2009年02月22日
マルタのやさしい刺繍
2009年02月22日(日)
「 今日は何もしないで1日家で寝腐っていようか? 」
弱る気力をふり絞ってシネマ ジャック& ベティに
10:10開映の映画を見に行きました。
今日見た映画は、
日本でも中高年の女性に静かに支持されている
スイス映画 「 マルタのやさしい刺繍 」です。
どれだけ静かに支持されているかと言うと、
「 映画館に映画を見に行くのは年に5回以下 」と言う
Sue さんが、ニヘドンに先掛けてわざわざ銀座まで見に行った映画なんですよ。
ニヘドンが見逃す訳には行きませんね。
登場人物
マルタ・ヨースト ( シュテファニー・グラーザー ) ………… 夫に先立たれ、無気力に陥る。
50年前、洋服と下着を作る勉強をしたが、
夫に反対され服作りを止める。80歳。
ヴァルター・ヨースト ( ハンスペーター・ミュラー =ドロサート )……… マルタの息子。牧師。
ブレニ ・ヨースト …………… ヴァルターの妻。
リージ・ ビーグラー ( ハイジ=マリア・グレスナー )…………… マルタの理解者。
アメリカかぶれ。
シャーリー・ビーグラー ……… リージの娘。美容師。
ヴァルターと不倫中。
フリーダ・エッグシュビーラー夫( 公式ホームページでは「 エッゲンシュワイラー 」の表記 )
( アンネマリー・デューリンガー )
…………… 老人施設住まい。マルタの友人。
ハンニ・ビエリ ( モニカ・クブサー )……… マルタの友人。
フリッツ …………… ハンニの息子
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
映画のチラシに書かれているコピーは
「 スイス動員数No.1 ! 遅咲きの乙女たちが贈る、最高にチャーミングなハートフルストーリー 」です。
スイスでは、同年公開の 「 ダ・ヴィンチ・コード 」「 パイレーツ・オブ・カリビアン 」を抜いてNo.1になった曰わく付きの作品です。
エメンタールと言う農村地方の小さい村が舞台です。
臭い程に絵に描いた様な長閑な農村風景が広がります。
丸みを帯びたなだらかな丘陵地を、アルプスの少女ハイジが裸足で駆けて来たって、まるで違和感有りません。
隣の家で飼っている犬がパトラッシュであっても、そんなもん当たり前だと思ってしまうでしょう。
家族で手を繋いで、サウンド・オブ・ミュージックごっこをやっても全然OKですねぇ。
映画の台詞はドイツ語です。
でも、そんなメルヘンの世界に包まれているせいか、出演者達のドイツ語が、ドイツで話されているドイツ語と違う様に聞こえました。
ちょっとチェコ語っぽいと言うか、いや、チェコ語は違うか。( 笑 )
スイス訛りのドイツ語って事なんでしょうか?
マルタは、映画の中では80歳と云う設定になっています。
でも演じているシュテファニー・グラーザーは実年齢88歳 !!
最近、世界の映画スクリーンは爺さん婆さんに占拠されてませんか!?
最近ニヘドンが見た映画を思いつくままに挙げてみると
・ ヤング@ハート ( アメリカ映画 )
・ チェチェンへ 〜 アレクサンドラの旅 ( ロシア映画 )
・ 画家と庭師とカンパーニュ ( フランス映画 )
爺さん婆さんと言ってしまうのは可哀想ですが、もう少し中年レベルまで年齢層を広げると
・ 少年メリケンサック ( 日本映画 )
・ 地上5センチの恋 ( ベルギー・フランス映画 )
「 マンマ・ミーア!」ではメリル・ストリープが歌って踊って頑張ってたよね。
「 ヘア・スプレー 」ではジョン・トラボルタが体重増量して頑張ってたよね。
世界の中高年は元気と云うか、若いモンが元気が無いと云うか…。
この映画は、美しいスイスの農村風景と同じく、ゴリ押しの無いマイルドな雰囲気に包まれています。
だから感動する映画ではありますが、感動の大波が押し寄せて来る訳では有りません。
そういう大袈裟な感動を期待する人には向きません。
マルタのランジェリー・ブティックが成功するに決まってるって最初から話も見えちゃってますしね。
マルタの新しいビジネスに否定的な人々の意地悪の数々も牧歌的で、残酷な映画を見慣れてしまっているニヘドンには微笑ましささえ感じる程でした。
監督のベティナ・オベルリは、登場人物達に比して若いんですよー。
1972年生まれというから、現在36歳!!
孫がお婆ちゃん達の映画を撮りましたって感じですね。
この映画の影の見所は「 食い物 」です。
映画の随所に食卓やお茶のシーンが出て来るのですが、スイーツが凄い!
スイスの人々は本当にいつもそんなに巨大なスイーツを食べているんですか!?
映画の中でマルタが
「 ケーキのお替わりはしないの ? 」と言われるシーンが有ります。
80歳の人間にケーキのお替わりを勧める!?
ただでさえ、日本のケーキよりサイズがデカいんだから、1個食べれば充分じゃないの!?
スイスにはメタボ検診は無いのでしょうか?
では、時間が有れば、この後ネタバレを少しずつ書いて行きます。
続く……。
マルタのやさしい刺繍 - goo 映画
「 今日は何もしないで1日家で寝腐っていようか? 」
弱る気力をふり絞ってシネマ ジャック& ベティに
10:10開映の映画を見に行きました。
今日見た映画は、
日本でも中高年の女性に静かに支持されている
スイス映画 「 マルタのやさしい刺繍 」です。
どれだけ静かに支持されているかと言うと、
「 映画館に映画を見に行くのは年に5回以下 」と言う
Sue さんが、ニヘドンに先掛けてわざわざ銀座まで見に行った映画なんですよ。
ニヘドンが見逃す訳には行きませんね。
登場人物
マルタ・ヨースト ( シュテファニー・グラーザー ) ………… 夫に先立たれ、無気力に陥る。
50年前、洋服と下着を作る勉強をしたが、
夫に反対され服作りを止める。80歳。
ヴァルター・ヨースト ( ハンスペーター・ミュラー =ドロサート )……… マルタの息子。牧師。
ブレニ ・ヨースト …………… ヴァルターの妻。
リージ・ ビーグラー ( ハイジ=マリア・グレスナー )…………… マルタの理解者。
アメリカかぶれ。
シャーリー・ビーグラー ……… リージの娘。美容師。
ヴァルターと不倫中。
フリーダ・エッグシュビーラー夫( 公式ホームページでは「 エッゲンシュワイラー 」の表記 )
( アンネマリー・デューリンガー )
…………… 老人施設住まい。マルタの友人。
ハンニ・ビエリ ( モニカ・クブサー )……… マルタの友人。
フリッツ …………… ハンニの息子
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
映画のチラシに書かれているコピーは
「 スイス動員数No.1 ! 遅咲きの乙女たちが贈る、最高にチャーミングなハートフルストーリー 」です。
スイスでは、同年公開の 「 ダ・ヴィンチ・コード 」「 パイレーツ・オブ・カリビアン 」を抜いてNo.1になった曰わく付きの作品です。
エメンタールと言う農村地方の小さい村が舞台です。
臭い程に絵に描いた様な長閑な農村風景が広がります。
丸みを帯びたなだらかな丘陵地を、アルプスの少女ハイジが裸足で駆けて来たって、まるで違和感有りません。
隣の家で飼っている犬がパトラッシュであっても、そんなもん当たり前だと思ってしまうでしょう。
家族で手を繋いで、サウンド・オブ・ミュージックごっこをやっても全然OKですねぇ。
映画の台詞はドイツ語です。
でも、そんなメルヘンの世界に包まれているせいか、出演者達のドイツ語が、ドイツで話されているドイツ語と違う様に聞こえました。
ちょっとチェコ語っぽいと言うか、いや、チェコ語は違うか。( 笑 )
スイス訛りのドイツ語って事なんでしょうか?
マルタは、映画の中では80歳と云う設定になっています。
でも演じているシュテファニー・グラーザーは実年齢88歳 !!
最近、世界の映画スクリーンは爺さん婆さんに占拠されてませんか!?
最近ニヘドンが見た映画を思いつくままに挙げてみると
・ ヤング@ハート ( アメリカ映画 )
・ チェチェンへ 〜 アレクサンドラの旅 ( ロシア映画 )
・ 画家と庭師とカンパーニュ ( フランス映画 )
爺さん婆さんと言ってしまうのは可哀想ですが、もう少し中年レベルまで年齢層を広げると
・ 少年メリケンサック ( 日本映画 )
・ 地上5センチの恋 ( ベルギー・フランス映画 )
「 マンマ・ミーア!」ではメリル・ストリープが歌って踊って頑張ってたよね。
「 ヘア・スプレー 」ではジョン・トラボルタが体重増量して頑張ってたよね。
世界の中高年は元気と云うか、若いモンが元気が無いと云うか…。
この映画は、美しいスイスの農村風景と同じく、ゴリ押しの無いマイルドな雰囲気に包まれています。
だから感動する映画ではありますが、感動の大波が押し寄せて来る訳では有りません。
そういう大袈裟な感動を期待する人には向きません。
マルタのランジェリー・ブティックが成功するに決まってるって最初から話も見えちゃってますしね。
マルタの新しいビジネスに否定的な人々の意地悪の数々も牧歌的で、残酷な映画を見慣れてしまっているニヘドンには微笑ましささえ感じる程でした。
監督のベティナ・オベルリは、登場人物達に比して若いんですよー。
1972年生まれというから、現在36歳!!
孫がお婆ちゃん達の映画を撮りましたって感じですね。
この映画の影の見所は「 食い物 」です。
映画の随所に食卓やお茶のシーンが出て来るのですが、スイーツが凄い!
スイスの人々は本当にいつもそんなに巨大なスイーツを食べているんですか!?
映画の中でマルタが
「 ケーキのお替わりはしないの ? 」と言われるシーンが有ります。
80歳の人間にケーキのお替わりを勧める!?
ただでさえ、日本のケーキよりサイズがデカいんだから、1個食べれば充分じゃないの!?
スイスにはメタボ検診は無いのでしょうか?
では、時間が有れば、この後ネタバレを少しずつ書いて行きます。
続く……。
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Posted by ニヘドン at 15:34│Comments(0)
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