2010年08月29日

トミー・スナイダー「 サンセット・ライブ 」@ 逗 子・茶屋

1階のカフェ・フロアに丸テーブルが15卓程置かれている。
ステージの上にはアップライトピアノが1台。
開始時間の18:00ぎりぎりに席に着いていたのは、ニヘドンを入れて7組のみ。
ニヘドンお一人様、男性ペア、女性3人グループが2組、カップル2組。
お客の平均年齢は高いですね。
ニヘドンは1列目の窓際のテーブルに座を占めました。
この有名店のライブに来るのは初めてです。
予約は出来ず、先着順と言う事なので、一体どの位前に行けば席が確保出来るのか、賭縛気分でしたよ。
最悪の場合は、葉山マリーナくんだりまで来て、すごすご帰るんですからね。
石田様ライブの場合は、朝から並ぶのは必至でしょう。

今日はニヘドン、茶屋に17:10に到着。
トミー・スナイダーは1時間前でOKって事ですね。

夕日が自分の背中側なのが残念。
夕日を眺めようと思うと、背中を捻向けなければならないのです。

ピアノの両脇には音を拾うマイクが2本。
譜面台の前には声を拾うマイクが1本。
普段は最小限のマイクしか設置しないクラシック音楽の演奏会に身を置いているので、1台のアップライトに3つのマイクは、何か沢山のチューブを取り付けられて寝ている瀕死の病人みたいで余り見たい絵では有りません。

徐に、白いTシャツちブルージーンズのラフな格好のトミー・スナイダーが現れました。
写真のトミーが黒いTシャツを着ているのは、この写真を撮ったのは第2部だからです。
トミーは真っ赤な顔をしています。
客席の間をにこやかに歩いてステージに上がりました。
ステージに立つと、右手の人差し指を立てて口に当てて「 シーっ。」
お酒を飲んだ事は秘密って事でしょうか?
トミーは客席全体をぐるりと見回して、お客の顔を1人1人見て行きます。
彼の行動は、演奏の前にしっかりお客と意思の疎通を図ろうとする意図が有るのだと感じられました。
ニヘドンは胸キュンです。
日本のアーティストで、客席とこういう深いコミュニケーションを取ろうと態度に現す人って、あんまり居ないですよね。
見倣いたいです。
10月のヴァイオリンの発表会の時には、ニヘドンもちゃんと客席を見ようっと。
初めてみなとみらい小ホールで発表会をした時には、怖くて客席を一瞥も出来なかったもの。
(^_^;)

トミー・スナイダーは素晴らしかったです。
わざわざ葉山まで足を運んだ甲斐が有りました。
クラシックのピアニストに比べると、余りにもラフなタッチにビックリ!
歌声も、決して美しい訳では無い。
なのに、なのに、その代わり、ググッと胸に迫る物が有る。

トミーは、凄く痩せている人だったのでビックリ。
白人で、50歳を過ぎても尚、ウエスト回りがスッキリしているって有り得ない!?

Tシャツから見える腕の筋肉は隆々としているので、これは常日頃から、物凄いトレーニングを積み重ねているのではないでしょうか?

曲の合間のトークから、トミーの音楽活動の秘密が分かりました。
彼に取って音楽は趣味でも才能でも無く、生きる事そのものなのです。
お父さんに連れられて9才の時にライブハウスに行って一緒にジャム・セッションをし12歳でデビュー。
そして今、トミーの娘のシャンティも音楽活動をしている。
お父さんと娘さんの事を、誇りを込めて語るトミーの姿に、これじゃ誰も勝てないなと、思ってしまいました。



Posted by ニヘドン at 21:43│Comments(0)
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