2011年11月21日

椿山荘・無茶庵の「 三種のそば膳 」

2011年11月21日(月)
今日は毎年、秋に椿山荘にて行われる
「 ESSE × リビング新聞 しあわせ文化祭
Happy Shufu Festival 」にやって来ました。
09:30 〜 10:30 迄 「 ブロガーズプレス 」に参加。
12:00 〜 13:00 迄
「 石田純一さん ハッピーステージ 」を最前列で聞きました。
その後、例年はハッピーブースで様々な企業ブースを巡って
新商品情報を集めたりするのですが、
昨年の異常な大混雑のトラウマが
ニヘドンにブレーキを掛けたのか、余り行く気になれませんでした。
いや、要するにお腹が空いていたのでしょう。
レストランでお食事をしようと思ったのです。
昨夜、お昼ご飯を群馬県沼田市の原田農園で頂きました。
遅い昼食で22:00 に帰宅しても、まだご飯を食べたい気分では有りませんでした。
と言うか、うっかり朝迄眠ってしまったのでした。
そして翌朝、つまり今日の事ですが、
椿山荘に行く為に07:20 に、息子ちゃんが食べ残した豚カツを1切れだけ食べて家を出たのでした。

もう今年はブース巡りは後回しでいいや!
レストラン! レストラン!

しかし、椿山荘内のレストランは、Happy Shufu Festival の参加者達でいっぱい。
レストランの案内板には「 満席 」のシールが貼られたお店が続出です。
空いていそう、ただそれだけの理由で
庭園にある「 そば処・無茶庵 」を目指しました。
無茶庵は、よりによって椿山荘の建物から1番離れた庭園の最奥に有りました。
図らずも庭園散策をする形になってしまいましたよ〜。
天気が良くて良かった。

13:10 に無茶庵に到着。
入り口に案内をしてくれる係がいなかったので、
ずいずいテーブルの有る方に入って行きました。
ウェイターに「 1人です。」と自己主張すると、直ぐにテーブルに案内してくれました。
それは大きなガラス窓に臨む大テーブルでした。

店内は満席と言う程では有りませんでしたが、
サービスはスローで、席に着いてから
たっぷり5分は経ってから、お茶が出て来ました。
飲み頃の温度の蕎麦茶でした。
ちょっと薄いかな。
田舎の蕎麦茶みたいに、濃い目が好きなんですよ、ニヘドンは。

本当は島根県の特産物を使った「 島根フェア 」のメニュー
「 そば御膳『 牡丹 』」3,950円を味わってみたかったのです。
だってニヘドンは「 リメンバーしまね 」の会員で、
島根県をこっそり応援しているのですから。
でも生憎、14:30 〜の
「 ナガセサエコさんによる
肩甲骨スクワットど即効美やせ 」の整理券をゲットしていたのです。
焦らずに1時間以内で食べ終わるメニューが良いのです。
途中で食べ残して席を立つと言う事が出来ない性質なんです、アタシ。

いいメニューが有りました。
「 三種のそば膳 」1,800円です。
岩海苔、木子、とろろにデザートが付いている
乙女心をくすぐるセットです。
最初のお茶は持って来るの遅かったですが、
「 三種のそば膳 」は、許容範囲の待ち時間で運ばれて来ました。

では1つずつニヘドンの感想を書いて行きましょう。
* 岩海苔 … 干した岩海苔が乾燥したまま蕎麦の上に乗っているので、パリパリです。
       よくかき混ぜて食べましょう。
* 木子 … 舞茸、なめ茸、椎茸、大根おろし。
* とろろ … とろろの量が多過ぎもなく、少な過ぎもなく、絶妙の美味しさです。
薬味に小ネギ、青海苔、貝割れ大根が乗っています。
貝割れ大根の淡い苦味が美味い!
* 小鉢 … メニューには書かれていなかった小鉢が付いて来たので、得した気分です!
マグロと若芽の酢味噌乗せでした。
滅茶苦茶に美味よ。高級料亭の味です。
* デザート … ゼリーに、きな粉が振り掛けられています。
ん? もしかして、わらび餅だったのかな?

お蕎麦は3種類共に小さいお椀に入っているので食べ易いです。
3つ共、よく冷えているので夏向きのメニューにいいと思います。
蕎麦本体は美味しいには美味しいですが、
日本全国で蕎麦を食べ歩いているニヘドンから見ると、
まあ、中の上かな?
残念ながら、ニヘドンのランキングではトップ 10 には入れません。

ニヘドンの蕎麦ランキングは、
1. 出石そば ( 兵庫県 )
2. 十割そば ( 新潟県 )
3. へぎそば ( 新潟県 )
4. 東京庵の蕎麦寿司 ( 山口県 ) なんです。

蕎麦湯を飲みながら、目の前の庭園を眺めやります。
石灯籠、水盤、木柄杓、小さな人工滝、赤い椿の花、
斜面にびっしりと植えられた木々の葉で目の前は緑色の世界です。
見事です。
ニヘドンは自分の庭も、こう言う緑色一色の世界にしたいのに、
唐変木な植木屋が庭木を丸裸にしてしまうのです。
。。。(〃_ _)σ‖

店内のBGMは琴の音楽です。
木枠と障子紙で作った灯籠風の電灯傘が4つ組み合わされた明かりが天井の随所から下がっています。
テーブルの上には黄色い小菊が5輪、小さな花瓶に入っています。
ニヘドンの左隣の婆さんが、1人でぶつくさ言ったり笑い声を立てるのが気持ち悪かったのですが、
右隣は白人のマダム3人組で、持ちにくそうに箸を使っているのが微笑ましかったです。

生の小鳥の囀ずりを聞きながらのお昼のひと時はリフレッシュ出来ますね。
13:10 〜 14:10 迄、あっという間の一時間でした。
またこのお店を利用したいです。

後日談。
左隣の独り言マダムと、Happy  Shufu  Festival の会場に戻る時に、
また御一緒してしまいました。
でも彼女はチケットを持っていなくて、係りのお嬢さんに
「 チケットをお持ちで無い方は入れません。」と言われ
「 でも無料なんでしょ? 無料なんでしょ?」と食い下がっておりました。
事前応募制だと言っても分からないんでしょうね。 やれやれ。

***** 「 椿山荘・無茶庵の「 三種のそば膳 」」・完 *****  


Posted by ニヘドン at 20:07Comments(0)映画

2011年11月21日

まるで旅芸人一座!? 杉劇リコーダーず@魚沼市

写真は本文とは全く関係有りません。
彩りの為に載せてみました。

地面で、まったりと猫人生を楽しんでいる野良様。
撮影日 : 2011年04月05日(火)
撮影場所 : 横浜・児童遊園地

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

さて、それでは杉劇リコーダーずの新潟遠征の2日目を
ざっとレポートしてみましょう。

六日町のホテル越路荘( こしじそう )にお泊まりをして一夜明けました。

05:50 目を覚ます。
同室の他の4人はまだ眠っている様だったので、
こっそりと大浴場へ。
露天風呂に入っていたら大豪雨になる。
(∋_∈)
06:20 大浴場向かい側にある休憩室の本棚にマックス・エルンストの図録が有ったので思わず手に取り、お茶を飲みながら1時間も読み耽ってしまう。
07:20 1階の大広間でバイキングの朝食。
美味しかったよ。
何よりも、従業員の人々が全員フレンドリーなサービスをしてくれて、同じサービス業に従事している者として頭が下がりました。

09:00 出発予定だったので 20分前にはロビーへ。
売店を冷やかしながら他の人々が来るのを待ちバスに乗車。
するとメンバーの1人が「 あなた達はどういうグループなんですか? 」と訊かれたそうです。
お揃いのユニフォームのTシャツを見せようとしていたら、
杉田劇場の館長さんが「 演奏しましょう! 」と言い出しました。
既にバスに乗り込んでいたメンバー達もぞろぞろ降りて、
ロビーに終結。
「 故郷 」をやろうと言う話だったのに、急にもう1曲演る事に。
2曲演奏しちゃいました。
他のお客さん達も椅子に座って無理矢理聞く羽目に。( 笑 )
演奏メンバーの脇をすり抜けて外に出る勇気が無かったんだと思うよ。( 笑 )

演奏が終わるとメンバー達は口々に
「 旅の恥はかき捨て。」
「 人の迷惑省みず。」等と言いながらバスに再乗車。

宿の若おかみがバスに乗って来てマイクを持ってご挨拶。
「 うるっと来てしまいました。
演奏には心が現れると言いますが、
皆さんの演奏は温かいと思いました。」
流石に若おかみ。間違っても下手くそなんて口を滑らせません。

そして関越道で小出に戻り老人ホーム南山荘に向かいました。
ニヘドンの母親が生前、年に1度は必ず訪れていた
「 湯之谷けんぽセンター 」の近くだったので、これは亡き母のお呼びだったと思いました。
南山荘は魚沼市が運営している老人ホームで、約50名の入所者がいるそうです。
バスを降り、設えられたブルーシートの上に下足を置き、
1人ずつ有無を言わさず手指消毒用のアルコールを掛けられ
2階の広間に上がりました。
そこには、小さな小さな舞台が有りました。
入所者50人の規模の施設で、この舞台は立派ですよ。
美空ひばりだって最初はミカン箱の上がスタートだったんですから。

何を演奏するかは、舞台に上がってから杉田劇場の館長さんから指示されます。
何事も事前に綿密に計画を練らないと気が済まない人はビックリするでしょうけれども、
ニヘドンはこう言う行き当たりばったりなの好きですよ。
メンバーが皆、臨機応変に動ける人達だと言う事もあるでしょうし、
これがライブの面白味じゃん!
( きゃー、綿密計画派から叱られるわ!)
演奏したのは
* こどもたちが生まれる時
* カントリーロード
* 上を向いて歩こう
サックスとピアノで
* 壊れたクラリネット
* 川の流れのようにリコーダー合奏で
* 風になりたい
* 故郷
舞台の上で突然 高校生 boy が「 カントリーロード 」ヴォーカルを担当。
プロはだしの素敵な歌声にうっとり。
ジョン・デンバーとは全然違う、ピュアで知的な歌になりました。
「 川の流れのように 」は杉田劇場が隠し持っている
「 杉劇の平成のお嬢 」が、館長さんからの突然の呼び出しに応じヴォーカルを担当。
彼女も見事な歌いっぷりなんですが、
如何せん歌詞を全部覚えておらず、
後ろのニヘドン達を振り向き振り向き助けを乞いながらの熱唱。
そう言うニヘドン達だって、歌詞を全部知らないんです。
帰りのバスに戻る途中、メンバー達は
「 杉劇のメンバーなんだから美空ひばりの歌位、歌詞を全部覚えて歌える様にしておかないとね。」と
次のステージに向けてやる気満々。
( 旧・杉田劇場は美空ひばりがデビューした劇場なのです。)
要請が有れば、ホテルのロビーでも即座に演奏。
歌も歌うし踊りも踊る。
まるで旅芸人の一座の様な杉劇リコーダーずは、
更なる飛翔を求めてばく進するのです!!

南山荘の舞台で演奏中、入所者のお爺ちゃん、お婆ちゃん達の顔をジーっと見ていて、涙が込み上げ、リコーダーの演奏の中、ワンフレーズ歌を歌う箇所は声が出ませんでした。
今迄にも杉劇リコーダーずの本番で
ウルウル来る事は有りましたが、
こんなにしゃくり上げる様なこみ上げは初めての体験で動揺しました。
今回の杉劇リコーダーずの新潟遠征は、
11月24日が命日の母の供養旅行の赴きを感じていましたが、
老人ホームのお爺ちゃん、お婆ちゃんの顔を見て、その感を強くしました。
64歳で癌の余命宣告を受け、無理矢理全てを諦めて彼岸に旅立った母の供養の為にも、
ニヘドンはこれからも老人ホームでの演奏を続けて行こうと決意を新たにしたのでした。

この南山荘での演奏の話は、新潟県へ出発する数日前に、
突然降って湧いた話なんです。
いつもいつも突然振り回される様な具合に不満を訴えるメンバーもいましたが、
結果的にこの老人ホームでの演奏が母の供養になるんだと言う思いでいっぱいになったので、この機会を与えてくれた関係者の皆様に深く感謝致します。
お爺ちゃん、お婆ちゃん、またきっと演奏に行くから、
それまでお元気で暮らして下さいね!!
今度はきっと美空ひばりの歌詞を覚えて行くからね!

その後、小出郷文化センターで、
地元の友の会のお母さん達がお釜で炊いて握ってくれた
魚沼産こしひかりのおにぎりに舌鼓を打ちました。
お釜で炊くんで、お焦げが混じったおにぎりをたまたまニヘドンが手に取って食べ大感激!!
お米は本来、お釜で炊くもの。
お焦げが混じったご飯こそ、本物の味なんじゃないの!?
また1つ、掛けがえの無い経験をさせて頂きました。
有り難うございます。

その後「 道の駅 」の「 深雪( みゆき )の里 」でお買い物。
TV ドラマ「 天地人 」の撮影にも使われた
雲洞庵 ( うんとうあん )を参拝。
このお寺は、石畳の裏にお経が書かれ、
石畳を踏みしめる事で、お経の功徳を頂けるそうです。
このお寺は藤原房前が母の菩提を弔う為に建立したと言う縁起が有ります。
ニヘドンも母を思いながら、石畳を踏みしめて来ました。

そして沼田の原田農園で遅い昼食と、
リンゴ狩りを楽しみ、
関越道の寄居星の王子様P.A.、三芳 P.A.と、
お買い物魂を揺さぶる様なパーキングをわざと選んだかの様に休憩を取りながら、
21:07 無事に杉田劇場前に到着したのでした。

非常に有意義な旅芸人一座の遠征を堪能致しました。
大満足でした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
また、近い内に!

***** 「 まるで旅芸人一座!? 杉劇リコーダーず@魚沼市 」 ・ 完 *****
  


Posted by ニヘドン at 14:04Comments(0)杉劇リコーダーず