2011年04月01日
「トゥルー・グリット」・ 前半

邦題 : トゥルー・グリット
監督 : ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
キャスト : マティ・ロス
/ ヘイリー・スタインフェルド
保安官コグバーン
/ ジェフ・ブリッジス
テキサス・レンジャーのラビーフ
/ マット・デイモン
トム・チェイニー
/ ジョシュ・ブローリン
ラッキー・ネッド・ペッパー
/ バリー・ペッパー
ハロルド・パーマリー
/ ブルース・グリーン
鑑賞日 : 2011年04月01日(金)
映画館 : MOVIL
料金 : 1,000円( レディース・デー )
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ニヘドンの好きなテイストの映画です。
ニヘドンが高校生の頃、よく浅草の名画座に通っていて、学生料金で( 当時で500円位だったかなあ?)3本立てとか見ていました。
その時代に名画座でよく掛かっていたウェタン映画のテイストです。
キャラダイン兄弟とか、つい思い出しちゃいますねー。
さて、「 トゥルー・グリット 」の粗筋は…。
14歳の少女が、自分の父親を殺して逃げた犯人を自力で探す旅に出るのです。
50ドルで保安官を雇い、一緒に馬に乗って野宿をしながらの旅です。
そこにテキサス・レンジャーの男も加わりますが、保安官とレンジャーは口論が絶えない。
結局、少女は憎き犯人を自分の手で撃ち殺します。
映画は少女が年老いて、保安官に会いに行く所で締めくくられます。
凄い映画です。
見方を間違えると、教育上、大変よろしく無い映画ですよ。
よゐこは絶対に真似しないでね、のシーンの連続です。
2時間の上映時間の間、ニヘドンは何度、口をアングリ開けた事か!
映画慣れしている筈のニヘドンの口をアングリさせるなんて、かなりな実力の映画です。
暴力シーン満載。
とは言っても、所詮、素手やナイフやピストルと言ったレトロな手段しか出て来ないので、バイオレンス映画が好きな人には物足りないかもしれませんが。
「 復讐や敵討ちは虚しいだけだ 」なんて優等生的な視点は、この映画を観ている間だけでも捨てて下さい。
この映画は、14歳の少女の不屈の精神を味わう映画です。
今、東日本大震災( この名称が閣議で決まったばっかりや。)で、国民全体が何となく意気消沈している中、
忘れていた「 不屈の精神 」を思い出す縁( よすが )にして欲しい映画です。
多分、日本人には好き嫌いが別れる映画だと思います。
が、出演者の演技力はピカピカに輝いています。
往年のウェスタン映画ファンにも是非とも観て欲しい。
最近の日本人は何故かウェスタン・ムービーを観なくなっちゃった気がするんですが、楽しいよね。
MET ライブ・ビューイングの「 西部の娘 」by プッチーニ なんかめ思い出してしまいました。
映画の中の2つの物が、強く心に残りました。
・ 強い意志を秘めた少女の瞳
・ 林の中に降るボタ雪
少女の瞳の強さと、溶けて消える雪ね儚さの対比を考えると、この映画には然り気無い美しさが有ったなと思います。
皆さんは、好きか嫌いか、ともかく、この映画を観てみて下さい!
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本日の予告編 :
☆ ザ・ライト エクソシストの真実
☆ カウボーイ&エイリアン スピルバーグだよぉ。 2011年09月16日(金)公開
予告編だけ観ると、エイリアンの襲撃のシーンは、笑っちゃう位に痛快だよね。
☆ トランスフォーマー 3 およよ。 これもスピルバーグだ。 2011年07月29日公開。
☆ SUPER 8 おいおい、またスピルバーグ。 スピルバーグ祭り?
総指揮ったって、どれだけ現場に関わっているのか、甚だ疑問です。
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松崎広幸 ・ 字幕
ナレーション 「 悪しき者は追われなくても逃げる。
若い娘が家を離れて・・・・・・・・・」
マティ 「 トム・チェイニーが私の父を撃った。
チェイニーは宿から銃を持ち出し、止めようとした父を撃った。」
ナレーション 「 罰を逃れたと安心しただろうが、そうは行かない。」
お下げ髪の少女マティがSLに乗り窓からフォート・スミスの文字を見る。
裾が、ふんわりとしたロングスカートに、ブーツ履き。
父の遺体と対面する少女・マティ。
ヒゲ爺ィがマティに代金を請求する。
町の広場では3人の男の公開処刑が行なわれている。
真ん中に立たされた男は声高に懺悔をし、泣く。が、顔に黒い袋を被せられる。
左端の男も、右端のネイティブ・アメリカンの男も、同様に袋を被せられる。
あっと云う間に彼らの足元の板が開き、3人共縛り首になってしまう。
( こういう場面って、普通、足元だけ写して縛り首の刑が施行された事を暗示するのが
良識有る映画だと思うけど、この映画ではモロにぶら下がっている所を見せちゃってます。
乙女な二へドンは、ちょっとビックリ。)
マティ・ロス「 1人で犯人を捜したいの。
Who is the best marshall ? 」
ヒゲ爺ィ「 ルイス・ルーカス・コグバーン。酒好きだ。
L.T.クインだろう。 だが、生け捕り主義。」
トイレで用を足しているルースター。
「 フランク・ロス駅留め 」の文字が書かれた木の棺桶が映し出される。
マティ・ロスはストーンヒル綿仲買人というい看板の出された店に入る。
店の主人「 中の下が9セント半。」
マティ・ロス「 父が買ったムスタングを買い戻して。
盗まれた馬の300ドルを返して。」
店の主人「 馬の見張り役は鼻を折って重傷だ。」
マティ・ロス「 裁判を起こすわ。ジュディが・・・・。」
店の主人「 よし、最後のオファーだ。」
マティ・ロス「 325ドル。」
店の主人「 300ドルだ。」
マティ・ロス「 弁護士は325ドル以下では妥協するなと。
でも320ドルならいいわ。」
マティ・ロスは知り合いのお婆さんの家に行き、1泊、泊めてもらう。
マティ・ロスは其処で父親の遺品を見せられる。
お婆さん「 その銃を入れる袋が必要なら、小麦袋を1つ5¢で売るわよ。」
翌朝マティは裁判所で行われている法廷を見る。
コグバーンが被告の弁護をしていてマティは近寄って彼を見る。
コグバーンは右目に黒い眼帯をしている。
髭面だが黒いスーツを着ていて、なかなかワイルドな紳士。
検察官 「 Mr.コグバーン。連邦保安官になって4年の間に何人を撃った?
Mr.コグバーン。今年になってからのも入れて 23人だ。」
検事は死体の倒れている写真を手にして見せる。
裁判の後、階段を下りるコグバーンにマティは話し掛ける。
コグバーン 「 袋の中を見せろ。」
コグバーンは中に入っていた銃を見る。
マティ 「 50ドル払うわ。」
コグバーン 「 おとぎ話と牧師の説教と金儲けの話しは信じない主義だ。」
マティは或る建物の中に入る。
保安官がポーチで葉巻をくゆらせている。
その保安官が空き部屋に泊まるので、マティは再びターナーお婆さんと同じベッドで眠る羽目になり、お婆さんの鼾に悩まされる。
毛布にすっぽりくるまるマティ。
「 My nane is ラビーフ。」マティが目を覚ますとラビーフが喋り始める。
「 イェール郡から来た。無礼な口をきくと損をするぞ。」
ラビーフはチェイニーの写真を見せる。
「 I'm Texas Ranger. 」
マティ 「 何故チェイニーを追うの? 」
ラビーフ 「 議員を殺した。」
マティ 「 優秀な保安官を雇ったわ。」
ラビーフ 「 俺も一緒に行こう。」
弁護士のタゲットからマティを諌める手紙が届き、マティはそれを読む。
マティは綿屋に行き、お金を受け取る。
マティは 10ドルで馬を1頭買う。
その馬の名前は Little Blacky にする。
マティは眠っているコグバーンを起こす。
コグバーンは 100ドルの報酬を執拗にマティに要求する。
コグバーン 「 50ドルは前金だ。金を置いて行け。
明日 06:00 に来い。」
翌朝、コグバーンの所へマティが行くと、別の男が寝ていて、マティに手紙を手渡す。
川の向こう岸にコグバーンが居た。
マティは馬の Blacky に乗って、川の中に飛び込む。
コグバーンは、川を渡るマティの姿を嬉しそうに見詰める。
川を渡り切ったマティは、コグバーンの前に立つ。
ラビーフがマティを馬から引き摺り下ろし、マティは地面にお尻を叩き付けてしまう。
コグバーンがピストルを構えてラビーフを止めさせる。
夜、焚き火をしながら、コグバーンとラビーフは作戦を練る。
コグバーンとラビーフはお互いに悪口の応酬。
朝、マティが目覚めると、コグバーンは出掛ける支度をしている。
マティ 「 Where is Mr. LaBoeuf ?
ラビーフさんと取り決めをしたでしょう? 雇い主の私にも教えて。」
戻って来たラビーフとコグバーンは口論を始める。
コグバーン「 契約解消だ。」
ラビーフ「 アディオース!」
ラビーフは1人で馬に乗って行ってしまう。
マティとコグバーンは、バグビーの家に行く。
コグバーンはネイティブ・アメリカン達に乱暴狼藉を働く。
チェイニーは、此処には来ていないと言う情報を聞き出したので、
マティとコグバーンは林の中を馬を進める。
見上げる様な高い木の枝に1人の男が首を吊るされていた。
コグバーン「 チェイニーか?」
マティ「 足の裏じゃ分からない。」
コグバーン「 木に登って顔を確かめろ。」
マティは言われた通りに気に上る。( 勇気有るわ~。)
コグバーン「 切り落とせ!」
マティはナイフでロープを切る。
首吊り死体は落下する。
コグバーン「 I do not know this man. 」
そこへライフルを持った男が馬に乗ってやって来る。
コグバーン「 こいつが欲しいのか? 」
男は黙って頷き、死体を馬に乗せて立ち去る。
***** 「 「トゥルー・グリット」・ 前半 」 ・ 完 *****
Posted by ニヘドン at 22:35│Comments(0)
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