2011年04月12日

チェーホフ作 「 桜の園 」

写真は我が家の庭に1本だけ植えられている桜の木。
撮影日は 2011年04月07日(木)。
まだまだ満開には程遠い感じでしたが、
横浜は翌日の08日(金)から、いきなり桜が満開状態になったのでした。
今日12日(火)も、京急沿線の景色の中には、
あちこちに満開の桜の木が点在して見え、
ニヘドンの心を明るい光で満たしてくれたのでした。

さてニヘドンは一見、下ネタ・ジョークを連発する、
ショーも無いオバサンを装ってはおりますが、その実、風流人なのであります。
なかなかどうして、日常生活には小さな拘りが沢山有ります。
例えば、コーヒー豆は、手回しのミルで挽く。
機械でジャーッと挽くなんて言語道断。
だったら包丁で微塵切りにしてくれって感じ。

息子の教育には、何も煩く言わない主義で育てて来たけれども、
唯一、毎日厳しく指導したのが、
「 脱いだ靴は揃えなさい。
余力が有ったら、他人のバラバラの靴も揃えてあげなさい。」
何時でも無意識に靴を揃えられる男子なら、後は自分で何でも美しく生きて行かれるだろうとの思いで、実践して来ました。
お陰で、区民ミュージカルでは奴は率先して楽屋の清掃や整理整頓に努めているらしく、お世話役のお母さん達に度々お褒めの言葉を頂戴致しました。

で、桜の花が咲く季節になると、ニヘドンの風流の虫が騒ぎ、今年はこんな事をしてみました。

自宅の庭の桜花の向かいに座って、チェーホフの戯曲「 桜の園 」を読む!!
読みましたよ。
素晴らしかったですよ。
ふと本から顔を上げると、そこには本物の桜の花が、やんわりとたわんでいるんです。

桜の花の香りは、離れて座っていると感じないけれども、桜の香りは確かに其処の空気の中に混じっていた筈です。

上野公園の、やたら多い人出と、埃とドラ声と立ちションとゲロの臭いにまみれた、あんな花見の何処に美しさが有るんだか。

愛人に貢いで借金を作り、自宅の屋敷が競売に掛けられ、屋敷を離れなければならなくなったラネーフスカヤ夫人の物語を、自宅の桜花の下で読む。
いいねー。
臨場感も、いや増しでしたね。

ニヘドンがチェーホフの「 桜の園 」を読んでみる気になったのは、両国のシアター・カイで「 桜の園の裏の園 」と言うお芝居を見たからです。
お芝居は、チェーホフが本来持っているユーモアに焦点を当てたと言う事でした。
でも、チェーホフの「 桜の園 」を読んだ事の無いニヘドンに取っては、そのお芝居の狙いが当たったのかどうか判断が付かなかったので、チェーホフを読んでみる事にしたのです。
横浜の古本屋を何軒か巡ってみたものの、チェーホフの本が1冊も無い。
(・_・)エッ......?
これで大丈夫か、横浜の文化レベル。
仕方無く横浜そごうの紀伊國屋書店で二冊を定価で購入。
・ 新潮文庫 「 桜の園・三人姉妹 」
・ 集英社 「 新訳 チェーホフ短篇集 」
「桜の園」の翻訳は神西清 ( じんざい きよし )。
新潮文庫の解説で池田健太郎氏が、神西清の翻訳が如何に名訳か、演出家・久保田万太郎の序文を引用して褒めそやしているから、素晴らしいので有りましょう。
ただ、ドストエフスキーの長編小説なら、登場人物にどっぷり付き合うので、長たらしいロシアの人名も徐々に覚えて行きますが、短い戯曲に大勢の人間が出たり入ったりすると、誰が誰だか頭の中は大混乱です。
あれ? エピホードフって誰だっけ?
地主? 商人だっけ? あれ? 学生さん?
学生さんはトロフィーモフだよねぇ。
お兄さんがレオニード・アンドレーエヴィチで、愛称がリョーニャ。
ロパーヒンの名前がエルモライ・アレクセーエヴィチ。
セミョーン・パンテレーエヴィチがエピホードフか。
ああ! エピホードフは執事か!
もう皆がヴィチ、ヴィチ、ヴィチ、ヴィチ言うんだよね。
この Son of the bitch !!
登場人物一覧表は欠かせません。

まだニヘドンはチェーホフの著作を全部読んでいないので断言は出来ませんが、
チェーホフの戯曲や短編に出て来る女の人って、「 お馬鹿さん 」が多くないですか?

「 桜の園 」のラネーフスカヤ夫人も、最強のお馬鹿さんです。
自分の散財が原因で屋敷が競売に掛けられるのに、屋敷の土地を別荘地として分譲する案には断固反対する。
自分がどれだけ桜の園に愛着を持っていようと、競売に掛けられる以上、現状の中で最善を尽くさなければならないのに、それが分からないお馬鹿さん。
やれやれ。
このお馬鹿振りを笑って「 喜劇 」って言うのも虚しいなぁ。

ニヘドンが不思議に思うのは、ラネーフスカヤ夫人を取り巻く13人が、諸悪の根源で有るラネーフスカヤ夫人を、そんなに敵意を持っていないと言う事です。
日本の家庭に置き換えたら、馬鹿母は非難されて、自殺でもした日にゃ、それがさも当たり前だと受け止められて、疫病神がいなくなって、ホッとするんでしょうね?
身内も使用人も、お馬鹿なラネーフスカヤ夫人に愛情溢れる態度で接しています。
一体何で又?
それがロシア人なの?
チェーホフ自身も16歳の時に実家が破産し、一家は夜逃げ同然にモスクワに移ったそうです。
この「 桜の園 」は、自分の家庭の記憶で書いた作品なんでしょうか?
チェーホフも、破産した( 多分理由は親に有るのでしょう。)親を、こんな風に温かく見守ってあげたのでしょうか?
それとも現実には自分の親を許せなかったので、作品の中ではラネーフスカヤ夫人の周囲に、温かく見守る愛情溢れる人々を配置したのでしょうか?

チェーホフ、面白いよ。
今年のニヘドンは、どっぷりチェーホフに浸かりますから!
  

Posted by ニヘドン at 14:05Comments(0)

2011年04月12日

4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・後半

この記事は「4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・前半」の続きです。
前半はこちらでお読み下さい。
 → http://nihedon.hama1.jp/e44618.html

2011年04月08日(金)のトリオ・リベルタ10周年記念ライブを
聞いて大いに刺激を受け、まだ未完成で放り投げていた
トリオ・リベルタのライブ・レポを順次、完成する意欲が湧いて来ました!

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トリオ・リベルタ KAMOME LIVE

日時 : 2008年04月20日( 日 )
      開場 17:00    開演 18:00
会場 : KAMOME live matters
出演 : トリオ・リベルタ
      中岡 太志 ( なかおか ふとし ) / ピアノ
      石田 泰尚 ( いしだ やすなお ) / ヴァイオリン
      松原 孝政 ( まつばら たかまさ ) / サックス

演目 : リチャード・ロジャース / マイ・ファニー・バレンタイン 
      リチャード・ロジャース / マイ・フェィバレット・シングス
      ガトー・ヴァルヴィエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
      チック・コリア / スペイン
      エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
      エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
      ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
      ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
      レクオーナ / マラゲーニャ

      休憩 30 分

      アストル・ピアソラ / ブエノスアイレス午前0時
      アストル・ピアソラ / タンゲディアⅢ
      アストル・ピアソラ / タンゴ・アッパショナート
                         Ⅰ. プロローグ
                         Ⅱ. 3人のためのミロンガ
                         Ⅲ. ストリート・タンゴ
                         Ⅳ. ミロンガ・ピカレスク
      アストル・ピアソラ / 悪魔のロマンス
      アストル・ピアソラ / 鮫
      アストル・ピアソラ / ヴィオレンタンゴ

      アンコール : ガルデル / 首の差で
               ラルフ・ラブランド / ヒム・トゥ・ホープ
               アストル・ピアソラ / リベルタンゴ
               ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ
                            ~ ロクサーヌのタンゴ

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30分に及ぶ休憩時間が終わり、19:40に松原さん。中岡さん、石田様の3人が
再びステージに姿を現しました。
3人の衣装は、石田ママお手製の家紋シャツです!!

中岡「 深夜のブエノスアイレスを表現した『 ブエノスアイレス午前0時 』から
    第2部を開始します。」

1曲目は「 ブエノスアイレス午前0時 」です。
石田様はヴァイオリンのボディを両手で叩いてリズムを取ります。
凄いですよね。 ヴァイオリンをパーカッションにしてしまう、そのアイデア。
それが又、様になっているから、石田様、格好いい~!!
ヴァイオリンの弦をギコギコ、鳴らしてみたり、グリッサンドやピツィカート等が
盛り沢山。 もう石田様のテクニック品評会です。

一方、松原さんのテナーサックスの、静かに抑え気味の音が、胸にグッと来ます。

ああ、それにしても、石田様の指は、何故に指板の上を、ああも怪しく滑るのじゃ?
失楽園のイブに、禁断の実を食べる様に唆した蛇が、音も無く木肌を滑っている様な怪しさなんです。
石田様ったら、二へドンに何を唆そうとしているのよ!! ( 妄想度アップ )

演奏後、中岡さんのMCが入ります。
中岡 「 様々な効果音が有って、お楽しみ頂けたのではないでしょうか? 
     次に弾く曲は、サスペンスや、そう言った物でも使われる事も多く
     非常に男らしいナンバーです。
     『 タンゲディアⅢ 』 聴いて下さい。」
ピアソラ・ナンバーの中でも、余り二へドンが聴いて来なかった曲なので、
アレンジの加減かもしれませんが、二へドンが今まで持っていたピアソラの
イメージと、ちょっと違うなと感じました。
一定のリズムとメロディが見えて来ないのですよ。
休符も何処に有るのか分からなくて、1度楽譜をチェックしてみたいと思いました。

石田様は弾く前に左手をグーパー、グーパー、閉じたり開いたりを繰り返し、
ボキって音を鳴らしたり。
演奏の最中には、弓毛がブチって切れて、もう石田様のアクションを追っていると
息も付けません。

演奏後、あらぬ方向にお辞儀をする石田様に中岡さんが突っ込みます。
中岡 「 石田はさっきから何処に向かって挨拶してるの?」( 笑 )
そして中岡さんは客席に向かって質問します。
「 初めてリベルタのライブに来たと言う方、いらっしゃいますか?
  今日は松原に乾杯の音頭をお願いしようかな。」
松原「 今日、分かりました? これがゴーッと言うんですけど、
    楽器屋で見つけて買って来ました。」
中岡「 俺のカスタネットよりマシだよ。」
松原「 最近ヒゲ伸ばしてるんですよ。 6日目なんです。
    大丈夫ですか、石田さん!」

突然に名前を呼ばれ、下を向く石田様。
石田様は、ぐーいーんと大きく伸びをして、ヴァイオリンをウクレレの様に抱えます。
松原「 ここで石田さんに代わります。」
石田様「 えーーーー。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
     えーーー、今日ちゃんとやっております。
     皆様に報告が有ります。」
( え!? まさか結婚報告? 二へドンと? 二へドンと?
  駄目よ。 それは絶対に秘密なのに!! ← 死んでも治らない妄想癖。)
石田様「 6月に、僕去年、神奈フィル、
     あ、僕、こう見えてオーケストラのコンサートマスターをやっていて、
     ヴィヴァルディの四季を6月にライブ録音としてリリースしましたので、
     もし何でしたら何して下さい。」
中岡「 家でも石田さんを体験して下さい。
    次の曲は『 タンゴ・アパッショナート 』です。
    ピアソラの出している中で3本の指に入ると思っているんですが、
    その中から4曲お届けします。
    最初の2曲『 プロローグ 』と『 3人のためのミロンガ 』は
    ウォン・カーウァイ監督の映画『 ブエノスアイレス 』でも
    使われました。」

3曲目は「 タンゴ・アッパショナート 」です。
Ⅰ. プロローグ ・・・ 石田様が、弓でギコギコと不思議な音を出す時、
              左手をポケットの中に入れました!
              す! 凄い余裕だ!!
              松原さんはテナーサックスで悩殺サウンド炸裂。
              石田様は、眼鏡の下に指を入れ、汗を拭います。
Ⅱ. 3人のためのミロンガ・・・ 中岡さんのピアノがどんどんノッて来て、
              漣の様に流れる伴奏に胸キュンです。
              そこへヴァイオリンの透明な音が乗っかって来て、
              更に松原さんのテナーサックスが絡んで来ます。
              もう二へドンはメロメロ。
              椅子に座っているのに、床に崩折れてしまいそう。
              他のお客さん達が、何故、皆、平然と聴いていられるのか分かりません。
              実は皆は既にやられちゃっていて、仮死状態なのかな?
              お客さん達の心拍数や、血圧の数値がリアルタイムで表示されて
              分かれば面白いのに。( 笑 )
Ⅲ. ストリート・タンゴ・・・ 石田様は左手を下に下ろして、右手だけで弓をギコギコします。
              今日の松原さんはテナーサックスが妙に似合っていると感じました。
              石田様は、ヴァイオリンを肩の上でぐるりと素早く1回転させました。
              格好イイ! 石田様がやると妙に格好イイ!!
              サックスが演奏中、石田様はヴァイオリンを右脇に挟み、
              左手を腰に当てています。
              あ! いつもここで拍手が入っちゃうんだよ。 パチパチパチパチ。
Ⅳ. ミロンガ・ピカレスク・・・ 松原さんのソプラノ・サックスは、ストレートに音が出ています。

              おっと! 石田様の弓毛がブチっと切れました!
              もう石田様の白熱の演奏は止まりません。 左右に大きく揺れて演奏です。
              左右の方向だけでは足らず(?)上の方向にも大きく伸び上がっています。
中岡「 少しマニアックな曲の構成だと思うのですが、お楽しみいただけたでしょうか?
     次に演奏致しますのは、『 悪魔のロマンス 』です。」
石田様がワインをガブリと飲みました!
中岡「 悪魔の優しさ、物悲しさがよく出ていると思うんですが、皆さんはどう感じるでしょうか?
     では『 悪魔のロマンス 』を演奏します。 聴いて下さい。」

5曲目は「 悪魔のロマンス 」です。
石田様は弓を弦に、ソーっと乗せて、殆ど圧力を掛けずに弾いている様に見えます。
松原さんがソプラノ・サックスを吹いているパートで、石田様は右肘をピアノに乗せてリラックス。(笑)
石田様のヴァイオリン・パートが始まると、松原さんはハンカチで目の辺りを拭います。
演奏者が汗だくの熱演が終わりました。
石田様は、松原さんに向かって拍手をします。

中岡「 サックスで高音で出すのが、とても難しいので、石田も素晴らしいんですが、
    もう1度大きな拍手をお願いします。
    次は、リベルタの十八番、鮫をお贈りします。」
そして6曲目の「 鮫 」の演奏です。
松原さんはアルト・サックスで、鮫釣りの臨場感を出します。
この曲は中岡さんのピアノの存在感がピカイチだったのです。
演奏が終わると石田様が客席に向かって立ち、右手のグーを高く天井に突き上げてガッツポーズ。
客席から笑い声が起こります。

中岡「 昨日、今日と2日間やりまして、昨日はこの曲「鮫」はやらなかったんです。
    次の曲は『 ビオレンタンゴ 』 です。
    前回から演奏し始めたんですが、ビオレント、激しいと言う意味と、タンゴが
    組み合わさって出来た格好いいピアソラタンゴだと思っています。
    かっこいい、男らしいビオレンタンゴを最後にお贈りしたいと思います。

7曲目は「 ビオレンタンゴ 」です。
最初から最後まで激しいのではなく、中盤のヴァイオリンの部分はどっぷりロマンチックだよー。
こういうハードボイルド風の聴き応えの有る曲はトリオ・リベルタに凄く合っているよね。

演奏が終わり、石田様は弓を譜面台に乗せて、石田様、中岡さん、松原さんの3人揃って
お辞儀をして退場して行きました。
時刻は20:27。
直ぐに3人は再登場します。
石田様が調弦します。

アンコール1曲目は「 首の差で 」。
石田様はニヤニヤ笑いを浮かべながらの演奏です。 ん? 何がおかしいのでしょうか?
演奏が終わると石田様は松原さんに向かってお辞儀をしました。
松原さんは右手で、「 正面にどうぞ 」と言う仕草を見せます。
こういう切り替えしが、自然に出来るから、笑えます。
3人は退場。

またまた3人が登場して、アンコール2曲目は
シークレット・ガーデンの「 ヒム・トゥ・ホープ 」です。
石田様は左手で指揮をする様に丸く手を動かし、指を回咥えます。
松原さんのソプラノ・サックスが、しっとり、じっくりスローテンポで聞かせてくれます。
夢の中で夢を見ているような、美しさに酔いしれ、ハッと気がつくと、
3人はまた退場して行く所でした。

しばらく、夢の余韻に浸っていると、松原さんが姿を現し、中岡さんが姿を現し、
そして石田様も登場しました。
石田様は、ヴァイオリンをポロン、ポロンと鳴らしながら歩いて来ました。

アンコール3曲目は、「 リベルタンゴ 」です。
石田様はヴァイオリンの糸巻きをグルリと2回転。
石田様は右足を床置きのスピーカーの上に乗せ、後ろにそっくり返って、ギコギコと音を鳴らします。
リベルタンゴはもうトリオ・リベルタのレパートリーの白眉ですからね。
もう彼らの「 リベルタンゴ 」には言葉は要らないでしょう。

石田様は弾き終わった後、片足ケンケンで1周半も回ってしまいました。
3人退場。
これでアンコールは全て終了なのか、まだ大サービスしてくれちゃうのか、やきもきする一瞬です。

まだ有りますよ。 アンコール4曲目!
「 ピンクパンサーのテーマ 」です。
最初、中岡さんだけ登場してピアノを弾き始めました。
石田様は厨房で何やら飲んでいます。 オープンキッチンだから石田様の姿は丸見えです。
何を飲んでいるのかは分かりませんでしたが、ガブ飲みしています。

中岡さんが何度も同じフレーズをピアノでリピートしています。
客席は厨房の石田様が気になって仕方が無く、皆が厨房の方に顔を捻じ向けています。
そんな所に松原さんがステージに現れ、テナーサックスを吹き始めました。
おお! さっきよりサックスの音が生きているじゃありませんか!!
松原さんとサックスが一体化しちゃっているみたいです。
もうサックスを吹いていない松原さんは考えられないって感じです。

やっとこさ、石田様がステージに登場です。
石田様は左手の親指と人差し指で首をちょっとつまみました。
石田様はフレーズを弾き終わると、松原さんに近付きます。
松原さんは、石田様の譜面台を指で指し、如何にも「 戻れ 」と言っている様なジェスチャーを見せます。
石田様は、「 あー。」 と言う感じで自分のポジションに戻り、弾き始めました。
演奏が終わると石田様は、またケンケン。
石田様は左手の親指の先を、ちょっと気にする素振りを見せました。
( 石田~リン、どうしたの? 痛くしちゃったの? フーフーして治してあげようか? )
石田様は気だるそうに右手を頭上に上げて退場。
時刻は20:48。

長丁場のライブ、お疲れ様でした!! 今日もとっても楽しい夢を見られました!!

***** 「 4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・後半 」 ・ 完 *****




  


Posted by ニヘドン at 00:34Comments(0)コンサート