2011年06月04日
「 岳 」

「 感動巨編 」と自分で言ってしまっている作品には顔を背けます。
滅多に映画館に行かない映画偏差値の低い人なら、いざ知らず、ニヘドンは「 いい作品 」を見分ける力が有ると自負していますから。
感動するか、しないかは、自分の心が、ちゃんと感知するから。
ニヘドンは売られた喧嘩は買う主義だけれども、
売られた感動は絶対に買いたくないな。
特に日本の映画の( 自称 )感動巨編は、大抵「 臭い 」「 ダサい 」「 やらせっぽい 」。
「 岳 」も、嫌な雰囲気が漂っていませんか?
ポスターとかさ。
小栗旬が「 明るく爽やかに、青春してま〜す! 良い子のみんな、感動してね〜!」と言っているようで……。
でも、見ました。
何故?
MOVIL のレディース・デーに、映画館に行ったら、他の作品は全部見ちゃってたの!
★ GANTZ - PERFECT ANSWER
★ パイレーツ・オブ・カリビアン 〜 生命の泉
★ 八日目の蝉
★ ブラック・スワンまだ見ていないのは「 岳 」だけだったのね。
ニヘドンは悩みました。
が、やはり気に入らない映画も見てこそ、映画と言う一括りについて語る資格が出来るのでは?
で、1,000円払うのは勿体無いかなあ?
でも昨年からちゃんとバイトしてるし…。
被爆して、いつ死ぬとも限らない身だから、悔いの残らない様に上映されている映画は全部見ておこう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
で、見ました。
驚くなかれ、これが良かったんですよ。
視点がブレてない、なかなか良質の映画だったんですよ。
ビックリしました。
そうか。最近の日本映画は、本当にレベルが高くなりましたね。
最初、予告編を見た時に、小栗旬が「 クイズ。山に捨てちゃ、いけない物は? 」と、おつむ空っぽみたいに聞こえる喋り方をしていました。
これがニヘドンの癇に触わっていたのですが、本編での小栗旬は、なかなか好演していました。
山の映像は見事です。
Posted by ニヘドン at
16:35
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