2007年11月21日

10月のバイオリン・レッスン

2007年10月12日(金)
レッスン37回目 ( レッスンを始めて54週目 )
10月の第1週はレッスンが無かったので、2週間振りのレッスンである。
前回のレッスンで A minor の自然的短音階 のスケールを練習したが、たった1回レッスンでやっただけで、もう今日は A minor の旋律的短音階のスケール練習に入る。明後日がクラスコンサートなのに、こんな新しい事をやってしまって、ニヘドンの脳の許容量は大丈夫なのか? しかもこれ、バリ難なんですけど! 僅か8小節に0-1-23-4 / 0-1-2-34 / 01-2-3 / 0-12-3-4 の4通りのF.D.( Finger Distribution ) がある。もっと簡単に言うと、指の形が4通りって事。これがバイオリンのやっかいな所なんだよな。ピアノだったら臨時記号の所を黒鍵弾くだけじゃん。ピアノが羨ましい。バイオリンと来たら、指を離したり、くっつけたりを自分で考えなければならない。ゆっくり考えてるとテンポが超スローになってしまうから、考えなくても指が動いてくれる様に身体に叩き込まないといけないんだよな。
これが子供だったら、あっという間に出来る様になるんだけど、大人はついつい頭で考えちゃうんだよね。地道な練習…分かっちゃいるけど…。宝くじ3億円当たったら、仕事は止めちゃって、毎日バイオリン3時間、ピアノ2時間練習するぞ!ニヘドンの夢は果てしないなあ…。
そしてトゥリルの練習。前回は1拍に2つ音を入れて練習したが、今日は1拍に4回音を入れました。恥をさらすと、実はニヘドン、ピアノを弾く時は何気にトゥリルをやってて、深く考えた事無いんですが、トゥリルって、始めた音で終わるんですね! 目からウロコって言うか、衝撃でした。しかも、何回弾くかは、その人次第なんですね! 何でピアノを習っている時にちゃんと正しい弾き方を覚えなかったのか後悔。
家でイブリー・ギトリスのCDを何度も聞いたのですが、トゥリルは早めに終えて、最後の音を長目に伸ばしているのが印象的です。ほほ〜。巨匠はそういう風に弾きますか。今まで何となく聞き流していたトゥリルも、研究すると奥が深いぞ。世界一トゥリルの長い人は誰なんだ?逆に短い人は…? う〜ん、また寝不足になる種が増えてしまった!
そしてアルペジオの練習。今日はエチュード曲はやらずに、クラスコンサートの曲を最終練習。
まずは「ムーン・リバー」。いきなり最初の音が低いと指摘を受ける。うむむむ…。8分音符の所は、「肘をリラックスしてから、弓を細かく」と言われた。ぐむむむ。リラックスって、頭で考えても出来ないものなのであります。「リラックスしなきゃ。リラックスしなきゃって考える余り、余計にチカラが入ったりするのよねぇ。
7小節目の「ラ」も低いですと!? この曲を練習し始めたのが6月29日。約4ヵ月経っても、音程正しく取れないですか?
後半は無難に行くかと思いきや、8分音符が6個並ぶ所は、「弓が元過ぎると引き難いので、銀巻きの上位」と指摘を受ける。そして、「付点2分音符は弓を引き切らないで、少し残す様に」と。要するに、左手の音程も右手のボーイングもなって無いって事ですね。はあ〜。本番が恐ろしくなって来た。

よれよれになりながら、お次は 「 星に願いを 」。 これもいきなり最初の音を指摘された! 「 オクターブの場合、最初の音をしっかり、2番目の音を弱く。 最初の音の響きの中に2番目の音が入る様に」 ですと。 これだからヴァイオリンは・・・・・。
だって、楽譜には 「 レ・レ 」 と書いてあったら、ピアノでは 「 レ・レ 」 と弾けば良いじゃないですか。 ヴァイオリンは何の記号もついてないのに、自分で強弱を弾き分けないといけないんですよ。 独学でヴァイオリンは有り得ないだろう。 師匠から口伝えで教えてもらう事が山ほどある。 この曲はいつも後半はノッて来てまずまずなので、出だしが攻略法だな。 そうは言っても、本番までに何とかなるのか? 最後に、やけくそでカノン。 2小節ずつずれて弾く練習。 集中力が切れると訳分からなくなるぞ。

さてさて、本番の模様は、既に記事になっておりますので、過去記事を参照の事。

2007年10月19日(金)
レッスン38回目 ( レッスンを始めて55週目 )
クラス・コンサートが終わった翌週のレッスンは、何だかやる気がある様な無い様な・・・・・・・・。
A minor の旋律的短音階のスケール練習。 苦戦しております。 
音階の最初の音を 「 主音 (しゅおん) 」 と言うそうである。 ほほ~。 初耳でんがね。
主音の1つ前の音を 「 導音 (どうおん) 」 と言うそうである。 へへ~。 全く知りませんでしたな。
先生曰く、「 導音は主音に近く取れ 」。 つまり、指をくっつけろと、こういう訳ですね。 ところがねえ、そうしたいのは山々なのですが、指がくっついてくれないのよね。 指を真っ直ぐ立てて、くっつけるのは造作も無い事ですが、指の関節を90°、90°に曲げた状態で指同士をくっつけるなんて!!どうしても人差し指と中指が離れてしまう。
そうだ! 人差し指を二へドンだと思うのよ! 中指は石田様よ。 さあ、くっつきましょう! あれ? ちょっと待って!
そんなに遠慮しなくても・・・・・。 あらら、ちょっとお待ちになって。 くっつけないと、 もっとくっついて、 苦しゅうない、もっと近う寄れ。 だから! ピッタリくっついて・・・・・。 ちょっとちょっと、離れない!! がるるるる・・・・・・。
あ、先生、すみません。 左手にチカラが入っちゃってるんですね。 駄目ですよね。 ぺちん! はは・・・・。 ちょっと家で特訓して来ますね。 

そしてアルペジオの練習。 家で弾くと、出来たつもりなんですが、レッスンではどうも いけてません。 そして、いよいよ
G・マリーの 「金婚式」 の練習に突入。 涙!! 来たか。 ヴァイオリンのレッスン1年目で、とうとうここまで来たか。 涙。
ヴァイオリンを弾く者に取って、この曲は、ピアノを弾く者が、「 エリーゼのために 」 を弾くのと同じ意味合いがあります。
これでようやく、 「 アタシ、ヴァイオリン習ってます。 」 って他人に言えるようになったのです。 ( ま、二へドンは頭オカシイので、体験レッスンの時から、『 習ってる 』 『 習ってる 』 とうるさく言っておりましたが・・・・。)
この記事の冒頭の写真が、「 金婚式 」 の楽譜です。 
まずは先生が 40小節全部の音符の指番号を言ってくれるので、慌ててメモ。 一応予習として、自分で指番号を書いて来るのですが、開放弦を使うか、4の指を使うか等の部分があやふやな所もあるので、訂正しつつ、メモメモ。
「 4分の4拍子 」 はかっちり拍を取るが、 「 2分の2拍子 」 は、流れる感じでテンポ的にも早いと レクチャーを受ける。
はしょって言うと、拍の取り方、進み方が違うと言う事ですね。 ( はしょり過ぎましたか~? )
この曲はアウフタクトで、弓の真中始まり。 弓のどこから始めるかと言う事も楽譜には書かれていないので、初心者は先生の
「 教え 」 が命! 「 ラ・ソ・ファ・ミ・レ 」 の部分と 「 ソ・ファ・ミ・レ・ド 」 の部分を特訓させられる。

そしてレパートリー集の 「 早春賦 」 に突入。 これも指番号をメモし、取り合えず全員で弾いてみる。
うう・・・・。 1度に2曲新しい曲を練習せにゃならんのは辛い。 先生、頼むよ~。 こちとら学生じゃないんだからさあ・・・・。
追っかけもせにゃ、ならんのよお・・・・!! 泣きながら次のレッスンへ。


2007年10月26日(金)
レッスン39回目 ( レッスンを始めて56週目 )

またもや A minor のスケール練習。 4分音符4つに2つずつスラーをつけ、弓はダウン、ダウン、アップ、アップで。後半の2つにはテヌートをつけて、半弓、半弓で。 2拍目をやや短くする様に指示を受ける。 相変わらず、スケールが下がって行く時にボロが出てしまう。 「 ラを弾いている間に、2 と 1 の指をナチュラルに移動しておく 」 そうな。 ふ~。 これがね・・・。
楽天家の O型人間には、ちょいと苦しい所。 「 何とかなるさ! 」 では駄目なんです。 緻密に準備を怠らない様にしないと。 さらに、 「 4の指だけ遠くに行こうとしないで、全部の指を開く様に 」 と言われる。 
さらに、アルペジオ。 今日は新しく、エクササイズの曲を2曲。 それぞれ16小節だが、 G major の曲に臨時記号が付いているので、どの指がくっつくのか、慌てて楽譜に書き込んだ。 この作業をしないと弾けないんだよお!
2曲目は、 A minor の 曲に、やはり臨時記号がついている。 スラーも複雑。 はあ~。 また家で特訓か・・・・。

「 金婚式 」 の練習。 伴奏君をかけながら、最後まで弾いてみる。 速い!! 二へドンは家ではチンタラしたペースで練習しているので、レッスンではいつも ジェットコースターに無理矢理乗せ込まれた気がしてしまう。 は! さっきのスケール練習の時の応用練習が、この曲に8回も登場する事に気付く。 うむむむ・・・・・。 敵さんもやるな! 弓先を残したり、弓を短く、短く使う事などの注意を受ける。

そして 「 早春賦 」。 8分の6拍子らしさを出す演奏を求められる。 これもなあ・・・・・ ピアノを弾く時に 「 8分の6らしさ 」って先生から求められた事が無いので、困ったが、逆に弦楽器の方が弓の使い方で 8分の6拍子感を出し易い事に気付く。
先生からも OK が出ました。 先生からのアドバイスは、 「 弓を持つ右手の親指と薬指を、セットでチカラを抜く事 。 」
はい。 とにかくヴァイオリンは身体全体からチカラを抜けば、良い演奏が出来るらしい。 何とこの曲は、先週と今日の2回だけで終了してしまった。 二へドンの満足感はまだまだなので、チキショー、家で弾きこなしてやる!!
でも、来週の新曲は何だろう? レパートリー集は前のページから順番に弾くのではなく、進度に合わせて先生が曲を選んでくれるので、次は何なのか予測がつかない。 曲名だけでも教えてくれれば良いのに・・・・。 ドキドキ。


******** 「 10月のバイオリン・レッスン 」 ・ 完 ********



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