2007年04月13日

礒 絵里子( いそ えりこ )さんの事

ヴァイオリニストは、石田泰尚様1人では無い。
石田様を除くと、他によく聴くヴァイオリニストと言うと、神奈川フィルのメンバーはもちろん、YAMATOで石田様と組んでいる執行さん、ソリストでは、徳永二男氏。
後、何故か ご縁があるのが、 タイトルにある礒 絵里子嬢である。
「 ご招待 」 のコンサートに出かけると、何故か そこには 礒絵里子さんが いる。
従姉妹と組んでいる 「 デュオ・プリマ 」 と言った方が、ご存知の方が多いかもしれない。

彼女を初めて聴いたのは、数年前、日動海上火災( 正式な名称は今資料が無いので、失礼! )
が、マングローブの植林キャンペーンの一環で開いた無料コンサートだった。
そう言えば、当時、この キャンペーンのTV CM があったと思うのだが、 誰か覚えている方
います? 演奏会場は 御茶ノ水のカザルスホール。
彼女の第一印象は、まあ、細い、細い。 で、その細さが、過激なダイエットを続けて、今拒食症
で~すと言う、病的な細さとは 全然違うのよ。 自然体でスリムなの。 私のDNAに 贅肉とか、
皮下脂肪なんて 言葉はインプットされていないのよ、って感じ。
健康的でスリムって、全くもって 羨ましい。 

確かあれは、年が明けて、1ヶ月位経っていたのかな? パンフレットを引っ張り出してみなければ、
日付けすら 覚えてないよ。
礒 絵里子嬢は、和服の生地で作ったドレスを着て登場。 あの、スリムな身体に和服生地の
個性的なドレスは目が覚める位、よく似合っていた。 生地自体は、ゴージャスだけれども、
洋風なドレスに有りがちな、「 ピンク~!! 」 とか、 「 まっ赤っか!! 」 という ハッキリした
色では無かった。 色味だけで 言えば、ちょっと地味な色彩のドレスを あの若さで着こなすなんて、
彼女のおしゃれ度は かなりのものだと、思った。

この日は、植林キャンペーンなので、植林事業の紹介ビデオや、 礒絵里子嬢が マングローブ
林で ヴァイオリンを弾く イメージビデオを見て、琉球大学の教授が 青い作業着に ゴム長靴と
いういでたちで 現れ、植林事業の現状と問題点の講義を行い、礒絵里子嬢の演奏がありました。

演奏曲目は、クライスラーやフォーレの小品を中心に構成されていました。 何しろコンサートだけでは無かったので、演奏時間は60分あったかどうか、という感じだったかな?
彼女も、ヴァイオリンは 「 こんなの何でもないわよ! 」 と 軽々と弾いちゃうタイプ。
古い音楽人間は、ヴァイオリンは思い入れたっぷりに 弾かなければ・・・! と眉間に皺寄せて
それで良しとする タイプが多かったから、彼女は明らかに ニュー・エイジですね。

最後に彼女が弾いたのが、チゴイネル・ワイゼン。 録音ではなく、二へドンの目の前で この曲を
弾いてくれた演奏家は、彼女が初めてだったのです。
10年以上昔、横浜市中区の生涯学習事業で 「 なかなか大学 」 という 企画があり、
二へドンも受講しました。 毎回、講師を招いて90分の講義をしてもらうのです。
トレッキングの達人による 中国の山の話だったり、 今は無き本牧のルファール・ホテルで
ソムリエによるワインのお話&試飲会だったり。 ある日、神奈川フィルのコンサート・マスターを
講師に招いて、中地区センターの音楽ルームで 講義&ミニコンサートがありました。
もう、大昔の話だし、その頃はまだ 神奈川フィルを聞きに行ったりしてなかった時代なので、
肝心のコンマスの名前を覚えていないのです。
彼の話で 印象深かったのは、2年程ヨーロッパで音楽修行をした。ところが、帰国すると、
ヨーロッパで勉強したのだから、さぞかし巧くなったに違いないという世間の圧力に負け、
自宅から1歩も家を出ない時期があったというエピソード。 留学も良し悪しだと思いました。
でも、立ち直ってコンマスまで務める実力の持ち主なのに、会場から 「チゴイネル・ワイゼンを
弾いて下さい。」 というリクエストが出た時、 「 え、あれは・・・・・ちょっと無理です。」と
拒否られて、別の曲を勝手に弾いていましたっけ。
コンマスでも拒否する難曲を、まだ若い礒絵里子さんが、眉間に皺を寄せる事なく弾いてくれちゃって、感動でした。
後日、また礒絵里子さんのチゴイネル・ワイゼンを生で聴く機会があったのです。
何しろね、礒絵里子さんを追っかけている訳では無いのに、何故か彼女に出くわしてしまうのよね。
もし 二へドンが男だったら、「 これは運命の恋! 」 とか思ったかもね。
あ、そうだ。思い出した。「 昼時クラシック 」 で、彼女のチゴイネル・ワイゼンを再び聴いたんだ。
彼女、これ得意なのかしら?
石田様ですら、まだ二へドンにこの曲弾いてくれてないのに。
彼女の演奏で もう1曲気に入ったのが、クライスラーの 「 中国の太鼓 」。
彼女の演奏姿を目の当たりにすると、すっかりファンになりますよ。
血の滲む様な練習をしてきたんだ! という悲惨さは微塵も無く、「 ヴァイオリンって ちょっと
難しいところもあるけど、楽しいよね! 」 と表現しているみたい。 キュートなオーラに包まれて
いるしね。 その割には、おじ様連中に余り評価されていない気がするのは 考え過ぎ?
おば様のファンが多いような・・・・・・?
石田様とは全然違うタイプだけど、若くて才能溢れる所が 石田様と同じかな?
ただね、難をつけるとすると、彼女のヴァイオリンの音色は透明過ぎて、不純物を取り除かされ過ぎた
水道水みたいな感じ。 聴いた瞬間は、「 うん、いいね。」 と思うのだけれど、余韻が続かない。
大昔、妖精だった オリビア・ニュートン・ジョンと同じ。 世間の人の反応は、
「 ああ、知ってる、知ってる。 あの可愛い子でしょ。 で、それがどうした? 」 みたいな、ね。

石田様みたいな 「 私の人生、石田様に捧げます。 」 みたいな、聴く者を狂おしくさせる
何かが、彼女には、まだ無い。

昨年の7月7日に イマジン七夕コンサートがあり、 石田様と礒絵里子嬢が並んで演奏する一幕が
あったのに、石田様ったら、礒絵里子嬢に目もくれないの。
村井将 ( ごめんなさい。正しい漢字が出て来ない。 アパッショナートの石田様のお仲間)さんとは
怪しいアイ・コンタクトを 過剰にからませて、 「 まさに愛・コンタクトだね!」みたいな濃厚な絡みを
しちゃうくせに、礒絵里子嬢には、1秒も視線を投げなかった。
それは、冷た過ぎじゃない? 一応礒嬢とは、徳永二男先生つながりがあるんだし・・・・・。
あまりの冷たさ振りに、二へドン はらはらしてしまいましたよ!


本日、神奈川フィルから 1枚の葉書が届いた。
文面は、 「 拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を
賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、貴女様の 日頃の応援に応えて、この度、当団のソロ・コンサートマスター、石田泰尚が、ささやかな宴席を設けたいとの事ですので、万障お繰り合わせの上、
ぜひ ご出席いただきたいと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
あ、ごめん。 もう エイプリル・フールは とっくに過ぎたわ。これ、二へドンの妄想だわ。
もう1回 やり直し。

本日、神奈川フィルから、1枚の葉書が届いた。
文面は、「 8月24日( 金 ) に予定していた 第237回定期演奏会に、指揮&ヴァイオリン演奏
の 服部譲二氏が出演できなくなった。 代わって、指揮が、ドイツ・アンハルト劇場音楽監督
ゴロー・ベルグ氏、 ヴァイオリン独奏を礒絵里子氏が行います。 」 との内容。
あらまあ! また 礒絵里子嬢じゃないの!
ね? こんな感じで、二へドンが選んでいる訳ではないのに、どうも 礒絵里子嬢に出会ってしまうのよ。 どうせ、この日は石田様は出ないから、何でも良いのだけれど、礒絵里子嬢なら、
応援しに 行ってあげよう!! 3回目のチゴイネル・ワイゼンは いつかな?

 


Posted by ニヘドン at 23:08│Comments(2)
この記事へのコメント
絵里子さん私も大好きです!
最近ご結婚されたみたいですよ。
ご本人のブログ(絵里子ダイアリー)に
とても素敵な写真が載ってました。
デュオプリマ(絵里子さんの従妹さんの)神谷未穂さんも
素敵なバイオリニストです!
ニヘドンさんよろしくね。
Posted by ニヘドンさんこんにちは! at 2007年05月11日 17:25
> 二へドンさんこんにちは!さん。

  コメントありがとうございます!!
  え~!!! 礒絵里子さんが マダムになってしまったのですか!! すごい びっくりです。 情報ありがとうございます。
神奈川フィルでの 定期演奏会では 彼女のMCは無いですものね。その前に、彼女のコンサートに行けるといいな・・・・・。
Posted by 二へドン at 2007年05月12日 00:53
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