2010年06月06日

YAMAHA ホームシアター 体験会

写真はYAMAHA 東京事業所の地下に有るスタジオの内部。

ニヘドン、今日は livedoor の呼びかけに応じて、YAMAHA のホームシアター体験会に参加して来ましたよ。
実はニヘドンはYAMAHA でヴァイオリンを習っているので、この東京事業所には、「 アンサンブル・クッキング 」の受講や、「 アンサンブル・フェスティバル 」の練習の為に何度も来ているのです。
練習場所も、ずっと地下でした。

なのに! なのに!
同じ地下のフロアに、こんなスタジオが存在するなんて、今まで噂にも聞いた事が有りませんでしたよ!

普段は一般の人は立ち入り禁止なのだとか。
ではでは、禁断のスタジオへ、「 お邪魔しま〜す! 」。

このスタジオは、オーディオ製品の仕上がりをチェックする為のスタジオで、残響時間が0.4 秒。
極めて dead なお部屋でございます。

「 DSP 1 」が初めて世に出てから、25年目になるそうです。
ええ〜!? そんな昔からありましたっけ?
4分の1世紀ですよ!?
ニヘドンが結婚する前から DSP は市場に出ていた!?
( なのにニヘドンの家に DSP が無いって… ニヘドンの家は、まだ文明開化していないって事?)
部屋だけでなくて、ニヘドンの気分も dead になってきましたよ。( 汗 )


今日は、このスタジオで「 cinema DSP 」を体験します。

DSP の原理を簡単に言うと「 初期反射音 」に秘密が有ります。
人間の耳は初期反射音をキャッチして、その音がしている場所の幅や奥行きや高さを認識します。
つまり、その場所が狭いとか広いとか感じる訳です。
これは、もし可能なら、目隠しをしてある場所に連れて行かれた時に確認してみると良いですね。
( そんなシチュエーションって、誘拐された時だけ!? )
視覚以外にも、人間の脳は様々な情報を処理出来ると云う訳です。
つまりオーディオ製品が、この 「 初期反射音 」を取り込んで再生してあげると、人間の脳は、その空間に居ると云う錯覚を起こす訳です。


先ず、ウィーンのニューイヤー・コンサートが行われるムジークフェライン( Musik verein ) ホール ( ウィーン楽友協会ホール )のプログラムを体験します。

ムジークフェラインは1,700人収容の shoebox 型のコンサートホールです。

DSPとの違いを聞き比べる為に、まず、普通の2 ch.のステレオで聞きます。
「 軍隊行進曲 」のピアノ演奏です。
2 ch.で聞くと、普段ニヘドンが聞いている「 フツー 」の演奏です。

次に「 シネマDSP 」で聞きます。

え”え”〜!?
何これ!?
音全体が柔らかく、血が通っている様に生き生きして聞こえます。
全然別人の演奏ですよ、これ!?
はい〜!?!?!?!? 嘘………… !?!?

言うなれば、2ch.で聞くと、「 小学生のピアノの発表会 」の演奏。
シネマDSP で聞くと、「 プロ 」の演奏。
ニヘドン、もう立ち直れません。
じゃあ、ニヘドンが今まで自宅で聞いて来たCDは、聞いた内に入らないって事!?
ニヘドンが今まで30年以上楽しんで来た音楽は、アーティストが意図した本来の状態では無いから、30年分の音楽を 「 シネマDSP 」で聞き直せって事ですか!?
余りの衝撃に、ニヘドンは頭フラフラです。