2008年01月04日

ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー 1月4日第1部レポ

「石田様が出る!」
この一言で何の予備知識も無いまま、大阪までやって来た。
会場に入りプログラムを開く。
日本の各オーケストラから、コンサートマスターや主席奏者を集結させた夢の交響楽団。
プログラムの曲目解説の後、メンバーが顔写真入りで紹介されているページがある。
ふふ。ニヘドンのダ〜リンはどこかな〜?
あれ? いない?
まさか石田様出演はガセネタだった?
おや、ヴィオラに成田寛さんがいるではないですか! おっとヴィオラには榎戸崇浩さんも! おや!チェロに村井将さんもいるんだ!へ〜。
あれ? 肝心要の石田様は? やっぱりガセネタだった?
気を取り直してもう一度見てみよう。
ん? 「石田泰尚」と言う文字はある? 写真は? え? ええええ!?
こ、こんなんありですか? 石田様?
髪が黒いですね?
その髪型は、世間一般に言われている「七三」と言う奴ですか?
石田様? スーツなんか着てどうしました?石田様? ヴァイオリニストになる前は、銀行員でしたか?
もう一体いつの写真をどこから引っ張り出して来たんだ、これは!! ビックリです!
最近ファンになった方には想像できない衝撃の写真です。この「七三分け」で「ジェラシー」とか弾かれても、あまりそそられないかもです。

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Japan Virtuoso Symphony Orchestra Concert '08
The 16th in Osaka 〜 名手たちの交響楽団

日時 :2008年1月4日(金) 開場 15:30
プレトーク (三枝成彰) 16:15
開演 16:30
開場 : ザ・シンフォニーホール(大阪)
出演 : 指揮/ 大友直人
管弦楽/ ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ
プレトーク/ 三枝成彰
演目 : J.シュトラウス Ⅱ
   ワルツ〈春の声〉作品410
   雷鳴と稲妻 作品324
   皇帝円舞曲 作品437
   トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
   ピッツィカート・ポルカ
   ワルツ〈美しく青きドナウ〉作品314

     休憩 20分

    A.ドヴォルザーク
   交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95

    アンコール
     1. F.ドーレ / すみれの花咲く頃
       編曲 / 上芝はじめ
     2.古関裕而 /  六甲おろし
       編曲 / 大島ミチル
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まずは三枝成彰氏のプレ・トークです。( 二へドンが面白いと感じた所だけ、抜粋します。 彼、みっちり15分喋ったからとても全ては・・・・・・。 本をそのまま読んでいる所もあったし。 )

「 皆さん、あけましておめでとうございます。 珍しく切符が売れました。 全然売れない年もあるんでね。 曲が分かり易かったんでしょうか? このジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラは凄い夢のオーケストラなんですよ。
6名のコンサート・マスターがいます。 読売、都響、東フィル、新日、神奈フィル・・・・。 あと主席奏者達ね。
先程、リハーサルを聞いて、音が大きいんですよ。 ワルツをこんな大きな音で聞くと、元はどんな曲なのかなと思ってしまいました。
  今日は第1部では 『ワルツの父』 と言われている ヨハン・シュトラウス2世の曲だけ取り上げます。 シュトラウスと言う名の作曲家は5人いて、4人が血が繋がっています。 リヒャルト・シュトラウスは全然別の人、つまり血の繋がりは無い訳です。

  作曲家という者は、余りにも分かり易い曲ばかり作ると、評論家から馬鹿にされるんです。代表が、今日の第2部に演る
ドヴォルザーク。 けれども分かり易い曲は一般大衆に受け入れられる。
大量に消費されるアートと、されないアートがある。 作曲家は、どちらに身を置くか頭を悩ませる。
  20世紀になると、作曲家に取って、客は要らなくなります。 大学教授として食べていけば良くなる。
  作曲家に取って、 『 健全である 』 と言う言葉は、誉め言葉ではない。 ドヴォルザークは、ほとんど本を読まず、ほとんど
文盲に近かったらしいですね。 美しい音楽を書く時に、屈折したものが無いと、評価されない。
挫折感と屈折感が無いと、名曲と言われない。 唯一、これに反して成功したのがモーツァルト。
実に明るく、実に明快で、分かり易いのに、誰も文句を言わない。 
ラフマニノフ、チャイコフスキー、ドヴォルザークの3人は、評論家には評価されないんですね。 」

三枝さんの話をじっくり聞くのは初めてなんですが、いや、面白い面白い。 特に人を笑わせ様という演出も無く、ただひたすら
熱く自分の音楽観を語るのですが、難しい言葉は一切使わず、でも説得力有るんですよ。
作曲家とか指揮者のプレトークって、面白い話が聞ける場合が多いですよね。 ま、話のつまらない人には企画も出ないのでしょうが・・・。 あいつは話が面白いから、やらせろ~みたいな事になるのでしょうが・・・・。
三枝さんの話、2時間位お聞きしたかったです。 三枝さんはインタビューの時も、ハラハラするスタッフを尻目に、延長しちゃうらしいですね。 今回は15分という短い時間で、話が尻切れトンボみたいだったのが残念です。
作曲家とか、指揮者の方々って、「 これを伝えたい! 」って言うものの塊みたいな存在だから、伝達力が有りますよね。
思わずこちらは引き込まれちゃう。 三枝さんも、始めはステージの上に立って、普通にしゃべっていたのですが、段々客席に
下りて行っちゃって、客席の通路でしゃべってました。 三枝さんに目の前に立たれた人はビックリしただろうなあ。

でも、要望があるのですが、折角夢の交響楽団なんですから、出演者の皆さんの所属もプログラムに書いておいてくれると
良かったんですが・・・・。 横浜みなとみらいのジルヴェスターの場合、書いてありますよね。 やっぱり、日本全てのオーケストラのメンバーを熟知している訳ではないので、基本情報は頂きたいなと・・・・。
後、データ的な事も欲しいですよね。 コンマスは6人って、三枝さん仰っていたけれど、じゃあ具体的にどなた?
二へドンの音楽人生、石田泰尚様オンリーなので、他のコンマスったって、分からんのよ。 オケ所属からフリーになる方もいるので、最新情報は欲しいですよね。 
因みに、何故か古いデータならあるんですよ。 2005年の大阪公演の場合、コンマス12人、主席奏者43人、総勢84人なんてね。 こういうデータが欲しいんで、よろしくお願いしたいなあ・・・・と。 どこの事務所のホームページも、情報が少ないし、遅い!! 今回のコンサートに行こうと思った時、シンフォニーホールのHPにも演奏会情報が出るのが遅かったし、三枝さんの
メイ・コーポレーションのHPも過去の演奏会の記録ばかりで、これからの演奏会の情報が皆無だったので、「 本当に演奏会あるの?」 と疑ってしまいましたよ。

余談ですが、2005年には、篳篥の大蔵正之助さんが出演されたのね!!!! 二へドン大好きです、彼のパフォーマンス!
行きたかったあ~!! 庄之助さんと石田様が同じステージだなんて、夢の様だわ・・・・。 また同じ企画は再演されないのでしょうか・・・・・・。

三枝さんのプレトークが終了すると、早くもオケメンがステージの上にぞろぞろ出て来ました。
本日の二へドンの席は、3階席! シンフォニーホールを利用するのは、これで3回目なのですが、いつも囚人席並の席なのは何故? 3階 RRA列 7番。 聞く所に拠ると、¥1,000.-のD席は、たった30席しか用意されないとか。 だから電話したって何したって、残ってる訳が無いのよね。

でもこのRRA列はステージの上に乗っかっているので、コントラバスはまるで見えませんが、石田様のお顔は正面から!
今日の石田様は第3プルトの裏です!

16:30 ぴったりに演奏が始まりました。 指揮者の大友さんは、東京交響楽団などの演奏で二へドンに取ってはもうお馴染みの指揮者さんです。 1曲目の「 ワルツ 」。 三枝さんがプレトークで仰った様に、うわあ、本当に音が大きい!!
ワルツと言うより、軍隊行進曲に聞こえちゃいますよ、これ。
こんな演奏を、一般のオケで演られた日には、二へドンはきっと怒ると思うんです。 「 ワルツって何なのか、分かってないんじゃないの?」 ってね。 でも、ヴィルトゥオーゾなら OKなんです。 これだけのメンバーを揃えて、普通のオケと同じだったら、忙しい人たちを集める意味が無いじゃありませんか! 遊んじゃって下さい、たっぷりと。

うわああ!! 石田様が楽譜をめくっている!! 本番中にですよ!! はああああああ!? 石田様!?
きゃああああ~!! 石田様が本番中に楽譜をめくっている! ソロ・コンサート・マスターの石田泰尚様が楽譜めくり!?
す・・・凄い物を見てしまった!? 神奈川フィルでは有り得ない 「 絵 」 を見てしまいました!!
この後、度々、石田様は楽譜をめくる為に腰を上げるのです。 これは・・・・・・。 大阪まで来た甲斐が有りました。
神奈川県内では、これは絶対に有り得ないです。 凄いレアな物を見せて頂き、ありがとうございました。
ジルヴェスター・コンサートで、石田様が第2プルト、第3プルトに下がる事はありましたが、それでもいつも表側だから、
楽譜はめくらないんだよねえ。 はあ。 新年早々、楽譜をめくる石田様。 楽譜をめくる石田様。 石田様・・・・・・。
ヴィルトゥオーゾは、二へドンの石田様追っかけの歴史に、新たなる1ページを記してくれました。
黒髪七三の石田様。 うぷぷぷぷ。  楽譜をめくる石田様。 うぷぷぷぷぷ。

演奏の冒頭、オケの音が余りにも大きくて、大友さんが抑えようと必死でした。 一瞬音が弱くなったんですけれど、すぐに元の木阿弥になってしまいました。 大友さんも、「 いいよ。お前ら、やりたい様にやれよ。 」 と言った感じだったんですかね?
ラストは 「 春 」 と言うよりは、 「 春の嵐 」 でしたね。 うはははは。 愉快。愉快。 こういうのも、年に1度は楽しみたいものです。 テンポも速く、聞き終わった後は、爽快感を感じましたよ!!

2曲目は 「 雷鳴と稲妻 」。 これも1曲目に勝るとも劣らない音の大きさだったのですが、やけに ティンパ二とシンバルが力任せに演るのが、美しくなかった。 1曲目は、音が大きいのですが、全部の楽器が音が大きいので、バランスが取れていたんです。 2曲目はシンバルとティンパ二がバランスを崩した感じで、やや不快でした。

二へドンの息子は、出生時に軽い障害があり、ずっと病院に通っており、知能検査とか行動療法とか作業療法とか言語治療とか、いちいち説明をするのも面倒くさい事をしておりました。 で、ず~っとお世話になっていた主治医の先生に、子供の性格について、相談をした事があります。 うちの子は、全くリーダーシップを取れるタイプでは無い。 取れないよりは取れる方が良いと思うので、少しでもリーダーシップを身につけさせるにはどうしたら良いのかと・・・・。
先生の答えはこうでした。
「 日本のお母さん達って、どうして、こう子供にリーダーシップを求めるのかしら? リーダーシップを取れる子は、1クラスに
  1~2人いれば十分なんですよ。 クラス全員の子達がリーダーシップを取ってごらんなさい。 戦国時代になりますよ。 」
二へドンはこの言葉に随分慰められたものです。 お陰で、息子に不必要な叱咤激励をせずに済みました。
今、目の前で演奏をしている ジャパン・ヴィルトゥオーゾ は、まさにステージの上を戦国時代にしてしまっているのです。
オーケストラにコンサートマスターは1人で充分なんです。 なのに、今、ステージの上にはコンマスが6人。 主席奏者が何人? 群雄割拠している一触即発の戦場なんですよ!  皆、「 我こそは来年はヴィルトゥオーゾのコンマス席に座るぞ! 」と虎視眈々と狙っているに違いありません。 こんな風に思いながら3階席からステージを見下ろしていると、本当に愉快です。

それにしても、楽譜をめくる石田様の姿に萌え~。 ソロ・リサイタルで、楽譜をめくる事はありますが、オーケストラで楽譜をめくるだなんて!! もう石田~リンたら、そんな事二へドンがやってあげるのに!! でも石田様、とても楽しそうにめくってました。

3曲目の「皇帝円舞曲」は、音のうねりが美しく出ていて、思わず二へドンも自分がワルツを踊っている夢想をしてしまいました。勿論二へドンのリーダーさんは、ダ~リンですわねえ。 彼がダンスが出来るかどうかは、さておき、もう一挙にチークタイムに突入してしまいましょうか? 2008年最初のコンサートは、二へドン・ド級に幸福なんですけど!!
オケ全員の音がぴったりと一致している所が凄いんですけど・・・。 てな書き方をすると、「 じゃあ、いつものオケは音がずれてるって言うの! 」 と又、短絡的なコメントが来そうだな。( もう今年は、日本語の読解力の無い方にはレスしませんって。)
音は、ずれてませんが、許容範囲の中で、音の幅が出るのは物理的に当然でしょう。 つまり、このヴィルトゥオーゾが、これだけ大人数なのに、音がぴったりと言う、物理的に有り得ない現象を起こしているんですよ。 超常現象と言っても良いでしょう。
いつも二へドンは、オーケストラの音の固まりの中から、ひときわ速く飛び出してくる石田様の音を聞き分け、会場中に充満する石田様の芳しい音色に身を委ねるのが大好きなのですが、今日のヴィルトゥオーゾは、石田様の音だけ嗅ぎ分けるのは不可能と諦めていました。 ところが、ピチカートの部分で、石田様の音がコンマスの浜雄さんの音を凌いでしまったんですよ!
うわあ・・・・石田様の音だ。。。。。ぽわ~ん。。。。。となった瞬間!! この瞬間以来、二へドンはヴィルトゥオーゾの中でも、
石田様の音だけ、くっきりと聞き分けられる様になったのです。 ああ、やっぱり、ダ~リンは、二へドンだけに聞いてもらいたくて、二へドンの所に届けてくれたんだわ・・・・・。 lovelovelovelovelovelovelovelovelove・・・・・・・・・・・。 うっとり・・・・・。

4曲目は 「 トリッチ・トラッチ・ポルカ 」。 短い曲なんですが、今日のプログラムは1曲目からずっとテンポ速く演っているので、演奏家達の疲労度は激しいのではないでしょうか? 思わずオケメンを気遣ってしまった1曲でした。

5曲目は 「 ピッツィカート・ポルカ 」。 ピチカートと思えない音の大きさなんですよ! 何でピチカートで、あんな音の強弱が
つけられるの? 音の強弱なんて簡単につけられると思う皆さん、だったらヴァイオリンを弾いてみなはれ。 今、二へドンはヴァイオリンの強弱の出し方に四苦八苦しております。 最初の1年は、とにかくヴァイオリンという楽器に慣れる事を主眼に置いて先生がレッスンをしてくれたので、強弱は一切指摘されずに来たのですよ。 そろそろ強弱記号が楽譜に現われ始めました。
テキストにはこう書かれています。 ( 財団法人ヤマハ音楽振興会 YAMAHA POPULAR MUSIC SCHOOL テキストより ) 『 音楽的な表現を行うには、音の長さや強弱を変化させる技術が必要となります。 ヴァイオリンの場合は、主に右手( = 弓 ) の動きをコントロールする事で、それらの変化をつけます。 腕、手首、指、などそれぞれを使い分ける事で様々な表現が可能になります。 例えば f と記されていた場合
① 弓を速いスピードで動かし音量を出す。
② 弦に加える圧力を変える。
  A. 弓を当てる角度を変える。
  B. 人差し指で弓に圧力を加える。
  C. 腕の重さを使う。           等の方法があります。
それぞれの奏法を身につけて細やかで豊かな表現を目指してください。』

ふー。 これを読んだだけで、出来る様になる人はまず居無いでしょう。 これから何年かけて、出来る様になるんでしょうか?
いくらプロの演奏家とは言え、余りの見事さに脱帽でございます。

このプロ集団のオケメンの中で、石田様が一番演奏に向かうエネルギーが大きく、そのエネルギーにつき動かされて、身体が前へ前へ出ようとしているのが分かって、可笑しかったです。 石田様って、何であんなにヴァイオリンを弾く事に情熱を燃やすんだろう? その情熱の0.01%でも、二へドンに向けて欲しいですわよ、全くもう!!

そして早くも第1部の最後の曲 「 美しく青きドナウ 」。 これはハイライト部分を二へドンもヴァイオリン・レッスンで演っているので、大変参考になりました。 管楽器が流石に二へドンの好きなスタイルで吹いてくれる。 ボワン。。という情けない音が出ず、柔らかな風合いの中にもシャープさが有り、脱帽ものの仕上がりです。
何たって、石田様が楽しそう~!! 12月以降、機嫌の良い石田様しか見てないんですけど・・・・・。
そんなにヴァイオリンを弾いて楽しいかい!? 贔屓目かもしれないけれど、ヴァイオリンチームの求心力は、石田様がピカイチ! 浜雄ちゃん、ちょっと影薄かったじゃないの~!! 
マエストロ大友氏も、このオケの前では、存在感薄かった。 指揮者がいなくても、自分達で何とかしてしまうメンバーなんですから、何しろ。

短い!! 短過ぎる!! 演奏開始から僅か40分で、もう第1部終了ですか!?  あまりにもあっと言う間で二へドンは不完全燃焼ですが!? もっとヘロヘロになるまで聞いていたいのですうううう!!
オケメンが袖に引っ込む前に立ち上がってお辞儀をする時、石田様が背筋を伸ばしてぴしっと立っていた姿に頭クラクラしてしまいました!格好良い事この上無し。 石田様が1人で 「 いい男 」オーラを発していると思ったのは、二へドンだけでは無いはずだ。 大阪の人々、どうよ!! 二へドンのダーリン いけてるでしょ!?

第2部は別記事に続く・・・・・。



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「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー 1月4日第1部レポ」 ・ 完
  


Posted by ニヘドン at 21:06Comments(5)コンサート

2008年01月04日

イタリ家Mandolinoマンドリーノ

大阪シンフォニーホール脇の細道に面したお店。
先月シンフォニーホールに来た時に横目で見つつ通り過ぎていた。
今日は難波界隈で散々振られ、開場時間の1時間前に来てしまったので、開いてて良かったよ。
正月休みだったら、また梅田スカイビル辺りに戻らなきゃならないかとドキドキでした。
このお店は通りに面した側がガラス張りになっていて、カウンターになっている。
今日はニヘドン一人で入ったら、このカウンター席に案内されました。
先端恐怖症であるニヘドンは、少し閉所恐怖症の気もあって、窓側の席が大大大好き!
店内のざわめきを背中越しに聞きながら、ゆっくり1時間を過ごします。欲を言えば楽屋口が見えたら、さらに良かったのに。
最初はティラミスが食べたかったのだが、今日はシフォンケーキしかないと言うのでシフォンケーキ。
抹茶の幽かな味が Good! 口の中でとろけるシフォンケーキには、淡い味が似合うと思う。思いもかけず、バニラアイスがたっぷり乗っていた。バニラビーンズの黒い粒々が見た目にも美味しそう。
シフォンケーキ 500円。
ホットコーヒー 480円。
シンフォニーホール内の2階ラウンジはコーヒー400円で、薄過ぎて美味しいとは思えない。それに立ち飲みになるのでこの店がお勧め。
ただ、開場時間30分前には満席になってしまうので、コンサート前に利用したい場合は、早めに来るべし。
すごく落ち着けるので、気に入りました。
お店のスタッフの態度もOKです。
さ、オードブルにケーキとコーヒーで満足したから、これからメインディッシュの石田様の演奏でございます。ふふふ。いただきまあ〜す。
  

Posted by ニヘドン at 15:11Comments(0)

2008年01月04日

大阪でフラレた女

ニヘドンの元旦日記

1月1日(火) 息子ちゃんと映画デート
1月2日(水) バイトで8時間労働。
1月3日(木) バイトで8時間労働。その足で夜行バスで大阪へ。

1月4日(金) 06:30 大阪駅東口ガード下に到着致しました!

先月泊まったホテルの近くに土地勘があるものですから、ついついお初天神界隈に来てしまいました。
マクドナルドで朝マック。 本当は通天閣近くに24時間オープンしている串カツ屋に行って、朝から串カツ10本食いをしてやろうと思ったのですが、みなとみらいホールのジルヴェスター・コンサートでコーヒー無料券を5枚も貰ってしまったものですから。
しかも期限が1月15日までって・・・・・。 で、使えるものは何でも使う主義の二へドンは使いましたよ。
マック・グリドル ベーコン&エッグ ¥250.- さすが、関西!! マック・グリドルも味が無かった!!
嘘。嘘。 東京と同じ味でした。1


で、マクドナルドで年賀状をせっせと書きました。 今更でごめんなさい。 取り敢えず、元旦に二へドンが年賀状を受け取った
方々へは、全部今日投函しました。 大阪から出したから、さらに届くのが遅くなると思いますが、首を長くしてお待ち下さい。

08:00に大阪駅の 「 うめちか 」 を歩いてみた。
仕事に向かう善男善女が足早に通って行く。 ええ~!? ここ本当に大阪!?
ちょっとちょっと、皆さん、随分とまた色彩が無いじゃありませんか? 男も女も黒いコート。 何でやねん?
東京より地味やんか! 1人で黄色いコートを着ている二へドンが浮きまくっているぞ!
実は今日の午前中は、密かにやりたい事があった。 12月27・28日と大阪に行った時に乗ろうと思った
一本松海運の 「 落語家と行くなにわ探検クルーズ 」が運行されていなかった為、年が明けた今回、新たな気持ちで
リベンジなのである。 電話受付は9時からなので、9時に電話をしてみた。
お姉さんが出た。 「 申し訳ございません。 クルーズは船舶点検の為、1月いっぱい運行はお休みさせて頂いております。」
ぬあにいいい!! 12月の段階で、そのインフォメーション欲しかったざんす!!
かくして、探検クルーズに振られた二へドンは、トボトボと道頓堀界隈をほっつき歩く。
冒頭のグリコのネオンは、そのほっつき歩き中に撮影したものです。 この写真を取るのは、いかにもお上りさんだと自己主張しているみたいで、超恥ずかしかったです。
現在道頓堀川は、川沿いに遊歩道を作る工事中で、撮影ポイントを見つける為に一回り川の周辺を探しちゃいましたよ。

探検クルーズに振られてしまった哀れな横浜の女は、次の計画を練る。 よし、これも先月体験して、涙を流して笑ってしまった
「 なばグランド花月 」 に行こう! チケット窓口オープンが10時からなので、ちょいの間に近くのネットカフェに立ち寄り
Mixi をチェック。 2、3 返信をして、いざ、窓口へ。 
「本日午前11時の回も午後2時半の回も、全席完売です。」と張り紙が出ていた。 がび~ん。 三が日過ぎて、勤め人は
もう出勤かと思っていた。 そんなに NGK に午前中から足を運ぶ人いるんだ。 ショック! また振られてしまった!!
横浜の女は、大阪の街で、ダブル振られ!! ひどい! こんなに若くて美人な私を振るなんて!! 
まだ二へドンが行った事の無い大阪のスポットはどこじゃ? おお、ありました。
2007年4月に全館グランドオープンした、 「 なんばパークス 」。 商業施設&大阪市内最大らしいシネコンが入っている。
遊びのスペースをいっぱい使った、大阪ならではのユニークなデザイン。 「 面白さ 」をとことん追求する大阪人気質が大好き。 とにかく直線を使っていない。 建物のアウトラインも、通路も、全て曲線えウネウネしている。
東京だったら、四角四面にしてしまうんだろうな。 1階から、各ショップを覗きながらどんどん上に上がって行きました。
洋服屋さんが、どれも皆可愛いくて、二へドン好み。 色もキュートで、大きなリボンをワンポイントにしたりとか、どぶねずみテイストに根ざした東京のファッションとは一味違う。 すんごい二へドンの好み。 今度はなんばパークスでダ~リンにお洋服を買ってもらおうっと。 見る物見る物全部欲しくなちゃいました。 ぐっと心を鬼にして、踏みとどまりましたが、
「 STONE MARKET 」 というお店で 2000円の福袋を買っちゃいました。 佐藤君が「 石 」マニアなのよね。
( 母は「石田様マニア」なんだけど。) 以前、ディアゴスティーニから 「 トレジャーストーン 」という鉱石が付録に付く雑誌が
発売された時、毎号買わされました。 今でも、石の付いたアクセサリーをとても喜ぶので、ちょっとお土産です。
2000円なのに、ストラップとか小さい水晶の置物とか10点入っていたから、中坊へのお土産には安く上がって良かったわ。
外のテラスも遊歩道になっていて、随所にベンチが置かれ、休める様になっています。 せせらぎもあったり、植え込みがあったり、意外な穴場だと思いました。 平日、天気の良い日に、ここのベンチに座って文庫本なんぞ読んだら気持ち良いだろうな。

そして15時頃まで、見事に大阪で遊んだ二へドンは、いそいそとシンフォニー・ホールへ出かけ、石田様との逢瀬を
楽しみましたとさ。 これで又、大阪の達人の道を1つ極めた!!

また行くから、よろしく大阪!!  今度は振らないでね!

***** 「 大阪でフラレた女 」 ・ 完 *****  


Posted by ニヘドン at 09:35Comments(0)そぞろ歩き