2011年02月15日

フォーレの「 シチリアーノ 」

2011年02月15日(火)
02月04日(金)に
ヴァイオリンのレッスンがありました。
今まで練習していた「パッヘルベルのカノン 」が
一応終了しました。
新しくフォーレの「 シチリアーノ 」に入りました。
先生がざっと指番号を読み上げるのを、
生徒5名が必死こいて書き写し、
皆でざっと弾いてみました。
もう全然弾けなくて、あたふたして、
結局先生も諦めて最初のフレーズで中断。
各自、家で練習をして来る事に。

02月11日(金)は、ヴァイオリンの
レッスンは有りませんでした。
ヴァイオリンのレッスンは、
1ヶ月に3回と決まっているのです。
こういう時は、魔が差す要注意の2週間となります。
「 まだ時間はたっぷりあるから、
  練習は又後で・・・・・、。」
二へドンに時間がたっぷり有った試しが無いのに、
何と無謀な思考をしてしまうのでしょうか!!

しかも、新しい曲に入った時は、更に要注意です。
二へドンは譜読みが苦手です。
付点が付いている音符が苦手なんです。
自分で正しいリズムを、8分音符を基準に計算してみる
なんていう作業が面倒臭い。
1度やってしまえば、どうって事無いのだろうけれども、
とにかく楽譜を読み解くのが面倒臭い。
二へドンは何をやるにも感覚で済ませてしまいたい人なのです。

結局、10日位、ヴァイオリンの練習をしなかった!!
次のヴァイオリンのレッスンまで、水曜日、木曜日、金曜日・・・・。
うわああ! 後3日だ!!
何が何でも今日、練習してラフでも最後まで弾ける様にしておかないと!!
焦って弾いてみました。
2時間位、弾きましたかね。
まともに「 シチリアーノ 」を練習するのは今日が初めてなのに、何とかなりましたよ。
少なくとも、弓のアップダウンとポジションさえスムーズに出来る様に
しておけば、何とかレッスンにはついて行ける筈です。

後は、レッスンの中で、音程やリズムや音の強弱等、細かい部分は
先生がアドバイスをしてくれるので、そこまで自分で完成してしまっては
レッスンを受ける意味合いが無くなってしまいますからね。

「 シチリアーノ 」は、物悲しい曲だと思っている人が多いみたいですけど、
今日二へドンが弾いてみた感じでは、そこまで悲しく弾く必要は無いように思います。
自分で楽器を弾くって、そこが面白い所なんです。
曲に対する感じ方が、全然違って感じられるんです。

同じ曲でも、他人の演奏を聴く場合と、自分で弾く場合で、
全然違う曲に聞こえてしまうのです。
皆さんは、そういう経験って有りませんか?
楽譜を見ながら、自分で弾いてみると、その曲との対話が出来る様な気がします。
曲に対するアプローチが異なって来る。
相手は同じ曲なのに。 自分は同じ人間なのに。
相手は同じ曲、こちらも同じ人間。
なのに聞くのと弾くのは大違い。

楽器の演奏って、だからやらないよりやった方が断然面白いですよ。
作品への対話の手段が増えるんです。
本を黙読するのと音読するのの違いと同じだと思います。
確かに、黙読の方が読むスピードは速いでしょう。
でも、音読する事で、リズムや、描写されている気持ちや世界が
深く理解出来る様になる。
すっと黙読した時には気付かなかった事に気付く事が多々有る。

今日、二へドンが「 シチリアーノ 」と対話して感じたのは、
明るく弾いてもいいんだって事。
殊更に、眉間に皺寄せて弾かなくてもいい。
今日はとても良く二へドンの両腕から力が抜けて弾けたので、
さり気なく、気持ち良く弾けました。
ペシミスティックには全く弾かずに、その代わり音を響かせる事に集中しました。

8分休符を意識して、ダラダラ音を伸ばさないようにして。
臨時記号の嵐だから、半音上がる所と半音下がる所に注意して。
二へドンの苦手はシの♭が充分に下がり切らない所なので、
シの♭のヶ所を重点的に練習して。

レッスンでいつも先生に注意される所は決まっているので、
家での練習も、そこのミスを繰り返さない様にすればOKな訳で。
段々、自分のヴァイオリンの駄目な所が分かって来て、
自分の弾き方の癖も分かって来て、
家での練習が深くなって来たよなあ。
自分にはまだ弾けないと思っていた「 シチリアーノ 」が、
1日で何とかなった事は嬉しいなあ。
やはりヴァイオリンの教室の5年生にもなると、上達するよなあ。
( 上達しない人もいるみたいだけど、そんな子はお尻ペンペンだよ!)

よし! 明日、明後日も「 シチリアーノ 」を練習して
更に弾き込んでみせるぞ!!

二へドンの今の課題は、ヴァイオリンの練習を2時間続けると疲れちゃうのを克服する事。
3時間位練習が続くと、更に上達が進むと思うのだけれどもねえ。
やっぱり上手い人の話を聞いてみると、
朝から晩まで弾いている事が有るって言ってたもの。
石田泰尚様も、1日に4時間は練習するって。
弾かないと、どんどん弾けなくなっちゃうんだって。
石田様クラスでもそうなんだよ。
二へドンなんか、子供時代に全く弾いていないんだから、
もっともっと弾いておかなくちゃ駄目なのに。
如何にして、この2時間の壁を破るかなんだよねえ。

「 シチリアーノ 」で 「 アル・パチーノ 」を思い出したんです。
だじゃれっすか?

***** 「 フォーレの「 シチリアーノ 」」 ・ 完 *****


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