2009年03月25日

ヤマハグレード試験の謎

2009年03月25日(水)

写真は昨日、宅配業者のメール便で届けられた「 ブツ 」です。

今月の8日(日)に佐藤君が受験した
「 ヤマハ エレクトーン演奏グレード 6級 」の結果が来ました。
絶対に落ちたと思っていました。
試験当日の様子を振り返りながら書いてみたいと思います。

試験に指定された時間が15:20でしたので、遅刻しない様に早く家を出ました。
そうしたら14:30には会場に着いてしまいました。
会場はヤマハ横浜店です。
3Fのカウンターで受付をしますが、幾ら何でも早過ぎるのでロビーの椅子で待ちます。
ここはニヘドンがヴァイオリンを習っている教室の有るフロアなので、ニヘドンはくつろぎモードです。
丸いガーデン・テーブルが3つ有り、ソファも有り、窓に面したカウンターにも椅子が並べられているので、くつろぐ場所には事欠きません。

ただ、ニヘドンのレッスン日は金曜日で、同じフロアでも曜日によって全然違うので驚いてしまいました。
金曜日はロビーはシーンと静まり返り、空気が澱んだ様な感じさえします。
日曜日は、親に連れられた小さい子供が3人 ばかりバタバタ走り回って雑然とした雰囲気です。
金曜日の気だるい昼下がりのレッスンに慣れてしまったニヘドンは、子供が駆け回る騒々しさにちょっと不機嫌になります。
が、カウンターに置かれているコーヒーマシンのコーヒーを佐藤君に淹れて貰いました。
このコーヒーマシンのコーヒーは、100円と云う安価で、1杯ずつドリップするので美味しくて気に入っています。
香り高いコーヒーで気持ちをリラックスさせます。

佐藤君は椅子に座るとPSP でゲームを始めました。
これがニヘドンが解せない所です。
試験前には普通、最後の見直しとか再確認とかしませんか?
横浜駅まで出てくるバスの中でも彼はずーっとPSPをやっていたんですよ。(-.-;)

15:00になったので、もしかしたら早めに始めてくれるかも?と淡い期待を胸に、佐藤君を受付に向かわせました。
「 試験会場は4階のFの部屋だから、4階で待ってろってさ。」
コーヒーを飲み干すと4階へ移動しました。
4階はニヘドンは余り足を踏み入れないフロアなので外国へ来た様なエトランゼ気分を味わいます。
結局、試験が早めに始まる事は無く、15:25にニヘドンと同い年位の小柄なショートカットの女性に名前を呼ばれて佐藤君は部屋に入って行きました。
Fの部屋はL字型の廊下の一番突き当たりに有ります。
試験の様子を外から覗いてやろうと足音を忍ばせて扉に近寄りましたが、ガラスの扉にはブラインドが下ろされています。
気配はおろか、何の音も漏れては来ません。即座に諦めてカウンターに戻りました。
携帯でブログ記事を打ち込み始めましたが、まだろくに書いてないのに佐藤君が出て来ました。
時間にして10分程度です。
「 もう終わったの!? 」
半信半疑で聞きました。
「 うん。終わった。」
早い!! 高い受験料を払っているんだから、もうちょっと時間を掛けてくれても…。( 笑 )

「 スッゴい緊張した。」
( だからゲームなんかやっている場合じゃなかったんだよねー。)
「 どうだった? 試験官の先生に何か言われた? 」
「 うん。演奏が一本調子だって言われた。」
( あちゃちゃちゃー。それ絶対に言われちゃならない事だよねー。
こりゃ本当に落ちたわ。
だから毎日の練習がなってないってあれ程、言ってやったのに。
昨日の自分より上手くなろうという目的意識が全くなく、最初から最後までちょろっと通して弾いて、それが練習だと思っているんだからなあ。)
ニヘドンは言葉にこそしませんでしたが、体内で怒りのゲージがぐんぐん上がって行きました。

( こいつのなっていない練習風景を普段見ているから、ニヘドンは『 こいつの様にだけはなりたくない 』と思って、自分のヴァイオリンの練習を頑張っちゃうんだよぉ! )

「 失敗した。先生のレッスンではいつも靴脱いでるのに、今日は靴の事すっかり忘れてた。」
あちゃー。靴を脱ぐ心の余裕すら無かったんだー。
だからニヘドン、彼には試験慣れする為に、飛ばした8級と7級も受験させた方が良いと思ったんだよねー。
楽に受かる級で予行演習しておいて、本命の6級でもっとリラックスして受験出来れば良かったのにねー。
落ちて再受験するなら料金的にも結局同じじゃん。
佐藤君は不機嫌で、彼から試験の様子を聞き出すのは、これが精一杯でした。

取り敢えず上記の状況をエレクトーンの先生にはメールで報告をしておきました。
先生からの返信は有りませんでした。
あーあ。 この先生の沈黙が、益々もって佐藤君の不合格を裏付けていますよね。

数日経っても心のモヤモヤが晴れなかったのでニヘドンは佐藤君に言い放ちました。
「 グレードに落ちたらPSP 没収 !! 」
「 あきゅーん。 全然関係無いきゅーん。」
愛くるしい瞳で見詰めても、ニヘドンは許しません!!

そして運命の昨日、ヤマハからの封書が届いたのです。
佐藤君がグレードの9級を受けてからもう5年以上経っていて、よく覚えていないのですが、合格だったら合格証書が送られて来るので封筒は大きいですよね?
小さい封筒だったので、もう不合格は確実だと思いました。

ブラックな気持ちで封を開けました。

記入されていたコメントは最悪でした。

自由曲 :
もう少しビートを感じて弾きましょう。



Posted by ニヘドン at 17:27│Comments(0)
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