2020年06月19日

キプロス紀行 ~ 北キプロスのアヤソフィア教会の内部。

アヤソフィア教会の内部2019年12月06日(金)
キプロスの南側からクロスポイン
トを越えて北キプロスに入り、最
初に見学するのがアヤソフィア教
会です。 この教会は1209年にキ
リスト教支配の下で建造が始まり
ました。 1325年に完成したゴシ
ック様式の大聖堂です。 元々は
「 聖ソフィア大聖堂 」と呼ば
れたキリスト教の教会でした。 
キプロスの王族が戴冠式を行う場
所でもありました。 16世紀にオ
スマン帝国がキプロスを支配する
ようになり、それ以後イスラム教
のモスクとして使われる様になり
ました。 現在のモスクとしての
名称は「 セリミエ・モスク 」
或いは「 セリミエ・ジャーミ
ー 」です。 「 モスク 」は
アラビア語で「 マスジド 」と
言う言葉が有り「 跪く場所 」
と言う意味で、その言葉が訛って
「 モスク 」となったそうで
す。「 ジャーミー 」は、大規
模なモスク「 会衆礼拝所 」を
意味します。 聖堂の横に聳える2
本のミナレット( 尖塔 )はモ
スクとなってから建てられたもの
です。

アヤソフィア教会のコーラン10:42 にアヤソフィア教会に到
着しました。 現在はモスクとし
て使われていますので、建物の中
に入るには靴を脱いで、建物の中
の下駄箱に置きます。 イスタン
ブールのブルーモスク等は観光客
が押し寄せて中に入るのも2時間~
3時間待ちはザラ。 下駄箱に靴を
置きでもしたら、何処に置いたか
分からなくなるか、盗まれるかど
ちらかなので、ビニール袋に入れ
て持ち歩かなければなりませ
ん。 下駄箱に靴を置きっ放しで
OKと言うのは何と牧歌的!
もし、肌の露出が多い服装で行っ
てしまったら、入り口で覆いを貸
してくれます。 モスクの中で礼
拝が行われている間は内部への入
場は出来ません。 以前行ったけ
ど「 礼拝中で入れなかった。」
と言う人もいました。 二へドン
達はスンナリ入れてラッキー。
2枚目の写真は、コーランの聖句を
書いたものです。 イスラム教で
は偶像崇拝を禁止しているので、
像や肖像画を置く事が出来ませ
ん。 そこで幾何学模様とか、
文字を装飾的に書く事が行われて
来ました。

アヤソフィア教会のステンドグラス聖句の丸い板の周囲には可愛らし
い小花の絵が描かれています。 
偶像は駄目でも、植物の絵はOKな
んですよね。 教会時代は、天井
は青く塗られていたそうですが、
今は白一色です。 何処の国でも
モスクに行かれたら「 ミフラー
ブ 」を探してみて下さい。 ア
ラビア語で「 聖龕 」( せい
がん ) と言う意味です。 
メッカの方向を示す所に作られて
おり、礼拝者はミフラーブに向か
って祈りを捧げます。 モスクに
依っては幾何学的な模様で豪華に
飾られる事がしばしば有ります。
が、モスクと言うのはミフラーブ
に礼拝する場所なので、どんなに
小さな掘っ立て小屋みたいな所で
も、ミフラーブが有れば、そこは
モスクなんです。 ミフラーブは
モスクの絨毯にデザインされた
り、壁に彫られたりもする様で
す。 帰り際、素敵なステンドグ
ラスに目が留まりました。 明る
い色調で、とても素敵です。 こ
んなステンドグラス、我が家にも
欲しいな。 モスクの中は大勢の
人が掃除をしていて、掃除機の音
が大音響でうるさかったです。

*****「 キプロス紀行 ~ 北キプロスのアヤソフィア教会の内部。」 ・ 完 *****





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Posted by ニヘドン at 13:17│Comments(0)旅行
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