2010年06月21日
松岡秀子先生、元気で行ってらっしゃい!
2010年06月19日(土)
写真は、2008年10月11日(土)の
英会話学校の同窓会の一こま。
肝心の松岡秀子先生が写っていないのです!
この時、彼女はほろ酔い気分で、どこかを
ほっつき歩いて、イケメン男性に声を掛けて
いた事と思います。
松岡秀子先生は、二へドンの英語の恩師です。
二へドンが英会話学校を出た後も、
同窓生達はずっと同窓会を続けていたので、
松岡先生にも数年に1回は顔を合わせていました。
何で、松岡先生の写っていない写真を出すのかと言うと、
この時の同窓会が、二へドンが松岡先生と顔を合わせた
最後の同窓会になったからです。
2010年06月11日(金)~06月20日(日)まで、
二へドンは映画祭のイベントに語学ボランティアとして大半の日程にベッタリと張り付いていました。
予想以上に外国の人の通訳をする事が多く、英語が出来る事の喜びを強く感じました。
映画監督、俳優、プロデューサー、一般のお客様と、
多くの人々と英語で話が出来るのは、役得だと感じましたし、
通訳業務を通して人から感謝されるのは、本当に嬉しい事でした。
そんな喜びのさ中、ラウンジで待機中に、腰にぶら下げていた携帯がメールを受信しました。
その時、何やら気になったので、他に人がいないのを良い事に、そっとメールを開けて見ました。
慄然としました。
「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
一瞬、立っていられない様な気がしましたが、踏みとどまりました。
メールの概略はこんな内容でした。
「 ECC神田校先生及び卒業生の皆様へ
毎日蒸し暑い日が続きます。お変わりありませんか?
本日、皆様にメールを入れさせて頂いたのは、
私たちの先生、MOOこと松岡秀子先生の訃報です。
先生のご主人様より速達で封書を頂きましたので下記にそのまま報告いたします。
記
6月17日
お知らせとご案内
突然ですが、松岡 秀子が、○○病院において
6月16日夜、永眠の途に就いたことをご報告申し上げます。
急ではございますが、次の予定により、お別れの会を執り行ないますので、ご案内致します。
お別れの会 6月20日(日)午前11時 場所 ○○○○
電話:000-000-0000
宇都宮市○○に移動
正午 宇都宮市○○にて、火葬
火葬の間、秀子を偲びつつ軽食にて
食事会
電話:000-000-0000
なお金品・贈答品のご提供は固辞致しますので、何卒ご理解お願い致します。
秀子が生前お世話になった方々に、本人になりかわり、心から御礼申し上げる
とともに、ご案内致す次第です。
*********************************
ファイヤーボーイよりも連絡を頂き、ケイト、ミッセルが参列すると
聞いております、私もお節介役として参列させて頂きます。
取り急ぎ、ご報告まで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ECC英会話神田校 お節介役 KODA
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
因みに、このECC外語学院 神田校は、何十年も前に閉鎖され、今は存在しない校舎です。
二へドンは、英語が得意だと言う触れ込みで、シッピング・ブローカー( 船主と荷主の仲介業 )の
会社に就職しました。
いくら英語が得意だと言っても、それはあくまでも学校の英語の成績の事だけであって、
留学経験の無い二へドンに、実践の場での英語が通用する筈が有りませんでした。
オフィスにはイギリス人とドイツ人がおり、船主も荷主も世界中に散らばっていますから、
毎日じゃんじゃん英語の電話が掛かって来ます。
英語の電話を受けた事の有る人なら体験的に知っていると思いますが、
電話での英語の受け答えって、本当に分からないのです。
面と向かって喋る時には、身振り手振りという助けが有ります。
電話での会話は音声だけです。
緊張度もきゅ~んと高まります。
二へドンは電話から逃げる様になりました。
このまま電話恐怖症になってしまったら、もう自分はOLとしてどこにも通用しなくなると思い、
新聞広告に英会話の夏季集中講座の案内を見つけ、転がり込みました。
それが、ECCの神田校でした。
ECCのミシガン・メソッド( 短期集中・大量暗記 方式 )は、二へドンにぴったり合い、
みるみる力が付いて行きました。
夏季集中クラスの後も、レギュラーコースの受講を続ける事にしました。
クラスも初級から入り、順調に上級クラスに進みました。
上級クラスを受け持ったのが、Steven と 松岡先生でした。
クラスは週2回で各90授業だったかと思います。
結局この学校には5年間通いましたが、日常会話に困らないだけの実力がついたので、
下手にレベルの低い学校に語学留学をするよりは、よっぽど経費節減出来たと思います。
が! 松岡先生が大変にクセのある女性でありました。
生徒皆には愛された先生なのですが、何しろ全てにおいて型破りな言動をする人でした。
「 そんな事も出来ないなんて信じられな~い!! 」
「 だから駄目なのよ。 もっと勉強してよ! 私なんか中学の時から英語は100点しか取った事無~い!」
それって、個人攻撃じゃないですか!? みたいな言い方をいつもされました。
流石に電車の中では堪えたものの、駅から自宅まで20分歩く間、さめざめと泣いた事も2度有りました。
でも、松岡先生の厳しい指導が有ったからこそ、今の二へドンが有るのは、
誰がどう見たって、動かし難い事実です。
「 楽しく英会話学習! 」 なんて、有る筈有りません。
仕事として使える英会話力は、努力と汗と涙が必要なんです。
お陰で、今では1年や2年留学経験の有る人を心の底で不憫に思う事がよく有ります。
「 留学経験が有って、その程度の発音かよ・・・・・・・。 」
「 帰国子女のクセに、その程度の会話力かよ・・・・・。」
二へドンは、悔しがり屋なので、泣かされると滅茶ムキになって頑張っちゃいます。
松岡先生の強烈な自己主張と、容赦の無い指摘の連続で、二へドンの悔しさモードは全開で、
帰国子女並みの英語力を身につける事が出来ました。
二へドンは、映画祭のラウンジに人がいない時間を見繕って、少しずつ
「お節介役のKODA 」にメールを入力しました。
「 Koda 様。
松岡先生のまさかの知らせにびっくりしています。
直ぐにでも駆け付けたい所ですが、生憎、今、映画祭の仕事をしており、
20日が最終日で休む事が出来ません。
ご主人様に、くれぐれもよろしくお伝えお願い致します。
今、映画祭で通訳をしています。
多くの外国人監督達から 「 Thank you 」と言われました。
それも松岡先生のご指導あっての現在だと思っています。
松岡先生がレッスンをして頂いたおかげで、今、多くの外国人の助けになっている事を、
松岡先生の別の世界への旅立ちの、はなむけの言葉にさせて頂きます。
これからも松岡先生のレベルに達するまで、英語学習に精進して行きます。
今までのご指導、ありがとうございました。
Czech 」
Czech は二へドンのクラス仲間の内で使っているニックネームです。
アメリカに3週間ホームステイした時のホスト・ファミリーの姓がCzech だったから、
ニックネームとして頂きました。
今、二へドンの言動って、松岡先生そっくりだと自分で思いました。
子は、無意識に親の口癖とか、伝染るものですが、
生徒も先生の言動が伝染っちゃうものなんだなあ。
これからは二へドンは 松岡秀子2世を襲名すべく、更にパワーアップして行くかなあ。
しかしさあ、弟子が映画祭で英語使って頑張っている、その最中に、暢気に旅行に行く事は
ないだろう・・・・・・・・・・・・。
また二へドン、置いて行かれたし。
写真は、2008年10月11日(土)の
英会話学校の同窓会の一こま。
肝心の松岡秀子先生が写っていないのです!
この時、彼女はほろ酔い気分で、どこかを
ほっつき歩いて、イケメン男性に声を掛けて
いた事と思います。
松岡秀子先生は、二へドンの英語の恩師です。
二へドンが英会話学校を出た後も、
同窓生達はずっと同窓会を続けていたので、
松岡先生にも数年に1回は顔を合わせていました。
何で、松岡先生の写っていない写真を出すのかと言うと、
この時の同窓会が、二へドンが松岡先生と顔を合わせた
最後の同窓会になったからです。
2010年06月11日(金)~06月20日(日)まで、
二へドンは映画祭のイベントに語学ボランティアとして大半の日程にベッタリと張り付いていました。
予想以上に外国の人の通訳をする事が多く、英語が出来る事の喜びを強く感じました。
映画監督、俳優、プロデューサー、一般のお客様と、
多くの人々と英語で話が出来るのは、役得だと感じましたし、
通訳業務を通して人から感謝されるのは、本当に嬉しい事でした。
そんな喜びのさ中、ラウンジで待機中に、腰にぶら下げていた携帯がメールを受信しました。
その時、何やら気になったので、他に人がいないのを良い事に、そっとメールを開けて見ました。
慄然としました。
「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
一瞬、立っていられない様な気がしましたが、踏みとどまりました。
メールの概略はこんな内容でした。
「 ECC神田校先生及び卒業生の皆様へ
毎日蒸し暑い日が続きます。お変わりありませんか?
本日、皆様にメールを入れさせて頂いたのは、
私たちの先生、MOOこと松岡秀子先生の訃報です。
先生のご主人様より速達で封書を頂きましたので下記にそのまま報告いたします。
記
6月17日
お知らせとご案内
突然ですが、松岡 秀子が、○○病院において
6月16日夜、永眠の途に就いたことをご報告申し上げます。
急ではございますが、次の予定により、お別れの会を執り行ないますので、ご案内致します。
お別れの会 6月20日(日)午前11時 場所 ○○○○
電話:000-000-0000
宇都宮市○○に移動
正午 宇都宮市○○にて、火葬
火葬の間、秀子を偲びつつ軽食にて
食事会
電話:000-000-0000
なお金品・贈答品のご提供は固辞致しますので、何卒ご理解お願い致します。
秀子が生前お世話になった方々に、本人になりかわり、心から御礼申し上げる
とともに、ご案内致す次第です。
*********************************
ファイヤーボーイよりも連絡を頂き、ケイト、ミッセルが参列すると
聞いております、私もお節介役として参列させて頂きます。
取り急ぎ、ご報告まで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ECC英会話神田校 お節介役 KODA
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
因みに、このECC外語学院 神田校は、何十年も前に閉鎖され、今は存在しない校舎です。
二へドンは、英語が得意だと言う触れ込みで、シッピング・ブローカー( 船主と荷主の仲介業 )の
会社に就職しました。
いくら英語が得意だと言っても、それはあくまでも学校の英語の成績の事だけであって、
留学経験の無い二へドンに、実践の場での英語が通用する筈が有りませんでした。
オフィスにはイギリス人とドイツ人がおり、船主も荷主も世界中に散らばっていますから、
毎日じゃんじゃん英語の電話が掛かって来ます。
英語の電話を受けた事の有る人なら体験的に知っていると思いますが、
電話での英語の受け答えって、本当に分からないのです。
面と向かって喋る時には、身振り手振りという助けが有ります。
電話での会話は音声だけです。
緊張度もきゅ~んと高まります。
二へドンは電話から逃げる様になりました。
このまま電話恐怖症になってしまったら、もう自分はOLとしてどこにも通用しなくなると思い、
新聞広告に英会話の夏季集中講座の案内を見つけ、転がり込みました。
それが、ECCの神田校でした。
ECCのミシガン・メソッド( 短期集中・大量暗記 方式 )は、二へドンにぴったり合い、
みるみる力が付いて行きました。
夏季集中クラスの後も、レギュラーコースの受講を続ける事にしました。
クラスも初級から入り、順調に上級クラスに進みました。
上級クラスを受け持ったのが、Steven と 松岡先生でした。
クラスは週2回で各90授業だったかと思います。
結局この学校には5年間通いましたが、日常会話に困らないだけの実力がついたので、
下手にレベルの低い学校に語学留学をするよりは、よっぽど経費節減出来たと思います。
が! 松岡先生が大変にクセのある女性でありました。
生徒皆には愛された先生なのですが、何しろ全てにおいて型破りな言動をする人でした。
「 そんな事も出来ないなんて信じられな~い!! 」
「 だから駄目なのよ。 もっと勉強してよ! 私なんか中学の時から英語は100点しか取った事無~い!」
それって、個人攻撃じゃないですか!? みたいな言い方をいつもされました。
流石に電車の中では堪えたものの、駅から自宅まで20分歩く間、さめざめと泣いた事も2度有りました。
でも、松岡先生の厳しい指導が有ったからこそ、今の二へドンが有るのは、
誰がどう見たって、動かし難い事実です。
「 楽しく英会話学習! 」 なんて、有る筈有りません。
仕事として使える英会話力は、努力と汗と涙が必要なんです。
お陰で、今では1年や2年留学経験の有る人を心の底で不憫に思う事がよく有ります。
「 留学経験が有って、その程度の発音かよ・・・・・・・。 」
「 帰国子女のクセに、その程度の会話力かよ・・・・・。」
二へドンは、悔しがり屋なので、泣かされると滅茶ムキになって頑張っちゃいます。
松岡先生の強烈な自己主張と、容赦の無い指摘の連続で、二へドンの悔しさモードは全開で、
帰国子女並みの英語力を身につける事が出来ました。
二へドンは、映画祭のラウンジに人がいない時間を見繕って、少しずつ
「お節介役のKODA 」にメールを入力しました。
「 Koda 様。
松岡先生のまさかの知らせにびっくりしています。
直ぐにでも駆け付けたい所ですが、生憎、今、映画祭の仕事をしており、
20日が最終日で休む事が出来ません。
ご主人様に、くれぐれもよろしくお伝えお願い致します。
今、映画祭で通訳をしています。
多くの外国人監督達から 「 Thank you 」と言われました。
それも松岡先生のご指導あっての現在だと思っています。
松岡先生がレッスンをして頂いたおかげで、今、多くの外国人の助けになっている事を、
松岡先生の別の世界への旅立ちの、はなむけの言葉にさせて頂きます。
これからも松岡先生のレベルに達するまで、英語学習に精進して行きます。
今までのご指導、ありがとうございました。
Czech 」
Czech は二へドンのクラス仲間の内で使っているニックネームです。
アメリカに3週間ホームステイした時のホスト・ファミリーの姓がCzech だったから、
ニックネームとして頂きました。
今、二へドンの言動って、松岡先生そっくりだと自分で思いました。
子は、無意識に親の口癖とか、伝染るものですが、
生徒も先生の言動が伝染っちゃうものなんだなあ。
これからは二へドンは 松岡秀子2世を襲名すべく、更にパワーアップして行くかなあ。
しかしさあ、弟子が映画祭で英語使って頑張っている、その最中に、暢気に旅行に行く事は
ないだろう・・・・・・・・・・・・。
また二へドン、置いて行かれたし。
Posted by ニヘドン at 17:31│Comments(1)
│徒然
この記事へのコメント
読み返させて頂く毎に、懐かしさで胸が一杯になります。
ありがとうございます。
ニヘドンさん、グループのみなさんへ
ありがとうございます。
ニヘドンさん、グループのみなさんへ
Posted by 松岡健 at 2021年12月06日 14:48
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