2020年09月04日
キプロス紀行 ~ キリヤキ教会のモザイク。

前回の記事よりキリヤキ教会のお
話に入っているのですが、少し時
計を巻き戻して、バスの中から見
えた物について補足しておきま
す。 ガイドさんの説明です。
「 パフォスはパフォス王国の首
都だった。 パフォス城には王様
の墓が有ります。」
11:42 左手にカタコンベが有りま
す。 「 聖ソロモ二のカタコン
ベ 」でしょうか。 このカタコ
ンベには面白い逸話が残されてい
ます。 「 聖ソロモンと7人の子
ども達は168年にローマ人から逃
げ出しカタコンベに隠れていまし
た。が、結局囚われ、子供達は殺
害されてしまいます。その後ロー
マ人は入口を封鎖。200年後に入
口が再び開けられると聖ソロモン
は生きて出て来た。 」

このカタコンベを見学出来なくて
残念です。
11:43 バスを下ります。
11:45 聖キリヤキ教会の敷地に到
着しました。 1枚目の写真の様
に、教会にもモザイクの床が残さ
れています。 この緻密なデザイ
ン! もし、現在、日本で全く同

れだけの金額を請求されるの
か!? 前回の記事で紹介した
「 聖パウロの柱 」付近からキ
リヤキ教会の建物を見ると、遥か
彼方に見えると言う感じでした
が、見学用のプロムナードをぐる
りと歩いて進んで行くと、2枚目の
写真の所まで、教会の建物に接近
します。 この教会も中を見る時
間が無かったのは残念でした。
聖キリヤキ教会は、59年
(A.D.)に地震で破壊された小さな
教会の跡地に、ローマカトリック
教会として1500年(A.D.)に建設
されました。 その約100年後に
トルコの侵攻を受け、その後
Kato ( Lower )パフォスの
ビザンチン大聖堂となりました。
新約聖書の「 使徒行伝 」には
「 キプロス宣教 」が書かれて
います。 少し長くなりますが、
国際ギデオン協会の聖書より全文
引用しておきます。
「 精霊によって送り出されたバ
ルナバとサウロは、セレウキアに
下り、そこからキプロス島に向け
船出し、サラミスに着くと、ユダ
ヤ人の諸会堂で神の言葉を告げ知

として連れていた。 島全体を巡
ってパフォスまで行くと、ユダヤ
人の魔術師で、バルイエスという
一人の偽預言者に出会った。 こ
の男は、地方総督セルギウス・パ
ウルスという賢明な人物と交際し
ていた。 総督はバルナバとサウ
ロを招いて、神の言葉を聞こうと
した。 魔術師エリマ - 彼の
名前は魔術師という意味である
-は二人に対抗して、地方総督を
この信仰から遠ざけようとした。
パウロとも呼ばれていたサウロ
は、聖霊に満たされ、魔術師をに
らみつけて、言った。「 ああ、
あらゆる偽りと欺きに満ちた者、
悪魔の子、すべての正義の敵、お
前は主のまっすぐな道をどうして
もゆがめようとするのか。 今こ
そ、主の御手はお前の上に下る。
お前は目が見えなくなって、時が
来るまで日の光を見ないだろ
う。」 するとたちまち、魔術師
は目がかすんできて、すっかり見
えなくなり、歩き回りながら、だ
れか手を引いてくれる人を探し
た。 総督はこの出来事を見て、
主の教えに非常に驚き、信仰に入
った。」
いやはや、いやはや。 これが新約聖書に書かれている「 キプロス 」のくだり全文なの
ですが、パフォスと言う地名が、聖書に載っているって、どれだけ歴史の古い島なんだ、
キプロスは!! キプロスに旅行される前にガイドブックを読んで準備する方が多いと
思いますが、聖書も読んで行くと、教会巡りが楽しくなると思いますよ。
3枚目の写真は、列柱ですが、次のブログ記事で詳しく書く予定です。
*****「 キプロス紀行 ~ キリヤキ教会のモザイク。」 ・ 完 *****
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 尾ノ内百景氷柱。
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 自由行動の朝。
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 二子山で独り遭難の憂き目。
小鹿野ワーケーションツアーリポート ~ 神怡舘(しんいかん)って何だ?
キプロス紀行 ~ 遺跡見学の後はスーパーでお買い物。
キプロス紀行 ~ パフォス城の周辺。
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Posted by ニヘドン at 20:59│Comments(0)
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