2009年08月01日

ステージの上は地雷原!?

大変!
防犯カメラに怪しい男が写っている!
男は子供達を人質に取っている!?
男の声は聞こえないけれども想像するに
「 おい、お前ら!
  このステージにはなあ、何十個もの地雷が埋め込まれている!
命が惜しかったら、大人しく俺様の言う事を聞け!!
大人しくさえしていれば、安全は保証してやる。
  分かったな?」
嘘!嘘!嘘です。
ごめんなさい。
これはミュージカル公演の後、問題点を指摘している舞台監督の先生です。

2009年08月01日(土)

今日、ニヘドンは08:50 に家を出ました。
神奈川区民ミュージカルに出演する佐藤隆介君と一緒に駅まで歩いて行きました。
横浜駅で佐藤君と一旦別れ、佐藤君だけ先にミュージカル公演の会場である「 かなっくホール 」に向かってもらいました。
ニヘドンは横浜駅で改札を出ました。
目指すはブリリア・ショートショート・シアターです。
8月にはブリリアで稲川淳二のホラーナイトの企画と、明和電機のショーが予定されています。
今日が両方のチケット発売日だったのです。
ニヘドンはかなっくホール集合が11:15だったので、何はともあれブリリアへチケットを買いに行ったのです。
ニヘドンは電話でチケットを申し込むのが苦手です。
まず電話が繋がらない。
誰の陰謀なんだと疑心暗鬼になる程、繋がらないのが常です。
いつも時間に追われているニヘドンに取って、この繋がらない電話と格闘する30分〜60分の時間が、癌細胞を増殖する程ストレスです。
しかも、チケットを送って貰えば送料を取るでしょう?
何かもう踏んだり蹴ったりって思っちゃいます。
だったら、直接買いに行った方が確実に席を選べて、確実にチケットをその場でゲット出来ますよね。

まあ、そんなこんなで忙しさをかい潜ってブリリアまで行った訳です。
ブリリアでの販売は10:00 開始です。
ニヘドンはブリリアに09:55 に到着しました。
驚いた事にニヘドンよりも先客が2人いました。
10:00 前にはまだシアター内に入れてもらえないみたいで、エレベーターホールに並んでいました。
ビックリしました。
まさか開店前に並ぶお客さんがいるとはね!
最近、ブリリア・ショートショート・シアターの知名度が上がって来ており、どんどんお客さんの数が増えています。
それはシアターの営業的には万万歳な事なのでしょうが、昨年のシアター貸し切り状態をふんぞり返って味わっていたニヘドンからすると、昔が懐かしいと云うか、ちょっと複雑な気持ちです。

10:00 になりスタッフの誘導で3人のお客はチケットカウンターに通されました。
1番の女性は明和電機のチケットを買いました。
2番目の女性も明和電機のチケットを買いました。
おお! 明和電機って、コアなファンが付いているんだあ。
そう言えば彼女達は、今までショートショート・フィルムの上映ではお見掛けした事がありません。
明和電機だから、わざわざ買いに来たのでしょうね。

むふふ。生・明和電機を見る事が出来るなんて、かなり楽しみになって来ました。
無事に2つの公演チケットをゲットしたニヘドンは足早に、かなっくホールへ向かいました。

かなっくホールのロビーには、三々五々、お手伝いのお母さん達が集まって来ました。
公演の裏方は、出演者の子供達の母親が駆り出されます。
まず、本日のミッションはお昼のお弁当の買い出しです。
出演者達は当日は超、忙しいので事前にお弁当の注文表を出してもらい、代金も徴収しておきます。
お弁当代は500円。
軽食希望者は400円を徴収します。
そして注文総数を買い出し班のお母さん達が買いに行くのです。
  

Posted by ニヘドン at 23:00Comments(0)

2009年08月01日

フェスタ・サマーミューザ 神奈フィル・リハ

2009年07月31日(金)

フェスタサマーミューザ
KAWASAKI 2009

リハーサル

開場 : 16:00
リハーサル開始 : 16:30
会場 : ミューザ川崎
料金 : S席 3,000円
A席 2,000円
ニヘドンが16:00 過ぎに会場に入った時には、オーケストラの人々は既にステージの上で各自練習を始めていました。

以前、ミューザ川崎で公開リハーサルを見学した時には、本番とは違う席で自由席だった記憶が有ります。
この日はリハーサルの時も、チケットに指定された席に座る形でした。

平日の16:00 という事でお客さんの数は多くは有りませんでした。
この後の本番のトークで指揮者の金聖響さんが語った所によると、リハーサルに入ったお客さんは400人位だったとか。

16:30 に石田泰尚様がステージの上にお姿を現しました。
「 神降臨 」ならぬ 「 組長見参 ! 」。
客席から軽い笑いが起こりました。
石田様の出で立ちは、白いダボダボズボンの腰に黒いスエットを巻いています。
その上に膝丈の白いロングジャケットを着ています。
全体的な雰囲気は、夏祭り会場の 「 テキヤのお兄さん 」!?
石田様ファンじゃないと、クスクス笑いも起こるでしょう。
リハーサルはオーケストラの団員達は全員私服ですが、まさか「 テキヤのお兄さん 」ファッションとはね。

指揮者の金聖響さんがステージの上に姿を現しました。 客席から盛大な拍手が沸き起こります。
そうかー、今日も金聖響さんのファン軍団が押し寄せて来ているのかー。
金聖響さんは、コンマスの石田様とがっちりと握手をします。
( 嫌だわ。二へドンの心の恋人の石田~リンと、あんなに固い握手なんかしちゃって! )
二へドンの心は小さなジェラシーの炎でチロチロと焼かれます。
聖響さんの私服は、黒いTシャツに黒いズボンです。
聖響さんは、暫く石田様と何やら話し込んでいます。
( 何だろう。 何を話し込んでいるんだろう。 )

二へドンの妄想の扉が開け放たれました。
石 「 実は僕、そろそろ身を固めようと思って・・・・・。」
金 「 それは結婚するって言う事? 」
石 「 あ・・・はい。 」
金 「 相手は、まさか・・・・あの・・・・・・例の・・・・・?」
石 「 あ・・・はい。 」
金 「 やめておけ。 あの年増女だけは止めておけ。」
石 「 いえ、僕結構好きなんですよ、豊島園。 」

注意 : この二へドンの妄想の会話は、100% フィクションです。
      実在の人物や団体等とは一切関係が有りません。
      もし関係が有る事を思い浮かべてしまったら、それはただ単に貴方の考え過ぎです。

16:30になるとスタッフの男性がオーケストラに声を掛けました。
「 すみません。 インフォメーション入ります。 休憩入ります。
  本番は休憩入りませんのでご注意下さい。

そしてオーケストラのセレナーデの演奏が始まりました。
うわ~お!! いきなり石田様のソロ演奏が有る~!!
二へドンの目はハート形になり、うるうる満水のダムの様に水分たっぷり。
石田様の透明な朝霧の様な音が、お客のまばらなホールに流れて行きます。
あ”あ”あ”~!! リハーサルに来て大正解! 大正解!!
他のお客さん達も一様にそう思った事でしょう。 客席は水を打った様にシーンと静まり返っています。
ああ~、この石田様のソロ演奏を聞けただけで、無上の喜び!!
リハーサルをさぼらずに聴きに来て本当に良かったー!!

石田様のソロの後、他のヴァイオリン達の音が入り、ヴィオラの音が入り、チェロ、コントラバスと続きます。
緊張感溢れる演奏です。
尚且つ、石田様の様々な演奏技法が楽しめる、石田様ファンに取っては堪えられない美味しい曲です。

金聖響さんは、いつもオーケストラの楽器の配置をいじるのが好きですが、今日は舞台下手( しもて )の
奥に1箇所ひな段を設け、そこにピアノ、シロフォンを乗せてます。
最初に見たときには思わず ( ピアノをそこに乗せたんかい!? )と思ってしまいましたよ。
だって、ピアノみたいに重量級の物を高い場所に置くのって大変でしょう?
いくら 「 はこべー 」みたいな機械が有るったってねえ。
ティンパ二の右横にはドラムス、その後ろに更にドラムスがもう1セット有ります。
大太鼓、ハープ、銅鑼も置かれています。

曲を一旦最後まで通して演奏しました。
その後、聖響さんが一生懸命、オーケストラに指示を出すんですけど、
二へドンのいる2階席まで彼の声が聞こえて来ないんですよ。
神奈川フィルの公開リハーサルの時は、ギャラリーでヘッドフォンで聞いているので、
人の声もクッキリ鮮やかに聞いているので、この聞こえない状態は、かなりフラストレーション溜まりました。

たま~に聞こえて来る聖響さんの声だけ、拾って書いて行きますね。
聖響 「 Aから行きましょう。 Aから!」
石田様のソロ演奏が再び聴けます!! ( 感涙 )。 そして他のヴァイオリンの音が合流します。
1フレーズだけ弾くと、聖響さんがヴァイオリンチームに 「 ・・・・・・・・・・f で。」

今、リハーサルの時間なんだけど、二へドンの後ろの席の男性のお腹がグーグーと音を立てました。
リハーサルなんだから無理しないで、ご飯を食べてくれば良いのに・・・・・・・。
まあ、余計なお世話かもしれませんが・・・・・・・。

聖響さんは、ヴァイオリン・チームに向かって左手を小刻みに振り、
「 もっともっと。」 とジェスチャーで示します。
金聖響 「 あんまり短めじゃなくて、弾いちゃって! ・・・・・・・・・・
       あんまり急がないで。 詰まって来ちゃうから。・・・・・・・・
       G から行きましょうか? 」
聖響さんの声が断片的に聞こえて来ます。
「 頑張ろう! ・・・・・・・ Uのちょっと先! ・・・・ ちょっと押さえ目で。・・・・・
  U 3つ前から。 」
石田様が、ちょっとだけ調弦をしました。
結局、石田様の事しか見ていない二へドンなのですが、このまま石田~リンを見続けますね。
石田様は左手を腰に当てて、顎を突き出して上を向きます。
聖響さんが 「 X 行きましょう! 」と指示を出している間に、
石田様は左手を上着のポケットに入れました。

聖響さんは、スコアを石田様と一緒に見て、なにやら指示を出しました。
( 全く、声が聞こえないったら、ありゃしない!! )
聖響さんは右手でTシャツの襟の前方を摘まみ、パタパタ扇ぎました。 暑い様です。
聖響 「 今井選手います? 今井選手・・・・・・何か・・・・・・・・。」
聖響さんと今井氏はハープの横に立ちました。
ヴァイオリン弾きのお嬢さん2人を立たせて、ハープをひな段の下に下ろしました。
スタッフが箱を2つ持って来て、ハープの下に据え付けました。

ハープの準備をしている間に、石田様は自分の上着を脱いで ( ごくり!)白のTシャツ姿になりました。
石田様はヴァイオリンをウクレレの様にして持ち、弦をポロポロと指で弾いて音を出します。
次にはヴァイオリンを肩に乗せ、金聖響さんの真横でちょっと弾いてみます。
聖響さんは左手でビブラートを掛けるジェスチャーを手でしてみせます。

聖響さんはヴィオラ・チームに顔を向けると言いました。「 いいと思うんだ。」
うん、聖響さんが二へドンの居る側に顔を向けて喋ってくれると、声が良く聞こえるんだよね。
聖響さんが言います。「 H 」。
え!? 二へドンがですか!? 二へドンがHなんですか!? 
そ・・・・それは・・・・・それはっ!! 反論が出来ないと言うか何と言う・・・・・・・・あの・・・・その・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あ、そう言う事ではなく、楽譜の「 H 」の記号から弾けと。
オーケストラの皆さんはHから通して弾きます。
聖響さんは石田様に言います。 「 大丈夫です。」
オーケストラが一通り弾いた後、金聖響さんが譜面台に置かれたブ厚いスコアをぺラぺラめくりながら
しばらく見ているので、石田様が立ち上がって聖響さんの横にぴったりとくっつく様に一緒になって
スコアをじっと見始めました。

あのー・・・・・・・・ 石田様ぁ。 それはちょっと、くっつき過ぎではないでしょうか・・・・・・?
その接近の仕方は、かぁなぁりぃ親密な関係の人々が、人目を忍んで行う様な類のアクションで
ありまして・・・・・・・・。
あのー・・・・・・・ 世間の一部には、聖響さんと石田様は、仲が良くないと言う風聞を意図的に
流そうと云う輩もおるようですが、この日の二へドンの観察に因りますと、
むしろ2人はボーイズ・ラブ的に怪しい。。。。。。。!?
( おいおい。二へよ。 お前は意図的にどういう風聞を流そうとしておるんじゃ?? )

聖響さんが、2階客席に座っていた副指揮者の伊藤翔 君に突然質問を投げかけました。
「 どう? 」
突然振られて、不意打ちを食らったせいか、ハッキリ言わない翔君に、
聖響さんはさらに質問します。
「 大っきぃ? 小っちゃい? 」 と、関西弁のアクセントで。

リハーサルが終わった後、伊藤翔君が副指揮者だという事を知らないお客さんが、
「 観客を巻き込んでのリハーサルでさあ・・・・・・」 と彼女に説明をしていました。
まあ、確かに観客席に居た副指揮者を巻き込んだリハーサルではありましたが。
もし、二へドンに突然振られたら、二へドンは、こう答えます。
「 石田様が最高です!! 」
「 大っきぃ? 小っちゃい? 」 と訊かれたら、
「 いやーん。 乙女はそんな質問には答えられないわよーん。」

・・・・・・・・・・・・・ あ・・・・す、すみません。 すみません。・・・・・・・・・・・・・・・・
二へドン、イエローカードを1枚ゲットする。

さ、神奈川フィルのリハーサルはまだまだ続きますわよ。
石田様はソロの演奏の合間に、首を左に倒し、右に倒し。
ん? 何か腑に落ちない事でも? ただ肩が凝ったと言うよりも、何かが納得出来ないとでも
言いたげな仕草でした。
その後、石田様は首をぐるりと回転させました。

石田様のソロの哀愁の音に添わせる様に、ハープの高音がポロンポロンと鳴ります。
う~ん、良い感じ♪ 
石田様のヴァイオリンの音色を引き立てる、極上のアクセサリーみたい。
普通の古い時代のクラシック音楽の演奏とはまた違う石田様の演奏をたっぷり堪能しました。

石田様はTシャツを着てのリハーサルですが、本番の時に着る燕尾服の時よりも、
背中のラインがくっきりと出るんですよ。
石田様はひどく猫背の様に背を丸めて演奏しています。
石田様の左ひじがカクンカクンと上に上がる様子を、珍しいものでも見る様に見てしまいました。
本番の時の燕尾やスーツとはまた一味違った演奏をしている様に見えちゃいますね。

又、聖響さんがスコアを石田様に見せて何やら喋っています。 
( うーん。 だから喋っている声が聞こえないんだってば!! )
二へドンのフラストレーションも、そろそろマックス?

またもやリハーサルの演奏が開始されました。
石田様はヴァイオリンを右脇に抱えて、2~3度お辞儀をする様な仕草を見せます。
さあ、石田様のソロ演奏が始まりました。 石田様の演奏にも益々熱が入ります。
おおおお! 石田様はノリノリだぁ!!
右足を上げて、左足に重心を掛けながら、右足を揺らめかせます。
そのまま演奏しながらジャーンプ!!

二へドンは自分でヴァイオリンを習い始めてつくづく思う事が有るのです。
それは、19世紀までの曲は、譜読みさえ完璧に出来れば、後は何とかなると言う事です。
でも20世紀以降の曲は、弾くのが超・難しいのです。
一見、楽譜がシンプルに見えるもの程、注意が必要ですよ。
ピアノなら何て事は無いのかもしれないけれども、ヴァイオリンは駄目です。
大脳生理学上、有り得ないボウイングを要求する曲が多い気がします。
石田様はどんな曲でも、完全に自分の物としてしまうのですから、もう流石です。

曲を最後まで弾き切ると、オーケストラ・ピープルは拍手&足踏み。
聖響さんと石田様がガッチリと握手しました。
石田様は客席中央に向かってお辞儀をします。
17:28 に、リハーサルの見学は終了しました。
スタッフの説明では、15分間休憩をして、17:45 から又、練習を再開するそうです。
でも、観客のリハーサル見学は、これにて終了です。
後ろ髪を引かれながら、会場を後にします。

「 石田~リン。 泣かないでね。 二へドンは又すぐに本番を聞きに来るからね。」  


Posted by ニヘドン at 17:53Comments(0)コンサート