2011年12月22日

濡れ仏

2011年11月24日(木)
「 信州ぐるっとウォーク 」のツアーのこの日、
出発地点が長野の善光寺でした。
出発迄の短い時間を利用して、
二ヘドンは、境内の見物に精を出します。

ちょっと興味深い仏像が屋根も無い所に
いらっしゃいました。
見た所、何処にでもある仏像みたいなのですが、
二ヘドンが興味を惹かれたのは、
その名前です。

「 濡れ仏 」。
二ヘドンのブログって、際疾い単語を多様するから、
大幅に勘違いして飛んで来る訪問者が多いのですが、
この「 濡れ仏 」も、きっと勘違いした人が来るでしょう。( 笑 )

この仏様は、享保7年( 1772年 )に完成した物だそうです。
高さ 2.7m。 
正式名称は「 延命地蔵菩薩坐像 」です。
法誉円信が広く施主を募って建てたそうです。
( この法誉円信が如何なる人物だったのかは、ちょっと資料が見当たりません。)

仏様の通り名が「 濡れ仏 」なのは、
「 八百屋お七の冥福を祈り恋人の吉三郎が造立した。」 と言う伝説に因むからです。

この濡れ仏から門前商店街に向かうと、「 駒返り橋 」の石碑が立っています。
説明版に拠ると、
「 建久8年 ( 1197年 ) 源頼朝が善光寺に参詣した折、 馬の蹄が石橋の穴に
  嵌まってしまい、馬を降りて徒歩で境内に入ったという伝承が残る。
  頼朝は火災で焼失した本堂の再建を行う等、善光寺に深い信仰を見せた。 」

善光寺って、面白いですよね。
同じ境内に、八百屋お七関連の物と、源頼朝関連の物が、両方存在しているのです。
全然時代の違う頼朝と八百屋お七が出会う場所。
それが長野善光寺なんです。

今、二ヘドンは善光寺さんのお導きで(?)、長野付いています。
12月25日(日)~26日(月)迄、「 信州ブロガーツアー 」で野沢温泉に行って来ます。
01月05日(木)からは息子ちゃんが高校の修学旅行で長野県志賀高原にスキーに
行きます。
最近は学校の修学旅行も多様化して来ましたが、
5日間スキーをする修学旅行も面白いですよね。
親子で信州に縁を結んだ今日この頃なのです。

また、来週以降、長野県の最新情報をレポート出来たらいいなと思います。
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長野県スキー場情報総合ポータルサイト
NAGANO SNOW LOVE. NET
http://www.snowlove.net/

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***** 「 濡れ仏 」 ・ 完 ******************


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Posted by ニヘドン at 22:31│Comments(0)歴史散歩
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