2009年01月29日

西江辰郎ヴァイオリン・リサイタル〜東京都庭園美術館2008

旧朝香宮邸・東京都庭園美術館2008
第5回 昼の部
「 西江辰郎 ヴァイオリン・リサイタル 」

日時 : 2009年01月28日(水)
13:30 開場 / 14:00 開演
会場 : 東京都庭園美術館 新館 大ホール
料金 : 5,000円 ( 全席 自由 ・ 茶菓子付き。

出演 : 西江 辰郎 ( にしえ たつお ) / ヴァイオリン
坂野 伊都子 ( さかの いつこ ) / ピアノ
演目 : シューベルト / ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ長調 op.162
ガーシュウィン ( ハイフェッツ編 ) / 3つの前奏曲
ガーシュウィン ( ハイフェッツ ) / 歌劇 「 ポーギーとベス 」より “ 必ずしもそうじゃないさ”
サン=サーンス ( 西江辰郎 編 ) / 歌劇 「 サムソンとデリラ 」より “ 春は目覚めて ”

休 憩 < 2 0 分 >

R.シュトラウス / ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
 
アンコール 1. ドビュッシー / 美しき夕暮れ
       2. クライスラー / シンコペーション

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会場の東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸で、アールデコ様式の建物で
建物の中に入ると雅な心持ちにさせてくれる素敵な場所です。
昨年もここで、及川浩治さんのピアノ・リサイタルに来ました。
でもその時は夜で、真っ暗な森の中からカラスの大群の鳴き声が聞こえて、
ちょっと不気味な感じがしました。
今日は昼で、しかも青空が見え、とても良い気分です。

座席は横1列に20人程が腰掛けられ、その列が7列用意されていました。
140人って訳ですか。 200人規模の小ホールよりさらに小ぢんまりした感じです。
サロン・コンサートですからね。
芋洗い状態では雰囲気台無しですよね。

開場は13:30で、二へドンが新館大ホールの建物に到着したのは13:25でした。
てっきり建物の外に行列が出来ていると思っていたのです。
( 昨年の及川さんの時は外で立って随分長い間待ちましたからね。)
そうしたら、先に来ているお客さん達は、建物の中のロビーにソファーが数組置かれている所に
三々五々座っていました。
特に順番に並んでいる風でもなかったので、CD販売のお兄さんに訊いてみました。
「 皆さん、並んでいらっしゃるのでしょうか?」
「 いえ、特に・・・・・・。」
「 列の最後はどこでしょうか?」
「 いや、特に・・・・・・。」
そこで今二へドンが入って来たドアに1番近い柱の陰に、折りたたみ椅子が1つ空いていたので、
そこに腰掛けました。
すぐに開場時間の13:30になりました。
ホールへの扉が開けられると、うわっと人が扉に向かいました。
あくまでも表面的には人の波は静かに動いたのですが、
「 西江王子を最前列でかぶりつきたい!! 」とメラメラと闘志を燃やして来た人は
これ、トラブルの元なのではないでしょうか?
この日は何事も無かったから良かったものの、
「 私が先に来てたわよ。 ちゃんと並びなさいよ! 」なんて切れる人がいたら
どうするんだよ。
疲れるでしょうなんて、余計な気は使わず、スタッフの人は
お客を並ばせるようにした方がいいよ。 
トラブルになってからでは遅いからさ・・・・・・。
二へドンは今まで、醜い争いを沢山見て来たから、こういう、やんどころの無い方式を
見ると、やきもきしちゃうよ。
で、結局、ソファに座っていた人々の中の、ちょっとささやかに、やる気を見せた人々が
建物に来た順番は関係なく、ホールの中に入ったのでした。

庭園に向けて1枚ガラスが連なっています。
ガラスの向こうには美しい庭園が広がっているはずなのですが、白いカーテンがひかれ
庭園を眺める事が出来ません。
普通だったら、カーテンを透かして、ぼんやり景色が見えるのでしょうが、
この時は外から目がつぶれそうな程の日の光が射し込んでいて、何も見えませんでした。
ピアノに日光が当たる様は、一幅の絵画の様ですが、
ずっと日光に晒しておいたら、ピアノは傷むよね?
ピアニストも、いつもはコンサートホールという壁に囲まれた、自然光とは無縁の場所で
演奏をしているだろうから、こんなに日光を浴びて演奏するのは新鮮な気持ちかも!?


Posted by ニヘドン at 10:59│Comments(0)
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