ドンドン日記

原題 ： SHUTTER ISLAND
邦題 ： シャッターアイランド
鑑賞日 ： 2010年04月15日(木)
映画館 ： 109シネマズ MM
料金 ： 0円(　ポイントカードのポイントで見た。)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

上映前に、スクリーンにこんな文章が現れます。
「 ラストは、まだこの映画を見ていない人には決して話さないで下さい。」
こんな事言うだけ無駄ですね。

だって、「 ラストはね、こうこうこうなんだよ！ 」って言える人がいたら、それはその人の頭がおかしい。
と言うか、この世の不条理に全く気付かずに、安穏と人生を送れるお気楽タイプ。
社会体制の歯車として一生使われてなさいって感じ？
或いは、洗脳され易いタイプだから、霊感商法に気をつけてね。

この映画を見て、自信が失くなった人が正常だと思われます。
この映画を読み取ったって事だから。

もし、貴女の彼氏が嬉々として、この映画の種明かしをしたら、うーん…結婚はちょっと待った方が良いかも？
大体ね、この映画は種明かしを楽しむ映画では有りません。
言い知れぬ恐怖を味わう映画なんです。
とことん恐怖を感じたら、もう種明かしを人に語って聞かせようなんて思えない筈。


では、この映画がどんな映画なのかを説明しましょう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この映画は、思い込みが如何に危険かを教えてくれます。
つまり、自分が正しいと思っている事が、必ずしも正しいとは限らないって事。
自分が見た事は、思い込んだ脳を経由した瞬間に、もう全然「 真実 」ではなくなってしまうって事。
ニヘドン、それよく分かる。
だってこの映画のシナリオを書いたのはニヘドンだから。
監督もニヘドンなんだ。
嘘に決まってるって？
はっはっはっ。
貴方は、ニヘドンがそんな事出来る事無いって思い込んでいますね。
だから〜、その思い込みの脳が、この映画を見誤らせているんだってば〜。

もしかしたら、1％位、そう云う事が有るかもしれないと思った貴方、もう、そう云う脳ではロボトミー手術でもどうにもならないから、脳を丸ごと誰かと交換した方がいいね。
後もう１つ、みんなが考え違いをしている事を指摘しておくわ。
レオナルド・ディカプリオは、俳優が本職だと思っている人、これも違うんだなあ。
彼の本当の職業は、ニヘドンの夫だったんです。

だ・か・ら・… そんな事が有る筈が無いと思った瞬間に、この映画の真相が分からなくなるんだってば！!

じゃあ、もう本当の事を言ってあげる。
あのシャッターアイランドに隠された秘密って言うのはね、あの島の中心部に、レオナルド・ディカプリオとニヘドンのスイート・ホームが有るって事だったの。
彼が保安官の仕事で島に乗り込んで行けば、流石のパパラッチも彼とニヘドンの熱愛写真を撮れないじゃない。
ニヘドンの妄想なんかじゃない。
夢でも幻覚でも無い。
ニヘドンは薬もやってないし。

え？ 「 シャッターアイランド 」を見たけど、そんなストーリーじゃなかったって！？

ちょっと待って。
それ貴方、本気で言ってるの？
貴方さ、最近会社の決算でずっと残業続きで疲労困憊してたでしょ。
悪いけど、貴方が見たのは本物の「 シャッターアイランド 」じゃ無いと思う。
もしかしたら、予告編を見ただけで、自分は映画本編を見たと思い込んじゃったんじゃない？

うん、大丈夫。大丈夫。
疲れている時って、往々にしてそういう事有るから、全然大丈夫だよ！
気にしない。気にしない。
まあ、煙草でも吸って、一服しなよ。
最近、彼女との間もギクシャクして、心休まる暇も無かったんだよね。
よしよし。

ねえ、本当の事教えてあげようか？

レオナルド・ディカプリオなんて俳優は最初から居なかったんだよ。

貴方さ、レオナルド・ディカプリオが主役だと思い込んで、あの映画を見ちゃったでしょ？
ちっがうんだよなあ〜。
そっくりさんに騙されちゃ駄目じゃん。

あの映画は、ギャラの安い、なんちゃって・ディカプリオ君を起用して、本家ディカプリオ君とのギャラの差額で儲ける映画だったんですねえ。
それがこの映画の種明かし!?

ねえ？ まだ信じてる？
そもそも、シャッターアイランドなんて映画が存在すると?

どんな事を考えようと自由だけど、他人には言わない方が良いんじゃない？
頭おかしいと思われるから。
下手すると強制入院させられるかもしれないから、誰にも言わない方がいいよ。

あのさ、ニヘドンも辛いから、もう本当の事言うわ。
貴方はシャッターアイランドの映画は見れない。

だって貴方はもう死んでいるのだから。
殺したのは、このアタシ。
自分が殺された事も知らないなんて、可哀相過ぎる。

貴方は最初から存在しないし、
映画も最初から存在しないし、
だって、ニヘドンなんて言うブロガーが実在していると思ってるの？
見たの？ ニヘドンなんて言う人物を見た事有るの？
何で信じるの？

全てが嘘だとしたら、信じる方が頭おかしいよね？

お〜い、大丈夫ですかぁ〜？


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「 シャッターアイランド 」は、上記の様な映画なのでした。

ニヘドンが今まで見た映画の中で、見事にいっぱい食わされた映画ベスト３。
１. シャッターアイランド
２. スルース
　　　二へドンのレビューはこちら　→　http://nihedon.hama1.jp/e65821.html
３. エスター
　　　前半のレビューはこちら　→　http://nihedon.hama1.jp/e131138.html
　　　後半のレビューはこちら　→　http://nihedon.hama1.jp/e856272.html

まあ、そんな訳で、皆さんもシャッターアイランドをお楽しみ下さい。
( もし、そんな映画が存在するとしたらね。)
(^。^;)

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［　本日の予告編 ］
☆ BRIDGESTONE タイヤの CM にレオナルド・ディカプリオが出演。
☆ ウルフマン 2010年04月23日(金)公開。
☆ エアベンダー
☆ アイアンマン ２ 2010年06月11日(金)公開。

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スクリーンにスーパーが出ます。
「 シャッターアイランドを見る前に 」
表情や手の動き等に気をつけて見て下さい。
( 大人に向かって余計なお世話だよ。(-"-;) )

字幕 ： 戸田奈津子
「 ラストは決して話さないで下さい。」
最初から散々緊張させるから、 Paramount のロゴマークから座席は緊張に包まれる。
題字 ： シャッターアイランド

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1954年ボストン湾諸島。
岸辺に打ち寄せる水の音。
ボートの中で吐いているテディ。
「 There's a lot of water, come on ！ 」

テディはコートを羽織り、帽子を被って甲板に出る。
「 Are you OK ？ ボス？ 」と声を掛けて来た男がいる。
テディ・ダニエルズの仕事の相棒と初顔合わせをする。
テディの妻はテディの留守に火事で死んだ。

テディの上着のポケットに入れた筈の煙草が無い。
相棒 「 船の奴らが怪しいな。」
島が近付いて来る。
船長 「 島への出入りは、あの桟橋だけ。」

マクフィアソンが２人の保安官を迎える。
テディ達はジープで刑務所の建物へ連れて行かれる。
赤レンガの塀の上には電流が流れるワイヤーが設置されている。
テディはその存在を相棒に伝える。
Ａー male ( 男性 )
Ｂー female ( 女性 )
Ｃー 砦。コーリー院長の許可証と立ち会いが必要。

銃は 319条の規定に依り保安官の銃でも預かって貰わなければならない。
足に鎖を付けた男がテディに手を振る。
ブザーを押し、建物の中に入り、身分確認を行う。
オール保安官。
２人の保安官は精神科の医師と話をする。

テディはレイチェル・ソランドーの調所をチェックする。
脱走。 10:00～00:00 の間に3人の子供を溺死させた。
夫はノルマンディーで戦死。
レイチェルの写真を見て、テディは雪の中で横たわる死体のイメージが
フラッシュバックする。
レイチェルは子供達がまだ生きていると信じている。
テディ達はレイチェルの独房を見る。
窓には鉄格子が填まっている。
医師 「 人は思い込みを正せないのだ。」

「 ４の法則。６７は誰。」のメモをテディが床の上から見つける。
医師「　レイチェルの筆跡だ。」
テディ達はラウンジを見る。
テディ「　職員のデータを見せてもらおう。
　　　　　職員から事情聴取もしたい。」
医師「　考えておこう。」

海辺の岩場では大勢の警察官が集まっている。
「　あそこの洞窟は調べた？　」
レイチェルの靴は２足共、部屋に残っていた。
灯台は下水処理場。

白い服を着たグレン・ミーガが言う。　「　何も見てない。」
テディ　「　Ｔｅｌｌ　　ｍｅ　　ｔｈｅ　　ｔｒｕｔｈ.」
グレン　「　多分、１度トイレに行った。」
看護師　「　Ｓｈｅ　　ｗａｓ　　ｉｎ　　ｔｈｅ　　group　therapy．」

レイチェルを担当している主治医のシーアン先生が進行役で会議を進める。
シーアン先生はフェリーで休暇に出掛けた。
テディ「　連絡先の電話番号は分かりますか？　」
嵐が本土に上陸して、電話が通じない。
外は激しい雨と雷。

レコードでクラシック音楽が掛かる。
「　ブラームスか？　」
「　マーラーだ。ピアノ四重奏Ｅマイナー。」

眼鏡を掛けた医師が「　保安官２人が暴力にどっぷりだったろ？　」と
指摘する。
従軍中のテディは頭から血を流し、床の上のピストルに手を伸ばそうと
する男から、ピストルを足で遠くへ退けてしまう。
眼鏡の医師　「　Do you believe in God, Marshall .」と訊く。
テディはドイツ語で答え始める。
眼鏡の医師「　個人情報の提供は断る。」
怒鳴るテディ。「　明日のフェリーで帰る！」

テディと相棒は車に乗り、助手と同じ宿舎の２段ベッドに寝る。
テディ　「　誰も真実を語らない。」

テディの回想シーン。
妻「　また酒瓶よ。　Shie's here. You can't leave.」
窓辺に立つ妻の背中が、やげて炭化してしまう。
屋根から灰が降る。
妻　「　She is here. So she is.」
テディ　「　Who ? 」
テディが妻を背中から抱くと、妻は灰となって崩れる。
うなされて飛び起きるテディ。

嵐の所為でフェリーは出航出来ない。
テディは医師に色々な話を聞く。
医師は、ロホトミー、ソラジンと言う薬草等について説明をする。
突然、悲鳴が聞こえ、連れて行かれる。
レイチェルについて語る時、医師は過去形を使う。
テディ　「　Why do you use the past tense ? 」

「　シャッターアイランド・後半　」に続く。
→　http://cinemamusicgroumet.hama1.jp/

＊＊＊＊＊　「　「 シャッターアイランド 」・　前半　」　・完　＊＊＊＊＊