2008年04月21日
4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・前半
トリオ・リベルタ KAMOME LIVE
日時 : 2008年04月20日( 日 )
開場 17:00 開演 18:00
会場 : KAMOME live matters
出演 : トリオ・リベルタ
中岡 太志 ( なかおか ふとし ) / ピアノ
石田 泰尚 ( いしだ やすなお ) / ヴァイオリン
松原 孝政 ( まつばら たかまさ ) / サックス
演目 : リチャード・ロジャース / マイ・ファニー・バレンタイン
リチャード・ロジャース / マイ・フェィバレット・シングス
ガトー・ヴァルヴィエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
チック・コリア / スペイン
エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
レクオーナ / マラゲーニャ
休憩 30 分
アストル・ピアソラ / ブエノスアイレス午前0時
アストル・ピアソラ / タンゲディアⅢ
アストル・ピアソラ / タンゴ・アッパショナンド
Ⅰ. プロローグ
Ⅱ. 3人のためのミロンガ
Ⅲ. ストリート・タンゴ
Ⅳ. ミロンガ・ピカレスク
アストル・ピアソラ / 悪魔のロマンス
アストル・ピアソラ / 鮫
アストル・ピアソラ / ヴィオレンタンゴ
アンコール : ガルデル / 首の差で
ラルフ・ラブランド / ヒム・トゥ・ホープ
アストル・ピアソラ / リベルタンゴ
ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
******************************************
この日の二へドンの整理番号は「 9 」番でした。
17:00に開場。
開演は18:00の予定でしたが、18:15に客席の電気が消灯されました。
松原さんが、白いブラウス姿で登場。
石田様は袖の部分に切り込みが3か所位入った白いブラウスです。
うう~。 悩殺!! 石田様の素肌がチラ見出来ちゃうなんて~。
ふにゃふにゃ~ん。
中岡さんは、黒い植物柄プリントの長袖のブラウス。
( ふっふ。 二へドンは中岡さんの服のセンスが大好きだわ。)
1曲目は Richard Rodgers / My Funny Valentine
( リチャード・ロジャーズ作曲 / マイ・ファニー・バレンタイン )
ピアノのイントロの間、石田様頭を項垂れてヴァイオリンと弓を右手に下げ持ち
身動ぎもしない。
この日の二へドンの席は2列目。
トリオ・リベルタのメンバー3人の演奏風景が全部見えて美味しい席です
石田様は、目茶、上機嫌です。
石田様の機嫌の良い様子を見られるのは、ファンとしては幸福の極み。
石田様のポジション移動をする時の指の仕草がエロいってば!!
恐らく、石田様の機嫌と、演奏のエロっぽさって、正比例してると思いませんか?
機嫌の良い石田様&エロ~い石田様。
1曲目から、もう二へドンの胸は高鳴りっぱなし!!
演奏後、松原さんが口の端で、ニヤリと笑いました。
ん? 何か有った?
まさか、二へドンの胸の高鳴りが聞こえちゃったかしら?
え? それはお腹が鳴ったん? ぶんぶん。ちゃうちゃう。
2曲目はRichard Rodgers / My Favorite Things
( リチャード・ロジャース作曲 / マイ・フェイバレット・シングス )
石田様が出すヴァイオリンの高音の所で、ズギュ~ン!!
ああ、胸を撃ち抜かれてしまった・・・・。
もう、高鳴ったり、撃ち抜かれたり、二へドン、いや会場の女子は全員、
胸が大忙しだわよ。
松原さんが又、演奏後笑っているの。 何???
中岡さんがマイクを持ちます。
「 まだ外が明るいって言うか、日が長くなって来ましたね。
トリオ・リベルタ4月のライブの巻き。
先ず最初に演奏したのが、リチャード・ロジャースの2曲でした。
殆ど知っているでしょうが、メンバー紹介です。
サクソフォンの松原孝政( まつばら たかまさ )!
ヴァイオリンの石田泰尚( いしだ やすなお )!」
石田様ったら、右手を上げて最近お気に入りの「 俺様ポーズ 」で
客席からの拍手に応えます。
中岡「 ピアノの中岡太志( なかおか ふとし )です。
様々な曲を午前中・・・じゃないか。( 笑 )
まだ明るいですけど、演奏して行きたいと思います。
次の曲は『 ラスト・タンゴ・イン・パリ 』なんですけど、
誰か、映画を観た方います?
あ? 誰も、この官能の映画を観た事が無い?
イタリアで4日で上映禁止になった映画です。
ちょっと空虚な物語なんですけどね。
アルゼンチンで生まれたタンゴが使われた曲で
最初にサックスが非常にエロい音を出すんです。
作曲者のバルビエリはサックス奏者で、彼の演奏は
『 泣きのサックス 』 と言われました。」
( 補足 : ガトー・バルビエリは、アルゼンチン生まれのサックス奏者。)
中岡「 松原のテナー・サックスが、そう言った所を演奏してくれる訳です。」
松原「 凄いプレッシャー掛かるんですけど。」
松原さんは、そう言いつつも、手にはテナー・サックスを持ち、準備万端!?
中岡「 まあいいから、行きましょう!」
3曲目 ガトー・バルビエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
うっひょう~。
サックスもいいけど、石田様のヴァイオリンも、今日は更に甘いよ。
いつもは、あんなに透明な音を出す石田様のヴァイオリンが、今日少し潜もった
様な音です。
こればサックスと絡むと、凄くいい!!
かと思うとE線上のクリアな音が流れて来るんてす。
淑女と悪女が同居している様なミステリアスな女性を思わせる、ゾクゾク物の演
奏です。
演奏が終わり、石田様がヴァイオリンを肩から下ろしました。
えっ!? 石田様の胸元が赤い!!
いやーん。ニヘドンは顔を手で覆い隠そうとして、指の隙間から石田様の胸元を
ガン見です!
石田様ったら、胸元が赤くなる程、お酒を飲んでしまったのね。
ニヘドンは石田様の演奏で酩酊状態なんですけど。
中岡 「 なかなかアンニュイな雰囲気が籠もっている曲ですが、
それを自分達流にアレンジして、エロさの中に包まれた感じを昇華させ
て行きたいなと思います。」
中岡 「 次の曲はチック・コリアの『 スペイン 』です。
ラテンジャズの名曲として有名な曲です。
冒頭にアランフェス協奏曲のメロディーも出て来るので、お聞き下さい。」
4曲目 チック・コリア / スペイン
ピアノがイントロを奏でます。
松原さんはソプラノサックスで名曲に挑みます。
松原さんが軽快かつシャープなメロディーを奏でて行きます。
注目は石田様のヴァイオリンです。
今日は夜のムード満点の大人仕様の演奏になっています。
TPO に応じて音色を使い分ける彼等に脱帽です。
彼等も、その日の客席の雰囲気を敏感に感じ取って、演奏に反映させたりするの
でしょうね。
松原さんのサックスが、昨日よりキレが有って、ヴァイオリンがそれに呼応して、
昨日より迫力満点です。
もう完璧に自分達の曲にしてしまっているので、彼等に余分なパフォーマンスは
必要有りません。
演奏が終わると、石田様が松原さんの直ぐ近くに立ち、松原さんに向かって
お辞儀をして、客席の笑いを取ります。
松原さんは、黙ってニヤニヤしています。
中岡 「 演奏していても、お客さんがノリノリで熱くなって来るんです。
皆さんの熱くなった心を冷まして行きたいと思います。」
ここで中岡さんは、松原さんに話を振ります。
中岡「 ソプラノ・サックスで演るって難しいのかな?」
松原「 ソプラノ・サックスですか?」
中岡「 ソプラノ・サックスでオーボエの曲をよく演りますね。
そういう思いで演りますか?」
松原「 多分モリコーネの思い?」
中岡「 爽やかなイメージだよね?」
松原「 ああ、そうですね。」
中岡「 モリコーネの『 ガブリエルのオーボエ 』をお聴き下さい。」
5曲目 エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
中岡さんと松原さんのデュオは、美しい~!!
惚れ惚れしてしまいました。
演奏が終わると石田様の登場です。
中岡「 次の曲はモリコーネの『 ラ・カリファ 』です。
マニアックな話をしますと、この曲は1985年に
『 ルーブル美術館 』と言う番組でサラ・ブライトマンと言う
ソプラノ系の歌手が歌った非常に短いフレーズが大人気になって
よく知られる様になった曲です。」
6曲目 エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
ソプラノ・サックスが入る時、石田様が左手を「 どうぞ!」と言う感じに
松原さんの方に向けました。
ヴァイオリンのパートが始まり、松原さんが一休みになると、
松原さんはハンカチで目の周囲を拭い始めました。
( 演奏者の皆様、お疲れ様でございます。)
石田様は親指を指板に掛けたまま、他の4本の指を、ぐるりと回転させました。
おお! 新技だ!!
中岡「 モリコーネの曲を昨年から演奏し始めて、モリコーネの曲を色々
聴いたんですが、いい曲がいっぱい有って、また皆さんに
お聞かせ出来ると思います。 楽しみにしていて下さい。」
松原さんが1人で退場します。
中岡「 次の曲はヘンリー・マンシー二の『 ひまわり 』です。
ヘンリー・マンシー二は映画音楽を作る巨匠と言われ、
1970年の映画『 ひまわり 』では、男女の別れが描かれました。
ひまわりが画面溢れんばかりに映るのが印象的でした。
ちょっと僕より年配の方は知ってるかな?
今日のお客さんは若いので、この映画見た事無いと思いますが、
見て下さい。
涙をそそる名曲です。」
7曲目 ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
中岡さんと石田様のデュオ演奏が始まりました。
石田様のヴァイオリンの音は、しっとり、どこまでも、しっとり。 湿度200%!!
涙で潤んだ二へドンの瞳には、石田様が、この映画の主役のソフィア・ローレンに
見えて来ましたよー。
演奏が終わり、石田様は退場。
中岡「 この曲を聴いて、映画を見たくなったと思うんですが、
ソフィア・ローレンが目茶目茶美人で、映画に一役買ってるなと思うんですが、
みなさんも見て下さい。」
兎に角、中岡さんが大絶賛する映画「 ひまわり 」なのでした。
中岡 「 次の曲はヘンリー・マンシーニの『 ピンクパンサーのテーマ 』です。
途中でガラリとヘンリー・マンシーニの曲では無いんですが、
変わりますので、その辺もお楽しみ下さい。」
8曲目 ヘンリー・マンシー二 / ピンクパンサーのテーマ
~ スティング / ロクサーヌのタンゴ
最初、ピアノの中岡さんとテナーサックスの松原さんの二人だけでの演奏です。
途中で石田様が登場します。
中岡さんが「 途中でガラリと変わります。」と言ったのは、
映画『 ムーランルージュ 』の曲の事でした。
石田様のヴァイオリンが、同じフレーズを連続で弾く所で、ニヘドンは頭クラクラ。
魂を持って行かれてしまいました。
演奏の最後で、石田様は右手を上げて、宙に弧を描く様に、ゆっくり動かしました。
はあ―。それは、客席の乙女達がため息を吐き出す合図にもなるのです。
中岡 「 この曲は映画『 ムーランルージュ 』で使われた
『 ロクサーヌのタンゴ 』でしたが、
ポリス( スティングがボーカルを務めている。)がデビューした
時の『 ロクサーヌ 』が下地になっています。
『 ロクサーヌのタンゴ 』 はフィギュアスケートで使われて有名に
なりました。」
中岡 「 次の曲はスペインのレクオーナ作曲の『 マラゲーニャ 』です。
マラガと云う土地から発祥した民族音楽です。」
9曲目 レクオーナ / マラゲーニャ
松原さんがソプラノ・サックスの音出しをします。
石田様はヴァイオリンを肩の上で左右に動かして派手なアクションで演奏します。
中岡さんは途中でカスタネットも叩いたりして、
トリオ・リベルタは聴衆を楽しませる為なら、努力を惜しみません。
たった3人で、これだけ完成された音作りが出来るって有り得ません、普通!!
たった3人の演奏力で、スペインの風景が横浜のKAMOMEに広がりました。
ピアノ・ソロの間、石田様は右手を腰に当て、ヴァイオリンと弓を一緒に左手で持ち、
目を瞑って下を向いています。
熱い演奏が終わり、これで第1部の終了です。
先ず最初に石田様が退場しました。
そして、松原さん、中岡さんと退場です。
時刻は19:10。 おお、もう1時間近くも経っていたのですね!
第2部は、別の記事にまとめます。
おまけに、スティングが歌う「 ロクサーヌ 」のYouTube 動画を貼り付けて
おきます。 「 ロクサーヌのタンゴ 」の下地になったとは言え、
石田様がヴァイオリンで演奏するのとは、100%違う曲です。( 笑 )
***** 「 4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・前半 」 ・ 完 *****
日時 : 2008年04月20日( 日 )
開場 17:00 開演 18:00
会場 : KAMOME live matters
出演 : トリオ・リベルタ
中岡 太志 ( なかおか ふとし ) / ピアノ
石田 泰尚 ( いしだ やすなお ) / ヴァイオリン
松原 孝政 ( まつばら たかまさ ) / サックス
演目 : リチャード・ロジャース / マイ・ファニー・バレンタイン
リチャード・ロジャース / マイ・フェィバレット・シングス
ガトー・ヴァルヴィエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
チック・コリア / スペイン
エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
レクオーナ / マラゲーニャ
休憩 30 分
アストル・ピアソラ / ブエノスアイレス午前0時
アストル・ピアソラ / タンゲディアⅢ
アストル・ピアソラ / タンゴ・アッパショナンド
Ⅰ. プロローグ
Ⅱ. 3人のためのミロンガ
Ⅲ. ストリート・タンゴ
Ⅳ. ミロンガ・ピカレスク
アストル・ピアソラ / 悪魔のロマンス
アストル・ピアソラ / 鮫
アストル・ピアソラ / ヴィオレンタンゴ
アンコール : ガルデル / 首の差で
ラルフ・ラブランド / ヒム・トゥ・ホープ
アストル・ピアソラ / リベルタンゴ
ヘンリー・マンシー二 / ピンク・パンサーのテーマ ~ ロクサーヌのタンゴ
******************************************
この日の二へドンの整理番号は「 9 」番でした。
17:00に開場。
開演は18:00の予定でしたが、18:15に客席の電気が消灯されました。
松原さんが、白いブラウス姿で登場。
石田様は袖の部分に切り込みが3か所位入った白いブラウスです。
うう~。 悩殺!! 石田様の素肌がチラ見出来ちゃうなんて~。
ふにゃふにゃ~ん。
中岡さんは、黒い植物柄プリントの長袖のブラウス。
( ふっふ。 二へドンは中岡さんの服のセンスが大好きだわ。)
1曲目は Richard Rodgers / My Funny Valentine
( リチャード・ロジャーズ作曲 / マイ・ファニー・バレンタイン )
ピアノのイントロの間、石田様頭を項垂れてヴァイオリンと弓を右手に下げ持ち
身動ぎもしない。
この日の二へドンの席は2列目。
トリオ・リベルタのメンバー3人の演奏風景が全部見えて美味しい席です

石田様は、目茶、上機嫌です。
石田様の機嫌の良い様子を見られるのは、ファンとしては幸福の極み。
石田様のポジション移動をする時の指の仕草がエロいってば!!
恐らく、石田様の機嫌と、演奏のエロっぽさって、正比例してると思いませんか?
機嫌の良い石田様&エロ~い石田様。
1曲目から、もう二へドンの胸は高鳴りっぱなし!!
演奏後、松原さんが口の端で、ニヤリと笑いました。
ん? 何か有った?
まさか、二へドンの胸の高鳴りが聞こえちゃったかしら?
え? それはお腹が鳴ったん? ぶんぶん。ちゃうちゃう。
2曲目はRichard Rodgers / My Favorite Things
( リチャード・ロジャース作曲 / マイ・フェイバレット・シングス )
石田様が出すヴァイオリンの高音の所で、ズギュ~ン!!
ああ、胸を撃ち抜かれてしまった・・・・。
もう、高鳴ったり、撃ち抜かれたり、二へドン、いや会場の女子は全員、
胸が大忙しだわよ。
松原さんが又、演奏後笑っているの。 何???
中岡さんがマイクを持ちます。
「 まだ外が明るいって言うか、日が長くなって来ましたね。
トリオ・リベルタ4月のライブの巻き。
先ず最初に演奏したのが、リチャード・ロジャースの2曲でした。
殆ど知っているでしょうが、メンバー紹介です。
サクソフォンの松原孝政( まつばら たかまさ )!
ヴァイオリンの石田泰尚( いしだ やすなお )!」
石田様ったら、右手を上げて最近お気に入りの「 俺様ポーズ 」で
客席からの拍手に応えます。
中岡「 ピアノの中岡太志( なかおか ふとし )です。
様々な曲を午前中・・・じゃないか。( 笑 )
まだ明るいですけど、演奏して行きたいと思います。
次の曲は『 ラスト・タンゴ・イン・パリ 』なんですけど、
誰か、映画を観た方います?
あ? 誰も、この官能の映画を観た事が無い?
イタリアで4日で上映禁止になった映画です。
ちょっと空虚な物語なんですけどね。
アルゼンチンで生まれたタンゴが使われた曲で
最初にサックスが非常にエロい音を出すんです。
作曲者のバルビエリはサックス奏者で、彼の演奏は
『 泣きのサックス 』 と言われました。」
( 補足 : ガトー・バルビエリは、アルゼンチン生まれのサックス奏者。)
中岡「 松原のテナー・サックスが、そう言った所を演奏してくれる訳です。」
松原「 凄いプレッシャー掛かるんですけど。」
松原さんは、そう言いつつも、手にはテナー・サックスを持ち、準備万端!?
中岡「 まあいいから、行きましょう!」
3曲目 ガトー・バルビエリ / ラスト・タンゴ・イン・パリ
うっひょう~。
サックスもいいけど、石田様のヴァイオリンも、今日は更に甘いよ。
いつもは、あんなに透明な音を出す石田様のヴァイオリンが、今日少し潜もった
様な音です。
こればサックスと絡むと、凄くいい!!
かと思うとE線上のクリアな音が流れて来るんてす。
淑女と悪女が同居している様なミステリアスな女性を思わせる、ゾクゾク物の演
奏です。
演奏が終わり、石田様がヴァイオリンを肩から下ろしました。
えっ!? 石田様の胸元が赤い!!
いやーん。ニヘドンは顔を手で覆い隠そうとして、指の隙間から石田様の胸元を
ガン見です!
石田様ったら、胸元が赤くなる程、お酒を飲んでしまったのね。
ニヘドンは石田様の演奏で酩酊状態なんですけど。
中岡 「 なかなかアンニュイな雰囲気が籠もっている曲ですが、
それを自分達流にアレンジして、エロさの中に包まれた感じを昇華させ
て行きたいなと思います。」
中岡 「 次の曲はチック・コリアの『 スペイン 』です。
ラテンジャズの名曲として有名な曲です。
冒頭にアランフェス協奏曲のメロディーも出て来るので、お聞き下さい。」
4曲目 チック・コリア / スペイン
ピアノがイントロを奏でます。
松原さんはソプラノサックスで名曲に挑みます。
松原さんが軽快かつシャープなメロディーを奏でて行きます。
注目は石田様のヴァイオリンです。
今日は夜のムード満点の大人仕様の演奏になっています。
TPO に応じて音色を使い分ける彼等に脱帽です。
彼等も、その日の客席の雰囲気を敏感に感じ取って、演奏に反映させたりするの
でしょうね。
松原さんのサックスが、昨日よりキレが有って、ヴァイオリンがそれに呼応して、
昨日より迫力満点です。
もう完璧に自分達の曲にしてしまっているので、彼等に余分なパフォーマンスは
必要有りません。
演奏が終わると、石田様が松原さんの直ぐ近くに立ち、松原さんに向かって
お辞儀をして、客席の笑いを取ります。
松原さんは、黙ってニヤニヤしています。
中岡 「 演奏していても、お客さんがノリノリで熱くなって来るんです。
皆さんの熱くなった心を冷まして行きたいと思います。」
ここで中岡さんは、松原さんに話を振ります。
中岡「 ソプラノ・サックスで演るって難しいのかな?」
松原「 ソプラノ・サックスですか?」
中岡「 ソプラノ・サックスでオーボエの曲をよく演りますね。
そういう思いで演りますか?」
松原「 多分モリコーネの思い?」
中岡「 爽やかなイメージだよね?」
松原「 ああ、そうですね。」
中岡「 モリコーネの『 ガブリエルのオーボエ 』をお聴き下さい。」
5曲目 エンニオ・モリコーネ / ガブリエルのオーボエ
中岡さんと松原さんのデュオは、美しい~!!
惚れ惚れしてしまいました。
演奏が終わると石田様の登場です。
中岡「 次の曲はモリコーネの『 ラ・カリファ 』です。
マニアックな話をしますと、この曲は1985年に
『 ルーブル美術館 』と言う番組でサラ・ブライトマンと言う
ソプラノ系の歌手が歌った非常に短いフレーズが大人気になって
よく知られる様になった曲です。」
6曲目 エンニオ・モリコーネ / ラ・カリファ
ソプラノ・サックスが入る時、石田様が左手を「 どうぞ!」と言う感じに
松原さんの方に向けました。
ヴァイオリンのパートが始まり、松原さんが一休みになると、
松原さんはハンカチで目の周囲を拭い始めました。
( 演奏者の皆様、お疲れ様でございます。)
石田様は親指を指板に掛けたまま、他の4本の指を、ぐるりと回転させました。
おお! 新技だ!!
中岡「 モリコーネの曲を昨年から演奏し始めて、モリコーネの曲を色々
聴いたんですが、いい曲がいっぱい有って、また皆さんに
お聞かせ出来ると思います。 楽しみにしていて下さい。」
松原さんが1人で退場します。
中岡「 次の曲はヘンリー・マンシー二の『 ひまわり 』です。
ヘンリー・マンシー二は映画音楽を作る巨匠と言われ、
1970年の映画『 ひまわり 』では、男女の別れが描かれました。
ひまわりが画面溢れんばかりに映るのが印象的でした。
ちょっと僕より年配の方は知ってるかな?
今日のお客さんは若いので、この映画見た事無いと思いますが、
見て下さい。
涙をそそる名曲です。」
7曲目 ヘンリー・マンシー二 / ひまわり
中岡さんと石田様のデュオ演奏が始まりました。
石田様のヴァイオリンの音は、しっとり、どこまでも、しっとり。 湿度200%!!
涙で潤んだ二へドンの瞳には、石田様が、この映画の主役のソフィア・ローレンに
見えて来ましたよー。
演奏が終わり、石田様は退場。
中岡「 この曲を聴いて、映画を見たくなったと思うんですが、
ソフィア・ローレンが目茶目茶美人で、映画に一役買ってるなと思うんですが、
みなさんも見て下さい。」
兎に角、中岡さんが大絶賛する映画「 ひまわり 」なのでした。
中岡 「 次の曲はヘンリー・マンシーニの『 ピンクパンサーのテーマ 』です。
途中でガラリとヘンリー・マンシーニの曲では無いんですが、
変わりますので、その辺もお楽しみ下さい。」
8曲目 ヘンリー・マンシー二 / ピンクパンサーのテーマ
~ スティング / ロクサーヌのタンゴ
最初、ピアノの中岡さんとテナーサックスの松原さんの二人だけでの演奏です。
途中で石田様が登場します。
中岡さんが「 途中でガラリと変わります。」と言ったのは、
映画『 ムーランルージュ 』の曲の事でした。
石田様のヴァイオリンが、同じフレーズを連続で弾く所で、ニヘドンは頭クラクラ。
魂を持って行かれてしまいました。
演奏の最後で、石田様は右手を上げて、宙に弧を描く様に、ゆっくり動かしました。
はあ―。それは、客席の乙女達がため息を吐き出す合図にもなるのです。
中岡 「 この曲は映画『 ムーランルージュ 』で使われた
『 ロクサーヌのタンゴ 』でしたが、
ポリス( スティングがボーカルを務めている。)がデビューした
時の『 ロクサーヌ 』が下地になっています。
『 ロクサーヌのタンゴ 』 はフィギュアスケートで使われて有名に
なりました。」
中岡 「 次の曲はスペインのレクオーナ作曲の『 マラゲーニャ 』です。
マラガと云う土地から発祥した民族音楽です。」
9曲目 レクオーナ / マラゲーニャ
松原さんがソプラノ・サックスの音出しをします。
石田様はヴァイオリンを肩の上で左右に動かして派手なアクションで演奏します。
中岡さんは途中でカスタネットも叩いたりして、
トリオ・リベルタは聴衆を楽しませる為なら、努力を惜しみません。
たった3人で、これだけ完成された音作りが出来るって有り得ません、普通!!
たった3人の演奏力で、スペインの風景が横浜のKAMOMEに広がりました。
ピアノ・ソロの間、石田様は右手を腰に当て、ヴァイオリンと弓を一緒に左手で持ち、
目を瞑って下を向いています。
熱い演奏が終わり、これで第1部の終了です。
先ず最初に石田様が退場しました。
そして、松原さん、中岡さんと退場です。
時刻は19:10。 おお、もう1時間近くも経っていたのですね!
第2部は、別の記事にまとめます。
おまけに、スティングが歌う「 ロクサーヌ 」のYouTube 動画を貼り付けて
おきます。 「 ロクサーヌのタンゴ 」の下地になったとは言え、
石田様がヴァイオリンで演奏するのとは、100%違う曲です。( 笑 )
***** 「 4月20日 トリオ・リベルタ KAMOME LIVE ・前半 」 ・ 完 *****
横浜バッカスブラスオーケストラ! #25定期演奏会
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
はじめてのクラシック 2011年 東京公演
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団@杉田劇場
はじめてのクラシック 2011年 東京公演
第7回 イマジン七夕コンサート 2011
第272回 神奈川フィル定期演奏会
第7回 大阪国際室内楽フェスタ 予選第1日目
Posted by ニヘドン at 00:09│Comments(2)
│コンサート
この記事へのコメント
めちゃめちゃステキでした(*´∀`*)ホケェ
なんか久しぶりのkamomeだったから、すごく興奮したー!
いつもイイけど、今回も良かった!
なんか石田サマもすごくノリノリしてたように☆
ピースはアレだけどw
でも今回は松原サマをガン見しちゃいました!かっちょよかったー☆
なんか久しぶりのkamomeだったから、すごく興奮したー!
いつもイイけど、今回も良かった!
なんか石田サマもすごくノリノリしてたように☆
ピースはアレだけどw
でも今回は松原サマをガン見しちゃいました!かっちょよかったー☆
Posted by 悶ペ。 at 2008年04月26日 22:30
> 悶ぺ。ちゃん。
気の多い悶ぺ。ちゃん。
貴女はこれで、りべるたの3人を余す所無く
ガン見できましたね。
良かったのか? 悪かったのか? 楽しかったんだよね。
うんうん。
気の多い悶ぺ。ちゃん。
貴女はこれで、りべるたの3人を余す所無く
ガン見できましたね。
良かったのか? 悪かったのか? 楽しかったんだよね。
うんうん。
Posted by ニヘドン
at 2008年04月26日 23:47

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