2007年03月07日
Bee's 3大協奏曲 2007 レポート
石田様ファンが大集結しておりましたね~。いやあ~。石田様ファンの見本市でしたよ。
ニヘドンが つべこべ言わなくても・・・・と言う位、ファンの人で溢れ返っておりましたね。
しかし、今日来られなかった方の為に、最低限のレポートを。
日時 : 2007年3月6日(火) 18:30開場 19:00開演
開場 : 東京芸術劇場 大ホール
プログラム : メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 第1~3楽章
ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第1~3楽章
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1~3楽章
このコンサートのチケットは、昨年のBeeのコンサートの時、会場にて、最優先予約を受け付けてくれたので、いつもの代わり映えしないメンバーが前列を占めておりました。八幡宮の時のマイチェア
お姉様もいましたし、横浜美術館でお見かけしたマダムもいましたね。休憩時間に別の石田様ファン
サイトの管理人の方もお見かけしましたよ! たまちゃんとか、H君は見なかったな。
何たって、ニヘドン、今日のお席は 「 1-B-16 」だったんだも~ん!
あんまり後ろ見なかったから、分からないんだも~ん!!
東京芸術劇場の座席配置図をお持ちの方はご覧あれ!! 1階の~B列即ち2列目の16番だもん! 2列目だけどね、でも中央なのよ~ん! 最優先予約の場合、自分で希望の席は選べない
んだけれども、この大当たりの席!!
これはねえ、又クレーム承知で言わせてもらえば、石田様がニヘドンに近くで見守っていてほしいと
いう思いの表れではないかと・・・・・・・・。 ゴホゴホゴホ。
さ、神奈川フィルの楽員達がステージ上に出て来ました。
ほんのちょっぴり、石田様の登場を待つ空白の時間の後、待ちに待った石田様の登場です。
リベルタで着ていた、赤い柄が切り返しの付いた、お母様お手製の黒いシャツでございます。
石田様、細い。腰が細すぎる! ニヘドンのトド肉を分けてあげたいよ。
指揮者の現田氏が、もったいぶる事もなく、静かにオケの音が始まってしまった。
タ~ララ~ララ・ラ~ララ・ラララララ~ (これで何の曲か分かったらすごいよ。)
有名なフレーズを石田様が奏でます。
実はニヘドン。第1楽章の前半で、石田様のテヌートの弾き方に度肝を抜かれてしまったのです。
もし、ニヘドンが全く同じ弾き方をしたら、ヴァイオリンの先生はきっと こう言うでしょう。
「う~ん、あなたの、その ぎこちなさが抜けると、もっと良くなると思うんだな。」
今日のメンデルスゾーンの曲は有名なので、名作曲家の名曲という事で、小学校や中学校の音楽の
時間に必ず聞かされるものですよね。で、学校で聞かされるものが、誰の演奏によるものかは定かではありませんが、恐ろしくロマンチックな演奏だったと思うのです。普通の演奏家なら、これはロマンチックに弾くのが定番ですよね? もう「ロマンチックが止まらない」と言う様な。
でも、今日の石田様の演奏は、世間の常識を覆すとてもオリジナルな演奏だったと思います。
第2楽章を聞いて、ニヘドンは確信しました。これは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲では無い。石田泰尚様のヴァイオリン協奏曲である・・・・・と。
石田様の音楽哲学に貫かれた、第1楽章は物足らない位に抑えた、だからこそ第2・第3楽章への流れが際立つ。「さび」みたいなものを感じました。
今までの石田様と一味違う。今までは、石田様の音は、「美しい」「ピュア」等の形容詞が多く使われて来たけれど、「さび」を感じたのは今回が初めてです。
終演後、ニヘドンの前を歩いていた女の人が、「あのヴァイオリンの人、もうちょっと感動するかと思ったけど・・・・。」なんて言ってました。確かに、従来のロマンチック・メンデを期待する向きは、そう感じ
るでしょう。でも石田様終演後、ステージ上の他の楽員の人が思わず「すごい」と呟いたのが聞こえて
きました。ニヘドンも、自分でヴァイオリンを弾かなければ、テヌート云々の事は気がつかなかったと思うのね。ヴァイオリンをいじったり、演奏する人から見ると、今日の石田様の演奏は通の演奏だったんです!
ピアソラ・ナンバーの様な演奏直後にウオー!!と盛り上がるのではなくて、何度も反芻して、
しみじみ感動がいつまでも心の中にヒタヒタとやって来る様な。
実際、ニヘドン、駅から自宅まで歩く30分の間、石田様の演奏を思い返していたら、さめざめ泣きました。演奏から2時間も経って泣けたのも初めての事でした。
恐らく、10年、20年経って、石田様の演奏の歴史を振り返ってみた時、心に残る名演奏として
思い出すのではないかしら? ニヘドン、石田様ファンで良かった!!
お次は石川さん。今日のトリオの中で一番髪型を決めていた!?
石田様の髪は今日は重力に逆らってなかったからね。あ、そうそう、石田様の立ち位置はニヘドンのまん前。前の席の人の頭で、石田様の膝から下が見えなかったけれど、弓や、弦や、彼の表情は
バッチリ拝見させて頂きました。イヤリングが軽くチャラチャラと音を立てるのも聞いちゃった!
そうそう、石川さんの話でした。石川さんが一番演奏時間は長いのですが、暗譜で頑張りました。
何しろBeeの時は、見る優先順位が、石田様、及川様、石川様の順だから、1曲丸々石川さんを
見つめたのは初めてなのね。
いや~、石川さん、凄いじゃないの!! 熱演・熱演!! 第1楽章の後、ハンカチでしきりに顔の汗を拭いているの。クラシック界のハンカチ王子ね!! キュートな顔立ちだと得ね。ハンカチ王子とか
呼んでもらえるから。羽田健太郎氏もトリオ・アパッショナートの時、1曲ごとにハンカチ取り出しては汗拭き拭きなんだけど、彼の場合、恐ろしくオヤジ臭いのは何故?
石川さんは多分もっと年を採っても、王子だと思う。石川さん可愛いの。ハンカチで拭くのは自分の
顔だけじゃなくて、チェロも拭いてあげてるの。優しい~!!
「楽器なんて、買い換えればいいさ」と思っている人には真似出来ない事だよね。
第2楽章の後でもハンカチ王子でした。ラブリ~!
石川さんの演奏で、スゴイと思った所は、音を出していない時に、指板に指を1本ずつ乗せて
きちんと音程を確かめてから音を出しているのね。とても誠実な演奏に、ちょっとよろめくニヘドン。
はい、もちろん石川さんもニヘドンの目の前。もう、しっかり観察!
演奏が終わったら、ブラボーの嵐よ!スゴイ!スゴイ!トリオの中で一番の若手が、こんなに
歓声を受けるなんて!! 石田様もウカウカしていられないわね。
石川さんも演奏中、唸っていましたが、及川さんの影響でしょうか?
演奏後、現田さんがソリストと握手する時、石田様と石川さんの手の甲を「ヨシヨシ」という風に
軽く叩いていたのが印象的でした。現田さんに可愛がられているんだなあ・・・という感じ。
20分間の休憩の後、いよいよトリは及川さんです。
またまたにこやかに舞台に登場。ピアノはスタインウェイ。
及川さんが座るイス、ニヘドンの目の前にあるんですけど・・・・・。
最近ニヘドン凄い席ばっかり。
及川さんの場合、いつも演奏がしっかり安定しているので、安心して聞けます。
今日もやっぱり そうでした。 1音目からしていい。
ニヘドン、身体と共に耳も肥えて、最近は1音目で今日の演奏が気に入るかどうか分かる様になった。第3楽章のラストの迫力ときたら・・・!! 思わずニヘドンも立ち上がりそうになりました。
後、特筆すべきは現田さんですね。元々ニヘドンは現田さん好きなんですが、やっぱりイイ指揮するわ、彼。 石田様がコンマスの時は、現田さんが親分で、石田様が現田さんの為に頑張ってますって図式なんだけど、石田様がソロだと、現田さんの方がアシスタントに回ってくれるの。
石田様も慣れている神奈川フィルをバックに演奏するのは、やり易いだろうし、何よりも神奈川フィル
のメンバー全員が石田様のソロが大好きって感じで、指揮とオケとソロと、3つのバランスが最高でした。 及川さんと神奈川フィルって言うのも、とても相性の良さを感じます。
最後に及川さん、石田様、石川さんが出て来ました。3人共とっても嬉しそう。
良い企画ですね。トリオで演奏ってのもいいですが、年に1回は今日の様にそれぞれのソロを
堪能したいですよね。
し~か~し~!!! 誰もが期待していたトリオでの演奏が無かった。(泣)
アンコールが無かった!!(泣)
確かに終わったのが21:30だけど、短いの1曲位サービスしてよ~!!
タイトルに 「トリオBee」 と謳っているんだから!! え~んえ~ん!!
《本日のおまけ》
プログラムのプロフィール欄に3人の写真・。その下に各人のサインが印刷されているのが
嬉しかった。
ニヘドンが つべこべ言わなくても・・・・と言う位、ファンの人で溢れ返っておりましたね。
しかし、今日来られなかった方の為に、最低限のレポートを。
日時 : 2007年3月6日(火) 18:30開場 19:00開演
開場 : 東京芸術劇場 大ホール
プログラム : メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 第1~3楽章
ドヴォルザーク / チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第1~3楽章
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1~3楽章
このコンサートのチケットは、昨年のBeeのコンサートの時、会場にて、最優先予約を受け付けてくれたので、いつもの代わり映えしないメンバーが前列を占めておりました。八幡宮の時のマイチェア
お姉様もいましたし、横浜美術館でお見かけしたマダムもいましたね。休憩時間に別の石田様ファン
サイトの管理人の方もお見かけしましたよ! たまちゃんとか、H君は見なかったな。
何たって、ニヘドン、今日のお席は 「 1-B-16 」だったんだも~ん!
あんまり後ろ見なかったから、分からないんだも~ん!!
東京芸術劇場の座席配置図をお持ちの方はご覧あれ!! 1階の~B列即ち2列目の16番だもん! 2列目だけどね、でも中央なのよ~ん! 最優先予約の場合、自分で希望の席は選べない
んだけれども、この大当たりの席!!
これはねえ、又クレーム承知で言わせてもらえば、石田様がニヘドンに近くで見守っていてほしいと
いう思いの表れではないかと・・・・・・・・。 ゴホゴホゴホ。
さ、神奈川フィルの楽員達がステージ上に出て来ました。
ほんのちょっぴり、石田様の登場を待つ空白の時間の後、待ちに待った石田様の登場です。
リベルタで着ていた、赤い柄が切り返しの付いた、お母様お手製の黒いシャツでございます。
石田様、細い。腰が細すぎる! ニヘドンのトド肉を分けてあげたいよ。
指揮者の現田氏が、もったいぶる事もなく、静かにオケの音が始まってしまった。
タ~ララ~ララ・ラ~ララ・ラララララ~ (これで何の曲か分かったらすごいよ。)
有名なフレーズを石田様が奏でます。
実はニヘドン。第1楽章の前半で、石田様のテヌートの弾き方に度肝を抜かれてしまったのです。
もし、ニヘドンが全く同じ弾き方をしたら、ヴァイオリンの先生はきっと こう言うでしょう。
「う~ん、あなたの、その ぎこちなさが抜けると、もっと良くなると思うんだな。」
今日のメンデルスゾーンの曲は有名なので、名作曲家の名曲という事で、小学校や中学校の音楽の
時間に必ず聞かされるものですよね。で、学校で聞かされるものが、誰の演奏によるものかは定かではありませんが、恐ろしくロマンチックな演奏だったと思うのです。普通の演奏家なら、これはロマンチックに弾くのが定番ですよね? もう「ロマンチックが止まらない」と言う様な。
でも、今日の石田様の演奏は、世間の常識を覆すとてもオリジナルな演奏だったと思います。
第2楽章を聞いて、ニヘドンは確信しました。これは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲では無い。石田泰尚様のヴァイオリン協奏曲である・・・・・と。
石田様の音楽哲学に貫かれた、第1楽章は物足らない位に抑えた、だからこそ第2・第3楽章への流れが際立つ。「さび」みたいなものを感じました。
今までの石田様と一味違う。今までは、石田様の音は、「美しい」「ピュア」等の形容詞が多く使われて来たけれど、「さび」を感じたのは今回が初めてです。
終演後、ニヘドンの前を歩いていた女の人が、「あのヴァイオリンの人、もうちょっと感動するかと思ったけど・・・・。」なんて言ってました。確かに、従来のロマンチック・メンデを期待する向きは、そう感じ
るでしょう。でも石田様終演後、ステージ上の他の楽員の人が思わず「すごい」と呟いたのが聞こえて
きました。ニヘドンも、自分でヴァイオリンを弾かなければ、テヌート云々の事は気がつかなかったと思うのね。ヴァイオリンをいじったり、演奏する人から見ると、今日の石田様の演奏は通の演奏だったんです!
ピアソラ・ナンバーの様な演奏直後にウオー!!と盛り上がるのではなくて、何度も反芻して、
しみじみ感動がいつまでも心の中にヒタヒタとやって来る様な。
実際、ニヘドン、駅から自宅まで歩く30分の間、石田様の演奏を思い返していたら、さめざめ泣きました。演奏から2時間も経って泣けたのも初めての事でした。
恐らく、10年、20年経って、石田様の演奏の歴史を振り返ってみた時、心に残る名演奏として
思い出すのではないかしら? ニヘドン、石田様ファンで良かった!!
お次は石川さん。今日のトリオの中で一番髪型を決めていた!?
石田様の髪は今日は重力に逆らってなかったからね。あ、そうそう、石田様の立ち位置はニヘドンのまん前。前の席の人の頭で、石田様の膝から下が見えなかったけれど、弓や、弦や、彼の表情は
バッチリ拝見させて頂きました。イヤリングが軽くチャラチャラと音を立てるのも聞いちゃった!
そうそう、石川さんの話でした。石川さんが一番演奏時間は長いのですが、暗譜で頑張りました。
何しろBeeの時は、見る優先順位が、石田様、及川様、石川様の順だから、1曲丸々石川さんを
見つめたのは初めてなのね。
いや~、石川さん、凄いじゃないの!! 熱演・熱演!! 第1楽章の後、ハンカチでしきりに顔の汗を拭いているの。クラシック界のハンカチ王子ね!! キュートな顔立ちだと得ね。ハンカチ王子とか
呼んでもらえるから。羽田健太郎氏もトリオ・アパッショナートの時、1曲ごとにハンカチ取り出しては汗拭き拭きなんだけど、彼の場合、恐ろしくオヤジ臭いのは何故?
石川さんは多分もっと年を採っても、王子だと思う。石川さん可愛いの。ハンカチで拭くのは自分の
顔だけじゃなくて、チェロも拭いてあげてるの。優しい~!!
「楽器なんて、買い換えればいいさ」と思っている人には真似出来ない事だよね。
第2楽章の後でもハンカチ王子でした。ラブリ~!
石川さんの演奏で、スゴイと思った所は、音を出していない時に、指板に指を1本ずつ乗せて
きちんと音程を確かめてから音を出しているのね。とても誠実な演奏に、ちょっとよろめくニヘドン。
はい、もちろん石川さんもニヘドンの目の前。もう、しっかり観察!
演奏が終わったら、ブラボーの嵐よ!スゴイ!スゴイ!トリオの中で一番の若手が、こんなに
歓声を受けるなんて!! 石田様もウカウカしていられないわね。
石川さんも演奏中、唸っていましたが、及川さんの影響でしょうか?
演奏後、現田さんがソリストと握手する時、石田様と石川さんの手の甲を「ヨシヨシ」という風に
軽く叩いていたのが印象的でした。現田さんに可愛がられているんだなあ・・・という感じ。
20分間の休憩の後、いよいよトリは及川さんです。
またまたにこやかに舞台に登場。ピアノはスタインウェイ。
及川さんが座るイス、ニヘドンの目の前にあるんですけど・・・・・。
最近ニヘドン凄い席ばっかり。
及川さんの場合、いつも演奏がしっかり安定しているので、安心して聞けます。
今日もやっぱり そうでした。 1音目からしていい。
ニヘドン、身体と共に耳も肥えて、最近は1音目で今日の演奏が気に入るかどうか分かる様になった。第3楽章のラストの迫力ときたら・・・!! 思わずニヘドンも立ち上がりそうになりました。
後、特筆すべきは現田さんですね。元々ニヘドンは現田さん好きなんですが、やっぱりイイ指揮するわ、彼。 石田様がコンマスの時は、現田さんが親分で、石田様が現田さんの為に頑張ってますって図式なんだけど、石田様がソロだと、現田さんの方がアシスタントに回ってくれるの。
石田様も慣れている神奈川フィルをバックに演奏するのは、やり易いだろうし、何よりも神奈川フィル
のメンバー全員が石田様のソロが大好きって感じで、指揮とオケとソロと、3つのバランスが最高でした。 及川さんと神奈川フィルって言うのも、とても相性の良さを感じます。
最後に及川さん、石田様、石川さんが出て来ました。3人共とっても嬉しそう。
良い企画ですね。トリオで演奏ってのもいいですが、年に1回は今日の様にそれぞれのソロを
堪能したいですよね。
し~か~し~!!! 誰もが期待していたトリオでの演奏が無かった。(泣)
アンコールが無かった!!(泣)
確かに終わったのが21:30だけど、短いの1曲位サービスしてよ~!!
タイトルに 「トリオBee」 と謳っているんだから!! え~んえ~ん!!
《本日のおまけ》
プログラムのプロフィール欄に3人の写真・。その下に各人のサインが印刷されているのが
嬉しかった。