ドンドン日記

2010年07月16日(金)

東洋羽毛工業株式会社に、
羽毛布団の製造工程を見学に行きました。

場所はJR 横浜線の淵野辺駅です。
ニヘドンは、よく横浜線を利用して八王子に抜けたりしますが、淵野辺駅は通過するばかりで1度も途中下車した事が有りません。

駅の改札を出て、周辺マップを確認します。
「 へえ〜。淵野辺って、相模原市なんだ。
ええ”〜！？ 相模原市って、神奈川県なの〜！？ 」
土地勘が無いって恐ろしい事です。
だから土地勘が有るかどうかが、犯人を特定するポイントになるのでしょうね。
「 だってさ、だってさ、さっき通った町田は東京都だよね？ 」
境目はアメリカの州境の様に真っ直ぐに引いて欲しいと思うニヘドンなのでありました。
淵野辺って、凄く田舎だと思っていました。
地名が凄いじゃありませんか。
「 淵と野の辺り 」なんですよ。
うっひょ〜。
集合時間が13:00 なので、わざわざ交通費を使って行くのですから、淵野辺でランチをしたいと思いました。

駅周辺に何も店が無かったら、どうしよう？
でも大丈夫でした。
実際に行ってみたら、ニヘドンの地元の保土ヶ谷よりも全然全然都会でお店の数も多かったのです。
だって周囲は学校だらけなんですよ。
青山大学、麻布大学、桜美林大学、日大三高、……………。
学生街に飲食店は付き物です。

実は、ニヘドンは事前に淵野辺駅周辺の飲食店を「 食べログ 」でチェックしておきました。
そしてニヘドンが行きたいお店を３点絞っておきました。
・ イタリアン ダイニング LAXMI ( ラクシュミィ ) … 淵野辺駅北口を右手に進んで左側。
・ タイ食堂ジャルアン … 淵野辺駅南口の階段を下り、右手に進む。
タクシー乗り場を通り過ぎて、そのまま線路沿いを矢部方面に進む。ビルの２階。・ 上海ジミー

ところがですね、ニヘドンは大失態を演じてしまいました。
淵野辺駅に着いたのが 12:20 になってしまったのです。

13:00 集合なのに、ランチを食べるのは微妙〜な時間枠。

LAXMI は、コースを頼んだら、時間が掛かるからと断られたと言うエピソードの書き込みが「 食べログ 」にありました。
なのでこの時点で却下です。
タイ食堂ジャルアンの店の前に行きましたが、パッタイは分量が多いと、これまた「 食べログ 」の書き込みにあったので、ちょっと止めておきました。
お昼ご飯を食べていて集合時間に遅れたなんて、やってはいけないでしょう。
つまり、ニヘドンは、この日、「 ランチ＠淵野辺 」を諦めざるを得なかったのです。

工場見学が終わりました。

「 真っ直ぐお家に帰らない 」病の発作を起こし、( 帰宅恐怖症とは違います。むしろお外の方がもっと楽しいと言うラテン系の人がよく発症する病気です。)ニヘドンは他の4人のブロガーさんに悪魔の囁きを吹き掛けます。
「 ねえねえ、牛汁って知ってる？ 」
取り敢えず、5人のブロガー小隊は、駅のガード下の Italian tomato Cafe Jr. でお茶をしました。

しまさんと、Maxbee さんが、牛汁に乗り気になってくれたので、上海ジミーの夜の営業時間が17:00 〜だったので、それまで Cafe Jr.でまったりと時間を潰しました。

16:50 になったので、「 牛 」分隊は他の２人に別れを告げ、駅の反対側に向かいます。

［ SHOP DATA ]
店名 ： 上海ジミー
営業時間 ： 11:30 〜 14:00
17:00 〜 22:00
住所 ： 相模原市淵野辺3-5-2
電話 ： ０４２- ７５２- １７００
行き方 ： 淵野辺駅北口。
エスカレーターを降りたら左方向に商店街を進む。
( 桜美林大学の方 ) 駅から徒歩3分。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

このお店は、ネットの評判では、「 牛汁 」が名物のお店として有名です。
TV で紹介された後、店に大行列が出来て店を閉める事が出来なくなってしまったとか。
それを裏付ける様に、お店のガラス壁には、お店を訪れた有名人の写真が所狭しと貼られています。

およ！ ホンジャマカの石塚英彦さん！!
石ちゃんはね、ご実家が保土ヶ谷なので、保土ヶ谷駅周辺の居酒屋で目撃情報多数ですよ。

さて、ガラスのスライドドアを開けて、中に入ります。
1階はキッチンを取り囲む様にカウンター席が有るだけです。
「 食べログ 」の情報によると、確か２階はお座敷の席になっているんだよね。

３人並んでカウンター席に座ります。
メニューを吟味して、やはり初心者が味わうべき「 牛汁 」にしました。
これ、「 ぎゅうじる 」って読むんだよね？
「 ぎゅうしる 」？
「 うしじる 」？
これだから日本語は難しいんだよね〜。

意を決して、１人で店番をしている店主にオーダーをします。
「 ぎゅうじるの< 小 > をお願いします。」
「 はい。ぎゅうじるね〜。」
( ほっ。良かった。やっぱり「 ぎゅうじる 」って読むんだ。)
牛汁は２つのサイズが有り、「 大 」が800円。「 小 」が600円。
ニヘドン達は全員「 小 」をお願いしました。

ライスは、大、中、小と3種類有ります。
最初、小サイズでは量が少な過ぎるかなあ？と思っていたのですが、マスターが小と中のお茶碗を見せてくれました。
小サイズでも、家で使っている女性用の茶碗より一回り大きい感じです。
３人共揃って小ライス 180円にしました。

「 牛汁 」は、要するに「 牛スジ煮込み 」の事です。
「 食べログ 」の書き込みには、味は普通と言う意見も有りましたが、ニヘドンは凄く美味しいと思いました。
缶詰めやレトルトパックの物と違って、余分な塩気が無いので、家庭料理の様な丸い味がします。
ゼリー状になった軟骨の部分がコラーゲンですよ！
随分昔に少女だった皆さんは、コラーゲン補給した方がいいですよ！
店の雰囲気は、お洒落な女性が利用する雰囲気では有りませんが、コラーゲンは補給した方がいいですよ！!
ライスも美味しくて、このお店、気に入りました！!

凄く嬉しかったのは、マスターが気さくな方だったと言う事です。
決してマスターの方から話し掛けてくる事は有りませんが、こちらが質問した事に関しては、懇切丁寧に教えてくれます。

ニヘドンがマスターに訊いた事は例えば、
「 上海ジミー の店名の由来は ？ 」
そう。ニヘドンに取って、ジミーと言えば、英国のヘヴィ・メタ・バンド LED ZEPPELIN の、黒魔術との関係も噂される怪しいギタリスト、ジミー・ペイジを連想してしまうのですよ。
ブログを始める時に、ハンドル・ネームを「 地味ペー子 」にしようかと思った位なんですから。
ジミーと聞いたら、「 ジミ・ヘンドリックス 」を思い出す人もいるかもしれませんね。

さて、マスターの答えは、
「　先代が、中国に居た人だから。　日本人なんだけどね、ほら、昔は、そうだったじゃない。」
ええ、ええ、分かります。　二へドンの母親も釜山生まれで、戸籍謄本にも出生地は釜山に
なっていましたから。
「　最初は中華料理屋だった訳。　何度か店名を変えて、僕がやる時に、『　上海ジミー　』に
　　戻したんだよね。」
へ～。　いい名前だと思います。　もし、他の名前だったら、二へドンはネットで見ても来る気に
ならなかったかもしれません。
こんな感じで、マスターは、二へドンが質問した事には、丁寧に答えてくれて、
いい感じのお店でした。
開店の１７：００まで１時間喫茶店で時間を潰して来た事も告げました。
「　ここ、夜の１０時までやるでしょう。　途中で休まないと、もう身がもたないんだよね。」　との
事でした。　そうだよね。　ずっと立ちっ放しの仕事だから、体力的にきついよね。

この牛汁をご飯の上に乗せた「　牛筋丼　」　も人気なのだとか。
牛丼のつゆだくが好きな人は、牛筋丼もいいかもね。
二へドンは、牛汁　＋　ライスが好きだけど。
体育会系の男子は、ハンバーグに、牛汁、そして大盛ライスを食べるのだとか。

牛汁の味が美味しいのは、ただ単に味付け云々ではなく、マスターのお人柄という
絶対にどこにも売っていないスパイスが入っているからだと思いました。

「　今度は、ランチを食べに来ますねー！」　二へドンはお会計が済むと言いました。
「　今度は是非ハンバーグを食べてみて下さい。　」　マスターが言いました。
は～い！！　
もしかしたら、若いお嬢さんは、１人では入りにくい店だと思うかもしれませんが、
全然そんな事は無いです。
もし、マスターが、そんなに忙しそうでなければ、どんどんマスターに放しかけてみて下さい。
見た目は、ぶっきらぼうみたいに見えますが、優しく返事を返してくれる人です。
やっぱり、ご飯を美味しく食べる秘訣は、楽しい会話だよね。
そんな基本に立ち返れたお店です。

＊＊＊＊＊　「　上海ジミーの「 牛汁 」( ぎゅうじる )　」　・　完　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊