2011年04月21日
文豪トルストイに誉められたニヘドン。
写真は、我が家のムスカリの花。
この花は凄いですよ!
息子ちゃんが小学校の授業で植えたのを家に持ち帰ったものです、
え!? 小学校!?
息子ちゃんは今、高校生。
ちょっと、ちょっと。 もう何年間花を咲かせ続けているの?
因みに球根はずっと植えっ放しです。
「 後は野となれ山となれ 」園芸法で
育てた植物は逞しいよ。( 笑 )
******************
2011年04月20日(水)
今ニヘドンはロシアの有名な作家チェーホフの作品を読むのに夢中です。
先日「 かわいい 」( 旧邦題は「 かわいい女 」)を読みまして、主人公オリガちゃんがニヘドンに 100 % 酷似しているのに驚きました。
このチェーホフの新訳に挑んだ沼野充義の解説によると、
「 ロシアでは作品が発表された当初から、特に女性の読者から強い憤慨や批判の声があがった。
『 女性に対する侮蔑的な嘲笑 」と受け止められたのである。それもそのはず、ここに描かれたヒロインは、ころころ愛情の対象を替え、そのたびに相手の言うことをわかりもしないで受け売りし、およそ自分の考えというものを持たない滑稽な存在である。」
う〜ん。 100%、オリガちゃんと同じタイプのニヘドンとしては複雑な心境ですねぇ。
すると、チェーホフの作品に批判の声をあげた人々は、ニヘドンの存在や生きざまにすらも批判をすると言う訳ですかな?
まあ、確かに過去には嫉妬に駈られたカバさんから痛烈な批判を浴びた事が有りますが…。
困っちゃうよね〜。
自分に正直に生きているだけで、「 女性に対する侮蔑だ! 」なんて非難されちゃうなんて。
「 ころころ愛情の対象を替える 」のは、男の方にこそ見られる現象ではありませんか?
カサノバとかさ。
男の場合は本能とか言って大目に見てもらえて、女性だと堕落した女なんだ?
もうニヘドンは右手の人差し指と左手の人差し指をチョンチョン合わせてイジイジするしか無いですよ〜。
「 自分の考えというものを持たない 」に関して言えば、世界各国の中で、日本人が典型的に自分の考えを持っていないじゃありませんか?
今回の原発1号機の騒ぎで、日本人の考え無しの有り様が如実に露呈されてしまいましたよね。
「 踊る阿呆に、見る阿呆 」ならぬ、
「 原発作る阿呆に、原発見て見ぬ振りする阿呆 」じゃないですか。
今の日本人は東電を叩く事に必死だけれども、広島・長崎の悲しい過去を抱えていながら、いつの間にか国内に原発施設を許してしまった一般市民にも、責任の一端は有ると思います。
東電も、考え無し。
原発施設なんか作っちゃって、何だかちょっと心配だよね、と思いつつ、反対運動するのも面倒臭いから、そのまま原発を野放しにして来た一般市民も、まるで考え無し。
そう言えば、日本人は、何かブームが起こると全国民が、そのブームにわっと走り、あっと言う間に次のブームに鞍替えして来たじゃありませんか。
パンダにエリマキトカゲにタマちゃんに紅茶きのこに、ぶら下がり健康法!?
何だ。日本人全員総オリガちゃん現象なんじゃない。
さてさて、人間の意見というものは実に様々でして、このオリガちゃんを
大絶賛した人物がいます。
驚く無かれ、かの文豪レフ・トルストイさんです。
訳者の沼野充義の解説を再び引用してみましょう。
新訳 チェーホフ 短篇集 ( 集英社 )
P.35 より
「 それに対して、いや、このオーレンカこそ女性の理想だ、素晴らしい、と
絶賛した男たちもいた。
その代表がかの文豪、レフ・トルストイであり、彼は旧約聖書の故事を
引きながら、チェーホフはこの女性を呪おうと思って書き始めながら、
当初の意図に反して祝福してしまった、なぜなら、自分の存在のすべてを
捧げて人を愛することができる『 かわいい女 』は、滑稽であるどころか、
神聖であり、このような無私の行為こそが、人間をもっとも神に近づけるの
だから、とまで説いている( この辺の事情については、原卓也氏の名著
『 オーレニカは可愛い女か - ロシア文学のヒロインたち 』[ 集英社 ]
1981年に詳しい。 」
いや~ん! トルストイさんったら、褒め過ぎ~!!
オリガちゃん( オーレンカ、 或いは オーレニカ と同じ )と100%同じ
タイプの二へドンと致しましては、これは
トルストイが二へドンを褒めたのと同じ事だと受け留めてよろしいんですよね?
ね? ね? ね?
嫌だわ。 二へドンったら、トルストイ説によると、もっとも神に近い存在なんだわ。
えへん。 皆の衆、これから二へドンを見かけたら、お賽銭を投げるように。
何しろ、「 もっとも神に近い 」んですからね。
さあ、トルストイ応援団長が応援してくれるから、
二へドンはこれからも「 追っかけ 」に邁進して行きますわよー!!
( チェーホフの著作を読むのが一段落したら、今度はトルストイ全集でも
読んでみようーっと。)
*****「 文豪トルストイに誉められたニヘドン。」 ・ 完 *****
この花は凄いですよ!
息子ちゃんが小学校の授業で植えたのを家に持ち帰ったものです、
え!? 小学校!?
息子ちゃんは今、高校生。
ちょっと、ちょっと。 もう何年間花を咲かせ続けているの?
因みに球根はずっと植えっ放しです。
「 後は野となれ山となれ 」園芸法で
育てた植物は逞しいよ。( 笑 )
******************
2011年04月20日(水)
今ニヘドンはロシアの有名な作家チェーホフの作品を読むのに夢中です。
先日「 かわいい 」( 旧邦題は「 かわいい女 」)を読みまして、主人公オリガちゃんがニヘドンに 100 % 酷似しているのに驚きました。
このチェーホフの新訳に挑んだ沼野充義の解説によると、
「 ロシアでは作品が発表された当初から、特に女性の読者から強い憤慨や批判の声があがった。
『 女性に対する侮蔑的な嘲笑 」と受け止められたのである。それもそのはず、ここに描かれたヒロインは、ころころ愛情の対象を替え、そのたびに相手の言うことをわかりもしないで受け売りし、およそ自分の考えというものを持たない滑稽な存在である。」
う〜ん。 100%、オリガちゃんと同じタイプのニヘドンとしては複雑な心境ですねぇ。
すると、チェーホフの作品に批判の声をあげた人々は、ニヘドンの存在や生きざまにすらも批判をすると言う訳ですかな?
まあ、確かに過去には嫉妬に駈られたカバさんから痛烈な批判を浴びた事が有りますが…。
困っちゃうよね〜。
自分に正直に生きているだけで、「 女性に対する侮蔑だ! 」なんて非難されちゃうなんて。
「 ころころ愛情の対象を替える 」のは、男の方にこそ見られる現象ではありませんか?
カサノバとかさ。
男の場合は本能とか言って大目に見てもらえて、女性だと堕落した女なんだ?
もうニヘドンは右手の人差し指と左手の人差し指をチョンチョン合わせてイジイジするしか無いですよ〜。
「 自分の考えというものを持たない 」に関して言えば、世界各国の中で、日本人が典型的に自分の考えを持っていないじゃありませんか?
今回の原発1号機の騒ぎで、日本人の考え無しの有り様が如実に露呈されてしまいましたよね。
「 踊る阿呆に、見る阿呆 」ならぬ、
「 原発作る阿呆に、原発見て見ぬ振りする阿呆 」じゃないですか。
今の日本人は東電を叩く事に必死だけれども、広島・長崎の悲しい過去を抱えていながら、いつの間にか国内に原発施設を許してしまった一般市民にも、責任の一端は有ると思います。
東電も、考え無し。
原発施設なんか作っちゃって、何だかちょっと心配だよね、と思いつつ、反対運動するのも面倒臭いから、そのまま原発を野放しにして来た一般市民も、まるで考え無し。
そう言えば、日本人は、何かブームが起こると全国民が、そのブームにわっと走り、あっと言う間に次のブームに鞍替えして来たじゃありませんか。
パンダにエリマキトカゲにタマちゃんに紅茶きのこに、ぶら下がり健康法!?
何だ。日本人全員総オリガちゃん現象なんじゃない。
さてさて、人間の意見というものは実に様々でして、このオリガちゃんを
大絶賛した人物がいます。
驚く無かれ、かの文豪レフ・トルストイさんです。
訳者の沼野充義の解説を再び引用してみましょう。
新訳 チェーホフ 短篇集 ( 集英社 )
P.35 より
「 それに対して、いや、このオーレンカこそ女性の理想だ、素晴らしい、と
絶賛した男たちもいた。
その代表がかの文豪、レフ・トルストイであり、彼は旧約聖書の故事を
引きながら、チェーホフはこの女性を呪おうと思って書き始めながら、
当初の意図に反して祝福してしまった、なぜなら、自分の存在のすべてを
捧げて人を愛することができる『 かわいい女 』は、滑稽であるどころか、
神聖であり、このような無私の行為こそが、人間をもっとも神に近づけるの
だから、とまで説いている( この辺の事情については、原卓也氏の名著
『 オーレニカは可愛い女か - ロシア文学のヒロインたち 』[ 集英社 ]
1981年に詳しい。 」
いや~ん! トルストイさんったら、褒め過ぎ~!!
オリガちゃん( オーレンカ、 或いは オーレニカ と同じ )と100%同じ
タイプの二へドンと致しましては、これは
トルストイが二へドンを褒めたのと同じ事だと受け留めてよろしいんですよね?
ね? ね? ね?
嫌だわ。 二へドンったら、トルストイ説によると、もっとも神に近い存在なんだわ。
えへん。 皆の衆、これから二へドンを見かけたら、お賽銭を投げるように。
何しろ、「 もっとも神に近い 」んですからね。
さあ、トルストイ応援団長が応援してくれるから、
二へドンはこれからも「 追っかけ 」に邁進して行きますわよー!!
( チェーホフの著作を読むのが一段落したら、今度はトルストイ全集でも
読んでみようーっと。)
*****「 文豪トルストイに誉められたニヘドン。」 ・ 完 *****
Posted by ニヘドン at 18:18│Comments(0)
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