2008年01月08日

いわたかずき君が無事保護されました。

先月より行方不明になっていた、いわたかずき君が、本日無事に保護されました。
二へドンが「ドンドン日記」に 「 探して下さい 」 の記事を載せて以来、多くの方々から心配と応援のメッセージを頂きました。
皆様の優しい気持ちが通じた結果だと思っております。 

他人事ではないと人一倍心配してくれた hanaさん。 今日も早速見つかったという情報をキャッチしてメールをくれました。
沿線だからと、探しながら電車に乗ってくれた みけさん。 無事にママの元へ戻れると思うと涙が出ますよ。
激励メールを送ってくれたマーたんさん。 何かしたいという思いは、先方に充分伝わったと思います。
メール及び写真を送ってくれたヴィトウィンさん。 本当に熱い心の持ち主なんだなと、思いました。

かずき君が冬空の下で長い間行方不明になってしまったという事は、大変心の痛む事でしたが、
こうして無事に発見され、多くの善意に溢れた方々の存在を認識できた事は、喜ばしい事だと思います。

この件では、二へドンもまたいろいろ勉強しました。
いろいろ考えさせられました。
またもや 正論を振りかざす人々に辟易しました。 まだ本人の安否も分からない内に正論かよ・・・と、捜索を手伝いたいと
思う気持ちが萎えたのも事実でした。 ( 正論は後にしてくれよ。 )

何はともあれ、心配してくれた皆さん、皆さんの人間だったら当たり前の気持ちだけは、大切に取っておきたいと思います。
ありがとうございました。

かずき君。 お家に帰ったら、もう何も心配しなくても良いから、ママに好きなご飯でもいっぱいリクエストして作ってもらって、
しばらく のんびり過ごして下さい。 
かずき君、お帰りなさい。 やっぱり、自分のお家がいいべ?


***** 「 いわたかずき君が無事保護されました。 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 21:14Comments(8)

2008年01月08日

第2部ジャパン・ヴィルトゥオーゾ 1月4日大阪公演・レポ

第2部は、ニヘドンは、とある事情により座席をお引っ越し致しました。今度のお席は2階席 EE-33 です。
うわあ、2階席の中央なので、ステージが隅から隅までよく見渡せます!壮観!!
おお、コントラバスは8人もいたのか!
そうですか。これが夢の交響楽団の全貌ですか! 石田様のお顔を正面から見るのも良いのですが、やはり初めて聞くオーケストラは、1度は中央から眺めながら聞きたいですよね。休憩時間中にお引っ越しって、ある意味贅沢なコンサートの聞き方ですね。

第2部はドヴォルザークの交響曲「新世界」より。 
二へドンは評論家ではないので、ドヴォルザークだ~い好きです!!
ドヴォルザークが本を読まない人でも、全然気にしません。 上流階級ぶって、何の作品も残さない人より、よっぽど世の中に貢献した偉大な人だと思います。

第1楽章では、2つのポイントに心が痺れました。
その1. 石田様の落ち着き払った演奏。 彼って、オケの中が居心地良さげですよね。 よく、自分の居場所が無いとか、有るとか話題になる事があるけれど、石田様に取って、石田様の居場所は、オケの中なんでしょうね。
その2. フルートの美しさ。 フルートって、下手な人が吹くと、ただの「笛」なんだけれども、名人が吹くと、えも言われぬ、うっとり感を誘う音が出るのよね。
分かり易いメロディーを聞いている内に、二へドンも弾いてみたくなりました。 自分のヴァイオリンのレパートリーが増えて行くに従って、どんどん身の程知らずの欲が出て来ちゃっていけませんわね。

第2楽章では、静かな静かなストリングスの音に乗っかって、あの有名なフレーズが泰然と流れて行く。
このフレーズって、小さい村の有線放送で、「 良い子はお家に帰りましょう。」の放送のBGMなんだよね。 だから大抵の日本人は、無意識に、このフレーズと夕暮れ時を結びつけてしまうと思うのですが、今日のヴィルトゥオーゾの演奏は 「 朝もや 」を感じさせる、混じり気のないピュアな雰囲気に満ちていました。 まだ疲れなんか微塵も感じないぞ~、という溌剌さも。
テンポの遅い部分では、ストリングスの弓が止まっている様に見えました。 あそこまでゆっくりのボウイングは、二へドンまだした事が無いんだけど、二へドンが同じ事をやっても、音が出るのでありましょうか?
ヴァイオリンって、速い音符の羅列の部分が難しいと思われるかもしれませんが、初心者に取っては、長く伸ばす音の方が難しい。 音が抜けちゃうの。 自分は同じ様に弓を引いているつもりなのに、弓をコントロール仕切れないんだよね。
いつも必ず先生から、「 音が抜けちゃってる 」って言う指摘を頂く。 弾いている本人は、必死だから、分からないんだけど、
横で聞いている人は、聞き苦しい事この上無いんだろうなあ。 弦に与える圧力を一定にするって、至難の技じゃ!!

2階・3階のバルコニー席右側は、舞台の上に乗っかっているので、ヴァイオリンの個々の音が聞こえ易い。
でも、正面席に移ったら、オーケストラの固まりの音としか認識出来ない。特にこのオケ、音のズレが一切有りませんから!
石田様の音が少し遠くへ行ってしまった様で、ちょいと寂しい。
仕方が無いので、石田様のアクションをガン見する事に致しましょう。
石田様は左足を置きなおし、一旦椅子の下に左足を移動させたかと思いきや、又、左足を遠くに置きなおしました。
かと思うと、又すぐに左足を椅子の下に戻し、また遠くに置きなおし・・・・・。   ワイパーの様ですよ。
石田様の左足の動きを追っていた二へドンは、テニスの試合を見ている様な錯覚に陥りましたよ。

弦楽器だけのアンサンブルは、じわ~んと心に沁みます。
このオケ、第1部を聞いただけで判断すると、管楽器が入るとボルテージ上がりまくっちゃうから、弦楽器だけの方が良いかも?
しかも石田様のソロがあったら、もっと良かったかも? それじゃあ、二へドン個人の夢の交響楽団になっっちゃうか。

第3楽章では、石田様は相変わらず曲の最中に楽譜をめくり続けます。 ヴァイオリンパートがお休みの間に石田~リンが眼鏡の下に指を入れて、汗を拭います。 第2楽章とは打って変わって緊張感のある楽章。 でもティンパ二が好きじゃない。
ティンパ二って、折角音階を出せる楽器なのに、美しさもへったくれも無くて、力任せに叩きまくる。 それじゃただの大太鼓だよ。 甲子園球場で野球の応援団をやってる訳じゃ無いんだから、勘弁してよ。

あっと言う間に、第4楽章。 この実力派オケに、この第4楽章は目茶目茶合う。
聞いている方は、「 ああ、クライマックスの時間が訪れちゃいましたね。 」と既に大満足モード。
石田様の足の置き換えも一段と激しくなりました。 おお、石田様の腰が上がっちゃいました。 1回・・・2回・・・・・・。
おお・・・・石田様の揺れも極致です。 もうスイッチの入った石田様を誰も止められな~い!!
おっと~!!!石田様の 「 左手くるりん 」 出ちゃったよ!! マーたんさん! オーケストラで 「左手くるりん」 出ちゃいました!!
珍しい~!
白熱の第4楽章に、二へドンも大興奮です!
石田様は右手の甲で頬の辺りを押さえます。 汗びっしょりなんでしょうね。
さあ、曲もいよいよ最高のクライマックスを迎えようとしています。 
石田様、足は180°開脚です。 石田様って股関節柔らかいですよね、絶対!
うぎゃああああああ~!! 終わった・・・・・。 曲が終わってしまったあああ~!! はあはあ、ぜえぜえ。 短いよ~。
こんな凄いオケ、もっと聞きたいよ~。
指揮者の大友さんがコンマス、アシコンと握手をして退場。 ( ごめん。二へドンは暫く大友さんの存在を忘れていました。)
石田様は背筋をピシッと伸ばし、少し上の方の空中を見やっています。 暫しの休憩を取っている様に見受けられました。
大友さんが再び舞台に登場し、オケメン全員立って拍手を受け、座る。 この時点で時刻は18:17。
大友さんがそれぞれの楽器ごとに立たせる。会場は拍手拍手拍手拍手。

アンコールは 「 スミレの花咲く頃 」。 へえ~、やはり大阪だなあ・・・・。 
このオケも、弾けば弾く程、ドンドン滑らかになって行く。 もの凄く綺麗。 うっとり。
浜雄さんのワンフレーズソロが妙に美しく、心に残りました。
チェロの1番後ろの2名が、やけに横揺れしてたんですけど、あの2人どなたですか? 
さすがに二へドンの視力では、チェロの一番後ろの方までは顔が判別できなかったのですが・・・。
まさか古川展生さんだったとか? 

大友さんが客席に話し掛けます。
「 遅れましたけれども、あけましておめでとうございます。 アンコールの2曲目は 『 六甲おろし 』 です。 」
うっひょう~!! ご当地物第2弾ですね!
横浜では有りえないアンコールの2曲に胸ドキドキです。 これだけの精鋭部隊集めて、六甲おろしを弾かせますか!!
過去の演目一覧がプログラムに載っていて、それに拠ると、大阪公演では、アンコールに六甲おろしを演るのは、お約束の様ですね。 終演後、ヴィルトゥオーゾの過去の演奏会のライブ盤CDの販売コーナーに行きました。
六甲おろしだけが入ったCDまで販売されていました。 凄い・・・・・。 買わなかったけれど、今になってみれば、買っておけば
良かったと後悔。 ヴィルトゥオーゾの六甲おろし・・・・・・・。 関東の人なら、話の種に、一度は聞いてみたいかもね。
東京公演では絶対演らない曲だよね?

大満足の演奏会でした。 来年からは毎年行きたいと思います。 石田様がご出演される限り・・・・・。


***** 「 第2部 ジャパン・ヴィルトゥオーゾ 1月4日大阪公演・レポ 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 18:50Comments(4)コンサート