2011年11月21日
まるで旅芸人一座!? 杉劇リコーダーず@魚沼市

彩りの為に載せてみました。
地面で、まったりと猫人生を楽しんでいる野良様。
撮影日 : 2011年04月05日(火)
撮影場所 : 横浜・児童遊園地
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さて、それでは杉劇リコーダーずの新潟遠征の2日目を
ざっとレポートしてみましょう。
六日町のホテル越路荘( こしじそう )にお泊まりをして一夜明けました。
05:50 目を覚ます。
同室の他の4人はまだ眠っている様だったので、
こっそりと大浴場へ。
露天風呂に入っていたら大豪雨になる。
(∋_∈)
06:20 大浴場向かい側にある休憩室の本棚にマックス・エルンストの図録が有ったので思わず手に取り、お茶を飲みながら1時間も読み耽ってしまう。
07:20 1階の大広間でバイキングの朝食。
美味しかったよ。
何よりも、従業員の人々が全員フレンドリーなサービスをしてくれて、同じサービス業に従事している者として頭が下がりました。
09:00 出発予定だったので 20分前にはロビーへ。
売店を冷やかしながら他の人々が来るのを待ちバスに乗車。
するとメンバーの1人が「 あなた達はどういうグループなんですか? 」と訊かれたそうです。
お揃いのユニフォームのTシャツを見せようとしていたら、
杉田劇場の館長さんが「 演奏しましょう! 」と言い出しました。
既にバスに乗り込んでいたメンバー達もぞろぞろ降りて、
ロビーに終結。
「 故郷 」をやろうと言う話だったのに、急にもう1曲演る事に。
2曲演奏しちゃいました。
他のお客さん達も椅子に座って無理矢理聞く羽目に。( 笑 )
演奏メンバーの脇をすり抜けて外に出る勇気が無かったんだと思うよ。( 笑 )
演奏が終わるとメンバー達は口々に
「 旅の恥はかき捨て。」
「 人の迷惑省みず。」等と言いながらバスに再乗車。
宿の若おかみがバスに乗って来てマイクを持ってご挨拶。
「 うるっと来てしまいました。
演奏には心が現れると言いますが、
皆さんの演奏は温かいと思いました。」
流石に若おかみ。間違っても下手くそなんて口を滑らせません。
そして関越道で小出に戻り老人ホーム南山荘に向かいました。
ニヘドンの母親が生前、年に1度は必ず訪れていた
「 湯之谷けんぽセンター 」の近くだったので、これは亡き母のお呼びだったと思いました。
南山荘は魚沼市が運営している老人ホームで、約50名の入所者がいるそうです。
バスを降り、設えられたブルーシートの上に下足を置き、
1人ずつ有無を言わさず手指消毒用のアルコールを掛けられ
2階の広間に上がりました。
そこには、小さな小さな舞台が有りました。
入所者50人の規模の施設で、この舞台は立派ですよ。
美空ひばりだって最初はミカン箱の上がスタートだったんですから。
何を演奏するかは、舞台に上がってから杉田劇場の館長さんから指示されます。
何事も事前に綿密に計画を練らないと気が済まない人はビックリするでしょうけれども、
ニヘドンはこう言う行き当たりばったりなの好きですよ。
メンバーが皆、臨機応変に動ける人達だと言う事もあるでしょうし、
これがライブの面白味じゃん!
( きゃー、綿密計画派から叱られるわ!)
演奏したのは
* こどもたちが生まれる時
* カントリーロード
* 上を向いて歩こう
サックスとピアノで
* 壊れたクラリネット
* 川の流れのようにリコーダー合奏で
* 風になりたい
* 故郷
舞台の上で突然 高校生 boy が「 カントリーロード 」ヴォーカルを担当。
プロはだしの素敵な歌声にうっとり。
ジョン・デンバーとは全然違う、ピュアで知的な歌になりました。
「 川の流れのように 」は杉田劇場が隠し持っている
「 杉劇の平成のお嬢 」が、館長さんからの突然の呼び出しに応じヴォーカルを担当。
彼女も見事な歌いっぷりなんですが、
如何せん歌詞を全部覚えておらず、
後ろのニヘドン達を振り向き振り向き助けを乞いながらの熱唱。
そう言うニヘドン達だって、歌詞を全部知らないんです。
帰りのバスに戻る途中、メンバー達は
「 杉劇のメンバーなんだから美空ひばりの歌位、歌詞を全部覚えて歌える様にしておかないとね。」と
次のステージに向けてやる気満々。
( 旧・杉田劇場は美空ひばりがデビューした劇場なのです。)
要請が有れば、ホテルのロビーでも即座に演奏。
歌も歌うし踊りも踊る。
まるで旅芸人の一座の様な杉劇リコーダーずは、
更なる飛翔を求めてばく進するのです!!
南山荘の舞台で演奏中、入所者のお爺ちゃん、お婆ちゃん達の顔をジーっと見ていて、涙が込み上げ、リコーダーの演奏の中、ワンフレーズ歌を歌う箇所は声が出ませんでした。
今迄にも杉劇リコーダーずの本番で
ウルウル来る事は有りましたが、
こんなにしゃくり上げる様なこみ上げは初めての体験で動揺しました。
今回の杉劇リコーダーずの新潟遠征は、
11月24日が命日の母の供養旅行の赴きを感じていましたが、
老人ホームのお爺ちゃん、お婆ちゃんの顔を見て、その感を強くしました。
64歳で癌の余命宣告を受け、無理矢理全てを諦めて彼岸に旅立った母の供養の為にも、
ニヘドンはこれからも老人ホームでの演奏を続けて行こうと決意を新たにしたのでした。
この南山荘での演奏の話は、新潟県へ出発する数日前に、
突然降って湧いた話なんです。
いつもいつも突然振り回される様な具合に不満を訴えるメンバーもいましたが、
結果的にこの老人ホームでの演奏が母の供養になるんだと言う思いでいっぱいになったので、この機会を与えてくれた関係者の皆様に深く感謝致します。
お爺ちゃん、お婆ちゃん、またきっと演奏に行くから、
それまでお元気で暮らして下さいね!!
今度はきっと美空ひばりの歌詞を覚えて行くからね!
その後、小出郷文化センターで、
地元の友の会のお母さん達がお釜で炊いて握ってくれた
魚沼産こしひかりのおにぎりに舌鼓を打ちました。
お釜で炊くんで、お焦げが混じったおにぎりをたまたまニヘドンが手に取って食べ大感激!!
お米は本来、お釜で炊くもの。
お焦げが混じったご飯こそ、本物の味なんじゃないの!?
また1つ、掛けがえの無い経験をさせて頂きました。
有り難うございます。
その後「 道の駅 」の「 深雪( みゆき )の里 」でお買い物。
TV ドラマ「 天地人 」の撮影にも使われた
雲洞庵 ( うんとうあん )を参拝。
このお寺は、石畳の裏にお経が書かれ、
石畳を踏みしめる事で、お経の功徳を頂けるそうです。
このお寺は藤原房前が母の菩提を弔う為に建立したと言う縁起が有ります。
ニヘドンも母を思いながら、石畳を踏みしめて来ました。
そして沼田の原田農園で遅い昼食と、
リンゴ狩りを楽しみ、
関越道の寄居星の王子様P.A.、三芳 P.A.と、
お買い物魂を揺さぶる様なパーキングをわざと選んだかの様に休憩を取りながら、
21:07 無事に杉田劇場前に到着したのでした。
非常に有意義な旅芸人一座の遠征を堪能致しました。
大満足でした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
また、近い内に!
***** 「 まるで旅芸人一座!? 杉劇リコーダーず@魚沼市 」 ・ 完 *****
Posted by ニヘドン at 14:04│Comments(0)
│杉劇リコーダーず
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