ドンドン日記

2010年08月21日(土)

今日はブログタイムズの２周年記念パーティーに参加する為に、東京メトロの青山一丁目駅で降りました。
会場へ向かおうとして、はたと今日は土曜日であったと気付きます。
いけない。いけない。
今日はビルの正面入り口は閉鎖されているから、当然、1階に有るコーヒー・ショップも閉まっている筈です。
暑い中、通用口の外で待つのは嫌なので、青山ツインビルの地下に避難です。

SUBWAY でホット・コーヒー S を200円で購入。
コーヒーが出て来るまでの間にニヘドンは、うわあ〜んと床に突っ伏して泣き出したい気分になりました。
店内のBGMはケイト・ブッシュの「 バブーシュカ 」でした。
懐かしい…。
いや、懐かしいと言うよりも、ニヘドンはこの時、ニヘドンが１番好きなシンガーはケイト・ブッシュなのではなかろうかと言う気分でいっぱいだったのです。
「 普通に好き 」なら、久し振りに聞いたら、ただ懐かしいだけの筈。
床に突っ伏して泣き出したいって、お前は中島みゆきかっつぅの!
身体中の全細胞が、ケイト・ブッシュの歌声を吸収しようと、ゾワゾワした震えで満たされます。

うん。ニヘドンの過去の音楽遍歴は公式的には
「 高校生の時にレッド・ツェッペリンに嵌まり、その後、種々の音楽を移ろい、雑食となって現在に至る。」なのです。

たま〜に思い出した様にケイト・ブッシュの名前を口走る事は有っても、「 ドンドン日記 」を愛読頂いている皆さんも、まさか石田泰尚様の追っかけをしているニヘドンが、実はケイト・ブッシュが好きだったなんて、知らなかったでしょう。

Japanoise.net の伊藤まく氏に萌え萌えしているニヘドンの心の中にケイト・ブッシュが潜んでいたなんて、夢にも思わなかったでしょう。

コーヒーが出て来たので受け取り、座席に座ると、ニヘドンの心はムラムラと怒りが込み上げて来ました。

「 何で世間の人は、ケイト・ブッシュに知らん顔をして生きているんだ！? 」

全く持って理解出来ません。
彼女程のエキセントリックなアーティストは他に居ないんだぞ！

よく人々は言います。
「 戦争の無い平和な地球を望む。」と。
これはニヘドンも同じ気持ちです。
なのに世間の人々は、ケイト・ブッシュがいない非アートな世の中で、平気で呼吸をしている。
信じられないよ〜。

ニヘドンは究極の選択として、アートの無い平和な世の中よりも、戦争が有ってもアートな世の中を望むけどね…。

今日、赤坂の豊川稲荷を参拝しました。
ニヘドンは稲荷神社好き。
稲荷の語源は「 異也 ( いなり )」だと何かの本で読みました。
そう。お狐様の、どこか正統で無い、異教的な怪しさが、ニヘドンの権威嫌いの心に妙にマッチします。
ケイト・ブッシュにも、このお稲荷さんに通ずるまがまがしさが有ると思うのです。

願わくば、2年後のロンドン・オリンピックの前後には、ロンドン・カルチャーの情報が日本にもいっぱい入って来ると思うので、ケイト・ブッシュのライブの１本や２本、配信されたら嬉しいなあ。
店内のBGMでケイト・ブッシュの「 バブーシュカ 」が終わった後は、ビレッジ・ピープルの 「 YMCA 」でした。
すると驚いた事に、お母さんと一緒に来ていた小学生の女の子が、弾け飛ぶ様な満面の笑みで、一緒に歌い出したのです。

ニヘドンは子供の頃、流行歌と言うものは、消えて無くなるものだと思っていました。
そうしたらどうでしょう？
ニヘドンが高校生の頃のヒットチャートの曲が、30年後の今、まだお店で流される。
しかも、小学生が一緒に歌ってしまう。
作曲家の三枝成彰は、「 はじめてのクラシック 」の演奏会で、こう言いました。
「 芸術とは何か？ ー それは100年続くものの事だとベートーベンは言っています。」
30年忘れられていない楽曲は、後70年位は生き残りそうじゃないですか？

そう言う訳で伊藤まくさん。
ニヘドンはジャパノイズを100年後まで生き残らせてみせます！！
そんな決意表明で、日記を締め括ってみたりする。てへっ！
( 最後に照れてどうするんだ? 笑。)