2008年04月10日

一つ屋根の下

息子ちゃんが小学校の時は、よ~くキャンプに参加させた。
横浜は、また、子供キャンプの企画が星の数程有る。
NPO団体が主催のもの。 スポーツ財団が主催のもの。 教育委員会がらみのもの。 市や県の施設主催のもの。
知らない人は全く知らずに子供時代を過ごしてしまうのでしょうが、息子ちゃんは、ひどい時は毎週末キャンプに出かけた。
夏休み40日間に、30日間キャンプに参加した事もある。 アメリカ人かお前は!! という感じです。

何故、そんなにキャンプに参加させるのか? 
そもそもの発端は、息子ちゃんが障害児だったから。 とにかく身体を動かす事が身体と心のリハビリに効くと信じていた。
また、息子ちゃんも嫌がらなかった。 彼自身も自然を必要としていたのかもしれない。
そして、日本のありとあらゆる所にはびこっている マザコン男に辟易していたから。
自分の息子は絶対にマザコンにはしない!! したくない!! いや、させない!!
早くから親元から離し、強い男に育てあげるのだ!!

キャンプと一口に言ってもいろいろな形態がある。
日帰りデイキャンプ。 1泊2日。 1週間以上の長期。  子供だけのキャンプ。 親子参加のキャンプ。

親子参加のキャンプは、親子1組に1部屋を与えてくれる所も有る。 ( 南伊豆臨海学園など。 )
大抵は、数組の親子を1部屋に入れる相部屋制である。 ( ふれあいの村など。 )
相部屋にするにもルールが一応ある。 両親と子供が参加の場合は、相部屋の人も両親と子供参加の人と。
父親と子供参加の場合は、相部屋の人も父親と子供参加の人と。
母親と子供参加の場合は、相部屋の人も母親と子供参加の人と。
父親と子供ペアが、母親と子供ペアで同室になると、やはり問題有りと見なされるのでしょうね。
よっぽど部屋数の問題がなければ、上記のような組み合わせになります。

その時初めてあった人と、一つ屋根の下で眠る。 お相手がイケメンだったらドキドキですが、イケメンと同室なんて有り得ない。
大体イケメンはキャンプには参加しないでしょ。 ( 笑 )
大抵は、気の合う人々と楽しい語らいの夕べを過ごす事になります。
わざわざ休日を、田舎に来て、レストランに行けばただ食べるだけで良いのに、薪を割って、火をおこして、料理を屋外で作って食器や鍋は山からの冷たい水で洗わなければならない。 洗濯にも不自由する。 虫にさされる。 都会では考えられない、あぶとか、ぶよとか、猛烈に痛い虫に刺される。 雨が降れば足はドロドロ。 テントにボトボト落ちる雨の音はうるさくて眠れない
。 プログラムには山登りとか、カヌー漕ぎとか、疲れる事ばかり。 夏はクーラーが無い。 TVも見られない。
お酒は禁止。 ( バーベキューの時にビールを出してくれる所もありますが・・・・・。 それは秘密! )
こんな体験を嫌がらずに、いや、むしろ楽しい事だと思ってしまう人種が、キャンプに参加するのですから、気が合ってしまって当然ですね。 キャンプ先で知り合った仲間って、本当に良いものです。 
各地のキャンププログラムで、複数回顔を合わせる、いつものメンバーという人々もいて、キャンプの世界でも隊長な二へドンです。

ところがですね、たまに、波長の合わない人と一つ屋根の下で寝なければならない事態にも遭遇します。
その1. 「 考え過ぎママ 」 
      コテージに3組の母&息子が相部屋になった時の事。
      「 子供が低学年ならともかく、6年生の男と一緒の部屋って有り得ない。」って言われた事あります。
      二へドンにとって、子供は子供。 異性の対象として見た事がなかったので、この発言にビックリです。
      「 私は女なのに、あんな大きい男の子と一緒じゃ眠れない。 」
      ええ~!? だったらキャンプなんか参加しないで、旅館にでも泊まって個室を取りなよ。
      しかも、部屋割りを決めるのは主催者側だから、嫌だと言う事を、二へドンに言われたってどうする事もできませんが?
      しかし、6年生の男の子を、一般の男と見なす考え方は、どうなんでしょうか?
      二へドン以上に妄想肌!?
      こういう人と一つ屋根に寝ても、今ひとつ盛り上がらなかったのは、言うまでもありません。

その2. 「 クレーマーママ 」
      最初、テントに3組の母&息子が相部屋( 相テント? )になった時の事。 
      「 狭い。 狭い。 」 と叫び回って、主催者にくってかかって、自分達2人で1つのテントをせしめた。
     その夜、大雨。 小さいテントは、やはり防水の点で、大きいテントに劣り、散々な目にあったらしい。
     翌朝、「 私達だけ小さなテントに寝せた! 」と吠えまくった。
     食事のメニューから、行事の進行から、何から何まで文句をつけ、最後の晩のお別れディナーには、体調が悪いと
     ボイコット。 帰りのバスが横浜に着いた時は 「 もう2度と参加しない 」 と捨て台詞を吐いて姿を消しました。
     そういう母の姿を見ながら育つ小学生って・・・・・・・。

その3. 「 じっと待つママ 」

      相部屋の場合、どこで寝るのかって、言うのは、同じ部屋の人たちの間で決めます。
      大体、部屋に入った順で荷物を置いた辺りに適当にって、感じが多いみたいです。
      中には夜中にトイレに行くから、出口に近い所がいいわ。 と、ちゃんと理由をつけて、好きな場所を確保する人もいます。
      ある時、宿舎がコテージで、2段ベッドが4つある部屋に2家族が泊まる事になりました。
      このキャンプは、一度に複数のプログラムが同時進行し、参加者は好きなプログラムに参加する事が出来ます。
      二へドンも息子ちゃんも、プログラムは参加するものだと思っているので、いかに1つでも多くのプログラムを消化するかに命を掛けていました。 
      受付を済ませ、部屋のベッドの上に荷物を放任り投げると、早速プログラムにすっ飛んで行きました。
      次から次に参加しまくり、ようやく消灯時間前に部屋に戻りました。
      すると、青白い顔のママと娘が言いました。
      「 どうして、早く帰って来てくれなかったの? 」
      へ????????  あの、あの、プログラムに参加する為に来てますから。。。だから、あの・・・・。
      「 早く帰って来てくれなかったから、私達、寝るところを決められない。」
      えええええええ!? あの、荷物が置かれていないベッドに勝手に寝てはいかがでしょうか?
      ひざを寄せ合って、お話し合いをしなけりゃいけなかったのでしょうか?

      世の中には色々な考え方の人がいますね。
      二へドンは、ツアコン、交流プログラムのコーディネーター、新幹線のグリーンアテンダント、キャンプ等を通じて
      他人と1つ屋根状態を、普通の人より遥かに多く経験して来たけれど、
      何の気兼ねも無く、一緒に寝られるのは、やっぱり夫と子供だね。 
      あとは、石田~リン!っと。

***** 「 一つ屋根の下 」 ・ 完 ****************


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Posted by ニヘドン at 02:07│Comments(0)徒然
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