2009年02月07日

イ・無理ッチ合奏団  Ensemble Concert

うは。終わったなあ。今日のヴァイオリン演奏会。

では、本日の流れを書き綴って行きましょう。
11:06 に自宅近くのバス停から横浜駅へ向かうバスに乗りました。
バスは超混みで、ヴァイオリンケースを置く場所も無く、自分の顔の前に抱えていました。
お陰でブログ記事の打ち込みをする事が出来ませんでした。
(-o-;)

貴重な30分の時間を…。

横浜駅に着いたら早速ご飯です。
今日は La Pausa で「 本日のパスタ・ランチ 」を食べました。
今日のパスタは、スモークチキンとオニオンのスパゲティです。
La Pausa のスパゲティは細い麺でアルデンテで、値段の割に凄く茹で方の上手い店で気に入っています。

パスタ1皿とドリンク付きで 600円ですよ!
パスタを食べ終わった後、思わずデザートも追加注文してしまいました。
デザートは残念ながらランチ価格の設定ではなく、399円でしたが、ランチセット 600円と足しても 1,000円で済んじゃいました。
嬉しい。
こう云う庶民の味方の店は大事にしたいですよ。
ランチタイムで混む時間帯なのに、ニヘドン1人に、4人掛けのテーブルに案内してくれました。
ヴァイオリンの泰次郎君の安置場所が確保出来るのは大変嬉しいです。
感謝です!

さて、集合時間は13:10 でしたが12:40には会場のYAMAHAに到着しました。
でも10周年選手のお姉様2人が早くも来ていました。
流石に皆さん、心がけが違いますねえ。
会場の隣の部屋を控え室に使えるようになったので、
早速中に入り、二へドンは練習を始めました。

先生に調弦をして頂き、13:10に本番を演る会場で「 春 」第2楽章のリハーサルです。
第2楽章の第2ヴァイオリンの楽譜は、最初から最後まで( 84小節 ~ 122小節 )
全部 pp ( ピアニッシモ )で弾きます。
が、少し色をつける為に、微妙に < ( クレシェンド = 段々強く )する所や、
dim. ( ディミヌエンド = 段々弱く ) する所を先生が指示を出してくれました。

合同練習の時に指定されたプルトに若干変更が有り、二へドンのお隣は
敏腕マネージャーから、幹事長補佐役になりました。
いつも練習の時は譜面を1人で独占しているので、問題は無いのですが、
本番で2人で譜面台を共有するのって、かなり楽譜が見難いのです。
二へドンはもしかしたら、眼鏡が必要なのかもしれません。
譜面が見難いせいか、はたまた二へドンの練習不足のせいか、
後半のポジション移動が訳分からなくなり、ミス連発です。ふにゅ~ん・・・・・・・。

13:50にチェロ精鋭部隊4名と石黒先生が合流しました。
チェロの支度が終わったら14:00から第3楽章のリハーサルです。
チェンバロ担当の穂積先生も加わって下さり、いつもヴァイオリンだけの
アンサンブルが多いので、それに比べると感動のアンサンブルになりました。
チェロとチェンバロが加わると、CDで聴くのと同じ様に聞こえます。

第2楽章は、全部pp で弾かなければならず、これがとても難しいのですね。
10人のヴァイオリンの音を合わせると、かなり大きい音になってしまいますので、
10人分まとめてもピアニッシモになるように弾かなければならないのです。
「 人数多過ぎだよ。 」
「 誰か1人でやれよ。」
「 ミュート無しで全部ピアニッシモって、どんだけなんですかね?」
「 ミュートつけちゃえば?」
控え室では皆、第2楽章の事をボロくそに言っておりました。( 笑 )
先生から、第2楽章の「 もやもや 」は、木の葉がカサコソ云う音なのだと
説明を受け、それ以後は木の葉になった気持ちで弾くようにしましたが、
森の中の日の当たらない湿った葉っぱの黴臭いようなイメージになってしまったりして。

その後の第3楽章ですから、第3楽章は好きでしたね。
やっと、はっちゃける事が出来たみたいで。
f ( フォルテ )を出してもいいんですよ!!♪
でも二へドンったら、170小節のソロが終わって「 ソソソ ソソソ ソソソ ソソソ・・・」
の入りを思いっきりしくじりました。
二へドンはこの箇所大好きなんですよ。
弾いていてトランス出来ると言うか・・・・・・。
入りさえ間違えなければね。

第3楽章の練習の後、先生がなかなか策士な所を見せたのですよ。
10周年の人々を、「合わせの練習を控え室でやって」と言葉巧みに連れ出したのです。
10周年の人々がいなくなったので、私達は サプライズの
「 トランペット・ボランタリー 」の練習を心置きなく練習する事が出来ました。
「 春 」の演奏後、先生から10周年選手達に賞状と記念品の授与が予定されています。
その時にサプライズで後輩達から音楽のプレゼントをしようと言う訳です。
10周年選手のメンバーが1人でもいる前では練習が出来なかったのです。
バレてしまったら、サプライズになりませんからね。

このサプライズにはチェロ軍団も一緒に参加してくれます。
初めてチェロと、この曲を合わせましたが、なかなか良かったと思います。
石黒先生も演奏に参加して下さるので、最初の音頭取りと、終わる時の合図を
石黒先生が指示してくれます。
賞状授与にどれだけ時間がかかるか分からないので、
24小節の部分を延々とリピートする手筈になっています。
「 トランペット・ボランタリー 」の練習はサクサク進みました。

10分程休憩時間が取れました。 二へドンはコーヒー・マシンに走りました。
うう・・・・・カフェインが切れた・・・・・・。 ぶるぶるぶるぶる・・・・・・・。
何と、10年選手からチョコレートの差し入れが有るという事で、
早速1つ頂きました。 ありがとうございました!!
チョコとコーヒー。 二へドンのエネルギーの源ですねー。

14:45 から、全員が集まって、通し練習をしました。
第1楽章の間は、第2・第3楽章チームは、観客席側に座ります。
今日、第1楽章を聞くのは、これが最初です。
「 コンマ, す 」氏と、石黒先生が笑いまくっているのが印象的でした。
第1楽章が終わると、第1楽章チームと第2・第3楽章チームが座席を入れ替わります。
お辞儀をするだの、しないだのと、細かい指示が出されました。
ベテランチームの人々は、第1~第3楽章まで、通しで弾きます。

入れ替わり、第1楽章グループが観客席に。
二へドン達第2・第3楽章グループがプルトに入ります。
二へドンは1つ分かった事がありました。
「 駄目だ。 二へドンは全然練習が足りてない!!」

二へドン達の演奏を聴いていた第1楽章グループの人たちから言われました。
「 第2楽章、苦しそうに弾いていたねえ。」
ははははは・・・・・・・。 「 春 」なのに、苦しそう・・・・・・・・。
「 僕達も、第1楽章は小川のせせらぎなのに、濁流になっちゃってるんだよねえ。」
さすが、「 イ! 無理ッチ合奏団 」は、ヴィヴァルディの解釈が違います。

第1楽章 春が来た。
      小鳥達は、おどおどと目礼を交わし。
      小川は先生の注意にも関わらず濁流のまま流れゆく。
      空が一転掻き曇ったかとみるうちに、早、雷様のご到来!
      でも雷様は言っている。
      もっと練習を積めば、再び小鳥達がやって来て、
      心地よい歌を聞かせてくれると。
第2楽章 花は黴臭く匂い、木の葉が苦しそうにうめく野辺に、
       羊飼いは冷や汗をかきながら真昼の悪夢にうなされる。
       忠実な番犬をかたわらに。
       ( おい、どこで犬が吠えたんだ? )
第3楽章 やけのやんぱちの野辺の調べに合わせ、
      10周年選手達と、万年初心者達が踊り狂う。
      演奏会の後の打ち上げをこよなく待ちつつ。

おお・・・・・素晴らしいね。 
ヴィヴァルディの新解釈。 ← 嘘ー! 嘘ー! うぷぷぷぷぷ・・・・・・。

通し練習の後、第1楽章グループだけのリハーサルになったので、
二へドンはもう速攻で控え室に入って、練習しましたよ。
今更やって、間に合うのか?って感じなんですけど、
もう藁にもすがる気持ちでしたよ。
( 「藁しべ」さんにはすがりたくないけれど・・・・・。 爆!)

15:45 に開場時間になりました。
リハーサルの時より、若干観客席の椅子の数が増えていたので、
びっくりしました。
お客さんなんて、いるの?
あ、いた・・・・・・・・。 2名いらっしゃいました。
その内、また1人来て、また1人来て・・・・・・。
今年のお客様はトータル4名でございました。

荒井先生の始めの挨拶からスタートしましたが、録音し損ねて、
再度荒井先生に挨拶をやり直してもらいました。
演奏の方は、テンポの番狂わせもなく、大きなハプニングも無く
恙無く( つつがなく )進行して行きました。

ハプニングが有ったのは、この後ですね。
いよいよ、10周年選手達に賞状授与をする時間になりました。
リハーサルの時には、10年選手達が立ち上がった後の席に
観客席にいた第1楽章グループの人々が移って、皆で
「 トランペット・ボランタリー 」を演奏する段取りになっていたのです。
ところが、二へドンの席からは、事情が見えずに訳が分からなかったのですが、
第1楽章グループの皆が移動して来たものの、ずっと立って椅子に座らないのです。
「 ちょっとー、何やってるのよー。 もう賞状授与始まっちゃってるよー。」
弾き始めの合図を出す石黒先生も立ち上がって、
最初から椅子に座っている人々は早く弾きたくてうずうずしていました。
やっとの事で、見切り発車的に演奏がスタートしました。

一体何が起こったと思います?
リハーサルの時には、10年選手達を控え室に誘い出して、
10年選手達不在で行なったので全く気が付かなかったのですが、
本番の時、10年選手達は賞状を受け取る為に、ヴァイオリンを椅子の上に置いて
行ってしまったので、第1楽章グループの人たちが座れなくなっていたのです!!
あっちゃー。
そういう事も、事前に想定しておかなければならないのですね。
同じ様な企画を持っている方は、こういう所にも注意しておいて下さいね。

演奏会終了後、ヤマハのビルの隣の 「 月 」という素敵なお店で打ち上げをしました。
盛り上がった事は言うまでもありません。

二次会は、横断歩道を渡ったビルにあるカラオケ店に行きました。
そこで、「 コンマ,す 」 氏と、「 女王 」様の2人に再度ソロ・パートを弾いてもらったのですが、
余りの美しい響きに、その他の人々は愕然としてしまいました。
この2人は、こんなに綺麗な音を出していたんだ。
じゃあ・・・・・・じゃあ・・・・・・ヴィヴァルディを新解釈で弾いてしまったのは、
万年初心者軍団だったんだ・・・・・!!!!!!
万年初心者軍団が、上手な方々の足を引っ張って、転ばせてしまったんだ!!

「 最初から、10年選手達だけで、弾けば良かったんだよ・・・・・・・。 」
空しい心持ちを抱えて家に帰り、憤然と練習した二へドン。
エンジンかけるの、遅かったかしら?

10年選手の皆さん、足を引っ張ってしまって本当に申し訳ございませんでした。
でも、皆さんのお陰で、こんなに早ヴィヴァルディに挑戦する機会を頂けて、
感謝しています。
次の皆さんの15周年の時には、もうちょっとマシなお手伝いが出来る様に
頑張って練習します!!
またよろしくお願い致します。

最後になりましたが、改めて
「 10年選手の皆さん、おめでとうございます!!
  先生も、ヤマハで教え始めて10周年なんですよね。 おめでとうございます。
  また今後共、どうぞよろしくお願い致します。 」

***** 「 イ・無理ッチ合奏団  Ensemble Concert 」 ・ 完 *********


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この記事へのコメント
ニヘドンさま

うわぁ、すごい! 演奏会に出場されたのですね!!!
満足感ありました?

「大人の教室」でも演奏会のプログラムを組んでいただける
のですね! 私も前々からやってみたい楽器があるので
この記事を読んで本気でレッスンを受けにいこうかと考えています。
Posted by 遅咲きの花 at 2009年02月09日 09:54
名前入れましたっけ?今のコメントは私です。
Posted by 遅咲きの花 at 2009年02月09日 09:56
> 遅咲きの花様。

   はい。 僭越ながら、10年選手達の足を引っ張って来ました。
   石田様がステージで弾くのと同じ曲を、
   下手でも弾けるというのに、心がジーンとしてしまって。

   二へドンと石田様は、ヴァイオリンで繋がっていられるんだ
   って、勝手に思い込んでいます。

   遅咲きの花さんも、是非是非、楽器を始めてみて下さい。
   大人になってからだって、充分出来る様になりますよ!!
   遅咲きの花さんも楽器を始めたら、
   是非一緒にアンサンブルして下さいねー!!

> 遅咲きの花様。

   はいはい。 ちゃんとお名前入ってましたよー。
   コメント承認制だと、すぐに確認出来ないのが難点ですね。
   申し訳無いです。
   承認制は二へドンは好きではないのですが、
   ( ブログを公開している以上、来る者は拒みたくないのですが )
   SPAM 対策で、仕方なく・・・・・・・。
   善意のコメントをして下さる方には、使い勝手が悪くてすみません。
   これに懲りずに、どんどんコメントしてやって下さいませ。
Posted by ニヘドンニヘドン at 2009年02月09日 10:31
ニヘドンさま

とんでもないです。私が忘れっぽいだけですから。
承認制は大賛成です。特に乙女には必須ですよ~。
それにとてもコメントしやすいですから。
『どんどんコメントしてやって下さいませ。』なんて、
いいんですかぁ、私にこんなこと言っちゃって。
Posted by 遅咲きの花 at 2009年02月10日 11:13
> 遅咲きの花様。

   どうぞどうぞ。 ドンドン日記って、
   ドンドン コメントする日記 だったらしいですよ。( 笑 )

   激しく失恋中の二へドンに構ってやって下さいよー!!
Posted by ニヘドンニヘドン at 2009年02月11日 23:38
ニヘドンさま

「激しく失恋中」って私のことですよね?
なにせこの間、立ち上がれないほどの衝撃の情報を
耳にして心臓が止まったんです。撃沈です!
これも必然?(なんのこっちゃ)
Posted by 遅咲きの花 at 2009年02月13日 12:04
> 遅咲きの花様。

   ははは・・・・・・。 共に激しく失恋中だったのですね。
   二へドンもなんですよ。

   でも、人を好きになれない人よりマシだと我が心を
   慰めておりますよ。

   空しさを、がむしゃらに書く事で埋めてます。( 泣 )
Posted by ニヘドンニヘドン at 2009年02月13日 22:11
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