2009年07月29日
マッスルミュージカル 2009 夏公演 ・ 第1部
マッスルミュージカル 2009 夏
祭 MATSURI
日時 : 2009年07月29日(水)
14:00 開場
15:00 開演
会場 : マッスルシアター
公園通り 渋谷区役所前
料金 : SS席 9,800円
S席 7,800円
A席 5,800円
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
いやあ〜、今日のチケットは、席がどこになるのか、チケットカウンターに行ってみなければ分からなかったんです。
1列目の31番でした。
ハハハ…。
ニヘドンが「 かぶりつき席 」好きだって、知ってて渡したん?マッスルシアターさんの馬鹿ン。( 笑 )
凄い! すごい!! スゴい!!!
噂には聞いていたけれど、マッスルミュージカル、スゴい!
今ニヘドンはマッスルシアターのロビーにいます。
「 何でこんなに早く終わるの? 」と思っちゃっています。
いえ、公演時間は2時間タップリ有るんですよ。
ただ面白くて面白くて時間が経つのがあっという間。
ステージの幕が開いて5分で、見ているこちらのアドレナリンの分泌量が MAX になって来ます。
大興奮!
全出演者の、ステージに掛ける情熱が、ひしひしと伝わって来ます。
ニヘドンはさ、コンサートでも芝居でも落語でも何でも、演じる者のひたむきさに感動するんで、このマッスルミュージカルの出演者達の「 ひたむきに演じる力 」に涙が止まらかったのです。
ニヘドンは常々、「 仕事人 」の仕事振りが好きだと言い続けて来ましたが、正に彼等は必殺仕事人!!
い〜い仕事しています。
いい仕事が出来る人達だから、実にいい表情を見せてくれます。
惚れましたよ。
お金さえ有れば、毎週通い詰めたい気分です。
かぶりつきの1列目は実に美味しいです。
まだマッスルミュージカルを体験していない方は、是非とも1列目の席をゲットして下さいませ。
演技者達が、身体を張って魅せてくれる肉体労働振りを、彼等の息づかいを、上腕筋のピクピク振りを、間近で目撃しちゃって下さい。
高い飛び箱の踏み切り板を踏み切る瞬間をも目撃出来ちゃうのです。
座席中央のお客さん達は、余りにも巨大な飛び箱のせいで、ジャンプした人が降下し始めた所しか見えないと思うんですよ。
ジャンプした演技者達が、1列目の座席とステージの間の狭い通路を走り抜けて行くんですよ。
もう、ただ単にお客として醒めた目で自分の居る場所とは違う世界を眺めやる楽しみ方は出来ませんよ!
自分の周囲を演技者達が縦横無尽に走り回り、もう自分がマッスルミュージカルの世界に引きずり込まれてしまうのです。
1列目は、ステージと余りにも近過ぎて、出演者達と余りにも多く目が合い過ぎる所が、ちょっと恥ずかしいんですけどね。
若い男の子達が皆、格好いいんだあ。
しかも表面だけチャラチャラ飾り立てた格好良さじゃないんですよ。
仕事が出来る男の格好良さ!
女の子達も可愛いい娘揃い!!
これで9,800円は安いですよ。
今、丁度サマージャンボ宝くじの発売中ですが、1万円札を握り締めて宝くじを買いに行ったと思いなさいな。
支払った代金に見合った幸福が得られてますか?
よく「 夢を買う 」と言われますが、買った夢の結末にガッカリしませんか?
マッスルミュージカルなら、支払った代金以上の大きな感動が得られますよ!!
このマッスルミュージカルを見る話は、前日にひょっこりニヘドンの所に舞い込んで来ました。
24時間前には全く興味の無かったマッスルミュージカルに、もうニヘドンは夢中です!
みんなも1度はマッスルミュージカルを見に行ってねー♪
**************************************
客席は満席でした。
1時間前から開場してくれるので、併設のカフェでアイスコーヒーを買って外のテラスで蝉の
鳴き声を聞きながらコーヒー・ブレイクをしました。
売店を冷やかすのも楽しかったです。 オリジナル・グッズがたくさんありました。
二へドンの心を捉えたのがモンスター跳び箱の形のパンですね。
( 別の日に Sueさんがマッスル・ミュージカルを見に行き、チュトリスを食べたら、
中までよく火が通ってないのか、カリッとした感じが無く、へにょーんとしていたと言ってました。)
15:00。 開演時間になると、赤い幕の向こうでゴンゴン!と重たい物を運ぶ音が聞こえて来ました。
さあ、これからステージの上でどんなパフォーマンスが繰り広げられるのか期待感がいや増します!!
最初の1ベルは、太鼓の音でした。
開演前のBGMはお囃子です。
英語のアナウンスの後、日本語のアナウンスが行われました。
リーダーが紹介されます。
男性は高橋ひろみち さん。 そして女性が小田島あずさ さんです。
舞台中央でフラフープを使った演技が始まりました。
続いて花魁( おいらん )達7人が1列に歩いて行きます。
上手( かみて )から、赤い、さらに豪華な着物を着た女性が1人登場します。
同じく下手( しもて )からは白い着物を着た女性が現れます。
高さが30cmはあろうかと見える、厚底のポックリを履いています。
よくあれで歩けるものだと感心してしまいます。
マッスル・ミュージカルは巨大跳び箱を跳んだり「 動 」のイメージが強かったので、
花魁がゆっくりゆっくりと歩く「 静 」の瞬間には意表を衝かれました。
踊り手の一団がわらわらとステージの上に集結すると、山車が現れます。
最前列の踊り手が後ろに下がると、2列目の踊り手が現れ、次々と切れ目無く踊り手が
万華鏡の様に現れます。
長い弓を持った6人の男性陣に、二へドンは心を奪われてしまいました。
( いい男達が出演してるじゃんよ。 むふふふ。)
纏( まとい )を持った連中が踊ります。
山車の上の梯子では、たいまつを投げ始めました。
たいまつでジャグリングをし、次は長縄で縄跳びパフォーマンスを披露します。
今度はブレイクダンスです。
下手( しもて )には巨大な水槽が有り、中でシンクロ・スイミングの演技が行われます。
今度は中央でトランポリンの演技が始められました。
次から次へと息をもつかせぬ、エキサイティングなステージです。
二へドンは最前列の席でステージにかぶりついているので、ダンサー達の胸が、
荒くハーハーと波打っているのが分かり、それをじっと見つめていると、
自分の呼吸まで荒くなって来るようです。
男衆3人が、縄跳びを、あちこち移動しながら跳び回ります。
小学生の頃、縄跳びが苦手だった二へドンは、ただただ舌を巻くばかりです。
( いや、正確に言うと、縄跳びだけではなく、運動全般が苦手だったのですが。)
日本のお城の天守閣型の跳び箱を次々に人が飛び越えて行きます。
「 何じゃ、こりゃあ? 」
こんなの運動会でもオリンピックでも見られない光景ですよ!
ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、・・・・・・・・・・ 人間ってこんな事が出来るんだ。 ひゃ~!!
演技が終わった演技者達は、ステージから客席のフロアに飛び下りて、
二へドン達の目の前を走って、舞台袖に戻って行くのです。
開演前に、スタッフから、ここの通路は人が通るから足を出さないように注意を受けたのですが、
実際に演技者達が目の前を走り過ぎると、狭い通路で何かアクシデントがあったらどうしよう?と
ハラハラドキドキです。
跳び箱の着地側には、分厚いマットが置かれています。
これが天守閣型の跳び箱に合わせて、灰色の石垣模様なんですよ。
この石垣マットいいなあ。 小学校のマットも、こんなユニークなマットを使えば、
体育が苦手な子でも、楽しく授業を受けられそうです。
お次はスラッピング・ダンスです。
自分の身体が楽器です。
手のひらで、腿や腕をピシャピシャ叩いて音を出すパフォーマンスです。
ステージ中央の背後の扉が開きました。
外の植え込みが見えます。
男の人が植え込みぎりぎりの所から長く助走を取って走り出します。
中央の巨大跳び箱を跳ぼうと云うのです。
二へドンは1列目の、やや右よりの席だったので、
踏み板を踏み切る瞬間がバッチリ見えてしまいました。
小学校の頃、跳び箱が大の苦手だった二へドンにとって、これは凄い恐怖です。
跳び箱の端に尾てい骨を打ち付けると、滅茶滅茶に痛いのです。
遥か昔に感じた痛みがまざまざと甦って来ました。 うー!!
もう、とてもじゃないけど、正視出来ません。 目がうるうるしてきちゃいました。
ホラー映画を5本まとめて見ても、こんなに目を背けたくなる事は無いはずです。
どわーっと会場から拍手が沸き起こりました。
成功したのです!! おおおお・・・・・・・・・。
やった!! ・・・・・・・・・・・・・・ 興奮半分。 どっと疲れた半分。
マッスル・ミュージカルは、観客にも体力と気力が必要なようです。
今度はガラリと趣向が変わりまして、舞台上手( かみて )で男女ペアによるフラメンコ舞踏が
始まりました。 男女共に如何にもフラメンコという衣装をつけています。
短いフレーズが終わると、上手のライトが消え、今度は下手 ( しもて )の水槽にスポットライトが
当たります。 水中でペアのフラメンコダンスが披露されます。
でも、やはり動きに制約が有るので、フラメンコの音楽がかかっていなかったら、
それがフラメンコ・ダンスだとは思わなかったかもしれません。
水槽のスポットライトが消えると再び上手にライトが当たります。
音楽がフラメンコなので、又先程のペアのフラメンコダンスが見られるのかと思いきや、
男性は先ほどと同じなのですが、女性がいるべき場所に法被姿の男性が!!
これは笑いました。 笑・笑・笑・笑・・・・・・・・・・・・。
そして下手の水槽の中でシンクロのフラメンコダンスが踊られます。
水中のダンスを側面から見るという機会は、普通のプールでは有り得ないので、
興味深く眺めました。
泳げない二へドンには奇跡としか言い様が有りません。 ぱちぱちぱちぱち・・・・。
お次は小原庄助 ( おはらしょうすけ )節に合わせてダンスの時間です。
法被姿のダンサー達が客席の人々に振り付けを教えてくれて、ステージと客席のみんなで踊ります。
小原庄助は会津地方の有名人( 笑 )です。 二へドンの父は会津若松の出身で
二へドンも物心ついた時からしょっちゅう父親に連れられて会津に行っていたので、
まさか小原庄助さんがマッスルミュージカルで演じられるとは思ってもみなかったのでビックリでした。
小原庄助ダンスアワーが終わると、次は客席の中から小学生の男の子が選び出され
舞台の上に立たされました。 フラフープをやってみようというのです。
さすがお子ちゃまです。 見事にフープを回して会場からやんやの拍手を浴びました。
その後、背広姿の出演者が1人で縄跳びを始めました。
二へドンの座席の後ろにはマッスル・ミュージカルの追っかけをしているような女子軍団が占めていました。
「 いでさまー!」 と軍団から黄色い声が上がります。
多分、背広縄跳びの人の名前が「 井出 」さんと言うのでしょうが、
客席の人には出演者の名前はリーダー格の人しか紹介されないので、二へドンみたいに
マッスル・ミュージカルを初めて見る人には名前が皆目分からないのです。
公演後、マッスル・シアターのホームページを見てみましたが、実際に出演したのは誰か知る事は
出来ませんでした。
出演者達は皆、頑張って演技をしている訳だから、慰労の意味も込めてコピー用紙の印刷でも
構わないから出演者名簿を希望者に配れば良いのにね。
背広縄跳び男のパフォーマンスを、法被姿のお兄さんが唖然とした表情で見つめている様子が
超・笑えました。
フラフープを首に掛けて回す演技には客席から「 うおー 」と感動の唸り声。
舞台中央に置かれたトランポリンの上で、背広男が飛び跳ねます。
よくサーカスで演じられるトランポリンは、「 衣装 」で行われますよね。
背広の衣装もあるけれども、わざと「 つぎ 」が当たっていたりして。
だから、普通の地味な背広姿のトランポリンは、妙にしみじみ可笑しかったです。
そうかと思うと舞台の背面の壁に、足だけ付けて駆け上がってみたり。
天井近くにパイプが付いていて、演技者達は手に持った棒で、そのパイプを鳴らすのです。
パイプ毎にちゃんと音程が付いていて、カーン! カーン! と音楽を奏でて行きます。
でも最後に変な音!!
スーツ姿のお兄さんが後2人加わって3人で演奏に挑みます。
3人が、少しずつ時間差をつけて垂直の壁を駆け上がる様子がコミカルで笑えます。
やや間延びした感じの音を繋ぎ合わせて聞いてみると、おお!
演奏しているのは 「 キラキラ星 」だ!
最前列の席から、彼らの「 闘い 」 を見ていたら、目が回りそうでした。
お次はダンサー達がステージの上にワーッと出て来てスラッピング・ダンスの演技です。
手のひらで自分の腕や腿をはたいて音を出しながら踊ります。
二へドンはこの日1列目でダンサー達を観察していて分かったのですが、
彼等の腿が真っ赤になっているのです!! 痛いよー!
連日、こんな風に己の身体を酷使するなんて・・・・・・・。
そしてブレイク・ダンスの演技です。
「 オノイチ ギネスに挑戦 」 という文字が電光掲示板に現れました。
頭を床につけて身体を回転させる「 ヘッドスピン 」の
60秒に101回という自己記録を更新させるのだそうです。
ヘッドスピンを練習するには、基本は三点倒立だと言う事ですが、
三点でも四点でも(!?)そもそも倒立と言うものが出来ない二へドンからすると、
ヘッドスピンなんて神業以外の何物でもありません。
この日、彼のヘッドスピンは、120回の記録を打ち立てました!!
1秒に2回転しちゃうんですよ!!
二へドンがした事・・・・・・・・ ただ唖然・・・・・・・・・・・。
唖然の口ぽかーん状態から立ち直る暇も与えてもらえません。
お次はだるま落としです。
13段ある、『だるま』の上に人間が立ちます。
上に立っている人間がジャンプした瞬間に、横に立っている人間が木槌で
「 だるま 」を叩いて抜いて行くのです。
上に立っている人間は、ただ普通にジャンプするんじゃありません。
ポーズを取ったり、その都度その都度、異なるパフォーマンスを見せてくれます。
1番最後には宙返り!! 見事に決まりましたっ!!
客席から拍手喝さいの嵐の中、白い着物の花魁達がステージ中央に出て来て踊ります。
4人の男達が長い棒を振る演技を見せ、第1部は終了です。
第1部が終了したのが 16:03。 これから20分間の休憩に入ります。
休憩の間、ふらふらと無意味に歩き回ってみました。
ざっと座席を数えると、43席が22列程有ります。 43x22=946席か。
大まかに言って1,000席程あるんですね。 それが満席って凄いな。
第2部の模様は、別の日記に書きますねー。
***** 「 マッスルミュージカル 2009 夏公演 ・ 第1部 」 ・ 完 ******
祭 MATSURI
日時 : 2009年07月29日(水)
14:00 開場
15:00 開演
会場 : マッスルシアター
公園通り 渋谷区役所前
料金 : SS席 9,800円
S席 7,800円
A席 5,800円
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
いやあ〜、今日のチケットは、席がどこになるのか、チケットカウンターに行ってみなければ分からなかったんです。
1列目の31番でした。
ハハハ…。
ニヘドンが「 かぶりつき席 」好きだって、知ってて渡したん?マッスルシアターさんの馬鹿ン。( 笑 )
凄い! すごい!! スゴい!!!
噂には聞いていたけれど、マッスルミュージカル、スゴい!
今ニヘドンはマッスルシアターのロビーにいます。
「 何でこんなに早く終わるの? 」と思っちゃっています。
いえ、公演時間は2時間タップリ有るんですよ。
ただ面白くて面白くて時間が経つのがあっという間。
ステージの幕が開いて5分で、見ているこちらのアドレナリンの分泌量が MAX になって来ます。
大興奮!
全出演者の、ステージに掛ける情熱が、ひしひしと伝わって来ます。
ニヘドンはさ、コンサートでも芝居でも落語でも何でも、演じる者のひたむきさに感動するんで、このマッスルミュージカルの出演者達の「 ひたむきに演じる力 」に涙が止まらかったのです。
ニヘドンは常々、「 仕事人 」の仕事振りが好きだと言い続けて来ましたが、正に彼等は必殺仕事人!!
い〜い仕事しています。
いい仕事が出来る人達だから、実にいい表情を見せてくれます。
惚れましたよ。
お金さえ有れば、毎週通い詰めたい気分です。
かぶりつきの1列目は実に美味しいです。
まだマッスルミュージカルを体験していない方は、是非とも1列目の席をゲットして下さいませ。
演技者達が、身体を張って魅せてくれる肉体労働振りを、彼等の息づかいを、上腕筋のピクピク振りを、間近で目撃しちゃって下さい。
高い飛び箱の踏み切り板を踏み切る瞬間をも目撃出来ちゃうのです。
座席中央のお客さん達は、余りにも巨大な飛び箱のせいで、ジャンプした人が降下し始めた所しか見えないと思うんですよ。
ジャンプした演技者達が、1列目の座席とステージの間の狭い通路を走り抜けて行くんですよ。
もう、ただ単にお客として醒めた目で自分の居る場所とは違う世界を眺めやる楽しみ方は出来ませんよ!
自分の周囲を演技者達が縦横無尽に走り回り、もう自分がマッスルミュージカルの世界に引きずり込まれてしまうのです。
1列目は、ステージと余りにも近過ぎて、出演者達と余りにも多く目が合い過ぎる所が、ちょっと恥ずかしいんですけどね。
若い男の子達が皆、格好いいんだあ。
しかも表面だけチャラチャラ飾り立てた格好良さじゃないんですよ。
仕事が出来る男の格好良さ!
女の子達も可愛いい娘揃い!!
これで9,800円は安いですよ。
今、丁度サマージャンボ宝くじの発売中ですが、1万円札を握り締めて宝くじを買いに行ったと思いなさいな。
支払った代金に見合った幸福が得られてますか?
よく「 夢を買う 」と言われますが、買った夢の結末にガッカリしませんか?
マッスルミュージカルなら、支払った代金以上の大きな感動が得られますよ!!
このマッスルミュージカルを見る話は、前日にひょっこりニヘドンの所に舞い込んで来ました。
24時間前には全く興味の無かったマッスルミュージカルに、もうニヘドンは夢中です!
みんなも1度はマッスルミュージカルを見に行ってねー♪
**************************************
客席は満席でした。
1時間前から開場してくれるので、併設のカフェでアイスコーヒーを買って外のテラスで蝉の
鳴き声を聞きながらコーヒー・ブレイクをしました。
売店を冷やかすのも楽しかったです。 オリジナル・グッズがたくさんありました。
二へドンの心を捉えたのがモンスター跳び箱の形のパンですね。
( 別の日に Sueさんがマッスル・ミュージカルを見に行き、チュトリスを食べたら、
中までよく火が通ってないのか、カリッとした感じが無く、へにょーんとしていたと言ってました。)
15:00。 開演時間になると、赤い幕の向こうでゴンゴン!と重たい物を運ぶ音が聞こえて来ました。
さあ、これからステージの上でどんなパフォーマンスが繰り広げられるのか期待感がいや増します!!
最初の1ベルは、太鼓の音でした。
開演前のBGMはお囃子です。
英語のアナウンスの後、日本語のアナウンスが行われました。
リーダーが紹介されます。
男性は高橋ひろみち さん。 そして女性が小田島あずさ さんです。
舞台中央でフラフープを使った演技が始まりました。
続いて花魁( おいらん )達7人が1列に歩いて行きます。
上手( かみて )から、赤い、さらに豪華な着物を着た女性が1人登場します。
同じく下手( しもて )からは白い着物を着た女性が現れます。
高さが30cmはあろうかと見える、厚底のポックリを履いています。
よくあれで歩けるものだと感心してしまいます。
マッスル・ミュージカルは巨大跳び箱を跳んだり「 動 」のイメージが強かったので、
花魁がゆっくりゆっくりと歩く「 静 」の瞬間には意表を衝かれました。
踊り手の一団がわらわらとステージの上に集結すると、山車が現れます。
最前列の踊り手が後ろに下がると、2列目の踊り手が現れ、次々と切れ目無く踊り手が
万華鏡の様に現れます。
長い弓を持った6人の男性陣に、二へドンは心を奪われてしまいました。
( いい男達が出演してるじゃんよ。 むふふふ。)
纏( まとい )を持った連中が踊ります。
山車の上の梯子では、たいまつを投げ始めました。
たいまつでジャグリングをし、次は長縄で縄跳びパフォーマンスを披露します。
今度はブレイクダンスです。
下手( しもて )には巨大な水槽が有り、中でシンクロ・スイミングの演技が行われます。
今度は中央でトランポリンの演技が始められました。
次から次へと息をもつかせぬ、エキサイティングなステージです。
二へドンは最前列の席でステージにかぶりついているので、ダンサー達の胸が、
荒くハーハーと波打っているのが分かり、それをじっと見つめていると、
自分の呼吸まで荒くなって来るようです。
男衆3人が、縄跳びを、あちこち移動しながら跳び回ります。
小学生の頃、縄跳びが苦手だった二へドンは、ただただ舌を巻くばかりです。
( いや、正確に言うと、縄跳びだけではなく、運動全般が苦手だったのですが。)
日本のお城の天守閣型の跳び箱を次々に人が飛び越えて行きます。
「 何じゃ、こりゃあ? 」
こんなの運動会でもオリンピックでも見られない光景ですよ!
ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、・・・・・・・・・・ 人間ってこんな事が出来るんだ。 ひゃ~!!
演技が終わった演技者達は、ステージから客席のフロアに飛び下りて、
二へドン達の目の前を走って、舞台袖に戻って行くのです。
開演前に、スタッフから、ここの通路は人が通るから足を出さないように注意を受けたのですが、
実際に演技者達が目の前を走り過ぎると、狭い通路で何かアクシデントがあったらどうしよう?と
ハラハラドキドキです。
跳び箱の着地側には、分厚いマットが置かれています。
これが天守閣型の跳び箱に合わせて、灰色の石垣模様なんですよ。
この石垣マットいいなあ。 小学校のマットも、こんなユニークなマットを使えば、
体育が苦手な子でも、楽しく授業を受けられそうです。
お次はスラッピング・ダンスです。
自分の身体が楽器です。
手のひらで、腿や腕をピシャピシャ叩いて音を出すパフォーマンスです。
ステージ中央の背後の扉が開きました。
外の植え込みが見えます。
男の人が植え込みぎりぎりの所から長く助走を取って走り出します。
中央の巨大跳び箱を跳ぼうと云うのです。
二へドンは1列目の、やや右よりの席だったので、
踏み板を踏み切る瞬間がバッチリ見えてしまいました。
小学校の頃、跳び箱が大の苦手だった二へドンにとって、これは凄い恐怖です。
跳び箱の端に尾てい骨を打ち付けると、滅茶滅茶に痛いのです。
遥か昔に感じた痛みがまざまざと甦って来ました。 うー!!
もう、とてもじゃないけど、正視出来ません。 目がうるうるしてきちゃいました。
ホラー映画を5本まとめて見ても、こんなに目を背けたくなる事は無いはずです。
どわーっと会場から拍手が沸き起こりました。
成功したのです!! おおおお・・・・・・・・・。
やった!! ・・・・・・・・・・・・・・ 興奮半分。 どっと疲れた半分。
マッスル・ミュージカルは、観客にも体力と気力が必要なようです。
今度はガラリと趣向が変わりまして、舞台上手( かみて )で男女ペアによるフラメンコ舞踏が
始まりました。 男女共に如何にもフラメンコという衣装をつけています。
短いフレーズが終わると、上手のライトが消え、今度は下手 ( しもて )の水槽にスポットライトが
当たります。 水中でペアのフラメンコダンスが披露されます。
でも、やはり動きに制約が有るので、フラメンコの音楽がかかっていなかったら、
それがフラメンコ・ダンスだとは思わなかったかもしれません。
水槽のスポットライトが消えると再び上手にライトが当たります。
音楽がフラメンコなので、又先程のペアのフラメンコダンスが見られるのかと思いきや、
男性は先ほどと同じなのですが、女性がいるべき場所に法被姿の男性が!!
これは笑いました。 笑・笑・笑・笑・・・・・・・・・・・・。
そして下手の水槽の中でシンクロのフラメンコダンスが踊られます。
水中のダンスを側面から見るという機会は、普通のプールでは有り得ないので、
興味深く眺めました。
泳げない二へドンには奇跡としか言い様が有りません。 ぱちぱちぱちぱち・・・・。
お次は小原庄助 ( おはらしょうすけ )節に合わせてダンスの時間です。
法被姿のダンサー達が客席の人々に振り付けを教えてくれて、ステージと客席のみんなで踊ります。
小原庄助は会津地方の有名人( 笑 )です。 二へドンの父は会津若松の出身で
二へドンも物心ついた時からしょっちゅう父親に連れられて会津に行っていたので、
まさか小原庄助さんがマッスルミュージカルで演じられるとは思ってもみなかったのでビックリでした。
小原庄助ダンスアワーが終わると、次は客席の中から小学生の男の子が選び出され
舞台の上に立たされました。 フラフープをやってみようというのです。
さすがお子ちゃまです。 見事にフープを回して会場からやんやの拍手を浴びました。
その後、背広姿の出演者が1人で縄跳びを始めました。
二へドンの座席の後ろにはマッスル・ミュージカルの追っかけをしているような女子軍団が占めていました。
「 いでさまー!」 と軍団から黄色い声が上がります。
多分、背広縄跳びの人の名前が「 井出 」さんと言うのでしょうが、
客席の人には出演者の名前はリーダー格の人しか紹介されないので、二へドンみたいに
マッスル・ミュージカルを初めて見る人には名前が皆目分からないのです。
公演後、マッスル・シアターのホームページを見てみましたが、実際に出演したのは誰か知る事は
出来ませんでした。
出演者達は皆、頑張って演技をしている訳だから、慰労の意味も込めてコピー用紙の印刷でも
構わないから出演者名簿を希望者に配れば良いのにね。
背広縄跳び男のパフォーマンスを、法被姿のお兄さんが唖然とした表情で見つめている様子が
超・笑えました。
フラフープを首に掛けて回す演技には客席から「 うおー 」と感動の唸り声。
舞台中央に置かれたトランポリンの上で、背広男が飛び跳ねます。
よくサーカスで演じられるトランポリンは、「 衣装 」で行われますよね。
背広の衣装もあるけれども、わざと「 つぎ 」が当たっていたりして。
だから、普通の地味な背広姿のトランポリンは、妙にしみじみ可笑しかったです。
そうかと思うと舞台の背面の壁に、足だけ付けて駆け上がってみたり。
天井近くにパイプが付いていて、演技者達は手に持った棒で、そのパイプを鳴らすのです。
パイプ毎にちゃんと音程が付いていて、カーン! カーン! と音楽を奏でて行きます。
でも最後に変な音!!
スーツ姿のお兄さんが後2人加わって3人で演奏に挑みます。
3人が、少しずつ時間差をつけて垂直の壁を駆け上がる様子がコミカルで笑えます。
やや間延びした感じの音を繋ぎ合わせて聞いてみると、おお!
演奏しているのは 「 キラキラ星 」だ!
最前列の席から、彼らの「 闘い 」 を見ていたら、目が回りそうでした。
お次はダンサー達がステージの上にワーッと出て来てスラッピング・ダンスの演技です。
手のひらで自分の腕や腿をはたいて音を出しながら踊ります。
二へドンはこの日1列目でダンサー達を観察していて分かったのですが、
彼等の腿が真っ赤になっているのです!! 痛いよー!
連日、こんな風に己の身体を酷使するなんて・・・・・・・。
そしてブレイク・ダンスの演技です。
「 オノイチ ギネスに挑戦 」 という文字が電光掲示板に現れました。
頭を床につけて身体を回転させる「 ヘッドスピン 」の
60秒に101回という自己記録を更新させるのだそうです。
ヘッドスピンを練習するには、基本は三点倒立だと言う事ですが、
三点でも四点でも(!?)そもそも倒立と言うものが出来ない二へドンからすると、
ヘッドスピンなんて神業以外の何物でもありません。
この日、彼のヘッドスピンは、120回の記録を打ち立てました!!
1秒に2回転しちゃうんですよ!!
二へドンがした事・・・・・・・・ ただ唖然・・・・・・・・・・・。
唖然の口ぽかーん状態から立ち直る暇も与えてもらえません。
お次はだるま落としです。
13段ある、『だるま』の上に人間が立ちます。
上に立っている人間がジャンプした瞬間に、横に立っている人間が木槌で
「 だるま 」を叩いて抜いて行くのです。
上に立っている人間は、ただ普通にジャンプするんじゃありません。
ポーズを取ったり、その都度その都度、異なるパフォーマンスを見せてくれます。
1番最後には宙返り!! 見事に決まりましたっ!!
客席から拍手喝さいの嵐の中、白い着物の花魁達がステージ中央に出て来て踊ります。
4人の男達が長い棒を振る演技を見せ、第1部は終了です。
第1部が終了したのが 16:03。 これから20分間の休憩に入ります。
休憩の間、ふらふらと無意味に歩き回ってみました。
ざっと座席を数えると、43席が22列程有ります。 43x22=946席か。
大まかに言って1,000席程あるんですね。 それが満席って凄いな。
第2部の模様は、別の日記に書きますねー。
***** 「 マッスルミュージカル 2009 夏公演 ・ 第1部 」 ・ 完 ******
今年1年分、笑っちゃった!「 MunasawaKing 」
有り得ない「 ラジオ体操 」
マッスルミュージカル 2009 夏公演 ・ 第2部
イベントのお知らせ ~ 殺人 - こんな世界は最悪だ!・・
有り得ない「 ラジオ体操 」
マッスルミュージカル 2009 夏公演 ・ 第2部
イベントのお知らせ ~ 殺人 - こんな世界は最悪だ!・・
Posted by ニヘドン at 19:37│Comments(0)
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