2010年07月15日
「 エスター 」 ・ 後半
この記事は「 エスター ・ 前半 」 の続きのネタバレ・ストーリーです。
前半はこちらでお読み下さい。 → http://nihedon.hama1.jp/e131138.html
******************************
夕食の時に、ダニエルがエスターの事で悪口を言う。
「 She's not my fucking sister. 」
親に怒られたダニエルは食卓を中座してしまう。
エスターとマックスとケイトの3人は、スーパーでお買い物。
その最中に、ケイトの携帯に孤児院のシスターから電話が入る。
ケイトは、エスターがブレンダを突き落としたのかもしれないと、シスターに告げる。
家に戻り、エスターはめちゃめちゃ上手にピアノを弾いている。
ケイト 「 前は弾けないと言っていたじゃない。
弾けない振りをしていたの? 」
エスター 「 息子も娘も聞く耳を持っていない。 貴女が教えたがっていたのよ。」
ケイトは夫のジョンに、その事を告げる。
ケイト 「 完璧なチャイコフスキーだったわ。」
家の中でダニエルは、ギターをプレイするゲームに興じている。
マックスはお絵描きをしている。
呼び鈴が鳴り、シスター・アヴィゲイルがやって来る。
シスター 「 あの娘は不幸を呼び寄せる。 喧嘩の時には必ずあの娘がいる。
普通、大人は、子どもが罪を犯すとは思いませんが。」
ケイトは、ジョンにドクター・ブラウニングのカウンセリングを受けさせると言う。
エスターは、父親の金庫の鍵を開け、金庫の中からピストルを取り出す。
シスター・アヴィゲイルは、ケイトの家から車で帰る。
エスターとマックスは、橋の所で先回りをして、シスターの車が近付いて来るのを待っている。
エスターは、マックスに、手を振って車を止める様に指示をする。
ところがマックスが出て行かないので、エスターがマックスの背中を押し、道路に突き飛ばした。
マックスを避けようとしたシスターの車はスリップし、横転してしまう。
道路で泣き叫ぶマックスを、事故車から這い出したシスターが助け起こそうとする。
そこを、エスターが金槌でシスターの頭を叩き割る。
エスターは倒れて動かなくなったシスターの片足を引っ張り、もう片方をマックスに引っ張らせ、
谷底に突き落とす。
別の車が、通り過ぎるが、その瞬間、シスターの身体は谷底に落ち、
エスター達の犯罪は見られる事は無かった。
実はシスターは、谷底に転落しても尚、まだ生きており、呻きながら這い出そうとする。
が、そこへエスターが現れ、何度も何度もシスターの頭に金槌を振り下ろす。
エスターはシスターの止めを刺した後、マックスの所に戻り、お前も共犯だと脅しをかける。
更にエスターは、夜、ベッドで寝ているダニエルを脅す。
エスターを診察したドクターは、エスターにはどこも悪い所は無いと言う。
ドクター 「 エスターは、困難を乗り越えたシャイな女の子なの。」
ドクターは、ケイトがエスターを悪者視するのは、ケイトの過去の飲酒癖と、
事故のショックが原因ではないかと主張する。
ケイトの所に孤児院から電話連絡が入り、シスター・アヴィゲイルがまだ戻っていないと告げる。
その後、警察がシスターの死体を発見する。
ケイトはPCで、子供の精神病について色々調べる。
プリントアウトした物を夫のジョンに見せて、「 エスターはこれだ。 」 と言うが、
ジョンは相手にしない。
ジョンとケイトが話している所にエスターが来て、冷蔵庫から牛乳を取り出しコップに注ぎ
2階への階段を上がって行く。
ケイトはロシアの孤児院に連絡を取る。 が、エスターの記録が無い事が判明した。
夕食のテーブルは、皆、無言で暗い雰囲気に押し包まれていた。
朝、ジョンがエスターを起こしに、エスターの部屋に入って行く。
エスターは布団に潜ってしまっている。
ジョンは、エスターに学校をずる休みさせる。
ジョンが自宅で設計の仕事をしている間、エスターは同じ部屋で絵を描いている。
キッチンに居るケイトに、エスターがプレゼントを渡す。 それは白いバラの花だった。
それは、ケイトが温室で大事に育てていた、死産で失った娘・ジェシカの思い出のバラだった。
「 わざとやったでしょ!!」 と絶叫するケイト。
花が切り取られてしまったバラの木の前で泣きじゃくるケイト。
エスターは万力で、自分の左腕を締め上げる。
そして、ベッドで「 Daddy! Daddy! 」 と泣き喚く。
慌ててエスターの部屋に入って来たジョンに、エスターは、「 まだ腕が痛い。」 と訴える。
ジョンが得スターの腕を見ると、腕は腫れ上がっていた。
ジョンは直ぐに医者に診てもらうが、骨折していた。
一方ケイトはワインを2本買い込む。 が、1本は飲まずに流しに流してしまう。
ケイトは朝、子供達を学校へ送る時、ダニエルの鞄から教科書が道にバラ撒かれてしまう。
ケイトが拾いに、車から離れると、その間に得スターが車のギアを入れてしまう。
車はマックスを乗せたまま、バックして坂道を下って行く。
危機一髪の所で、マックスは助かる。
ジョンは自宅でワインの空き瓶を見つける。
また、犯人がエスターであると書かれたケイトの日記を見る。
エスターに、その日記を読まれたケイトはマジ切れする。
ケイトはエスターの部屋で、古い聖書を探す。
遂に、縫いぐるみの中から見つけた!
聖書の中から、数枚の写真と、サールン・インスティテュートのスタンプが見付かり
ケイトは早速、サールン・インスティテュートに電話をする。
ケイト 「 Do you speak English ? 」
相手は、ロシア語しか喋れない女性で、代わりに英語が喋れる男性が出る。
そこは孤児院では無く、精神病院だった。
一方、ダニエルは、自宅の庭のツリートップハウスで、エスターの悪事の証拠を探す。
そこへエスターがやって来て、ツリートップハウスにオイルを掛け、火をつけてしまう。
挙句に、エスターは、ハウスの入り口に鍵を掛けてしまう。
ハウスは、あっと言う間に火に包まれ、燃え落ちてしまう。
屋根に逃げたダニエルは、横木にぶら下がり、結局、下に落下してしまう。
ケイトがやって来て、ダニエルを助け出す。
ダニエルは病院のICUに入る。
ダニエルは頸部の損傷が酷く、記憶喪失になってしまった。
一緒に病院に来ていたエスターは、祖母のバーバラに「 ジュースを買って来てもいい?」と訊き、
バーバラからお金を貰い、待合室を出て行く。
実はケイトは、エスターの後を尾けて、様子を窺っていた。
ダニエルの病室の扉が静かに開く。
ダニエルはベッドの上に寝ている。
病室の中に入ったのはエスターだった。
エスターはダニエルの呼吸器を外し、ダニエルの顔にまくらを被せて押し付ける。
なかなか戻って来ないエスターを、マックスが 「迎えに行く。 」 とケイトに言う。
ダニエルの呼吸が止まると、エスターは再び、呼吸器とモニターを元通りに装着し、
何食わぬ顔で、ジュースを飲みながら、皆の所に戻った。
するとケイトはエスターを平手打ちする。
ケイトは、医師達に取り押さえられる。
夜、ジョンがマックスの部屋で、ベッドに入っているマックスに「 おやすみ 」 を言う。
そこへエスターが入って来て、マックスに手話で「 いい夢を 」と言う。
エスターはマックスにキスをしながら、ベッドの脇箪笥の上に置いてあったマックスの
補聴器を取ってしまう。
ジョンは部屋で1人でワインを飲んでソファに寝そべっている。
そこへ、黒いスリップを着て、厚化粧をしたエスターが、果物を持ってやって来る。
( エスターの厚化粧が余りにも常軌を逸した厚化粧っぷりなので、客席から笑いが起こる。)
エスター 「 ジョン。 私に任せて。 Because I love you. 」
ジョンはキレてしまう。 「 もう君を家に置いておけない!!」
エスターは自室に戻り、ベッドに突っ伏して泣きじゃくる。
病室のケイトにエストニアから電話が入る。
エスターはホルモン異常の病気で、子供に見えるが、実は1976年生まれの33歳だと言う。
過去に少なくとも7人の人間を殺している。
生涯の大半を子供として通している。
マックスは自室で起き出し、自分の補聴器を探すが見付からない。
ジョンはエスターの部屋へ様子を見に行く。
するとエスターは部屋で大暴れをしたらしく、メチャメチャに荒らされていた。
壁にはグロテスクな絵が、壁いっぱいに貼られていた。
突然、電話が鳴る。
ケイトからの電話だったが、ジョンが電話に出ようとした瞬間、停電になり、
家中が暗闇に包まれる。
外は吹雪いている。 よれよれの状態のケイトが、自分で車を運転して、自宅へ急ぐ。
家の配電盤は目茶苦茶に叩き壊されていた。
ケイトはとうとう、警察に助けを依頼する。
家の中では、ジョンがエスターにナイフでメチャメチャに刺されてしまう。
その現場をマックスが階段の上から見てしまう。
ケイトは道路を車で暴走し、とうとう自宅の建物に突っ込んでしまう。
ケイトは倒れているジョンを見つける。 「 酷い!!」
ケイトは懐中電灯で照らしながら、家の部屋という部屋をエスターを探して歩く。
白いカーテンの向こう側に何かの気配を感じ、ケイトはカーテンを開ける。
するとガラスが粉々に割れ、ケイトは首筋を切ってしまう。 ケイトの手も血だらけ。
エスターは、ピストルを構えながら、そっと部屋の中を窺う。
マックスも家の中を歩き回る。
( この緊迫のシーンの中では、エスターが33才に見えてくるから不思議です。)
温室の中にマックスが隠れたのを、ケイトが確認する。
ケイトは温室のガラスの屋根の上に腹ばいになり、手話で「 そこに隠れていなさい。」 と指示。
マックスがエスターに見付かりそうになった瞬間に、ケイトが「 エスター!! 」 と叫ぶ。
エスターがケイトの方に注意を向けた隙に、マックスは逃げ出す。
エスターが数発、発砲し、ガラスの屋根を突き抜けたケイトは、エスターの上に落下する。
パトカーが家にやって来る。
倒れていたエスターの姿は無い。
マックスを抱いていたケイトは、エスターにナイフで襲われる。
逃げるケイトと、追うエスターは、池の上に来る。
表面を覆っていた氷が割れ、池に落ちる。 ケイトとエスターは水中に沈む。
最初にケイトが上に這い上がろうとしたが、エスターがケイトの足を引っ張る。
ケイトは死に物狂いで、エスターを蹴り飛ばし、エスターは水中深くに沈んで行く。
エスターがメイクをする場面や、マニキュアを塗る場面の映像を混ぜながらのエンドロール。
エンディングに使われている曲は「 グローリー・オブ・ラブ 」。
この映画の内容にしては、皮肉な曲名だねえ。
この曲、二へドンが通っている体操教室のBGMにも使われたし。( 笑 )
では、最後になりましたが、作品データを付記しておきます。
原題 : Orphan
邦題 : エスター
監督 : ハウメ・コジェ=セラ
原作 : アレックス・メイ
音楽 : ジョン・オットマン
キャスト : ケイト / ヴェラ・ファミーガ
ジョン / ピーター・サースガード
エスター / イザベル・ファーマン 何と彼女は、ダコタ・ファニングが当時12歳だった時の
レイプシーンが物議を醸し、お蔵入りになってしまった映画
「 ハウンドドッグ 」にも出演しているそうです。
シスター・アビケイル / CCH・バウンダー
「 バグダット・カフェ 」 で女主人ブレンダや、
ニヘドンノレビュー → http://nihedon.hama1.jp/e808827.html
「 アバター 」でモアトの声で出演しています。
ニヘドンノレビュー → http://nihedon.hama1.jp/e809558.html
ダニエル / ジミー・ベネット
マックス / アリアーナ・エンジニア
字幕 : 小寺陽子
***** 「 エスター ・ 後半 」 ・ 完 *************
*********************************
[ お知らせ ]
・ 「 炭焼きビストロ自然や ( じねんや ) ポルタ店 」 の記事が完成しました。
こちら → http://nihedon.hama1.jp/e852322.html
サーロインステーキ定食が横浜駅地下街で ¥980.-の驚きの価格!!
前半はこちらでお読み下さい。 → http://nihedon.hama1.jp/e131138.html
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夕食の時に、ダニエルがエスターの事で悪口を言う。
「 She's not my fucking sister. 」
親に怒られたダニエルは食卓を中座してしまう。
エスターとマックスとケイトの3人は、スーパーでお買い物。
その最中に、ケイトの携帯に孤児院のシスターから電話が入る。
ケイトは、エスターがブレンダを突き落としたのかもしれないと、シスターに告げる。
家に戻り、エスターはめちゃめちゃ上手にピアノを弾いている。
ケイト 「 前は弾けないと言っていたじゃない。
弾けない振りをしていたの? 」
エスター 「 息子も娘も聞く耳を持っていない。 貴女が教えたがっていたのよ。」
ケイトは夫のジョンに、その事を告げる。
ケイト 「 完璧なチャイコフスキーだったわ。」
家の中でダニエルは、ギターをプレイするゲームに興じている。
マックスはお絵描きをしている。
呼び鈴が鳴り、シスター・アヴィゲイルがやって来る。
シスター 「 あの娘は不幸を呼び寄せる。 喧嘩の時には必ずあの娘がいる。
普通、大人は、子どもが罪を犯すとは思いませんが。」
ケイトは、ジョンにドクター・ブラウニングのカウンセリングを受けさせると言う。
エスターは、父親の金庫の鍵を開け、金庫の中からピストルを取り出す。
シスター・アヴィゲイルは、ケイトの家から車で帰る。
エスターとマックスは、橋の所で先回りをして、シスターの車が近付いて来るのを待っている。
エスターは、マックスに、手を振って車を止める様に指示をする。
ところがマックスが出て行かないので、エスターがマックスの背中を押し、道路に突き飛ばした。
マックスを避けようとしたシスターの車はスリップし、横転してしまう。
道路で泣き叫ぶマックスを、事故車から這い出したシスターが助け起こそうとする。
そこを、エスターが金槌でシスターの頭を叩き割る。
エスターは倒れて動かなくなったシスターの片足を引っ張り、もう片方をマックスに引っ張らせ、
谷底に突き落とす。
別の車が、通り過ぎるが、その瞬間、シスターの身体は谷底に落ち、
エスター達の犯罪は見られる事は無かった。
実はシスターは、谷底に転落しても尚、まだ生きており、呻きながら這い出そうとする。
が、そこへエスターが現れ、何度も何度もシスターの頭に金槌を振り下ろす。
エスターはシスターの止めを刺した後、マックスの所に戻り、お前も共犯だと脅しをかける。
更にエスターは、夜、ベッドで寝ているダニエルを脅す。
エスターを診察したドクターは、エスターにはどこも悪い所は無いと言う。
ドクター 「 エスターは、困難を乗り越えたシャイな女の子なの。」
ドクターは、ケイトがエスターを悪者視するのは、ケイトの過去の飲酒癖と、
事故のショックが原因ではないかと主張する。
ケイトの所に孤児院から電話連絡が入り、シスター・アヴィゲイルがまだ戻っていないと告げる。
その後、警察がシスターの死体を発見する。
ケイトはPCで、子供の精神病について色々調べる。
プリントアウトした物を夫のジョンに見せて、「 エスターはこれだ。 」 と言うが、
ジョンは相手にしない。
ジョンとケイトが話している所にエスターが来て、冷蔵庫から牛乳を取り出しコップに注ぎ
2階への階段を上がって行く。
ケイトはロシアの孤児院に連絡を取る。 が、エスターの記録が無い事が判明した。
夕食のテーブルは、皆、無言で暗い雰囲気に押し包まれていた。
朝、ジョンがエスターを起こしに、エスターの部屋に入って行く。
エスターは布団に潜ってしまっている。
ジョンは、エスターに学校をずる休みさせる。
ジョンが自宅で設計の仕事をしている間、エスターは同じ部屋で絵を描いている。
キッチンに居るケイトに、エスターがプレゼントを渡す。 それは白いバラの花だった。
それは、ケイトが温室で大事に育てていた、死産で失った娘・ジェシカの思い出のバラだった。
「 わざとやったでしょ!!」 と絶叫するケイト。
花が切り取られてしまったバラの木の前で泣きじゃくるケイト。
エスターは万力で、自分の左腕を締め上げる。
そして、ベッドで「 Daddy! Daddy! 」 と泣き喚く。
慌ててエスターの部屋に入って来たジョンに、エスターは、「 まだ腕が痛い。」 と訴える。
ジョンが得スターの腕を見ると、腕は腫れ上がっていた。
ジョンは直ぐに医者に診てもらうが、骨折していた。
一方ケイトはワインを2本買い込む。 が、1本は飲まずに流しに流してしまう。
ケイトは朝、子供達を学校へ送る時、ダニエルの鞄から教科書が道にバラ撒かれてしまう。
ケイトが拾いに、車から離れると、その間に得スターが車のギアを入れてしまう。
車はマックスを乗せたまま、バックして坂道を下って行く。
危機一髪の所で、マックスは助かる。
ジョンは自宅でワインの空き瓶を見つける。
また、犯人がエスターであると書かれたケイトの日記を見る。
エスターに、その日記を読まれたケイトはマジ切れする。
ケイトはエスターの部屋で、古い聖書を探す。
遂に、縫いぐるみの中から見つけた!
聖書の中から、数枚の写真と、サールン・インスティテュートのスタンプが見付かり
ケイトは早速、サールン・インスティテュートに電話をする。
ケイト 「 Do you speak English ? 」
相手は、ロシア語しか喋れない女性で、代わりに英語が喋れる男性が出る。
そこは孤児院では無く、精神病院だった。
一方、ダニエルは、自宅の庭のツリートップハウスで、エスターの悪事の証拠を探す。
そこへエスターがやって来て、ツリートップハウスにオイルを掛け、火をつけてしまう。
挙句に、エスターは、ハウスの入り口に鍵を掛けてしまう。
ハウスは、あっと言う間に火に包まれ、燃え落ちてしまう。
屋根に逃げたダニエルは、横木にぶら下がり、結局、下に落下してしまう。
ケイトがやって来て、ダニエルを助け出す。
ダニエルは病院のICUに入る。
ダニエルは頸部の損傷が酷く、記憶喪失になってしまった。
一緒に病院に来ていたエスターは、祖母のバーバラに「 ジュースを買って来てもいい?」と訊き、
バーバラからお金を貰い、待合室を出て行く。
実はケイトは、エスターの後を尾けて、様子を窺っていた。
ダニエルの病室の扉が静かに開く。
ダニエルはベッドの上に寝ている。
病室の中に入ったのはエスターだった。
エスターはダニエルの呼吸器を外し、ダニエルの顔にまくらを被せて押し付ける。
なかなか戻って来ないエスターを、マックスが 「迎えに行く。 」 とケイトに言う。
ダニエルの呼吸が止まると、エスターは再び、呼吸器とモニターを元通りに装着し、
何食わぬ顔で、ジュースを飲みながら、皆の所に戻った。
するとケイトはエスターを平手打ちする。
ケイトは、医師達に取り押さえられる。
夜、ジョンがマックスの部屋で、ベッドに入っているマックスに「 おやすみ 」 を言う。
そこへエスターが入って来て、マックスに手話で「 いい夢を 」と言う。
エスターはマックスにキスをしながら、ベッドの脇箪笥の上に置いてあったマックスの
補聴器を取ってしまう。
ジョンは部屋で1人でワインを飲んでソファに寝そべっている。
そこへ、黒いスリップを着て、厚化粧をしたエスターが、果物を持ってやって来る。
( エスターの厚化粧が余りにも常軌を逸した厚化粧っぷりなので、客席から笑いが起こる。)
エスター 「 ジョン。 私に任せて。 Because I love you. 」
ジョンはキレてしまう。 「 もう君を家に置いておけない!!」
エスターは自室に戻り、ベッドに突っ伏して泣きじゃくる。
病室のケイトにエストニアから電話が入る。
エスターはホルモン異常の病気で、子供に見えるが、実は1976年生まれの33歳だと言う。
過去に少なくとも7人の人間を殺している。
生涯の大半を子供として通している。
マックスは自室で起き出し、自分の補聴器を探すが見付からない。
ジョンはエスターの部屋へ様子を見に行く。
するとエスターは部屋で大暴れをしたらしく、メチャメチャに荒らされていた。
壁にはグロテスクな絵が、壁いっぱいに貼られていた。
突然、電話が鳴る。
ケイトからの電話だったが、ジョンが電話に出ようとした瞬間、停電になり、
家中が暗闇に包まれる。
外は吹雪いている。 よれよれの状態のケイトが、自分で車を運転して、自宅へ急ぐ。
家の配電盤は目茶苦茶に叩き壊されていた。
ケイトはとうとう、警察に助けを依頼する。
家の中では、ジョンがエスターにナイフでメチャメチャに刺されてしまう。
その現場をマックスが階段の上から見てしまう。
ケイトは道路を車で暴走し、とうとう自宅の建物に突っ込んでしまう。
ケイトは倒れているジョンを見つける。 「 酷い!!」
ケイトは懐中電灯で照らしながら、家の部屋という部屋をエスターを探して歩く。
白いカーテンの向こう側に何かの気配を感じ、ケイトはカーテンを開ける。
するとガラスが粉々に割れ、ケイトは首筋を切ってしまう。 ケイトの手も血だらけ。
エスターは、ピストルを構えながら、そっと部屋の中を窺う。
マックスも家の中を歩き回る。
( この緊迫のシーンの中では、エスターが33才に見えてくるから不思議です。)
温室の中にマックスが隠れたのを、ケイトが確認する。
ケイトは温室のガラスの屋根の上に腹ばいになり、手話で「 そこに隠れていなさい。」 と指示。
マックスがエスターに見付かりそうになった瞬間に、ケイトが「 エスター!! 」 と叫ぶ。
エスターがケイトの方に注意を向けた隙に、マックスは逃げ出す。
エスターが数発、発砲し、ガラスの屋根を突き抜けたケイトは、エスターの上に落下する。
パトカーが家にやって来る。
倒れていたエスターの姿は無い。
マックスを抱いていたケイトは、エスターにナイフで襲われる。
逃げるケイトと、追うエスターは、池の上に来る。
表面を覆っていた氷が割れ、池に落ちる。 ケイトとエスターは水中に沈む。
最初にケイトが上に這い上がろうとしたが、エスターがケイトの足を引っ張る。
ケイトは死に物狂いで、エスターを蹴り飛ばし、エスターは水中深くに沈んで行く。
エスターがメイクをする場面や、マニキュアを塗る場面の映像を混ぜながらのエンドロール。
エンディングに使われている曲は「 グローリー・オブ・ラブ 」。
この映画の内容にしては、皮肉な曲名だねえ。
この曲、二へドンが通っている体操教室のBGMにも使われたし。( 笑 )
では、最後になりましたが、作品データを付記しておきます。
原題 : Orphan
邦題 : エスター
監督 : ハウメ・コジェ=セラ
原作 : アレックス・メイ
音楽 : ジョン・オットマン
キャスト : ケイト / ヴェラ・ファミーガ
ジョン / ピーター・サースガード
エスター / イザベル・ファーマン 何と彼女は、ダコタ・ファニングが当時12歳だった時の
レイプシーンが物議を醸し、お蔵入りになってしまった映画
「 ハウンドドッグ 」にも出演しているそうです。
シスター・アビケイル / CCH・バウンダー
「 バグダット・カフェ 」 で女主人ブレンダや、
ニヘドンノレビュー → http://nihedon.hama1.jp/e808827.html
「 アバター 」でモアトの声で出演しています。
ニヘドンノレビュー → http://nihedon.hama1.jp/e809558.html
ダニエル / ジミー・ベネット
マックス / アリアーナ・エンジニア
字幕 : 小寺陽子
***** 「 エスター ・ 後半 」 ・ 完 *************
*********************************
[ お知らせ ]
・ 「 炭焼きビストロ自然や ( じねんや ) ポルタ店 」 の記事が完成しました。
こちら → http://nihedon.hama1.jp/e852322.html
サーロインステーキ定食が横浜駅地下街で ¥980.-の驚きの価格!!
Posted by ニヘドン at 18:05│Comments(2)
│映画
この記事へのコメント
妊娠4ヶ月のプレママですが、見ちゃいました…。冒頭のシーンは確かに怖かったです。ある意味一番怖いシーンでした。
Posted by まめ at 2010年08月21日 00:50
> まめ様。
こんにちは! コメントありがとうございます!!
あんな怖い映画を、プレママが見ちゃったのですね。
でも、これから生まれて来るベイベーが楽しみですね!!
また小っちゃい赤ちゃんを抱きたいなあ。
うちの息子はもう高校生で抱っこなんか出来ません。( 泣 )
まめさんの赤ちゃんが生まれたら、報告に来て下さいね!!
こんにちは! コメントありがとうございます!!
あんな怖い映画を、プレママが見ちゃったのですね。
でも、これから生まれて来るベイベーが楽しみですね!!
また小っちゃい赤ちゃんを抱きたいなあ。
うちの息子はもう高校生で抱っこなんか出来ません。( 泣 )
まめさんの赤ちゃんが生まれたら、報告に来て下さいね!!
Posted by 二へドン at 2010年08月24日 12:52
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