ドンドン日記

2010年02月18日(木)

今日、Sue さんと Jurie ちゃんとニヘドンの3人で、ジャンクフードの話題で盛り上がりました。

その中で 「 うまい棒 」の話が出ました。
ニヘドンの頭の中では、
あの長い筒状のスナック菓子は、
「 うまか棒 」と云う名前の認識なのです。
ニヘドンがその事を告白すると、
Sue さんもすかさず
「 そうそう。私も 『 うまか棒 』だと思いますよ。」
と言いました。
ニヘドンも Sue さんも成人式を２回終えている年齢です。

まだ２０代のJurieちゃんは「　うまい棒　ですって！　」と言い張ります。
念の為に、１５歳の佐藤君にも「　うまか棒か　うまい棒か　どっち？」　と訊いてみました。
彼の答えは　「　うまい棒に決まっているだろう。　馬鹿！」　だって。

ふむむむむ・・・・・。世代で違うって事は、発売当初「　うまか棒　」だった商品名が、途中で
「　うまい棒　」に名称変更したのでしょうか？
それだったら、４０代以上の人々の多くが　「　うまか棒　」という謎が解けます。

Jurie　ちゃんが更に新しい見解を披露します。
「　九州では『　うまか棒　』　で、東京エリアで発売する時に『　うまい棒　』に名称を変えたのでは？」
ふむ。　それもいかにも有りそうです。
Sue　さんの疑問　「　あのスナック菓子を作っている会社は九州に有るんでしょうかね？」
二へドン　「　『　うまか棒　』　を作っている会社と、『　うまい棒　』を作っている会社の２社有るのでは？」

３人で推理し合っていても埒が明かないので、
ブログ界の「　すぐやる課　」担当の二へドンが、実地調査を開始しました。
まずは佐藤君に、向かいのセブンイレブンに件（　くだん　）のスナック菓子を買いに行かせました。

「　うまい棒　」としか書かれていないので、愕然としました。
写真の左側から、
・　復刻版　たこ焼き味　・・・　辛味が強烈。でも旨い！
・　おいしさアップ　チーズ味　・・・　他の味に比べると大人しい味。
・　パワーアップ　めんたい味　・・・　さすが人気の売れ筋の味だけの事は有ります！
・　コーンポタージュ味　・・・　美味しいですが、この味は他社のお菓子にも有りますね。

値段はどの種類でも１本￥１０．－です。　税込みで￥１０．－ですよ！！
送料の方がよっぽど高くないですか！？
小売店も、こんな利益率の低い商品をよく置くよね。

最近、儲からないから閉店する企業が多いじゃないですか。
ウェンディーズ然り。　カメラのさくらや然り。　マクドナルドも店舗数を減らすって言うし。
でも「　うまい棒　」は単価１０円の商品で営業を続けているんですよ！！
二へドンは一攫千金的な投機的金儲けには興味が無いので、こういう地道な経営努力をする
会社に惚れますね。

「　うまい棒　」を販売しているのは　株式会社やおきん。
〒１３０－０００３　東京都墨田区横川５－３－２
製造者はリスカ株式会社。
〒３００－２７２２　茨城県常総氏蔵持９００

（　ありゃ。　九州の会社じゃなかったよ。）
因みに「　うまか棒　」「　うまい棒　」両方のワードで検索を掛けて探した所、分かった事が有ります。

その１．　「　うまか棒　」から「　うまい棒　」に名称変更した事実は無い。
その２．　九州エリアでも「　うまい棒　」の商品名で販売されている。
その３．　「　うまい棒　」を作っている会社と、「　うまか棒　」を作っている会社の２社有ると言う
　　　　　　二へドンの説は、半分合っていた。
　　　　　　「　うまか棒　」を作っているのは明治乳業で、バニラアイスをチョコとナッツでコーティングした
　　　　　　氷菓が、「　うまか棒　」の真の姿だったのです。
　　　　　　「　うまか棒　」がスナック菓子だと信じて疑わなかった所が間違いだったのですね。
そう言われてみれば、二へドンはアイスの「　うまか棒　」を子供の頃に食べてました。
TVで、「　うま～かぼう～　」という　CMも見ていました。
なのに何で、「　うまい棒　」を　「　うまか棒　」と思い込んでしまったのかしら？
二へドンだけではなく、他の多くの（　何故か４０代以上　）の人々が、
今でも　「　うまい棒　」　は　「　うまか棒　」だと間違って覚えているんですよ。
この社会現象を、どう読み解くべきなのか？

ネットサーフィンをした結果、やおきん公認の「　うまい棒同盟　」というサイトも発見しました。
→　http://www.kawamotto.com/index.html
このサイト、めちゃマニア心を刺激してくれる中身の濃いサイトです。
「　うまい棒　」のパッケージに描かれている、誰がどう見てもドラえもんのパクリにしか見えない
キャラクターの名前は数種類有るはずなのに、
「　うまい棒同盟　」のサイトでは「　うまえもん　」の名前で統一使用されています。
と言う事は、「　うまえもん　」の名前が正式採用されたと考えていいのでしょうかね？
「　うまい棒同盟　」には、その他　「　絶滅うまい棒　」のリストが有ったり、
実に興味深いのですが、１番二へドンの心をそそったのが、
「　濡れうまい棒探訪記　」です。
やばいよ～。　うまい棒が濡れてるんだよ・・・・・・・。

目からウロコだったのは、『「　うまい棒　」は１０円という単価の中で製造されている為の
原材料費の価格変動に合わせて、その長さは常に予告無く変更されている。』って事。
毎日の新聞で原料価格のチェックを入れ、値上がりしそうになったら、
長さの長い「　うまか棒　」を買いだめに走れ！　って事ですね。

今、二へドンの部屋の前を執事のセバスチャンが通ったので、彼にも訊いてみました。
「　ねえ、ねえ、このお菓子知ってる？　」
「　いえ、奥様。　存知かねます。　その袋は見た事が有るように思いますが・・・・。」
全くもう、セバスチャンの奴、世間知らずなんだからあ！
「　えー？　嘘！？　食べたこと無いの？　嘘！？　本当に？　」
台湾出身のセバスチャンは、日本の社会や文化に精通していないのですが、
だって、「　うまい棒　」は台湾でも１本５元で売られているよ！？

いや～。　１本１０円の「　うまい棒　」は、なかなかに奥の深いスナック菓子なのでありました。