいるけど。
二へドンが突然すいかの話題を持って来たのは、要するに
「 外見より中身が大事 」と言いたいのです。
姐御ピアニストは、中身がぎっしりと詰まっているのですよー。
充実のリサイタルでありました。
竹原暁子さん、お疲れ様でした。
次の演奏会を楽しみに待っていますから、忘れずに二へドンに声をかけてね!!
***** 「 竹原暁子 ピアノ・リサイタル その2 」 ・ 完 *********
2009年02月19日
おもちゃの国( Toyland)

Brillia ショートショート・シアターで
「 アカデミー・プログラム 」を上映しています。
アカデミー賞ノミネート特集と云う事です。
「 今年度のアカデミー賞ノミネート作品も上映、
今月発表の米国アカデミー賞と
リアルタイムにリンクしたプログラムです。」
と、ブリリア・シアターのチラシに書かれています。
新しい物好きな二へドンの心を
「 リアルタイムにリンク 」という言葉が
捉えて離しません。
早速見て来たので、ネタバレしますね。
「 おもちゃの国 」 ( Toyland )
第81回( 2009年 )アカデミー賞 短編実写部門ノミネート作品
短編実写部門の最有力候補なんですってよ。
発表は日本時間の2009年02月23日(月)です。
監督 : Jochen Alexander / Freydank
制作国 : ドイツ
制作年 : 2007年
上映時間 : 13分52秒
種別 : ドラマ
*********************************
スクリーンにはピアノの鍵盤が大写しになり、ピアノを弾く2組の手が動く。
この映像をバックにタイトル・ロールが流れる。
1942年のドイツ。
朝、6歳の息子のハインリッヒを起こしに息子の部屋に入った母のマリアンは、
ベッドにハインリッヒが居ないので、慌てて階下に駆け下りる。
アパートの下の部屋は家具や家財が散乱していた。
( 場面転換 )
マリアンとデビッドの母親が、「 練習してる? 」と部屋のドアを開ける。
その部屋では1台のピアノにハインリッヒとデビッドが並んで腰掛けピアノの練習をしている。
デビットの母はマリアンに言う。
「 デビットにはピアノを続けて欲しい。 でも明日になったら・・・・・・・。」
デビットの一家はユダヤ人なのだ。
マリアンは息子のハインリッヒには本当の事が言えない。
そこでマリアンは、ハインリッヒに、「 デビットはおもちゃの国へ行く。」と嘘をつく。
( 場面転換 )
ハインリッヒがアパートの螺旋階段を上がって行くと、デビッドの父親が階段に
座り込んでいる。
デビッドの父親はハインリッヒに言う。
「 誰にも言うなよ。 道を歩いていたら、サイに会った。 」
「 サイ!? 本物のサイ? 」
「 ああ。 」
「 なら、ボクも秘密を教えてあげるよ。
僕は明日、デビッドと一緒におもちゃの国へ行くんだ。」
( 場面転換 )
夕食を作るマリアンに、ハインリッヒはおもちゃの国へ行きたいと食い下がる。
当然母親は駄目だと言う。
「 ぬいぐるみのお化けが出るわよ。」と脅す。
( この時、マリアンの台詞に、「 テディベア 」と云う言葉が出て来るのです。
ドイツ語でもテディベアって言うんだ! ちょっとビックリでした。 )
( 場面転換 )
夜、ハインリッヒは自室の窓を開け、懐中電灯を点滅させて合図を送る。
デビットが窓を開けて顔を出す。
ハインリッヒは、母親に黙って、一緒に出かける決意をデビッドに伝える。
( 場面転換 )
ここで、この映画の最初の場面に繋がる。
ハインリッヒがいなくなった事に気付き、パニックに陥ったマリアンは、外に飛び出す。
しばらく行くと、ハインリッヒのテディベアが道路に落ちていた。
警官に訴えても相手にしてもらえない。
軍のビルに行くが、逆にマリアンがユダヤ人だと疑われてしまう。
マリアンはアーリア人証明書を見せて、事情を説明する。
マリアンと軍人達は鉄道駅にやって来る。
列車の中を捜す為だ。
デビッドの一家の性シルベスタインという名前を告げると、軍人達が名簿で調べる。
( 場面転換 )
ハインリッヒは小さなトランクに荷物を詰め、デビット一家が乗り込んだ軍用ジープに
追いすがる。 荷台の後ろから小さな身体を飛びつかせるハインリッヒの姿。
( 場面転換 )
名簿から、デビット一家は3号車に乗っている事が分かった。
窓の無い貨物車の閂( かんぬき )を開けると、中にはギューギュー詰めに人々が立っていた。
「 ハインリッヒ! 」 マリアンが叫ぶが返事は返って来ない。
「 ハインリッヒ! 」 返事は無いし、誰も出て来ない。
( 場面転換 )
ジープの後ろに取りすがったハインリッヒっだったが、押し飛ばされて背中から道路に
転がってしまう。 ふー、やれやれ。
さっきのシーンだと、てっきりハインリッヒはジープに乗って一緒に行ってしまったと
思い込んじゃうんだよね。
良かった。 ハインリッヒはジープには乗せてもらえなかったんだね。
( じゃあ、どこへ行ったの? )
( 場面転換 )
マリアンが「 ハインリッヒ!」と何度も呼ぶと、カメラは6歳位の男の子の背中を映す。
男の子は母親にしがみついていて振り向かない。
「 ハインリッヒ! 」 マリアンが必死に呼ぶと、男の子はゆっくりと顔をマリアンに向ける。
その男の子は黄色い星をコートに縫いつけたデビットだった。
マリアンは無言でデビッドを見詰める。
デビットも無言でマリアンを見詰める。
「 ハインリッヒ!」 マリアンは、ハインリッヒの名を呼びながら右手をデビッドに伸ばす。
ナチスの軍人がデビッドを抱きかかえる。
それは一瞬、デビッドが列車から降りるのを妨害する仕種に見えたが、
「 手を貸しましょう。 」とデビットを列車から下ろし、マリアンに渡す。
マリアンとデビッドの両親は無言で見詰め合う。
( 場面転換 )
マリアンのアパートの部屋にデビッドが立っている。
画面右端にはハインリッヒの顔も見える!!
2人共無事にマリアンの家に戻ったんだ!!
「 一緒に練習しよう。」
ハインリッヒとデビッドは2人でピアノに向かう。
鍵盤を押さえる2組の手は、いつしか大人の手に変わっている。
ピアノの上には両親の写真が4枚飾られている。
ENDE
**********************************
物凄く余韻が残る短編映画です。
こういう風に「 戦争 」 と 「 音楽 」をセットで持って来られると、泣きだね。
ある意味、ずるいよね。 音楽が好きでコンサート会場に足を運ぶ人が
この作品を見たら、もう泣くしかないじゃないですか!!
貨物列車に乗せられた人々が、一言も口を利かない場面は、
見ていて胸がおしつぶされました。
大袈裟に悲しみをアピールする訳でもなく、無気力にも見える顔・顔・顔・・・・・・。
もし自分が、収容所に連行される貨物車の中の人間の演技をしろと言われたら
どういう顔をしたら良いのか全く分からないですよ。
ハインリッヒとデビッドは、大人になって演奏家になったのでしょうか?
少なくとも大人になっても、趣味であれ仕事であれ、ピアノを弾くのが分かって
ホッとしました。
ユーロスペースで上映していた「 帝國オーケストラ 」とダブるんですよ。
「 帝國オーケストラ 」を見た後で、この短編の「 おもちゃの国 」を見て欲しい。
2つの映画に共通しているのは、苦難の中で
じっと耐える人々の姿と、音楽を続ける姿勢です。
音楽があるからこそ、辛い事にも耐えられると言うべきか。
生半可な気持ちで音楽を聞いてはいかん・・・・と言う事なのか・・・・・・・。
今度、「 帝國オーケストラ 」はシネマ・ジャック&ベティにも回って来ますし、
DVDも発売されますし、是非皆さんに見てもらいたいです。
「 おもちゃの国 」も恐らくアカデミー賞を取るだろうから、
もしかしたら、どこかで作品を鑑賞する機会に恵まれるかもしれません。
2本をセットで見て下さい。
「 音楽 」について、今一度考えてみたくなっちゃいますよ。
その意味ではプロの演奏家の人々にも見てもらいたいですね。
***** 「 おもちゃの国( Toyland) 」 ・ 完 *************
2009年02月19日
夢・インドシリーズ

写真は横浜・関内のインド料理店「 MOHAN 」の階段の踊り場にあるディスプレイです。
今日は MOHAN の話題は無いのですが、インド繋がりで写真を使ってみました。
ニヘドンは、ユニークな脳の使い方をしています。
1年以上前のコンサートの様子を突然レポに書いたりするので、よく人から驚かれます。
「 よく覚えてるよね!」
はい。実はニヘドンは、ブログに書くまでは脳のメモリー機能が作動するのです。
一旦ブログに書くと、脳からデータが自動的に消去されます。
そういう便利な脳なんです。
ところが1つ困った事は、ブログに書いた時点で記憶が消去されるので、時々、自分がブログに書いたかどうかを忘れていると云う事態に遭遇し、うろたえます。
命綱は、ニヘドンの取材ノートです。
別名で鬼の閻魔帳とも云う様です。
誰かのコメントなどは、なるべく当人が言った通りの文言で再現したいと思っていますのでメモを取ります。
コンサートの合間に為されるインタビュー等は、せこせこメモを取った賜物なんです。
ブログに書き終わると、ノートのメモに横線を引いて消します。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンと同じ方式ですね。
ですから、ノートに横線が引かれているかどうかを見れば、ニヘドンがブログに書いたかどうか分かると言う訳です。
ところが、ところが!
世の中上手く行かないものでして…。
全部のブログ・ネタをノートに書いている訳では無いのであります。
ノートに書いていない事は、果たしてニヘドンがもうブログで書いたかどうか、調べようが無いのです。
自分のブログを検索しろって!?
だって1,000 以上の記事を書いてしまっておるのですよ。
探している時間が無いのです!
前置きが長くなりました。
で、今日は二へドンが見た夢の話を書こうと思いました。
以前、「 ドンドン日記 」に書いた気もするのです。
でも、ダブっても良いのでここに書こうと思います。
どこかで同じような記事を発見した事はご一報下さいませ。
二へドンは同じ夢を繰り返し繰り返し見る事があります。
1日に何度も見るのではなく、全然違う日に同じ夢を見るのです。
その1つが、このインドシリーズです。
どの様な夢なのかお話しましょう。
二へドンの息子ちゃんがお年頃になり、結婚話が決まりました。
お相手の女性はインドのマハラジャの娘なんです!!
結婚のご挨拶に二へドン一家はインドのご両親の宮殿に行きました。
するとお父さん、つまりマハラジャが事の他ご機嫌が良く、こう言いました。
「 日本のお母さんも度々インドに来る事になるでしょうから、
自由に使えるお家を、結婚の記念にプレゼントしましょう。 」
女中部屋だって、無料でもらえたら嬉しいと思ってしまう二へドンなのでありますが、
お義父さんがくれたのは、湖の上に浮かぶ湖上宮殿!!
「 キャー!! キャー!!こういう所で眠るのが二へドンの夢だったのよー!!
キャー!! キャー!! 」
夢の中だけど、ものすごく幸福を味わいました。
どんな種類の夢を見るかは、自分の意志ではなかなか自由にならないでしょう?
こんな幸福な夢を見られる自分はつくづく幸福だと思うよ。
本当に幸福! これを日を置いて何度も見たんだよ。 正夢になるのかな?
もう1つあるんですよ。 やはりインド絡みで。
ある夜、映画「 マジックアワー 」のセットみたいな街中を歩いていました。
滲んだランプの光に淡く照らされるレンガ造りの建物の街並みを彷徨っている二へドンです。
ふと、ある建物の前に立て看板が出ていました。
「 アーユルヴェーダ トライアル ¥2100.- 」
二へドンがOLをしていた頃、アーユルヴェーダはなかなかに流行したのでありますよ。
でも当時は、今ほどエステ店が街中に氾濫していなかったので、
1つの店の施術料は、独身OLにもそう易々と払える代物ではありませんでした。
なのに ¥2,100.-!!
あ、因みにアーユルヴェーダとは、南インドのヒーリングの1種で
頭にオイルを垂らして行なうらしいです。
二へドンも今までの人生の中で1度も経験した事の無い分野なのですよ。
早速お店の中に入ってみました。
サリーを着たインド人女性が出て来ました。
早速豪華なソファーに座らせられ、施術のメニューブックを渡されました。
メニューブックはぶ厚く、様々なコースが載っていました。
二へドンは、一応メニューでも確かめてみようと1ページずつめくって、
「 2,100円のトライアル・メニュー 」の文字を探しました。
ありません。
もう1度最初からめくってみました。 ありません。 ええ”-!?
他のメニューは、皆¥150,000.-とか法外な値段なんです。
二へドンは額から冷や汗が伝ってくるのを感じながら、ひたすらにメニューをめくります。
応対に出ていた女性スタッフも痺れを切らしたようです。
「 ドレニ ナサイマスカ ? 」と微妙に違うイントネーションで訊いてきます。
「 ちょ・・・・・・ちょ・・・・・ちょっと待ってもらっていいですかー?」
上ずりながら返事をし、手は休み無くメニューブックをめくり続けるのです。
この夢はエンドレスです。
朝、起きるまでずっとページをめくり続けるのです。
面白いでしょう? 夢は記憶の整理だと研究者達は言いますよね。
記憶に無い事は夢には見ない?
だったら、二へドンが何故インド絡みの夢を見るの? おかしくないですか?
二へドンがインドに行ったのはもう20年も前の事だし、
インドのイケメン俳優に恋をしている訳でもないし・・・・・・。
何故にインド絡みの夢を何回も見るのでしょうか?
湖上宮殿の件はまだ正夢にはなっていません。
だって、まだ息子ちゃんが結婚できる年齢になっていないからね。
でもね、アーユルヴェーダの方は、正夢になりそうですよ。
エンドレスでページをめくるのは勘弁して欲しいけれど、
アーユルヴェーダの体験は実現化します!!
千葉県に印西と云う場所が有ります。
二へドンは読み方に自信が無くて、千葉県在住の試写会の女王様に訊いてしまいましたもの。
「 いんぜい 」と読むのだそうです。
印西の住民達は皆、物書きで、花の印税生活を送っているのでしょうか!?
その印西に、北総線という鉄道が走っています。
二へドンはまだこの電車に乗った事が無いので、乗ったらレポを書こうと思っています。
試写会の女王様の話では、北総線の運賃は日本一値段が高いらしいです。
今朝、執事のセバスチャンに、北総線はどこの駅で接続しているのか尋ねてみました。
京急線だと云う事が分かりました。
よしよし。 それでは品川駅で、北総線直通の列車に乗る事にしますよ。
この北総線に、「 印西西牧の原 」と云う駅があり、徒歩3分の所に
「 ヒーリングヴィラ印西 」というスパ施設が有ります。
そこに!! 「 カイラリジャパン 」という新しくオープンする場所が有るのです。
アーユルヴェーダを体験出来る施設です。
二へドンはまだ1度も行った事がないので、今の段階では、「 ~ らしい。 」と云う事しか
言えないのですが、来週の水曜日にここの予約を取りました!!
だから来週の水曜日が来るのが楽しみなんですよ!!
体験をしたら、また「 ドンドン日記 」に詳しく書きますので、是非読んで下さいね!!
何と、今「 カイラリジャパン 」はプレ・オープン中で、
2009年02月19日~28日まで、トライアルコースが試せるのですよ!!
4つのコースが有って、二へドンが試すのは
シローダーラ & アビアンガム “ ティチ ” と云うコースです。
90分で、アーユルヴェディック・オイル・ケア、 ヘッドマッサージ、遠赤外線マット ダーラ
が体験出来るそうです。
トライアル期間は、¥16,000.-が ¥11,200.-になるのです!!
5,000円近く値引きしてくれるのだったら、いくら北総線の料金が日本一高かろうと、
行って帰って来られますよ。
しかもね、施術はビルの中の個室じゃなくて、コテージになってるらしいの。
タイやバリのリゾート・アイランドまでわざわざ行かなくても、そんな
アジアン・リゾート気分を味わえちゃうんですよ。
カップルでコテージでヒーリング・マッサージを受ける事も出来るんですって。
今回は( 永久に!?) 二へドンは1人で寂しく行って来ますが、
すっごい楽しみなんです!!
まさか夢に見たアーユルヴェーダを本当に体験する事になるとはね・・・・・・。
もしかしたら、カイラリジャパンで、インドから来ているマハラジャ関係の紳士と出会い、
子供達を結婚させようという話になるのかも!?
夢はいいなあ。 料金無料で見られるからねえ。
***** 「 夢・インドシリーズ 」 ・ 完 *****************
2009年02月19日
オルフェオとエウリディーチェ

いやいや、参りました!
ニヘドンは今年は
MET ライブ・ビューイング 2008-2009
( 米国のメトロポリタン歌劇場のオペラの映像を映画館で上映するもの )と、
UK opera@cinema ( 英国のオペラ- グラインドボーン音楽祭 と ロイヤル・オペラ・ハウスの舞台作品の映像を映画館で上映するもの ) を全作品欠かさず見ております。
見る度に、「 うおおお!
この作品が今年のNo.1オペラはこれだぁぁあ!! 」
と大感激するのです。
今回 「 オルフェオとエウリディーチェ 」を見る前は、
「 そう毎回毎回感激するはずが無いから、もういい加減、普通の作品でしょう。」と思っていました。
いや、思おうとしていたのかもしれません。
だって毎回毎回感激していたのでは、ニヘドンの心が保ちませんって!
Posted by ニヘドン at
01:29
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