2007年08月31日

8/28 石田泰尚様&デュオ・シルフィード

ふふ。 二へドンのブログの本日のタイトルと、コンサートのタイトルが少し違うの。
二へドンに取って大事な人を先に書いてみました。 え? そんなのマナー違反? ううん。
でももし貴方が今日のコンサート会場にいたら、余りの冷酷な現実に慄然としたはずざんす。
二へドンなんか 控えめ過ぎる方ざんす。


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「 デュオ・シルフィード with フレンズ   室内楽コンサート vol.2  」

日時 : 2007年8月28日(火)     18:30  開場       19:00 開演m
会場 : 東京オペラシティ リサイタルホール
料金 : 全自由席 ¥3,000.-
出演 : デュオ・シルフィード - 下森 佳津美 ( しももり かつみ ) / ピアノ
                      竹内 永和 ( たけうち のりやす ) / ギター
      石田 泰尚 ( いしだ やすなお ) / ヴァイオリン
      成田 寛 ( なりた ひろし ) / ヴィオラ
      三宅 進 ( みやけ すすむ ) / チェロ
演目 : アントニオ・ヴィヴァルディ / アレグロ・ジュストス RV93 第1楽章
      エンリケ・グラナドス / アンダルーサ スペイン舞曲第5番
      ヴォーン・ウィリアムズ / ロマンス
      アラム・ハチャトゥリャン / 剣の舞
      二コロ・パガニーニ / ギター四重奏曲 第7番 ホ長調

      休憩 15分

      ヨハネス・ブラームス / ピアノ四重奏 第1番 ト短調 Op.25
         Ⅰ. Allegro Ⅱ. Intermezzo - Allegro, ma non troppo
       Ⅲ. Andante con moto Ⅳ. Rondo alla Zingarese

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今日は最初にお断りをさせて下さい。
二へドンがいつも自分のブログに記事を書く時に気を遣っている事 -  特にコンサートレポを書く
時に注意する事は、クラシックなんかまるで興味が無い方、コンサートなんか行く必要が無いと
思っている方にも 楽しんでもらえる様に書こうとしています。 なので出演者の名前にも出来るだけ
振り仮名をつけますし、 Vn, Vc って何の事だか分からない方も読者の中にはいらっしゃるので、
ヴァイオリン、 チェロってきちんと書く様にしています。 お陰様で皆様からの反応が予想外に多く
コメント欄ではなく、直接メールをたくさん頂きます。 その中でちょっと堪えるのが、「 クラシック
以外の記事を読む 」 「 クラシックの話は難しくて分からない 」 というメールです。そういう方を
世の中から1人でも減らして1億總クラシックファンになったら嬉しいな、という思いで書いています。

あともう1つ、二へドンは血液型O型で おひつじ座なんで、自分でもよく分かっていますが、「バカ」
が付く位正直です。 相手の立場を思いやるよりも、ついポロッと思った事を言っちゃうんです。
大好きな神奈川フィルの演奏だって、納得出来なければ、そう書くし・・・・・。 石田様の事だって
今までありのまま書いてきたし・・・。 関係者が読んだら、 「 何でこんな いらん事書くの? 」って
思うだろうな・・・・・と思いつつ書いています。 でも皆さんだって 「 裸の王様 」 の記事なんて
読んだって面白くないだろうし、 評論家のお堅い文章を読みたい方は音楽雑誌を買って下さいって
感じで、ぶっちゃけた私記がモットーです。 コンサート会場に足を運べなかった方が、その場にいる
様に読んでいただけたら嬉しいなあ・・・・・・・・。

なので、二へドンが会場で、見た事、聞いた事はそれが事実なので書きます。 誰かから報酬を
貰っている訳では無く、全部自腹で行っているコンサートなので、誰にも遠慮せず書く権利が自分
にはあると思っています。 ま、石田様に関しては 「 二へドンの方向を向いた 」 が 「 石田様が
熱の籠った眼差しで、二へドンの事を優しく見つめた 」 と 偏愛バイアスかかった表記になって
しまうのですが、石田様以外の事は、かなり冷静なはずです。

はあ、随分前置きが長くなってしまいましたが、これから二へドンが書こうとしている事は、もしかしたら誰かを傷つける事になるかもしれません。 でも、客席の人はこう聞いたよ、こう思ったよっていう
事は客として発信していっても良いですよね? 誰かに取っては耳の痛い事も書きます!
それを聞き捨てるか、それとも今後のより良い演奏に役立てるかは本人次第なので、二へドンから
「 直しなさいよ!」 とは言えません。 でも見た事、聞いた事、感じた事は二へドンにとっての
事実なので 書きます。 傷つきたくない方はこの先は決して読まないで下さいね。

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まずは、昨年の事から書いていきます。 2006年9月4日(月)代々木上原のムジカーザで
デュオ・シルフィードの演奏会があるので、チケットぴあでチケットを購入。 駅から坂道を上がって
ムジカーザに行きました。 何故、このコンサートに行くかと言うと、ゲストが石田様だったからです。
石田様の演奏は前半も後半も、万遍無く出ていて、石田様のヴァイオリンを楽しみたい一心の
二へドンは石田様を堪能しました。 ところがですね、ムジカーザというのはコンサート専用ホール
では無く、コンクリートの壁の小さなイベントスペースと言う感じの所です。そこでピアノの下森嬢が
ガンガンピアノをがなり立てるので、「 あのピアノがいなければ最高なのに。」 って思ってしまいました。 これは二へドンだけが、美しい下森嬢に嫉妬して意地悪でそんな事を言っているのではありません。 休憩時間中にちょっとした事件が起こりました。 二へドンは石田様の正面の2列目に座って
いました。 その当時はまだ初心で、K席になんか座れなかったのです。 その二へドンの後ろに
座っていた70歳は超えていると思われる銀髪の痩せたおじいちゃんが怒り出したのです。
「 わしの家のある商店街をな、周囲に注意も払わず スピードを出して突っ走る馬鹿な自転車が
 通るんじゃ。 あの女のピアノは、その自転車と同じだ! 自分だけの事しか考えとらん!
 わしゃもう帰る! 帰る!! 」 そのおじいちゃんは4、5人で来ていたので、他の人々が仕切りに
おじいちゃんをなだめにかかりました。 「 あの女に言ってやれ!」 おじいちゃんの激高は治まり
そうもありません。 そのグループは外に出て行きました。
二へドンはその様子をハラハラして聞いていました。 もし、あのおじいちゃんが 楽屋に行って
文句言っちゃったらどうなってしまうんだろう? 演奏会はメチャメチャ? 彼らがどうしたのかは
分かりませんが、また座席に戻った感じでした。 そして後半が始まったのです。 下森嬢のピアノ
は相変わらずガンガンでした。 二へドンは内心、あのおじいちゃんが又怒り出したらどうしようと
ビクビク物でした。

こんな疑問を持つ方、いませんか? 「 でもさ、ぶっちゃけた話、昨年のBeeの及川さんだって
かなりピアノガンガンだったよね? 」 はい。 でも及川さんの場合は、キャラ的に許せるじゃない
ですか!? 及川さんは、ガンガンだけど温かい。 情熱が迸った結果だから憎めない。
でも下森嬢は、「 アタシってピアノ巧いから、聞いて~! パリのコンクールで優勝したアタシの
演奏を聴きなさ~い! 」 みたいな感じで、ちょっと許せないのですよ。

まあ、こんな下地があった訳です。 だから石田様とデュオ・シルフィードとの共演2回目が実現したって事が凄い驚きだったし、ガンガン娘とCDを出しちゃったって言うのが理解不能だった。
二へドンも、マーたんさんも、ナオさんも、他の人達も 弾みで買っちゃったけどね。
皆、リベルタやBeeのCDを欲しくて欲しくて仕方が無くて、待っているのに、石田様は「 面倒くさい 」
なんて言って動こうとしない。 なのに何でガンガン娘とのCDはすぐ出るの?

二へドンの昨年のムジカーザでの経験をISCの人達には話しておいたから、今年のオペラシティに
来られるISCメンバー、即ちマーたんさんとナオさんは戦々恐々としていたはずです。 最初3人で
K席をゲットしておいたのですが、ナオさんは演奏開始前に後ろに避難して行きました。

会場は上手端の島が残席30席位ありました。
上手背面の扉から ピアノの下森嬢と ギターの竹内さんが登場。 会場からの拍手が疎らなのはまずいよ。一応今日のホストはデュオ・シルフィードだから。 まず1曲目はデュオ・シルフィードの2人による 「 アレグロ・ジュスト 」。 下森嬢はグリーンのオーガンジーのドレス。 シンプルだけど、美人の下森嬢には似合っている。 長い髪をアップに結って、キリリとした印象。
竹内さんは黒いジャケットから白いYシャツがのぞいている。 竹内さんはいつも地味め。 あまり
ファッションの冒険はしないと見た。 下森嬢のピアノは昨年に比べたら、遥かに押さえている。
多分。 押さえていて欲しい。 でもやっぱりもっと押さえて欲しい。 昨年より大きい会場だから、
音の大きさが気にならないかも・・・・と言う淡い期待は・・・・・・・・ん~・・・・・・でもやっぱりもっと押さえてほしい。 ギターって繊細な音だから、ピアノと1対1で勝負したら勝ち目は無い。
だったらギターの前にマイクを置けば? 実際、ギターの前にマイクを置いて演奏する人も多いよね。
周囲を見回すと、天上に近い高い高い位置にマイクが吊り下げられておりました。 あちゃ~、
ギターの音があそこまで届く前に、ピアノの機銃掃射を浴びて撃ち落されてしまうじゃないか。
二へドンはいいんだ。 竹内さんとお見合い席だもん。 竹内さんの椅子と二へドンの椅子は50センチも離れていない。竹内さんの真正面に二へドンが膝をつき合わせて座っている感じ。 
「 お名前は? 」 「 二へ・ドン子です。 」 「 ご趣味は? 」 「 ちょっと恥ずかしいんですけど、
追っかけです。 」 「 へ~、 誰の追っかけですか? 」 「 石田泰尚様です。 」 「 ムカッ! 」
ああ、今日のお見合いは失敗だったらしい。 
 ま、とにかく、二へドンの席まではギターの音が届いている。 その後ろからピアノの戦車隊が
轟音を轟かせて来る。 これって、後ろの席まで、ギターの音は届いているのだろうか? 逆に後ろの
席の方が、ピアノの轟音が渦巻いてしまって、ギターの音が皆無かも。 ナオさんが怒ってないと
いいなあ。 昨年もおじいちゃんが怒っていたからなあ。 今年も誰かが怒っても不思議は無いよな
あ。 でもね、昨年に比べたら押さえられてるって!! ホント! ホント!!
 ヴィヴァルディの協奏曲も、ギターが入ってギター用にアレンジされていると、アンダルシアの曲っぽくて、ちょっとカッコイイ。 でも、ボケッとしてるとギターの音を聞きそびれてしまいそうで、徐々に
身体が前のめりになって行く。 ギターは二へドンの方を向いているから、真っ直ぐに二へドンの方
へ音が進んで来るはず。 それにしても時々音がかき消されてしまう。 聞きたい音がよく聞き取れ
ないって、結構ストレス。 1曲目が終わりました。 パラパラパラ・・・・・・・。
ああ、だ・か・ら! 一応 デュオ・シルフィードのコンサートですから、お義理にも拍手はしてあげた
方が・・・・・。

2曲目は竹内さんのギターと三宅さんのチェロで、「 アンダルーサ」。 さあ、 ピアノがいないうちに
楽しもう!! これなら、もう誰も怒る人はいないだろうから安心して聞いていられる。 三宅さんは
2006年10月5日(木)のピアニスト今川映美子さんのコンサートに、石田様のヴァイオリン、成田
寛さんのヴィオラ、コントラバスの山本修さんの4人で共演しています。 その時以来だから、約10
ヶ月振りか。 10ヶ月振りに聞くと、三宅さんのチェロは格段に上手になっています。 プロに向かって
上手なんて言うのは失礼かもしれないけれど、どんどん道を究めているんですね。
ぼぼん! と弦を震わされると、胸キュン物ですよ。 日本にはチェロの巧い人多いんだなあ。
ヴァイオリンがイマイチな演奏家はいるけれど、チェリストは、上手な演奏家の名前を挙げたらキリ
が無いよ。 石田様絡みだと、山本裕康さん、石川祐支さん、阪田宏彰さん、村井将さん、甲乙つけ
難くて困っちゃう!! それに1人1人演奏の個性が全然違う!! なのに皆巧い!!

三宅さんは黒と白の斜めストライプのシャツ。 真っ直ぐのストライプなんですが、身体の線によって
部分的に曲線に見える所もある。 だから全体的に 「 うねうね模様 」 に見える。 丸顔で、前髪を
中央で分けているので、シャツの模様の雰囲気から言っても、台湾の人に見えちゃうんです。
台湾の基隆の夜市で、「 本物の三宅さんを探せ! 」 ゲームをしたら、かなり難しいと思う!
三宅さんに激似している台湾人のオヤジが、たくさん屋台の周りを徘徊しているから! ( 笑 )
三宅さんは 「 哀愁 」 をたっぷり聞かせてくれました。 きゃ~、三宅さ~ん!! パチパチ!!

三宅さんと竹内さんが引っ込んだ後、係りの人が譜面台のセッティングに来て、ヴァイオリン用と
思われる譜面台を置いたの。 ところが譜面台の向きが下手側なの。 明らかに石田様目当てで
来ているとしか思えない1列目中央の皆さんから、声にならない不満が漏れました。
二へドンも 「 あれ? 中央はあっちというセッティングだったの? でも竹内さんは二へドンと
ご対面の向きだったわよねえ。 じゃあ、ヴァイオリニストがこっちを向きたくないって事かしら?」
内心あせりながら、大人しく待つ。 今度出てきたのはピアノの下森嬢とヴィオラの成田寛さん。
明らかに石田様ファンの人達から 「 あ、なあんだ・・・・・」 という気持ちが色濃く出てしまった。
だからさあ、そういうのやめようよ。 石田様目的なのは分かるよ。 でも石田様は最初からゲストと
分かって来ているのだから、他の演奏家にも敬意を表しようよ。
良い演奏をした演奏家に特大のアプローズを贈るのは分かるとしても、演奏前に 「 私はあなたのファンじゃないです。 」 という露骨な態度表明は マナー違反でしょう。 これは何とかならないかと
常々二へドンが思っている事です。 特に世に 「 オバサン 」 と呼ばれる種族に、露骨な人が多く
見受けられるので、今、花の様に若いお嬢さん達で、もしこの記事を読んでいたら、ああならな
い様に心して素敵な 「 オバサン 」 への道を歩んで下さいね。

成田さんもめちゃイケテル演奏家ですよ! 二へドンが前に成田さんの演奏を聴いたのは、やっぱり
今川映美子さんの演奏会の時だったので、10ヶ月振りです。 やっぱり成田さんもヴィオラ道を以前
にも増して究めている様です。いいなあ。 二へドンはオーケストラを聞いていても時々ヴィオラの音
に悩殺されるので、もしかしたら二へドンはヴィオラ体質なのかもしれません。 石田泰尚様の影響
でヴァイオリンなんぞ習い始めましたが、もし石田様との出会いが無ければ、ヴィオラをやっていた
かもしれません。 でも二へドンがヴィオラに転向して、石田様のヴァイオリンとアンサンブルという手
もあるわね。 うふふ。 成田さんは若い頃はナイーブな哲学青年風の容貌をしていたのですが、
いつからか無精髭っぽい感じで髭生やしていて、すねた様な目つきが可愛いなあと・・・・・・( これまたご本人が聞いたら嫌がるかもしれませんが・・・) でもそう思っちゃったんだもん。 彼の演奏を
間近に聞きながら ず~っと 「 すねた様な目つきが可愛いなあ 」 と思い続けちゃいましたよ。
成田さんの音は存在感があるので、「 もう、何でも好きな風に弾いて! お任せ! 」 と丸投げ
できる安心感があります。 彼はこれから年齢と共に益々渋みを深めていくのでしょうか?
うほっ! ちょっといいかも・・・。
おっと、書くのを忘れていました。 譜面台の向きの事です。 成田さんが譜面台の前にやって来て
無言で、片手と片足で、譜面台をガホッと二へドンの正面にかなり大幅に動かしました。 そうよね。
二へドンが正面に決まっているじゃない。 ( そうかい? ) 成田さんが 「 ちッ! 俺の前が
こんな女かよ! 」 と思ったかどうかは定かではありませんが、やっぱり彼の目は拗ねた様で
可愛かった。 成田さんの衣装は黒のシャツに黒のズボンね。

さあて、ああ、やれやれ、ここまで来るのが長かったなあ。 出し惜しみ!? いやいや 二へドンも
2ヶ月待ちましたからね。 ちょっと深呼吸しておこう。 はあ~~~~。 やっぱり健康診断に行って
おけば良かった。 せめて心電図と血圧位は測定して来れば安心だったかも?
きゃあ!! 待ってましたァ!! やっと、やっと、真打の登場でえええすううううう!!!!
石田泰尚様!! はにかみながらやや俯き気味に出て来ました。
ああ、二へドンの目が早くも涙目になって、視界に陽炎がたっている様にユラユラしています。
石田様を食い入る様に見つめたいのに、2ヶ月間、石田様のコンサートのブランクがあったので、
「 イイ男 」 に対する免疫が薄れ、気恥ずかしくてまともに石田様が見られない。 ちょっと下向き
に見ていたので白いカマーベルトだけが目の前に広がっているみたい。 白いブラウスに黒いズボン
です。 免疫力低下の二へドンの代わりにマーたんさんから石田様のファッションについて詳細な
報告があったのでここはマーたんさんにご登場願いましょう。 あれ? 半馬鹿のマーたんさん?
neoのマーたんさん? ま、どちらでもいいでしょう。 
『 白と紫のホワイトバンド。右襟にヴァイオリン形のブローチ。左胸にもブローチ有り。形は複雑
  だけど楽器っぽい感じ。シャツブラウスは白またはアイボリーで背中、腕にカットが入っていて
  風通し良さそう。CDのジャケと同じものまたは色違い? 』
はあ~。 二へドンは脱帽でございます。 ここまで詳しく 見ていたのか。でも、色の表記って難しいね。 ライトが当たると変色して見えるから。 二へドンの席からは手首のバンドは白と淡いピンクに見えたよ。 今度ダ~リンに実物を見せてもらおう。 何ちゃって。 見せてもらえる訳ないから今度接近遭遇した時にチェ~ック!

曲は ハチャトゥリャンの「剣の舞」。 プログラムを見た時から、 「 ああ、石田様ならやってくれる
だろうなあ。」 と思っていました。 やっぱり、そうでした。 石田様って本当に期待を裏切らない男
です。 彼のヴァイオリンの演奏スタイルはプリマドンナのバレエを見るより美しいのです。
曲ごとに洗練されたスタイルを作りあげて、パフォーマンスとして完成させてくるところが、もう
「 俺様 」 だろうと、 「 何様 」 だろうと、こちらは納得。 ひれ伏すしかありません。
ドンドン床を足で踏み鳴らす仕草。 それが不快でなく、曲の一部として取り込まれています。
これが、体重100キロ超す巨体の人が、ドスンと足踏みしたら、音楽が途切れて聞こえて嫌だろうな。
石田様、さすがでございます。 前かがみになって、熱演している石田様を見ていると、
「 ああ、もうどうにでもして!!」 って叫びたくなっちゃいますよ。 石田様はオケの演奏で椅子に
座っている時に上半身ユラユラが激しいのですが、この曲では 立ちで上半身揺れまくりです。
激しい曲調に相まって、聞いている方も心が揺さぶられて、もう大変!! 皆、感じている事は一緒
ですから、今度は皆さんでご一緒に合唱しましょうか? 「 ああ、もうどうにでもして!! 」
この石田様の演奏を聴いたら、今まで石田様ファンだった方たちも、石田様に惚れ直す事間違い
ありません。 「 きゃあ! 私のダ~リンったら、あんなに素敵だったかしら? 」
ふっ。 素敵なんですよ。 バリバリに素敵なんですよ。 貴女の記憶の中の石田様なんかより
「 剣の舞 」 の石田様は素敵なんです。 Bee の秋の公演の演目にもこの 「 剣の舞 」 が
新しく入っていますが、 Bee公演に先駆けて聞く事が出来て良かった。 秋にBeeのチケットを
取っている方々、「 剣の舞 」 に乞うご期待ですよ!! この超格好イイ石田様のヴァイオリンに
及川さんのピアノがどう絡んで来るのか、すっごいすっごい楽しみですうう!!
石田様のピアスが今まで以上に激しく揺れますよ。 ピアスの揺れが記憶に焼きついて、船旅から
久し振りに陸に上がった時の様に、今でも二へドンフラフラします。
ああ、今まで沸沸と胸の奥底に湧き上がっていたマグマの様な、ヘドロの様な、嫌~な感じを、
石田様の演奏中は忘れる事が出来ました。 ピアノの伴奏がどんな風なのか、記憶の奥底を
かき回してみても、全然出て来ない。 視界の端に写っていた下森嬢は、いつも背筋をピシっと伸ばして演奏していた。 今、演奏会を終えた後に振り返って見ると、下森嬢のピアノは硬くて、女性らしさ、
柔らかさが乏しいんだよね。 押さえ様としているのが逆に重く聞こえるし。

会場の拍手は盛り上がる。盛り上がる。3曲大人しく、 ( 露骨な部分もありましたが・・ ) 石田様
の登場を待っていた石田様中毒患者達は、ここぞとばかりに拍手して、もう大変でございました。
石田様の本日の第1曲目が こんな激しい 「 剣の舞 」 だなんて! メロメロもいい所。
LOVE! LOVE! 石田様に LOVE~!! 石田様に駆け寄りたい衝動を抑えた二へドンって偉い?

あ! 分かった! 何でデュオ・シルフィードのコンサートに石田様が出演したかと言うと・・・・・。
きっと二へドンにいち早く 「 剣の舞 」 を聞いて欲しかったのよ! そうだったのね!!
聞いたわ、 石田~リン。 ちゃんと聞いたから。 うんうん、最高の出来でした!!  LOVE!

そして、そして、前半の最後を飾るのは 「 ギター四重奏曲 」。
弦楽器ファンの方達、お待たせしました。 酔い痴れて下さいませ! 石田様のヴァイオリンが聞かせる。聞かせる。 その隣では三宅さんが、低音の魅力で石田様をサポート。 そしてさらにその隣で
成田さんが無表情に、拗ねた目をして、 (でも内心まんざらでもないと思って演奏してるでしょ?)
渋みを加え、いいわあ~。 もう3人で演奏活動しても良いんじゃないでしょうか? 石田様がさらに
忙しくなっちゃいますけれども・・・・。 いやあ、この3人、大人になったわ。 円熟!
もう 「 若手 」 は卒業ね。 で、ギターの竹内さんは何処にいるかと言うと、二へドンとお見合い席。
1曲目の 「 アレグロ・ジュスト 」 の時よりさらに 二へドンに近づいて、もう舞台のヘリから落ちん
ばかり。 もうお見合いは失敗だったんだから、それ以上近づかないでって思った。 ちょっと居心地
悪い。 3人の弦楽器があまりにも見事だった為、今年は竹内さんのギターに精彩が無い。
パガニーニのギターの曲って、どれも格好良くて大好き。 昨年のデュオ・シルフィードの公演では
やっぱりパガニーニの 「 ギター・トリオ ニ長調 」 をやってくれたの。 昨年の方が竹内さんの
聞かせどころが多かった様に思います。
今年の曲は、パガニーニの曲の中でも各楽器の名人芸振りが楽しめるから、ギター以外に興味が
行っちゃたのね。 昨年のデュオ・シルフィードの公演のチェリストは トリオ・アパッショナートで
石田様と共演していた村井将さんでした。 彼が演奏中に熱い視線を石田様に絡ませっ放しで、
超やばかったんです。 石田様のファンは女性が多いから、大勢の女性達の前で、男同士で熱く
見詰め合うのは止めなさい!!って叱りたくなる位濃厚だったんです。
確かに、演奏にアイ・コンタクトは必要ですけど、必要以上は止めなさい! と嫉妬の嵐が吹き荒れましたよ。 今年も三宅さんが怪しい目つきで石田様に視線を絡ませて来ました!
二へドンのダ~リンの貞操が危な~い!! って思う程やばかったです。 特に三宅さんは視線だけでは無く、口の片方だけで声もなく笑うのよ。 やばいし!! 
ヴァイオリンの超絶技巧の所で、石田~リンが無我夢中でブンブン上半身振って演奏している姿に
隣の三宅氏は 熱い視線 + 片頬笑い で、第4楽章まで行ってしまったのです。
演奏に我を忘れている石田様と、 熱い視線 + 片頬笑いの三宅氏と、 自分の彼氏を取られ
ちゃったという思いの二へドンの間で、愛憎の三角地帯が形成されていたのに、会場のどれだけの
人が気づいたでしょうか? まあ、とにかく、このギター四重奏は聞き応えがありました。
これをCD販売してくれればいいのに・・・・・・。

さ、又とてつも無く長くなってしまったので、一旦ここで切ります。 続きは次回!!  

Posted by ニヘドン at 23:33Comments(4)コンサート

2007年08月29日

8月28日(火)の石田泰尚様へ ~ ある女の独白

石田様、 聞いて! 聞いて! 馬鹿な女がいるのよ!! 
あのね、 28日のコンサートは開場が18:30 だったじゃない? なのにね、15:45から並び始めた
女がいるのよ。 馬鹿よね~。 よっぽど暇なのかしら? そんな暇あったら、 もっと世の中の為にを
なる事すれば 良いのにね。 でも 石田様、 貴方は2回タバコを吸いに楽屋口から外に出て来た
から、 その馬鹿な女の姿を目撃したわよね。 どう思った? 私に言わせりゃ、その女、 馬鹿を
通り越して気の毒。

でも、その女が言うには、早くから並ぶと思いも掛けない事が起こるから結構楽しいんだって。
例えば15:57 に大学生のバイト風の男の子がダンボールに詰めたお弁当を配達に来たの。
で、その子は リサイタルホールに配達に来るのは初めてだったみたいで、しばらくは閉ざされた
リサイタルホールのガラス扉を眺めた挙句、よりによって1人で並んでいる あの女に訊いたのよ。
「 すみません。 このお弁当は何処に届ければいいんでしょうか? 」ってね。
その女は知ったかぶりして、 「 そこの楽屋口から入ってみて。」 って答えたの。
バイトの子が楽屋口の中に姿を消した後、 その女は半分荷物を持って行ってあげるって一緒に中に
入っていけば良かったって、後悔の念に苛まれて、誰もいない扉の前で1人のた打ち回っていたわよ。 でね、男の子が出て来たら、 「 今日のお弁当のおかずは何ですか? 」って訊こうと
待ち構えていたんだって。 いざ男の子が出て来たら、 その女がまだ立っているのに気がつくと
深々と頭を下げて 「 ありがとうございました。」 って言うんだって。 あんまり予想外の丁寧な
リアクションにびっくりして、さっきから訊きたかった事を訊きそびれちゃったんだって。
やれやれ、 何カマトトぶってるのよ。 オバタリアンなら 普通に図々しくやればいいのに。
石田様だって そう思うでしょ?

で、バイトの子が帰って行った直後に、石田様、貴方が外へやって来たって訳。
白いモカシンシューズみたいな靴を履いていたから足音がしなかったし、 その女 「 エリート
バナナ・ バナ夫 」 のノートに何やら一生懸命に書き付けていたから、貴方に気付くのが遅れた
みたい。 16:00 に既に並んでいる女を見てどう思った? もっと若くて可愛い子なら大歓迎だって? はあ~ん。 もしかして あの女に気付かれない様に気配を殺して通り過ぎようとした?
でも残念ね。 貴方が角を曲がった所で貴方の姿が女の左の視界に入っちゃったのよ。
白いTシャツに白い長ズボンに白いモカシンシューズに白いニット帽。 全身白づくめの貴方の姿を
あの女ったら 網膜に焼付けちゃったわよ。 その女ときたら 口の端で にんまり笑ったりして
キモいったらありゃしない。

16:20になったら、もう1人の女がやって来たわ。 どうやら1番に来た女の知り合いみたい。
便宜上、最初に来た女を大馬鹿、2番目の女を小馬鹿と呼ぶ事にするわ。
大馬鹿が、石田様がさっき外に出て行った旨を小馬鹿に訴えていたわ。
「 ナオさん、石田~リンの様子を見て来て下さいよ~。 私はさっきここに立っているのを見られ
  ちゃったから、無理なんですよ~。 ナオさんなら大丈夫ですよ~。 」
そうして、ナオさんと呼ばれた女が道路端に面した喫煙所を見に行った。
「 いません~!! 」 女が戻って来た。
「 ええ~!? そんな馬鹿な!! 」 ( ふん、馬鹿はお前だよ、大馬鹿女め!)
「 きっとご飯を食べに行ったんですよ。 」 「 でもさっきお弁当が配達されたばかりですよ!」
「 きっとおかずが気に入らなかったんですよ。 好き嫌い多そうだし・・・。 」
( 大馬鹿は またもや さっきお弁当のおかずを訊きそびれた事を激しく後悔して身悶えしてたわ)
2人はきっと裏口があるに違いないって、館内の地図に見入っていたわよ。 リサイタルホールの
キャパは286名。 そんな事調べて何か意味があるのかしら?
2人の出した結論は笑っちゃうわよ。
「 きっと搬入口ですよ! 搬入口から搬入されたんですよ!!」 「 ママを迎えに行ったのかも?」
「 ママも一緒に搬入されたんです!! 」 「 うわあ、私も一緒に搬入されたかった!」

17:00になったら、また貴方が楽屋口から出て来たでしょ。 今度は大馬鹿と小馬鹿の2人を
見ちゃったわね。 どうする? 馬鹿って増殖するのかしら? だとしたら、3人、4人と増えていく
訳ね。 人気商売も辛いわね。 今度は楽屋口に戻る所をバッチリ2人に見られてしまったわね。
「 8月8日の公開練習でチラッと見てから3週間振りですうう!!」 「 生きてたって訳ね。」
「 コンサートは2ヶ月振りですうう!!」 「 缶コーヒーは Roots よ! Roots だったわ。」
「 二へドン、もう缶コーヒーは Roots しか飲みません!! 皆さん、Roots ですよ~! 」
演奏会開始前に 3番目の馬鹿、半馬鹿とでも言うしかないわね、マーたんとか言う女が大馬鹿に
缶コーヒーを買って来てやったの。 Roots だったのよ。 「 さすがISC事務局長は選択眼が
違います!! ああ、これで二へドンは石田様と Roots で結ばれてしまった・・・。 ぽわ~ん。」

「 そう言えば、悶ペ。さんから訊かれていた事がありました。 石田様が吸っている煙草の銘柄は
? 二へドン、今から吸殻チェックに行って来ますう! 」 ちょこちょこちょこ・・・・・。 大馬鹿が
小走りに喫煙所に向かって行った。 3人の男が煙草を吸っていて、胡散臭そうな大馬鹿をじろり
と見やる。 複数の人間が共同で使う吸殻入れなんて、調べられるな訳ないじゃん。 口紅でもついているなら見分けもつくだろうけど。 すごすご帰って行く大馬鹿の後姿ったら!!

「 いつもの追っかけの人達が全然来てませんねえ。 どうしたんでしょうか? 大地震が来て
  地上はメチャクチャになっているとか? 」 ( ああ、15:45からずっとそこを動かずにいるから
 外界の様子が全く分からないのね。そこは携帯の圏外だしね。 )
「 来る時、山手線は止まってましたけど。」 「 何か他のコンサートと被ってましたっけ? 」
「 おじ様族も1人も来てませんね。 もう開場45分前だと言うのに15人しか並んでいませんよ。」
「 今日、水戸黄門スペシャルとかありましたかね? 」 「 パートで忙しい? 」 「 いや、皆
お金ありそうな人達ばかりですよ。」 「 趣味でパートですよ。」 「 趣味でパート? どんなパート
? スーパーでレジ打ち? 」 「 食品売り場ですね。 」 「 デパ地下ですね。」 「 閉店前に
行くと、『 それは私が半額で買うんだから、あんたは買っちゃ駄目!』 とか言うんじゃないですか
?」  ( 流石に妄想癖が身についているから、作り話はポンポン出てくるわね。)

「 意表をついて スタバじゃないですか? 」 「 スタ婆・コーヒー!!」 「 オーダー勝手に決められちゃいそうですね。」 「 早く注文しないと 『あんたはこれにしなさい!』って。(笑)」
「 オーダーのタイミングを逃すと大変ですね。」 「あんた今日はコーヒー何杯目? え? 5杯目
? コーヒーの飲みすぎは身体に悪いから、あんたは牛乳にしなさい。 これは身体にいいんだよ
~。」 「 お店の人が椅子に座りそうですね。 ああ、どっこいしょ~みたいな。」 「 お客に、
ちょっとあんた、そこのコーヒー豆取ってくれない? みたいな。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

どうよ。私、追っかけをする人達の気持ちって全然分からないけれど、あんな他愛も無い話で
盛り上がって、2時間なんてあっと言う間に過ぎて行ったわよ。 びっくり。 追っかけなんて、男に
もてない寂しい女のする事だと思ってたけど、ふ~ん・・・・・・・今度 Beeのコンサートにでも
行ってみようかな? あ、石田様ごめん、私も ミイラ取りがミイラになりそう・・・・・・。
ずっと追っかけ軍団の生態を観察してたら 感染してもうた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

< お断り >
記事中に、馬鹿呼ばわりの箇所が出て来ますが、あくまでも演出の一環ですので、ご承知おき下さい
。 ナオさんもマーたんさんも、立派なちゃんとした社会人です。 誤解の無い様、申し上げておき
ます。 また、パートのおばちゃんを蔑視している訳でもありません。 二へドンもマーたんさんも
現役バリバリのパートのおばちゃんでございます。 悪しからず。  

Posted by ニヘドン at 23:06Comments(7)石田様偏愛倶楽部

2007年08月29日

8/27 カルテット・スピリタス at ミューザ川崎

MUZAランチタイムコンサート 2007    第5回
サクソフォーン四重奏 『 カルテット・スピリタス 』

日時 : 2007年8月27日(月)   11:30 開場      12:10 開演 
会場 : ミューザ川崎シンフォニーホール
料金 : ¥500.-  当日券有り。
出演 : カルテット・スピリタス
      ソプラノ sax  - 松原孝政 、  アルト sax ー 波多江史朗 、
      テナー sax - 松井宏幸 、  バリトン sax - 東 涼太
演目 : モーツァルト / 「 フィガロの結婚 」 序曲
      ビゼー ( 編曲/伊藤康英 編 ) / カルメン幻想曲
      バッハ / G線上のアリア
      ショルティーノ / 異教徒の踊り
      サティ / ジュトゥヴ
      浅利 真 / ラテンメドレー

      アンコール : プッチーニ / 歌劇「トゥーランドット」 より 「 誰も寝てはならぬ 」

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10:55に MUZAの入り口付近に到着。
まずはベンチに座ってアイスコーヒーでも飲みながら、誰かが並んだら二へドンも並ぼうと監視体制
を敷く。 するとクラシックファンらしからぬ、出演者の縁故関係にも見えない、何故この会場に来た
のかよく分からない様な親父3人組が11:00きっかりに並んだ!!
親父~! 早いよ~!! リーダー格の親父が他の2人に仕切りにラゾーナ川崎に行けと勧め
2人は荷物を置いて行ってしまった。 二へドンは1人残った親父の後ろに並び始めた。
ベンチに座ってた方が、ブログ原稿の下書きが出来たのだが・・・・・。 特攻隊長の哀しい性で
並ばずにはいられない・・・・・。

高校生の娘さんとお母さんらしき2人連れがやって来た。 ギターか何か音楽をやっているらしい
20歳前後の男2人連れがやって来た。 背の低い方が、布袋寅泰の暴力事件について熱弁を
揮っている。 「 ロックをやっている連中なんか暴力沙汰はしょっちゅうだよ。 誰も驚きゃしないよ。
ああいうのに いちいちマスコミが介入するのが 可笑しいよ。」 話は布袋さんの元妻・山下久美子
の事にも及んで行く。 チビ男曰く 「 子供がいなかったから、いくら離婚してもいいんだよ。
もし子供がいたら、子供が可哀想だから離婚はまずいだろう。」 こんな調子で開演までの30分
チビ男が1人で延々と喋り続けたのでした。二へドンは、彼の隣に立って開場を待ちながら、
人生経験に乏しい青い男の熱弁を聞き、にやける顔を見られない様に下を向いていたのでした。
ふと後ろを見ると4列の列がエスカレーター付近まで延びていました!!他のランチタイムコンサート
でもこんなに並ぶのかは不明ですが、やるじゃないか、スピリタス!!
ランチタイムコンサートとナイトタイムコンサートと両方聞いたナオさん情報では、ランチタイムには
約650人入ったそうです。 ほ~!!

MUZA恒例の手回しオルガンの演奏が始まりました。 はい、開場です。
はい、 K席中央ゲット致しました。 MUZAは大ホールなのに4つの譜面台は随分くっついて
中央に ちんまり置かれている。 5週間前の津田ホールでのスピリタス・デビューコンサートの時
より ちんまりまとまっているぞ。

いよいよ開演です。 会場の照明が全部落ち、ホール内は漆黒の闇に包まれる。
ステージのライトがパッと点く。
普通こう言う場合、ライトが点いた時は演奏者がステージ上の立ち位置に立っているものなのですが
・・・・。 「 あれ? 」 10秒位空っぽのステージを見つめ パチパチ瞬きをすると、 どこからか
サックスの音が聞こえて来る。 「 ン? どこ? 何処? 」 どこから音が聞こえてくるのか
分からない。 後方をぐるぐる見渡すと、他のお客さん達の視線の先に いましたよ!
スピリタスのメンバー4人が! 2階席にいました。 チンドン屋の音楽の様な、ちょっと情け無い
行進曲風のメロディーを奏でながら、
( ナオさん、あれはちゃんとした曲だったの? それともスピリタスのオリジナルだったの? )
1列になって行進しながら1階席に下りて来ます。
途中客席の1人をメンバー4人で取り囲み演奏。 生贄となった客の目の前でサックスの轟音を
吹き鳴らす。 次の生贄は小学生の男の子。 目の前で4人の男達 ( 小学生から見たらオジさん
達 ) がサックスを吹きまくる。 丁度二へドンの席から身をよじると男の子の顔を正面から見る事
が出来て、キラキラ光る男の子の瞳が可愛い事、可愛い事。
 
スピリタスの生贄への洗礼(?)が終わると、松井さんが両手で大きく ○とか×とかを頭の上で
形作る。 後で松井さんが語った所によると、生贄は特に意図があった訳では無く思いつきで
たまたま選ばれたそうで、 ○とか×にも意味は全く無く、成り行きでしてみただけだそうです。
ステージ際まで下りてくると、最前列の席の前を通り、下手側でさらに生贄を2人屠り、ステージの
上に上がると、いきなり1曲目の 「 フィガロの結婚 」 序曲に突入!! 
「 では1曲目です。」 と気持ちを入れ替えず、そのままなだれ込む演出に 二へドンは妙に
たまげてしまいました。 こういうのってクラシックの人達はあまりやらないよね。
はい、第1楽章終わりました。 はい、第2楽章終わりました。 と、切れ目はしっかりつけるよね。
今日は第1曲目から全員 「 立ち 」 で演奏してくれました。

ただねえ、「 フィガ序 」 の出来自体は、津田ホールの方が良かった。 デビューコンサートの
印象が鮮烈だっただけに、比べる気は無いつもりだったのに、無意識に比べちゃった!!
何が駄目って・・・・う~ん・・・・・基本的には良いんだ。 フレーズ感とか、強弱のつけ方とか。
でも全体的にちょっと浮ついた感じだったかな? 何しろデビューコンサートの時は完璧な演奏だった
からね。 テンポも気持ち速過ぎた様な・・・・・。
やっぱり行進しながらお茶目な事して テンション上がり過ぎたのかも。 1回音楽を止めて
一呼吸置いてから 「 フィガ序 」 を始めれば良かったと思うよ。
あのさあ、昨夜、松原さんのブログを読んじゃったんだ。 そうしたらスピリタスの4人が軽井沢の
コテージで 初めて個室じゃなく一緒に夜を過ごしたんだって。 そこで大騒ぎしている記事が出て
たの。 面白いから必読なんだけど、まさかあの馬鹿騒ぎの延長に今日の浮ついた演奏があるんだ
としたら、 罰に1週間は禁酒だな。
おまけに二へドンは前日に神奈川フィルの完璧な 「 フィガ序 」 を聞いちゃった所だったから。
いくらスピリタスを応援したくても妥協はしてあげないのだ。
プロの世界は厳すい~!!

1曲目が終わって松井さんがMC & 波多江さんが合いの手。 最初にメンバー紹介。
マイクはちゃんと4本用意されていて、デビューコンサートでは一言も口を開かなかった東さんと
松原さんも今日は各自自己紹介。 名前を言うだけの簡単なものだたのですが、松井さんは自分
の事を 「 サックス界の朝青龍と言われる事もある。」 と紹介。 波多江さんは自分のアルト・
サックスを 「 サックスの中で一番カッコイイ 。」 と自画自賛。 負けずに松原さんも 自分の
ソプラノ・サックスを 「 真っ直ぐで一番カッコイイ。」 と切り返す。
松井さんが 「 よく家族全員医者とかのエリートの家ってあるじゃないですか。 東の家は、お父さん
もお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも本人も全員東京藝大を出ているんですよ。」
おお~!! 会場からはどよめきが上がる。
そこへ松井さんの追い討ち。 「 日本一食えない家族です。 」 
息子が、将来絵描きになりたいなんて言っている二へドンの胸にグサッ!!

2曲目は 「 カルメン幻想曲 」。 馴染みのあるフレーズを情熱的に演奏してくれる。
ピアノやヴァイオリンの演奏に気持ちを込めるって、楽器経験の無い人にも容易にイメージできると
思いますが、サックス・カルテットで、ここまで妖艶な音を出せるって不思議。
スピリタスの演奏も段々落ち着きを取り戻して来て、いい感じ。
次の 「 G線上のアリア 」 で、すっかり二へドンの機嫌は最高潮。 これこれ、こういう演奏を
してくれたら、二へドンもわざわざ来た甲斐があったというもの。
ああ、美しい~。 癒される~。 余りの滑らかな響きに、ヴァイオリンより良いかも・・・・と思って
しまった。 ランチタイムは時間が無いと言いつつ、喋る松井さん。
波多江さんの突っ込み 「 松井君はかつらをつけたらバッハに似てる? 」 「 似てるってね! 」
そして自分のリーゼントヘアを撫でながら 「 これは本物です。 」 ( 笑 )

最初の3曲はサックス用に編曲されたものでしたが、次の 「 異教徒の踊り 」は最初からサックス
の為に作曲されているので、サックスの持ち味が生かされた曲だとの事。 確かに、そうなんだけど、
曲全体からそれ程 「 異教徒 」 的なニュアンスを受けなかったのが残念。 これは作曲者の
責任か。

5曲目は 「 ジュトゥヴ 」。 「 ジュトゥヴ ってどう言う意味 ? 波多江さんは8年間フランスに
留学していたから、今でもフランス語ペラペラなんだよね。 」 と松井さん。
「 そう。 それは 『 お前が欲しい 』 と言う意味です。 」 「 波多江さんも使った事ある? 」
「 うん、たまに。」 !!

最後は 「 ラテンメドレー 」。 これが楽しくて馬鹿受け。 サックスの演奏の合間に 「 ウッ!」
だの 「 テキーラ! 」 だの掛け声がかかり、スピリタスの4人も楽しそう。
「 テキーラ 」 の時は、ずっとポーカーフェースで吹いていた松原さんも、何だか嬉しそうに破顔
する一幕も有り、盛り上がりました。 今日の 「 よく出来ました 」 シールは、「 G線上のアリア」
と、 「 ラテンメドレー 」 に差し上げまあす!! 演奏中、松井さんが出て来て、ジャケットの裾
をピラピラめくって 「 お色気 」 をアピール。

アンコールは 「 誰も寝てはならぬ 」。 いよ!待ってました、 マツバウアー!!
演奏は良かったけれど、 イナバウアーをしている時間がデビューコンサートの時より短かった!
駄目じゃん! 次回はもっと頑張って下さいね。
もう演奏中ずーっとイナバウアーし続けて、ギネスに載っちゃうっていうのは如何でしょうか?

ああ、でも楽しかった。 カルテット・スピリタスの今後に期待大です!!  

Posted by ニヘドン at 02:52Comments(4)コンサート

2007年08月28日

8/26 神奈川フィル カジュアル・コンサート

またもや マーたんさんの計らいで、二へドンは 神奈川フィルのカジュアル・コンサートに
一緒に連れて行ってもらったのです。 マーたんさん。 いつもありがとうございます。 親よりも
有り難い存在と、感謝しております。 そんでもって、マーたんさん経由で来たコンサートって
絶対にハズレが無いのよ。 いつも大興奮で終わるコンサートばかりなのよ。
ちょっと これは伝説になると思っております。

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第 2 7 回  カ ジ ュ ア ル ・ コ ン サ ー ト    Vol.1 
         「 アマデウスと北欧のさわやかな響き 」

日時 : 2007年8月26日(日)    15:00 開場     16:00 開演
会場 : かながわアートホール
料金 : 無料。 往復葉書による一般公募制。
指揮 : 山田 和樹 ( やまだ かずき )
ゲスト・コンサートマスター : 執行 恒宏
演奏 : 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
演目 : モーツァルト / 歌劇 「 フィガロの結婚 」 序曲 K.429
      モーツァルト / 交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
                 Ⅰ.Adagio - Allegro    Ⅱ. Andante con moto
            Ⅲ. Menuetto : Allegretto ; Trio Ⅳ. Finale : Allegro
      休憩 20分

      グリーグ / 「 ホルベルク組曲 」 作品40より  第1曲 : 前奏曲
      グリーグ / 「 ペール・ギュント 」 第1組曲 作品46
      シベリウス / アンダンテ・フェスティヴォ
      シベリウス / 交響詩 「 フィンランディア 」 op.27

      アンコール : シベリウス / 「 カレリア 」 組曲より第3曲 「 行進曲風に 」

      

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結論から言います。

「 今日のコンサート、すんごい 良かった!! 」 大感動!!
収穫は、山田和樹と言う指揮者を知った事。 神奈川県秦野市出身。 1979年の生まれって
云うから、28歳!! 何度も計算しちゃった。 28歳だよ。 若い。 のに見事。
8月24日の神奈川フィルの定期演奏会で、今ひとつ納得できなかった二へドンなのですが、
今日の神奈川フィルは素晴らしかった。 コンマスの石田様も、2nd の小宮氏も、チェロの山本
裕康氏も、主席クラスは全員欠席の状態にも関わらず、すんごい良かった!!
主席達が不在でも、これだけ晴れやかな演奏が出来るのだから、神奈川フィルの底力を見せつけ
られた!という感じでした。
8月24日にお金出して行っちゃった方、御免なさい。 今日の無料のコンサートの方が出色の
出来でした。 たった200人の人しか入れなかった ( しかも空席あった。 ) なんて勿体無い!
こういう良い演奏こそ、2000人位の人々に聞いてもらいたいし、神奈川フィルファンの人達に
お届けしたかったです。

金曜日の 「何だかなあ?」の演奏会から僅か2日で、こうも違う演奏になるのか?
オケメンは基本的に同じ・・・・・・。 曲もモーツァルトだし・・・・・。て事は指揮者の采配勝ちって事?
山田和樹さんに惚れました。 ゴロー・ベルク氏が 「ゴローちゃん」呼ばわりだったから、山田氏は
「山田君」ね! 隣の山田君みたいなノリで! 

1曲目は モーツァルトの 「 フィガロの結婚 」序曲。 何しろこちらは2日前のゴローちゃんの
違和感を引き摺っているので、今日の演奏も始まるまでは ドキドキだったのです。
でも大丈夫。 最初の音から フワッと軟着陸してくれて、「 そうそう、これこれ。 これが神奈川
フィルなのよ。」 って安心しました。 安堵の中で聴くモーツァルトは最高ですね。
ああ、胎教に良いわ・・・。 良い子が生まれそう・・・・。   (おいおい体脂肪に胎教ですか!?)
1つ1つの音がフワフワの透明な繭に包まれているみたい。 しかも陽だまりの匂いがするよ~。
気持ちいい~!!
今日の演奏を聴いて思った。やっぱ この間の定期演奏会の違和感はゴローちゃんのせいだ。
山田君なら こんな特上の神奈川フィルの音を引き出してくれる。
幸せ~!! 人生始まって以来 一体何十回 フィガロの結婚序曲 ( 略して 「フィガ序」 )を
聞いたんだろう? でも こんなに幸福感に浸った フィガ序は初めてだぞ。 あまりの幸せに
うっかり この曲のタイトルは 「 石田様と結婚 」 序曲だと思ってしまったぞ。

2曲目もモーツァルト。 定期演奏会で38番を聞いて、今日39番を聞いて、番号続きなのが
何とも嬉しい。 近頃どんどん欲が出て、 「 この世の中の音楽を全部聴いてやる~! 」 と思い
始めたので、番号続きは二へドンの音楽鑑賞リストの隙間が埋まるので嬉しいわ。

山田君は 各楽器に実に細かく指示を出して行く。 「 そこまでやるの? 」 と、こちらが ビックリ
する位。 しかも身体の動きだけではなく、顔の表情まで 凄い豊か。 顔だけで指揮が出来るんじゃ
ないかって思える位、凄いですよ。 山田君は小柄。 足だって腿にほとんどお肉がついていなくて
それこそルパン3世の足ですよ。 でも意気揚々と指揮する姿は躍動感に溢れ、時には指揮台の
上でピョンピョン飛び跳ねてしまう身の軽さ。 まるで義経を見ている様ですよ。 水干つけていたら
牛若丸なんです。 ああ、良いなあ・・・・山田君。
で、ただ軽いだけじゃない。

MCも山田君が自ら行いました。 山田君、喋りも面白いよ。 本当に音楽が好きで、好奇心も旺盛で
調べる事を面倒くさがらないタイプと見た。 彼に酒の席で音楽の薀蓄語らせたら長いぞ~!!
夜が明けるまで喋るぞ~!! 山田君の解説によると 39番は古代ローマの神殿の佇まいの様な
荘厳な印象を受けるそうです。 確かに、彼の振る演奏は、荘厳な出だしだった。 軽いだけじゃない。
神奈川フィルから重厚な音だって引き出す事に成功している。 凄いなあ。
山田君よりオケメンの大多数が絶対年長じゃないですか。 音楽のキャリアだってずっと長いはず
だし。 その人達を相手に 堂々とタクトを振って、しかも成功してるって、凄いなあ。
山田君の事、二へドン買った!! これから10年、20年、30年・・・・・・ずっと指揮者としての
キャリアを積んで行ったら、彼はその内に日本を代表するマエストロになると思います。
二へドンの予言。 某若手人気のアノ人より、二へドンはよっぽど山田君を気に入りました。
もう二へドンは山田君に唾つけておくから。 後から、山田君を見つけたのは私だなんて言わないで
よ! 
山田君の指揮で、二へドンの目の前に神殿が現れる。 最初はアテネのパルテノン神殿を思い
起こそうとしたのだけれど、やはり実際に行った事が無いので、想像仕切れなかった。 直ぐに
チャンネルを切り替えて 行った事のあるエジプトのカルナック神殿に変えた。 探検隊スタイルの
二へドンが巨大な円柱の長い列の間を彷徨う。 円柱の間からは、山田君とオーケストラが紡ぎだす
壮大な音楽が聞こえて来る。 随分奥まで進んで来た。 突き当たりの小部屋に石の棺があった。
おお! 考古学的な大発見か!? 気分は既に吉村作治。 逸る心を抑えながら フタを開ける。
重いのかと思いきや、フタはいとも簡単に開いた。 「 !! 」 中にはミイラではなく、生身の
石田泰尚様が横たわっていた!! 
「 きゃあ~!! 石田様!!」 二へドンの叫びにも石田様はピクリとも動かない。
ど・・・どうする? どうする? こんな時、貴方ならどうするの~!?
周囲を見渡すと、この小部屋にはニヘドンと石田様以外には誰もいない。 壁面のレリーフの人達も
皆、我関せずという表情をしている。 にんまり。
よくあるお話にしては、男女の位置関係が逆だが、二へドンは一向に構わない。 ぐふふ。
「 眠りの森の美女 」 ならぬ、「 眠りの神殿の王子様 」 を目覚めさせる方法は・・・・・うふふふ。
いいの? いいの? いや~だ、本当にいいの?
あ! この先は過激な描写が予想されますので、18歳未満の方の覗き見はご遠慮下さい。
じゃあ、石田~リン、行くわよ~!!

シ~ン・・・・・・・・・・・・・・・。 え? ・・・・・・・・・・・・・ !?

音楽が止まった。 ??? あ、ああああ。 何だ。 第1楽章が終わったのね。 はあ~。
夢から醒めてしまった。 山田君、折角イイ所だったんだから、宜しく頼むよ~。

山田君は一頻りオケメンをぐるりと見渡し、軽くお辞儀をすると第2楽章を始動させた。
明るくて柔らかくて、モーツァルトのいいとこ取りって感じに仕上がってますよ。 第2楽章は荘厳な
感じが消え、やや牧歌的な感じになったので、二へドンの目の前にはもうカルナック神殿は現れ
なかった。 石田様~!! でも音楽が心地良いから、いいや。 
第3楽章になっても 正統派モーツァルトの雰囲気は崩れない。
神奈川フィルって、決して素直なだけのオケじゃあ無いよね。 指揮者の言う事聞かずにコンマスの
言う事を聞いてる演奏会を目撃しちゃった事あるもん。 P席だったから、オケメンの背中をずっと
見てたんだもん。 人間の背中って、嘘つけないんだよ。 ポーカー・フェースはあるけど、ポーカー
背中は有り得ない。 今日は皆、山田君の言う事聞いている? だよね。そういう演奏になっているよね。 「 山田君が好きだ 」 「 このモーツァルトは好きだ 」 「 神奈川フィル最高だぜ 」
と、 ぐるぐるぐるぐる想いが渦巻いている内に、第4楽章も終わってしまった。

いやあ、素晴らしい!!  拍手!拍手!!拍手!!! 来て良かったよ!!!
万が一、間違って石田様が乗る? なんて淡い淡い期待を演奏直前まで抱いていたのだけれど、
石田様がいなくても、今日の演奏は評価しちゃいます!!

16:35から休憩は20分。 アートホールのチラシが置いてあるラックは要チェックですよ。
石田様の地方公演のチラシが置いてありますから。 わざわざ郵送を頼まなくても、ここに来れば
良いのですね。 リベルタの盛岡公演、Beeの松原公演、熊本公演のチラシが置いてありました。
熊本公演のチラシは二へドン未入手だったのですが、その内にブログネタが尽きた頃、コピー画像
がアップされるかもしれません。
ステージの椅子が並んでいるのを見ていて、面白い事を発見しました。 公開練習の時は一番
後方の見学ギャラリーからガラス越しに見るので、視力0.5 なのに眼鏡もコンタクトもしない
二へドンは気づかないでいたのですが、椅子に各楽員達の拘りがあるのです。
1/4 位の椅子にエアクッションが置かれています。 悶ぺ。ちゃん、ブーブークッションなんか
仕込んじゃ駄目ですよ。 モスグリーンで斜度の付いた、全部同じ規格のエアクッションなんですが、
よく見ると、ファスナーの部分にそれぞれ違ったマスコットが付いているのですよ。 携帯ストラップに
付いている様な小さい奴が。 おお! マイ・クッションなんですね。 最初、女性の席にはクッション
があるのかと思ったら、女性でも使っていない席もあります。椅子を2脚重ねている所もありました。
普段の練習に使っているホームならではの発見でした。
石田様は痩せているから、長時間の練習にはクッションを使った方が良いと思います。 お厭で
無ければ、いつでも二へドンの膝をクッション代わりに使って下さいね。
重さにも、立て揺れの振動にも耐えてみせます!! ( 笑 )

後半は北欧特集。 山田君は北欧を語らせたらうるさいんだそうです。 フィンランドのムーミンランド
に1人で行って来て、ムーミンと握手をして来たそうな。 うわあ、自分の好奇心を満足させる為なら
1人でも行っちゃうという所が、ニヘドンと同じ人種かも? かく言う二へドンも花火大会に1人で
行っても全然平気な人です。 ( 笑 )
山田君は空中に北欧4国の地図を描き、各国の位置関係を説明してくれました。 後ろの方の席の
人は分からなかっただろうな。 今年はグリーグが没後100周年。 シベリウスが没後50周年。
音楽雑誌でもこの両名の名前は引っ切り無しに出てきますね。 両方とも二へドンの好きな作曲家
だから、このフィーバーがもっと長く続いてくれても良いですけど・・・・・。

最初のグリーグの 「 ホルベルク組曲 」 は元気が良くて明るく能天気な二へドン好みの曲です。
山田君の飛び跳ねも 全開!! という調子。 楽しい気分の内に、あっと言う間に終了。
何だい。 前奏曲だけでは無く、全部やってくれても良かったのに。

そして 「 ペール・ギュント 」。 うわあ、石田様の美しいソロ・パートもあった、劇付随音楽ハイライトの演奏が耳元に蘇って来ますねえ。 石田様~!! 早く会いたい~!! 2ヶ月の空白は、やはり
堪えた。 少し二へドンの性格歪んだかも? ああ、元々? ああ・・・・・・。
今日は第1組曲なので、良い子の名曲コンサートみたいな、4曲抜粋版。 「 朝 」 「 オーセの死 」 「 アニトラの踊り 」 「 山の魔王の宮殿にて 」。 いや、良かった。
4月27日の神奈川フィルの定期演奏会で現田っちょが振ったペール・ギュントにひけを取らない、
いや、ほとんど同じと言っても過言では無いです。 もし、あの4月の定演を聞き逃しちゃった方は
今日の演奏を聞いてもらえれば良かったのですが、今日も聞けた人は少数派なんで・・・・。
両方聞けちゃった二へドンなんか、うはうは口元をだらしなく緩めて涙目で足バタバタしたくなったんですけど・・・・・。8月24日の定演で、木管の 「 ぼわ~ん 」と締まり無く広がる音がちょっと嫌だった
のですが、今日のペール・ギュントの木管は最高ざんした。 ああ~、嵌まったよ。
これから毎日ペール・ギュントを聞いてもイイ! って位 入れ込みましたよ!!

山田君の解説はホント面白くてさ、北欧4カ国の中でフィンランドだけ違うと言う話が興味深かった
です。 スウェーデン、デンマーク、ノルウェイの人達は皆背が高いけど、フィンランドだけずんぐりむっくりとか。 そうそう、以前フィンランド出身のツルネン・マルテイさんの講演会を聞きに行ったけど、
彼も日本人より小柄だったわ。 他の3カ国は、「 ありがとう 」 と言う言葉を 「 タック 」 と言う
けど、フィンランドだけ 「 キートス 」 と言うとか。 ツルネンさんのお話にも出て来なかった話題
オンパレードで、めちゃ面白い。 そんなフィンランド出身の作曲家シベリウスの 「 アンダンテ・
フェスティボ 」 だって、興味津々で聞けちゃいますよ。

シメは 「 フィンランディア 」 なんだけれども、この曲だって何度も聞いたけど、山田君の解説
は詳しかったぞ。 フィンランドは90パーセントがフィン族だが、スウェーデン支配時代の名残で
僅かなスウェーデン人がいる。 シベリウスはそのスウェーデン人で、なのにフィンランドの愛国心
の象徴の様な曲を作ったという複雑な背景があるとな。 う~ん、曲の音だけを自分なりに楽しむ
のも1つの方法だけれども、薀蓄を聞きながら、改めて曲を聴くと云うのも ダブルで面白いぞ!!

アンコールは 「 カレリア 」。 躍進してます!と言う雰囲気満載の、だけどドイツ風には重くないぞ
! 少女の白い木綿のワンピの裾が風でヒラヒラしている様なお茶目な空気を漂わす行進曲でした。
山田君はアンコールが終わった後、 指揮台の楽譜をパタンと閉じて持ち、 「 もうこれ以上は
演らないぞ 」 と意思表示をして 「 え~! もっと演ってくれたっていいじゃんよ~! 」 と
少し口を尖がらせ気味の客席を背にして立ち去ったのでした。

今年も後まだ4ヶ月あるけれど、早まって言っちゃう。
今日のコンサートは、石田様不在の神奈川フィルの演奏会の中で No.1 の出来でした!!
マーたんさん、 本当にいつもありがとうございます!!
良かったら今度、二へドンのカレシの写真でも見てやって! へ~、マーたんさんの彼氏も
ヴァイオリンを弾くんだ。 奇遇ですね。 じゃあ、今度の演奏会で、二へドンの彼氏を紹介するね!


< 本日のおまけ>

プログラムに 山田君のプロフィールが載っていて、
「 2007年12月には、東京交響楽団の指揮が決まっている。 」 って出てたの。
二へドン行こうと思って 東京交響楽団の HPを見たら、載ってないのよ。 え~!?
で、山田君の HP を見たら、確かに12月3日(月)にサントリーホールで東京交響楽団を振るんだけど、東京都小学校鑑賞公演なのよ。 何だチケット買えないじゃない。プンプン。
でもその下に神奈川フィルが出てるのよ! あら、行くわ! と思ったら 12月5日(水) ~ 7日
(金) は小中学校鑑賞公演だって。 何だ、チケット買えないじゃない。 プンプン。
でもでも、またいつか山田君に会うのが楽しみです。


  

Posted by ニヘドン at 02:07Comments(6)コンサート

2007年08月25日

8/24 神奈川フィル第237回定期演奏会

石田様が乗らない定期演奏会・・・・・。 半ば自暴自棄になったか、すんごいハードなスケジュール
を設定。 息子がキャンプで不在なので、過密スケジュールでも オッケーさ!!

10:00 家を出る。 ( 通称 『 家出 』 ) 駅まで30分歩くので、既に大汗をかく。 
11:00 磯子スポーツセンターで有酸素運動。
      火曜日の体操教室はお盆休み明けだったので、ソフトに押さえ気味。 今日は打って変わっ      て超ハード。 大汗が滝の様に流れ落ちる。
12:00 移動。 横浜駅へ。
      泰次郎がヤマハ横浜店へお泊りした時に、切れてないのに張り替えた弦を
      忘れてきた。 今日、それを受け取る為に売り場へ。 おお! 売り場がリニューアルされ
      1階も2階も以前より格調高くなった。
13:00 ヴァイオリン・レッスン 。
14:00 レッスン終了。
      ジョナサンで昼食。 黒カレーバーグ & ライス。 初挑戦のメニュー。
      ま、悪くは無いけど、鮮烈な印象の物でも無い。
15:30 JTB で9月24日 トリオBee松原公演に行く為の 横浜 ⇔ 大阪 の夜行バスを手配。
      ありゃ、これも1列目やわ。 やっぱり運転手にかぶりつきか!?
16:20 ムービルで 「 ダイハード 4.0 」 を見る。
18:15 映画終了。 みなとみらい線で、みなとみらい駅へ。
18:45 ホール着。
      ああう! ロビー・コンサートが始まっている!!
      黒山の人だかりに潜り込めず断念。 石田様じゃないから、良いか・・・・・。 ( 投げやり )

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団  第237回定期演奏会

日時 : 2007年8月24日(金)  18:30 開場      19:00 開演
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : S ¥6,000.-  A ¥4,500.-  B ¥3,000.-  学生(小~大) ¥1,000.
出演 : 指揮 / ゴロー・ベルク
      ヴァイオリン / 礒 絵里子
      ゲスト・コンサートマスター / 森下 幸路
      管弦楽 / 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
演目 : モーツァルト / 交響曲第25番ト短調 K.183
                 Ⅰ. Allegro con brio Ⅱ. Andante
                 Ⅲ. Menuetto          Ⅳ. Allegro
      モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
                 Ⅰ. Allegro moderato Ⅱ. Adagio     Ⅲ. Presto

      休 憩 15 分

      モーツァルト / 交響曲第38番ニ長調 K.504 「 プラハ 」
                  Ⅰ. Adagio - Allegro   Ⅱ. Andante                                 Ⅲ. Finale  : Presto

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指揮者はゴロー・ベルク氏。 これからはゴローちゃんと呼ぶ。二へドンの隣の席のおばちゃまも
「 ゴローちゃん 」 と呼んでいたから いいんだもん。 でも何で 「 ゴロー 」 には 「 ちゃん 」
が付くんだろう? 野口五郎 とか SMAPのゴローちゃん とか。 だから、ベルク氏も
「 ゴローちゃん 」!

最初のモーツァルトの25番にビックリ!!
二へドンが今日の演奏会の直前まで映画 「 ダイハード 4.0 」 なんか見ていたからでしょうか?
おどろおどろしい程の暗さに感じます。 確かに第1楽章は映画の 「 アマデウス 」 に洗脳されてしまっている人も多いとは思うのですよ。 この冒頭を聴くと、どうしても あの映画の ( あるいはミュージカルの) サリエリの顔が思い浮かんできちゃう人も多いと思うのです。 
でも、それにしても怖い!! ゴローちゃんの指揮怖いよ!!
音が小さくなった所でも、これから起こるであろう嵐の予感がして、 ただ ひたすら怖い・・・・。
こんなモーツァルトって、日本人が大好きな、日本のオーケストラによる日本人の観客の為のモーツァルトなんかでは全然無い。 ヴァイオリン・チームの弓の動きも今日はバラバラに見える。
いや、バラバラのはずは無いのだが、バラバラに見えてしまう。
奥さん! ゴローちゃんの振るモーツァルトは胎教には効果無いと思いますよ!! ( 多分 )

ゴローちゃん、ドイツ人なのに、シュナイトさんとは全然違う。 もしその場にシュナイトさんがいたら
モーツアルトの解釈の仕方で激論が交わされるかもしれない・・・。

第1楽章が終わって、ホールがし~んとした時、咳払いの音とかは聞こえるのではありますが、
皆が固唾を呑んでいる様に感じられました。 何だ、この緊張感・・・? まさか他の人も二へドンと
同じ違和感を感じているの? やっぱり初めて神奈川フィルを振る指揮者の場合は、公開練習に足を
運んで、指揮者が目指しているものを把握しておかないといけないなあ。 いきなり本番だけ聴いて
も、指揮者がどこへ行こうとしているのか、まるで分からないよ。 オーソドックスにやってくれるなら
まだしも・・・・。 二へドンの勝手な憶測では、きっとゴローちゃんは、オーケストラの 「 和 」 よりは
「 個人技 」 を重視しようとしたのではないでしょうか? そう思えば、神奈川フィルらしからぬ
バラバラ感が理解できた様な気がします。 神奈川フィルも、健気にも指揮者の要望に応えちゃうから、指揮者が違うと、いつもとこんなに違う!!
第2楽章に入って、おどろおどろしさが消えて ほっとするも、やっぱり いつもの神奈川フィルの
繊細でのびやかな音じゃ無いよ!! 指揮者の意図が分からないから、もう二へドンが勝手に解釈
するしかないじゃんね。 第2楽章を明るく響かせる為に、故意に第1楽章の「怖さ」を強調したのか?
でも、それにしても いつもの神奈川フィルだったら、第2楽章をもっと のびのびと演奏するはず。
ゴローちゃんは 敢えて神奈川フィルの持ち味を壊そうとしたのでしょうか?
1つ救いは、ゲスト・コンマスの森下幸路氏のヴァイオリンの音の美しさ。
ま、二へドンのカレシのヴァイオリンには適わないけどさ! ( へへ・・ ) 今日の様な状況の中では
オケの中で抜きん出ている森下氏の音が救いの光。 二へドン、いつも みなとみらいホールでは
バルコニー席を選ぶの。 ステージの上から下のオケを見下ろす位置です。 この席は各演奏者
個々の音を確認できるので、面白いんですよ。 石田様も正面から見る事ができて、2人は見つめ合っている様な錯覚に・・・・・・とろ~ん・・・・・・。
青島広志氏は森下氏の事を 「 おうじ様 」 なんて言うのです。 森下氏の名前が 「 こうじ 」
だから。 二へドンもびっくり!の リアル・オヤジギャグですが、誤解をされる方が いるといけませんので、敢えて申し上げさせていただきます。
正真正銘の王子様は 「 石田泰尚 」 様、ただ1人のみであります!!

しかし森下氏は余裕しゃくしゃくで弾いている。 忘我の境地にでもなっているのでしょうかね?
ゴローちゃんの方向性が分からず 内心うろたえている二へドンの気持ちなんかお構い無しに
美しい音色を1人際立たせて行く。 

第3楽章の、木管チームを聴いていて、ハッと思った。 マーたんさんが 8月11日のミューザ川崎
に一緒に行かれた吹奏楽のお嬢さん、今日のプログラムの方が もっと楽しめたと思う。 25番も
この後述べる38番も木管が面白いから。 特にバルコニー席から木管チームを真横から見下ろした
ら最高だから! お嬢さんにその様にお伝え下さい。

第4楽章に入っても、まだゴローちゃんが分からない。 初めて神奈川フィルを振る人は そのりて
にインタビューを載せて欲しいですよ。 一体この人は音楽業界で、どの様な位置づけになっている
のでありましょうか? 顔写真だけ見たら、ちょっとフランス人っぽい 華奢な感じに写っているのよ。
でも実際は、さすがドイツ人! 上背はあるし、骨が太い!って感じ。 S席から聴いていたお客さんは、演奏中は彼の背中しか見えてないのでしょうが、二へドンの席からず~っとゴローちゃんの顔を
見ていて、「 他人に厳しい人なのかな? 」とか いらん事考えちゃった。

石田様がいないと、普段は二へドンの視線が行かない所まで見ちゃうから、いろいろ発見がある。
今日の出色の発見は、コントラバスの杉本さんが髪をバッサリ切ってしまった事。 今でも充分
ロン毛とは言えそうだけれど、肩から少し出る位の長さ。 今までの腰に届く長さから比較したら
ベリー・ショートじゃんね。 どうしたの? 失恋? 失恋?

次の曲はお待ちかね、 礒絵里子さんのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番。
礒さんは 10段位フリンジのついた真っ白なドレス。 髪はアップにして もうすっかりマダムの
雰囲気ですよ。 これも二へドンを面食らわせた。 どちらかと言うと、二へドンは今まで礒さんには
あんなに若いのにヴァイオリンが巧いのね。 あんなに溌剌とヴァイオリンを弾けて楽しそうね。
と、思える、お茶目でおきゃんな少女ヴァイオリニストのイメージを期待しちゃっていたのです。
目の前に出て来たマダム絵里子の雰囲気に、今まで二へドンが知っていた礒絵里子さんじゃない!
って驚いてしまった。 さあ、困った。 これでステージの上には 二へドンのよく知らない指揮者と
今までの二へドンの知らない顔を見せる ヴァイオリン・ソリストが 乗っかってしまった。
stranger が合計2名ですよ。 さあ、困った。

演奏前、これも二へドンの度肝を抜いた事なんですが、いつも、「 え? ヴァイオリンが難しいなんて
思った事無い。 気が付いたら弾けていたから。 」 とでも言いたげに軽々と弾く礒絵里子さんが、
明らかに緊張しているんですよ。 そんな彼女のヴァイオリン人生を左右する様な 絶対失敗は
許されないご大層なステージでは無いじゃないですか!? 二へドンも一緒に彼女の緊張に呑まれて心臓バクバク。 礒さんは左手をドレスの腰の辺りで拭った。 演奏前に汗かいちゃってるんですね。 どうして礒さんともあろう人が こんなに緊張するの? ドキドキ・・・・。

あ、オケの音が いつもの神奈川フィルに戻った。 ああ、これならモーツァルトだって納得出来る。
礒さんのヴァイオリンが始まった。 ああ、深い。 音に艶がある。 ほらね。 やっぱり彼女の
ヴァイオリンは進化している。 でも何分、少女ヴァイオリニストのイメージを引き摺っている二へドンは素直に受け入れられない。 オバサン・ヴァイオリニストなら世の中にたくさんいるから、後2~3
年は おきゃんな女の子で良かったのに。ごめんね。 若い子の成長するスピードに着いて行けて
ない二へドンです。 順応するまで、もう少し時間を下さい。
この曲はヴァイオリンソロをたっぷり楽しめるので、礒さんの音を堪能できる。 今日の音は
徳永二男氏を彷彿とさせる音でした。 スペイン音楽が激似合う感じ。 コントロールされた情熱。
礒さんの表情はいつもに比べて硬かったのですが、演奏は暗譜で完璧な演奏でした。

神奈川フィルの定期演奏会のプログラム 「 そのりて 」 には礒絵里子さんのインタビューが
載っています。 「 モーツァルトの第1番は第3番~第5番に比べるとなかなか演奏される機会が
少ないのですが、とてもかわいらしい曲なので是非皆様と音楽の喜びを分かち合いたいと思って
います。」 との事です。 彼女の意気込みは十二分に演奏に反映されていたのですが、
いかんせん演奏時間が21分って どういう事よ!! わざわざゲストに招んでおいて 20分で
帰れって? ピアニストの三船優子さんの時もそうだったのよ。 珍しい曲を演ってくれるのは
すごく嬉しいけど、 演奏時間が短か過ぎって、全くもって不満なんですけど・・・。
気に入ったら、本人達のリサイタルに行けってか? 
礒絵里子さんの演奏は2時間聴いても、まだお代わりいけます。 ゲストは2曲弾いちゃ駄目なの?

休憩15分の後、モーツァルトの38番。「 プラハ 」。 タイトルが好きよ。 爽やかじゃん。
久し振りにじっくり この曲を聴いて、良かった! ゴローちゃんも、やるじゃん。 このモーツァルト
なら OKさ!! オケもね、1曲目より2曲目が、本来の神奈川フィルの持ち味を蘇らせ始めて、
3曲目は バッチリ神奈川フィルに戻っていたよ。 森下さんと、第2プルトの桜井さんが熱演でさ、
二へドンちょっと桜井さんには前から注目しているのよ。 一番後ろのプルトでふてくされた様な
素振りを見せているかと思うと、今日みたいに凄い熱のある演奏をしてみたり、ちょっと追跡して
みたくなる人物です。 森下さんと桜井さんのヒートアップの仕方がシンクロしていて、腰を上げかける
所までタイミングが一緒だったのは思わず笑いました。
先生~! 石田様がいなくても、あの人達、立て揺れしてますけど・・・・!!
いやあ、この曲は良かったよ。 ちゃんとモーツァルトしてた。 前半の二へドンの心のモヤモヤを
見事に吹き飛ばしてくれました。 第1楽章からティンパ二が大活躍する曲が好きです。
そう、ティンパ二の音が、二へドンのもやもやを吹き飛ばしてくれたのか。
第2楽章は、ティンパ二とトランペットがお休みなのね。 で、お休みの間、4人がちゃんと両手を
揃えてちんまりお行儀良く待っているのが可愛らしかった。 クスリ。 学級崩壊の原因を作っている
落ち着きの無い糞餓鬼さん達、見習って下さい。 おじさん達は、あんなにお行儀良く待っている
じゃないのよ!

後半はもう盛り上がって盛り上がって、拍手が鳴り止まない訳。
ゴローちゃんたら、森下さんの両手を優しく、自分の両手で包んで、しばらく離さない訳。
う~ん、今日のコンマスが石田様だったら、ゴローちゃんはもっと喜んでくれたのかしら?
それにしてもさ、こんなに盛り上がる後半になるんだったら、1曲目のあれは一体何だったの?
あれがゴローちゃんの意図する所だったの? それとも結果的にああなってしまったの?
う~ん、う~ん。謎だ。 ミステリーだ。 誰か答えを教えて下さいませ!!

<本日のおまけ>
休憩時間中に pyonkichi さんに 1枚余った KAMOME LIVE のチケットを引き取って
もらったの。 1階席からわざわざ二へドンの2階席まで上がって来て頂きました。 で、定価で
譲っているから、気を使わなくて良いのに、六花亭のチョコまでいただいてしまいましたのよ!!
二へドンはコーヒーとチョコで生きている人なので、もう最高に嬉しかったです。
早速頂きました。 バリバリボリボリ。 ( それってチョコを食べる音ではない? いえ、二へドンの
場合そうなんです。 ) pyonkichi さん、本当にありがとうございました!!
願わくば、9月の2日か8日にも行かれる様になります様に!!  

Posted by ニヘドン at 23:38Comments(7)コンサート

2007年08月24日

ジルヴェスターコンサートに行く人、この指とまれ~!

二へドンが毎年必ず行く事にしているジルヴェスターコンサート。 これに行く人!!
どっちみち二へドンは9月22日の Miraist  Club 会員先行発売日に買いに行くからよろしかったら一緒に買っちゃいますよ。 お気軽にメールして下さいませ。

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横浜みなとみらいホール  ジルヴェスターコンサート 2007 - 2008

日時 : 2007年12月31日(月)  21:00 開演    翌 0 時15分終演予定
会場 : 横浜みなとみらいホール 大ホール
料金 : S ¥10,000.-    A ¥8,500.-   B  ¥7,000.-   C ¥5,000.-
      スペシャル・ビュッフェ付き S席 ¥22,000.-
      ( 当日19:30~20:30に6F レセプションルームでの立食ビュッフェと出演者による
        ミニコンサーとをお楽しみいただけます。 )
出演 : 横浜みなとみらいホール ジルヴェスターオーケストラ ( この日の為だけのオケ )
      音楽監督 : 池辺 晋一郎
      エグゼクティブ・ディレクター : 徳永 二男
      指揮 : 飯森 範親
      司会 : 朝岡 聡
      
      ピアノ : 碇山 典子    ギター : 福田 進一     バリトン : 宮元 益光
      ヴァイオリン : 漆原 朝子、 漆原 啓子、 徳永 二男  他 豪華ソリスト多数。

御免なさい! 石田泰尚様が出演するかどうかはまだ未確認です。 例年出演されてますが。
因みに二へドンの指定席はP席です。( C席扱いで¥5,000.- ) いつもと違う角度で石田様を拝みます。
万が一、石田様が出演されなくても、価値あるコンサートなので、一緒に行きませんか?  

Posted by ニヘドン at 23:55Comments(9)チケット販売

2007年08月22日

及川さんがこんな所に!?

2007年8月21日(火)
お盆の前後に2週間お休みだった磯子スポーツセンターの女性体操教室が今日から始まった。
二へドンの家からスポーツセンターまでは複数の経路があるが、行きは一番時間の早い京急杉田駅から商店街を10分程歩くルートを取る。 帰りも様々だが、たいてい らびすた新杉田の2階の
バーミヤンで昼食を取る。 今日は何だか回転寿司に行きたかったので、らびすた前を通過。
でも余りの暑さに ついつい用も無いのに らびすたの空調の効いた空間に足を踏み入れてしまった。
そうだ、杉田劇場でチラシを物色して行こう。 エレベーターで4階に上がる。
杉田劇場はOPENした時から贔屓にしている312席の中劇場です。 まだ出来てから2~3年しか
経っていないから 綺麗なのがセールスポイント。 ここでは神奈川フィルのメンバーも少人数で演奏会を開いたりしています。 杉田劇場も3月23日に狂言を見て以来だから、随分ご無沙汰して
いるなあ・・・・。

「 え? 」 二へドンは目を疑った。 何、これ? 及川さんのチラシだ。 ええ~!?
及川さん、杉田劇場でコンサートするの? ちょっと信じられない。 及川さんと言えば、東京芸術
劇場や兵庫県立芸術文化センターを満席にするピアニストじゃないですか。 何だって横浜の
秘境の杉田劇場へ? いや、こんな言い方は杉田の人々に失礼か。
でもね、二へドンに取って杉田は決してヨソユキの街では無い。 ここ10年、スポーツセンターで
筋トレした後シャワーを浴びて、洗い髪をバサバサ自然乾燥させながら商店街を冷やかして歩く
そんな言わば生活圏の街なのです。 そこへ及川さんが来る!? 
及川さんのイメージと 二へドンの生活の場が余りにもそぐわないので うろたえてしまう。
二へドンがコンサートホールに出かけて行くのはOKなんですよ。 でも、及川さんが二へドンの
生活圏に入って来るのはダメ!! だって皆だって、掃除していない部屋に客に上がって欲しくない
でしょ? そんな感じ。 しばしチラシの前でボーっとしてしまった。

11月3日? 11月3日は毎年県民ホールで神奈川県民文化賞の授賞式&記念コンサートに行く。
演奏が神奈川フィルだから。 昨年も一昨年も石田様がコンマスで乗り番だった。今年は?
石田様のスケジュールはまだ把握していない。 でも今年は11月4日にリベルタの四万十公演が
入っているから、石田様は乗らないだろう。 じゃ、及川さんに行っとく? え?
想定外の事だったので少しうろたえながらトイレに行ってみる。 お財布の中を確認する。
お、あるある。 チケットを買うだけの所持金はありました。
トイレから受付カウンターに向かいながら、今度は不安が心を過ぎる。 発売日は昨日だったんだよ。
もう26時間が経過しているんだから、チケット無いんじゃない? 座席数312だよ。
みなとみらい小ホールより小さいよ。

カウンターに着く。 お姉さんに声をかける。 「 あの、11月3日の及川浩治さんのチケットを1枚
お願いしたいのですが・・・・・。 」 「 は~い 」 愛想の良いお姉さんは返事と共に箱を出して来た。
その箱を開けたところで二へドンは見てはならぬ物を見てしまった!!!!
うげげげっげげ~!! ま・・・・・・まさか・・・・・・・そんな・・・・・・・!!
呆然・・・・・・・。 その箱の中には、チケットが100枚以上は輪ゴムで束ねられていた!!
嘘! もう二へドンはへなへなと床に座り込みたい程でした。 な・・・・何故・・・・・・?
先行予約の当日の朝、電話が繋がらないのにやきもきしたのは何だったの? 皆、大劇場でないと
聞きに行かないの? 杉田じゃダメなんですか?
杉田の町に及川さんは似合わないけれど、売れてないチケットの束も全然及川さんに似つかわしく
ない。 予約済みのチケットが2枚、付箋をつけられて輪ゴムの束とは別になっていた。

二へドン、小さい劇場好きだよ~。 大きい劇場よりも 演奏家を1人占めしている様な気分が
味わえて、小さい劇場好きだよ~。 皆さんは大劇場を SOLD OUT にしている 
「 ブランド及川 」 じゃないと聞きに行かないのですかあ? 
本当に想定外の事に、二へドンは何が何だか訳が分からなくなってしまった。
ねえねえ、もしかして皆さん杉田を何処か別の離島と何かと勘違いしてる? 秋田杉の山奥じゃ
ないよ。 屋久島の千年杉とも違うよ!! 政令指定都市横浜の中にあるんですよ。
電気も通ってるし、陸蒸気も走ってるし、水道だって敷設してあるよ。 とっくに文明開化してるはず。
??? ??????????????????????????

思わずカウンターのお姉さんに言いました。
「 てっきり初日にチケット完売になるかと思っていましたが・・・・ 」 お姉さんと もう1人のお姉さん
は顔を見合わせて苦笑しておりました。
「 自由席なんですが、2~3時間前から並び始めますよね。 どこから並び始めるのですか? 」
「 え? そんなに並びます? 」 
「 え・・・ええ・・・・。 他では皆その位並びますよ。 」 この時二へドンは鎌倉・建長寺の及川さん
の演奏会の行列を想起していた。
杉田劇場は4階が受け付けのフロアで、そこから5階に上がるエスカレーターでホールに向かう。
開場時間までは5階へのエスカレーターは運転しないので、4階で並ぶ様になると言う。
ただ、当日の状況次第では、早く5階に上がってもらう事もあるそうです。
お姉さん達は、チケットの売れ行き状況から、そんなに早くから並ぶなんて これっぽっちも信じて
いない様です。 二へドンも何だかよく分かりません。

二へドンは空席のある演奏会は、あまり好きではありません。 さあ、皆さんチケットを買いましょう!
毎週杉田劇場の前を通るから、パシリしてあげるよ。 代わりに買うのは いつでもやるから
声をかけてね!!

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及川浩治ピアノ・リサイタル 「 激情のベートーヴェン 」

日時 : 2007年11月3日(土・祝)   開場 13:30     開演 14:00
会場 : 磯子区民文化センター 杉田劇場 ( 磯子区杉田1-1-1 らびすた新杉田4F )
      JR 根岸線 ・ シーサイドライン「新杉田駅」下車 徒歩3分
      京浜急行線 「杉田駅」 下車 徒歩5分
料金 : 一般 ¥3,000.-     高校生以下 ¥2,000.-   全席自由
チケット取り扱い : 金沢区役所1階売店
             岩下書店 ( バザァル金沢文庫3階 )
             (株)シマヤ ( 能見台駅横浜銀行前 )
             磯子区民文化センター杉田劇場 ( ℡ 045-771ー1212 )
発売開始 : 8月20日(月)
         8月21日現在、残席有り過ぎ! 寂しいのはイヤ! 皆で一緒に行きましょうよ!!
  

Posted by ニヘドン at 08:22Comments(12)チケット販売

2007年08月21日

石田泰尚様関連情報 8月下旬版

皆さんが知っている情報だったら、今更で御免なさいね。

その1. 6月2日「 シュナイト音楽堂シリーズ Vol.XII  」 の模様とインタビューが追加放映。
      日時 : 2007年9月21日(金) 午前10:00 ~ 11:39  
      番組 : NHK-BS 「 オーケストラの森 」

      7月29日のオーケストラの森の放送の時、雷に録画を阻まれたマーたんさん、
      次なるチャンスが到来ですよ。

      二へドンの家はBSアンテナが無い!! どぎゃ~ん!!

その2. 2008年2月11日(祝・月)の横浜市栄区民ホール・リリスホールのトリオ・Bee公演
      チケット発売は2007年11月25日(日) 10:00 ~ リリス窓口先行販売。
                     恐らくいつも通り 09:00~ 整理券発行となるでしょう。
      電話予約は2月11日13:00~。
      全指定席 ¥4,000.-  
      リリス券有り ¥3,500.- ( 栄区民、 18歳以下、 60歳以上、 障害者割引 )
      問い合わせ リリスホール ℡ 045-896-2000
      JR 根岸線 本郷台駅下車 徒歩5分

      二へドンは11月25日はヴァイオリンの特別レッスンの為に東京まで行くの。
      今回は窓口に並べないのね!!   どぎゃあああああああ~んんんんん!!!!!  

Posted by ニヘドン at 21:21Comments(7)石田様偏愛倶楽部

2007年08月21日

石田様がそろそろお目覚めにつき二へドンも・・・。

ピアニストの及川浩治さんのホームページがず~っと前にリニューアルした時に 「 ほほ~! 」
と思った二へドンです。 そして 今夏 石田様のホームページが新規OPENした時は
「 きゃー! きゃあー! きっと二へドンの為にホームページを作ってくれたのよ! そうよ。
 そうに決まっているわ。 だって石田様と二へドンって・・・・・・・・・ 」 と狂喜乱舞でございました。
もう長い事更新されていなかったチェリストの石川祐支さんのホームページを久方振りに覗いたら
おお! こちらも リニューアルされていました!! 8月16日から彼のブログも開始。 二へドン
早速初コメントしちゃいました。 今から思うと恥ずかし・・・・・。
石川さんの8月18日のブログ記事にはこんな記述がありました。
「 夕方からBee のリハーサルがあった。 」 おおおおおお! 9月の活動に向け、もう始動ですね! 約2ヶ月間の のんびりペースから、 息のつく間も無い全国行脚のツアー月間へ移行準備
が始まっているんですね!! よし! 二へドンも始動じゃ!!

まずは9月26日の登米の宿を手配。 これはインターネット予約でちょちょいのちょい!
いやあ、今更言うのも何ですが、インターネットって便利ですねえ!! ネットの無かった時代を
知らない若い世代は信じられないかもしれませんね。 ホテルの予約がどれだけ大変だったか。
旅行代理店で並んで手数料払って予約。 さもなきゃ時刻表やガイドブックで宿の一覧表を見て
一つ一つ電話をして、空き部屋の有無、料金、その他を確認して、2~3比較の為に時間がかかると
予約電話の時には満室になっちゃったり。 「 あ、さっき大口のお客さん、入っちゃったんですよね」
なんてね。 時間と電話代の無駄だったのに、ネットときたら、いちいち先方に問い合わせをしなくても
空き情報、料金、施設、外観、ロケーション、周辺地図など必要なじ情報は全てゲット出切る。
後は予約のクリックをするだけ。
またホテル側も、予約客が本当に来るかどうか懐疑的で、前日に再確認の電話をしろなんて言う
所も多かった。 で、電話をすれば5分も待たされて、当時は電話事業は電電公社の独占だったから
地方への電話代が高くてさあ、本当に余計な費用がかかったものです。
こんな時代を生きてしまった二へドンは、クリック1つで予約完了のシステムが奇跡としか思えません!

そして今日、10月6日の 「 せんくら 」 用の宿もネットで予約完了。 仙台駅から徒歩5分の
ビジネスホテルが取れました。 ツイン1室2名の料金が¥11,400.-。 悪くはないわ。
今回は二へドンだけではなく、すぐにタクシーに乗りたがるバカ息子が一緒だから、駅近がベスト!
ここも、駅前のシティホテルも残室は残り僅かになっていたから、せんくら絡みで宿を取る方は
早めの方が良いですよ。 どんな高い部屋でもOKのセレブなお方は別に良いのでしょうが・・・。
バカ息子は春休みに家主と2人で野郎2人だけの京都旅行に行ったの。そしてチープなチープな
大部屋の、しかも男女共同の凄い宿に泊まり、夜な夜なおばさん達のおしゃべりに悩まされ寝不足
になったそうな。 「 僕、もうゲストハウスは懲り懲り。 今度はちゃんとしたホテルに泊まりたい。」
貧乏人の倅が、生意気抜かしておるじゃないかい? ま、ちゃんとホテルは取ってあげたから
感謝してやって頂戴な!!

9月12日のリべルタの盛岡公演の為の 横浜 ⇔ 盛岡 の夜行バスのチケットも予約しました。
最近はコンビ二で支払い、発券が出来るから助かるね。 旅行代理店って閉まるの早いし。
二へドンみたいに不規則な生活をしていると、コンビ二払いは本当に助かる。
昨年、名古屋から横浜へ戻る夜行バスを予約した時、何の券も無く、口頭で予約番号を告げられた
だけだったから、当日支払いを済ませるまで不安で不安で困りましたよ。 何かの手違いで予約が
消されていたら、困るのは二へドンただ一人だもんね。 発券してくれるのは安心。そういう意味では
ネット予約も、予約内容をプリントアウトしておけば心強い証拠になってくれるもんねえ。
盛岡の夜行バスは二へドンが一番乗りだったみたい。 1列目は交代の運転手さんの席だから、
2列目を頂きました。 バスもかぶりつき席なんですね。 運転手にかぶりつけって?

今週は後、9月24日の松原でのBeeの公演の為の夜行バスの予約もしなければ!
怒涛の9月に向け、二へドンの準備は着々と進んでおりますよ!

そうそう、ブログと言えば、石田様のホームページがやっと開設されたお陰で、Beeのメンバー全員
の ホームページが揃いましたねえ。 リベルタのメンバー全員の HP、ブログも揃いましたね。
残念なのは毎日更新される訳では無いので、覗いては 「 ああ! 駄目じゃん! 変わってない
ぢゃん!! 」 と絶望状態になってしまう事。 コンサート情報もブログによって時差があるので
こまめなチェックが欠かせませんよね。 リベルタに関して言えば、コンサート情報が早いのは
サックスの松原孝政さんのブログですかね。 本文では出て来なくても、サイドバーの所に
ちょろりと出て来るのですよ。 盛岡公演の事も半年位前に松原さんのブログで知って、仕事の休みも半年前からアレンジ出来たし。 予定が早目に分かると、こちらも助かりますよね。
今、松原さんのブログで気になっているのは、11月23日・24日 リベルタって書かれているの。
詳細不明。 これ一体何処?

もう1つブログ絡みで。 ソプラノ歌手の浅野美帆子さんが6月辺りからブログを開設してました。
ほとんど毎日更新されていて、女性らしい素敵なブログになっていますので、「 ドンドン日記 」
の 「 お気に入り 」 のサイドバーから 覗きに行ってみては如何でしょうか?
  

Posted by ニヘドン at 01:27Comments(4)徒然

2007年08月19日

赤城山テント殺人事件

2007年8月赤城山キャンプサイトのとあるテントで、



少年の死体が発見された。 名探偵二へドンが推理する。



一緒にテントのペグを打っていた男に金槌で殴られたのか? それとも、



誰かがお好み焼きに砒素を混ぜたのか? それとも、



毒キノコを食ってしまったのか?

さあ、皆さんも推理して一緒に犯人を探して下さい。 これは夏休みの宿題です。
提出日は9月4日の登校日です。

  

Posted by ニヘドン at 19:19Comments(3)

2007年08月19日

南万騎が原→新子安→本牧

自分で言うのも何ですが、二へドンはフットワーク軽いなあ。 体重は重いんだけどね。
で、本日 2007年8月18日(土) は何処をほっつき歩いたかと申しますと、
10:15 佐藤君と共に自宅近くのバス停へ。
10:20 保土ヶ谷駅行きのバスに乗車。 いつもの 「 横浜市交通局 1日乗車券 」 ¥600.-
      を購入。 うわ~はっはっは! これで 市営バスは今日1日二へドンの支配下やあ!!
10:30 保土ヶ谷橋で途中下車。 何故なら駅前のロータリーに入ると、乗り換えに時間がかかる
      から。 こういう小技を利かせる所が、1日乗車券の女王の片鱗が窺えますねえ。
10:35 保土ヶ谷車庫行きのバスに乗り換える。
10:40 水道道 で下車。
10:45 相鉄 西横浜駅から湘南台行きの電車に乗る。 車内ガラガラ。 まさか相鉄さん、
      赤字になんかなってないよね? 他人事ながら ちょっと心配。
11:05 南万騎が原で下車。 
      駅前の飲食店を物色するも 佐藤君が気に入る場所が無かったので、仕方ない。
      こうなったらあそこへ行くのである。 
      南万騎が原駅からこども自然公園へ行く道すがらにある 「 お食事処 」。
      うわ! 店名を覚えてないし!! 店の前に巨大な卵型の白いモニュメントがあるの。
      佐藤君はハンバーグ定食 ¥800.-  二へドンは ニラ玉定食 ¥600.-
      そんな滅茶美味しい訳では無い。 でも お店のオヤジさんの人の良い笑顔が、また行こう
      と思ってしまうのよねえ。 あ! 店名は 「 茶の間 」 だったかも?
11:50 店を出、こども自然公園青少年野外活動センターへ歩く。
      何故そこに行くかと言うと、佐藤君が今日から1泊2日の「 動物飼育体験キャンプ 」
      に参加するので、送って行ったのです。 集合時間は12:45でしたが、二へドンは次の
      予定があるので早く送り届けてしまいました。 佐藤君はもうここの野外活動センターの
      常連さんなので、全然心配無いっす。
12:10 今度は二へドン1人でUターン。 南万騎が原駅から天王町まで。 何故横浜駅まで
      行かなかったかと言うと、折角バスの1日乗車券があるのだから電車賃を節約したかったの      です
12:50 ところが、改札を抜けてバス停に向かおうとした その時! 横浜駅行きのバスが
      出発して行きました!! 虚しい・・・・。 ここで 15分のロス。
13:10 次の横浜行きのバスに乗車。
13:23 横浜駅到着。 本当は横浜から次の目的地である新子安までもバスに乗り換えて
      交通費を使いたくなかったのですが、約束の時間が13:40だからバスはもう無理。
      仕方ない。 JRで行こう。
13:30 JR 京浜東北線に乗車。 横浜駅のホームは凄い人込み。 皆、どこへ行くのだろう?
      新幹線関係の人々だろうか? 横浜市内の住宅地は閑散としていたのに・・・。
13:36 新子安駅到着。 新子安って、特に観光名所も無いので、大抵の方は電車で通過する
      だけだと思いますが、今 「 オルト 」 と言う40階建ての高層ビルが立つ ちょっと
      イケテル駅前になっているのですが、いかんせん 人に途中下車を薦められる店とかが
      無い。 何故二へドンは今日、新子安なのか?
      答えは、「 ふ~り~い~ま~け~っと~ !! 」 え?また? はい。
7月にジャックモールでフリーマーケットに出店した時の余り品を子安小学校に保管しておいたのですが、それを売り払ってしまおう!という魂胆です。 オルトの2階の通路及びバーミヤンやジョナサン
等の店舗で囲まれている広場がフリマの会場です。 1区画の出店料は¥1,000.-。 時間は
14:00~18:00。
本日は2区画使用。 ジャックモールの時は、売れ行きは今イチだったのですが、今日はまだ品物を
箱から出している最中にお客さんがやって来て、勝手に箱から物を出して品定め。
靴下、タオル、衣類等が あっと言う間に売れた。 ふ~ん、やっぱり土地柄ってあるよね。
二へドン、これからあちこちのフリマに出店して 各地の客層と売れ筋商品の研究しちゃおうかな?
ちょっと考えるに、ジャックモールはトイザラスがあるし、スポーツオーソリティーがあるし、DeoDeo
もあるし、新品を安く売る店が揃っているから、その店での買い物を目的にした人はフリマが出ている
からと言って買ったりしないのよね。 オルトの場合は、「 フリマで買う! 」 目的で来る人が多い
から買う。買う。そして 値切る。値切る。 「 全部で500円でいいでしょ? 」 ええ~、お客さんが
値段決めるの~? 「 この洗剤、グラム数が少ないから そんな値段じゃ高いわ! 」 ええ~、
じゃ量販店でも行ってよ~。 マクドナルドのハッピーセットのおもちゃとか、そんなの売れる訳が
無いという物が意外と売れたりする。
ネットオークションと言う時代に逆行するフリマは、なかなかどうして面白いですよ!!
このフリマは神奈川区民ミュージカルがらみなので、お手伝いの人もミュージカル出演者の母たち。
あの殺人猛暑から少し解放された曇り空の下、5人の母たちが集まり、販売&同窓会。
そうそう神奈川区民ミュージカルは来年2008年も開催される事が決まったそうです。
来年はもっと早め早めにアクションを起こしてブログでも発表していきたいので、皆様もぜひ
協力して下さいね! フリマだけ参加したいとか言う人でもウェルカムだよ。 手伝いは厭だけど
石田泰尚様の事を熱く語りたいという方も どうぞ!!

15:50 フリマは続くが、二へドンは次なる目的地へ向けてオルトを後にする。
16:00 子安小学校入り口のバス停から横浜駅行きのバスに乗る。
16:10 横浜駅着。
16:15 8番のバスに乗り換える。
16:50 和田山口下車。 うわ~、バスの接続が良いとこんなに早く着くんだ。
17:00 マクドナルドで休憩をする事に。 次なる二へドンの予定は回転寿司でバイトなのだが、
      シフトは18:00~。うひょ~! 1時間の自由時間は嬉しいぞ!!
      100円のハンバーガーでも食べようと思ったら、機械が故障で、ハンバーグが提供できない
      そうな。フライ物ならOKとの事でエビを頼む。予想外の出費になってしまったぞ。
      今月は3週間もバイトを休んでしまったので、バイト代が1万円にしかならないのに!
      でもコーヒーは無料なの。 最近みなとみらいホールでマクドナルドのコーヒー無料券が
      4枚入った小さい封筒が来場者に配られる事があるのね。 昼時クラシックとヤング・アメ
      リカンズの時だったかな? あとミュージカルのママから4枚もらって、今までに10回
      コーヒーをタダ飲みしましたわ。 ブログを書き書きしているうちに時間は飛んで行った。
17:40 回転寿司へ。
      すっごい久し振りなので、仕事の仕方を忘れているかと思いましたが、楽しかった。
      坂本光子は相変わらず嫌味3連発お見舞いして来たが、無視無視!
      夏休み中は平日でもこんな感じで忙しかったみたい。
21:00 バイト終了!
      21:08 のバスには乗れなかったので、時間節約の為 「 すき家 」 で麻婆茄子丼の
      夕食。
21:46 バスに乗って帰宅。

ああ~、やれやれ。 今日も1日よく動きました。 おやすみなさ~い!!

<本日のおまけ>
マーたんさんが石田泰尚様のホームページが更新されているとメールで知らせてくれました。
何と photo & gallery で、写真がいっぱい!! もう毎日見ては感涙に咽んでいますよ。
美しい~!! 美しい~!! 美し過ぎて怖い位ですよ~!!! きゃ~!!!!
石田様ファンじゃなくても 絶対見て下さいね!!  

Posted by ニヘドン at 11:00Comments(4)そぞろ歩き

2007年08月18日

「生まれて初めて」 連発!! こうなん童謡コンサート

5月7日の記事でもお知らせした こうなん童謡コンサートの夜の部へ行って来ました。

「 おとなのための 第14回 こうなん童謡コンサート 」

日時 : 2007年7月6日(金)   18:30 開場    19:00 開演
会場 : 港南区民文化センター 「 ひまわりの郷 」
料金 : 全自由席  大人 ¥2,000.- 小人 ( 3~12才 ) ¥1,000.- 
出演 : 浅野美帆子 ( ソプラノ )、 平良交一 ( バリトン )、 鹿野千里 ( ピアノ )、
      篠原正志 ( ギター )、 安達隆之 ( ギター )、 高橋卓也 ( 怪盗 L )

上大岡に行くついでにチケットを取れば良いわ、と安易に考え、電話すりゃ、一番簡単なのに、
昼間は フラフラ・フラガールをしているものだから、電話も延び延びになり、とうとう会場で当日券
を買う事に。開場時間の18:30丁度に受け付けに行き 「 当日券ありますか? 」 と聞いた所、
「 ありますよ! 」 と色よいお返事。 良かった! 完売してたらどうしようかと思った。
おまけに嬉しい事に、当日券も¥2,000.-だった。 普通¥500.-位高くなるのにね。

受付前は閑散としているので、おずおずと 「 あの・・・もう入れますか? 」 と聞いてしまいました。
「 ええ、入れますよ。」 と言われ、ホールの中に入ると、ガーン!! 座席はほぼ埋まっている。
開場時間を早めたんかい~!! 席はもう最前列か、両端しか空いていなかった。
仕方なく 後方の下手側の端から2番目に座る。 初老のおば様達で溢れかえっていた。
皆、おしゃべりに夢中。 ホール内は かなりうるさくなっている。

第1部 「 切手が奏でる、あなたの愛唱歌 」
舞台の壁面に白いスクリーンがあり、何を写すのかと思ったら、10年前に郵政省が
「 あなたの好きな愛唱歌は何ですか? 」 というアンケートを実施。 その結果から18曲を選定
して 切手を作ったそうです。 その切手に選ばれた曲を歌うという企画でした。 すごくユニークな
アイデアですよね。 スクリーンには、切手の絵柄が映し出されるという訳です。

浅野美帆子さんが紫色のドレスで登場。 すごく可愛らしい。
まずは浅野さんのソロが続きます。
1. 「 みかんの花咲く丘 」 加藤省吾 詞 / 海沼実 曲
   歌い終わると、浅野さんの挨拶。 彼女は『 喋り 』 も聞いていて楽しいです。 喋る時も、
   歌う時と同じ 透明な声なんです。 普段、石田泰尚様の 「 沈黙トーク (!?) 」 を
   聞いているので、特にそう思うのかもしれません。
2. 「 四季の歌 」 荒木とよひさ 詞/曲
   この歌を聴くと、北朝鮮を思い出します。 もう20年も前、一般人の北朝鮮観光が解禁になった
   時、二へドンは栄えある(?) 北朝鮮観光ツアー第1陣で、北京経由で北朝鮮に行ったの
   でした。その時は、拉致被害者がいるなんて全く知らなかったので、のほほんとしていたのです    が、知っていたら何とか自分で調べようとしちゃったかもしれません。この時の私のルームメイト   がエロ小説家の岩井志麻子だったのです。で、ある日、夕食が宴会みたいになって、私と岩井
   志麻子が前に出されて、何か歌えと言われたので、「 四季の歌 」 を2人で歌ったのでした。
   あの時、2人ともまだ20代前半で、今でこそ岩井志麻子は妖怪みたいな人相になっちゃったけど
   当時は可愛らしい感じだったのよ。 ストレートのロングヘアでさ。二へドンだって若かったし、
   今程は太っていなかったし。 ツアーの中には親族訪問の在日朝鮮人の男性も混じっていて、
   2人が歌っている真ん前で、「 可愛いなあ、可愛いなあ。」 を連発していたものでした。
   そんなこんなで浅野さんの歌声と北朝鮮とは何の関係も無いのですが、二へドンの勝手な
   個人体験で、北朝鮮の事を考えながら聴いてしまうのでした。

3. 「 この道 」 北原白秋 詞 / 山田耕筰 曲
   この歌の時、ピアノ伴奏の鹿野千里さんの椅子の端っこに浅野さんが腰掛けて歌いました。
   歌の後の浅野さんのMCに依ると こういう風にピアノの椅子に座って歌うのは
   『 生まれて初めて 』 なんですって。 「 すっごく気持ち良く歌えた 」 そうです。

次にバリトンの平良交一さんが舞台に登場。 すごく弱弱しい雰囲気で登場したので、
「 ??? だ、大丈夫なのかな、彼? 」 と思ってしまいましたよ。
歌う前に いっぱい咳払いするし・・・・。 思わず客席からもクスクス笑いが・・・・・。
これも演出なの?
今度は平良さんのソロが続きます。
4. 「 われは海の子 」  文部省唱歌
   先程の弱弱しい登場とは打って変わって歌声は浪々として聞かせてくれます。
   じゃあ、さっきの足を引き摺る様な登場の仕方や咳払いは何だったの?
   平良さんの自己紹介。「 でこぼこでは ありません。 たいらです。」 うわっ!!
   二へドンと同じ位のレベルのオヤジギャグ!! でも平良さんは本物のオヤジだから・・。
   ゲホゲホ・・・・。 MCに依ると、この歌は明治43年に作られ、7番まで歌詞があるのですが
   今日は3番まで歌ったとの事。 4番以降がどの様な歌詞なのか少し読んでくれました。
   確かに、軍国主義の香り高い歌詞になっております。 21世紀に歌うのはちょっとね・・・。
5. 「 めだかの学校 」  茶木滋( ちゃきしげる ) 詞 / 中田喜直 曲
   この曲は作詞の茶木滋氏の3歳の息子さんの一言で、詞が生まれたそうです。
   二へドンが幼稚園からずっと歌ってきた歌ですが、自分が適当に歌うのと違って、きちんと
   歌われると、同じ曲とは思えません!!
   バックのスクリーンには家主に無理やり読まされた彼の愛読書 「かまくら物語」や「三丁目の
   夕日」の漫画家、西岸良平のイラストが! 「 おお! 」 と思ってしまったのは私だけ?
6. 「 しゃぼん玉 」  野口雨情 詞 / 中山晋平 曲
   歌の前に解説がありました。 雨情が徳島に居た時、2歳の娘さんを亡くしているそうです。
   その亡き娘を思い浮かべて詞を書いたそうな。 今までそんな事を思いもせず歌ってきた
   けれど、改めて2歳の女の子の事を考えながら歌詞を聞いていると、
   『壊れて消えた』 の辺りで 涙がじわじわ。 『飛ばずに消えた』でもう我慢出来ません!
   号泣!! 『 風 風吹くな』 って歌詞がこんなに切ない意味を持っていたなんて。
   しゃぼん玉を吹いている他愛の無い童謡なんかではなかったんですね。 泣けた!!
次は平良さんの歌と篠原さんのギター共演。
7. 「 月の砂漠 」  加藤まさを 詞 / 佐々木すぐる 曲
   この曲は女声で歌われるよりも男声の方が良いですね~。 平良さんの声はどんどん深み
   を増して来て、結構来てます!!
次は浅野さんと篠原さんの共演のはずだったのですが、何と篠原さんが「 壊れてしまった 」と
一言言い残してギターと共に退場。 ええ~!? 何でも音程を調節するスプリングが折れて
しまったそうな。 こんな事は彼のギター人生で初めての事だそうです。 だよね・・・。
弦が切れるなんて事は弦楽器ならよくある事だからスペアを常備しておくだろうけれど、ギター人生
初めての事態は想定していないでしょうね。 で、これが 「 生まれて初めて 」 の2発目。
浅野さんたら 「 アクシデント大好き! 」 と言っちゃって嬉しそう。 いいですねえ。 前向きな
人生。 もしかして浅野さんは血液型O型ですか?
8. 「 野薔薇 」 ゲーテ 詞 / シューベルト 曲
   前述の理由で浅野さん1人でピアノ伴奏で歌う。 最初から1人で歌う事になっていた様な
   落ち着き振りに脱帽です。 ウェルナーも同じ詞で作曲していますが、シューベルトの方を
   1番は日本語で、2番はドイツ語で。でも今になってみれば、ギター付きの「野薔薇」を聞きたかっ   たなあ。
9. 「 いい日旅立ち 」  谷村新司 詞/曲
   もうちょっと暗めに歌うのが好きかな・・・。 浅野さんの声は明るくて透明過ぎて、歌謡曲は
   中嶋みゆきとか、中森明菜とか幸薄めに歌ってもらった方が良い場合もあるよね。
   でも 「 幸薄い 」のは努力や経験で身につくものでは無い? 生まれつき?

次は平良さんがコートを肩にはおり、帽子を被り、トランクを持って登場。このいでたちで何を
歌うかと言うと
10. 「 北国の春 」  いではく 詞 / 遠藤実 曲
そして第1部最後は 浅野さんと平良さんのデュエット。
11. 「 川の流れのように 」  秋元康 詞 / 見岳章 曲
    きっちり盛り上げて締めてくれました。

そのまま第2部へ突入。
第2部 「 みんなで歌いましょう 」
客席の人と一緒に歌うのですが、童謡コンサートに足を運ぶのは、自分でもグループに入って
歌っている人が多いみたいで、しっかり声を出して歌うから大したものですよね。
他の演奏会で 「 一緒に歌いましょう 」 コーナーがあっても不発に終わる事が多くて、「歌いたい
派の二へドンは不完全燃焼なんだよね。
浅野さんは白いブラウスに青いスカートに変身。 ピアノの鹿野さんも青いドレスから白いスーツに
お着替え。今年の曲は 「 夏の思い出 」 と 「 故郷 」の2曲。

そして休憩に入ったのが19:55~。
ここまで読んだ方は、つつがなく ( まあ、ギターにアクシデントが起こっちゃいましたが )
進行したと思うでしょう? ところが二へドンの背後で不穏な動きがあったのですよ。
二へドンよりも10歳以上は先輩と見受けられるオバサン2人組の1人が演奏中に突然喋り出して
「 駄目だね。 声が綺麗ってだけだね。 声が綺麗なだけでいいと思ったら大間違いだよ。」と
言うのです。 それが彼女の感想なのは仕方が無いけれど、演奏中に喋るのはマナー違反だし、
周囲に浅野さんのファンの方がいるかもしれないという配慮は無いのでしょうか?
ファンの方は、その美しい声を聞きたくて足を運ぶんじゃないですか。
二へドン思わず後ろを振り返ってそのオバサンの顔を見てしまいました。 するとオバサンの視線
がバリバリと真っ向からぶつかって来ました。 きつい目をした小太りの女性でした。
「 私生活が不幸なんだな・・・。 」 そう思っちゃいますわね。 何故コンサートに来たのでしょうか?
ステージに集中しようとする二へドンの心に小石を投げ込んでくれたオバサンでした。
ところがこの人、その内にプログラムを丸めて雑巾を絞る様にギリギリねじり始めたのです。
背後から バリバリ・・・ゴワゴワ・・・・・ギュギュー・・・・・・・パサパサ・・・・・・・・・ と音が聞こえて
きて御覧なさいよ。 ちょっと勘弁してほしいですよね。
こんな時貴方ならどうしますか? 二へドンは手を伸ばしてその人の手を押さえます。 自分が
喋る訳にはいかないから。 一度どこかでそれをして、他の人のブログに書かれちゃった事がある
のですが、 ( それをやっちゃいかんと。 ) でも二へドンはやるよ。 雑音の邪魔が入ったから
お金返してって理屈は通らないんだから、音の原因を取り除くのは正当な権利なのでは?
お腹鳴っちゃった、うっかり寝て鼾かいちゃった、くしゃみ出ちゃった等は生理現象だから許すけど
パンフレット絞るのは、しなくて良い事だよね。 休憩中にやってよ、絞りたかったら!
蚊が自分の周りをブンブン飛び回ったら、普通の人は蚊をぴしゃんと叩き潰すよね? 
二へドンの行為が出すぎた真似だと言う人は、蚊にまとわりつかれても 絶対叩かないで欲しいよ。
でもね!! さっきのオバサンのきつい目を思い返したら、さすがの二へドンも先制攻撃には出られ
なかった。 と言うか、オバサンは故意と騒音を立てる意図でパンフレットを捻っているというオーラ
がビンビンに伝わって来たの。 もうこうなったら打つ手は無し!! あんなの相手にしたら口論に
なるのは必至なので、ただひたすら黙殺。 黙殺・・・・・・・黙殺・・・・・・・・・。

第3部 「 大追跡! 時空を駈けるお宝 」

二へドンはこれにはビックリしましたの。 ちゃんとした(!) プロの声楽家のステージとは思えない
(!) 二へドンテイストの世界がステージの上に繰り広げられたのです。アマチュアの吹奏楽団で
コスプレ混じりのギャグの時間を設ける所が結構有ります。 でもそれは あくまでも余興。
浅野さんと平良さんは、ちゃんとした(!) プロの声楽家なのに(!) 徹頭徹尾 真面目に、 コス
プレ混じりのギャグに体当たりの40分。 ( いや、実際 面白過ぎて お腹の皮よじれている間に
時間をチェックするのを忘れたので、この辺りは関係者からコメントをいただけると嬉しいです。)
プログラムには 『 歌あり笑いあり涙ありの大活劇。」』 と書かれています。 涙はほろリとして出る
涙ではなく、 笑いすぎて出る涙だと思いますが・・・・・・・。
最初、ルパン3世のテーマに乗って現れたのは 「 金 」 の文字の付いたアタッシェケースを
持った 「 ルパン3千円 」。 このネーミングは、今でも二へドンの福与かなわき腹をブルブル
震わせてしまうのであります。 原作者のモンキー・パンチさんが聞いたら 「 してやられた~ 」
と悔しがるのは必至の ナイス・ギャグ!!
要するに 「 ルパン3千円 」 を時空を超えて 様々な役柄で追って行くという筋立てです。
この茶番劇を お笑い芸人が演るのであれば、面白さ半減になっちゃうと思うのですが、ここでは
本来真面目な職業の方々 ( 声楽家、ピアニスト、ギタリスト 等 ) が ノリノリで演っちゃう所が
妙に笑えるのです。
バックに流れるのは往年の名TVドラマの主題曲。 「 男はつらいよ 」 「 太陽にほえろ 」
「 Gメン75 」 「 水戸黄門 」 等等。 全部二へドンが当時のTV番組をリアルタイムで見て
いたって、一体どういう事よ? きっと二へドンも時空を超えていたのよ。 だってそんなの年齢的に
有り得ないもの! 全部のTVドラマを知っているからこそ、1つ1つのギャグに大爆笑してしまった
のよね。 若いのに・・・・・・? 平良さんの台詞が いちいち笑えます!
石原裕次郎のボスに扮して 「 部下が仕事をしている間にボスは1曲歌おうかな? 」 だったり、
水戸黄門に扮して 「 助さんよ、先程の野薔薇はギターで聞きたかったよの~ 」 だったり。
こんなお笑い劇の合間に 「 花の十字架 」 とか 「 千の風に乗って 」 とか  「 上を向いて
歩こう 」 みたいな真面目な歌をシリアスに歌うのです。 

ギターの篠原さんは 「 アントニオ 」 とか呼ばれちゃうし、ピアニストの鹿野さん扮するフジコ
ちゃんは妙に色っぽいし、出色は浅野さんの町娘ですね。 黄色い着物の町娘スタイルで
演じる演じる。 あの演技力は一体何処で身に付けたのか? 二へドン浅野さんの プロフィールを
確認しちゃいましたよ、後で。 浅野さんも、平良さんも 吉本興業の所属でしたっけ?
もしインドネシア沖の大地震並の地震が再び起き、大津波で関東地方のコンサートホールが
軒並み水没してしまっても、彼らは全然大丈夫です。 旅芸人の一座を組んで全国行脚出来ます
から!

ああ~。 二へドンこんなステージを見たのは 『 生まれて初めて 』 です。
だって 「 童謡コンサート 」 って聞いたら、普通に童謡を歌ってくれるんだって思うじゃない?
きっと彼らは 次に普通のオペラとかに出演したら、絶対に物足りなさを感じると思いますよ!!
ステージ終了後、アンコールに出て来て浅野さん曰く 「 拍手が鳴り止む前に出てきました! 」

そして歌ってくれたのが 「 誰も寝てはならぬ 」。
そして歌の途中で 平良さんがしゃがんだと思ったら、 浅野さんがイナバウアー!
平良さんが浅野さんの背中を押さえてサポート。 これも 二へドンは「 生まれて初めて 」見ました。荒川静香さんの金メダル以降、コンサートでこの曲を演る人、すごく多かったですけれども
実際にイナバウアーしちゃう人を見たのは 「 生まれて初めて 」。 クァルテット・スピリタスの
松井さんもサックス吹きながらイナバウアーをしましたが、浅野さん達の方がステージで演るのは
2週間早かったからね。 浅野さんのイナバウアーが余りにもインパクト強過ぎて、2曲目の
アンコール曲は何だったのか、すっかり記憶から飛んでしまいました。 ご存知の方、教えて
ちょうだい!!

感動したのが、浅野さんが全てのスタッフを紹介した事。 「 ひまわりTHE 」 のスタッフや、
照明さんまで。 そしてプログラムの最後には 「 スペシャルサンクス ・・・・・・・& 全ての
お客様 」 と書かれてありました。 仲間と舞台を作り上げて行く事を大事にしている人でなければ
真似の出来ない事ですよね。 もう浅野さんに免じて、二へドンの背後のオバサンも許してあげる。
あんまり楽しめちゃったので、帰りに二へドンがローソンでした事はな~んだ?
10月31日の大田区民ホールアプリコでの 日本フィル&マイスタージンガーのチケットを買っちゃったのよ。 しかも一番安い席が売り切れで、仕方なく¥4,000.-の席を買っちゃったのよ。
はひ~。

浅野美帆子様。
楽しいステージを有り難うございました。 帰り、浅野さんがホワイエに出ていらしたのを知って
おりましたが、恥ずかしいので お礼の言葉も言わずに、ステージの上に上がったお子さんと
お話をしている横をすり抜けて帰ってしまいました。 こういう時困るから普段からもっと真面目な
ブログを書いておけば良かったかな・・・・・・? 今度勇気があったら、正体を表しちゃおうかな?  

Posted by ニヘドン at 08:18Comments(2)コンサート

2007年08月17日

最近来た手紙一覧表

最近来た手紙の中から面白そうな物をピックアップして紹介致します。

その1. 沖縄残波岬ロイヤルホテルからの暑中見舞い葉書
      これは8月10日の記事で取り上げたものです。

その2. 御津町文化会館ハートフルホールから、トリオBeeのチケットが送られて来た。
      やや上手側になっちゃいましたが、K席には違いないわね。 むふふ。
      二へドンは80円切手を貼付した封筒を入れておいたのですが、何と10円分の切手が
      足され、ハートフルホールの平成19年度のイベントカレンダーが同封されていました。
      それを見ると、地方のホールなのに二へドンテイストの演し物ばかりなんですよ。
      風間杜夫のひとり芝居とか、小松亮太のタンゴ・コンサートとか、「リング」「らせん」の著者
      鈴木光司氏の講演会、古武道のコンサート等等・・・・・・・。
      このホールが近くにあったら絶対に会員になっちゃうよって感じです。
      企画者のセンスが良いのでしょうかね?

その3. チケットスペースから12月12日(水)東京カテドラルの 及川浩治 クリスマスタイドの
      チケットが送られて来ました。 申し込みの時に 「 1列目中央 」 という希望を書いて  
      おいたので、どの程度こちらの希望に応えてくれるのかドキドキだったのですが、
      おお! ドンピシャ!! の席をいただけました!!
      二へドン、いつも不思議なのは、もし同じ席の希望が殺到した場合、どうやって席を割り
      ふるのでしょうか? 購入履歴を見てお得意様優先なのでしょうか?
      ちょっと答えを知りたい疑問なのであります。

その4. 株式会社アーバン企画から封筒が到着。 最初てっきり、音楽事務所のアーバン・クラシッ      クかと思って、コンサートの案内チラシが入っているのかと思ったの。
      そうしたら、中に入っていたのは スーパー銭湯みうら湯 の招待券2枚でした。
      情報誌「 アーバン 」 の 懸賞に当たったのでした。
      おお、 みうら湯は結構二へドン宅の近場にあるのに 一度も行った事が無いのです。
      行きます! 行きます! 行ってレポしますう!! 

その5. 横浜 JAZZ PROMENADE 2007 ジャズ・コンペティション 市民審査員選出葉書。
      審査員希望葉書を出してから2ヶ月位経過していたので、半ば諦めていたのですが、
      今年も審査員として参加します。 これで3回目。 これから世に出る人達の演奏に
      ふれる良い機会なんです。 1回目の時は、市民審査員が押したグループがグランプリ
      を取れなくて、市民審査員席からブーイングが漏れちゃったのですが、昨年は市民審査員
      一押しの石田幹雄さんのトリオが見事グランプリ!! やっぱり自分が応援した人が
      グランプリを取るのは嬉しいですね。 別に名前が 「 石田 」 だから選んだんじゃないわ      よ。 彼のピアノは凄いから。 当日先着順に無料で観覧できるから皆さんもぜひ来てね!
      日時 : 2007年9月22日(土) 14:00~   表彰式終了は18:00頃
      会場 : 横浜赤レンガ倉庫1号館 3階ホール
      本選出場バンドの詳しい情報は http://www.jazzpro.jp
      本選会の後、昨年のグランプリ 石田幹雄さんのゲスト演奏もあります。 必聴!!

その6. ぱどで 当たった 「 神奈川検定予想問題 」 の本が送られて来た。
      パラ見したら結構マニアックで合格出来そうもなかった。 バックさん辺りが合格できる 
      かも? 数年後、受験してみようかな?  

Posted by ニヘドン at 23:44Comments(6)徒然

2007年08月16日

テントで寝て起きて ~ 赤城親子キャンプ2日目

2007年8月12日(日) 

昨夜、防水テントで覆われた中は暑苦しくて寝付けなかった。 寝袋のファスナーを半分開き
足元だけ寝袋に突っ込んでいる状態で眠った。 朝方は気温が低いのは分かるが、寒いとか
涼しいとかと言う感覚とも違う不思議な感じで目が覚めた。 携帯で時間を確認すると 05:45。
何と奥の窓がネットだけになっていた。 息子に風邪をひかれたらやばいな・・・・。
朝露が下りるのは知っていたが、テントの中に吊るしておいたバスタオルまで しっとり濡れている。
使える予定で持って来たノートPCもピンチかも。 

06:00 スタッフが各テントを回り起床コールをかける。
06:30 朝の集い開始。 それまでは インスタント・コーヒー、紅茶でモーニング喫茶開店!
      葉の中央に花が咲いて実がなる植物を見せてもらった。名前は宿題!
      ( まだ調べていないぞ! )
      本日の朝の気温当てゲームをする。 二へドンは19℃に手をあげたが、実際は23℃。
      結構気温は高い。
07:00 朝食は野外炊事。 目玉焼き、( 息子はスクランブル・エッグを作成 ) ああ、料理は
      これだけ。 これだけの為に火を熾したのか。 ロールパン2個、ハム1枚、昨夜の残りの
      グリーンサラダ、インスタントわかめスープ。
      食材を列挙すると、たったそれだけ? と思われるかもしれませんが、いつもぎりぎりまで
      寝ていてろくに朝食を摂らない日常から比べると、しっかり食べられたかも。
09:00 ウォークラリーにスタート!!
      コースは学園の敷地内のみなのだが、これが結構広い。しかも地図の見方が分からず
      ( 縮尺がちゃんとした地図では無く、目印と方向だけが書かれている略図 ) 悪戦苦闘。
      家族ごとに2分の出発時間の差をつけてスタート。 二へドン達はシンガリだったので、
      一番後ろについたスタッフのアドバイスを受けつつ進む。 それでもショートカットしまくり。
      2年前には無かった鹿フェンス ( 鹿が入って来ない様に設置されたフェンス )が
      学園の敷地内にも張り巡らされている。
      指定時間11:00直前にギリギリゴール!!
11:00 幕の内弁当配布。 さしてお腹も空いていないが、管理等のピクニックテーブルで食べる。
      コロッケ、カツ、玉子焼き、鶏の唐揚げ、スパゲティ等。 全体的に茶色茶色した お弁当
      でした。
      食後、宿泊棟の洗濯機、乾燥機を使える事を知り、早速お嬢さんは洗濯へ。その間二へドン      はキャンプ日記の下書き作成に余念が無い。 
      ( 本当ならPC入力して、その日の内に記事アップしたかったのに・・・・・。)
      息子は日中の蒸し暑いテントの中でゲームの攻略本を読み耽る。
      スタッフの人が銀色のマットを貸してくれるので、管理等前の一番風の通る涼しい木陰の草      むらで昼寝が出来る。 このアクティビティー( と言えるのか? ) が一番お父さん連中
      に人気が高かったです。
14:00 2ℓのペットボトルで捕虫トラップを作成。
      ペットボトルの底をカッターで切り離し、逆様にして 赤砂糖、焼酎、酢を混ぜた液を浸した
      スポンジを入れ、麻紐で木にくくりつける。
      二へドンと息子はブルーベリーの木が20本程植わっている 「 ブルーベリーの丘 」に
      設置。
15:00 管理棟前に再集合。
      すいか割りもどきに挑戦。すいかを本物の木の棒で叩くと、すいかが粉々になってしまうの      で、新聞紙を丸め ガムテープを貼り付けたニセの棒で、ただ当たるか当たらないか
      見るだけ。 でもこれが結構 見ていて面白い。 周りの指示通り子供達が動かないし、
      棒がふにゃふにゃになるので、それだけで妙に笑える。
      すいかを食べて おやつタイムを過ごす。 すいかはやっぱり屋外で食べて、気ままに
      種を吹き散らかすのが最高に美味しい食べ方。 34人ですいか 1.5玉しか食べなかっ
      た。 区民ミュージカルの打ち上げの時もすいか1玉を差し入れてくれた人が いましたが 
      40人程いたのに余ってしまったのです。 最近の人達って、余りすいかを食べなくなった?
16:00 今日の夜は屋台村を作るので、その準備をする事になる。
      お好み焼き、おにぎり、そうめん、ジャガバタ、フランクフルトの屋台を作る。
      フランクフルトだけ1家族が担当。 あとは2家族ずつ担当する。
      息子は朝からお好み焼きを希望していた。 でも引っ込み思案な子なので、言い出せず
      なれないだろうなと二へドンは予想していた。 だってきっとお好み焼きが一番人気だよ。
      作るの面白いもん。ところが皆、おにぎりとかジャガバタに立候補していく。
      案の定、息子はもじもじして なかなか自己主張出来ない。 お好み焼き係りは絶望か?
      すると意外にお好み焼きは不人気で 息子は無事にお好み焼き屋台の店主に就任。
      もう1組の家族は何と! 奥さんが関西出身! ひゃっほ~!! これでバッチリ。
      豚肉は生焼けだとO157等の心配があるので 使えないそうです。
      お好み焼きの素、干し桜海老、キャベツ、天カス、紅生姜、卵のみ使用。
      トッピングは青のり、かつおぶし、マヨネーズ、おたふくソース。
     
      最初、他のグループと比べると大変な作業だと思われたが、どんどん作れちゃった。
      焼くのは専ら関西ママにお任せ。 ネタを鉄板に平たく乗せるとひっくり返しにくいので、
      裏返してから平らに押すとか、ソースはお好み焼きが熱い内にかけてしまわないと美味しく
      ないとか、関東人には分からない細かいコツを伝授してもらいました。
      ただ、関西ママは、いつも小麦粉から作るので、お好み焼きミックス粉を使った事が無く
      水加減とかがよく分からないとか、薪の火の上に鉄板を置くので、場所によって火加減が
      違う、火の微調整が出来ない等等、試行錯誤の連続でした。
      でも最後には関西ママも太鼓判を押してくれる自信作も焼きあがり、どこの屋台も売れ残り
      が多かったのですが、お好み焼きは約40枚焼きましたが36枚売れました!!
      豚肉が入ってなくても美味しいお好み焼きって、野外炊事ならでは!!
      皆さんに美味しいと言っていただき、大満足の屋台村でした。
      息子もキャンプの後、これが一番楽しかったと言っていました。

夜のアクティビティーは無いのですが、宿泊棟にお風呂に入った後、広間で卓球台が3台出され
卓球に興じている人々がいた。 それを見ているうちに卓球部所属の息子の卓球部魂に火がついた。
その事を知ってか知らずか あるお父さんが 「 やる? 」 息子を誘ってくれ、22:00近くまで
卓球大会になってしまったのでした。 息子の卓球をする姿を見るのは二へドンはこれが初めてです。 5月から始めて、しかも他の習い事で練習も 2/3 位しか出られないのに、一応様になって
いるのでビックリしました。 明日は母と卓球対決をする事を約束して 就寝。

今日も流れ星を見る事は適わなかった。
もし見たら 二へドンの願いは 「 石田泰尚様と・・・・・・・・ 」 えるおーぶいいー。 
いやだ、そんな・・・・・!!  

Posted by ニヘドン at 15:11Comments(0)そぞろ歩き

2007年08月15日

石田様から引き離されて ~ 赤城への旅 初日

本当は、ノートパソコンを持って行ったので現地から実況中継をするはずだったのに、電波の
おこぼれに預からず、今更の様に記事を書くでごわす。

2007年8月11日(土)
今日から赤城へキャンプへ出発ですよ!!

♪ キャンプだ、ほい! キャンプだ、ほい! キャンプだ、ほいほいほい~!! と歌っていられる
人は良い。羨ましい。 二へドンも昨年の親子キャンプは 能天気に歌っていた。
でも、今年は 久し振りの石田泰尚様のミューザ川崎での コンマスのお仕事の日だと言うのに、二へドンは石田~リンを見守ってあげる事ができない。 石田様はこれからず~っと一緒だけれど、
息子とのキャンプはこれが最後の機会かも・・・・・。 そう思って、購入したチケットを手放した。
吹っ切れない。 全然吹っ切れない。 手放したチケットを返してもらおうか?
思考も鈍い。 動きも鈍い。
いっその事、もう キャンプなんか中止になってくれても構わない。 。。。。。。。。。。。。。

目を覚ましたら 06:30だった。どうやら 昨夜投げやりの余りに気絶してしまったらしい。
キャンプ4日間の不在用に ブログ記事を書き溜めておきたかったのに・・・・・・。
キャンプ用の荷物だってまとめておきたかったのに・・・・・・。
何も手付かずの状態で夜が明けてしまった。
取り敢えずキャンプの荷物を揃える。 バスタオル。 二へドンが旅行用の荷支度をする時に
必ず最初に鞄に入れるのがバスタオルである。 何故か? ・・・・・・・・・・・ 知らん。
19歳で海外旅行を趣味とし始めた時から、そうなのである。
着替え、食器、洗面道具。 まあ、キャンプ経験豊富な親子であるので、着の身着のまま、身体
一つで4日間過ごせと言われてもサバイバルは出来るのであるが・・・・・・。 一応ね・・・・・。

テント2泊の間は入浴が出来ないので、お風呂にも入っておく。 まだ荷造りの準備は完了して
いないのに時刻は 08:00 。 そろそろ息子を起こさなければ・・・・・・・・。
3泊目は横浜の小学生が学校の体験学習で使ったりする赤城林間学園の宿泊棟に泊まる。
その為の上履きも必要。 2年前は2日間雨に降り込められた経験があるから雨合羽も持って
行かないと。 天気予報は保証はしてくれないから、自分を信じなければ!
どんどん荷物が膨れ上がる。 母は宿泊棟では裸足でいいかな?

9:00のバスに乗りたかったが、今 08:58 。 大きい荷物があるから目の前でバスに走り
去られる悪夢は敬遠したい。 家主がトーストとおかずを差し入れて来た。 
「 !! 」 どうした!? うざい下宿人が数日でもやっかい払い出来ると モーニングサービスも
したくなる程 嬉しいのか? 09:20 のバスに乗る事にして、トーストをパクつく。
トーストの上にはとろとろチーズとオムレツが乗っていて、 パンにはたっぷり マスタードが
塗られている。 う~ん。 マスタード 好っきやねん。 う~ん。 とろとろチーズ好っきやねん。
う~ん。 オムレツの中の挽肉の火の通し加減が絶妙やねん。
どこかの駅のコーヒーショップでモーニングを食べるつもりであったが、家主特製 「 うざい下宿人
束の間やっかい払い記念モーニング 」 を堪能してしまった。

09:20 のバスで保土ヶ谷駅へ。 帰省ラッシュピークの今日、路線バスも混んでいる。
      バス代 ¥210.-× 2 = ¥420.-
09:35 。 保土ヶ谷駅に着いたものの、舌打ちをする羽目になる。 みどりの窓口が混んでいる。
時刻を確かめると次の湘南新宿ラインは 09:52 。 青春18切符を購入。 ¥11,500.-
湘南新宿ラインに乗る直前、ハタと気付く。 あ! これ宇都宮線直通だ! いかん。 今日の目的地は高崎線の先であった。 結局次の横浜駅で高崎線直通の湘南新宿ラインに乗り換えなければ
ならん。 ちぇ! だったら前の横須賀線を見送らずに さっさと乗れば良かった。
石田様との逢瀬をふいにした二へドンは完全に思考停止。
次の高崎線直通の湘南新宿ラインは10:14 。 え~!! 籠原止まりぢゃん。
「 沼田なんてちょろいちょろい。 関東地方なんだから近い近い。 」 と思っていた二へドンは
冷や汗でぐっしょり。
横浜駅構内のベックスで、非常食用パンを購入。 アンパン ¥190.- オレンジ&クリームチーズ
¥ 170.-  冷や汗で失った水分補給用 アイスコーヒー ¥210.-

10:14 籠原行きに乗車。 流石にお盆休み。大きな鞄を持った人々で車内は混みあっている。
赤羽までは立ちんぼ。 赤羽からは座って ブログ・ネタ帳にこの旅日記の下書きを ただひたすら
書く。 気が付いたら、頭が電車の壁にのめり込んでいた!! ただひたすら眠っていた様である。

12:04 籠原駅着。 籠原は結構大きな駅だった。改札を抜け、コンビ二NEWSで 息子の昼の
弁当を買う。 12:24 。 高崎行きの電車に乗車。
暑い。 夏に1度は必ずニュースで流れる地名のオンパレード。 曰く、本庄、熊谷、高崎・・・・。
最高気温のメッカ。 途中駅から乗って来る男の人の首筋が汗でペカペカ光っている。
隣のドアから乗って来る人のTーシャツは、水でも浴びた様に濡れている。
沿線の田圃を見ている内に、畦道に上下白の格好をした男の人がヴァイオリンを構えている!!
いやだ! 石田様じゃん!! 今日のミューザに入る前にあんな所で練習しているんだ。
暑いのにご苦労様だよ。 あれ? もう1人石田様がいるよ! あ、あそこにも。 あ、向こうにも・・・。
うわあ~!! 石田様がたっくさん、本庄の田圃の畦道で わらわらとヴァイオリン・アンサンブル!
曲は 「 火炎セレナーデ 蛙の合唱つき 」 。

発電所の横を電車が通る。 沢山の鉄塔と送電線を見る。 送電線はどこまでもどこまでも伸びて
いる。 え~!! 石田様~!???? 無理ですよ~。 いくら貴方が孤高のカリスマであっても、
それは無理です。 送電線を弓で弾こうだなんて!! 危ないです!! バリバリです!!
感電しちゃいますよ~!! 危なあ~い!! ・・・・・・・・・・・って、二へドン、貴女の脳は
煮えたぎっちゃってますね。

12:55 高崎駅着。 6番線より普通列車 水上行きに乗車。
13:06 出発。 うひょ~! 最近のローカル線は良いモーター使ってますねえ。 全然揺れない。
昔の ガタンガタ~ンという列車の旅の風情が無いのは寂しいけれど・・・・。
走り出しが滑らか~。 しかも首都圏の様に線路に無理なカーブが無いからどこまでもどこまでも
真っ直ぐに滑る様に走る電車は乗っていて気持ちいい~!!
13:53 沼田駅着。
14:00 タクシーで赤城林間学園のキャンプ場へ。
14:20 キャンプ場着。 タクシー料金 ¥3,610.-  
      親子キャンプの開講式は既に始まっていました。
14:30 テントを自分達で設営。 二へドンチームは父親不在なのでスタッフの西本さんが
      手伝ってくれました。
15:30 荷物をテントに運ぶ。 スポーツ飲料DAKARAを1本ずつ貰い一息つく。
      ここの学園は標高480メートルなので、下界よりは涼しいとはいえ、テント設営作業で
      汗だく。 寝袋、シーツ、ランタン、虫除けキャンドルの配布を受け、テントへ。
16:10 一旦解散。
16:30 カレーライス作り。 二へドン達の班は、自分達とスタッフ5人分を作る。
      余った材料12人分を一気に作るので コクのある美味しいカレーが出来ました。
      野外炊事の場合、家庭で作るよりも大きい鍋を使う事が多く、水を入れ過ぎてカレースープ
      を作ってしまう事が多いので、水は少なく!! 足らなかったら水は後でいくらでも足せるか      ら、とにかく水は少なく!!
18:00 野菜サラダと共にカレーをいただきまーす。
      各班のカレーを食べ歩いていい事になっているので、各班のメンバー自己紹介と
      カレーのセールスポイントを発表。 うちの息子はシャイでろくに喋らないので、喋りは
      専ら母の役目。 「 幸せのカレー 」 をPR 。 曰く 「 この幸せのカレーを食べて
      幸せになりましょう!! 」 PR の上手さが効き、売れ行きは上々。 12人分のカレーが
      ほとんど空になりました!!
19:00 食器を洗った後、ナイトウォークへ出発。 1人ではとてもじゃないけど歩けない夜の林の
      中も、皆で歩けば怖くない怖くない。 満天の星!! 丁度ペルセウス流星群がよく見える
      時期なのだが、流れ星を見る機会には恵まれなかった。
      もし流れ星を見たら 二へドンの願いは 「 石田様と・・・・・・ 」 むふふふふ。
20:00 テント宿泊中は入浴は出来ない年もあったが、今回は宿泊棟にお湯をもらいに行く。
      野外活動の後のお風呂は気持ちいい~!! 温泉以上の気持ち良さ!!
      テントの中でノートパソコンを試した所、駄目だったので、入浴ついでに宿泊棟でトライ!
      むむむ・・・・宿泊棟でも駄目だった。 無線LANの通じないエリアなのか・・・・。
      お風呂上りに食堂の自販機でコーラを買う。 ¥150.-
21:45 今回の親子キャンプの参加費を払いに事務所へ。 
      中学生以上@¥20,000.- × 2人 = ¥40,000.-
22:00 消灯。 おやすみなさ~い。
      しかし、他のテントから話し声が丸聞こえだし、息子はもぞもぞ動いて寝る気配無し。
      いつしか眠りに・・・・・・・。

本日の出費 総計 約 ¥ 56、500.-。 ( 2人分 )
         う~ん、お盆休みは団体ツアーでも値段が高くなるから、妥当な線なのかな?
         でも以前はもっと安かったのになあ。 

2日目以降は追って書きます。 では!!  

Posted by ニヘドン at 23:37Comments(0)そぞろ歩き

2007年08月15日

Grand Concert in Tokyo

マーたんさんにチケットを頂いたので、赤城のキャンプの帰り道、コンサート会場に直行しました。
冷房の無い宿泊施設で、昼食後息子と卓球をし汗みどろになり、上ノ町というバス停からJR沼田駅
まで大きい荷物を背負いながら、熱中症で死者も出るお盆の暑さの中40分歩き、通り過ぎる人が
びっくりして振り返る程の大汗を滝の様に流し、コンサートホールで臭い立たなければ良いなあと
祈願しながら行きましたとさ。

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Grand Concert in Tokyo
日時 : 2007年8月14日(火)    18:30 開場        19:00 開演
会場 : トッパンホール
料金 : ¥4,000.- 全自由席
出演 : ヴァイオリン・ソリスト - 豊嶋泰嗣 ( とよしま やすし ) / ナフム・エアリッヒ
                      清水醍輝 ( しみず だいき ) / 李 軍
      1st Vn. - 田島 優子 / 高山 典子 / 栗原 ディクソン 麻里 / 新美 友紀
               五味 陽子
      2nd Vn. - 遠藤 百合 / 木下 麻里 / 大久保 礼子  / 小野田 真弓
      ヴィオラ - 大島 亮 / 増田 まい / 仲村 千里 / 高橋 麻里絵
      チェロ - 服部 誠 / 三森 未來子 / 佐藤 千鶴子
      コントラバス - 高山 智仁          チェンバロ - 高良 仁美
      ホルン 1 - 丸山 勉             ホルン2 - 日高 剛
      オーボエ 1 - 松岡 裕雅          オーボエ 2 - 海上 なぎさ

演目 : J.S. バッハ / コラール <目覚めよと呼ぶ声が聞こえ> BWV645
                 ~ 低弦楽器による ~ 編曲 : 石井 由希子
      石井 由希子 / バッハの前奏曲 BWV552の主題による変奏曲<世界初演>
                 チェンバロ付き10重奏 ~ 委嘱作品 ~
      モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための協奏的交響曲 Es-dur kv364
1. Allegro maestoso 2. Andante 3. Presto

休憩 20分

      ヴィヴァルディ / 4つのヴァイオリンのための協奏曲  RV580 h-moll
               <調和の霊感> Op.3-10
                  1.Allegro   2.Largo - Larghetto - Largo 3. Allegro
      ショスタコーヴィッチ / 弦合奏のための室内楽的交響曲
                  1. Largo   2. Allegromolto 3. Allegretto
4. Largo 5. Largo

      アンコール : ヘンデル / パッサカリア

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今回、コンサートに足を運んだ理由は、マーたんさんからチケットを頂いたと云う、ただそれだけの
事でした。 マーたんさん、いつも有り難うございます。 このお礼は、二へドンがコンマス夫人に
なった暁に・・・・・・・・。 なので、何の予備知識も無く行ってしまったのですが、日本の音楽シーンを
理解するのに、また1つ成長できたなと思える程、収穫のある演奏会でした。

まず、主催が T.i. ミュージック. アソシエイツ と云う有限会社です。 この会社はヴァイオリニスト
高山典子氏が2006年1月に創立した、設立2年目の新しい会社です。 理念が
「 音楽業界における新しい企画の実現を目的とし、様々なテリトリーで活躍するアーティスト達の
  集いの場となるように 」 だそうです。 うわあ、良いなあ。 二へドンも石田様との集いの場が
欲しいなあ。 最初行く前は、「 何でわざわざお盆に演奏会? 」 と思ったのも事実です。
プログラムを見ましたら、疑問氷解。 プログラムは、写真をふんだんに使ったオールカラーの
16ページの豪華版でした。 ¥8,000.-取って、 プログラムがぺら紙の所もあるのにねえ。
( まだ言う。 二へドン、潜在意識の奥底まで、かなり根に持っているらしい。 )
プログラムの1ページを割いて、設立者・高山典子さんのメッセージが載っていました。
タイトルは 「 天国の皆様へ 」。 
そう、このコンサートは 天国へ旅立ち、お盆に帰ってくる多くの魂たちへ捧げるコンサートだったのです。 今回残念ながら、一緒に行けると良かったマーたんさんが、プールの疲れでリタイヤ。
二へドンも、3泊4日の冷房設備の無いキャンプ生活から直行できるかどうか怪しかったのです。
でも、何かが二へドンをコンサート会場に駆り立てたのです。 行って良かった。 ろくに墓参りも
出来ない二へドンに取って、天国の人々に捧げられたコンサートを聴く事は、母への供養になったと
思います。 又、演目が素晴らしいですよね。 全曲、二へドンのテイストに合っているというのも
さる事ながら、 ショスタコの曲が 「 ファシズムと戦争の犠牲者 」 に捧げる追悼曲であり、
バッハのコラール(賛美歌)、ソリスト達が美しい音の競演をするモーツァルトとヴィヴァルディ。
正にお盆の演奏会として、亡き魂を鎮めるのに相応しい曲の数々。
素晴らしい演奏家達を知る良い機会ともなりました。

まず1曲目はバッハの「 コラール 」。 ヴィオラは豊嶋泰嗣さん。三森未來子さんのチェロ。
高山智仁さんのコントラバスのトリオ演奏。 とても有名な曲を、低弦楽器に置き換えて演奏するのが
二へドンに取っては初めての経験で、新鮮でした。 今日の曲は、初演の1曲を除いて全部
「 良い子の名曲鑑賞会 ~ 中級編 」 みたいな有名所を集めていますが、全部楽器の編成を
変えたり、編曲されていたり、新しい試みがされており、オリジナルの楽譜通りも勿論良いのですが
とても fantastic でした。 1曲目から 二へドンは やられてしまいましたね。 石田様が乗って
いなくても、やられてしまいましたよ。 ヴァイオリンじゃなく、ヴィオラを持ってくるところが、豊嶋さん
憎いです。 豊嶋泰嗣さんは、新日本フィル、九州交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団で
コンマスをされているので、クラシック・ファンなら一度は彼のコンマス振りを聞いた事あると思いま
す。 二へドンがいつ彼を聞いたかと言うと・・・・・・・・すみません。覚えていません。 いつも石田様
しか見つめていなくて済みません。 彼の演奏は良いですわ。 味がありますわ。名前に 「 泰 」
の字を使っているのが、石田~リンと同じですわ。 むふ。
でも、この低弦楽器トリオは癖になります。 電気風呂にでも入っているかの様にビリリビリリと来ます
の。 皆様にもお勧め。
ずっと豊嶋さんを見ていて思ったのですが、石田様の演奏は 「 エロい 」 んですけれど、豊嶋さん
は 「 助平っぽい 」 んです。 どちらが好きかは個人の趣味の問題ですが、一般的に 「 エロい 」 石田様の方がイケているのでは? 別に豊嶋さんが悪いと言っている訳ではないのです。
豊嶋さんのヴァイオリンの凄さを肌で感じた上で、石田様偏愛主義者の立場から素直な感想を
述べております。 あ、そうそう 二へドン、K席に座を占めましたの。 開演10分前に着いたので
既に席は8割方埋まっておりましたが、K席の上手側が1つ空いておりましたの。
そして、豊嶋さんをじっと見ていて思いました。 二へドンの想い人石田泰尚様が シンプルなゆで卵
だとすると、豊嶋さんは ラーメンに乗っている味付け卵ですね。 味わいは嬉しいけれど、卵の真っ白なつるつるの肌が変色する位の味の濃さはどんだけ~!? しかも ラーメンスープの油が
まとわりついてギトギトに感じるのは、豊嶋さんの髪のポマードのせいでしょうか? う~ん。
さ、あなたはどちらを選ぶ? シンプル茹で卵の石田様か 味付け卵の豊嶋さんか。
変な事を考えている内にバッハの曲は終了。 オルガンも良いですが、低弦トリオ良かですわ。

2曲目はチェンバロ付き10重奏。 ヴァイオリンは4人。ヴィオラ2人。チェロ2人。コントラバスと
チェンバロ。 ヴァイオリンをと言うか、全部を率いるのがイスラエル出身のナフム・エアリッヒ氏。
ドイツのカールスルーエ音楽大学の教授で、さすがに唸らせる演奏をする。 揺れる揺れる。
石田様なんて比じゃないって感じ。 10人の音が揃う時の響きには思わず身体がブルって震え
ちゃいます。 おお、チェロの服部 誠さんは、よく神奈川フィルに客演に来る方ではないですか!
この間、服部さんが神奈川フィルに乗ったのはいつでしたかね? 覚えてなくてごめんなさいね。
二へドン石田様しか見てなくて・・・・。 でも オケのメンバーがステージに現れてから、演奏が始まる
までの間に全員の点呼取るなんて無理ですよね。 演奏始まったら、もう石田様しか見てないし。
二へドンの目の前にコントラバスが真横に位置している。 しみじみとコントラバスを見つめる。
「 デカい!! 」 真横から見ると駒の巨大さに肝を潰す。 あんなの倒しちゃったら起こすの大変
だろうな。 うわ! 弦も極太。 コントラバスってよく育ったよね。どんな食事を与えるとあんなに
育つんだろう? うちのヴァイオリンの泰次郎君と来たら小さいなあ。 学校に行ったら虐められないか ちょっと心配。 
「 !! 」 すごいシーンを見てしまいました。 コントラバスって、楽譜をめくる時、弓先でめくるん
だ!! 今まで譜めくりは手で、って思い込んでいたからビックリ。 そんな二へドンの気持ちを読まれたか、次にめくる時は手でめくりました。 何だ、ちゃんと手も届くんじゃん。 あ!! めくり損なった! また元のページに戻ってしまいました。 すると、再び弓先で ぺロリとめくると今度は成功。
二へドン今度ヴァイオリンの練習をする時は、弓でページをめくれるか試して見たいと思います。
あ、まだ譜めくりが必要な程の長い曲はやってなかった。 しょぼぼ~ん・・・・。
服部さんは 本当によく神奈川フィルでお見掛けするのですが、今まで注目する事なく来てしまいました。 改めて彼の演奏を間近で聞くと、うん、上手い!! 山本裕康氏とはまた違ったタイプの音色
です。 「 渋いけど、艶がある。 」 いいよ。 いい感じ。 服部さんと山本さんのどちらのチェロを
選ぶって聞かれたら、・・・・・・・え~!! 選べません。 どちらも捨て難い味ですもん。
強いて言えば、春から夏にかけては山本さんで、立夏から秋にかけては服部さんかな。 秋の物悲しさには服部さんの渋さが良いかも。 1年を通しては石田様のヴァイオリンと言う事で!!!!
チェンバロの高良仁美さんが絶世の美女。 世の女優さん達、なってないわよって感じ。 チェンバロもウグイス色に塗られていて長細くて何だか美女と良い組み合わせ。
いろいろな奏者の音を味わうには持って来いの機会となりました。

3曲目は 「協奏曲的交響曲」。
ヴァイオリンはナフム・エアリッヒ氏。 ヴィオラは豊嶋泰嗣氏。
他にヴァイオリンとヴィオラが5部、 オーボエ2本、ホルン2本。
エアリッヒ氏の独壇場。 他の管弦楽の音がするのですが、存在感がまるで違う。
豊嶋氏のヴィオラの音も少し霞みがち。 すごく良かった。 エアリッヒ氏のヴァイオリンは
楽譜を全く見ていない人でもどこが1つのフレーズなのかが よく分かる分かりやすい演奏。
そしてフレーズの山の後、ストンと落とす、その落とし方が二へドンのツボに嵌まるのよね~。
第2楽章のハ短調の哀愁の旋律の中で、この調子でストンと落とされてごらんなさいよ。
もうメロメロだから。 相手が石田様でないのが残念だけど、とにかくメロメロになるから。
ただちょっと残念なのが、バックの管弦楽がエアリッヒ氏に頼り切っちゃっていて、「 師匠の後を
どこまでも着いて行きます!」 という従順な優等生振りが気になっちゃいました。 師匠とやり合う
位の反骨精神があっても、もっともっと演奏は面白くなるし、客席側は、その面白さを堪能しちゃう
よね。 余りの優等生振りに 「 吹き渡る風 」 は感じられなかった。 残念!! 他はすごく良かっただけに・・・・・。

会場は満席。 全ての座席をチェックした訳では無いけれど、二へドンが入場する時、当日精算
の長い列が出来てたし。 その満席の人々は音楽愛好家もしくは音楽を勉強している人達ばかり
だった様で、最後の音符の音が完全に閉じるまで拍手はしなかったから、とても良かった。
演奏が終わって、空気の振動がホールの一番端まで静止して初めて拍手という感じ。
拍手が始まるまでの、ステージと客席のちょっとした緊張感みたいなものが、最前列、つまりハザマ
にいるとビンビン感じられて、素人さんのいる会場とちょっと違うよ。 
拍手は鳴り鳴り!! 最初ね、二へドンはキャンプから直行してるから、疲れで寝てしまったら
どうしようと言う危惧があったのだけれど、ううん!! こんな凄い演奏を前にして眠る訳無いでしょう
!! いやあ、来て良かった。 来た甲斐がありました!!

第1部は19:00 ~ 20:00 までの丁度1時間。
20分の休憩に入る。 ほとんどの人が席を立たずにプログラムを読んでいる。

第2部はヴィヴァルディ。 調和の霊感。 いいねえ。 王道のヴィヴァルディ。
ヴァイオリン・ソロは 1st - 豊嶋泰嗣 、 2nd ー 清水醍輝 、 3rd - ナフム・エアリッヒ
             4th - 李軍
それに服部誠氏のチェロ、ヴァイオリン4部、ヴィオラ2部、コントラバスとチェンバロの編成。
ここで初めて 清水氏と李氏のヴァイオリン・ソロを聞く事になるのですが、注目は李氏。
だって中国人のヴァイオリニストと言ったら、「 北京ヴァイオリン 」 じゃないですか。
でも、二へドンこのTV ドラマは見てないの。 だってイケメンが出演していないと聞いたんだもん。
もし見ている方がいたら、お勧め度をお知らせ下さい。
ただね、李氏のヴァイオリンは、今1つダイナミックさに欠ける様な印象を受けました。
横で弾いている豊嶋氏とエアリッヒ氏の演奏スタイルが派手過ぎるせいか、小ぢんまりして見えちゃう
。 しかし、何度も言うけど チェンバロの高良さんは美しいなあ。彼女の手元が見えなかったのは
残念至極。 服部氏のチェロも冴え渡っています。 服部氏のドヴォコン聞いてみたいなあ。
いいなあ。 痺れちゃうなあ。 日本人って、チェロ上手い人多くないですか? 「 こいつは、まあ 
普通 」 って思うチェリストは あんまりいない? いつも二へドン感動しちゃうんだけど・・・。
しかし、4人のヴァイオリン・ソリストと1人のチェロ・ソリストで攻めてくる この曲はリッチですなあ。

最後はショスタコ!! 二へドンの好きなショスタコ!! 
皆、「 暗い、暗い 」 言うけど、ショスタコは 「 暗い 」 の一言で片付けられる単純なもの
ちゃうねんで。 今日の彼らの演奏を聞いてみなはれ。 第1楽章の悲愴な中にも、第2楽章の
緊張感の中にも、どこかに明日を信じる希望が見え隠れしているから。 
もうゾクゾクしちゃって ブルブルしちゃって ショスタコ最高っすね~!!!!
先程の曲で、今ひとつに感じられた李軍氏も ショスタコ弾かせたら 滅茶いいです!!
ショスタコ好きの二へドンの反感を買わない、いや、むしろ唸らせる名演奏でしたよ。
李軍氏にショスタコ全曲弾いてもらいたいですねえ。 もちろんチェロの服部氏も来ました。来ました。
今回は指揮者が居なかったので、エアリッヒ氏がメインに指揮ってましたけど、音の噛み具合が
絶妙でした。 これぞプロフェッショナル! という技を聴かせてくれました。

拍手。拍手。そりゃあ、そうでしょう。 良いプログラムに良い演奏家達。 はあ~。
大人の鑑賞に堪えうる そりゃあ素晴らしい演奏会でした。

アンコールは豊嶋氏とエアリッヒ氏の「 パッサカリア 」。 2人のオヤジが寄り添っての図は
さて置き、演奏は渾身!! うわあ、力入ってます!! 聞いているこちらが 思わず前のめりになっちゃいました。拍手が鳴り止んだのが 21:22 。 この後 出演者によるサイン会がありましたが
二へドンはパス。 しかし、良い演奏会でしたね。 帰りの電車の中で パッサカリアのメロディーが
頭の中を渦巻いて消えませんでした。

<本日のおまけ>
マーたんさん、ごめんなさい!! いつも貴女に譲ってもらうチケットは滅茶、質が高くて
申し訳無いです。 代わりに2人分楽しんで来ましたよ~!!
皆さんも、T.i. ミュージック・アソシエイツのコンサートは逃すな!!  

Posted by ニヘドン at 15:36Comments(2)コンサート

2007年08月14日

ただいまあ~!!

皆様、お久し振りでございます。
楽しいお盆休みを過ごしていますか?
二へドンは8月11日(土)から群馬県昭和村の「 赤城林間学園 」 という所で親子キャンプに
参加していました。 参加中も ちゃんとブログを更新すべく、ノートパソコンを持参致しました。
しか~し!!!
携帯の電波も途切れがちな山奥の為、無線LANが使えなかった。 ( 泣 )

そんな訳で、予定外の更新ストップになってしましましたが、電波の通じる下界に下りて来ましたので
またまた書いていきますよ~!! よろしくね!!

しかし、群馬ったって、一応関東地方でしょう? ノートパソコン使えないって・・・・・・。
IT王国インドに大幅に遅れとってないか?  

Posted by ニヘドン at 23:50Comments(0)徒然

2007年08月11日

石田泰尚様 vs 金聖響 at  ミューザ川崎

Denny's に入った。 二へドンの後ろの席の若いカップルの会話が耳に入って来てしまった。
女性の声はよく聞こえないので、専ら男性の声がよく聞こえる。
「 君に対する気持ちは変わってないから。 」
うっひょう~!! TVドラマを地で行ってますね!!
「 でも、君の事ばかりは考えていられないから。 」
ええ~!! 冷たいじゃん、カレシ~!!
「 ねえ! 何で真剣な話を聞いてないの! いつもお前は!! 」
うわあ・・・・・ このまま別れちまうのかあ・・・・・・・?

もし、この台詞をダーリンが言ったとしたらどうなるだろう?
ダーリン 「 君に対する気持ちは変わってないから。 」
二へドン 「 ええ~!! 変わってくれないと困る!いつまでも音楽家と客だなんて耐えられない」
ダーリン 「 でも、君の事ばかりは考えていられないから。」
二へドン 「 いいの。別に私の事を考えてくれなくても。 ただ、サインだけ下さい。 」
ダーリン 「 本当にそれだけでいいのか? 」
二へドン 「 うん。 楷書でお願いします。 」
ダーリン 「 じゃあ、はい サイン書くよ。 」
二へドン 「 ありがとうございました。 これで役所に持って行って出しておきます。」
ダーリン 「 ちょちょ・・・・っと、今の紙は何だ? 」
二へドン 「 こ・ん・い・ん・と・ど・け ! ( 婚姻届 ) 」
ダーリン 「 おい! 印鑑が無いと受理なんかされないぞ~!! 」
二へドン 「 大丈夫。来たる日に備えて、二へドン石田姓の判子を自分で篆刻しておきました~!」
ダーリン 「 おいこら! 待て! 」
かくして二へドンは戸籍上は・・・・・・・・・・・・・・・・・

ミューザに行かれなくなったので、皆さんがミューザで石田様のコンマスのお仕事振りを楽しんで
いる間に、1人で上記の様な妄想に励んでおりますわ。
二へドンを羨ましがらせたい方、どうぞ バシバシ コメント欄に書き込んで下さいませ!!(泣)

***************************************

フェスタ サマー ミューザ KAWASAKI  2007
日時 : 2007年8月11日 (土)      開場 16:00~   16:30~ 公開リハーサル
                           開演  19:30~  20:50 終演予定
料金 : 全席指定  S ¥3,000.-    A  ¥2,000.-     学生 ¥1,000.-
出演 : 指揮とお話 ー 金聖響
      管弦楽 ー 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 
      コンサートマスター 石田泰尚様 ( 二へドンの想い人 )
演目 : ハイドン / 交響曲 第104番 ニ長調 「 ロンドン 」 Hob. I-104
      ブラームス / 交響曲 第3番 ヘ長調 作品90  

Posted by ニヘドン at 18:11Comments(5)コンサート

2007年08月11日

泰次郎君 初めてのお泊り

2007年8月7日(火)

12月の発表会で佐藤君は3曲弾くらしい。 その内の1曲が3人のアンサンブル。 曲は 「 ユー・
レイズ・ミー・アップ 」。 佐藤君がピアノ伴奏。 佐藤君が長年一緒に組みたいと願っていた練習熱心な Shoo 君がエレクトーン。 そして二へドンにヴァイオリンの依頼が来た。
石田様より2回りも若い男の子2人と組む事になって、かなり喜んでしまった二へドンである。
ピアノの先生が アレンジ譜を作成中なのだが、火曜日の夜、前半が出来たと、楽譜が家のポストに
投げ込まれた。 喜んで弾いている時、 「 BAAAAAAANGGGGGGGG!!!!!!!」 と
激しく重い音がした。 ちっちっちっち ! もう二へドンは昨日、今日ヴァイオリンを始めた訳では
無いんだから、こんな音なんかには慌てない。 しょうがないなあ。 ヴァイオリンの事をよく知らない
人の為に教えてあげるわよ。 こういう音がした時にはねえ、弦が切れたって事なのよ。

弦を見つめてみる。 ?? あれ?? どこも切れてない? ・・・・・・・・・・??
ああ、分かった。 糸巻きが急に動いて弦が一気に緩んだんでしょ? だったら弦を張り替えなくて
済むから、経済的に助かったんじゃなあ~い? 案の定、D線がとんでもない音になっていた。
久々にオート・チューナー登場ね。 ギリギリ・・・・・・・・恐る恐る糸巻きを向こう側に回す。
「 びよよよよよ~ん! 」 ああああああああ!!!! さっきは大丈夫だと思った弦が、垂れた!
死んだ!! やっぱりさっきの音は、既に切れていたんだ。 二へドンが致命傷を与えてしまったのか?でもまあ、前回切れてから、8ヶ月無事故で来られたのだから、良い成績だったと思います。
泰次郎君はね、湿気よりも乾燥に弱いね。 最近の暑さで、室内はガンガンに冷房かけるから、
それで乾いちゃったんだろうね。 ヴァイオリンの先生からは、弦は切れなくても年に1度は取り替える
様に言われているので、泰次郎君が生まれてそろそろ11ヶ月だからね。 丁度お取替え時だったのかもね。

ヴァイオリンの新しい弦は、G線もD線もA線もE線も4本まとめてストックがケースのポケットに入れて
ある。 ふふ。 自分で張り替えてみよう。 自信は無いけれど、仕方無い。 8月3日にヴァイオリン
のレッスンを受けてから、10日は先生の休み、17日はセンターのお盆休みで、次のレッスンは24日。何と3週間も空いてしまうので、自分でやるしかないだろう。
12月に弦楽器売り場で張替えを依頼した時、売り場のお姉さんに 「 弦の張替えは簡単ですから。
見て覚えて帰って下さいね。」 と言われてしまったからなあ。 もう今更行かれないよねえ。
切れた弦を取り外す。 アジャスターから弦のボール部分を取り外し、糸巻きを3回転位させて緩め、弦を取り外す。 何だ、初めて1人でやったけど、外すのは子供だましの作業じゃん。
( 糸巻きを緩める時、ビビリながらだったのは、内緒ににておいて!! )


完全には切断されては いないが、一部分伸びきってしまっている弦。

 では! ポケットの中から、うやうやしく新しい弦を出す。 線を間違えない様に何度も袋を見て
確認する。 「 ¥1,575.- 」 値段のシールが貼ってある。 うひょ~!! これ、張替えし
損なったら、¥1,575.-の損失な訳? ちょっと背筋に緊張が走る。
 あれあれ?あれ? 新しい弦のボール部分を、アジャスターの所に引っ掛け様とするが、入らない
じゃん。 何で何で? 何度も何度もやってみる。 その内、青い糸が巻いてあるところが、折れ曲がって来た様に見える。 うわ、やばくない? 11日からは赤城にキャンプに行くし、仕方が無い。
恥を忍んで、弦楽器売り場に行こう!! 

弦が切れたのが火曜日の夜でしょ。 水曜日は仕事の合間に神奈川フィルの公開練習に行くから
楽器屋に行く暇が無かったのね。 アートホールに泰次郎君を持って行って、
「 あの~、すみません。 私のヴァイオリンの弦を張り替えてもらえませんか? 」 なんて頼む
勇気があればなあ。 石田~リンに向かって 「 いつも演奏会に行ってあげてるんだから、弦を
張り替える事位、してくれるわよね? 」 なんて言えたら、もう怖い物無しだよね。
でも、サイン会に並べない二へドンが、そんな事できる訳が無い!?

そして本日木曜日、目出度く楽器屋に泰次郎君を持ち込んだのでした。
あ、因みに、「 泰次郎 」 は、 「 やすじろう 」 と読みます。 「 そうじろう 」 と読んでる人がいましたが、 「 宗次郎 」 さんはオカリナ奏者です。 うちの子は 「 石田泰尚様 」 の 「 泰 」の
字を頂いて、 「 泰次郎 」 なんです。

「 只今 弦楽器担当の者が出ておりまして、本日は楽器をお預かりして、明日以降対応させて
  いただく事になりますが。 」 ええ!! でも他に張替えを頼める当ても無い。 石田~リンしか
思い浮かばない!! 石田~リンとはまだメルアド交換してないし・・・・・。 困る。
名前、住所、電話番号等を書き、ケースごと丸々楽器屋に置いて来た。

そして、今、二へドンは、とてつも無い後悔の念にかられている。 「 置いてくるんじゃなかった。」
あんなに小さな子を1人で知らない場所に置いてくるんじゃなかった。 スマイルマムの事件が頭を
過ぎり青くなる。 ま、まさかうちの子があんな目に? 同じ部屋に意地悪なコントラバスがいたら
どうしよう? 泰次郎君、世間知らずだから、ビビるだろうなあ。 ハイソなチェロ夫人に、
「 あら、いやだ、あんな安物のヴァイオリンと相部屋だなんて、私のプライドが許さなくてよ!」
なんて嫌味を言われてないだろうなあ。 今頃、寂しくて泣いているかなあ。 泣きつかれて眠って
しまったかな? きちんと涙を拭かないと、残った弦まで錆びて、切れやすくなっちゃうじゃん。
泰次郎君、ちゃんと ご飯食べた? 暑いからちゃんと水分も取らないと駄目だよ。 ちゃんと歯も
磨いてね。 もう消灯させられたかな? 冷房は入れてくれたのかな?

泰次郎~!!!!!

練習できないなんて耐えられない~!! ピアノなら鍵盤が無くても、指を動かすだけでも
かなりイメージトレーニングが出来るけれども、ヴァイオリンは、音程命だから、実際に音を出して
みなければ 練習にはならないんだよね。

泰次郎~!!!!!!!!!!



泰次郎君の弦。 今までスチール弦だったけど、ちょっぴし値段の高いナイロン弦にバージョンアップした!! 滑りがいい!! でもスチール弦の音の方が好きだったかも。 弦はオーストリア製。
泰次郎君、君一応舶来の部品を使っているのね。

【 後日談 】 

泰次郎君は無事に帰宅致しました。 ナイロン弦にバージョン・アップした彼は、ちょっと
よそよそしい感じがしました。  

Posted by ニヘドン at 08:11Comments(0)徒然

2007年08月10日

100年の扉の向こう ~ 七福神の港に生きて

「 2007 神奈川区民ミュージカル  神奈川開港148周年
  100年の扉の向こう ~ 七福神の港に生きて 」 

日時 : 2007年8月3日(金) 18:30~
           8月4日(土) 14:00~  /  18:30~
           8月5日(日) 14:00~
会場 : 横浜市神奈川区民文化センター  かなっくホール
料金 : 全席自由  一般 ¥1,500.-  高校生 ¥1,000.-  中学生 ¥500.- 
出演 : 一般公募の小4~成人 
脚本 : かめおかゆみこ
演出 : 森田 徹
振付 : カネコキヨミ
音楽 : 杉野真理子
歌唱指導 : 池亀順子

ストーリー ( プログラムより転記 )
学園では、2010年の創立90周年に向けて記念事業を考えていた。 折りしもその前年は横浜開港
150周年。 創立者・浅野総一郎が目指した様に、100年先の歴史への展望を持った教育を、もう
一度考え直したい。 そんなきっかけで始まった歴史の再認識調査だったが、輝かしい歴史の裏側
には、見えないもう一つの歴史が隠されている事に気づく・・・・・・。

全1幕7場。
プロローグ  歌 「 風に乗れ!」  / 第1場 ー 浅野学園  朝野を企画委員会に勧誘する教師・安田  / 第2場 ー 銅像山 さくらが不登校の実情を語る  / 第3場 - 浅野学園 ~
銅像山  企画委員会メンバー初顔合わせ ~ 歌 「 からっぽの心 」 ~ さくらの高校行かない
宣言  / 第4場 - 街 ~ 浅野学園 ~ 街  さくらダンスチームに入会 ~ 企画委員会
メンバーに軋み ~ ダンスチーム オリジナル曲を作る事に  /  第5場 - 浅野学園 ~ 
銅像山  歌 「 稼ぐに追いつく貧乏なし 」 ~ 朝野、非協力的なメンバーに切れる ~ さくら、
朝野に作曲を依頼  / 第6場 - 街  歌 「 まわれ、風車 ~ 七福神の港に生きて 」 ~
練習場所を失ったダンスチームが銅像山で練習を行い教師・渋沢の怒りを買う ~ 歌 「 まわれ、
風車 ~ 完結編」  / 第7場 - 朝野学園  大団円 ~ 歌 「 まわれ、風車 ~ 完結編」
/ エピローグ 

***************************************

今回のミュージカル公演に際し、二へドンはサポーターとして裏方のお手伝いをしました。
お客として客席にいるだけでは分からない事をいろいろ知りましたので、裏方の視点でレポをして
みたいと思います。 

まずは、8月3日(金) 第1回公演。 実はこれは二へドン、芸劇で仕事があったので・・・・・。
ハハ・・・・・・。 もごもご・・・・・。 全く最初の公演に立ち会っていないのですが、 ハバネロ・クイーン
がプリンセスを従えて来て下さいました。 超多忙の中、時間をやりl繰りしてお越し頂きまして
本当に感謝しております。 佐藤君が朝野総一郎張りの財閥を作るか、二へドンがコンマス夫人に
なった暁には、しっかり恩返しをさせて頂きます。 それまで、しっかりお待ち下さいませ。(笑)
では、お二人のコメントを載せちゃいます。 著作権の侵害とか言われない事を祈る。
今回は色々な人の感想を載せて、客観的に判断してみようと思うの。 二へドン余りにも裏方に
関わり過ぎて、全然客観的に見られないのよね。
クイーンさんのコメントから。 「 佐藤君だけ見ると、去年より今年はやっぱり中学生、成長したよね
ー! 背も伸びたし。もう子供じゃなく、いっぱしの中学生という感じでキュンとしちゃうよ。」
ああ、ありがとうございます。 今度、ぜひ石田様のライブにも足をお運び下さいませ。 もっとキュン
キュンしちゃうから。 
「 でもヴィトウィンさんが今年も出てると思っていたらいなかった! ( 終演後ロビーには応援に
駆けつけ、大分遅くまで居たみたいだけど )」 はい、クイーンお気に入りのヴィトウィンさんは今年は
乗らなかったのですよ。 ニヘドンも残念でありました。 彼の所属する劇団の情報は、その都度
 ドンドン日記にアップして行くから、今度はそちらに行きましょう! 確実にヴィトウィンさんに会えます。 そう言えば今回は二へドン、芸劇でお仕事だったから・・・・・ぐ! ごほごほ・・・・。二へドンは
ヴィトウィンさんに会えなかったのよね。 ヴィトウィンさん、今年のミュージカルの感想をお知らせ
下さいな。 
「 他に、去年目立っていた子が今年も何人かいたので、私はプリンセスとは別の意味で楽しめた
けど、作品自体は去年の方が良かったかな? 」 うん、私も2つだけを比較しちゃうと 去年の
「 ヘボンくらぶへようこそ! 」 の方が4公演全部泣ける程、感情移入出来た。
「 去年はヴィトウィンさんの存在で全体が締まって見えたのかもね。 」
はい、それは真実だと思います。 異年齢の人々が作る区民ミュージカルの醍醐味は、学芸会では
有り得ない、大人の存在感を加味できる事です。 そう言う意味ではもっと成人の参加者も欲しいよ
ね。
「 市民ミュージカルで小学生から大人まで居る場合は、おちゃめ系の方が合うと思うけど今年は
 おちゃめ度と言うかコミカル度と言うか、ストレートな子供らしさ度が去年に比べて低かった様に
 思う。 ( あまりコミカルを狙うのもクサくなるけどね。 )」
そうですね。 今年は小学生が高校生の役をやったり、 「 風 」 という小学生にはどう演じて良い
か理解しにくい ( モデルが無いから真似できなかったと思うのです。 ) 役柄が入っていたし。
「 でも、神奈川に因んだ脚本を毎年書かなきゃならないから、結構ネタ切れでムリムリなんだろうね。本当に、監督、脚本、演出、音楽の人々は大変だと思うわ。」
そうなんです。 二へドンも来年のネタが心配です。 でも、来年も公演が出来るのか、そっちの
方がもっと心配です。 ですから、会場に足を運んで下さった方々は、今年のミュージカルを救って
下さった以上に、来年への展望を繋いで下さった恩人なのです。 誠にありがとうございます。

「 私は評論家的な立場かもしれないけど、評論家と言うより ただ観客として舞台を見物する度に
  生理的に気持ち悪く思うのは、 “ 台詞に心を込めよう ” “ 身体で表現しよう ” とする余りに
  喋ったり歩いたりする時 前傾姿勢になる事と、 動作、踊りの時に身体の末端部分にまで神経が
  行かずに伸び切っていない事。これらの事は多分一生懸命演技をしようとして却ってその様に
  不自然になるんだと思うけど、いかんせん中途半端 ( !! ) なんだよねー。 それが見てて
  恥ずかしいの。私だけかなー? 」
うーん。 これは要するに己の姿を客観的に見てない事に由来するかも。 区民ミュージカルの
練習場所は、小学校の体育館や地域ケアプラザなので、鏡張りの練習場では無いんです。
周囲に鏡を張り巡らせた環境だったら、先生に注意された事がどういう事なのか 目で見て確認
出来ると思います。 鏡が無いから、隣の子の姿勢が、自分と同じだと錯覚しちゃう?

それではお次は元・女優のプリンセスが感想をFAXで送ってくれたものをご紹介。
「 昨夜は楽しませてもらいましたよー。 ありがとう。 ただ感想となると、クイーンのメールにあった
  様に私はどちらかと言うと出演者側の気持ちに自分の気持ちを沿わせて見てしまったからなあ。
  あまり客観的に見る事が出来ていないと思います。確かに前半は “ チケット代を払って見に
  来た ” と言う立場で見ていて、 『 ちょとこの脚本には無理があるなー 』 とか 『 台詞が
  臭過ぎるなあ 』  『 テンポが悪いなあ 』 とか感じていたものの 展開が見えて来た辺りからは
 『 うんうん、そういう事なのね。 分かったー。 じゃ、皆頑張ってー。 』 『 舞台ってイイよねー。
  夢中になれる事があるってサイコーだよねー。 今を生きろ! 』 みたいな感じになっちゃったなあ。 佐藤君は着物着て出て来て “ 商人になるんだ! ” って言ってた場面が台詞も表情も
一番しっかりしていて良かったと思いました。 終演後、ロビーで友人達とじゃれ合いながら 満面の
笑みをたたえている姿はすっごく可愛かったよー。

でもやっぱり脚本がもう少し面白可笑しくて展開がスムーズだともっともっと質の高い舞台が出来る
だろうに・・・・とは思ったかな? 昨日は初日で皆 緊張していただろうし、 明日になると慣れて
少しダレてくるかもしれないし、 今日の舞台がきっと一番熱の入った良い舞台になるんじゃないかな? 又来年も誘って下さい。 都合が付いたらきっと行きますね。」

流石、女優は己の経験をベースにしっかりコメントをしていただきました。
体調不良で、コルセットを巻きながらのお出まし、本当にありがとうございました。

さて、翌日8月4日(土)は 二へドンのお手伝い日なので、12:30集合だったのですが、12:00には
ホールに着きました。 他のお手伝いの方はまだ来ていませんでしたが、統括責任者の村上氏が
プログラムに新聞切抜きのコピーを挟み込んでいたので、お手伝い。 ミュージカルの記事を取り上げてくれたのは、神奈川新聞とタウンニュース。 タウンニュースさんは3月から、 出演希望者募集
から、新田純子先生の講演会等、機会ある度に取り上げてくれました。

12:30からお手伝いスタッフ6名と村上氏、会計の儀間先生、かなっくホールの職員2名で
打ち合わせが行われました。 まずは係りの振り分け。 いくら素人集団とは言え、仕事は多岐に 
渡っています。 受付・会計、 切符もぎり、 プログラム配布、 会場整理 ( 場外・ 場内 )
花束預かりが 大まかな分担。 二へドンは切符もぎり係りに立候補。その後、かなっくホール職員2名を交え、最終打ち合わせ。車椅子対応があるか、親子室の申し込みがあるか、遅れ客への対応、
当日券販売があるか、あれば何枚か・・・・・・・・・・・・。 ただのお客として来たのでは、とうてい知らなくても良い細かな事柄が次々に確認されていきます。
目から鱗だったのが、時間になったから開場するのではないという事。 例え予定時間を過ぎても
監督からのGo が無ければ開場してはいけないそうです。 へ~、そんな事考えた事も無かった。
だから、皆さん。 開場が予定よりも遅れたからと言って、もぎり係りの人に詰め寄って文句を言ってはいけません。 決してもぎり係りが怠慢なのではありません。 監督のGo サインが無ければ
末端は動けないのです。

この回のチケット販売分は約80枚。 取り置きチケットが何枚かと、当日券もあるので、最終的に
どれだけお客さんが入ってくれるのか・・・・。 もぎりのスタンバイをして、立ちながら、取り置きチケットの精算をする人々を眺めてみたりする。 駄目だ! 私の方が心臓ドキドキしてきた。
一体何人のお客さんが入ってくれるのか・・・・・。 考えただけで胃が縮む。
ぴぃきちさんからメールが来る。 「 今、東神奈川に着きました。かなっくホール確認。 中華料理
屋に行きます。 」 ぴぃきちさんは、埼玉から旦那様と息子さんと3人で来てくれました。
ありがとうございます!! このご恩は忘れません!!
いよいよ、開場です。 おお! マーたんさんです!! いらっしゃいませ~。 わざわざ来て頂き
申し訳ございません!! いつも何から何までお世話になっております!!
ああ! ザ・姑です!! 何と佐藤君の従姉妹の小学生の女の子も連れて来てくれました。やった
これで、当日券が1枚売れたぞ!! 
そして、佐藤君の小学校時代の同級生だった「 なべこ 」 も来てくれました。 前日に佐藤君が
やはりチケットの売れ行きが気になるのか、突然営業を始め、メールでミュージカルの事をPRし始め
ました。 すぐに 「 行かれない! 」 と断ってきた人は除き、手紙を書いて公演チラシと一緒に
ポスティングしたのです。 当日に 「 行きます 」 と言うメールが来たので、面食らってしまいました。 いつの公演のチケットを何人分、種別は? 大人なのか、高校生なのか、中学生以下なのか
一切記入されていなかったので、細かく聞くメールを出しました。
こういう時にちゃんと来てくれる人が、真の友人だよねえ。  なべこ、ありがとうねえ。
なべこのチケットをもぎり、半券を彼に返した後、 なべこは振り返って私を見つめました。
ふふふ。 私はあなたの小学校で読み聞かせをしてましたよ~。 それに何よりもかによりも、
あなたのお友達の佐藤隆介君のマネージャーをさせて頂いております。
でも、彼はちょっとビビリがちだったので、あえて声はかけませんでした。

ぴぃきちさんと、マーたんさんの希望席に名前を書いた紙を置いておいたのに、入場した時には
何も置いてなかったそうです。 何だい、誰だい、人の努力を無にした奴は!!
マーたんさんが 戻ってきて、差し入れを手渡してくれました。 感謝感激!! 佐藤君にお菓子。
6月2日の県立音楽堂神奈川フィルの録画テープ。 一番嬉しかったのは ペットボトルのお茶。 これが一番嬉しかったかも! さすが、マーたんさんです。 大変助かりました。 ありがとうございました!! お客の入りが気になって、ドキドキしたせいか、とっても喉が乾きました。 開演5分前に
演出助手の先生から座席につく様に指示があり、もぎったチケットもそのままに席についてしまいました。特に自分の席はキープしていなかったのですが、2列目のマーたんさんの隣が空いていたので、
そこに座りました。

区民ミュージカルに関わるのが2年目なので、どうしても昨年と今年を比べてしまうのですが、
今年の方が大道具に凝ってお金かかっていた様に思います。 また、メンバーの2/3が、昨年と
同じ顔ぶれなので、子供達の成長著しく、男の子達の声が低く怪しくなって来ており(笑)
女の子達のコーラスが迫力不足に聞こえてしまいました。 身体の動きがぎくしゃくしている佐藤君
も、今年は指先まできちんと神経がいっていて、ピンと伸びていたので、「 おお! 」 と驚き。
彼は生まれた時の障碍で、幼少時はずっと病院でリハビリや行動療法を受けていた人なのです。
だから去年のぎくしゃくダンスを見ても 「 五体満足に生んでもらえなかったのだから、仕方無い 」
と諦めが先だったのです。 何だ、やれば出来るじゃないよ!!
最初のダンスで、一安心したので、肩の力が抜け、ずぶずぶと座席に沈んで行く二へドンであった。

自分が100%お客なら、言いたい事言って、はい、それまでよって感じでも良いんだけど、
今回はわざわざチケットを買っていただいてお越し頂いた方々が、楽しんでもらえたのか、
怒りでハラワタ煮えくり返っているのか、気が気ではなかったので、エンディングになった時は
深いため息と共に脱力してしまいました。

佐藤君も成長した様で、昨年までは、「 どうだった? 」 という彼の問いかけには、 「 良かったよ。」の一言でOKだったのに、今年は 「 どうだった? どこが一番良かった? ダンスは誰が良かった? 歌は? コロスの役は? 風の役はどうだった? 楽器持ってるの気がついた? 『 どんだけ~?』受けた? 台詞が一番上手かったのは誰? 」 等等・・・・・・・・・・。
すごい細かい所まで聞かれてしまうし、好い加減な返事ではもう納得してくれなくなったので、
細かい所まで見ていなくてはならず、大変でした。

一人で見に来てくれた 「 なべこ 」 と佐藤君のメールのやり取りが可愛かった。
「 来年もオレ、ミュージカルに出るんだけど、一緒にやらない? 」
「 夏休みはヒマだし。やろうかな? 」
「 やれよ。 」
「 うん。分かった。 やってみる。」
ミュージカル経験の無い男の子が、やってみる気になったのなら、彼なりに感動があったのかも
しれませんね。 もっと詳しく 「 なべこ 」 の感想を聞いてみたかったな。

佐藤君のお婆ちゃんは、いつも佐藤君を贔屓にしているから、案の定手放しで喜んでくれました。

次のお手伝いスタッフの集合時間は17:00なので、ぴぃきちファミリーと共に100円回転寿司
「 すしろう 」 で腹ごしらえ。 埼玉の「 かっぱ寿司 」 とは違うネタに喜んで頂けて良かったです。
ぴぃきちファミリーと別れた後、再び かなっくホールへ。 時間はたっぷりあると思ったのは錯覚で、
もうすぐに 第3回公演に向けてのお手伝いスタッフの打ち合わせが始まってしまいました。
小学生とその家族は、2回公演がある日は、早い時間帯に来る場合が多いので、この回が一番
チケットの売れが少ないとの事。 神様、どうぞ、飛び込みの当日券がたくさん、たくさん、捌けます
様に!! 二へドンはメインの当番ではないので、どこか手薄な所をお手伝いと思ったら、やっぱり
プログラム配りだった。 

二へドンのヴァイオリンのクラスメートも来てくれました。 旦那様と一緒に!! すっごい優しそうな
旦那様でいいなあ~。 マッハママさんの旦那様も超優しそうなんだけど、皆、どこであんな優しい
旦那を見つけるんだ? 開演時間が刻々とせまっても未だ机の上にズラズラ並んでいる、お取り置き
チケットの入った封筒を睨みつけながら、「 開演ですから中に入って下さい! 」 の声に押されて
中に入る。 今度は後方のやや上手寄りの席に座を占めました。
第2回公演と出来にバラつきは無く、結構良かったと思います。でも、フィナーレの時、トロンボーン
やヴァイオリンやエレキギターを持たなくなってしまったので、「 あれ!?」。 まさか二へドン、あの
シーンに気が付かなかった!? そこまでアルツハイマーが進行してしまったのか?

後で佐藤君に確認したら、スタッフの誰かがヴァイオリンを壊してしまったとか・・・・。 本当の所は
よく分かりませんでしたが、本番にアクシデントは付き物ですからね。 二へドンのうちの子の泰次郎
君は絶対に貸さないわ!! 壊されたら復讐の鬼と化しちゃうもん!! あのね、ついでに言って
おくけど、電車内やホームで、二へドンの大事な泰次郎君が入ったケースに無配慮にボンボンぶつかって来る、そこのアナタ!! 許しません!! うちの箱入り息子に何て事してくれるの!!
いくらケースに入っているとは言え、100%安心保証ではないんだから不用意にぶつからないでよね!! ヴィトンのバッグよりは安いけど、プライスレスなんだから!! ガン飛ばしてるのに気づけ!! ゼーゼー、うちの子の泰次郎君の事になると冷静さが吹き飛んでしまううううううう・・・・・。

心配していたお客の入りは、座席全体に上手に散らばって座ってくれたせいか、なかなかの入りに
見えました。 ヴァイオリン仲間は、ホワイエの大混雑の人の波に飲み込まれて直接お礼が言えなかったので、メールを打ちました。 彼女からの返信メールは
「 舞台良かったです。感動しました。思っていたより皆さん上手でした。うちの旦那も良かったと
  言ってました。・・・・・・・・・・・・( 中略 ) ・・・・・・・・・・・1日2回公演だと大変ですね。 体力使う
  し・・・。 あと1日頑張って下さい。 」 。 ありがとうございました!

公演が終わって、お客が捌けて、「 はい、さようなら 」 と言う訳ではありません。
子供達は先生方から駄目出しの洗礼を受けるのであります。 「 さらにより良いものを! 」と
言う意識は、素人にだって絶対に必要です!! 読み聞かせの世界で 「 だってボランティアなん
だから、そこまでは出来ないわ! 」 と言っちゃってるおバカさん、見習って頂戴!!
子供達が駄目出しは当然と思っている事なのに、何故大人はボランティアの名目の陰に隠れて
「 そんな事言われるなんて・・・ 」 と文句垂れるんだろうね。 駄目出しがあろうと無かろうと自分で
精進してくれれば何も問題は無いのですが・・・・・。 佐藤君が所属するコロス組は結構早く終わりましたが、他の組は1時間も事後練習をした様です。

さあ、日にちが変わって8月5日。 いよいよ4回目の最終公演でございます。
今日もお手伝いスタッフは12:30集合。 お世話になった先生方への花束の準備も完了。
二へドンは昨日のお手伝いで要領は飲み込んだと思っていましたら、今日は会場前から行列が出来
二へドン少しビビリ気味。 お手伝いに来て頂いた浅野学園の先生が目茶目茶場慣れしていて、
待っている人々に先にパンフレットを配り始めた。 こ・・・この機転の利き方は・・・・・!?
公務員の学校教諭では絶対有り得ない柔軟性、機転の利き方です。 先生! 貴方の正体は一体?
二へドンも今まで数多くのコンサート、演劇、その他イベントに並びましたが、こんな柔軟な対応を
一度も受けた事がありません。 でも、これって、待っているお客さんの身になったら有り難い事ですよね。 徒にぼーっと待つよりは、パンフレット読んでみたいですよね。
先生、ありがとうございました。 勉強になりました。

昨年の演し物 「 ヘボンくらぶ 」 では、各公演で誰かしら台詞を噛んだものですが、今年は特に
目立った「噛み」は無くて、「 ほ~、なかなかやるじゃん 」 と思ったのですが、最終公演に至って
あの子もこの子も「噛み」が目立ってしまいました。 3日間の疲れでしょうか? これが最後だからと
力んでしまったのでしょうか? 
今までずっと不発だった 「 どんだけえ~ 」 も、少しだけ反応があり、皆達成感と満足感で
今年の夏の燃える神奈川区民ミュージカルは幕を閉じたのでした。 最後は先生方を1人ずつ
ステージの上にお呼びして花束贈呈をしました。 この段取りは、先生方には秘密にしていたので
( 多分 ) 先生方の嬉しそうな笑顔が、こちらとしても最高に嬉しかったです。

終わってみたら短かかった。 この演し物で夏休みの間中、地方巡業しても良いんじゃない?
折角覚えた台詞と歌とダンスがね・・・・・・・。 勿体無いじゃんね・・・・・?
お客様が捌けた後は、恒例の打ち上げ!! 会場はかなっくホールのホワイエ。
床に養生シートを敷いている間に、母たちは飲み物を近くのマルエツに買いに行く。2ℓのペットボトル
を16本程買い込んだのですが、結果、かなり余ってしまいました。 こういうのって見込みが難しい
よねえ。 野崎さん!大きなスイカ1玉の差し入れ、ありがとうございました!!
脚本の原案になった浅野総一郎の生涯を書いた本を新田純子先生がサイン入りで出演者全員に
プレゼントして下さいました。 ありがとうございます!!
脚本の かめおかゆみこ先生の読者の方が、公演を見に来られないので、出演者にプレゼントして
下さいと手作りマスコットを人数分下さいました。 手作りの時間の重みを有り難く頂戴致しました。

わざわざ見にお越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました。 もし、次の機会がありましたら
また見に行っても良いな、と思っていただけたら幸いです。
そして、一緒に舞台を作った仲間達・先生方、本当にお疲れ様でした。
佐藤君は9月の反省会をとても楽しみにしておりますので、またお会いしましょう!!  

Posted by ニヘドン at 18:10Comments(2)演劇 / ミュージカル