2008年12月30日

「Crush・運命の恋」

2008年12月14日(月)

Brillia SHORTSHORTS THEATER で「 プログラム O 」を見ました。
ブリリア・シアターでは2週間毎にプログラムが新しくなり、通しのアルファベットが付けられます。
だからこの週は「 O 」なのです。
「 クリスマス・スペシャル
世界のラブショート特集 」です。
欧米の5本のショート・フィルムが集められています。
これから1本ずつ紹介していきますね。
今日は最初の1本から。

英題 : Crush
邦題 : 運命の恋
監督 : A.J.Garces
上映時間 : 04:49
ジャンル : ロマンス
制作国 : アメリカ
制作年 : 2006年

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ブリリア・ショートショート・シアターでは、内外の著名人が、ショート・フィルムに対する応援メッセージをしているのを撮って上映前にスクリーンで流します。
中村獅童さんとか、なかなか有名所が出ています。
1番ニヘドンの心を掴んだコメントをしているのが番組のナビゲーターをしている望月理恵さん。
「 私も仕事柄、短い言葉で気持ちを伝える事の大切さを感じています。
ぶれないメッセージ、それがショートショート。
Movie is short.
Life is long. 」
そうそう、そうそう。
「 ぶれないメッセージ 」!!
これなんですよ!これ!
ニヘドンがショート・フィルムに嵌まってしまい、ショート・ショート・シアターの年間パスポートまで買ってしまったのは、
この 「 ぶれないメッセージ 」の魅力を知ってしまったからなんですね。
ロードショー上映する為に、無理無理に2時間に引き伸ばした映画より、よっぽど見る価値ありまっせ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


さあ、では映画のストーリーを語りましょう。
これは白黒映画です。
オフィスビルのエレベーターに、OLさんが乗り込みます。
そこへ男が乗り込んで来ます。
エレベーターの扉が閉まり、ゆっくりと上に上がって行きます。
男と女は、お互いを意識して、時々チラ見をします。
その内、男が女に話し掛けます。
「 17階だよね? 」
「 いいえ、18階よ。」
「 18階のオフィスなら、マークって知ってる? 」
「 ええ、あの役立たず。」
「 He's my brother.」
「 Oh, Gosh.」
「 冗談だよ。冗談。」
こんなやり取りが有り、すっかり打ち溶けた2人。
エレベーターを下りる時、女は自分の名刺を男に渡す。

男は女に電話をかける。
楽しそうに電話で話しながら笑い声を立てる2人。
次第に会う様になり、デートの回数は頻繁になり、
一緒に料理をしたりする。

ああ…いいなあ…。
この2人が絶好調に盛り上がっているの、すごく良く分かるよ。
こう言う幸福を1度でも味わっちゃうと、もう恋愛は止められなくなっちゃうんだよね〜。
ニヘドンにだって、こんな2人の様に甘い甘いラブラブな経験が有ったんだぞー。

現在の事は聞くなってば!! (-“-;)

さて、映画の中では2人のラブラブ度は、止まる所を知りません。
うひゃあ〜。
男がレストランで婚約指輪を贈ってしまいましたよ!!
キャーキャー!!
これって、世界中の女性の夢だよねー!
キャーキャー! 羨ましい〜!

「 SEX AND THE CITY 」みたいな結婚式直前に、男が逃げるみたいな話しにはなりませんよ。
2人は無事に結婚式を挙げますよ。
ウェディングドレスを着て、幸福そうに笑顔全開!!
これも宇宙全ての女性の夢だよねー!
夢の様に順調。
こんな人生を送りたいですよねー。

直に女は妊娠します。
2人は新しく一軒家を購入します。
2人は娘を2人授かります。
家の芝生の庭で、夫婦と娘2人と過ごす団欒のひと時…。
絵に描いた様な幸福。

ピンポーン。


ん? 何? え? エレベーターが目的階に到着した音……?

あ……。
あの、めくるめく幸福な日々は、女の妄想だったのね。

はははは…。
男がエレベーターを下り様としたので、女は慌てて名刺を渡します。

おお…。
ここから、女の妄想が、実現するのかな?
女の妄想は、正夢ならぬ「 正妄想 」!?

エレベーターの扉が完全に開くと、エレベーターホールに1人の男が立っていて、エレベーターを下りた男と、ガッチリ包容。
ブッチュリ、口づけ。
人前で男性同士の濃厚なキスをしても、ホモ呼ばわりされないのはホーネッカーさんだけだろう。
他の男共のキスは、そりゃあ、ホモだろう〜。

女の妄想は一瞬にして CRUSH !!

エンドロールの時に、ピンポーンの音が数回聞こえて来る。
分かった。 分かりました。 もう夢から覚めました。 はいはい。
現実の世界に戻りますってば。

虚しい。その虚しさ、分かるよ。
現在のニヘドンが毎日味わっている気持ちだ。
妄想している間は天国なのである。
現実を思い知らされた後は……。

CRUSH …… 。
これはニヘドンの為に作られたショート・フィルムですかな?

***** 「 Crush・運命の恋」 ・ 完 **************
  


Posted by ニヘドン at 22:31Comments(0)映画

2008年12月30日

映画館、コンサートホールで、ちょっと嫌な事。

2008年12月30日(火)

映画館やコンサートホールの座席に座っていると、ちょっとムッと来る事が有ります。
その「 ムッ 」を新年に持ち越さない為に、ここで毒を吐いて身を清めておきたいと思います。

何と言っても、「 騒音 」が駄目です。
最近、富に騒音を立てて平気な人が増えて来た様に思います。

特にこの年代の人がうるさいと言うのは、ありません。
老いも若きも、うるさい人はうるさいです。
男女にも差は有りません。
が、うるさい子供を放置する母親は全くもって理解出来ません。
うっかりニヘドンが注意でもしようものなら、
「 怖いオバサンがいるから気をつけなさい。」と言われるのがオチなので、母親の顔を見て良識が有りそうか判断します。
でも良識の有る母親なら、うるさい子供を黙らせようとしますから、もう「 触らね神に祟り無し 」です。

映画や演奏の最中に喋べる輩が最近増えて来たのは一体どうした事でしょう。
先週、シネマ・ジャック&ベティで映画を見ていたら、後10分で映画が終わるって頃に、爺さんと婆さんのカップルが入って来たんですよ。
これにもムッと来ましたね。
いくら入れ替え無しの2本立てでも、上映途中の出入りは遠慮してくれないかな?
映画館サイドも、中に入れないように気を使って欲しいですよ。
挙げ句の果てにニヘドンの真後ろに座って、喋べるんですぜ?

儒教の教えでは、年配者は敬えと?
あ、無理です。
上映中に喋べる人に対しては尊敬も敬意も何も有りません。

神奈川フィルの第九コンサートの時は、ニヘドンと、事もあろうに試写会の女王が並んで座っている席の前の30代前半位の男が落ち着きが無かったのです。
背後が気になるタイプらしく、演奏中に右後ろを仰ぎ見たり、左後ろを振り返って見たり、全くうざいったらありゃしない。
第1楽章の間中、周囲をキョロキョロ、キョロキョロして挙動不審。
余り首の運動をしてお疲れになったのか、第2楽章で寝てやんの。( 爆 )
小さい子供じゃないんだから、じっとしていようよ。オッサン!

その男の隣には彼女らしき人が座っていましたが、ああ云う落ち着きの無さが彼女は気にならないのかしら?

「 ミーアキャット 」の試写会でも、概ね静かな客席で映画は進行していたのですが、後10分程で映画が終わると言う所で、ニヘドンと試写会の女王の後ろの席の男が、突然チーンと鼻をかみました。
もう後ちょっとで映画終わるから、ティッシュで鼻を押さえる位では駄目だったのでしょうかね?
と思ったら、同じ人物が紙袋をガサガサガサガサガサガサガサガサ音を立てました。
「 おい、お前は何がしたいねん?」
今まで良い子にしていたのに、何でもう後ちょっとと言う所で、そう云う悪さをするんや!
大人のくせに、もうそんな悪い子は、明日のおやつは有りませんからね。

映画の本編の最中に喋べるのはもっての他ですが、予告編の中も喋べらないで欲しいんですよ。
予告編に関係有る事ならまだしも、映画とは全く関係ない事をベチャベチャ喋べる人、多いんですよ。
ニヘドンは予告編を見るのが好きなんです。
予告編で、次の映画情報を知る事が出来ますし、予告編にも数バージョン作られる事が多く、「 ほー、今度はそう来たか。」と云う驚きも有りますしね。
映画本編より、予告編の方が秀逸だった事も、まま有りますしね。( 笑 )
そして、予告編の重要な働きは、日常生活から隔離された映画館の中で、映画を見るモードに自分の脳を切り替えて行く大事な儀式だと思うのです。

予告編をないがしろにする事は、前戯の無いSEX と同じですって。
それでいいの、皆さん?
大分前にシネ・スイッチ銀座で、ニヘドンの隣に座ったオバサン2人がさ、1人は髪がベタついていて、もう1人は歯茎を剥き出して喋べるオバサンだったんだけど、予告編の最中に大きな声で井戸端会議していてさあ。
やれやれだったですよ。

二へドンは日雇い労働者なので、1日の時間は結構融通が利きます。
だから映画なども、土・日の混む時間帯は避け、ガラ空きの映画館で貸切気分で見る事が出来ます。
そんな二へドンのお気に入りの席は、勿論、エグゼクティブ・シートです。
連れがいる時には、連れの希望に任せます。
1人の時に、最近よくリクエストするのが、2列目か3列目で、直前が車椅子用のスペースになっている席です。
二へドンの経験では、この車椅子用のスペースに車椅子の人が座っていた例がありません。
つまり実質、前に障害物が無いんです。
109シネマズの横浜MM や 川崎は、この造りになっているシアターによく出くわすので、愛用しています。

普通の人は、最前列の席はスクリーンが見難いと思い込んでいますから、まず二へドンと同じ列に座る人はいません。
横1列全部独占出来るのは、いい気分ですよ。
両サイドの席に荷物を置いちゃったりしてますよ。

なのに、先月109シネマズ川崎で、二へドンが2列目の席で、これから始まる映画を楽しみに待っていたら、
ジャック・ブラック張りに太った男がやって来たのです。
髪型も「 トロピック・サンダー 」で、FATTIES の役のジャック・ブラックの鬘と同じなの。
( 何だよ、こいつ。 ジャック・ブラック・マニアか!? ) なんて思ってしまった二へドンです。
が、しか~し!!
その男が、ズンズンズンズン、二へドンに接近して来て、二へドンが隣の席に置いておいた鞄をどかす様にジェスチャーをするのです。
二へドンは呆れて言葉も出ませんでした。 
館内はガラガラなんですよ。
そういう場合、自分が取った席番とは少しズレても、他の人とは距離を置いて座りたいのが普通の人間の心理ではないでしょうか?
二へドンだったら、1列後ろに下がってでも、逃げますね。
でもその時は、既に二へドンが座っていて、しかも上映まで後1分という微妙なタイミングだったので、大規模なお引越しは
しませんでした。
男は、二へドンの鞄を移動させ、二へドンの真横の席に座りました。
有り得ないっつうの。
ジョー・アンダーソンや、ジョージ・クルーニーだったら、二へドンのおひざの上に乗って来てもOKだけど、
FATTIESの男は駄目。
10秒程、ほとんど誰もいないシネマで二へドンとFATTIESは並んで座っていたんだけれど、
もう、駄目!!
二へドンは吐き気が込み上げて来て、1つ左の席に逃げました。
二へドンが先に来てたんだから、移動するのは、そっちじゃないの!?
大体シネコンのスタッフも、そういう所、気を使って発券して欲しいのよね。
座席の埋まり具合なんて、端末画面で一発で分かるでしょう。
「 男女7歳にして席を同じうにせず 」って、今時の若いコは分からないんだろうなあ・・・・・・。

いつから日本人は、こんなに無神経になってしまったの!?

そうそう、ジョージ・クルーニーで思い出したけれど、今、シネコンで、
ジョージ・クルーニーが出ている コーヒーのNespresso のCMが流されているの。
すっごくハイ・センスで大好き!!
あと、30年位流し続けて欲しい、ヨダレ物のCMです!!
  

Posted by ニヘドン at 14:25Comments(4)徒然