2010年01月27日

東京ニューシティ管弦楽団 ニューイヤー・コンサート☆後半

写真は、ステージに飾られたフラワー・アレンジ。
やっぱり、花で飾られたステージって素敵♪
いつもこうだと良いのに。
もっとフラワー業界と音楽業界がタイアップして、
「 花まみれ 」のステージを実現して欲しいわ。
音楽療法&フラワー・セラピーのダブル効果が狙えそう…?

************************

この記事は、2010年01月09日にアップした
「 東京ニューシティ管 ニューイヤー・コンサート 前半 」の
続きです。
前半の記事はこちらでどうぞ。
→ http://nihedon.hama1.jp/e815495.html

************************

東京ニューシティ管弦楽団
第66回定期演奏会
ニューイヤー・コンサート 2010

日時 : 2010年01月09日(土)
14:00 開場 14:30 開演
会場 : 北とぴあ さくらホール
出演 : 指揮 / 内藤 彰 ( ないとう あきら )
ソプラノ / 安井陽子 ( やすい ようこ )
ピアノ / 加藤大樹 ( かとう だいき )
コンサートマスター / 浜野考史 ( はまの たかし )

演目 :第1部
モーツァルト / 歌劇 「 魔笛 」序曲 K.620
ショパン / ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
第1楽章 Allegro maestoso
第2楽章 Romanze, Larghetto
第3楽章 Rondo, Vivache
ピアノ : 加藤 大樹

休 憩 < 1 5 分 >

第2部
J.シュトラウス2世 / ワルツ 「 南国のバラ 」
J.シュトラウス2世 / 喜歌劇 「 こうもり 」から “ 田舎娘の役ならば ”
レハール / 金と銀
J.シュトラウス2世 / ポルカ 「 雷鳴と稲妻 」
J.シュトラウス2世 / アンネン・ポルカ
J.シュトラウス2世 / ワルツ 「 春の声 」
J.シュトラウス2世 / ワルツ 「 美しく青きドナウ 」

アンコール
1. ヨゼフ・シュトラウス / 憂いもなく
2. J.シュトラウス2世 / トリッチ・トラッチ・ポルカ
3. J.シュトラウス1世 / ラデツキー行進曲

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

15:45から第2部が開始されました。
1曲目はJ.シュトラウス2世 のワルツ 「 南国のバラ 」です。
うーん。 何でシュトラウスを聞くと「 新年~!」って感じがするんだろう?
新年になるとシュトラウスばかり演奏するから洗脳されてしまったかな?
年末は第九で、新年はシュトラウス・・・・・? ま、いいけどね。
四の五の言いつつ、軽やかなワルツのリズムを堪能します。

ねえねえ、シュトラウスって、2010年は年男だって知ってた?
何故か? シュ寅ウス・・・・・・・・・・ だ・・・・・・駄目? 駄目? やっぱり駄目!? あきゅーん!!

しかし、ニューシティの演奏は凄いなー。 流石にプロですよ。
きっちり3拍子のワルツのリズムになってるよー。
え? ワルツは3拍子に決まってるって?
チッチッチ! ( 人差し指を立てて振りながら読んで下さいね。)
ワルツが3拍子だって事は、それは誰でも頭の中では、そう思えるの。
だったら自分でヴァイオリンでワルツを弾いてみなさい。
どういう訳だか全然3拍子に聞こえないっつうの!!
あんなに二へドンが一生懸命に 1、2,3、・・・・ 1,2,3、・・・・・ 1,2,3、・・・・・と
数えて出したはずの音のリズムは、一体空気中の何処へと消え去ってしまうのか・・・・。
ミステリーなのです。
まあ、駄目な二へドンの事は置いておいて。
いや、しかし、ニューシティは、楽しく明るく、年明けに相応しい、良い演奏でした。

さあ、いよいよお待ちかねのソプラノの安井陽子さんの登場です。
黄緑色のふんわりドレスを着て、肩には白いショールをまとっています。
J.シュトラウス2世の喜歌劇 「 こうもり 」から “ 田舎娘の役ならば ” です。
安井陽子さんは二へドンの好きな声の持ち主です。 
高音部がヒステリックに聞こえない所が凄く好きです。
しかし、目の前で生の歌声を聞くと、凄いわ。 テクニシャンだわ。
身振り手振りも自然だし。 安井陽子さんを本当のオペラの舞台で見てみたいな。
彼女が歌い終わると会場から一段と大きな拍手が湧き起こりました。

曲と曲の間に、隣に座っていたTazooが囁きました。
「 みんなのドレスが華やかでいいね。 俺、あのショッキングピンクのドレスがいいな。」
ふふふ。 Tazooもオーケストラの人は黒い服しか着ないと思っていた様です。

次はレハールの「 金と銀 」です。
ハープの音が邪気払いをしてくれる様です。
次々に曲想が変わり、ドラマチックで面白い曲なの。
最後のハイライト部分が激烈に盛り上がって格好いい! 聴いていて気分がスカッとしました。
そう言えば最近では「 キンさん&ギンさん 」の話をする人は全くいなくなってしまいましたよね?
まさかキンさん&ギンさんを知らない世代が出て来ているの!?
( 高齢の双子の姉妹で、マスコミで取り上げられて有名になったのよ。昔。)

お次の曲はJ.シュトラウス2世 のポルカ 「 雷鳴と稲妻 」です。
シンバルと大だいこが勇ましい事この上無し。
この曲はいつもブラス・オーケストラで聴いているので、弦楽を含むオーケストラで聴くのは久し振りで
新鮮な感じがしました。
ちょっとウェットな弦楽器が入っても、ブラス・オーケストラの編成に負けない勇ましさです。

そしてJ.シュトラウス2世 の 「 アンネン・ポルカ 」です。
柔らかい色調の演奏で、ポルカの王道の曲を楽しみました。

J.シュトラウス2世 のワルツ 「 春の声 」では、再び安井陽子さんの登場です!!
安井さんは、今度はショールを取り、全身黄緑色のドレスという井出たちで登場しました。
安井さんは凄いよー。 
あの難しい技を、さも当たり前の様に、しかも楽しそうに歌うんだもの。
安井陽子さんを喩えると「 オペラ界の荒川静香 」ですよ。 兎に角お客の期待を裏切らないもの。
お客が見たい( 聞きたい )と云う高度な技をバッチリと見せてくれるんです。
彼女の声が届くホール内は、全部春色に染まりました。
花咲か爺さんより見事! 見事!!
客席の拍手も一段と大きかったです。
コロラトゥーラは、コンサートに見事な華やぎを添えてくれました。

プログラムの最後はJ.シュトラウス2世の「 美しく青きドナウ 」です。
改めて聞くと、リズムが揺れるなー。 自分では弾きたくないなー。( 笑 )
二へドンはヴァイオリンを始めて4年目に突入。 揺るぎ無い真理を発見致しました。
ヴァイオリンは自分で弾くより、人に弾いてもらった方が楽しい!!( 爆 )

東京ニューシティフィルの若い躍動感に充ちた演奏と、メンバー全員の一体感は素晴らしいと思いました。

アンコールも3曲爆発しましたよ!
指揮者の内藤彰氏は、指揮台の上には上がらずにステージの床の上に立って指揮をしました。

1. ヨゼフ・シュトラウス の 「 憂いもなく 」
  うん。 本当にニューシティは溌剌とした演奏が得意ね。
  これからはニューイヤーコンサートは彼らにお任せって感じですね。
  演奏合間に団員達の掛け声も入り、更に熱気が籠もります。
2. J.シュトラウス2世 の 「 トリッチ・トラッチ・ポルカ  」
 3. J.シュトラウス1世 の 「 ラデツキー行進曲  」

お客さんは大喜びでした。 大阪の演奏会かと思うような喜び様でした。

***** 「 東京ニューシティ管弦楽団 ニューイヤー・コンサート☆後半 」 *****







[ お知らせ ]
2009年04月22日(水)にアップした記事「 第131回オルガン1ドルコンサート 」が
最後まで完成致しました。
純正クラシックの演奏から、へヴィメタ調のマルセル・デュプレまで何でも弾きこなす
若手実力派オルガニストのジャン・フィリップ・メルカールトを知らねば! ですよ。
記事はこちらです。 → http://nihedon.hama1.jp/e98393.html





同じカテゴリー(コンサート)の記事画像
横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
第153回 オルガン・1ドルコンサート
同じカテゴリー(コンサート)の記事
 横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会 (2011-12-12 19:51)
 ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場 (2011-10-17 15:27)
 はじめてのクラシック 2011年 東京公演 (2011-08-15 18:28)
 第7回 イマジン七夕コンサート 2011 (2011-07-08 16:29)
 第272回 神奈川フィル定期演奏会 (2011-05-28 17:22)
 第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目 (2011-05-21 20:46)

Posted by ニヘドン at 00:59│Comments(0)コンサート
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。