2020年04月14日
キプロス紀行 ~ 海中ケーブに下りてみる。
2019年12月05日(木)
14:03 海中ケーブ( Cape Greko )に到着しました。
12月は、東京よりは気温が高目とは言え、キプロスも冬です。
けれども、断崖絶壁を上から見下ろす様な海辺は解放感たっぷり。
思わず小走りで崖の方へ進んで
行きました。
「 地球の歩き方 2019
~ 20 」には、
こう書かれています。
「 岬全体が国立公園になって
いて、断崖絶壁の岩が
波に削られてアーチや洞窟に
なっている場所が
いくつもある。
古代には、この岬には
アフロディーテを祀った神殿
があったといわれている。
春になると、ランなどの花が
咲き誇り、散策にも最適。」
1枚目の写真は、二へドンが
勝手に「 海中ケーブの亀石 」
と名付けました。 岩の切込みが、
亀が口を開いた横顔に
見えませんか? 丁度白波が、
亀が口から吐き出している様に
見えて楽しかったです。
とにかく、この海外線は、ギザギザの稜線が複雑な形を見せている所ばかりなので、
もっと時間を掛けてハイキングでもしたら、もっと色々面白い岩を発見出来たと思います。
2枚目の写真は、
もう少し絶壁の近くまで
寄って撮った写真です。
正にキプロスの東尋坊。
でもさすがの船越英一郎さんも、
キプロスまでは犯人を捜しに
来なかったわよね。
二へドンは、いつも旅行に
行くと、旅先でその土地に
因んだ小説や絵本を
読む様にしています。
例えばモロッコに行った時は、
ポール・ボウルズの短編集。
シベリア鉄道に乗った時は
トルストイの「 クロイツェル・
ソナタ 」等。
江の島に泊まった時は、
「 知らざあ言って
きかせやしょう 」の絵本。
現地の空気の中で、その土地や
人間が描写された文章を読むと
臨場感100%で本当に得難い
読書体験が出来るのです。
キプロスは小さい島なので、
キプロスを舞台にした小説は
無いだろうと最初から
探しもしなかったのです。
まあ、キプロス出発の前日まで
仕事続きで、時間が無かったと
言えばそうなんですが。
けれども、キプロス政府観光局が発行している日本語パンフレットに、
ちょっとした文章が引用されていたので、ここに転記しておきます。
「 にがいレモン 」 by ロレンス・ダレル
” キプロスでわたしは、忘れられた歴史のなかからよみがえってきて
現在に光を投げかけるこうした事跡に、さらにつぎつぎと出くわした。
ハルーン・アル・ラシッド、 アレクサンダー、 獅子心王リチャード、
といった侵略者たち、 カテリーナ・コルナーロとか、
ヘレン・パレオロガスとかいった女たち・・・・・・
東レヴァントの水たまりに浮かんだちっぽけな島の上に寄り集まって、
その歴史を動かし、照らし出し、それに重要性と深い焦点を与えた、
いくつもの相異なる宿命。 ”
うーん。 この文章、現地の海風に吹かれながら読んでみたかったな。
この「 海中ケーブ 」は、
バスを降りたら観光時間は
10分程度です。
小さな教会が有り、その先の
階段で下に下りると、洞窟です。
海中ケーブの「 ケーブ 」とは
洞窟の事なんですね。
PCに向かっていると、キーボード
変換で、直ぐ
「 海中ケーブル 」と言う
ワードが出て来て、
面倒臭かった~。(笑)
階段は狭くて急なので、混雑
していると、上る人と下りる人と
互いに相手をやり過ごさなければ
ならないので、ちょっと時間が
掛かります。
洞窟そのものは、小さいです。
が、ここでソファーでも置いて、
ピクニックしたい気分です。
打ち寄せる波が凄くて、爽快
雰囲気的には、三重県熊野市の
鬼ヶ城みたいな所です。
キプロス滞在中、違和感無く
とても親近感を持てたのは、
海外線の様子が、随所で
日本のどこかと似通った場所が
有ったからかもしれませんね。
*****「 キプロス紀行 ~ 海中ケーブに下りてみる。 」 ・ 完 *****
※ この記事は「 ドンドン日記 」内で、3,126本目の記事です。
どんだけ書いとるんや、おりゃあ! と言う感じですよね。
14:03 海中ケーブ( Cape Greko )に到着しました。
12月は、東京よりは気温が高目とは言え、キプロスも冬です。
けれども、断崖絶壁を上から見下ろす様な海辺は解放感たっぷり。
思わず小走りで崖の方へ進んで
行きました。
「 地球の歩き方 2019
~ 20 」には、
こう書かれています。
「 岬全体が国立公園になって
いて、断崖絶壁の岩が
波に削られてアーチや洞窟に
なっている場所が
いくつもある。
古代には、この岬には
アフロディーテを祀った神殿
があったといわれている。
春になると、ランなどの花が
咲き誇り、散策にも最適。」
1枚目の写真は、二へドンが
勝手に「 海中ケーブの亀石 」
と名付けました。 岩の切込みが、
亀が口を開いた横顔に
見えませんか? 丁度白波が、
亀が口から吐き出している様に
見えて楽しかったです。
とにかく、この海外線は、ギザギザの稜線が複雑な形を見せている所ばかりなので、
もっと時間を掛けてハイキングでもしたら、もっと色々面白い岩を発見出来たと思います。
2枚目の写真は、
もう少し絶壁の近くまで
寄って撮った写真です。
正にキプロスの東尋坊。
でもさすがの船越英一郎さんも、
キプロスまでは犯人を捜しに
来なかったわよね。
二へドンは、いつも旅行に
行くと、旅先でその土地に
因んだ小説や絵本を
読む様にしています。
例えばモロッコに行った時は、
ポール・ボウルズの短編集。
シベリア鉄道に乗った時は
トルストイの「 クロイツェル・
ソナタ 」等。
江の島に泊まった時は、
「 知らざあ言って
きかせやしょう 」の絵本。
現地の空気の中で、その土地や
人間が描写された文章を読むと
臨場感100%で本当に得難い
読書体験が出来るのです。
キプロスは小さい島なので、
キプロスを舞台にした小説は
無いだろうと最初から
探しもしなかったのです。
まあ、キプロス出発の前日まで
仕事続きで、時間が無かったと
言えばそうなんですが。
けれども、キプロス政府観光局が発行している日本語パンフレットに、
ちょっとした文章が引用されていたので、ここに転記しておきます。
「 にがいレモン 」 by ロレンス・ダレル
” キプロスでわたしは、忘れられた歴史のなかからよみがえってきて
現在に光を投げかけるこうした事跡に、さらにつぎつぎと出くわした。
ハルーン・アル・ラシッド、 アレクサンダー、 獅子心王リチャード、
といった侵略者たち、 カテリーナ・コルナーロとか、
ヘレン・パレオロガスとかいった女たち・・・・・・
東レヴァントの水たまりに浮かんだちっぽけな島の上に寄り集まって、
その歴史を動かし、照らし出し、それに重要性と深い焦点を与えた、
いくつもの相異なる宿命。 ”
うーん。 この文章、現地の海風に吹かれながら読んでみたかったな。
この「 海中ケーブ 」は、
バスを降りたら観光時間は
10分程度です。
小さな教会が有り、その先の
階段で下に下りると、洞窟です。
海中ケーブの「 ケーブ 」とは
洞窟の事なんですね。
PCに向かっていると、キーボード
変換で、直ぐ
「 海中ケーブル 」と言う
ワードが出て来て、
面倒臭かった~。(笑)
階段は狭くて急なので、混雑
していると、上る人と下りる人と
互いに相手をやり過ごさなければ
ならないので、ちょっと時間が
掛かります。
洞窟そのものは、小さいです。
が、ここでソファーでも置いて、
ピクニックしたい気分です。
打ち寄せる波が凄くて、爽快
雰囲気的には、三重県熊野市の
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とても親近感を持てたのは、
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小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 自由行動の朝。
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 二子山で独り遭難の憂き目。
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 神怡舘(しんいかん)って何だ?
キプロス紀行 ~ 遺跡見学の後はスーパーでお買い物。
キプロス紀行 ~ パフォス城の周辺。
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Posted by ニヘドン at 10:35│Comments(0)
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