2009年11月06日
「 わたしの中のあなた 」
ヴァイオリンのレッスンの後、その後予定が入っていない時は MOVIL で映画を見ます。
MOVIL は金曜日がレディース・デーなのです。
今日もヴァイオリン・レッスンの後、MOVIL のタイム・テーブルを見てみました。
・ 南極料理人 … もう見た。
・ さまよう刃 … もう見た。
・ 沈まぬ太陽 … もう見た。
・ 火天の城 … 見たい。でも15:00 以降の上映が無い!
時間的に合うのは……
「 わたしの中のあなた 」。
ん〜。実はこれニヘドンはあんまり積極的に見たくないんです。
こういうお涙頂戴的な映画は、上映前に、「 感動! 」「 感動!」と騒いでおいて、実際に見たら、「 絵に描いた様な美しいおためごかし 」のオンパレードで、ぐったり疲れちゃうからね。
だからニヘドンは今日、「 わたしの中のあなた 」が時間的に丁度いい事に気が付かなかった振りをして、バスに乗って横浜山岳民族特別自治区に冬ごもりに帰ろうかと思っちゃったのであります。
が、人から「 この映画見た? 」って訊かれた時に、「 まだ見てない。」って100万回以上答える自分にほとほと嫌気が差していたので、せめて 100万回に1回位は
「 うん、見たよ。そんなの見るのが常識でしょ。」と偉そうに答えてみたい誘惑に駆られ、「 お金の無駄かも… 」と危惧の念を抱きながらチケットを購入しました。
既にこの映画を見た人達の感想は一切読んでいません。
「 感動!」「 感動!」言うに決まっているからです。
人が不治の病に患って死ぬのが、そんなに感動ですかっ!!
実母を大腸癌で余命宣告され、何も出来ずにどんどん具合が悪くなる母を見守るだけだったニヘドンに取って、これは触れてはならない領域なのかもしれません。
それに人気ハリウッド女優に名子役の組み合わせだよ。
人の死を扱う題材をシリアスに作るなら、もっと無名の俳優さん達を使うべきなのでは?
「 売らんかな。」のビジネス臭が何か本当に嫌でした。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
で、見終わった今、ニヘドンの感想は………。
「 良かった。」
………… へ?
うん。 本当に良かった。
何が良かったかと言うと、映画を作る姿勢。
美談に仕立て上げると云う部分は一切無かった。
限り無く真実を見据えた作品作りになっていた。
家族が死を宣告されて、どんどん人間じゃ無くなって行くのを見たニヘドンの心のトラウマを持って見ても、ある意味癒やされた。
恐らく、死の恐怖を嫌と云う程味わった母親本人がこの映画を見ても、偽りの無い作品に満足してくれると思われる。
ああ、何だ。こんなに質の高い映画だったんだ。
人間誰しも死ぬんだから、地球上の人は1人残らず、この映画を見ておくべきだと思った。
そうして、自分はどう云う風に死にたいのか、少し考えておくといいよね。
この映画は、実話をモデルにしたフィクションで有るには違いないけれども、ニヘドンはドキュメンタリー映画だと感じた。
それ位、病気の人と、その病気の人を囲む家族の状況を淡々と描き切っていた。
現実から目を逸らさないで、「 ほら、こんなに可哀想なんですよぉぉおお! 」と云う演出が無かったのがま良かった。
MOVIL は金曜日がレディース・デーなのです。
今日もヴァイオリン・レッスンの後、MOVIL のタイム・テーブルを見てみました。
・ 南極料理人 … もう見た。
・ さまよう刃 … もう見た。
・ 沈まぬ太陽 … もう見た。
・ 火天の城 … 見たい。でも15:00 以降の上映が無い!
時間的に合うのは……
「 わたしの中のあなた 」。
ん〜。実はこれニヘドンはあんまり積極的に見たくないんです。
こういうお涙頂戴的な映画は、上映前に、「 感動! 」「 感動!」と騒いでおいて、実際に見たら、「 絵に描いた様な美しいおためごかし 」のオンパレードで、ぐったり疲れちゃうからね。
だからニヘドンは今日、「 わたしの中のあなた 」が時間的に丁度いい事に気が付かなかった振りをして、バスに乗って横浜山岳民族特別自治区に冬ごもりに帰ろうかと思っちゃったのであります。
が、人から「 この映画見た? 」って訊かれた時に、「 まだ見てない。」って100万回以上答える自分にほとほと嫌気が差していたので、せめて 100万回に1回位は
「 うん、見たよ。そんなの見るのが常識でしょ。」と偉そうに答えてみたい誘惑に駆られ、「 お金の無駄かも… 」と危惧の念を抱きながらチケットを購入しました。
既にこの映画を見た人達の感想は一切読んでいません。
「 感動!」「 感動!」言うに決まっているからです。
人が不治の病に患って死ぬのが、そんなに感動ですかっ!!
実母を大腸癌で余命宣告され、何も出来ずにどんどん具合が悪くなる母を見守るだけだったニヘドンに取って、これは触れてはならない領域なのかもしれません。
それに人気ハリウッド女優に名子役の組み合わせだよ。
人の死を扱う題材をシリアスに作るなら、もっと無名の俳優さん達を使うべきなのでは?
「 売らんかな。」のビジネス臭が何か本当に嫌でした。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
で、見終わった今、ニヘドンの感想は………。
「 良かった。」
………… へ?
うん。 本当に良かった。
何が良かったかと言うと、映画を作る姿勢。
美談に仕立て上げると云う部分は一切無かった。
限り無く真実を見据えた作品作りになっていた。
家族が死を宣告されて、どんどん人間じゃ無くなって行くのを見たニヘドンの心のトラウマを持って見ても、ある意味癒やされた。
恐らく、死の恐怖を嫌と云う程味わった母親本人がこの映画を見ても、偽りの無い作品に満足してくれると思われる。
ああ、何だ。こんなに質の高い映画だったんだ。
人間誰しも死ぬんだから、地球上の人は1人残らず、この映画を見ておくべきだと思った。
そうして、自分はどう云う風に死にたいのか、少し考えておくといいよね。
この映画は、実話をモデルにしたフィクションで有るには違いないけれども、ニヘドンはドキュメンタリー映画だと感じた。
それ位、病気の人と、その病気の人を囲む家族の状況を淡々と描き切っていた。
現実から目を逸らさないで、「 ほら、こんなに可哀想なんですよぉぉおお! 」と云う演出が無かったのがま良かった。
Posted by ニヘドン at 19:29│Comments(0)
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