2008年11月25日

カイザー・チーフス 赤坂BLITZ LIVE・レポ

2008年11月25日(火)

写真は、ライブの最中に観客の中に飛び込み、柵の上に上って熱唱するヴォーカルのリッキー。

KAISER CHIEFS ライブ
日時 : 2008年11月25日(火)
開場 18:00 開演 19:00
会場 : 赤坂BLITZ ( ブリッツ )
料金 : 前売り 6,000円 当日 6,500円
出演 : KAISER CHIEFS ( カイザー・チーフス )
       リッキー・ウィルソン 
       ( Ricky Wilson ) / ヴォーカル
       アンドリュー・ホワイト
       ( Andrew White ) / ギター
       サイモン・リックス  
       ( Simon Rix ) / ベース
       ニック・“ ピーナッツ ”・べインズ
       ( “ Peanut ” ) / キーボード
       ニック・ホジソン 
       ( Nick Hodgson ) / ドラム、 ヴォーカル

演目 :  Spanish Metal
   Never Miss A Beat
   Everything Is Average Nowadays
   Everyday I Love You Less And Less
  Heat Dies Down
  Na Na Na Na Naa
  Half The Truth
  Good Days Bad Days
   Ruby
   Caroline, Yes
  Modern Way
  You Want History
  Take My Temperature
   The Angry Mob

アンコール :
   God Bless America
   I Predict A Riot
   Can't Say What I Mean
   Oh My God

* * * * * * * * * ************************

会場の赤坂BLITZに到着したのが開演時間の19:00 ギリギリだったので、焦って受付に向かいます。
ドリンク代500円を払いドリンクチケットを受け取りました。
二へドンの気持ちは、早くライブフロアに入りたいという気持ちだったが、
他の人々は、悠然とドリンクカウンター辺りを闊歩しています。
うわ! イギリスのお客さんが大勢いますよ!
ここでも、自分がどこの国にいるのか分からなくなって来ました。
もしかして、ここって、租界!?

まずはコインロッカーを探し、コートを格納(!)します。 300円でした。
あまりの混み方に、ロッカーの空きがあるのか危惧しましたが、ずっと長いロッカーの列を奥に奥に進んで行くと、大丈夫。
まだまだ空いているロッカーは存在します。

身軽になった所で、ドリンクカウンターに行きます。
二へドンが、ライブハウスでいつも不満に思う事。
ソフトドリンクが有るのに、ホットコーヒーが無い事なんです。
二へドンはカフェインが切れると、身体が震えてしまう人なので、ホント、ライブハウスでホット・コーヒーを飲みたいのですよ。
ホット・コーヒーを淹れるのが面倒くさいのであれば、近所のコーヒー屋さんから、ポット・デリバリーを頼めば良いと思うのですよ。 どうせ1ドリンク、500円取るのだから、4杯売れたら元が取れると思うんですけど・・・・・・。

ところが、ところが!! さすが赤坂BLITZ ですよ!! ホットコーヒーが有りますよ!!
しかも!! なかなかに美味しいコーヒーだったんですっ!!
ホット・コーヒーを片手にスタンディングでライブって・・・・あんまり似合わないけど。

フロアに入ると、超満員です。 イギリス人の多い事。 多い事。
二へドンの前も左隣も右隣も、皆、イギリス人のグループでした。
もうすごい熱気です。 ホット・コーヒーを飲んでいるだけで、汗ばむ程、会場内はヒート・アップしています。
会場内には、カイザー・チーフの曲がずっと流されています。

19:15にギターの音がバリバリと大音響で鳴り響きました。
会場内のあちこちで歓声が上がります。
ステージもフロアも明かりが落ち、会場内は真っ暗になりました。
もう観客達は叫んじゃって叫んじゃって、演奏が始まる前から、このテンションで大丈夫なのか?
暗闇の時間はかなり長く感じられました。
1分以上有ったでしょうかね?

パッとステージに明かりが点くと、しばらくして、ステージ下手(しもて)からメンバー達が登場しました。
ピー! ピー! オオー!! ドワー!! はいはい、分かりました。 分かりました。
会場は最早コントロール不能じゃわい。
おばさんは、もう何も言わんわい。 お好きな様に盛り上がって下さいなー。

何と! 期待していた、カイザー・チーフスのブリティッシュトラッドファッションはお預けでした。
ヴォーカルのリッキーのこの日のファッションは、黒いポロシャツに、ブルージーンズというラフなスタイル。
前日のカラオケ・バトルでは、リッキーは白いTシャツに黒いベストという、最近のステージでよく見られるスタイルでした。
これからは、暫くは、リッキーはポロシャツ&ジーンズのというスタイルでライブをするのでしょうかね?

1曲目は、今、二へドンが家でPCをやる時のBGMになっているカイザー・チーフスの3枚目のアルバム “ Off with Their Heads ” より “ Spanish Metal ” 。
イントロが如何にもロックっぽくてカッコイイ~♪んだけど、リッキーが歌うメロディーがメロウな感じ。で、そのままメロウに流れていくのかと思うと、合い間、合い間にギターがバリバリのサウンドでハードさを加味してくれて、二へドンのお気に入りの曲です。
リッキーが歌い出すと、いきなりフロアが揺れ始めました。 
はひー。 このまま最後まで揺れ続けると、今日の午前中、点滴していた位の体力の二へドンは酔ってしまうかもしれません。
二へドンは、ちょっと今日の自分の体力に100%の自信が無かったので、かぶりつきの先頭には行かず、中央の下手(しもて)側に立っていました。 噂に聞いていた通り、リッキーのステージ・パフォーマンスは凄いです。
リッキーがステージに現れて最初にした事は何だと思います?
左手でマイクスタンドの足元を持って、真っ直ぐ上に持ち上げたんですよ。
その後、ライブの最後までに、リッキーは10回以上マイクスタンドを持ち上げました。 振り回したりね。
凄い筋肉トレーニングになるだろうなあ・・・・・・。 あのスタンドの重さはどの位なんだろう? 1㌔のダンベルとどちらが筋トレに利くかな?
リッキーは、マイクスタンド・パフォーマンスだけではなく、ステージの上をキュキュキュキュ。。。。。キュキュキュキュ。。動き回り
ます。 これには二へドン困りました。 だって、二へドンの身長は154センチ。 日本人の群れの中に入っても、前は見難いんです。 なのに、今日は、やけにイギリス人の観客がいて、彼らが180センチの壁を随所に作っているのです。 最初に、リッキーの姿が見える「 谷間 」を見つけて、「 よし! これで見れる! 」と思ったら、リッキーが移動する度に見えなくなってしまうのですよ。 リッキーが動く度に、二へドンも首を移動し、新たな「 谷間 」を探す。 ・・・・・・ そんな連続でした。
リッキーが身軽にステージ上を移動して回る様子は、 「義経の八艘渡り」みたいですよ。 お見事!!

2曲目は、3枚目のアルバムの2曲目に入っている “ Never Miss A Beat ”。
これはね、中学生にも分かる簡単な歌詞のフレーズが多いので、中学生・高校生の英語の教材に、いつか使ってやろうと、二へドンは密かに考えているのです。( 因みに二へドンの本職は英会話講師。) 授業中に、この歌詞のフレーズで答えられたら
困るんだけれどもね。 “ I learn nothing. ” とか “ I did nothing. " とか連発された日にはね・・・・・。
( 補記 : この記事を書いた後、高校生の女の子にCDを聞かせたら、この曲の歌詞にゲラゲラ笑ってウケておりました。)

ライブの合間に、メンバーによるMCはほとんど有りませんでした。次々に曲が進行していく、本当に歌を沢山聞かせるスタイルでした。最初にリッキーが喋ったのは、“ Tokyo! We are the Kaiser Chiefs! ” 。 もうこれだけで観客は大きくどよめきますから。 カイザー・チーフスのテンションも高かったですけれど、観客のテンションも凄いんですよ。

3曲目の“ Everything Is Average Nowadays  ” は、二へドンは初めて聞いた曲です。
これは、輸入版のシングルに入っている曲ですか?
でも、知っていようが知っていまいが、もう1曲目から会場は興奮の坩堝になってしまっていますから、ノリノリなんですよ。
二へドンの右隣には、イギリス人の20代のサラリーマン3人組が壁を作っています。
2人は、上着を脱いで白いYシャツ姿ですが、1人はスーツ・ジャケットを着たままライブですよ。
3人共、片手にプラカップに入ったビールを持っています。
Yシャツの1人が、3曲目に入って、思い切りジャンプをしました。
バシャリ!!

うぷぷぷぷ。 ビールの固まりが、彼の胸元に突撃です。
「 あ~あ。 」
彼は一瞬硬直し、自分の胸元を見詰めます。
やおら、プラカップに残ったビールを、仰向いてググっと飲み干しました。
( うぷぷ。今更飲んでも遅いって・・・・・・・。 ) 二へドンは冷たく心の中で思った。
( イギリス人って、結構お茶目ちゃんだよなあ・・・・・・。)

イギリスの人と、馴染みの無い方は、すぐに 「 英国紳士 」みたいなイメージを持つかもしれませんが、なかなかどうして、愛すべき人物達ばかりですよ。
六本木ヒルズ・ マド・ラウンジで過ごした7時間のパーティや、今回のロック・ライブで、彼らの様子を観察してみて、つくづくそう感じました。 本当の国際理解をしようと思ったら、同じ場所で同じ空間を共有する事、これにつきると再認識しました。






同じカテゴリー(コンサート)の記事画像
横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
第153回 オルガン・1ドルコンサート
同じカテゴリー(コンサート)の記事
 横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会 (2011-12-12 19:51)
 ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場 (2011-10-17 15:27)
 はじめてのクラシック 2011年 東京公演 (2011-08-15 18:28)
 第7回 イマジン七夕コンサート 2011 (2011-07-08 16:29)
 第272回 神奈川フィル定期演奏会 (2011-05-28 17:22)
 第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目 (2011-05-21 20:46)

Posted by ニヘドン at 22:50│Comments(2)コンサート
この記事へのコメント
はじめまして!こんにちは!!
私も赤坂のKaiser Chiefsのライブ行きました!!すごく楽しかったですよね♪
よかったらもっとお話したいので、私のBlogにでも遊びに来て見てください。

あ、ちなみに私もショパンとか好きです★

でわ、また来ますね!
Posted by YUNAMI at 2008年12月08日 17:39
> YUNAMI 様。

   初めまして! コメントありがとうございます!!
   おお! カイザー・チーフスのライブに行かれてたのですね!
   本当に、ノリノリのライブでしたよね。 
   あのライブを思い出す度に、目がウルウルしちゃいますよ。

   ライブ、最高っすううううう!!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2008年12月08日 20:20
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。